JPH06239276A - ルーフ付車両のルーフ支持構造 - Google Patents

ルーフ付車両のルーフ支持構造

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Publication number
JPH06239276A
JPH06239276A JP5055120A JP5512093A JPH06239276A JP H06239276 A JPH06239276 A JP H06239276A JP 5055120 A JP5055120 A JP 5055120A JP 5512093 A JP5512093 A JP 5512093A JP H06239276 A JPH06239276 A JP H06239276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
pillar
support structure
roof support
holding portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP5055120A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Sueda
健一 末田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP5055120A priority Critical patent/JPH06239276A/ja
Priority to CN94102698A priority patent/CN1071225C/zh
Publication of JPH06239276A publication Critical patent/JPH06239276A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく、部品の管理・組立の工数
を削減して低コストを実現できるルーフ付車両のルーフ
支持構造を供する。 【構成】 車体上部に設けたルーフ21をピラー25を介し
て車体に支持するルーフ支持構造において、前記ルーフ
21の後部下面に略円筒状のピラー保持部22を突出させ、
車体に立設されたピラー25の上端部を前記ピラー保持部
22に収納してルーフ21を保持したことを特徴とするルー
フ付車両のルーフ支持構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルーフ付の車両主に自
動二輪車や自動車三輪車のルーフ支持構造に関する。
【0002】
【従来技術】車体に立設されたピラーにルーフを接続し
て支持する構造については、従来ルーフの端縁部上下面
を各々ルーフとは別体のステーによって挟みサンドウィ
ッチ構造にし、下のステーをピラーと一体に支持する例
やルーフと別体の補助フレームをピラー上部に設ける例
(実開平3−63491 号公報)等がある。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし両者ともに部品点数が
多く、構造が複雑になり、コストの上昇や部品の管理・
組立の工数が増大するとともに振動・騒音の抑制も効果
的に行えないことがある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は部品点数を少なくし振動・騒音の抑
制も容易なルーフ支持構造を低コストに供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、車体上部に設けたルーフをピ
ラーを介して車体に支持するルーフ支持構造において、
前記ルーフの後部下面に略円筒状のピラー保持部を突出
させ、車体に立設されたピラーの上端部を前記ピラー保
持部に収納してルーフを保持したルーフ付車両のルーフ
支持構造とした。
【0006】ルーフに形成されたピラー保持部にピラー
上端部を収納してルーフを保持するので、部品点数は少
なく、部品管理・組立の工数を削減し低コストを実現で
きる。
【0007】またピラー上端部をルーフに形成された円
筒状のピラー保持部が収納する構造なので、振動・騒音
の抑制が容易である。
【0008】
【実 施 例】以下図1ないし図9に図示した本発明の
一実施例について説明する。図1は、本実施例のルーフ
付自動三輪車1の全体側面図である。
【0009】棒状のハンドル2は、前輪3を軸支するフ
ロントフォーク4と連結されて操舵でき、ハンドル2と
シート5との間に低床式の足載せ部6が形成されてい
る。シート5の下方よりリンク部材7を介して後方にユ
ニットスイング式エンジン8が揺動自在に連結されてい
る。
【0010】ユニットスイング式エンジン8は、エンジ
ン本体および駆動伝達系を介して左右一対の後輪9が一
まとまりに構成されて、車体との間にはクッション11が
介装されて車体に対し上下に揺動自在に支持されてい
る。このスイング式ユニット8の上方でシート5の後方
にはトランク12が設けられて、トランク12の前面はシー
トバック13を構成している。
【0011】ハンドル2の中央はハンドルカバー15で覆
われ、その下方は前方をフロントカバー16で裏側をイン
ナパネル17で覆われている。前輪3の上方はフロントフ
ェンダ18がフロントフォーク4とともに回動自在に設け
られている。
【0012】そしてフロントカバー16より上方へいくら
か斜め後方に向けてウィンドスクリーン20が立設され、
そのウィンドスクリーン20の上端に連結してルーフ21が
後方へ僅かに上向きに延設され、ルーフ21の後端はトラ
ンク12の前部より上方へ突設された2本のピラー25に接
続支持されている。
【0013】以上のようなルーフ付自動車三輪車1につ
いて、以下ルーフ21の支持構造について詳説する。図2
は、ルーフ21の支持構造を示す分解斜視図であり、ルー
フ21の前方を支持するのはウィンドスクリーン20であ
り、ウィンドスクリーン20の下端および側部は車体側の
フレームに支持される。
【0014】ウィンドスクリーン20は縦長矩形で前方に
