JPH06240254A - 植物資源からの土壌活性化剤の製造方法 - Google Patents

植物資源からの土壌活性化剤の製造方法

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JPH06240254A
JPH06240254A JP6239693A JP6239693A JPH06240254A JP H06240254 A JPH06240254 A JP H06240254A JP 6239693 A JP6239693 A JP 6239693A JP 6239693 A JP6239693 A JP 6239693A JP H06240254 A JPH06240254 A JP H06240254A
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soil
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JP6239693A
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Yaichi Obara
弥一 小原
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OBARA YASUNORI
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OBARA YASUNORI
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モミガラ、オガ屑等の植物性繊維を多く含有
する陸上の成熟植物資源及び海草等の海洋の成熟植物資
源を温和な温度条件で好気的発酵をさせて性能バランス
のよい土壌活性化剤を得る。 【構成】 モミガラ、オガ屑等の植物性繊維を多く含有
する陸上の成熟植物資源及び海草等の海洋の成熟植物資
源に穀実糠、甲殻類、貝化石、搾油粕等及び植物性複合
酵素を加えて、温和な湿度条件で好気的発酵をさせて得
られた発酵生成物及び同時に誘導、育成される微生物群
を生きたまま利用することを特徴とする性能バランスの
よい固体状の土壌活性化剤の製造方法。上記の固体状の
土壌活性化剤に植物性複合酵素を加え、水で抽出、濾過
して得られた濾液に黒砂糖水溶液等を加え、空気を十分
に補給しながら醸造発酵をさせて得られた発酵生成物及
び同時に誘導、育成される微生物群を生きたまま利用す
ることを特徴とする性能バランスのよい液状の土壌活性
化剤の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、土壌活性化剤に関し、
更に詳しくは植物性織維を多く含有する陸上及び海洋の
成熟植物資源を植物性複合酵素を用いて、好気的発酵を
させることによって得られる土壌活性化剤に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】自然界の植物循環系では膨大な種類の微
生物の多種多様な作用が重要な役割を果たし、その結果
として植物循環系のバランスが保持されている。すなわ
ち、枯れ死した植物資源は微生物の作用で分解され、次
の世代の植物の発芽、成長の栄養源に転換され、有効に
再利用されている。ところが、近年異常気象、無秩序で
乱脈な開発による自然破壊、化石燃料大量消費によるC
異常増加や酸性雨等により植物循環系のバランスが
崩れてきていることから、これまで未利用のまま放置さ
れていた膨大な陸上及び海洋の成熟植物資源を自然界の
植物循環系へ有効に組み入れ、再利用するための技術の
開発が求められていた。 【0003】成熟植物資源を有効に再利用する場合に
は、外部からの腐朽分解に対して極めて強い抵抗を示す
リグニンをいかに経済的(低温、短時間)に効率よく分
解し、有効な栄養源へ転換できる技術及び多様な成熟植
物資源の分解作用に対応した適切かつ有効な微生物群を
生起、誘導する技術が重要である。リグニン分解技術に
ついては、従来機械的粉砕、凍結粉砕、爆砕、高温スチ
ーム処理、ガンマー線照射、電子線照射及び微生物処理
等の多くの方法が考案され、検討されてきたが、技術と
コストの両面から実用化されるに至っていない。 【0004】また、適切でかつ有効な微生物群を生起、
誘導するために、発酵工程において、主原料である成熟
植物資源に、種々のビタミン、ミネラル等の微生物の栄
養源となる物質を副原料または発酵助剤として加えるこ
と及び発酵条件を工夫すること等が検討されてきたが、
問題点が解決されるには至っていなかった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、植物循
