JPH06241484A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH06241484A JPH06241484A JP5028938A JP2893893A JPH06241484A JP H06241484 A JPH06241484 A JP H06241484A JP 5028938 A JP5028938 A JP 5028938A JP 2893893 A JP2893893 A JP 2893893A JP H06241484 A JPH06241484 A JP H06241484A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- drain pan
- air
- partition plate
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和機の本体内に設けられた熱交換器の
本来の性能を発揮できるように熱交換器後流の空気の流
れの偏りを少くし、かつ、製作コストを低廉にする。 【構成】 空気調和機１の本体１ａ内を上下に仕切る仕
切板兼ドレンパン１５の送風機５の吹出口となる開口部
に、風向調整用のガイドベーン１６，１７を仕切板兼ド
レンパン１５と一体成型によって設け、仕切板兼ドレン
パン１５の上方に傾斜配設された熱交換器後流において
空気の流れの偏りを減少させる。
本来の性能を発揮できるように熱交換器後流の空気の流
れの偏りを少くし、かつ、製作コストを低廉にする。 【構成】 空気調和機１の本体１ａ内を上下に仕切る仕
切板兼ドレンパン１５の送風機５の吹出口となる開口部
に、風向調整用のガイドベーン１６，１７を仕切板兼ド
レンパン１５と一体成型によって設け、仕切板兼ドレン
パン１５の上方に傾斜配設された熱交換器後流において
空気の流れの偏りを減少させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器後流の流速分
布を改善するようにした空気調和機に関する。
布を改善するようにした空気調和機に関する。
【０００２】
【従来の技術】床置き型空気調和機１のユニット断面図
を図３に示す。室内の空気２は、空気調和機１の本体１
ａの前面下部に設けられた吸込みグリル３より本体１ａ
内の下部に設けられたフィルタ４と送風機５を通り、本
体１ａ内の送風機５より上方に設けられた熱交換器６で
熱交換されて、前記本体１ａの前面上部に設けられた吹
出し口７より再び室内へ放出される。また、前記熱交換
器６は、空気調和機１の本体１ａ内の後側から前側へ行
くに従って上方に傾斜するように配設され、その下部１
０は本体１ａ内を上下に仕切るドレンパン１５の後方の
部分に配置されており、また、ドレンパン１５の前方の
部分に設けられた開口部は、送風機５の吹出口となって
いる。
を図３に示す。室内の空気２は、空気調和機１の本体１
ａの前面下部に設けられた吸込みグリル３より本体１ａ
内の下部に設けられたフィルタ４と送風機５を通り、本
体１ａ内の送風機５より上方に設けられた熱交換器６で
熱交換されて、前記本体１ａの前面上部に設けられた吹
出し口７より再び室内へ放出される。また、前記熱交換
器６は、空気調和機１の本体１ａ内の後側から前側へ行
くに従って上方に傾斜するように配設され、その下部１
０は本体１ａ内を上下に仕切るドレンパン１５の後方の
部分に配置されており、また、ドレンパン１５の前方の
部分に設けられた開口部は、送風機５の吹出口となって
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の空気調和
機１は、送風機の吐出口８からの主流９が空気調和機１
の本体１ａ内を上方へ向って斜めにある角度をもって流
れる。また、熱交換器６の下部１０では、空気調和機の
背板１１との隙間が小さい。これらの原因で、熱交換器
６の下流側１２の流速分布ｖ／ｖ0 は、図４に示すよう
に、三次元的に偏った流れとなっている。ここでｖは計
測ポイントにおける流速、ｖ0 は熱交換器正面平均流速
であり、計測ポイントは図４の下側に示されている。こ
のため、熱交換器６本来の性能が得られない問題があ
る。
機１は、送風機の吐出口８からの主流９が空気調和機１
の本体１ａ内を上方へ向って斜めにある角度をもって流
れる。また、熱交換器６の下部１０では、空気調和機の
背板１１との隙間が小さい。これらの原因で、熱交換器
６の下流側１２の流速分布ｖ／ｖ0 は、図４に示すよう
に、三次元的に偏った流れとなっている。ここでｖは計
測ポイントにおける流速、ｖ0 は熱交換器正面平均流速
であり、計測ポイントは図４の下側に示されている。こ
のため、熱交換器６本来の性能が得られない問題があ
る。
【０００４】この改善のために、熱交換器６の上流側１
３に、図３に示すように、ガイドベーン１４を設けてあ
るものもあるが、この場合は部品点数が増え製造工程が
増えることによってコスト高となっている。
３に、図３に示すように、ガイドベーン１４を設けてあ
るものもあるが、この場合は部品点数が増え製造工程が
増えることによってコスト高となっている。
【０００５】本発明は、熱交換器後流の流速分布の改善
を低コストにて達成することができる空気調和機を提供
