JPH0624037A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0624037A
JPH0624037A JP4181192A JP18119292A JPH0624037A JP H0624037 A JPH0624037 A JP H0624037A JP 4181192 A JP4181192 A JP 4181192A JP 18119292 A JP18119292 A JP 18119292A JP H0624037 A JPH0624037 A JP H0624037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
laser
image
signal
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4181192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomofumi Nakayama
智文 中山
Yoshihiro Funamizu
善浩 船水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4181192A priority Critical patent/JPH0624037A/ja
Publication of JPH0624037A publication Critical patent/JPH0624037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光源が置かれている雰囲気によって生
じるバイアス電流の影響を除去し、常に適切な画像を像
担持体上に形成し得るよう構成した画像形成装置を提供
すること。 【構成】 増幅器308で誤差増幅した信号は演算増幅
器309,トランジスタ310,抵抗3110によって
構成される定電流回路の目標値として入力され、誤差増
幅した信号電圧と抵抗311の端子間電圧が等しくなる
ように制御される(第1の電流源と制御手段になる)。
すなわち、比較器307の出力信号を誤差増幅器308
と323によって一定の比率で分割し、第1の電流源を
制御していることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、特
に光変調されたレーザ光を感光体や静電記録媒体等の像
担持面上に導光して、その面上に例えば静電潜像を形成
するようにした複写機,レーザビームプリンタ,ファク
シミリ等に好適な、画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置におい
ては、光変調されたレーザ光を例えば回転多面鏡やf−
θレンズを有する光学走査系を利用して像担持体面上に
導光し、その像担持体面上を光走査して画像情報を形成
している。このような画像形成装置では、レーザ光源か
ら放射されるレーザ光の発光量が常に一定になるように
制御し、これにより画像情報を形成する際の性能向上を
計っている。
【0003】レーザ光源として、半導体レーザを用いる
場合、半導体レーザから放射される発光量はレーザ素子
に流れる電流の大小や周囲温度や素子自体の温度の変化
に大きく影響される。
【0004】そのため従来は、レーザ光源の温度を一定
にし、かつ、レーザ光源の駆動電流量が一定になるよう
に制御していたり、レーザ素子の発光量を検出すること
により常にレーザ発光量を一定に保つように電流量を制
御していた。
【0005】また近年では、レーザの応答スピードを上
げ、画質の向上を計るために、半導体レーザに予め極小
量の電流(以下、バイアス電流と呼ぶ)を流す手法も提
案されている。
【0006】この上記手法も、レーザ素子の温度を一定
に保ち、かつ、バイアス電流量が一定になるように制御
して画像形成を行っているか、または、発光量を検出す
ることにより常にレーザ発光量を一定に保つようにバイ
アス電流の電流量を制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では画質向上のためにバイアス電流を流し、レーザ
素子の温度制御を行うこと、および、一定電流に保つ制
御を行うことは、コストが非常にかかるという問題があ
る。
【0008】また、バイアス電流値を制御しながら発光
量を一定に保つ方法においては、レーザ自身による自己
昇温に起因してバイアス電流値が変化し、バイアス電流
による発光量が大きく変化してしまい、静電潜像に大き
な悪影響を与えてしまうという問題がある。
【0009】以下に、その説明をする。
【0010】図19は、レーザダイオード(LD)の電
流−光量(I−L)特性を示す。ここで縦軸はLDの光
量を、横軸はLDに流れる電流量を示している。また、
本図中の実線501はLDの温度が25℃,502は1
0℃,503は50℃の時のI−L特性である。
【0011】図19から解るように、温度が低い方が駆