環系について注意深く洞察、研究した上で、植物性繊維
を多く含有している陸上及び海洋の成熟植物資源に種々
の処理をすることによって、植物循環系へ有効に組み入
れ、再利用することを可能にする技術につき鋭意検討を
加えた結果、本発明を完成するに至った。 【0006】植物性繊維を多く含有している海洋の成熟
植物資源の一部は、のり、わかめ等がそのまま食料品と
して、またアルギン酸、寒天、ヨウ素等を製造するため
の原料として利用されている。しかし、大半の海洋の成
熟植物資源は利用する為の有効な技術がないまま廃棄物
として放置されていたため公害の原因となっていた。 【0007】本発明者等は、各種の植物性繊維を多く含
有している成熟植物資源を利用する方法、技術につい
て、検討を重ねた結果、海洋の成熟植物資源を効率よく
処理、利用し、性能バランスのよい土壌活性化剤を提供
することを目的としたものである。本発明の他の目的及
び新規な特徴は以下の記載からも明らかになるであろ
う。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は植物性繊維を多
く含有する陸上の成熟植物資源(例えばモミガラ、オガ
屑、木材チップ屑、ブレーナー屑等)を破砕処理したも
のに、穀実糠、搾油粕、貝化石等及び大高酵素または大
豆煮汁と黒砂糖とバイエム酵素の発酵、醸成より得られ
る如き植物性複合酵素を加え、水または希有機酸水溶液
で水分を30−70%に調整した後、70℃以下の温和
な温度条件で好気的発酵をさせて得られる生成物(a)
に、更に植物性繊維を多く含有する陸上の成熟植物資
源、穀実糠、搾油粕、甲殼類、貝化石等及び植物性複合
酵素を加え、水または希有機酸水溶液で水分を30−7
0%に調整した後、70℃以下の温和な温度条件で好気
的発酵をさせて得られる生成物(b)に、乾燥後粉砕し
た海草または海草から有効成分を抽出した残滓等の海洋
の成熟植物資源及び破砕処理した植物性織維を多く含有
する陸上の成熟植物資源に、(b)に土、穀実糠、カタ
クリ粉水溶液を加え、70℃以下の温和な温度条件で4
日以上好気的発酵をさせることにより得られる土コウジ
及び80℃以下の温度条件で熱処理後、植物性複合酵素
を加え、70℃以下の温和な温度条件で好気的発酵をさ
せて得られる酵素処理オガ屑または木材チップの破砕物
を加えて、水または希有機酸水溶液で水分を30−70
%に調節した後、70℃以下の温和な温度条件で4日以
上好気的発酵をさせることにより得られる発酵生成物
(c)及び同時に誘導、育成される微生物群を生きたま
ま利用することを特徴とする土壌活性化剤の製造方法で
ある。 【0009】上記の方法で得られた発酵生成物(c)
に、植物性複合酵素と水を加え、1−4日室温で抽出、
濾過して得られる濾液に、煮沸処理した黒砂糖水溶液及
び大豆煮汁等を加え、室温付近の温和な温度条件で14
日以上緩やかにかき混ぜ、空気を十分に補給しながら醸
造発をさせることにより得られる液状の発酵生成物
(d)及び同時に誘導、育成される微生物群を生きたま
ま利用することを特徴とする液状の土壌活性化剤の製造
方法である。 【0010】本発明者等が既に特許(特開平4−122
788)として出願済みの製造方法で得られる土壌活性
化剤と比較して、海草または海草から有効成分を抽出し
た残滓等の海洋の成熟植物資源を原料として本発明の方
法で得られる土壌活性化剤は、植物の成長促進に有効な
微量のビタミン、ミネラル等のより多くの種類の生理活
性物質を含有しているものと考えられるため、より性能
バランスの良い土壌活性化剤として、使用に供すること
ができる。 【0011】本発明の方法は上記の通り、まず、植物性
繊維を多く含有する陸上の成熟植物資源を50℃以下、
好ましくは40℃以下の温度で、1分間以下、好ましく
は30秒間以下の時間で破砕処理(発明者等は、具体的
方法について既に特開平1−245863として特許を
出願済みである)したものに、穀実糠、搾油粕、貝化石
等及び植物性複合酵素を加え、水または0.01−0.
5%、好ましくは0.05−0.1%の希有機酸水溶液
で水分を30−70%、好ましくは、45−55%に調
節した後、70℃以下、好ましくは、60℃以下の発酵
生成物及び同時に誘導、育成される微生物群が損なわれ
ることのない温和な温度条件で4日以上、好ましくは、
7日以上好気的発酵をさせて発酵生成物(1)を得る。 【0012】次に、この発酵生成物(1)に植物性繊維
を多く含有する陸上の成熟植物資源、穀実糠、甲殻類、
貝化石、搾油粕等及び大高酵素または大豆煮汁と黒砂糖
とバイエム酵素の発酵、醸成より得られる如き植物性複
合酵素を加え、水または0.01−0.5%、好ましく
は0.05−0.1%の希有機酸水溶液で水分を30−
