JP3237961U - 編地防草シート - Google Patents

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宣俊 岡村
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川田ニット株式会社
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【課題】編目の密度を高め、適度に光と水を通し、シート下の雑草を生かしつつ葉先の飛び出しを抑えることができ、施工も容易な編地防草シートを提供する。【解決手段】経編による編地からなり、フロント側の第一の筬により編成された鎖編みによる第一編組織12と、バック側の第二の筬により形成された挿入組織である第二編組織14とにより編成されている。各編組織12、14は、20コース/インチから60コース/インチ、24ウェル/インチから36ウェル/インチで編成されている。さらに、ミドル筬による、挿入組織である第三編組織16を備える。編地を形成した糸は、ポリエチレンに耐UV剤を配合したものであって、75デニールから300デニールのものである。前記糸の素材は、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル、ビニロン、アセテート、アラミド、ポリ乳酸繊維から選ばれる1乃至複数の繊維を使用する。【選択図】図1

Description

この考案は、雑草などの草本植物の生長を抑制するとともに、草本植物の根により地表の土砂の流出を抑制可能な編地防草シートに関する。
現在、雑草繁殖の予防を目的とした製品として、ポリプロピレン製のシートやターポリン製のシート等の光も水も通さないタイプと、ポリエチレンを平織りしたシートやポリエステル不織布シート等の光は通さないが親水性のあるタイプが市販ざれている。しかし、山間地や畔、土手の法面等の傾斜地に透水性のないシートを使用すると、草が生えなくなり土砂の流出や、表面が崩れやすくなる欠点があった。そこで、水と光を通しシートの下で雑草が根を張るこのできる編み物製の防草シートも用いられている。
市販されている編み物製の防草シート(18~20ウエル/インチ)は、目が粗く葉先の細い雑草が編目の隙間から飛び出して、比較的葉の細い雑草が繁殖する問題点がある。また、市販のものは梱包形状が折り畳み状であり、施工の際に手間のかかるものとなっている。
その他、特許文献1に開示されている編み物製の防草シートは、複数の編地とそれらの編地の間の接結部とを有する防草シートであって、この防草シートの表面となる編地は、遮光性を有しており、防草シートの裏面となる編地は熱融着糸からなり熱硬化しており、編地に平均孔径3mm未満の孔が形成されているものである。
特許文献2に開示されている編み物製防草シートは、草本植物の繁茂を抑制するための雑草矮化シートであって、レース編みで製編された基材シートで構成され、基材シートには、製編により編み目として開口した貫通孔が分布して配置され、基材シートの貫通孔を除く部分の製編ピッチが、0.3~0.7mmであり、貫通孔の孔径が、1~3mmの防草シートである。
特許第6065961号公報 特開2020-99233号公報
特許文献1,2に開示された防草シートは、編地に1~3mm程度の貫通孔を形成して、通水性を高めているものであるが、貫通孔から雑草が伸びて大きくなりやすく、十分な防草効果が得られないものである。さらに、特許文献1の防草シートは熱硬化性の熱融着糸を用いて熱硬化部を備えたもので、柔軟性がなく製造工数もかかり製造が難しいものである。また、特許文献2の防草シートは、レース編みにより形成され、生産性が低く、長尺のロール状に生産することも難しいものである。
この考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、編目の密度を高め、適度に光と水を通し、シート裏面の雑草を生かしつつ葉先の飛び出しを抑えることができ、施工も容易な編地防草シートを提供することを目的とする。
この考案は、経編による編地からなり、フロント側の第一の筬により編成された鎖編みによる第一編組織と、バック側の第二の筬により形成された挿入組織である第二編組織とにより編成され、各編組織は、20コース/インチから60コース/インチ、及び24ウェル/インチから36ウェル/インチで編成され、ロール状に巻回されている編地防草シートである。
前記編地は、さらにミドル筬による、20コース/インチから60コース/インチ、及び24ウェル/インチから36ウェル/インチで編成された挿入組織を備えていると良い。
前記編地を形成した糸は、ポリエチレンに耐UV剤を配合したものであって、75デニールから300デニールのものである。前記糸の素材は、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル、ビニロン、アセテート、アラミド、ポリ乳酸繊維から選ばれる1乃至複数の繊維を使用しても良い。
この考案の編地防草シートは、編目の密度を高め、適度に光と水を通し、シート下の雑草を生かしつつ葉先の飛び出しを抑えることができる。従って、編地防草シートの裏面側の土砂の流出や崩れがなく、土手の法面等の傾斜地にも有効に使用することができる。しかも、梱包形状をロール状にすることで、一人で簡単に展開し施工できるものである。
この考案の一実施形態の編地防草シートの正面図である。 比較例の編地防草シートを示す正面図である。