動電流が少なくても同じ光出力が得られることが解る。
【0012】図20は、バイアス電流制御方式における
レーザ出力パワーと駆動電流値の関係を示した図であ
る。本図において、IB10 ,IB25 ,IB50 はそれぞれ
LDの素子温度が10℃,25℃,50℃のときに必要
とされるバイアス電流値を示す。またIP はパルス電流
(すなわち、画像データに相当する)を表す。従って、
B +IP の合計値によってLDがON点灯することに
なる。
【0013】いま、LDがON点灯したときの目標パワ
ー値を6mWとする。但し、パルス電流値IP は温度に
依存することなく一定である。すなわち、LDの素子温
度が変化していても、当然のことながらIP の値は変化
しない。しかし、必要とされるバイアス電流値IB は素
子温度によって変化し、10℃のときはIB10 ,25℃
のときはIB25 ,50℃のときはIB50 といった電流値
が必要となる。
【0014】図21は、図20に示した低い出力パワー
領域を拡大した図である。本図において、バイアス電流
がIB10 のときに得られる光パワーはPB10 、バイアス
電流がIB25 のときに得られる光パワーはPB25 、バイ
アス電流がIB50 のときに得られる光パワーはPB50
なる。
【0015】上述した各バイアス電流IB によって得ら
れる光パワーの大小関係は、以下のとおりとなる。
【0016】
【数1】PB10 <PB25 <PB50 …(1) このことにより、LDがONのときに得られる光パワー
は、6mW一定に制御されることになるが、LDがOF
Fのときに得られる光パワーは、その素子温度に依存し
て変化してしまうことが解る。例えば、図21に示した
ような画像データパルス(Video)をLDに印加し
た場合、LDがONとなるときの光パワーは一定となる
が、LDがOFFのときに得られる光パワーはLDの素
子温度によって変化してしまうため、感光体に形成され
る静電潜像が変化してしまい、適切な複写ができないと
いう欠点が生じることになる。
【0017】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、レ
ーザ光源が置かれている雰囲気によって生じるバイアス
電流の影響を除去し、常に適切な画像を像担持体上に形
成し得るよう構成した画像形成装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明はレーザ光源に予めバイアス電流を供給
し、該レーザ光源からから出射したレーザ光に光変調を
施して像担持体面上に導光し、画像を形成する画像形成
装置において、前記レーザ光源からの発光量を検出する
発光量検出手段と、前記発光量検出手段からの出力に応
じて、前記バイアス電流を制御すると同時に、入力され
た画像データに対応したレーザ駆動電流を制御する制御
手段とを具備したものである。
【0019】
【作用】本発明の上記構成によれば、レーザ光源にバイ
アス電流を供給する第1の電流と、画像データに対応し
たパルス電流を供給する第2の電流源を用い、発光量検
出手段からの出力に基づいて(例えば、一定の比率で分
け)各々の電流源を制御することにより、バイアス電流
による画像への影響を除去することができる。
【0020】また、本発明の上記構成によれば、レーザ
の点灯時間を検出する手段をさらに設け、光変調をする
ためのレーザ駆動電流を一定に制御する第2の電流源に
電流目標値を複数設け、レーザ点灯時間の値、または、
レーザ光源の温度、さらには、原稿濃度によって上記目
標値を切り替えることにより、バイアス電流による画像
への影響を除去している。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0022】実施例1 図1は、本発明を適用した画像処理装置全体の断面図で
ある。本図において、原稿給送装置1上に積層された原
稿は、1枚ずつ順次原稿台ガラス面2上に搬送される。
原稿が搬送されると、スキャナー部分のランプ3が点灯
し、かつスキャナー・ユニット4が移動して原稿を照射
する。原稿の反射光はミラー5,6,7を介してレンズ
8を通過し、その後イメージセンサ分9に入力される。
【0023】イメージセンサ部9に入力された画像信号
は、直接、あるいは、一旦図示しない画像メモリに記憶
され、再び読み出された後、露光制御部10に入力され
る。そして露光制御部10にて光信号に変換され、画像
信号に従い感光体11を照射する。照射光によって感光
体11上に作られた潜像は、現像器12あるいは13に
よって現像される。上記潜像とタイミングを併せて被転
写紙積載部14あるいは15より転写紙が搬送され、転
写部16において、上記現像されたトナー像が転写され
る。転写されたトナー像は定着部17にて被転写紙に定
着された後、排紙部18より装置外部に排出される。
【0024】図2は、図1に示した露光制御部10を詳
細に示したブロック図である。本図において、半導体レ
ーザ光源21より発せられた光ビームはコリメータレン