しようとするものである。
を低コストにて達成することができる空気調和機を提供
しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は、
本体内を上下に仕切る仕切板兼ドレンパンを配設し、同
仕切板兼ドレンパンの仕切板部分にその下方に設置され
た送風機の吹出口を開口すると共に、ドレンパン部分に
その上方に傾斜配設した熱交換器の下部を設置してなる
空気調和機において、前記仕切板兼ドレンパンの開口部
に風向調整用のガイドベーンを仕切板兼ドレンパンと一
体成形により設けてなることを特徴とする空気調和機。
本体内を上下に仕切る仕切板兼ドレンパンを配設し、同
仕切板兼ドレンパンの仕切板部分にその下方に設置され
た送風機の吹出口を開口すると共に、ドレンパン部分に
その上方に傾斜配設した熱交換器の下部を設置してなる
空気調和機において、前記仕切板兼ドレンパンの開口部
に風向調整用のガイドベーンを仕切板兼ドレンパンと一
体成形により設けてなることを特徴とする空気調和機。
【０００７】
【作用】本発明では、仕切板兼ドレンパンの送風機の吹
出口である開口部に風向調整用のガイドベーンを設けて
いるので、熱交換器後流の流速分布の偏りが改善され
る。また、前記ガイドベーンは仕切板兼ドレンパンと一
体成形されているために、低コストでこれを製作するこ
とができる。
出口である開口部に風向調整用のガイドベーンを設けて
いるので、熱交換器後流の流速分布の偏りが改善され
る。また、前記ガイドベーンは仕切板兼ドレンパンと一
体成形されているために、低コストでこれを製作するこ
とができる。
【０００８】
【実施例】本発明の一実施例を、図１及び図２によって
説明する。本実施例は、図３に示される従来の空気調和
機と同様な型式で仕切を兼ねたドレンパンのみをガイド
ベーンをもつ仕切板兼ドレンパンとしたであって、同一
の部分には、図１において図３におけると同一の符号を
付してその説明を省略し、以下相違する部分についての
み説明する。
説明する。本実施例は、図３に示される従来の空気調和
機と同様な型式で仕切を兼ねたドレンパンのみをガイド
ベーンをもつ仕切板兼ドレンパンとしたであって、同一
の部分には、図１において図３におけると同一の符号を
付してその説明を省略し、以下相違する部分についての
み説明する。
【０００９】本実施例では、空気調和機１の本体１ａ内
を上下に仕切る仕切板を兼ねたドレンパン１５の前方の
部分に設けられた開口部に、ドレンパン１５と一体成形
によって形成された以下に説明する風向調整用のガイド
ベーン１６，１７が設けられている。即ち、複数のガイ
ドベーン１７は、上下方に配置された平板でなり、互い
に間隔をおいて平行に前後方向に配置されてドレンパン
１５の前記開口部内に設けられている。１個のガイドベ
ーン１６は、平板でなり、前記複数のガイドベーン１７
の前端が取付けられており、かつ、送風機５のほぼ前端
の上方に横方向に前記開口部の全幅にわたって配置され
その両端ドレンパン１５の側部に取付けられており、か
つ、同ガイドベーン１６は上方に行くに従ってやや後方
に傾斜している。また、前記複数のガイドベーン１７の
後端は、ドレンパン１５の後方の部分に取付けられてい
る。
を上下に仕切る仕切板を兼ねたドレンパン１５の前方の
部分に設けられた開口部に、ドレンパン１５と一体成形
によって形成された以下に説明する風向調整用のガイド
ベーン１６，１７が設けられている。即ち、複数のガイ
ドベーン１７は、上下方に配置された平板でなり、互い
に間隔をおいて平行に前後方向に配置されてドレンパン
１５の前記開口部内に設けられている。１個のガイドベ
ーン１６は、平板でなり、前記複数のガイドベーン１７
の前端が取付けられており、かつ、送風機５のほぼ前端
の上方に横方向に前記開口部の全幅にわたって配置され
その両端ドレンパン１５の側部に取付けられており、か
つ、同ガイドベーン１６は上方に行くに従ってやや後方
に傾斜している。また、前記複数のガイドベーン１７の
後端は、ドレンパン１５の後方の部分に取付けられてい
る。
【００１０】以上の構成を有する本実施例においては、
図１（ｂ）に示すように、ガイドベーン１６によって熱
交換器６における送風機５の吐出口８からの主流９の上
下の流速分布を改善することができる。また、ガイドベ
ーン１７は、ガイドベーン１６を保持すると共に、送風
機５の吐出口８からの主流９の傾きを改善することがで
きる。
図１（ｂ）に示すように、ガイドベーン１６によって熱
交換器６における送風機５の吐出口８からの主流９の上
下の流速分布を改善することができる。また、ガイドベ
ーン１７は、ガイドベーン１６を保持すると共に、送風
機５の吐出口８からの主流９の傾きを改善することがで
きる。
【００１１】図２に本実施例における熱交換器６後流１
２の流速分布ｖ／ｖ0 を示す。なお、図２中に示す３本
の線は、図４における３本の線に相当し、各計測ポイン
トは図４の下側に示されている。図２が示すように、本
実施例における流速分布は、図４に示す従来の空気調和
機におけるより、流速分布の偏りが小さくなっている。
２の流速分布ｖ／ｖ0 を示す。なお、図２中に示す３本
の線は、図４における３本の線に相当し、各計測ポイン
トは図４の下側に示されている。図２が示すように、本
