JP3044326B2 - 成熟植物資源からの土壌活性化剤の製造方法 - Google Patents
成熟植物資源からの土壌活性化剤の製造方法Info
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- JP3044326B2 JP3044326B2 JP24515190A JP24515190A JP3044326B2 JP 3044326 B2 JP3044326 B2 JP 3044326B2 JP 24515190 A JP24515190 A JP 24515190A JP 24515190 A JP24515190 A JP 24515190A JP 3044326 B2 JP3044326 B2 JP 3044326B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は土壌活性化剤に関し、更に詳しくは植物性繊
維を多く含有する成熟植物資源を、多様な有機資材並に
発酵起剤の植物性複合酵素を用いて、好気的発酵をさせ
ることによって得られる土壌活性化剤に関するものであ
る。
維を多く含有する成熟植物資源を、多様な有機資材並に
発酵起剤の植物性複合酵素を用いて、好気的発酵をさせ
ることによって得られる土壌活性化剤に関するものであ
る。
(従来技術) 自然界の植物循環系では膨大な種類の微生物の多種多
様な作用が重要な役割を果たし、その結果として植物循
環系のバランスが保持されている。
様な作用が重要な役割を果たし、その結果として植物循
環系のバランスが保持されている。
すなわち、枯れ死した植物資源は微生物の作用で分解
され、次の世代の植物の発芽、成長の栄養源に転換さ
れ、有効に再利用されている。
され、次の世代の植物の発芽、成長の栄養源に転換さ
れ、有効に再利用されている。
ところが、近年異常気象、無秩序で乱脈な開発による
自然破壊、化石燃料大量消費によるCO2の異常増加や酸
性雨等により植物循環系のバランスが崩れてきているこ
とから、これまで未利用のまま放置されていた膨大な成
熟植物資源を自然界の植物循環系へ有効に組み入れ、再
利用するための技術の開発が求められていた。
自然破壊、化石燃料大量消費によるCO2の異常増加や酸
性雨等により植物循環系のバランスが崩れてきているこ
とから、これまで未利用のまま放置されていた膨大な成
熟植物資源を自然界の植物循環系へ有効に組み入れ、再
利用するための技術の開発が求められていた。
(発明が解決しようとする問題点) 成熟植物資源を有効に再利用する場合には、外部から
の腐朽分解に対して極めて強い抵抗を示すリグニンをい
かに経済的(低温、短時間)に効率よく分解し、有効な
栄養源へ転換できる技術及び多様な成熟植物資源の分解
作用に適応した適切かつ有効な微生物群を生起、誘導す
る技術が重要である。
の腐朽分解に対して極めて強い抵抗を示すリグニンをい
かに経済的(低温、短時間)に効率よく分解し、有効な
栄養源へ転換できる技術及び多様な成熟植物資源の分解
作用に適応した適切かつ有効な微生物群を生起、誘導す
る技術が重要である。
リグニン分解技術については、従来機械的粉砕、凍結
粉砕、爆砕、高温スチーム処理、ガンマー線照射、電子
線照射及び微生物処理等の多くの方法が考案され、検討
されてきたが、技術とコストの両面から実用化されるに
至っていない。
粉砕、爆砕、高温スチーム処理、ガンマー線照射、電子
線照射及び微生物処理等の多くの方法が考案され、検討
されてきたが、技術とコストの両面から実用化されるに
至っていない。
また、適切でかつ有効な微生物群を生起、誘導するた
めに、発酵工程において、主原料である成熟植物資源
に、種々のビタミン、ミネラル等の微生物の栄養源とな
る物質を副原料または発酵助剤として加えること及び発
酵条件を工夫すること等が検討されてきたが、問題点が
解決されるには至っていなかった。
めに、発酵工程において、主原料である成熟植物資源
に、種々のビタミン、ミネラル等の微生物の栄養源とな
る物質を副原料または発酵助剤として加えること及び発
酵条件を工夫すること等が検討されてきたが、問題点が
解決されるには至っていなかった。
(問題点を解決する為の手段) 本発明者等は、植物循環系について注意深く洞察、研
究した上で、植物性繊維を多く含有している成熟植物資
源に種々の処理をすることによって、植物循環系へ有効
に組み入れ、再利用することを可能にする技術につき鋭
意検討を加えた結果、本発明を完成するに至った。
究した上で、植物性繊維を多く含有している成熟植物資
源に種々の処理をすることによって、植物循環系へ有効
に組み入れ、再利用することを可能にする技術につき鋭
意検討を加えた結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は植物性繊維を多く含有する成熟植物資
源(例えばモミガラ、オガ屑、木材チップ屑、ブレーナ
ー屑等)を破砕処理したものに、穀実糠、搾油粕、貝化
石及び発酵起剤としての大高酵素または黒砂糖醸成液
(大豆煮汁と黒砂糖とバイエム酵素の発酵、醸成より得
られる液剤−以下略す)の如き植物性複合酵素を加え、
水または希有機酸水溶液で水分を30〜70%に調整した
後、70℃以下の温和な温度条件で好気的発酵をさせて得
られる生成物(1)に、更に植物性繊維を多く含有する
成熟植物資源(破砕モミガラ等)、穀実糠、搾油粕、甲
殻類、貝化石及び発酵起剤としての植物性複合酵素を加
え、水または希有機酸水溶液で水分を30〜70%に調整し
た後、70℃以下の温和な温度条件で好気的発酵をさせて
得られる生成物(2)に、40〜90℃の温度で熱処理した
オガ屑に穀実糠及び発酵起剤の植物性複合酵素を加え、
70℃以下の温和な温度条件で好気的発酵させた酵素処理
オガ屑を加え、更に骨粉、貝化石、穀実糠及び発酵起剤
としての植物性複合酵素を加え、水または希有機酸水溶
液で水分を30〜70%に調節した後、70℃以下の温和な温
度条件で好気的発酵をさせることにより得られる発酵生
成物及び同時に誘導、育成される微生物群を生きたまま
利用することを特徴とする土壌活性化剤の製造方法であ
る。
源(例えばモミガラ、オガ屑、木材チップ屑、ブレーナ
ー屑等)を破砕処理したものに、穀実糠、搾油粕、貝化
石及び発酵起剤としての大高酵素または黒砂糖醸成液
(大豆煮汁と黒砂糖とバイエム酵素の発酵、醸成より得
られる液剤−以下略す)の如き植物性複合酵素を加え、
水または希有機酸水溶液で水分を30〜70%に調整した
後、70℃以下の温和な温度条件で好気的発酵をさせて得
られる生成物(1)に、更に植物性繊維を多く含有する
成熟植物資源(破砕モミガラ等)、穀実糠、搾油粕、甲
殻類、貝化石及び発酵起剤としての植物性複合酵素を加
え、水または希有機酸水溶液で水分を30〜70%に調整し
た後、70℃以下の温和な温度条件で好気的発酵をさせて
得られる生成物(2)に、40〜90℃の温度で熱処理した
オガ屑に穀実糠及び発酵起剤の植物性複合酵素を加え、
70℃以下の温和な温度条件で好気的発酵させた酵素処理
オガ屑を加え、更に骨粉、貝化石、穀実糠及び発酵起剤
としての植物性複合酵素を加え、水または希有機酸水溶
液で水分を30〜70%に調節した後、70℃以下の温和な温
度条件で好気的発酵をさせることにより得られる発酵生
成物及び同時に誘導、育成される微生物群を生きたまま
利用することを特徴とする土壌活性化剤の製造方法であ
る。
酵素処理オガ屑の代替して破砕処理が難しい木材チッ
プを利用する場合は、木材チップを弱アルカリ水溶液に
浸漬することにより、破砕機で効果的に破砕処理を行う
ことができるので、オガ屑に準じて熱処理をした後、酵
素発酵処理をすると有効に資源的資材として利用するこ
とが出来る。
プを利用する場合は、木材チップを弱アルカリ水溶液に
浸漬することにより、破砕機で効果的に破砕処理を行う
ことができるので、オガ屑に準じて熱処理をした後、酵
素発酵処理をすると有効に資源的資材として利用するこ
とが出来る。
本発明の方法は上記の通り、まず、植物性繊維を多く
含有する成熟植物資源(破砕モミガラ)を50℃以下、好
ましくは40℃以下の温度で、1分間以下、好ましくは30
秒間以下の時間で低温破砕処理(発明者等は、具体的方
法について既に特開平1−245863として特許を出願済み
である)したものに、穀実糠、搾油粕、貝化石及び発酵
起剤としての大高酵素または黒砂糖醸成液の如き植物性
複合酵素を加え、水または0.01〜0.5%、好ましくは0.0
5〜0.1%の希有機酸水溶液で水分を30〜70%、好ましく
は、45〜55%に調節した後、70℃以下、好ましくは、60
℃以下の発酵生成物及び同時に誘導、育成される微生物
群が損なわれることのない温和な温度条件で4日以上、
好ましくは、7日以上好気的発酵させ発酵生成物(1)
を得る。
含有する成熟植物資源(破砕モミガラ)を50℃以下、好
ましくは40℃以下の温度で、1分間以下、好ましくは30
秒間以下の時間で低温破砕処理(発明者等は、具体的方
法について既に特開平1−245863として特許を出願済み
である)したものに、穀実糠、搾油粕、貝化石及び発酵
起剤としての大高酵素または黒砂糖醸成液の如き植物性
複合酵素を加え、水または0.01〜0.5%、好ましくは0.0
5〜0.1%の希有機酸水溶液で水分を30〜70%、好ましく
は、45〜55%に調節した後、70℃以下、好ましくは、60
℃以下の発酵生成物及び同時に誘導、育成される微生物
群が損なわれることのない温和な温度条件で4日以上、
好ましくは、7日以上好気的発酵させ発酵生成物(1)
を得る。
次に、この発酵生成物(1)に植物性繊維を多く含有
する成熟植物資源(破砕モミガラ等)、穀実糠、甲殻
類、貝化石、搾油粕及び発酵起剤としての大高酵素また
は黒砂糖醸成液の如き植物性複合酵素を加え、水または
0.01〜0.5%好ましくは0.05〜0.1%の希有機酸水溶液で
水分を30〜70%、好ましくは、45〜55%に調節した後、
70℃以下、好ましくは60℃以下の発酵生成物及び同時に
誘導、育成される微生物群が損なわれることのない温和
な温度条件で4日以上、好ましくは7日以上好気的発酵
させ発酵生成物(2)を得る。
する成熟植物資源(破砕モミガラ等)、穀実糠、甲殻
類、貝化石、搾油粕及び発酵起剤としての大高酵素また
は黒砂糖醸成液の如き植物性複合酵素を加え、水または
0.01〜0.5%好ましくは0.05〜0.1%の希有機酸水溶液で
水分を30〜70%、好ましくは、45〜55%に調節した後、
70℃以下、好ましくは60℃以下の発酵生成物及び同時に
誘導、育成される微生物群が損なわれることのない温和
な温度条件で4日以上、好ましくは7日以上好気的発酵
させ発酵生成物(2)を得る。
次に、発酵生成物(2)に40〜90℃、好ましくは50〜
70℃の温度で熱処理(発明者等は、具体的方法について
既に特開昭63−34401として特許を出願済みである)し
た後、穀実糠類及び発酵起剤としての大高酵素または黒
砂糖醸成液の如き植物性複合酵素を加え、70℃以下、好
ましくは60℃以下の温和な温度条件で4日以上、好まし
くは7日以上好気的発酵させたオガ屑または木材チップ
の破砕物を加え、更に骨粉、貝化石、搾油粕、穀実糠及
び発酵起剤としての大高酵素または黒砂糖醸成液の如き
植物性複合酵素を加え、水または0.01%〜0.5%、好ま
しくは0.05〜0.1%の希有機酸水溶液で水分を30〜70
%、好ましくは45〜55%に調節した後、70℃以下、好ま
しくは60℃以下の発酵生成物及び同時に誘導、育成され
る微生物群が損なわれることのない温和な温度条件で4
日以上、好ましくは7日以上好気的発酵させることによ
り土壌活性化剤を得ることができる。
70℃の温度で熱処理(発明者等は、具体的方法について
既に特開昭63−34401として特許を出願済みである)し
た後、穀実糠類及び発酵起剤としての大高酵素または黒
砂糖醸成液の如き植物性複合酵素を加え、70℃以下、好
ましくは60℃以下の温和な温度条件で4日以上、好まし
くは7日以上好気的発酵させたオガ屑または木材チップ
の破砕物を加え、更に骨粉、貝化石、搾油粕、穀実糠及
び発酵起剤としての大高酵素または黒砂糖醸成液の如き
植物性複合酵素を加え、水または0.01%〜0.5%、好ま
しくは0.05〜0.1%の希有機酸水溶液で水分を30〜70
%、好ましくは45〜55%に調節した後、70℃以下、好ま
しくは60℃以下の発酵生成物及び同時に誘導、育成され
る微生物群が損なわれることのない温和な温度条件で4
日以上、好ましくは7日以上好気的発酵させることによ
り土壌活性化剤を得ることができる。
(作用) 本発明において、貝化石は有用な多種類の微生物群を
誘導、育成するのに適した環境(場)を提供するものと
考えられる。また、各種の酵素及び植物抗菌物質の合成
を促進する結果として根圏微生物の育成及び線虫の防除
に有効なキトサン類の生成の原料として不可欠なカニ殻
類はその含有する蛋白質の分解に伴って生ずる悪臭がひ
どいため、発酵生成物(1)を製造する工程では使用す
ることができず、発酵工程(1)で菌相が進化した種材
を基とする発酵生成物(2)を製造する工程ではじめて
使用することができる。
誘導、育成するのに適した環境(場)を提供するものと
考えられる。また、各種の酵素及び植物抗菌物質の合成
を促進する結果として根圏微生物の育成及び線虫の防除
に有効なキトサン類の生成の原料として不可欠なカニ殻
類はその含有する蛋白質の分解に伴って生ずる悪臭がひ
どいため、発酵生成物(1)を製造する工程では使用す
ることができず、発酵工程(1)で菌相が進化した種材
を基とする発酵生成物(2)を製造する工程ではじめて
使用することができる。
更に、本発明者等は、発酵生成物(2)の原料である
破砕モミガラ及び穀実糠である米糠に代えたトウモロコ
シ糠は悪臭吸着作用による悪臭低減化に非常に大きな効
果があることを発見した。
破砕モミガラ及び穀実糠である米糠に代えたトウモロコ
シ糠は悪臭吸着作用による悪臭低減化に非常に大きな効
果があることを発見した。
上記のことをふまえ、本願で使用する各資材のもって
いる特徴について考察すると次の様なことが確認され
る。
いる特徴について考察すると次の様なことが確認され
る。
基礎資源としてのモミガラは、成熟植物資源と云う本
願の名称にある通り、稲が木化現象を伴う成熟するにつ
れて、種子を保護する発芽抑制酵素アブシジン酸や抗菌
作用をもつ抽出成分などが生成蓄積され、溌水構造層の
形成と共に文字通り種の保護機能が完成する。
願の名称にある通り、稲が木化現象を伴う成熟するにつ
れて、種子を保護する発芽抑制酵素アブシジン酸や抗菌
作用をもつ抽出成分などが生成蓄積され、溌水構造層の
形成と共に文字通り種の保護機能が完成する。
稲が古代から栽培されて来たのに、脱殻後のモミガラ
があまり利用されなかったのは、一にその種の保護機能
が強固で分解する微生物等をよせつけなかったからであ
る。
があまり利用されなかったのは、一にその種の保護機能
が強固で分解する微生物等をよせつけなかったからであ
る。
しかし特開平1−245863による破砕機で低温破砕する
と、種の保護機能つまり生命体の酵素反応が転換し、モ
ミガラの主要成分である電荷をもたない有機硅酸と共
に、他の有機資材の栄養と蛋白体酵素との相乗発酵によ
って、秩序正しいもどり分解反応を誘導する。(モミガ
ラを高温破砕すると酵素群が死滅するらしく、発酵する
温度、現象、結果で明らかな差異がある) そのもどり分解反応は自然循環系の法則でもあり、そ
れ等有機質の分解には、自然界でそれを分解する酵素群
が誘導生成されて、その働きをすることが知られて来
た。
と、種の保護機能つまり生命体の酵素反応が転換し、モ
ミガラの主要成分である電荷をもたない有機硅酸と共
に、他の有機資材の栄養と蛋白体酵素との相乗発酵によ
って、秩序正しいもどり分解反応を誘導する。(モミガ
ラを高温破砕すると酵素群が死滅するらしく、発酵する
温度、現象、結果で明らかな差異がある) そのもどり分解反応は自然循環系の法則でもあり、そ
れ等有機質の分解には、自然界でそれを分解する酵素群
が誘導生成されて、その働きをすることが知られて来
た。
これ等の資源や、有機資材が、発酵分解する際に、有
意の特徴ある反応を示す確実な再現性をもつことが確か
められたので、本願の目指す広く賦存する資源を活用す
ることを土台として、自然界の浄化機能保全や、生産食
品の積極的健康に貢献する高品質化を達成する有意の選
択手段を確立して本方法を完成した。
意の特徴ある反応を示す確実な再現性をもつことが確か
められたので、本願の目指す広く賦存する資源を活用す
ることを土台として、自然界の浄化機能保全や、生産食
品の積極的健康に貢献する高品質化を達成する有意の選
択手段を確立して本方法を完成した。
本発明の方法によって得た土壌活性化剤は、使用され
ている原料、副原料、添加剤等がすべて天然物であるの
で、無公害であり、未利用のまま放置されていた膨大な
成熟植物資源を有効活用、再利用でき、また、自然界の
植物循環系に容易に取り込まれ、かつ、水田、畑地、芝
地及び家庭菜園等に広く使用することができる。
ている原料、副原料、添加剤等がすべて天然物であるの
で、無公害であり、未利用のまま放置されていた膨大な
成熟植物資源を有効活用、再利用でき、また、自然界の
植物循環系に容易に取り込まれ、かつ、水田、畑地、芝
地及び家庭菜園等に広く使用することができる。
以上のことからして、本発明は頗る利用価値の高いも
のであることが明かである。
のであることが明かである。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 モミガラ200リットルを40℃以下の温度で特開平1−2
45863に記載の装置で20秒間破砕処理し130リットルにし
たものに、米糠5kg、搾なたね油粕5kg、貝化石20kg及び
発酵起剤として大高酵素(大高酵素株式会社製、商品名
大高酵素粒状)1kgを加え、0.05%酢酸水溶液で水分を5
0%に調整した後、65℃以下の温度で7日間好気的発酵
させ発酵生成物(1′)80kgを得た。
45863に記載の装置で20秒間破砕処理し130リットルにし
たものに、米糠5kg、搾なたね油粕5kg、貝化石20kg及び
発酵起剤として大高酵素(大高酵素株式会社製、商品名
大高酵素粒状)1kgを加え、0.05%酢酸水溶液で水分を5
0%に調整した後、65℃以下の温度で7日間好気的発酵
させ発酵生成物(1′)80kgを得た。
次に、この発酵生成物(1′)40kgにモミガラ60リッ
トル、トウモロコシ糠5kg、油粕5kg、カニ殻20kg、貝化
石20kgを加え、0.05%酢酸水溶液で水分50%に調節した
後、65℃以下の温度で10日間好気的発酵させ発酵生成物
(2′)90kgを得た。
トル、トウモロコシ糠5kg、油粕5kg、カニ殻20kg、貝化
石20kgを加え、0.05%酢酸水溶液で水分50%に調節した
後、65℃以下の温度で10日間好気的発酵させ発酵生成物
(2′)90kgを得た。
次に、この発酵生成物(2′)30kgに55〜65℃の温度
で特開昭63−34401に記載の装置でオガ屑100リットルを
熱処理したものに、米糠2kg及び大高酵素粒状0.5kgを加
えて、65℃以下の温度で15日間好気的発酵させた酵素処
理オガ屑60リットルを加え、更に骨粉0kg、貝化石20k
g、米糠5kg、トウモロコシ糠5kg、搾油粕10kg及び発酵
起剤として大高酵素粒状1kgを加えて、0.05%酢酸水溶
液で水分50%に調節した後、65℃以下の温度で15日間好
気的発酵させることにより土壌活性化剤100kgを得た。
で特開昭63−34401に記載の装置でオガ屑100リットルを
熱処理したものに、米糠2kg及び大高酵素粒状0.5kgを加
えて、65℃以下の温度で15日間好気的発酵させた酵素処
理オガ屑60リットルを加え、更に骨粉0kg、貝化石20k
g、米糠5kg、トウモロコシ糠5kg、搾油粕10kg及び発酵
起剤として大高酵素粒状1kgを加えて、0.05%酢酸水溶
液で水分50%に調節した後、65℃以下の温度で15日間好
気的発酵させることにより土壌活性化剤100kgを得た。
実施例2 実施例1における発酵起剤である大高酵素粒状の代わ
りに、30分間煮沸した大豆煮汁1リットルに熱水15リッ
トルで溶解した黒砂糖10kg及びバイエム酵素(島本微生
物研究所製)0.3kgを加えて20日間好気的に発酵、醸成
させたものを用いて、実施例1に記載した方法により土
壌活性化剤を得た。
りに、30分間煮沸した大豆煮汁1リットルに熱水15リッ
トルで溶解した黒砂糖10kg及びバイエム酵素(島本微生
物研究所製)0.3kgを加えて20日間好気的に発酵、醸成
させたものを用いて、実施例1に記載した方法により土
壌活性化剤を得た。
実施例3 実施例1におけるオガ屑の代わりに、木材チップを木
灰浸出液またはPH10程度の硫酸マグネシウム水溶液に2
日間浸漬し、水切りした後、40℃以下の温度で特開平1
−245863に記載の装置で20秒間破砕処理したものを用い
て、実施例1に記載した方法により土壌活性化剤を得
た。
灰浸出液またはPH10程度の硫酸マグネシウム水溶液に2
日間浸漬し、水切りした後、40℃以下の温度で特開平1
−245863に記載の装置で20秒間破砕処理したものを用い
て、実施例1に記載した方法により土壌活性化剤を得
た。
(発明の効果) 本土壌活性化剤は、好気的発酵中(温度は約65℃)で
は蒸米状であり、冷却後の常温時では腐葉土麹状であ
り、表1に示す結果のごとく、非常に大きい酸の吸着、
中和能力を有する。
は蒸米状であり、冷却後の常温時では腐葉土麹状であ
り、表1に示す結果のごとく、非常に大きい酸の吸着、
中和能力を有する。
また、図1の高速液体クロマトグラフ チャートに示
す如く、種々のアミノ酸及びPH1.5の希塩酸で抽出され
る多くの未知成分を含有することが認められた。
す如く、種々のアミノ酸及びPH1.5の希塩酸で抽出され
る多くの未知成分を含有することが認められた。
本土壌活性化剤撒布土壌で モミ発芽試験を実施したところ、通常土壌で試験した
ものと比較して根が約3倍成長した。
ものと比較して根が約3倍成長した。
オモトの栽培を行ったところ、通常土壌で栽培したも
のと比較した根が約4倍成長した。
のと比較した根が約4倍成長した。
リンゴの栽培を行ったところ、糖度が17であり、通常
土壌で栽培したリンゴの糖度14と比較して有意に大きか
った。
土壌で栽培したリンゴの糖度14と比較して有意に大きか
った。
等の事実が認められており、本土壌活性化剤は農産物
の栽培に非常に有用であることが明らかとなった。
の栽培に非常に有用であることが明らかとなった。
第1図 高速液体クロマトグラフ チャートの図 機器…島津製作所製 LC6AD カラム…逆相分配 溶出液…CH3OH/緩衝液グラジエント 検出器…蛍光 A…発酵生成物希塩酸抽出物 B…天然L−アミノ酸混合物
Claims (1)
- 【請求項1】破砕処理した植物性繊維を多く含有する成
熟植物資源に穀実糠、搾油粕、貝化石及び植物性複合酵
素を加え、水または希有機酸水溶液で水分を30〜70%に
調整した後、70℃以下の温和な温度条件で4日以上好気
的発酵をさせ発酵生成物(1)を得て、 次に、この発酵生成物(1)に植物性繊維を多く含有す
る成熟植物資源、穀実糠、甲殻類、貝化石、搾油粕及び
植物性複合酵素を加え、水または希有機酸水溶液で水分
を30〜70%に調整した後、70℃以下の温和な温度条件で
4日以上好気的発酵をさせ発酵生成物(2)を得て、 次に、発酵生成物(2)に40〜90℃の温度で熱処理した
植物性繊維を多く含有する成熟植物資源に、穀実糠及び
植物性複合酵素を加えて、70℃以下の温和な温度条件で
4日以上好気的発酵をさせた酵素処理オガ屑または木材
チップの破砕物を加え、更に骨粉、貝化石、搾油粕、穀
実糠及び植物性複合酵素を加え、水または希有機酸水溶
液で水分を30〜70%に調整した後、70℃以下の温和な温
度条件で4日以上好気的発酵させることにより得られる
発酵生成物及び同時に誘導、育成される微生物群を生き
たまま利用することを特徴とする土壌活性化剤の製造方
法。
Priority Applications (1)
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JP24515190A JP3044326B2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 成熟植物資源からの土壌活性化剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24515190A JP3044326B2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 成熟植物資源からの土壌活性化剤の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04122788A JPH04122788A (ja) | 1992-04-23 |
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ID=17129382
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JP24515190A Expired - Lifetime JP3044326B2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 成熟植物資源からの土壌活性化剤の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3044326B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009213474A (ja) * | 2008-02-16 | 2009-09-24 | Obara Flora:Kk | 禾本科系資源からエタノールを醸成する為の単糖化段階と蒸留段階を効率化する手段・方法 |
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KR100331923B1 (ko) * | 1999-06-21 | 2002-04-10 | 조삼수 | 비효성과 이화학성을 동시에 향상시키는 입상재배용 발효생성물질 배양토 및 이것의 제조방법 |
JP2006027932A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Toshio Fukazawa | 植物用総合活性栄養素の製造方法 |
-
1990
- 1990-09-13 JP JP24515190A patent/JP3044326B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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