ズ25および絞り22によりほぼ平行光にされ、所定の
ビーム径で回転多面鏡23に入射する。回転多面鏡23
は矢印のような方向に等角速度の回転を行っており、こ
の回転に伴って入射した光ビームが連続的に角度を変え
る偏向ビームとなって反射される。偏向ビームとなった
光はf−θレンズ24により集光作用を受ける。
【0025】一方、f−θレンズ24は同時に走査の時
間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正を行うた
めに、光ビームは、像担持体としての感光体11の上に
図の矢印の方向に等速で結像される。感光体11上への
データの書き込みは、半導体レーザ光源21の光量制御
によって行われる。
【0026】28はセンサであり、感光体11に画像情
報を書き出すタイミングを検出するための同期一要素を
構成している。通常は、一回の走査毎に光ビームの発光
のタイミングをとるように、走査領域外の位置にセンサ
28が配置されている。センサ28で走査ビームを検知
した時点から所定時間(t秒後)に、書き出し信号を出
力する。
【0027】次に、本実施例にかかわるレーザ光源21
の駆動制御手段100を図3を用いて説明する。図3に
おいて、21は半導体レーザ光源である。301は半導
体レーザ光源21内にあるレーザ素子(以下、LDと呼
ぶ)であり、302はLD301の光量を検出するため
のピンフォトダイオード(以下、PDと呼ぶ)である。
PD302から出力される光量に比例した電流は電流−
電圧変換器303に入力され電圧に変換される。
【0028】304はアナログスイッチであり、318
はアナログスイッチ304の開閉を制御するSYNC信
号である。305は、電流−電圧変換した電圧をサンプ
ル/ホールドするコンデンサであり(サンプル/ホール
ドのタイミングは後に説明する。)、現在発光している
LD301の光量をコンデンサ305にホールドする。
【0029】306は、LD301の発光量の目標電圧
である。比較器307でLD301の現在の発光量と目
標値を比較して、その出力を後段の増幅器308および
323に入力させる。
【0030】増幅器308で誤差増幅した信号は演算増
幅器(以下、オペアンプという)309,トランジスタ
310,抵抗3110によって構成される定電流回路の
目標値として入力され、誤差増幅した信号電圧と抵抗3
11の端子間電圧が等しくなるように制御される(第1
の電流源と制御手段になる)。すなわち、比較器307
の出力信号を誤差増幅器308と323によって一定の
比率で分割し、第1の電流源を制御していることにな
る。
【0031】319は、LD301をON/OFFする
画像信号(Video信号)である。この信号319が
HI(ハイレベル)のときにLD301はON(発光)
し、LOW(ローレベル)のときはOFFする。上記機
能を高速に達成するための相補回路が312である。
【0032】増幅器323で誤差増幅した信号はオペア
ンプ313,トランジスタ320,抵抗314によって
構成される定電流回路の目標値として入力され、誤差増
幅した信号電圧と抵抗314の端子間電圧が等しくなる
ように制御される(第2の電流源と制御手段となる)。
すなわち、比較器307の出力信号を誤差増幅器308
と323によって一定の比率で分割し、第2の電流源を
制御していることになる。
【0033】330はバイアス電流の目標値となる電圧
源であり、331はパルス電流(Video信号319
に応答したレーザ駆動電流)の目標値となる電圧源であ
る。電圧源330の値として、I−L特性(電流−発光
パワー特性)におけるレーザ発光領域に達する手前の値
を設定する。すなわち、図4に示したITHより小の値で
ある。
【0034】図4において、下横軸は電流値、上横軸は
PD301の電流値、縦軸は発光パワーを示している。
1001はPD301のパワーと電流値の関係を示した
グラフである。1002はLD301のI−L特性を示
したグラフである。1002において、グラフの傾きが
変化する点をITHと呼ぶ。ITHより少ない電流によって
発光する領域は、LED発光領域という。この領域では
LD301はレーザ発光はせず、光パワーLEDと同じ
程度の微弱パワーである。
【0035】他方、ITHより大の領域は、レーザ発光領
域という。バイアス電流値の目標値は、このITHより小
の領域に設定する。本実施例では、1006にバイアス
電流値を設定している。バイアス電流値を1006とし
たときのPD301の出力は1007となる。
【0036】1004はPD301に発生する、バイア
ス点灯による電流値である。1005は、パルス電流に
よって発生するPD301の電流値である。本実施例で
は、PD301の電流出力を電圧変換しているため、1
004および1005を電圧に換算しなおした値が各々
電圧源330,331の電圧となる。
【0037】次に、コンデンサ305にサンプル/ホー
ルドするタイミングを図5を用いて説明する。319は
図3に示したVideo信号である。402は画像書き
込みタイミング信号を発生するための(センサ28に光
を照射する)LD強制ON信号である。401は画像を
感光体の上に形成するためのLDのON/OFF信号
(パルス信号)である。318はアナログスイッチ30
4の開閉制御を行うSYNC(同期)信号であり、40
3はHIレベル時にONつまり、サンプル時となる。4
04はLOWレベルを示し、アナログスイッチ304が
OFFとなりコンデンサ305の電圧をホールドするホ
ールド信号となる。
【0038】本実施例は、強制ON時(402)に現在
発光しているLD301の光量をサンプルし、一定光量
を保つようにし、1ライン分の光量をホールドするよう
にしたレーザのオートパワーコントロールシステムとな
る。
【0039】図6は、本実施例における光出力を示す図
である。本図において縦軸は光出力を、横軸は駆動電流
を示す。801は25℃におけるI−L曲線であり、8
02は50℃におけるI−L曲線である。目標値は、6
mWである。25℃におけるバイアス電流値およびパル
ス電流値はIB25 ,IP25 であり、50℃におけるバイ
アス電流値およびパルス電流値はIB50 ,IP50 であ
る。
【0040】図6から解るように、バイアス電流値およ
びパルス電流値が温度によって変化している。そして、
バイアス電流値による発光量が変化していないことが解
る。上記により、Video信号319のOFF時のバ
イアス電流による発光量は変化しない。
【0041】実施例2 図7は、本発明の第2の実施例による駆動回路部を示
す。上述した実施例1と同じ所には同じ番号を付し、説
明は省略する。コンデンサ305によってホールドされ
た電圧(現在発光しているLD301の発光量)は、分
割器326によって第1および第2電流源制御部に加え
られる。
【0042】分割した1つの信号は、バイアス電流源に
加えられる。306はバイアス電流源の目標値(第1の
電流源)を表す電圧源であり、分割器326の分割出力
が電圧源306の電圧と等しくなるように後段の回路部
が動作する(実施例1と同じ)。
【0043】分割器326で分割された他方の信号はパ
ルス電流源に加えられる。324はパルス電流源の目標
値(第2の電流源)を表す電圧源であり、分割器326
の分割出力が電圧源324の電圧と等しくなるように後
段の回路部が動作する(実施例1と同じ)。
【0044】このようにして、パルスおよびバイアス電
流によって発生する、発光量を常に等しくなるように制
御している。
【0045】実施例3 上述した実施例1および2では、LD内蔵のPD302
を光出力検出手段として用いているが、これを用いず、
図2における書き込みタイミング発生用(BD検出用)
のピンフォトダイオード28を使用して、実施例1およ
び実施例2と同様のことを行ってもよい。これにより、
PD内蔵型ではないLDでも実施可能となる。
【0046】実施例4 図8は、第4の実施例における露光制御部10のブロッ
ク図である。本図と図2との相違は、レーザのON時間
を計数する時間計数部29を備えていることである。
【0047】次に、本実施例にかかわるレーザ光源21
の駆動制御手段100を図9を用いて説明する。
【0048】21は半導体レーザ光源である。301は
半導体レーザ光源21内にあるレーザ素子(LD)であ
り、302はLD301の光量を検出するためのピンフ
ォトダイオード(PD)である。PD302から出力さ
れる光量に比例した電流は電流−電圧変換器303に入
力され電圧に変換される。
【0049】304はアナログスイッチであり、318
はアナログスイッチ304の開閉を制御するSYNC信
号である。305は、電流−電圧変換した電圧をサンプ
ル/ホールドするコンデンサであり(サンプル/ホール
ドのタイミングは後で説明する。)現在発光しているL
D301の光量をコンデンサ305にホールドする。
【0050】306は、LD301の発光量の目標電圧
である。比較器307でLD301の現在の発光量と目
標値を比較して、その出力を後段の増幅器308に入力
させる。
【0051】増幅器308で誤差増幅した信号はオペア
ンプ309,トランジスタ310,抵抗311によって
構成される定電流回路の目標値として入力され、誤差増
幅した信号電圧と抵抗311の端子間電圧が等しくなる
ように制御される(第1の電流制御手段となる)。
【0052】319は、LD301をON/OFFする
画像信号(Video信号)である。この信号319が
HIレベルのときにLD301はON(発光)し、LO
WレベルのときはOFFする。上記機能を高速に達成す
るための相補回路が312である。
【0053】オペアンプ313,トランジスタ320,
抵抗314によって定電流回路を構成している(第2の
電流制御手段となる)。315,316は、第2の電流
制御手段に目標電流値を与える、異なった目標電圧とな
るための電圧源である。317は、これらの電圧源31
5,316を切り替えるためのパルス電流制御信号であ
る。
【0054】321は、不必要時にLD301に電流を