実施例における流速分布は、図４に示す従来の空気調和
機におけるより、流速分布の偏りが小さくなっている。
【００１２】以上の通り、本実施例は、熱交換器６下流
１２の流速分布の偏りを小さくすることができ、熱交換
器６は本来の性能を発揮することができる。
１２の流速分布の偏りを小さくすることができ、熱交換
器６は本来の性能を発揮することができる。
【００１３】また、本実施例において、ガイドベーン１
６，１７は、ドレンパン１５と一体成形によって設けら
れているために、その製作コストを低くすることができ
る。
６，１７は、ドレンパン１５と一体成形によって設けら
れているために、その製作コストを低くすることができ
る。
【００１４】
【発明の効果】本発明においては、空気調和機の本体内
を上下に仕切る仕切板兼ドレンパンの送風機の吹出口と
なる開口部に、風向調整用のガイドベーンを仕切板兼ド
レンパンと一体成形によって設けているために、仕切板
兼ドレンパンの上方に傾斜配設された熱交換器の下流側
において送風機より吐出される空気の流速分布の偏りを
減少させ、熱交換器本来の性能を発揮させることができ
る。
を上下に仕切る仕切板兼ドレンパンの送風機の吹出口と
なる開口部に、風向調整用のガイドベーンを仕切板兼ド
レンパンと一体成形によって設けているために、仕切板
兼ドレンパンの上方に傾斜配設された熱交換器の下流側
において送風機より吐出される空気の流速分布の偏りを
減少させ、熱交換器本来の性能を発揮させることができ
る。
【００１５】また、前記ガイドベーンは仕切板兼ドレン
パンと一体成形されており、その製作コストを低廉にす
ることができる。
パンと一体成形されており、その製作コストを低廉にす
ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示し、図１（ａ）はその縦
断正面図、図１（ｂ）はその縦断側面図である。
断正面図、図１（ｂ）はその縦断側面図である。
【図２】同実施例の熱交換器後流側の流速分布図であ
る。
る。
【図３】従来の空気調和機を示し、図３（ａ）はその縦
断正面図、図３（ｂ）はその縦断側面図である。
断正面図、図３（ｂ）はその縦断側面図である。
【図４】同従来の空気調和機の熱交換器後流の流速分布
図である。
図である。
１ 空気調和機 １ａ 空気調和機の本体 ２ 室内の空気 ３ 吸込みグリル ４ フィルタ ５ 送風機 ６ 熱交換器 ７ 吹出し口 ８ 送風機の吐出口 ９ 主流 １０ 熱交換器の下部 １１ 背板 １２ 熱交換器の後流側 １５ ドレンパン １６，１７ ガイドベーン
Claims (1)
- 【請求項１】 本体内を上下に仕切る仕切板兼ドレンパ
ンを配設し、同仕切板兼ドレンパンの仕切板部分にその
下方に設置された送風機の吹出口を開口すると共に、ド
レンパン部分にその上方に傾斜配設した熱交換器の下部
を設置してなる空気調和機において、前記仕切板兼ドレ
ンパンの開口部に風向調整用のガイドベーンを仕切板兼
ドレンパンと一体成形により設けてなることを特徴とす
る空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5028938A JPH06241484A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5028938A JPH06241484A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06241484A true JPH06241484A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12262352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5028938A Withdrawn JPH06241484A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06241484A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001150940A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-06-05 | Calsonic Kansei Corp | 車両用空気調和ユニット |
| US7752863B2 (en) | 2006-07-03 | 2010-07-13 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP5028938A patent/JPH06241484A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001150940A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-06-05 | Calsonic Kansei Corp | 車両用空気調和ユニット |
| US7752863B2 (en) | 2006-07-03 | 2010-07-13 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |