JPH0624152U - 収納庫固定構造 - Google Patents

収納庫固定構造

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JPH0624152U
JPH0624152U JP7197292U JP7197292U JPH0624152U JP H0624152 U JPH0624152 U JP H0624152U JP 7197292 U JP7197292 U JP 7197292U JP 7197292 U JP7197292 U JP 7197292U JP H0624152 U JPH0624152 U JP H0624152U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平合わせが簡単であること、収納庫を
交換したり、他の場所に移したりすることができるこ
と、収納庫をコンクリート等の基礎部に強固に固定す
ることができること、工場で製造した収納庫でも現場
の基礎部に確実に設置することができること、種々の
サイズの収納庫を設置することができること、収納庫
が腐食しにくいこと、という条件を全て満たす収納庫固
定構造を提供することを目的としている。 【構成】 ガスボンベ等の収納庫Hをコンクリート等の
基礎部Bに固定する収納庫固定構造であって、前記収納
庫Hを構成する各支柱H1の下端部をそれぞれ保持する
基礎保持体1を備えてなり、前記各基礎保持体1は、前
記各支柱H1の下端部に着脱自在に嵌合する嵌合部材2
を有するとともに、この嵌合部材2を前記基礎部Bから
所定の高さに保持するベース部材3を有しており、前記
ベース部材3は、複数のホールインアンカー4によって
前記基礎部Bに固定されるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ガスボンベ等の収納庫をコンクリート等の基礎部に固定するため の収納庫固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
LPガス等のガスボンベの収納庫の固定構造としては、下記に示すような条件 を有するものであることが好ましい。
【0003】 すなわち、 水平合わせが簡単であること。
【0004】 収納庫を交換したり、他の場所に移したりすることができること。
【0005】 収納庫をコンクリート等の基礎部に強固に固定することができること。
【0006】 工場で製造した収納庫でも現場の基礎部に確実に設置することができること。 種々のサイズの収納庫を設置することができること。
【0007】 収納庫が腐食しにくいこと。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の収納庫固定構造においては、上記〜の条件を全て満たす ものがなく、これらの条件を満たす技術の開発が望まれていた。
【0009】 この考案は上述した〜の条件を全て満たす収納庫固定構造を提供すること を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、ガスボンベ等の収納庫をコンクリー ト等の基礎部に固定する収納庫固定構造であって、前記収納庫を構成する各支柱 の下端部をそれぞれ保持する基礎保持体を備えてなり、前記各基礎保持体は、前 記各支柱の下端部に着脱自在に嵌合する嵌合部材を有するとともに、この嵌合部 材を前記基礎部から所定の高さに保持するベース部材を有しており、前記ベース 部材は、複数のホールインアンカーによって前記基礎部に固定されるようになっ ていることを特徴としている。
【0011】 また、この考案は、ガスボンベ等の収納庫をコンクリート等の基礎部に固定す る収納庫固定構造であって、前記収納庫を構成する各支柱の下端部をそれぞれ保 持する基礎保持体を備えてなり、前記各基礎保持体は、前記各支柱の下端プレー トを下方からネジ結合により保持するネジ棒を有するとともに、このネジ棒を前 記基礎部から所定の高さに保持するベース部材を有しており、前記ベース部材は 、複数のホールインアンカーによって前記基礎部に固定されるようになっている ことを特徴としている。
【0012】
【作用】
上記のように構成された収納庫固定構造においては、基礎部とベース部材と の間にスペーサを挿入することによって、収納庫の各支柱の水平方向の位置合わ せを簡単に行うことができる。また、嵌合部材から支柱を抜き取ることによっ て、収納庫を他のものに簡単に交換することができ、またホールインアンカーの ねじを緩めて収納庫を基礎保持体ごと基礎部から取り外すことによって、収納庫 を他の場所に容易に移すことができる。