以下、この考案の実施形態の編地防草シートについて、図面に基づいて説明する。図1は、この考案の一実施形態の編地防草シート10を示すもので、この実施形態の編地防草シート10は、経編による編地からなり、フロント側の第一の筬により編成された鎖編みによる第一編組織12と、バック側の第二の筬により形成された挿入組織である第二編組織14とにより編成され、各編組織12,14は、20コース/インチから60コース/インチ、及び24ウェル/インチから36ウェル/インチで編成されている。さらに、ミドル筬による、20コース/インチから60コース/インチ、及び24ウェル/インチから36ウェル/インチで編成された挿入組織である第三編組織16を備えている。
編組織は、フロント筬に鎖編組織(10/01//)、ミドル筬に挿入組織(33/22/00/11//)、バック筬に挿入組織(55/00//)で作成する。編組織はフロントに鎖編組織を用い、ミドル筬とバック筬には別の組織を用いても良い。また、ミドル筬を使用せずフロント筬に鎖編組織、バック筬に挿入組織で編地を編成しても良い。
使用する原糸はポリエチレンに耐UV剤を配合した200d/1を使用する。使用原糸は、編機ゲージに応じて75デニールから300デニールを使用することが望ましい。糸の太さは、細すぎると強度が弱くなり、シートの厚みも薄くなり取り扱いにくくなる。また、太すぎると、編み目開口が大きくなり、草が生えやすく、重量も重くなるので、上記範囲が好ましい。糸の素材は、上記以外に、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル、ビニロン、アセテート、アラミド、ポリ乳酸繊維から選ばれる1乃至複数の繊維を用いても良い。さらに、耐UV剤を配合した糸を使用するとより耐久性が増して良い。
糸配列はフロント筬(総詰め)、ミドル筬(1in-1out)、バック筬(1in-1out)とする。糸のデニールに応じて、ミドル筬のみ総詰め、又はミドル筬、バック筬共に総詰めにしても良い。
生地性量は、例えば20コース/インチ、28ウェル/インチとする。好ましい範囲としては、密度を高くする必要がある為、20コース/インチから60コース/インチ、24ウェル/インチから36ウェル/インチであることが望ましい。
生地規格は、例えば1.巾100cm×50m、2.巾150cm×50m、3.巾200cm×50m、4.巾250cm×50m、5.巾300cm×25m、6.巾350cm×25m、7.巾400cm×25m、巾を50cm刻みで作成する。長さは反重量を一人でも運ぶことのできるように、30kgをオーバーしないよう、巾100cmから250cmまでを50m、巾300cmから400cmまでを25mとして、ロール状に巻回して製品とする。
編機は、カールマイヤー社製トリコット機28ゲージ、3枚筬タイプを使用した。編機タイプは、密度を高くする必要がある為、24ゲージから36ゲージが望ましい。また使用する原糸に応じて、筬枚数を2枚から6枚まで使用することができる。
この実施形態の編地防草シート10によれば、編目の密度を高めたことにより、適度に光と水を通し、編地防草シート10の裏面側の地面の雑草を生かしつつ、葉先の飛び出しを抑えて、雑草の繁殖を抑制することができる。従って、編地防草シート10の下の土砂の流出や崩れがなく、土手の法面等の傾斜地にも有効に使用することができる。しかも、梱包形状をロール状にすることで、一人で簡単に展開し施工することができる。
本考案の実施例である、自社製品の図1に示す編地防草シートと、他社製品である比較例の各種測定値を表1に示す。ここで、他社製品1は、図2に示す編地製の防草シート、他社製品2は、織物製の防草シートの測定結果である。
Figure 0003237961000002
この実施例の防草シートは、引っ張り強さ及び伸び率が比較例の防草シート20よりも大きく、破裂強さ、通気度及び遮光率は、編地の比較例と同等の値を示している。これにより、シートの下で雑草が根を張ることができるとともに、育ちすぎるのを抑える。そして、シートの裏面側の土砂の流出や崩れを防止することができ、傾斜地表面の防草機能を効果的に発揮することができる。特に本考案の実施例の製品は、伸び率が比較例よりも大きいので、下草が伸びてきてもストッパー杭が抜けにくいという効果がある。また、凹凸のある地形にも容易に適応させて、敷設することができる。
10 編地防草シート
12 第一編組織
14 第二編組織
16 第三編組織
20 比較例の編地防草シート

Claims (4)

  1. 経編による編地からなり、フロント側の第一の筬により編成された鎖編みによる第一編組織と、バック側の第二の筬により形成された挿入組織である第二編組織とにより編成され、各編組織は、20コース/インチから60コース/インチ、及び24ウェル/インチから36ウェル/インチで編成されていることを特徴とする編地防草シート。
  2. 前記編組織は、ミドル筬による、20コース/インチから60コース/インチ、及び24ウェル/インチから36ウェル/インチで編成された挿入組織を備えている請求項1記載の編地防草シート。
  3. 前記編地を形成した糸は、耐UV剤を配合したものであって、75デニールから300デニールのものである請求項2記載の編地防草シート。
  4. 前記糸の素材は、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル、ビニロン、アセテート、アラミド、又はポリ乳酸繊維のうちから選ばれる少なくとも1種類の糸を使用した請求項3記載の編地防草シート。
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