流さないためのBAIS ON信号である。画像を感光
体に書き込む時のみLOWレベルとなり、スタンバイま
たはウェート中はHIレベルとなっている。この信号3
12がHIレベルの時はトランジスタ322がONし、
第1の電流制御手段には電流が流れない(つまり、LD
301に電流が流れない)。
【0055】図10は、信号317と第2の電流制御手
段の関係を示す。目標の光出力は6mWとしてある。図
10の1101は、第2の電流制御手段の目標値が31
5側にある場合の、総電流量を示している。他方、11
02は、目標値が316側にある場合の総電流値を示し
ている。
【0056】IP315は、第2の電流制御手段によって流
れる電流値である。IB315はそのときの第1の電流制御
手段によって流れるバイアス電流値である。
【0057】IP316は、第2の電流制御手段によって流
れる電流値である。IB316はそのときの第1の電流制御
手段によって流れるバイアス電流値である。すなわち、
第2の電流制御手段の目標値が変わるために、バイアス
電流によって得られるパワーが異なることとなる。
【0058】本実施例では、IB316で得られるバイアス
パワーの方が低くなるように電圧源315,316が設
定されている。パワーおよび電流の関係を以下に示す。
【0059】
【数2】IP316>IP315B315>IB316B315>PB316 ここで、PB315,PB316は、バイアス電流によって得ら
れるそれぞれのバイアスパワーである。
【0060】本実施例において、LD301に流れる電
量は、第1,第2電流制御手段によって流れる直流電流
とパルス電流の2つである。第1の制御手段による電流
値を連続的に変化させることにより一定光量を得るもの
である。
【0061】次に、コンデンサ305にサンプル/ホー
ルドするタイミングを図11を用いて説明する。本図に
おいて、316は図9に示したVideo信号である。
402は画像書き込みタイミング信号を発生するための
(センサ28に光を照射する)LD強制ON信号であ
る。401は画像を感光体の上に形成するためのLDの
ON/OFF信号(パルス信号)である。318はアナ
ログスイッチ304の開閉制御を行うSYNC(同期)
信号であり、403はHIレベル時ONつまり、サンプ
ル時である。404はLOWレベルを示し、アナログス
イッチ304がOFFとなりコンデンサ305の電圧を
ホールドするホールド信号となる。
【0062】本実施例は、強制ON時(402)に現在
発光しているLD301の光量をサンプル・制御し、一
定光量を保つようにし、1ライン分の光量をホールドす
るようにしたレーザのオートパワーコントロールとな
る。
【0063】図12は、本実施例の全体的構成を示すブ
ロック図である。本図において、901は原稿、902
はレンズ、903はCCDイメージセンサである。前述
のように原稿を照射し、その反射光がCCD903上に
結像する。CCD903はライン状のセンサであり、原
稿台上を一方向に走査することにより原稿1枚分を読み
取ることになる。つまり、CCD1ラインの受光部数
は、原稿台の1方向、例えばX方向全体を読み取る数で
構成されている。例えば、X方向が30センチメートル
で16pel読み取りであれば30×160=4800
個以上の受光部により構成されている。
【0064】このCCD903により、原稿情報はアナ
ログ信号に変換され、アナログ信号処理部904に出力
される。アナログ信号処理部904では、サンプル/ホ
ールド,ダークレベルの補正,ダイナミックレンジの制
御等を行った後にA/D変換を行い、画像処理部905
Aへ出力する。
【0065】画像処理部905Aでは、CCDの各受光
素子の受光感度の補正であるシェーディング補正を行う
ほか、画像形成装置特有の鏡像,トリーミング,マスキ
ング等の処理を行う。そして処理後のデータをレーザ光
源906に出力し、感光体に潜像を形成する。
【0066】このときに、レーザのON時間を計数する
ために時間計数部905Bを経てレーザ光源906を駆
動している。この時間計数部905BはCPU907か
らアクセスできるようになっており、レーザのON時間
がT1(SEC)以上になった場合、パルス電流切り替
え信号317(図9参照)を切り替える。
【0067】908は操作部、907は本画像処理装置
全体を制御しているCPUである。
【0068】レーザ光源906は、点灯時間が増すと、
自己発熱により昇温する。これは、本実施例においては
原稿中の黒部が多い場合、レーザ光源が昇温してしまう
ことを示している。(その理由は、黒を再現する場合、
レーザ光源は点灯しているからである)。そこで、本実
施例では、1枚原稿中の黒濃度が5%を越えた場合、図
9に示した信号317を切り替え、バイアス電流による
発光量変化を除去している(レーザOFF時の発光
量)。
【0069】図13は、図12に示した時間計数部90
5Bのブロック図を示している。本図において、100
1はアナログ信号処理部904より送られてきたVid