【0013】 さらに、ベース部材を複数のホールインアンカーで基礎部に固定しているか ら、収納庫を基礎部に強固に固定することができる。さらにまた、各支柱の位 置に合わせて各基礎保持体を基礎部に固定することができるから、工場で製造し た収納庫でも現場の基礎部に確実に固定することができる。
【0014】 同様の理由により、種々のサイズの収納庫も現場合わせで確実に設置するこ とができる。また、支柱の太さの異なる収納庫に対しては、支柱の太さに合った 嵌合部材を有する基礎保持体を種々用意しておけばよい。さらに、嵌合部材が 基礎部に対して高い位置にあって、収納庫が基礎部から離れているから、収納庫 と基礎部との間に水が溜まることがなく、収納庫が腐食しにくくなる。
【0015】 また、各支柱の下端プレートを下方からネジ結合により保持するネジ棒を有す る収納庫固定構造においては、ネジ部材の回動角度を調整することによって、収 納庫の各支柱の水平方向の位置合わせを行うことができる。したがって、より簡 単に収納庫の水平出しを行うことができる。
【0016】
【実施例】
以下、この考案の第1実施例を図1〜図4を参照して説明する。
【0017】 図1において、1は収納庫Hを保持する基礎保持体であり、この基礎保持体1 は、嵌合部材2と、ベース部材3とを有するものである。収納庫Hは、四隅部に 支柱H1を有するものであり、これらの各支柱H1は、断面正方形状の角パイプ によって形成されている。各支柱H1は、その下端部が収納庫Hの下側に突き出 している。
【0018】 嵌合部材2は、図1及び図2に示すように、支柱H1の下端部内周面に嵌合す る角パイプによって形成されたものであり、その対向する壁面には、図2及び図 4に示すように、上部貫通孔2a、2a及び下部貫通孔2b、2bが形成されて いる。また、支柱H1にも、上部貫通孔2a、2a及び下部貫通孔2b、2bに 対応する位置に貫通孔(図示せず)が形成されている。
【0019】 そして、嵌合部材2の上部貫通孔2a、2aとこれらに対応する支柱H1の貫 通孔に上部ボルト(図示せず)を挿通してナット(図示せず)で固定するととも に、下部貫通孔2b、2bとこれらに対応する支柱H1の貫通孔に下部ボルト( 図示せず)を挿通してナット(図示せず)で固定することによって、嵌合部材2 を支柱H1に固定するようになっている。
【0020】 ベース部材3は、図2、図4及び図5に示すように、正方形状の鉄板の四隅部 をプレスで折り曲げて段部3aを形成し、各段部3aの先端側に脚部3bを形成 したものである。この脚部3bは、全面が基礎部Bに当接するようになっており 、その中心部には、後述するホールインアンカー4(図3参照)のねじ部4aが 挿通する貫通穴3cが形成されている。
【0021】 また、ベース部材3の中央部は、脚部3bより一段高く形成されており、その 中心部には十字状のスリット3dが形成されているとともに、このスリット3d を対角線とする断面正方形状の角筒部3eが形成されている。角筒部3eは、図 5の展開図に示すように、点線Aに沿って直角に折り曲げて形成したものである 。そして、基礎保持体1は、角筒部3eに嵌合部材2を嵌合し、角筒部3eの下 端部と、嵌合部材3の下端部とを溶接Wにより固定している。
【0022】 この溶接Wの下面は、脚部3bの底面より上方に位置しており、脚部3bを基 礎部bに当接させた状態において、基礎部Bと溶接Wの下面との間に隙間D(図 4参照)が生じるようになっている。また、この基礎保持体1は、全体が亜鉛鍍 金により防錆処理がなされているか、又はステンレス鋼により作られる。
【0023】 ホールインアンカー4は、図3に示すように、基礎部Bに開けた穴B1に打ち 込むこことによって、基礎部Bに確実に固定されるものであり、基礎部Bから突 出するねじ部4aをベース部材3の貫通孔3cに挿通してナット(図示せず)で 固定することにより、上記基礎保持体1を基礎部Bに固定するようになっている 。
【0024】 上記のように構成された収納庫固定構造においては、収納庫Hの各支柱H1に 嵌合部材2を嵌合して、基礎保持体1を基礎部B上に置き、基礎保持体1の位置 を決める。そして、ベース部材3の各貫通孔3cの基礎部B上の位置に印しをつ けてから、一旦、基礎保持体1及び収納庫Hを基礎部B上から取り除き、ベース 部材3の貫通孔3cの穴の位置に、ホールインアンカー4を固定するための穴B 1をドリルであける。
