JPH06239267A - ピラー上部接合構造 - Google Patents

ピラー上部接合構造

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Publication number
JPH06239267A
JPH06239267A JP2633493A JP2633493A JPH06239267A JP H06239267 A JPH06239267 A JP H06239267A JP 2633493 A JP2633493 A JP 2633493A JP 2633493 A JP2633493 A JP 2633493A JP H06239267 A JPH06239267 A JP H06239267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillar
joint
brace
roof
pillar inner
Prior art date
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Pending
Application number
JP2633493A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoshi Oike
太 大池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2633493A priority Critical patent/JPH06239267A/ja
Publication of JPH06239267A publication Critical patent/JPH06239267A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレースに作業孔を開けることなく、ピラー
のピラーインナーと、ピラーアウターとを連結させるこ
とができ、ピラー上部とルーフとの接合部分の強度向上
を図ったピラー上部接合構造を提供する。 【構成】 ブレース13には、ピラーインナー15に向
かって突設され、このピラーインナー15の接合部17
に当接する膨出部19が形成されている。そして、ピラ
ーアウター16の接合部18と、前記ピラーインナー1
5の接合部17と、前記ブレース13の膨出部19とが
互いにスポット溶接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両のフロン
トウインドウパネル両側縁部に設けられるフロントピラ
ーの上部で、ルーフとの接合部分の強度向上を図ったピ
ラー上部接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図5乃至図7に示すようなものがある。車体1には、フ
ロントウインドウパネル2の側縁部3に沿ってフロント
ピラー4が配設され、このフロントピラー4は、主にピ
ラーインナー5と、ピラーアウター6とから構成され、
このフロントピラー4の上部がルーフ7に接合されてい
る。
【0003】このルーフ7は、主にルーフパネル21、
このルーフパネル21を支持するルーフサイドレール2
2、ルーフボウ23、リアルーフレール24、フロント
ルーフレール25等から構成されている。
【0004】そして、かかるルーフ7とフロントピラー
4の接合部分の構造は以下のようになっている。
【0005】すなわち、フロントピラー4上部の下側に
は、一端部8aがフロントルーフレール25に、他端部
8bがルーフサイドレール22に接合されるブレース8
が配設された後、このブレース8の作業孔12,12を
介して図7に示すように溶接装置11にて、ピラーイン
ナー5及びピラーアウター6の上部の接合部9及び10
が互いにスポット溶接され、次いで、ルーフパネル21
が配設されるようになっている。このようにブレース8
を配設することにより、この部分の強度を向上させるよ
うにしている。
【0006】なお、この種のものとしては、例えば特開
平1ー247284号公報に記載されたようなものがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のピラー上部接合構造では、ブレース8に、作
業孔12,12を形成しているので、図7に示すように
外力Fが作用した際に、その部分に応力が集中して亀裂
等が生じ易く、フロントピラー4上部とルーフ7との接
合部分の強度を有効に向上させることができなかった。
【0008】そこで、この発明は、ブレースに作業孔を
開けることなく、ピラーのピラーインナーと、ピラーア
ウターとを連結させることができ、ピラー上部とルーフ
との接合部分の強度向上を図ったピラー上部接合構造を
提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、ピラーのピラーアウター上
部及びピラーインナー上部の各々に接合部を形成して、
該接合部同士を接合すると共に、該ピラーの上部の下側
にブレースが設けられたピラー上部接合構造において、
前記ブレースに前記ピラーインナーに向かって突設さ
れ、該ピラーインナーの接合部に当接する膨出部を形成
し、前記ピラーアウターの接合部と、該ピラーインナー
の接合部と、前記ブレースの膨出部とを互いに接合する
ピラー上部接合構造としたことを特徴としている。
【0010】
【作 用】かかる手段によれば、ブレースの膨出部と、
ピラーのピラーアウターの接合部と、ピラーインナーの
接合部とを互いに接合すれば、従来のように、ブレース
に作業孔を予め形成する必要がないと共に、膨出部によ
り、ブレース自体の強度向上を図ることができ、しか
も、このブレースの膨出部をピラーに固定することによ
り、このピラー上部とルーフとの接合部分の強度が向上
することとなる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1乃至図4は、この発明の一実施例を示
すものである。なお、従来と同一乃至均等な部材は同一
符号を付して説明する。
【0013】まず構成を説明すると、図中符号14はフ
ロントピラーで、このフロントピラー14は、主にピラ
ーインナー15と、ピラーアウター16とから構成され
ている。そして、このフロントピラー14の上部がルー
フ7に接合されている。
【0014】この接合部分の構造は以下のようになって
いる。
【0015】すなわち、フロントピラー14のピラーイ
ンナー15及びピラーアウター16の上部には、各々接
合部17及び18が形成されている。このピラーアウタ
ー16の接合部18には、ピラーインナー15に向かっ
て突設され、このピラーインナー15の前記接合部17
に当接する凹部20,20が形成されている。
【0016】また、フロントピラー14上部の下側に
は、一端部13aが図示省略のフロントルーフレール
に、他端部13bが図示省略のルーフサイドレールに接
合されるブレース13が配設されている。
【0017】このブレース13には、ピラーインナー1
5に向かって突設され、このピラーインナー15の接合
部17に当接する膨出部19,19が形成されている。
【0018】そして、図4に示すように、このピラーア
ウター16の接合部18に形成された凹部20と、ピラ
ーインナー15の接合部17と、ブレース13の膨出部
19とが互いに、溶接装置11によってスポット溶接さ
れている。
【0019】接合後、図4中、二点鎖線で示すルーフパ
ネル21が配設されるようになっている。
【0020】このように構成されたフロントピラー上部
接合構造では、ブレース13に膨出部19を形成するこ
とにより、この膨出部19と、ピラーアウター20の接
合部18と、ピラーインナー15の接合部17とを三枚
打ちすることができ、従来のように、ブレース13に作
業孔を予め形成しておく必要がない。従って、応力集中
が生じないと共に、膨出部19を形成することにより、
ブレース13自体の強度が向上することとなる。しか
も、この膨出部19に相当する部分は、従来は接合部1
7,18に固定されていないが、ここでは、この膨出部
19を接合部17,18に接合している。従って、それ
らのことからフロントピラー14の上部とルーフ7の接
合部分の強度が向上することとなる。
【0021】しかも、この実施例では、ピラーアウター
16の接合部18にも、凹部20が形成されているの
で、この凹部20が無いものに比して、強度が向上する
こととなり、ピラーアウター16のプレス成形後におけ
るスプリングバックを防止することができる。
【0022】なお、上記実施例では、フロントピラーを
例示したが、ロアピラー等にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、ブレースに膨出部を形成することにより、この膨
出部と、ピラーのピラーアウターの接合部と、ピラーイ
ンナーの接合部とを互いに接合すれば、従来のように、
ブレースに作業孔を予め形成する必要がなく、膨出部に
より、ブレース自体の強度向上を図ることができ、しか
も、このブレースの膨出部をピラーに固定することによ
り、このピラー上部とルーフとの接合部分の強度を向上
させることができる、という実用上有益な効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のピラー上部接合構造を示
す分解斜視図である。
【図2】同実施例のピラー上部接合構造を示す要部の斜
視図である。
【図3】同実施例のピラー上部接合構造を示し、図2の
A−A線に沿った断面図である。
【図4】同実施例のピラー上部接合構造を示し、図2の
B−B線に沿った断面図である。
【図5】車体の一部を示す斜視図である。
【図6】従来のブレースを示す斜視図である。
【図7】従来のピラー上部接合構造を示し、図4に相当
する断面図である。
【符号の説明】
7 ルーフ 13 ブレース 14 フロントピラー 15 ピラーインナー 16 ピラーアウター 17 ピラーインナーの接合部 18 ピラーアウターの接合部 19 ブレースの膨出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピラーのピラーアウター上部及びピラー
    インナー上部の各々に接合部を形成して、該接合部同士
    を接合すると共に、該ピラーの上部の下側にブレースが
    設けられたピラー上部接合構造において、 前記ブレースに前記ピラーインナーに向かって突設さ
    れ、該ピラーインナーの接合部に当接する膨出部を形成
    し、前記ピラーアウターの接合部と、該ピラーインナー
    の接合部と、前記ブレースの膨出部とを互いに接合する
    ことを特徴とするピラー上部接合構造。
JP2633493A 1993-02-16 1993-02-16 ピラー上部接合構造 Pending JPH06239267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2633493A JPH06239267A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 ピラー上部接合構造

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JP2633493A JPH06239267A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 ピラー上部接合構造

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Publication Number Publication Date
JPH06239267A true JPH06239267A (ja) 1994-08-30

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ID=12190540

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JP2633493A Pending JPH06239267A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 ピラー上部接合構造

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JP (1) JPH06239267A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6328376B2 (en) * 1999-12-13 2001-12-11 Kia Motors Corporation Center pillar assembly of motor vehicle
KR20030000524A (ko) * 2001-06-25 2003-01-06 현대자동차주식회사 자동차의 프론트 필러 어퍼 보강구조
US7083221B2 (en) * 2002-10-04 2006-08-01 Honda Motor Co., Ltd. Arrangement structure of vehicle door open-close device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20030000524A (ko) * 2001-06-25 2003-01-06 현대자동차주식회사 자동차의 프론트 필러 어퍼 보강구조
US7083221B2 (en) * 2002-10-04 2006-08-01 Honda Motor Co., Ltd. Arrangement structure of vehicle door open-close device

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