JPH0623964A - 輪転印刷機のインキ着けローラにインキを供給する方法と装置 - Google Patents
輪転印刷機のインキ着けローラにインキを供給する方法と装置Info
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- JPH0623964A JPH0623964A JP5039743A JP3974393A JPH0623964A JP H0623964 A JPH0623964 A JP H0623964A JP 5039743 A JP5039743 A JP 5039743A JP 3974393 A JP3974393 A JP 3974393A JP H0623964 A JPH0623964 A JP H0623964A
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- ink
- tube
- holes
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- pipe
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
- B41F31/22—Inking arrangements or devices for inking from interior of cylinder
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 輪転印刷機のインキ着けローラにインキを供
給する場合に、インキ量が運転中に、回転数に関連した
生産条件に相応して細かく調量可能で、連続的にインキ
ローラの外套からインキ着けローラに引渡されるように
すること。 【構成】 インキローラのインキ供給を、インキローラ
の内室から同軸に配置された第１の管における半径方向
の孔を通して調量して多孔質の材料から成る外套に対し
て行なう場合に、インキ量の測定を中空軸１１と第１の
管２６との孔２４、２９の流過横断面の連続的に変化可
能な調節によって行ない、次いでインキを、回転する第
２の管３３にある多数の孔４１を通して分配して室５０
を介して、差回転数で回転する外套管４４に与え、この
外套管４４によってインキをインキ着けローラ２に供給
すること。
給する場合に、インキ量が運転中に、回転数に関連した
生産条件に相応して細かく調量可能で、連続的にインキ
ローラの外套からインキ着けローラに引渡されるように
すること。 【構成】 インキローラのインキ供給を、インキローラ
の内室から同軸に配置された第１の管における半径方向
の孔を通して調量して多孔質の材料から成る外套に対し
て行なう場合に、インキ量の測定を中空軸１１と第１の
管２６との孔２４、２９の流過横断面の連続的に変化可
能な調節によって行ない、次いでインキを、回転する第
２の管３３にある多数の孔４１を通して分配して室５０
を介して、差回転数で回転する外套管４４に与え、この
外套管４４によってインキをインキ着けローラ２に供給
すること。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は請求項１及び２の上位概
念部に記載した形式の、輪転印刷機のインキ着けローラ
にインキを供給する装置及び方法に関する。
念部に記載した形式の、輪転印刷機のインキ着けローラ
にインキを供給する装置及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＵＳ９１６３５７号明細書により公知で
ある印刷機の回転するインキローラにおいては、インキ
はインキローラ内部から、互いに調節可能な２つの中空
円筒状でかつパーフオレーションを有する部体を介して
インキ透過性の外套に与えられるようになっている。イ
ンキローラの内部で自由回転可能である中空シリンダに
よってインキはパーフオレーションを通って外套に向か
って圧送される。
ある印刷機の回転するインキローラにおいては、インキ
はインキローラ内部から、互いに調節可能な２つの中空
円筒状でかつパーフオレーションを有する部体を介して
インキ透過性の外套に与えられるようになっている。イ
ンキローラの内部で自由回転可能である中空シリンダに
よってインキはパーフオレーションを通って外套に向か
って圧送される。
【０００３】この回転するインキローラの欠点は、イン
キを補充するためにインキローラが停止させられなけれ
ばならないことである。すなわち、印刷過程は中断され
る。さらに欠点であることは、インキローラの内部にあ
る、自由に回転可能である２つの中空シリンダの接触に
より、インキ透過性の外套は不均一にしか濡らされない
