JPH06240654A - 土木用ドレーン材 - Google Patents
土木用ドレーン材Info
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- JPH06240654A JPH06240654A JP2808093A JP2808093A JPH06240654A JP H06240654 A JPH06240654 A JP H06240654A JP 2808093 A JP2808093 A JP 2808093A JP 2808093 A JP2808093 A JP 2808093A JP H06240654 A JPH06240654 A JP H06240654A
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- binding yarn
- water
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- denier
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
ーン材を提供する。 【構成】 透水性を有する2枚の繊維シートを所定の間
隔をおいて結束糸で対向して結合する際、結束糸の太
さ、結束糸密度、間隔を特定の関係にもたせたものとす
る。
Description
る土木用ドレーン材に関する。
盛土などを行う土木施行の際、軟弱地盤上に直接良質土
を投入すると地盤が沈下し、安定するために時間がかか
る。その為、従来から予め軟弱地盤中に水路となる材料
を打ち込み、軟弱地盤上に投入された良質土の土圧によ
って水路を介して軟弱地盤から水を絞り出す方法が知ら
れており、この方法によれば地盤を早く安定させる事が
できる。水路となる材料の一例として、透水性のあるポ
リエチレンモノフィラメントメッシュ織物などで作った
筒状物を軟弱土中に引き込み、その後この筒状物中へ砂
または礫を詰め込んで筒状に一体化したものがある。軟
弱土中の水圧が作用すると水は砂または礫の間を通って
上方へ押し出される。水路となる材料の他の例として、
波板状プラスチック成型品の表面に透水性のある不織布
シートを貼付けしたものがある。軟弱土中の水に土圧が
作用すると水は不織布シートを通過し、波板上プラスチ
ックの凹部を通って排水される。しかし、この様なドレ
ーン材は透水路の断面積を大きくするのが困難で有り、
排水効率が悪いと共に非常に固く、土中におけるフィッ
ト性も劣り大変不安定で有ると云った施工上の問題点が
有り、改善が望まれていた。
開平2−229315号公報では透水性を有する2枚の
繊維シートを、両シート間に所定の間隔を保つように多
数の繊維で対向状に結合したドレーン材が提案されてい
る。これは、フィルター部と荷重を支える結合部とが一
体となったドレーン材であり、適度な柔らかさを持ち施
工性及び土中フィット性に大変優れ、さらには耐圧に対
しても優れた効果を発揮することから、安定した透水性
能を確保することができる。しかし構造的な問題より、
結合糸の仕様を誤ると基布との結合部で簡単に毛だおれ
が生じ、透水性能が著しく低下すると云う欠点があっ
た。
用ドレーン材の欠点を解消し、耐圧性、透水性及び施工
性に優れた土木用ドレーン材を提供することを目的とす
る。
決するために次の手段をとるものである。すなわち、本
発明は、透水性を有する2枚の繊維シートが所定の間隔
L(mm)をおいて対向して結合糸で結合され、結合糸
密集度P(本/in2 )、該結合糸の太さD(デニー
ル)、該所定の間隔L(mm)の間に下記の関係がある
ことを特徴とする土木用ドレーン材である。 80≦D×P/L2 ≦12000 但し、100デニール≦D≦5000デニール 50本/in2 ≦P≦1200本/in2 3mm≦L≦50mm である。
る。本発明において、透水性を有する繊維シートは、あ
る粒径以上の土砂の流入を防止するフィルターの役目を
果たすもので、透水係数が10-1cm/S以上のものが
軟弱地盤からの排水性を良くする上で好ましい。
土中フィット性に優れているものであれば良く、例えば
合成マルチフィラメント、合成モノフィラメント、紡績
糸などが挙げられる。前記糸の太さは20〜5000デ
ニールが好ましく、さらに、フィルター効果、取扱い性
の観点から50〜500デニールがより好ましい。な
お、繊維シートとしては、たて編などの編地、不織布、
織物などがあげられる。
シート1、2を所定の間隔Lをおいて結合するものであ
るが、土圧に耐えるようにするためモノフィラメントが
好ましく、曲げ剛性の大きいものが好ましい。結合糸3
の太さは、100〜5000デニールが好ましく、耐圧
性、生産性、透明性を考慮すれば300〜2000デニ
ールがより好ましい。
ましい。Lが短いほど耐圧性能に優れるが、おのずと透
水量に制限が出てくるため、3mm以上でなければなら
ない。他方、Lが長いほど透水性能には優れるが、逆に
繊維シート1又は2との結合部でも毛倒れが生じ、透水
性能が著しく低下する恐れがあるため50mm以下でな
ければならない。より好ましくは3〜20mmである。
は、50〜1200本/in2 の範囲が好ましい。50
本/in2 未満である場合、毛倒れによる透水性能の低
下が発生しやすく、他方1200本/in2 をこえる場
合には、土圧による耐圧性能は非常に優れているもの
の、透水性能に劣り、さらには生産性が著しく低下する
という問題が生ずる。好ましくは、100〜600本/
in2 が適当である。
定の間隔L(mm)、結合糸密集度P(本/in2 )と
の間の関係式D×P/L2 は、80〜12000の範囲
にあることが好ましい。80未満である場合に、毛倒れ
が発生しやすく、10トン/m2 未満の荷重下でも容易
に毛倒れが生じ、透水性能が著しく低下する。逆に、1
2000をこえる場合には、土圧による耐圧性能は非常
に優れるものの通水路が塞がれた格好となっているた
め、厚みの割には透水性能が劣ったものとなってしま
う。耐圧性能(透水性能)を保持し、生産性を考慮に入
れたより好ましい範囲は300〜6000が適当であ
る。
で結合するには、2重織ベルベット又はダブルラッセル
等の結接組織による方法が生産上好ましいが、タフティ
ング又はその他の方法を用いても差支えない。
セル編地2枚を結束糸で結合し、透水係数を測定し、表
1に示した。なお、透水係数の測定は下記の方法によっ
た。 透水係数K(cm/S)=QD/AtH ここで、Qは、t時間(S)に断面積A(cm2 )なる
試料の中を流れる水量(cm3 )、Hは水頭差(c
m)、Dは試料厚さ(cm)である。
支える構造となっているため、毛倒れが悪く、透水係数
も優れていた。実施例2のものは、結束糸が強く荷重を
良く支えるものであったので毛倒れもなく、特に透水性
能に優れていた。比較例1のものは、結束糸が完全に倒
れた状態となっているため通水路が塞がれ、結束糸の長
さ20mmの無荷重下の透水性能とは比較にならない程
の水量しか排水されなかった。なお、透水係数は、いず
れも10トン/m2 の荷重下における横方向のものであ
った。
透水性、施工性にともに優れたものであった。
Claims (1)
- 【請求項1】 透水性を有する2枚の繊維シートが所定
の間隔L(mm)をおいて対向して結合糸で結合され、
結合糸密集度(本/in2 )、該結合糸の太さD(デニ
ール)、該所定の間隔L(mm)の間に下記の関係があ
ることを特徴とする土木用ドレーン材。 80≦D×P/L2 ≦12000 但し、100デニール≦D≦5000デニール 50本/in2 ≦P≦1200本/in2 3mm≦L≦50mm
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02808093A JP3156810B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 土木用ドレーン材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02808093A JP3156810B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 土木用ドレーン材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06240654A true JPH06240654A (ja) | 1994-08-30 |
JP3156810B2 JP3156810B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=12238804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02808093A Expired - Lifetime JP3156810B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 土木用ドレーン材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156810B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP02808093A patent/JP3156810B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3156810B2 (ja) | 2001-04-16 |
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