JPH0623915B2 - 反転像形成における感光体の繰返し特性向上方法 - Google Patents

反転像形成における感光体の繰返し特性向上方法

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JPH0623915B2
JPH0623915B2 JP61127508A JP12750886A JPH0623915B2 JP H0623915 B2 JPH0623915 B2 JP H0623915B2 JP 61127508 A JP61127508 A JP 61127508A JP 12750886 A JP12750886 A JP 12750886A JP H0623915 B2 JPH0623915 B2 JP H0623915B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はネガ原画像からポジ複写画像を形成する種類の
電子写真装置における感光体の繰返し特性向上方法に関
する。
[従来の技術] 一般に電子写真装置は光により活性化される感光体を用
い、該感光体を予め特定極性に帯電したのち所望の原画
像を露光して該像に応じた静電潜像を形成する。この潜
像は現像粉体により現像されて可視粉体像を形成し、粉
体像は通常適当な転写材上に静電転写され、次いで定着
されて永久複写像が形成される。
ところで装置の小型化への要請に伴って、より小径のド
ラム状感光体を用いる傾向があるが、例えば一枚の複写
を完結する為に感光体の一部を重複使用する装置におい
ては、感光体の重複使用する部分に前回に形成した像が
前歴(光メモリ)として現われ或いはかぶりとして現れ
る現像が生じて画像を汚染し、感光体の繰返し使用を妨
げる。
これら前歴又はかぶりを消去して感光体の繰返し特性を
向上する為に最も一般的には帯電前に強度のイレーサ光
を照射する方法であるが一律に十分な解決手段ではな
い。
一方、例えば特開昭61-27572号公報に開示されるよう
に、現像後であって転写前の位置で、感光体に対して現
像粉体の帯電電荷と同極性の電荷を印加し、それと同時
に又はその後の位置で感光体を照明することにより、現
像粉体の比電荷を増大し且つ感光体の暗部領域電位を降
下させ、以て転写効率を向上すると共に明部・暗部の光
メモリー差による画像劣化を防止し感光体の繰返し特性
の向上を図った方法が知られる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来方法は、ポジ原画像から
ポジ複写画像を形成する為の装置については有効である
が、マイクロフィルムプリンタやレーザープリンタの如
く、マイクロフィルムの透過光やレーザービームのよう
なネガ情報を原画像とし且つこのネガ原画像からポジ複
写画像を形成する種類の電子写真装置に対しては効力を
有しない。例えば、感光体表面を一様に正極性に帯電し
たのちネガ原画像を露光して静電潜像を形成し、次いで
適当な現像バイアスの下に正極性に帯電された現像粉体
により反転現像を行なう装置において、前記従来方法に
倣って、現像粉体の帯電電荷と同極性の前転写帯電を付
与し、次いで逆極性即ち負極性による転写放電及びイレ
ース露光を行なう場合、現像剤の比電荷を増大して転写
効率を高めるものの、前記転写時の負極性放電及びイレ
ース露光により一部の負電荷が感光体中に捕獲されて残
留する。この残留電荷は感光体の繰返し使用に従って漸
次蓄積されて感光体の残留電位の上昇を招き、次の潜像
形成時の正コロナ帯電を抑制して感光体の帯電電位の低
下を引起こし、画像濃度の低下、前歴、かぶり又はイン
ダクション現像等の画像あるいは光感度を悪化する要因
となる。結果として感光体の繰返し特性の向上は期待で
きない。
本発明は上記従来方法の問題点に鑑みてなされたもの
で、ネガ原画像からポジ複写画像を形成する種類の電子
写真装置において上記画像悪化の要因となる逆極性電荷
の蓄積を防止し、感光体の繰返し特性を有効に向上し得
る方法を提供することを目的とする。
本発明のもう一つの目的は、特定極性の作像用帯電の前
に予め感光体中のトラップを特定極性の電荷により埋め
て作像用帯電の電荷受容能力を高め、画像濃度、コント
ラストの高い、常時良好の画質の像を得る方法を提供す
ることにある。
本発明の別の目的は、一成分現像剤などの比較的比電荷
の小さい現像剤を用いた場合においても、良好な画像転
写が行なわれ、結果として良画質の再生像を形成するこ
とのできる方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この為、本発明による方法は、有機感光体表面を特定極
性に帯電したのち該表面をネガ像露光して該像に応じた
静電潜像を形成し、該潜像を前記特定極性と同極性の電
荷を有する現像粉体により反転現像してポジ粉体像を形
成し、次いで該粉体像を転写材上に静電転写する種類の
電子写真装置において、前記現像後に前記粉体像を担持
した感光体に粉体像の帯電電荷とは逆極性の電荷を付与
して前記粉体像の極性を強制的に反転させ、これと同時
または後に感光体表面を第1の露光装置により露光して