【0025】 そして、各穴B1にホールインアンカー4を打ち込んで固定し、各ホールイン アンカー4のねじ部4aにベース部材3の貫通孔3cを嵌める。ついで、各ベー ス部材3の上面同士を結ぶ直線が水平になるように、基礎部Bとベース部材3の 脚部3bとの間にスペーサ(図示せず)を入れて調整してから、各ホールインア ンカー4にナットを捩じ込む。この際、ナットを緩めに締めて置く。ついで、収 納庫Hをクレーン等で基礎部B上にもってきて、各支柱H1の下端部を各嵌合部 材2に嵌めながら、同収納庫Hを降ろす。
【0026】 そうすると、各支柱H1の下端部が嵌合部材2に嵌合し、同各支柱1の下端が 各ベース部材3の上面に当接した状態になる。そこで、各ホールインアンカー4 のねじ部4aに捩じ込んであったナットを締め付けて、基礎保持体1を基礎部B に完全に固定する。そしてさらに、上部貫通孔2a、2a及び下部貫通孔2b、 2bの部分に、上部ボルト及び下部ボルトを差し込んでナットで固定し、収納庫 Hの各支柱H1を各基礎保持体1に連結する。
【0027】 また、収納庫Hのみを交換するには、上記上部及び下部のボルト、ナットを取 り外すことによって、収納庫Hのみを基礎保持体1から取り外す。また、収納庫 Hの設置場所を変える場合には、基礎保持体1及び収納庫Hを基礎部Bから取り 外して、他の基礎部B上に移動する。ただし、収納庫Hの設置は、上記のように して、基礎保持体1を基礎部Bに固定してから、この基礎保持体1に収納庫Hを 固定する。
【0028】 上記のように構成された収納庫固定構造によれば、ベース部材2の下にスペー サを挿入することによって、収納庫Hの水平出しを簡単に行うことができる。ま た、基礎保持体1から収納庫Hを取り外したり、基礎保持体1及び収納庫Hを基 礎部Bから取り外したりすることによって、収納庫Hを交換したり、他の場所に 移動したりすることが簡単にできる。
【0029】 さらに、各ベース部材2を複数(この実施例では4本)のホールインアンカー 4で基礎部Bに固定しているから、例えば従来、各支柱H1について一本のホー ルインアンカー4しか用いることができなかった場合に比べて、収納庫Hを基礎 部Bに強固に固定することができる。さらにまた、各支柱H1の位置に合わせて 各基礎保持体1を基礎部Bに固定することができるから、工場で製造した収納庫 Hでも現場の基礎部Bに確実に固定することができる。
【0030】 同様の理由により、種々のサイズの収納庫Hも現場合わせで確実に設置するこ とができる。また、支柱H1の太さが異なる場合には、支柱H1の太さに合った 嵌合部材2を有する基礎保持体1を各種用意しておけばよい。さらに、基礎保持 体1によって、収納庫Hが基礎部Bから離れているから、収納庫Hと基礎部Bと の間に水が溜まることがなく、収納庫Hを腐食しにくくすることができる。
【0031】 なお、上記実施例においては、各支柱H1及び嵌合部材2を断面正方形状の角 パイプで形成したものを示したが、他の断面形状のパイプで形成したものであっ てもよい。さらに、嵌合部材2は、各支柱H1の内側に嵌合するように構成した が、外側に嵌合するように構成してもよい。この場合、各支柱H1は木材などの むくの材料で形成することができる。
【0032】 また、嵌合部材3とベース部材3とは、嵌合部材2及び角筒部3eの下端部を 溶接することにより結合したが、ベース部材3の上面の部分で、嵌合部材2の外 周を一周するように溶接してもよいことはいうまでもない。さらに、ベース部材 3は正方形状に形成したが、他の多角形状に形成してもよい。例えば、三角形状 に形成して、各角部をホールインアンカー4で固定するようにしてもよく、また 長方形状に形成して、その両端部をホールインアンカー4で固定するようにして もよい。また、ホールインアンカー4の数も4つに限らず、上記のように3つで もまた2つでもよく、さらに5つ以上であってもよいことはいうまでもない。
【0033】 次に、この考案の第2実施例を図6及び図7を参照して説明する。ただし、図 1〜図5に示す第1実施例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、そ の説明を簡略化する。図6及び図7に示す収納庫固定構造が図1〜図5に示す収 納庫固定構造と異なる点は、嵌合部材2の代わりにネジ棒11を設けて、支柱H 1を上下方向に移動可能にしている点である。