eo信号であり、1枚あたりのレーザON時間を測定す
る回路1002に入力する。この回路1002は、1枚
あたりのレーザON時間をしながら順次比較器1005
に入力している。つまり。コピー中にON時間を積算し
続けることになる。この積算値は、一枚毎にリセットさ
れる。
【0070】1003は、CPU907からアクセスす
るためのバスである。このバス1003は、レジスタ1
004に接続され、CPU907からのデータを保持す
る。本実施例では、レジスタ1004には“5”が保持
されている(1枚あたりレーザONが5%)。この
“5”は比較器1005に入力される。比較器1005
は、現在のレーザON時間と比較値“5”を比較しなが
ら、“5”を越えた時点で出力信号317を反転する
(これは、第1の電流手段の目標値を変えることに相当
する)。
【0071】図14は、上述したVideo信号と切り
替え信号317との関係を示す。いま、図中のA点にて
信号317が切り替えるものとする。すると、本図よ
り、レーザがOFFしているときのバイアス電流によっ
て生じるパワーが異なることが解る(信号317のLO
Wレベル時には315側が選択され、HIレベル時には
316側が選択されている)。
【0072】図15は、コピー中の光出力の状態を示
す。本図では、“1301”でコピーが開始される。そ
のときのバイアス電流による光パワーはPB0である。コ
ピー中にはバイアス電流が増え“1302”となる。こ
の時の光出力はPB1である。ここまでの信号317はL
OWレベルである。そして、レーザON時間の積算が5
%を越え、信号317がHIレベルに変化をする。これ
により、“1303”へと移行する。このときの光出力
はPB2となる。すなわち、
【0073】
【数3】PB0<PB1<PB2 のバイアス電流による光出力の関係となる。
【0074】このように、信号317を切り替えること
により、バイアス電流による光出力を低下させることが
可能となり、元のバイアス電流による光出力に近づける
ことが可能となる。
【0075】実施例5 図16は、第5の実施例における駆動回路を示す。上述
した実施例4では、レーザの点灯時間によって第2の電
流制御手段の目標値を切り替えていた。これに対して、
ここで述べる実施例5では、レーザ素子の温度を検出す
る手段を設け、素子温度がある一定置(温度)を越えた
ならば、第2の電流制御手段の目標値を切り替えるよう
構成する。
【0076】図16において、図9と同じ部分には同じ
記号を付け、説明は省略する。
【0077】図16に示した1401は、レーザ素子3
01の温度を検出するためのサーミスタである。サーミ
スタ1401の出力は、比較器1403に入力される。
比較器1403には、目標温度を表す電圧源1402が
接続されている。本実施例では、目標温度が“35℃”
となっている。
【0078】比較器1403では、レーザ素子301の
温度が35℃を越えると、第2の電流制御手段の目標値
を切り替えている。すなわち、その温度が35℃より低
い場合は315側が選択され、35℃より高い場合は3
16側が選択される。
【0079】複写中にレーザON時間が増えてくると、
レーザ素子の自己昇温により第1の電流制御手段の目標
値が増えてくる。これにより、バイアスによる発光量が
増加することになる。すなわち、レーザのOFF時の光
量が増してくる(図21参照)。
【0080】図17は、本実施例における、光出力と温
度の関係を示す。ここで1501は素子温度25℃のI
−L特性、1502は素子温度35℃におけるI−L特
性である。1503は25℃における総電流、150
4,1505は35℃における総電流量を示している。
【0081】IB25 は温度25℃時のバイアス電流値、
B25 はバイアス発光量、IP315はパルス電流値であり
315側を選択している。IB36 は温度35℃時のバイ
アス電流値、PB35 はバイアス発光量、IP315はパルス
電流値であり315側を選択している。
【0082】35℃を越えた時点で、第2の制御手段の
目標値が切り替わり、316側となる。これを示してい
るのが1505である。IB35は温度35℃時のバイ
アス電流値、PB35はバイアス発光量、IP316はパル
ス電流値であり316側を選択している。
【0083】
【数4】PB25 >PB35 <PB35 従って、35℃を越えたときに、第2の電流値が変化増
大することで、バイアス点灯時(レーザOFF時)のパ
ワーを落とすことが可能となる。
【0084】実施例6 レーザ光源は、時間が経過するとI−L特性が劣化する
特性を持っている。これを解決するために、レーザを駆
動した時間が所定の時間を越えた場合、または複写枚数
をカウントして予め決めた値を越えた場合、CPUにて
第2の制御手段の電流目標値を切り替えてもよい。
【0085】図18は、上記制御手順を示したフローチ
ャートである。まず、ステップS1601でコピーキー
待ちとなり、キーが押されるとステップS1602にて
コピーカウントを+1する。