ことである。インキローラの回転数が高い場合には、イ
ンキローラの内部に配置された自由に回転する中空シリ
ンダにはアンバランス現象が生じ、これによって印刷質
が劣化する。
キを補充するためにインキローラが停止させられなけれ
ばならないことである。すなわち、印刷過程は中断され
る。さらに欠点であることは、インキローラの内部にあ
る、自由に回転可能である２つの中空シリンダの接触に
より、インキ透過性の外套は不均一にしか濡らされない
ことである。インキローラの回転数が高い場合には、イ
ンキローラの内部に配置された自由に回転する中空シリ
ンダにはアンバランス現象が生じ、これによって印刷質
が劣化する。
【０００４】
【発明の課題】本発明の課題はインキがローラ内部から
多孔質の材料から成る外套を通って印刷機構に向かって
外へ供給され、運転中にかつ回転数に関連した生産条件
に相応してインキ量が細かく調量可能であり、該調量さ
れたインキが連続的にインキローラの外套からインキ着
けローラに引渡される、輪転印刷機のインキ着けローラ
にインキを供給する方法と装置を提供することでる。
多孔質の材料から成る外套を通って印刷機構に向かって
外へ供給され、運転中にかつ回転数に関連した生産条件
に相応してインキ量が細かく調量可能であり、該調量さ
れたインキが連続的にインキローラの外套からインキ着
けローラに引渡される、輪転印刷機のインキ着けローラ
にインキを供給する方法と装置を提供することでる。
【０００５】
【課題を解決する手段】本発明によれば前記課題は請求
項１と２の特徴部に記載した構成によって解決された。
項１と２の特徴部に記載した構成によって解決された。
【０００６】本発明を利用した場合には特に以下の利点
が得られる。すなわち、管を相上下して配置すること及
び本発明によるインキローラの機能によって、インキは
―そのつど生産条件に適合させられて―調量される。こ
れは孔の相互位置により半径方向での流過性を調整する
ことで行なわれる。この場合には、中空軸から半径方向
に延びるすべての孔においてはインキ供給状態とは無関
係に当初同じインキ圧が生じる。何故ならば中空軸と第
１の管との間のインキ引渡し部はインキ圧を形成するた
めに周波数に関連して開閉可能であるからである。
が得られる。すなわち、管を相上下して配置すること及
び本発明によるインキローラの機能によって、インキは
―そのつど生産条件に適合させられて―調量される。こ
れは孔の相互位置により半径方向での流過性を調整する
ことで行なわれる。この場合には、中空軸から半径方向
に延びるすべての孔においてはインキ供給状態とは無関
係に当初同じインキ圧が生じる。何故ならば中空軸と第
１の管との間のインキ引渡し部はインキ圧を形成するた
めに周波数に関連して開閉可能であるからである。
【０００７】第２の管と多孔質の外套管との間に一定の
差回転数を生ぜしめることによって、第３の多孔質の外
套管に対する、第２の管の表面の多角形のプロフィール
の吐出及び吸込み作用によって、脈動する吸込み及び吐
出作用が達成される。この吸込み及び吐出作用によって
インキローラの表面には均一でかつ均質なインキ膜が得
られる。この場合には、このインキ膜の厚さは第１の管
に対する中空軸の流過性が調節可能であることに基づき
調整可能である。
差回転数を生ぜしめることによって、第３の多孔質の外
套管に対する、第２の管の表面の多角形のプロフィール
の吐出及び吸込み作用によって、脈動する吸込み及び吐
出作用が達成される。この吸込み及び吐出作用によって
インキローラの表面には均一でかつ均質なインキ膜が得
られる。この場合には、このインキ膜の厚さは第１の管
に対する中空軸の流過性が調節可能であることに基づき
調整可能である。
【０００８】その上、供給されたインキ量と受取られた
インキ量との間にはそのつどのインキ供給量が同じであ
る状態で平衡状態が得られる 装置は掃除される必要はない。装置は使用したあとで掃
除することなく機械から取出し、包み、例えばシートに
パックし、次に同じインキで着肉する場合でも中間スト
ックしておくことができる。これは顧客固有のインキで
着肉する場合に特に有利である。
インキ量との間にはそのつどのインキ供給量が同じであ
る状態で平衡状態が得られる 装置は掃除される必要はない。装置は使用したあとで掃
除することなく機械から取出し、包み、例えばシートに
パックし、次に同じインキで着肉する場合でも中間スト
ックしておくことができる。これは顧客固有のインキで
着肉する場合に特に有利である。
【０００９】次に図面について本発明を説明する：第１
図によれば印刷機のインキ着けローラ２と版胴３との横
に配置された本発明のインキローラ１が略示されて示さ
れている。
図によれば印刷機のインキ着けローラ２と版胴３との横
に配置された本発明のインキローラ１が略示されて示さ
れている。
【００１０】第２図と第３図によれば全体で符号１で示
された本発明のインキローラは、インキ貯え器１０を有
する中空軸１１を有している。該中空軸１１はリングフ
ランジ１２、１３とねじ１４とでフレーム１６、１７に
固定されている。フレーム１６、１７は機械フレーム１
８、１９に固定されている。中空軸１１はフレーム１７
における孔２１を介してインキ供給導管２２と接続され
ている。該インキ供給導管２２は図示されていない、圧
力媒体で負荷されたインキ貯蔵タンクに通じている。
された本発明のインキローラは、インキ貯え器１０を有
する中空軸１１を有している。該中空軸１１はリングフ
ランジ１２、１３とねじ１４とでフレーム１６、１７に
固定されている。フレーム１６、１７は機械フレーム１
８、１９に固定されている。中空軸１１はフレーム１７
における孔２１を介してインキ供給導管２２と接続され
ている。該インキ供給導管２２は図示されていない、圧
力媒体で負荷されたインキ貯蔵タンクに通じている。
【００１１】中空軸１１は周壁にリング状に配置された
孔２４を有している。該孔２４は―インキローラ１の軸
方向に延びる中心線２３から見て―半径方向に延び、外
周において互いに整合している。したがってこのように
して形成されたリングはそれぞれ互いに間隔ａをおいて
離されている。この中空軸１１の上には同軸に第１の管
２６が配置されている。該管２６は一方の端面にリンク
２７を有し、このリンク２７においてフレーム１７に対
して作業シリンダ２８が枢着されている。作業シリンダ
２８は空気力式の作業シリンダとして構成しておくこと
ができ、図示されていない公知の調整装置と接続されて
いる。
孔２４を有している。該孔２４は―インキローラ１の軸
方向に延びる中心線２３から見て―半径方向に延び、外
周において互いに整合している。したがってこのように
して形成されたリングはそれぞれ互いに間隔ａをおいて
離されている。この中空軸１１の上には同軸に第１の管
２６が配置されている。該管２６は一方の端面にリンク
２７を有し、このリンク２７においてフレーム１７に対
して作業シリンダ２８が枢着されている。作業シリンダ
２８は空気力式の作業シリンダとして構成しておくこと
ができ、図示されていない公知の調整装置と接続されて
いる。
【００１２】さらに第１の管２６は同様に孔２９を有
し、該孔２９は―インキローラ１の中心線２３から見て
―半径方向外側に延び、互いに整合し、同様にリングを
成し、互いに間隔ａをおいて配置されている。第１の管
２６のリングあたりの孔２９の数は中空軸１１の上のリ
ングあたりの孔２４の数に相当している。
し、該孔２９は―インキローラ１の中心線２３から見て
―半径方向外側に延び、互いに整合し、同様にリングを
成し、互いに間隔ａをおいて配置されている。第１の管
２６のリングあたりの孔２９の数は中空軸１１の上のリ
ングあたりの孔２４の数に相当している。
【００１３】第２図にはリングあたりの孔２９の数を有
するリングが示されている。作業シリンダ２８が第１の
管２６のリンク２７と結合されているという事実に基づ
き、第１の管２６は中空軸１１の上で矢印方向Ｂに交互
に往復運動可能である。すなわち第１の管２６は交互に
所定の回転角度だけ調節可能な周期で運動可能である。
前記回転角度は半径方向の孔２４、２９が互いに完全に
流過可能であるか又は互いに完全に閉じられる、第２図
に示された最大量Ｃを有するすることができる。これは
作業シリンダ２８のピストンが終端位置で、中空軸１１
の孔２４の軸方向の中心線３１を、孔２９の軸方向に延
びる中心線３２と完全に合致する位置にもたらし、孔２
４と孔２９とに１００％の流過性を与えることを意味す
る。
するリングが示されている。作業シリンダ２８が第１の
管２６のリンク２７と結合されているという事実に基づ
き、第１の管２６は中空軸１１の上で矢印方向Ｂに交互
に往復運動可能である。すなわち第１の管２６は交互に
所定の回転角度だけ調節可能な周期で運動可能である。
前記回転角度は半径方向の孔２４、２９が互いに完全に
流過可能であるか又は互いに完全に閉じられる、第２図
に示された最大量Ｃを有するすることができる。これは
作業シリンダ２８のピストンが終端位置で、中空軸１１
の孔２４の軸方向の中心線３１を、孔２９の軸方向に延
びる中心線３２と完全に合致する位置にもたらし、孔２
４と孔２９とに１００％の流過性を与えることを意味す
る。
【００１４】作業シリンダ２８のピストンの他方の位置
においては、第１の管２６の反対の運動方向Ｂに基づ
き、中空軸１１の孔２４は量Ｃだけ第１の管２６の孔２
９に対してずらされるので、これらの孔２４、２９は互
いに１００％非流過になる。
においては、第１の管２６の反対の運動方向Ｂに基づ
き、中空軸１１の孔２４は量Ｃだけ第１の管２６の孔２
９に対してずらされるので、これらの孔２４、２９は互
いに１００％非流過になる。
【００１５】第２図においては前記孔２４、２９は結果
として５０％の流過が得られる相対位置で示されてい
る。これは量Ｃも作業シリンダ２８のピストンの全行程
の１／２しか有していないことを意味する。
として５０％の流過が得られる相対位置で示されてい
る。これは量Ｃも作業シリンダ２８のピストンの全行程
の１／２しか有していないことを意味する。
【００１６】前記の第１の管２６の上には同軸的に第２
の管３３が配置されている。この管３３は一方の端面に
フランジ３４を有し、このフランジ３４の上には歯環３
６がねじ３７で固定されている。歯環３６はフレームに
固定されたモータ３９の軸の上に固定された歯車３８と
噛合う。モータ３９は図示されていない公知の調整装置
と接続されている。
の管３３が配置されている。この管３３は一方の端面に
フランジ３４を有し、このフランジ３４の上には歯環３
６がねじ３７で固定されている。歯環３６はフレームに
固定されたモータ３９の軸の上に固定された歯車３８と
噛合う。モータ３９は図示されていない公知の調整装置
と接続されている。
【００１７】第２の管３３は多数の孔４１を有し、該孔
は―インキローラ１の軸方向の中心線から見て―半径方
向外方へ延びかつ互いに整合している。すなわち孔４１
は第２図の示すように同様にリングを成してかつ第３図
に示すように間隔ａをおいて配置されている。リング又
は第２の管３３の周壁における孔４１の数は中空軸１１
もしくは第１の管２６における孔２４；２９の数と同じ
であるか又はそれよりも大きいことができる。第２図に
おいては孔４１のこの数は孔２４又は２９の数の複数
倍、例えば３倍である。
は―インキローラ１の軸方向の中心線から見て―半径方
向外方へ延びかつ互いに整合している。すなわち孔４１
は第２図の示すように同様にリングを成してかつ第３図
に示すように間隔ａをおいて配置されている。リング又
は第２の管３３の周壁における孔４１の数は中空軸１１
もしくは第１の管２６における孔２４；２９の数と同じ
であるか又はそれよりも大きいことができる。第２図に
おいては孔４１のこの数は孔２４又は２９の数の複数
倍、例えば３倍である。
【００１８】第２の管３３の孔４１の、第１の管２６と
は反対側の端部は第４図に示すように、第２の管３３の
溝の底４２又は谷で終っている。２つの孔４１の間の中
央には台面４３が設けられており、第２の管３３は外周
に規則的な多角形のプロフィールを有している。第２の
管３３はモータ３９並びに伝動装置３８、３６を介して
回転数が調整されて矢印方向Ｄに駆動可能である。
は反対側の端部は第４図に示すように、第２の管３３の
溝の底４２又は谷で終っている。２つの孔４１の間の中
央には台面４３が設けられており、第２の管３３は外周
に規則的な多角形のプロフィールを有している。第２の
管３３はモータ３９並びに伝動装置３８、３６を介して
回転数が調整されて矢印方向Ｄに駆動可能である。
【００１９】中心線２３に対して同軸的に第２の管３３
の上には多孔質の材料から成る外套管４４は配置されて
いる。該外套管４４は端面に歯環４７を有し、該歯環４
７には機械により駆動された歯車４８が噛合う。歯環４
７はねじ４６で外套管４４の端面に固定されているか又
は接着により固定される。
の上には多孔質の材料から成る外套管４４は配置されて
いる。該外套管４４は端面に歯環４７を有し、該歯環４
７には機械により駆動された歯車４８が噛合う。歯環４
７はねじ４６で外套管４４の端面に固定されているか又
は接着により固定される。
【００２０】管２６；３３；４４はそれぞれ両方の端面
に球軸受４９、５５、５７のための受容部を有してい
る。該球軸受は個々の管２６；３３；４４を互いにもし
くは相上下して支持しかつ回転可能に構成する。これに
加えて第１と第２の中空軸１１の上には軸受坐が存在し
ている。球軸受４９、５５、５７は安全リング５１によ
って脱落しないように保持されている。
に球軸受４９、５５、５７のための受容部を有してい
る。該球軸受は個々の管２６；３３；４４を互いにもし
くは相上下して支持しかつ回転可能に構成する。これに
加えて第１と第２の中空軸１１の上には軸受坐が存在し
ている。球軸受４９、５５、５７は安全リング５１によ
って脱落しないように保持されている。
【００２１】第１の管２６のため、第２の管３３のため
並びに中空軸１１のための材料は鋼から成っていること
ができる。しかしながれ第１の管２６は緊急回転特性を
有する材料、例えば黄銅から成っていることができる。
外套管４４のための材料は多孔質のセラミック又は多孔
質のプラスチックから成っていることができる。第１図
に示されたインキ着けローラ２は、外套管４４が圧縮可
能である多孔質のプラスチックから成っていると、省略
できる。中空軸１１もしくは第１の管２６の孔は同じ直
径を有している。
並びに中空軸１１のための材料は鋼から成っていること
ができる。しかしながれ第１の管２６は緊急回転特性を
有する材料、例えば黄銅から成っていることができる。
外套管４４のための材料は多孔質のセラミック又は多孔
質のプラスチックから成っていることができる。第１図
に示されたインキ着けローラ２は、外套管４４が圧縮可
能である多孔質のプラスチックから成っていると、省略
できる。中空軸１１もしくは第１の管２６の孔は同じ直
径を有している。
【００２２】次に本発明のインキローラ１の作用形式を
以下に説明する：インキの供給は、インキ供給導管２２
により矢印Ｆの方向に図示されていないインキ貯蔵タン
クから中空軸１１のインキ貯え器１０へ行なわれる。イ
ンキは中空軸１１の孔２４に侵入し、この孔２４内で上
昇し、中心線２３から見て半径方向で第１の管２６に供
給される。
以下に説明する：インキの供給は、インキ供給導管２２
により矢印Ｆの方向に図示されていないインキ貯蔵タン
クから中空軸１１のインキ貯え器１０へ行なわれる。イ
ンキは中空軸１１の孔２４に侵入し、この孔２４内で上
昇し、中心線２３から見て半径方向で第１の管２６に供
給される。
【００２３】第１の管２６の一方の端面に係合する作業
シリンダ２８のピストンのあらかじめ調節された行程長
さもしくはそれによって与えられる第１の管２６の回転
角度に応じて、孔２４から孔２９への流過性が測定され
る。この流過性は第２図の状態では約５０％であり、生
産条件に相応して調節可能である。この流過性の調節は
図示されていない、公知の制御及び調整装置によって行
なわれる。制御及び調整装置は例えば印刷機の機械運転
スタンドにおける計算機と接続されている。
シリンダ２８のピストンのあらかじめ調節された行程長
さもしくはそれによって与えられる第１の管２６の回転
角度に応じて、孔２４から孔２９への流過性が測定され
る。この流過性は第２図の状態では約５０％であり、生
産条件に相応して調節可能である。この流過性の調節は
図示されていない、公知の制御及び調整装置によって行
なわれる。制御及び調整装置は例えば印刷機の機械運転
スタンドにおける計算機と接続されている。
【００２４】第１の管２６を第２図の矢印方向２に前進
又は後退運動させることにより、例えば流過性は作業シ
リンダ２８の一方の終端位置における最大５０％又は作
業シリンダ２８の他方の終端位置における０％に調整さ
れる。
又は後退運動させることにより、例えば流過性は作業シ
リンダ２８の一方の終端位置における最大５０％又は作
業シリンダ２８の他方の終端位置における０％に調整さ
れる。
【００２５】流過性０％の継続時間の間に、中空軸１１
の内部に新しい均一なインキ圧が形成される。これによ
ってインキ供給導管２２の反対側で中空軸１１内にある
孔２４、すなわち、リングフランジ１２の近くにある孔
２４においても均一にインキが供給される。
の内部に新しい均一なインキ圧が形成される。これによ
ってインキ供給導管２２の反対側で中空軸１１内にある
孔２４、すなわち、リングフランジ１２の近くにある孔
２４においても均一にインキが供給される。
【００２６】作業シリンダ２８のピストンの周波数は、
既に先きに述べた図示されていない制御及び調整装置に
よって調節可能である。この周波数は例えば３ヘルツで
あることができる。行程長さと周波数との間には逆比例
関係が生じる。すなわち、行程長さが大きければ大きい
ほど、周波数は小さくかつ周波数が大きいほど行程長さ
は小さい。もちろんこの場合にはインキ通過量は同じも
のとする。
既に先きに述べた図示されていない制御及び調整装置に
よって調節可能である。この周波数は例えば３ヘルツで
あることができる。行程長さと周波数との間には逆比例
関係が生じる。すなわち、行程長さが大きければ大きい
ほど、周波数は小さくかつ周波数が大きいほど行程長さ
は小さい。もちろんこの場合にはインキ通過量は同じも
のとする。
【００２７】第２の管３３が矢印方向Ｄに回転すること
により、一時的に孔４１は第１の管２６の孔２９と合致
させられる。第１の管２６のリングあたり小さな数の孔
２９に対して第２の管３３のリングあたりの大きな数の
孔４１はインキの細かい調節を保証する。
により、一時的に孔４１は第１の管２６の孔２９と合致
させられる。第１の管２６のリングあたり小さな数の孔
２９に対して第２の管３３のリングあたりの大きな数の
孔４１はインキの細かい調節を保証する。
【００２８】第２の管３３の方向Ｄに対して外套管４４
を矢印方向Ｅに逆向きに回転させることによって第２の
管３３と外套管４４との間には相対回転数又はスリップ
が生じる。
を矢印方向Ｅに逆向きに回転させることによって第２の
管３３と外套管４４との間には相対回転数又はスリップ
が生じる。
【００２９】第４図によれば孔４１の端部を有する底４
２と多孔質の材料から成る外套管４４の内側５４との間
に形成されかつ両側でそれぞれ１つの台面４３によって
制限された室５０が示されている。左側の室半部５２に
おいては外套管４４もしくは第２の管３３の差回転数に
基づき吸込作用又は負圧が生じ、右の室半部５３におい
ては過圧が生じる。これによって外套管４４の表面５６
もしくは外周面に脈動が生じる。この結果、外套管４４
の表面５６は規則的にインキで濡らされるようになる。
これによって生産条件に適合させられて、調量可能な連
続的な、表面全体に細かく分配されたインキ層が達成さ
れる。該インキ層は第１図に示すようにインキ着けロー
ラ２を介して印刷機構に引き渡される。
２と多孔質の材料から成る外套管４４の内側５４との間
に形成されかつ両側でそれぞれ１つの台面４３によって
制限された室５０が示されている。左側の室半部５２に
おいては外套管４４もしくは第２の管３３の差回転数に
基づき吸込作用又は負圧が生じ、右の室半部５３におい
ては過圧が生じる。これによって外套管４４の表面５６
もしくは外周面に脈動が生じる。この結果、外套管４４
の表面５６は規則的にインキで濡らされるようになる。
これによって生産条件に適合させられて、調量可能な連
続的な、表面全体に細かく分配されたインキ層が達成さ
れる。該インキ層は第１図に示すようにインキ着けロー
ラ２を介して印刷機構に引き渡される。
【００３０】第２の管３３と外套管４４との間の差回転
数はほぼコンスタントに保たれる。この差回転数は１時
間あたり２５００から３５００回転であることができ
る。すなわち、第２図の矢印方向Ｅの外套管４４による
１時間あたり３０００の機械回転数の場合には１時間あ
たり５００回転が逆矢印方向Ｄに回転する第２の管３３
によって与えられるので、全体として１時間あたり３５
００回転の差回転数が生じる。第２の管３３の回転数に
対して外套管４４の回転数が高いことに基づき、外套管
４４は正の差回転数を有する。
数はほぼコンスタントに保たれる。この差回転数は１時
間あたり２５００から３５００回転であることができ
る。すなわち、第２図の矢印方向Ｅの外套管４４による
１時間あたり３０００の機械回転数の場合には１時間あ
たり５００回転が逆矢印方向Ｄに回転する第２の管３３
によって与えられるので、全体として１時間あたり３５
００回転の差回転数が生じる。第２の管３３の回転数に
対して外套管４４の回転数が高いことに基づき、外套管
４４は正の差回転数を有する。
【００３１】機械回転数が上昇しかつインキローラ１の
回転数が上昇すると、すなわち特に外套管４４の回転数
が例えば１時間あたり６０００回転に上昇すると、外套
管４４と第２の管３３との間の差回転数が１時間あたり
２，５００回転である場合には、第２の管３３は第２図
の矢印方向Ｅと同じ方向に回転する、１時間あたり３，
５００回転数の回転が与えられなければならない。すな
わち、この場合には第２の管３３の回転方向はＤからＥ
に逆転される。
回転数が上昇すると、すなわち特に外套管４４の回転数
が例えば１時間あたり６０００回転に上昇すると、外套
管４４と第２の管３３との間の差回転数が１時間あたり
２，５００回転である場合には、第２の管３３は第２図
の矢印方向Ｅと同じ方向に回転する、１時間あたり３，
５００回転数の回転が与えられなければならない。すな
わち、この場合には第２の管３３の回転方向はＤからＥ
に逆転される。
【００３２】更さらに付言すれば、個々の２６、３３、
４４の間もしくは中空軸１１の上にある球軸受け４９、
５５、５７は両側にシール円板を有している。層上下し
て同軸に配置された管１１、２６、３３、４４の周面は
互いに嵌め合で摺動するので、インキは半径方向に配置
された孔２４、２９、４１だけを通って外套管４４に達
する。左室半部５２と右室半部５３とから成る室５０は
ほぼレンズ状の横断面を有しているので、両方の管４
４、３３の差回転数に基づき、左の室半部５２において
は外套管４４の時計回りの回転方向Ｅに相応して負圧が
生じ、右の室半部５３においては過圧が生じる。したが
って右の室半部５３にあらインキは外套管４４の内側５
４により受取られる。
４４の間もしくは中空軸１１の上にある球軸受け４９、
５５、５７は両側にシール円板を有している。層上下し
て同軸に配置された管１１、２６、３３、４４の周面は
互いに嵌め合で摺動するので、インキは半径方向に配置
された孔２４、２９、４１だけを通って外套管４４に達
する。左室半部５２と右室半部５３とから成る室５０は
ほぼレンズ状の横断面を有しているので、両方の管４
４、３３の差回転数に基づき、左の室半部５２において
は外套管４４の時計回りの回転方向Ｅに相応して負圧が
生じ、右の室半部５３においては過圧が生じる。したが
って右の室半部５３にあらインキは外套管４４の内側５
４により受取られる。
【００３３】室５０の底４２においてはインキの供給は
孔４１を介して行なわれる。第２の管３３の周面には多
数の室５０があり、該室５０はそれぞれ外套管４４の内
側とその曲率に合わせられた台面４３によって分離され
ている。
孔４１を介して行なわれる。第２の管３３の周面には多
数の室５０があり、該室５０はそれぞれ外套管４４の内
側とその曲率に合わせられた台面４３によって分離され
ている。
【００３４】横断面がほぼレンズ形に構成された前記室
５０は溝として軸方向に第２の管３３の外周面内を延
び、それぞれ第２の管３３と外套管４４との間に配置さ
れた、シール円板を備えた球軸受５５、５７の内側のレ
ースリングで終っている。
５０は溝として軸方向に第２の管３３の外周面内を延
び、それぞれ第２の管３３と外套管４４との間に配置さ
れた、シール円板を備えた球軸受５５、５７の内側のレ
ースリングで終っている。
【００３５】さらに室５０をその端面側の制限の間で球
軸受４９を通って軸方向に延長するようにせず、僅かな
旋回部を備えることもできる。第２の管３３の周方向に
室５０と台面とを交互に配置することにより第２の管３
３の多角形の横断面が生じる。先きに明細書で述べた第
２の管の多角形表面には第２の管の外周面における多角
形の横断面も含まれる。
軸受４９を通って軸方向に延長するようにせず、僅かな
旋回部を備えることもできる。第２の管３３の周方向に
室５０と台面とを交互に配置することにより第２の管３
３の多角形の横断面が生じる。先きに明細書で述べた第
２の管の多角形表面には第２の管の外周面における多角
形の横断面も含まれる。
【図１】印刷機構における本発明のインキローラの配置
を概略的に示した図。
を概略的に示した図。
【図２】図３のＩＩ−ＩＩ線に沿った断面図。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図。
【図４】図２のＸ部分の詳細を示した拡大図。
１ インキローラ ２ インキ着けローラ ３ 版胴 １０ インキ貯え器 １１ 中空軸 １２、１３ リングフランジ １４ ねじ １６、１７ フレーム １８、１９ 機械フレーム ２１ 孔 ２２ インキ供給導管 ２３ 中心線 ２４ 孔 ２６ 第１の管 ２７ リンク ２８ 作業シリンダ ２９ 孔 ３１、３２ 中心線 ３３ 第２の管 ３４ フランジ ３６ 歯環 ３７ ねじ ３８ 歯環 ３９ モータ ４１ 孔 ４２ 底 ４３ 台面 ４４ 外套管 ４６ ねじ ４７ 歯環 ４９ 球軸受 ５０ 室 ５１ 安全リング ５２、５３ 室半部 ５４ 内側 ５６ 表面 ５７ 球軸受
Claims (10)
- 【請求項１】 輪転印刷機のインキ着けローラにインキ
をインキローラを用いて供給する方法であって、インキ
ローラのインキ供給がインキローラの内室から同軸に配
置された管における半径方向に延びる孔を通して調量さ
れて多孔質の材料から成る外套管に対して行なわれる形
式のものにおいて、インキ量の測定を、中空軸（１１）
と第１の管（２６）との孔（２４，２９）の流過横断面
（Ｃ）の連続的に変化可能な調節によって行ない、次い
でインキを、回転する第２の管（３３）にある多数の孔
（４１）を通して分配して室（５０）を介して、差回転
数で回転する外套管（４４）に与え、この外套管（４
４）によってインキをインキ着けローラ（２）に供給す
ることを特徴とする、輪転印刷機のインキ着けローラに
インキを供給する方法。 - 【請求項２】 インキ供給がインキローラの内室から同
軸に配置された第１と第２の管における半径方向の孔を
通して調量されて多孔質の材料から成る外套に対して行
なわれる、輪転印刷機のインキ着けローラにインキをイ
ンキローラを用いて供給する装置において、中空軸（１
１）と外套管（４４）との間に中空軸（１１）に対して
同軸に２つの管（２６，３３）が互いに相上下した周方
向に嵌め合いで運動可能に配置されており、第１の管
（２６）が中空軸（１１）の上で前進及び後退運動可能
であり、中空軸（１１）に対して同軸に配置された第２
の管（３３）が駆動装置（４６，４７，４８）を用いて
その長手軸線を中心として回転可能であり、第２の管
（３３）が第１の管（２６）に対して外周に複数倍の多
数の半径方向の孔（４１）を有し、該半径方向の孔（４
１）が溝に開口しており、該溝が外套管（４４）の内側
（５４）と共に軸方向に室（５０）を形成しており、外
套管（４４）が第２の管（３３）に対して差回転数で駆
動可能であることを特徴とする、輪転印刷機のインキ着
けローラにインキを供給する装置。 - 【請求項３】 第１の管（２６）が一方の端面に、フレ
ームに固定的に支承された作業シリンダ（２８）を用い
た駆動のためにリンク（２７）を有している、請求項２
記載の装置。 - 【請求項４】 第１の管（２６）の回転角が量（Ｃ）と
周波数に関しかつ第２の管（３３）の回転数が制御及び
調整装置を介して調節可能で、該制御及び調整装置が機
械運転スタンドの計算機と接続されている、請求項２又
は３記載の装置。 - 【請求項５】 第２の管（３３）が一方の端面で歯環
（３６）と結合され、該歯環（３６）がフレームに固定
された駆動装置（３８，３９）を介して調整されて駆動
可能である、請求項２から４までのいずれか１項記載の
装置。 - 【請求項６】 外套管（４４）が一方の端面で歯環（４
７）と結合され、該歯環（４７）が駆動装置（４８）を
介して機械回転数で駆動可能である、請求項２から５ま
でのいずれか１項記載の装置。 - 【請求項７】 第２の管（３３）の表面が多角形の横断
面で交互に台面（４３）と底面（４２）とにより形成さ
れており、孔（４１）がそれぞれ底面（４２）で終って
いる、請求項２から６までのいずれか１項記載の装置。 - 【請求項８】 中空軸（１１）と第１の管（２６）とが
同じ数の孔（２４；２９）を有している、請求項２から
７までのいずれか１項記載の装置。 - 【請求項９】 第２の管（３３）第１の管（２６）と同
じ数の孔（４１）又は第１の管（２６）の複数倍の数の
孔（４１）を有している、請求項８記載の装置。 - 【請求項１０】 第１と第２の管（２６；３３）並びに
外套管（４４）が端面にそれぞれ１つの突切り溝を有
し、球軸受（４９，５５，５７）を受容している、請求
項２から９までのいずれか１項記載の装置。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4206403 | 1992-02-29 | ||
| DE4242605A DE4242605C2 (de) | 1992-02-29 | 1992-12-17 | Farbwerkwalze für eine Rotationsdruckmaschine |
| DE4242605.7 | 1992-12-17 | ||
| DE4206403.1 | 1992-12-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623964A true JPH0623964A (ja) | 1994-02-01 |
| JP3285993B2 JP3285993B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=25912367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03974393A Expired - Fee Related JP3285993B2 (ja) | 1992-02-29 | 1993-03-01 | 輪転印刷機のインキ着けローラにインキを供給する方法と装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5282419A (ja) |
| EP (1) | EP0559076B1 (ja) |
| JP (1) | JP3285993B2 (ja) |
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| US6550309B1 (en) | 1997-12-26 | 2003-04-22 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Gas sensor with multiple mechanical and thermal shock cushion layers |
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| CN107351519A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-11-17 | 赣州彩盛印刷有限公司 | 一种凹版印刷机 |
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