僅かに突出して湾曲しているとともに左右側部は後方に
屈曲している。ウィンドスクリーン20の上端縁には3箇
所半円弧状の切欠き20aが形成され、上端縁より若干内
側に入って3箇所取付孔20bが穿設されている。
【0015】一方ルーフ21は、略矩形の僅かに上方に膨
らんで湾曲した平板であり、前端縁を除く3辺は上方へ
屈曲されてリブ21aを形成し、ルーフ21全体の剛性を確
保するとともにリブ21aの内周に樋を構成している。こ
のリブ21aの左右前端部は二又に分岐してモール35を挟
む挟持部21bを形成している。
【0016】このルーフ21の前部には前記ウィンドスク
リーン20の切欠き20a、取付孔20bに対応して各々3箇
所ずつ取付孔21c,21dが穿設されている。またルーフ
21の後部でリブ21a寄りに前後に長尺の長円形の凹部21
eが左右対称位置に形成され、各凹部21eの中心に円孔
21fが穿設されている(図7,8参照)。
【0017】さらに凹部21eの後部から後方へ溝21gが
形成されて凹部21eに溜まった水が溝21gを通して後方
へ抜ける水はけ構造がつくられている。この凹部21eの
裏面側は、図3に示すように長円形の凹部21eの縁取り
で下方へ長円筒状のピラー保持部22が一体に突出形成さ
れている。各ピラー保持部22からは左右方向に2条のリ
ブ23が走っていて、剛性を高めている。
【0018】かかるルーフ21の前端部をウィンドスクリ
ーン20の上端部にシールラバー30を介在させて上方より
重ね合わせる。シールラバー30は、重ね合わせ部に対応
して左右に長尺の矩形板状をなし、所定位置に6箇所孔
を有する。
【0019】こうしてシールラバー30を挟んでウィンド
スクリーン20の上端とルーフ21の前端が重ね合わされ、
上側ルーフ21の各取付け孔21c,21dには、それぞれ蓋
付きナット31がシール材32を介して埋め込まれ、下側の
ウィンドスクリーン20の切欠き20a、取付孔20dへワッ
シャ33を介してネジ34が嵌入し上側の蓋付きナット31に
螺合し緊締される。
【0020】そしてウィンドスクリーン20の左右側縁に
はそれぞれモール35が嵌め込まれ、モール35の上端はル
ーフ21の二又に分岐した挟持部21bに嵌合される。モー
ル35は図9にその断面を示すようにウィンドスクリーン
20の挟む側縁を挟む狭持部35aのほか突片35bが形成さ
れていて突片35bと挟持部35aとの間に排水通路35cが
構成され、排水通路35cは前記リブ21aが構成する樋に
連なるようになっている。
【0021】一方でルーフ21の後部を支持するピラー25
は、断面が長円形の円筒状をなし、下方は車体に取付け
られる支持フレーム26に支持される。支持フレーム26は
パイプをコ字状に屈曲して側部どうしをクロスパイプで
連結し両端部を車体フレームに固着して上方へ立設した
もので、その上部連結部に半円弧状のガイド部26aを左
右に一対形成し、各ガイド部26aにそれぞれ対応する半
円弧状の取付金具27が2本のピラー25の下端部をそれぞ
れ挟み込んで左右のフランジ部をネジ27aで螺着し支持
する。
【0022】なお立設された左右一対のピラー25は途中
を前後から連結具28で狭持し、ネジ28aで緊締され確固
として支持される。連結具28は乗員のヘッドレストとし
ても用いられる。筒体のピラー25の上端は、図4に示す
ように中央に円孔を有する底壁が形成されて、その底壁
の内面にナット40が固着されている。
【0023】かかるピラー25の上端部がクッションラバ
ー41を介して、前記ルーフ21のピラー保持部22に嵌入さ
れる。ここにクッションラバー41は、ピラー25に合わせ
有底の長円筒状をなし外周面には周方向に亘って縦方向
に指向した複数の突条が形成され、底部中央には円孔を
有する。
【0024】このクッションラバー41はルーフ21の長円
筒状のピラー保持部22に嵌入され、クッションラバー41
の内部にピラー25の上端部が嵌入してピラー25がルーフ
21の後端を保持する。
【0025】そしてルーフ21の上面の凹部21eにリング
状のクッションシート42とワッシャ43を順次重ねて段付
きボルト44で挟み、段付きボルト44は大径の段部がワッ
シャ43、クッションシート42、凹部21eの円孔21f、ク
ッションラバー41の底部円孔を貫通し、先端の小径ねじ
部がピラー25の底壁円孔を貫通してナット40に螺着緊締
される。
【0026】段付きボルト44の上部フランジ部がクッシ
ョンラバー41を介してクッションシート42を上側からル
ーフ21の凹部21eに挟みつけ、ナット40がクッションラ
バー41の底部を下側から凹部21eに挟みつけてクッショ
ンラバー41およびクッションシート42を介してルーフ21
とピラー25を接続する。
【0027】組付け状態でルーフ21本体と一体のピラー
保持部22にクッションラバー41を介してピラー25が嵌入
しているので、図5および図6に示すようにピラー保持
部22とピラー25との間には上下方向および水平方向いず
れの方向にもクッションラバー41が介在し、ピラー25か
らルーフ21への振動の伝達が抑制され、騒音も低減でき
る。
【0028】ルーフ21と別体の特別の取付部材を必要と
しないので部品点数が削減され構造も簡素化されてコス
トの低減や部品の管理・組立の工数の削減が図れる。
【0029】また本実施例のルーフ21は、上方に僅かに
膨んで、左右方向については中央が最も高く左右にいく
にしたがい低く、一方前後方向については後端が最も高
く前方にいくにしたがい僅かに低くなり、前端に近づく
と傾斜が急になってより低くなる。そしてルーフ21の周
囲は前端を除き3辺にリブ21aが形成されてその内周に
樋が構成されている。
【0030】したがって走行中空気は図8に破線矢印で
示すようにルーフ21の上面を後方へ流れるので、ルーフ
21に降った雨はこの空気の流れにしたがって図7および
図8に実線矢印で示すように、後方に移動して後端のリ
ブ21aが構成する樋に入り、この樋を左右方向に分かれ
て流れ、左右のリブ21aが構成する樋に伝わり、同左右
の樋を前方に流れていく。
【0031】またルーフ21の左右側辺に降った雨は後方