【0086】ステップS1603では、予め設定したコ
ピー枚数と現在のコピーカウントを比較し、小さい場合
はステップS1604に進み、コピーを行う。他方、越
えている場合はステップS1605に進み、第2の電流
目標値を切り替える。
【0087】ステップS1606ではコピー終了をチェ
ックし、終了時は、ステップS1601に戻り、コピー
待ちとなる。また終了していない場合は、ステップS1
602に戻り、同じ動作を繰り返す。
【0088】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、画質向上のためにバイアス電流を流し、レーザ光源
を駆動している系において、2つの電流源に対して各々
の目標値を持ち独立に制御することにより、温度制御を
行うことなく良好な画質を得ることが可能になり、バイ
アス電流値のみを制御しながら発光量を一定に保つ方法
によるバイアス発光量変動の悪影響を除去することが可
能となり、常に安定した良好な画質が得られる。
【0089】また、画質向上のためにバイアス電流を流
し、レーザ素子を駆動している系において、入力画像デ
ータに対応した駆動電流を供給する際に、複数の目標値
を持つことにより、温度制御を行うことなく、良好な画
質を得ることが可能となる。さらに、バイアス電流値を
制御しながら発光量を一定に保つ方法で行った場合で
も、レーザ自身による自己昇温によりバイアス電流値が
変化し、バイアス電流による発光量が大きく変化してし
まい静電潜像に大きな悪影響を与えてしまうといった問
題を解決することが可能となり、良好な画質が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像処理装置の断面図であ
る。
【図2】図1に示した露光制御部内の光学構成図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例による駆動制御回路部を
示す図である。
【図4】第1の実施例におけるバイアス電流およびパル
ス電流の目標設定図である。
【図5】第1の実施例におけるサンプル/ホールドのタ
イミング図である。
【図6】第1の実施例におけるレーザのI−L特性図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施例による駆動回路部を示す
図である。
【図8】第4の実施例における露光制御部内の光学構成
図である。
【図9】第4の実施例における駆動制御回路部を示す図
である。
【図10】第4の実施例における信号317と第2の電
流制御手段の関係を示す図である。
【図11】第4の実施例におけるサンプル/ホールドの
タイミング図である。
【図12】第4の実施例の全体的構成を示すブロック図
である。
【図13】図12に示した計数部の詳細な回路図であ
る。
【図14】第4の実施例におけるVideo信号と信号
317との関係を示す図である。
【図15】第4の実施例におけるコピー中の光出力の状
態を示す図である。
【図16】第5の実施例における駆動回路部を示す図で
ある。
【図17】第5の実施例における光出力と温度の関係を
示す図である。
【図18】第6の実施例における制御手順を示したフロ
ーチャートである。
【図19】レーザの一般的なI−L特性を示す図であ
る。
【図20】従来例の動作説明図である。
【図21】図20の一部を拡大して示した図である。
【図22】従来例の光出力図である。
【符号の説明】
1 原稿給送装置 4 スキャナユニット 9 イメージセンサ部 10 露光制御部 11 感光体 12 半導体レーザ光源 23 回転多面鏡 24 f−θレンズ 28 センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源に予めバイアス電流を供給
    し、該レーザ光源からから出射したレーザ光に光変調を
    施して像担持体面上に導光し、画像を形成する画像形成
    装置において、 前記レーザ光源からの発光量を検出する発光量検出手段
    と、 前記発光量検出手段からの出力に応じて、前記バイアス
    電流を制御すると同時に、入力された画像データに対応
    したレーザ駆動電流を制御する制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は、前
    記発光量検出手段からの出力信号を所定の比率にて2分
    割し、前記バイアス電流および前記レーザ駆動電流を制
    御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記レーザ光源の点
    灯時間を検出する手段をさらに備え、前記点灯時間を検
    出する手段の出力に応答して、前記レーザ駆動電流の目
    標値を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記レーザ光源の素
    子温度を検出する手段をさらに備え、前記素子温度を検