70%、好ましくは、45−55%に調節した後、70
℃以下、好ましくは60℃以下の発酵生成物及び同時に
誘導、育成される微生物群が損なわれることのない温和
な温度条件で4日以上、好ましくは7日以上好気的発酵
をさせて発酵生成物(2)を得る。 【0013】次に、発酵生成物(2)に、乾燥後粉砕し
た海草または海草から有効成分を抽出した残滓等の海洋
の成熟植物資源及び破砕処理した植物性繊維を多く含有
する陸上の成熟植物資源に、(2)に土、穀実糠、カタ
クリ粉水溶液を加え、70℃以下、好ましくは、60℃
以下の温和な温度条件で4日以上、好ましくは、7日以
上好気的発酵をさせることにより得られる土コウジ及び
80℃以下、好ましくは、70℃以下の温度条件で熱処
理後、植物性複合酵素を加え、70℃以下、好ましく
は、60℃以下の温和な温度条件で4日以上、好ましく
は、7日以上好気的発酵をさせて得られる酵素処理オガ
屑または木材チップの破砕物を加え、更に、穀実糠、搾
油粕等を加え、70℃以下、好ましくは、60℃以下の
発酵生成物及び同時に誘導、育成される微生物群が損な
われることのない温和な温度条件で4日以上、好ましく
は、7日以上好気的発酵をさせることにより発酵生成物
(3)を得ることができる。 【0014】発酵生成物(3)は同時に誘導、育成され
る微生物群を生きたまま利用することを特徴とする土壌
活性化剤として使用に供することができる。上記の方法
で得られた発酵生成物(3)に、大高酵素と水を加え、
1−4日間、好ましくは、1−2日間、室温で抽出後濾
過して得られる濾液に、煮沸処理した黒砂糖水溶液及び
大豆煮汁等を加え、室温付近の温和な温度条件で14日
以上、好ましくは、20日間以上緩やかにかき混ぜ、空
気を十分に補給しながら醸造発酵をさせることにより液
状の発酵生成物(4)を得ることができる。 【0015】発酵生成物(4)は同時に誘導、育成され
る微生物群を生きたまま利用することを特徴とする液状
の土壌活性化剤として発酵生成物(3)の固体状の土壌
活性化剤よりも、より簡便に使用に供することができ
る。本発明の方法で得られる土壌活性化剤中に、植物の
成長促進に有効な微量のビタミン、ミネラル等の多種類
の生理活性物質を産生させる原料として、乾燥後粉砕し
た海草または海草から有効成分を抽出した残滓等の海洋
の成熟植物資源は一連の土壌活性化剤としての機能強化
に効果的に利用されるものと考えられる。 【0016】本発明において、貝化石は有用な多種類の
微生物群を誘導、育成するのに適した環境(場)を提供
するものと考えられる。 また、各種の酵素及び植物抗
菌物質の合成を促進する結果として根圏微生物の育成及
び線虫の防除に有効なキトサン類の合成の原料として不
可欠な甲殻類は悪臭がひどいため、発酵生成物(1)を
製造する工程では使用することができず、発酵工程があ
る程度進んで種材ができた発酵生成物(2)を製造する
工程ではじめて使用することができる。 【0017】更に、本発明者等は、発酵生成物(2)の
原料であるモミガラ及びトウモロコシ糠は悪臭吸着作用
による悪臭低減化及び悪臭防止に非常に大きな効果があ
ることを発見した。 【0018】本発明の方法によつて得た土壌活性化剤
は、使用されている原料、副原料、添加剤等がすべて天
然物であるので、無公害であり、未利用のまま放置され
ていた膨大な陸上及び海洋の成熟植物資源を有効活用、
再利用でき、また、自然界の植物循環系に容易に取り込
まれ、かつ、水田、畑地、芝地及び家庭菜園等に広く使
用することができる。以上のことからして、本発明は頗
る利用価値の高いものであることが明かである。 【0019】 【実施例】次に、本発明を実施例を挙げて更に説明す
る。 実施例1.モミガラ200リットルを40℃以下の温度
で特開平1−245863に記載の装置で20秒間破砕
処理し130リットルにしたものに、米糠5kg、搾な
たね油粕5kg、貝化石20kg及び大高酵素(大高酵
素株式会社製、商品名大高酵素粒状)1kgを加え、
0.05%酢酸水溶液で水分を50%に調整した後、6
5℃以下の温度で7日間好気的発酵をさせて発酵生成物
(a’)80kgを得た。 【0020】次に、この発酵生成物(a’)40kgに
モミガラ60リットル、トウモロコシ糠5kg、搾なた
ね油粕5kg、カニ殻20kg、貝化石20kgを加
え、0.05%酢酸水溶液で水分50%に調節した後、
65℃以下の温度で10日間好気的発酵をさせて発酵生
成物(b’)90kgを得た。次に、この発酵生成物
(b’)20kgに、てん草から寒天を製造した残滓を
乾燥後粉砕処理させたもの10kg及び55−65℃の
温度で特開昭63−34401に記載の装置でオガ屑1
00リットルを熱処理したものに、米糠2kg及び大高
酵素(大高酵素株式会社製、商品名大高酵素粒状)0.