【0034】 すなわち、図6に示すように、ベース部材3の中央部には、円形の孔(図示せ ず)があいていて、この裏側にネジ棒11が螺合するナット(図示せず)が溶接 により固定されている。ネジ棒11は、上記ナットに螺合されており、その下端 部がナットに溶接により固定されている。ただし、ネジ棒11及びナットの下端 位置は、ベース部材3の脚部3bの底面より上方に位置しており、ネジ棒11及 びナットに錆が生じるのを防止するようになっている。
【0035】 支柱H1は、断面正方形状の角パイプにより形成されたものであり、その下端 部には、一角を切り抜いて形成した開口部H1aが設けられているとともに、下 端面を塞ぐように、下端プレーH2が設けられている。この下端プレートH2は 、支柱H1に溶接により接合されており、支柱H1の軸心に対応する位置に貫通 孔(図示せず)が形成されている。そして、この貫通孔の下側には、固定ナット 12が溶接により固定されている。
【0036】 固定ナット12には、ネジ棒11が螺合するようになっており、ネジ棒11の 先端は支柱H1内に入るようになっている。支柱H1内のネジ棒11には、締付 ナット13が螺合している。また、開口部H1aは、図7に示すように、約60 度の回動角度KでスパナSを動かすことができるようになっている。このため、 締付ナット13を締付けたり、緩めたりすることが容易にできるようになってい る。
【0037】 上記のように構成された収納庫固定構造においては、第1実施例と同様の手順 で収納庫Hを基礎部B上に設置する。ただし、水平出しに当たっては、スペーサ を用いずに、ネジ棒11をベース部材3とともに回転することによって行う。す なわち、ネジ棒11を固定ナット12に螺合した状態で、収納庫Hを持ち上げ、 水平位置を調整すべきベース部材3を回して、下端プレートH1の下面からベー ス部材3の脚部3bの底面までの長さを調整する。
【0038】 したがって、上記のように構成された収納庫固定構造によれば、スペーサを用 いる場合に比べて、収納庫Hの水平出を簡単に行うことができる。しかも、締付 ナット13を締付けることによって、支柱H1と基礎保持体1とを、簡単かつ確 実に連結することができる。さらに、下端プレートH2の上側に開口部H1aが 形成されているから、支柱H1内に伝わってきた雨水等が下端プレートH2上に 溜まることがなく、錆を防止する上で効果がある。そして、締付ナット13が開 口部H1aから見えるので、ナットの締付け作業等を容易に行うことができ、作 業性の向上を図ることができる。
【0039】 なお、上記実施例においては、支柱H1を角パイプで形成したが、板状部材を 角パイプ状に折り曲げて形成してもよい。この場合、板状部材の縁によって開口 部を形成するようにすることが好ましい。また、固定ナット12を下端プレート H2に固定したが、この固定ナット12は、下端プレートH2に固定しなくても よいことはいうまでもない。この場合、固定ナット12と締付ナット13で下端 プレートH2を挟み付けることによって、支柱H1に基礎保持体1を確実に固定 することができる。そして、固定ナット12を回動することによって、収納庫H を上下に移動することができるから、水平出しのときに、収納庫Hをクレーン等 で持ち上げる必要がない。したがって、水平出しを簡単に行うことができる。
【0040】
【考案の効果】 この考案によれば、基礎部とベース部材との間にスペーサを挿入することに よって、収納庫の各支柱の水平方向の位置合わせを簡単に行うことができる。ま た、嵌合部材から支柱を抜き取ることによって、収納庫を他のものに簡単に交 換することができ、またホールインアンカーのねじを緩めて収納庫を基礎保持体 とともに基礎部から取り外すことによって、収納庫を他の場所に容易に移すこと ができる。
【0041】 さらに、ベース部材を複数のホールインアンカーで基礎部に固定しているか ら、収納庫を基礎部に強固に固定することができる。さらにまた、各支柱の位 置に合わせて各基礎保持体を基礎部に固定することができるから、工場で製造し た収納庫でも現場の基礎部に確実に固定することができる。
【0042】 同様の理由により、種々のサイズの収納庫も現場合わせで確実に設置するこ とができる。また、支柱の太さの異なる収納庫に対しては、支柱の太さに合った 嵌合部材を有する基礎保持体を種々用意しておけばよい。さらに、嵌合部材が 基礎部から所定の高さに位置し、収納庫が基礎部から離れているから、収納庫と 基礎部との間に水が溜まることがなく、収納庫の腐食を防止する上で効果がある 。