へ移動しながらも左右のルーフ21の傾斜によって左右の
リブ21aが構成する樋に近づき同樋に入り、以後は樋を
前方に流れる。
【0032】なお左右のリブ21aが構成する樋を前方へ
流れた雨水は、リブ21aの前端挟持部からウィンドスク
リーン20の左右側縁に嵌着されたモール35に形成された
排水通路35cを通って落下し外部に排出される。
【0033】以上のように走行中ルーフ21に降った雨は
樋に集められてルーフ21の左右を前方に流されるので、
ルーフ21の後端から雨水が垂れて乗員の背中を濡らすら
ようなことはない。
【0034】また図8に示すようにルーフ21の後端のリ
ブ21aは後上方へはね上がる形状をしているので、走行
中空気は破線矢印で示すようにルーフ21の上面を後方へ
流れ、後端でリブ21aに沿って斜め上方へ抜ける。
【0035】したがって走行風がルーフ21の下方へ巻き
込まれてくるようなことはなく、走行速度が高いとき
に、後方に移動する雨水が走行風にしたがってリブ21a
を越えたとしても斜め上方にはね上げられて雨水は相当
後方に落下して人員や荷物を濡らすことはない。
【0036】実施例としてルーフ付自動三輪車を示した
がルーフ付スクータ型自動二輪車にも適用することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、ルーフに一体に形成された略
円筒状のピラー保持部にピラーの上端を収納してルーフ
を保持したので、部品点数は少なく、部品の管理・組立
の工数を削減しコストの低減を図ることができる。略円
筒状のピラー保持部にピラー上端を収納する構造なので
振動や騒音の抑制が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のルーフ付自動三輪車の
全体側面図である。
【図2】ルーフ支持構造を示す分解斜視図である。
【図3】ルーフを下方から見た斜視図である。
【図4】ルーフ後部のピラーによる支持構造を示す分解
断面図である。
【図5】ルーフをピラーが支持した状態の断面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】ルーフの平面図である。
【図8】ルーフの一部側面図である。
【図9】モールの断面図である。
【符号の説明】
1…ルーフ付自動車三輪車、2…ハンドル、3…前輪、
4…フロントフォーク、5…シート、6…足載せ部、7
…リンク部材、8…ユニットスイング式エンジン、9…
後輪、11…クッション、12…トランク、13…シートバッ
ク、15…ハンドルカバー、16…フロントカバー、17…イ
ンナパネル、18…フロントフェンダ、20…ウィンドスク
リーン、21…ルーフ、22…ピラー保持部、23…リブ、25
…ピラー、26…支持ブーム、27…取付金具、28…連結
具、30…シールラバー、31…蓋付きナット、32…シール
材、33…ワッシャ、34…ネジ、35…モール、40…ナッ
ト、41…クッションラバー、42…クッションシート、43
…ワッシャ、44…段付きボルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上部に設けたルーフをピラーを介し
    て車体に支持するルーフ支持構造において、 前記ルーフの後部下面に略円筒状のピラー保持部を突出
    させ、車体に立設されたピラーの上端部を前記ピラー保
    持部に収納してルーフを保持したことを特徴とするルー
    フ付車両のルーフ支持構造。
JP5055120A 1993-02-19 1993-02-19 ルーフ付車両のルーフ支持構造 Pending JPH06239276A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5055120A JPH06239276A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 ルーフ付車両のルーフ支持構造
CN94102698A CN1071225C (zh) 1993-02-19 1994-02-19 车辆的车体上部结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5055120A JPH06239276A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 ルーフ付車両のルーフ支持構造

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Publication Number Publication Date
JPH06239276A true JPH06239276A (ja) 1994-08-30

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ID=12989901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5055120A Pending JPH06239276A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 ルーフ付車両のルーフ支持構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH06239276A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080886A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Honda Motor Co Ltd 車両の防振構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080886A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Honda Motor Co Ltd 車両の防振構造

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