5kgを加えて、65℃以下の温度で15日間好気的発
酵をさせて得られる酵素処理オガ屑20リットルを加
え、更にカタクリ粉2kgを熱湯水40リットルへ完全
に溶解させた後、室温まで冷却した水溶液に土500k
g、発酵生成物(b’)20kg、米糠15kg、粘土
資材20kgを加え、10日間培養させて得られる土コ
ウジ40kg、40℃以下の温度で特開平1−2458
63に記載の装置で20間破砕処理したモミガラ40リ
ットル、米糠10kg、搾なたね油粕5kg、トウモロ
コシ糠5kg、貝化石20kgを加えて、0.05%酢
酸水溶液で水分50%に調節した後、65℃以下の温度
で20日間好気的発酵をさせることにより土壌活性化剤
(c’)160kgを得た。 【0021】実施例2.実施例1における大高酵素の代
わりに、30分間煮沸した大豆煮汁1リットルに水15
リットル、黒砂糖10kg及びバイエム酵素(島本微生
物研究所製)0.3kgを加えて20日間好気的に発
酵、醸成させたものを用いて、実施例1に記載した方法
により土壌活性化剤150kgを得た。 【0022】実施例3.実施例1におけるオガ屑の代わ
りに、木材チップを40℃以下の温度で特開平1−24
5863に記載の装置で20秒間破砕処理したものを用
いて、実施例1に記載した方法により土壌活性化剤を得
た。 【0023】実施例4.実施例1で得られた固体状の土
壌活性化剤(c’)0.5kgに、大高酵素(大高酵素
株式会社製、商品名大高酵素粒状)0.5kgと水2.
5リットルを加えて、1.5日間抽出、濾過処理して得
られる水溶液2.3リットルに、煮沸熱湯水7.5リッ
トルに黒砂糖5kgを完全に溶解させた後、冷却した水
溶液及び大豆煮汁0.5リットルを加え、室温で20日
間緩やかにかき混ぜ、空気を十分に補給しながら醸造発
酵をさせることにより液状の土壌活性化剤(d’)16
リットルを得た。 【0024】次に、上記のようにして得られた土壌活性
化剤を散布した土壌での各種農作物の栽培成績と従来技
術で得られた土壌活性化剤(特開平4−122788と
して特許を出願している)を散布した土壌での各種農作
物の栽培成績の比較検討を行った。結果を表1に示す。 【0025】 【表1】【0026】 【発明の効果】以上本発明によれば、モミガラ、オガ屑
等の植物性繊維を多く含有する陸上の成熟植物資源及び
海草等の海洋の成熟植物資源に植物性複合酵素加えて、
温和な条件で好気的発酵をさせて得られた発酵生成物及
び同時に誘導、育成される微生物群を生きたまま利用す
ることを特徴とする土壌活性化剤は、従来技術(特開平
4−122788として特許を出願している)で得られ
たものより性能がよく、農作物の栽培に非常に有用なば
かりでなく、利用価値のないまま放置されていたこれら
廃棄物を有効に再利用することができた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/04 7236−4B

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 破砕処理した植物性繊維を多く含有する
    陸上の成熟植物資源に穀実糠、搾油粕、貝化石等及び植
    物性複合酵素を加え、水または希有機酸水溶液で水分を
    30−70%に調整した後、70℃以下の温和な温度条
    件で4日以上好気的発酵をさせ発酵生成物(A)を得
    る。次に、この発酵生成物(A)に植物性繊維を多く含
    有する陸上の成熟植物資源、穀実糠、甲殻類、貝化石、
    搾油粕等及び植物性複合酵素を加え、水または希有機酸
    水溶液で水分を30−70%に調整した後、70℃以下
    の温和な温度条件で4日以上好気的発酵をさせ発酵生成
    物(B)を得る。次に、発酵生成物(B)に乾燥後粉砕
    した海草または海草から有効成分を抽出した残滓等の海
    洋の成熟植物資源及び破砕処理した植物性繊維を多く含
    有する陸上の成熟植物資源に、(B)に土、穀実糠、カ
    タクリ粉水溶液を加え、70℃以下の温和な温度条件で
    4日以上好気的発酵をさせることにより得られる土コウ
    ジ及び80℃以下の温度条件で熱処理後、植物性複合酵
    素を加え、70℃以下の温和な温度条件で4日以上好気
    的発酵をさせて得られる酵素処理したオガ屑または木材
    チップの破砕物を加え、更に搾油粕、穀実糠、貝化石等
    を加え、水または希有機酸水溶液で水分を30−70%
    に調整した後、70℃以下の温和な温度条件で4日以上
    好気的発酵をさせることにより得られる発酵生成物
    (C)及び同時に誘導、育成される微生物群を生きたま
    ま利用することを特徴とする土壌活性化剤の製造方法。 【請求項2】 【請求項1】で得られた発酵生成物(C)に、植物性複
    合酵素と水を加え、1−4日室温で抽出、濾過して得ら
    れる濾液に、煮沸処理した黒砂糖水溶液及び大豆煮汁等
    を加え、室温付近の温和な温度条件で14日以上緩やか
    にかき混ぜ、空気を十分に補給しながら醸造発酵をさせ
    ることにより得られる液状の発酵生成物(D)及び同時
    に誘導、育成される微生物群を生きたまま利用すること
    を特徴とする液状の土壌活性化剤の製造方法。
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