【0043】 また、各支柱の下端プレートを下方からネジ結合により保持するネジ棒を有す る収納庫固定構造においては、ネジ部材の回動角度を調整することによって、収 納庫の各支柱の水平方向の位置合わせを行うことができる。したがって、より簡 単に収納庫の水平出しを行うことができる。
【提出日】平成5年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 さらに、各ベース部材を複数(この実施例では4本)のホールインアンカー 4で基礎部Bに固定しているから、例えば従来、各支柱H1について一本のホー ルインアンカー4しか用いることができなかった場合に比べて、収納庫Hを基礎 部Bに強固に固定することができる。さらにまた、各支柱H1の位置に合わせて 各基礎保持体1を基礎部Bに固定することができるから、工場で製造した収納庫 Hでも現場の基礎部Bに確実に固定することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 また、嵌合部材とベース部材3とは、嵌合部材2及び角筒部3eの下端部を 溶接することにより結合したが、ベース部材3の上面の部分で、嵌合部材2の外 周を一周するように溶接してもよいことはいうまでもない。さらに、ベース部材 3は正方形状に形成したが、他の多角形状に形成してもよい。例えば、三角形状 に形成して、各角部をホールインアンカー4で固定するようにしてもよく、また 長方形状に形成して、その両端部をホールインアンカー4で固定するようにして もよい。また、ホールインアンカー4の数も4つに限らず、上記のように3つで もまた2つでもよく、さらに5つ以上であってもよいことはいうまでもない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 支柱H1は、断面正方形状の角パイプにより形成されたものであり、その下端 部には、一角を切り抜いて形成した開口部H1aが設けられているとともに、下 端面を塞ぐように、下端プレーH2が設けられている。この下端プレートH2 は、支柱H1に溶接により接合されており、支柱H1の軸心に対応する位置に貫 通孔(図示せず)が形成されている。そして、この貫通孔の下側には、固定ナッ ト12が溶接により固定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例として示した収納庫固定
構造の斜視図。
【図2】同収納庫固定構造の基礎保持体を示す斜視図。
【図3】同収納庫固定構造のホールインアンカーを示す
斜視図。
【図4】同収納庫固定構造の基礎保持体を示す側断面
図。
【図5】同収納庫固定構造の基礎保持体の展開図。
【図6】この考案の第2実施例として示した収納庫固定
構造の基礎保持体と支柱とを示す斜視図。
【図7】同収納庫固定構造の支柱の断面図。
【符号の説明】
1 基礎保持体 2 嵌合部材 3 ベース部材 4 ホールインアンカー 11 ネジ棒 H 収納庫 H1 支柱 H2 下端プレート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスボンベ等の収納庫をコンクリート等
    の基礎部に固定する収納庫固定構造であって、 前記収納庫を構成する各支柱の下端部をそれぞれ保持す
    る基礎保持体を備えてなり、 前記各基礎保持体は、前記各支柱の下端部に着脱自在に
    嵌合する嵌合部材を有するとともに、この嵌合部材を前
    記基礎部から所定の高さに保持するベース部材を有して
    おり、 前記ベース部材は、複数のホールインアンカーによって
    前記基礎部に固定されるようになっていることを特徴と
    する収納庫固定構造。
  2. 【請求項2】 ガスボンベ等の収納庫をコンクリート等
    の基礎部に固定する収納庫固定構造であって、 前記収納庫を構成する各支柱の下端部をそれぞれ保持す
    る基礎保持体を備えてなり、 前記各基礎保持体は、前記各支柱の下端プレートを下方
    からネジ結合により保持するネジ棒を有するとともに、
    このネジ棒を前記基礎部から所定の高さに保持するベー
    ス部材を有しており、 前記ベース部材は、複数のホールインアンカーによって
    前記基礎部に固定されるようになっていることを特徴と
    する収納庫固定構造。
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