    出する手段の出力に応答して、前記レーザ駆動電流の目
    標値を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、原稿濃度を検出する
    手段をさらに備え、前記画像濃度の検出手段からの出力
    に応答して、前記レーザ駆動電流の目標値を切り替える
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP4181192A 1992-07-08 1992-07-08 画像形成装置 Pending JPH0624037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4181192A JPH0624037A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4181192A JPH0624037A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624037A true JPH0624037A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16096465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4181192A Pending JPH0624037A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624037A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188338A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Fujitsu Telecom Networks Ltd レーザダイオードのパルス電流制御方法及びその動作電流制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188338A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Fujitsu Telecom Networks Ltd レーザダイオードのパルス電流制御方法及びその動作電流制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4026918B2 (ja) レーザ駆動装置およびその制御方法
US4201994A (en) Information formation apparatus
JP3154938B2 (ja) ビーム光走査装置および画像形成装置
JP2001088344A (ja) 画像形成装置および画像形成装置における半導体レーザ発振器の発光レベル安定化方法
US20090016774A1 (en) Image forming apparatus, scanning optical apparatus, and control methods thereof
JPH07199096A (ja) 画像形成装置
US6278476B1 (en) Image forming apparatus in which a laser beam is applied from a semiconductor laser to scan an image carrier, and method of controlling the apparatus
US6144680A (en) Laser driving apparatus and image forming apparatus using the same
JPH11291547A (ja) 画像形成装置
JP2002277773A (ja) ビーム光走査装置及び画像形成装置
JPH0624037A (ja) 画像形成装置
JPH0933832A (ja) 光走査装置および光走査装置におけるレーザビーム変調方法
EP0993089B1 (en) Laser control apparatus, image forming apparatus and copier
JPH1076705A (ja) レーザ発振器駆動装置および画像形成装置
JPH11112067A (ja) 画像形成装置
JP4165314B2 (ja) 画像形成装置
JP4095290B2 (ja) レーザ駆動回路、画像形成装置およびレーザ駆動方法
JP3706713B2 (ja) 画像形成装置におけるバイアス電流設定方法
JP2003191524A (ja) レーザ駆動回路、画像形成装置およびレーザ駆動方法
JP3710389B2 (ja) 画像形成装置
JP3728090B2 (ja) 画像形成装置
JPS5980057A (ja) レ−ザビ−ム走査装置
JPS58103602A (ja) ビ−ム位置検出方法
JPH0381721A (ja) 画像形成装置
JP2003198047A (ja) レーザ駆動回路、画像形成装置