該感光体表面を除電し、次いで前記特定極性と同極性の
電荷の付与により前記転写を行ない且つ感光体表面を特
定極性に帯電させて前記静電潜像の暗部領域および明部
領域における電位差を小さくし、その後に第2の露光装
置により露光することによって感光体表面の徐電し、感
光体の前歴を消去することを特徴とする。
[作用] 上記方法により、現像粉体像を担持した感光体表面は逆
極性の帯電及び一様露光を受けることにより、その背景
領域の電位が零に近づき或いは逆極性電位に幾らか反転
し、結果的に画像領域の電位近くに減衰して明部及び暗
部領域間の電位差を最小とする。一方、粉体像はこの帯
電により逆極性に強制的に反転される。次いで特定極性
と同極性の転写の電荷付与は、感光体表面上の粉体像を
転写材上に転写させるように作用すると共に、前記逆極
性帯電により既にほぼ均一な電位に減衰された或いは逆
極性電位に幾らか反転された感光体表面全体を再び特定
極性に一様帯電する。この転写帯電及び次いで行なわれ
るイレース露光により感光体中のトラップに特定極性の
電荷が捕獲され、該状態において感光体は次の潜像形成
の為の帯電に提供される。
[実施例] 次に本発明を図面を参照として説明する。
図は本発明を具現化した電子写真装置の要部を示し、1
は回転可能に軸支され且つ作動時に矢示方向へ回転する
感光ドラムである。感光ドラム1はその周面に感光体2
を備え、この例では感光体2は銅フタロシアニン系の有
機感光体よりなり、以下においてはこの感光体を電荷輸
送物質に銅フタロシアニンを分散して形成した単層型の
感光体として説明するが、積層型の有機感光体でも良
く、その他の有機感光体であっても良い。感光体2は、
ドラムの回転に従って、コロナ帯電装置3により正極性
に一様に帯電され、次いでネガ原画像情報(例えばマイ
クロフィルム情報の透過光又はレーザービーム等)が光
学系4を介して露光され、感光体表面上に暗部電位領域
及び明部電位領域からなる静電潜像が形成される。この
時、明部領域及び暗部領域はそれぞれ例えば約30V、
500Vの表面電位を持つ。
次いで静電潜像は現像装置5に提供される。現像装置5
は図示例では周知の磁気ブラシ型現像装置よりなり、磁
石集成体6を囲繞して回転する現像スリーブ7の外周面
により、正極性に帯電されたトナー粉体を感光体表面に
搬送する。現像スリーブ7には例えば約250Vの現像
バイアスが印加され、トナー粉体を潜像の明部電位領域
に付着させて反転現像し、ポジ粉体像を形成する。現像
方式としては磁気ブラシ方式に限定されることなくカス
ケード方式、トランスファー方式などのその他の方式を
用いることができ、又、現像剤としては二成分現像剤又
は一成分現像剤のいずれであっても良い。
粉体像を形成した感光体は、現像後に前転写コロナ放電
装置8により粉体像の極性とは逆極性の電荷、即ち、負
極性の電荷を付与される。この放電は粉体像の極性を正
から負に反転するのに充分な値、例えば約4500Vで
行なわれる。この放電により粉体像は負極性に強制的に
反転され、且つ背景領域電位即ち暗部領域電位は減衰し
て或いは負に幾らか反転して零に近づき、明部電位領域
との電位差を最小とする。この効果を更に有効とする為
に前転写コロナ放電装置8の次順位に感光体表面を一様
露光する前露光装置10が設けられる。前露光装置10
は又、前転写コロナ放電と同時に感光体表面を露光する
ような位置に設けても良い。このようにして感光体は明
部暗部領域に拘らず前記前転写放電装置により場所的に
ほぼ均一な電位に減衰され、その後、転写位置に提供さ
れる。
前記したような粉体像の極性の反転により、粉体像の転
写は静電潜像形成の為の帯電と同極性、即ち、正極性の
電荷を付与する転写コロナ放電装置9により行われる。
斯かる転写放電は送りローラ11により搬送される転写
材12の背面から行なわれ、転写材が転写部に存在しな
い時には転写コロナ放電装置9はその放電電位を転写材
存在時に感光体表面が受けるとほぼ同じ値に下げて、転
写時の帯電による感光体への影響が転写材の在る無しに
拘らずほぼ一定となるように制御されている。しかしな
がら転写コロナ放電は転写材の有無に拘らず印加するよ
うにしても良い。転写コロナ放電は例えば約4500V
である。この放電は粉体像を感光体から転写材上に転写
する作用を成すだけではなく前記負極性帯電により感光
体中に場合により残留した負電荷を開放して除去する作
用をなし、更に感光体表面を特定極性により一様に帯電
する。粉体像を担持した転写材は分離爪等の分離手段1
3により感光体から分離され、次いで不図示の定着装置
に送られて永久可視像が形成される。分離手段としては
交流放電を利用した分離コロナ放電装置であっても良
い。
一方感光体はクリーニング装置14により清掃され残存
トナーを除去された後、イレース露光装置15により比
較的低い、例えば数10Lxの照度の光により一様に露
光される。このイレース露光及び前記転写における特定
極性の帯電により感光体中のトラップは特定極性の電荷
により一様に埋められる。イレース露光装置15は図示
例では感光体の回転に関してクリーニング装置14の後
順位に位置するが、クリーニング装置の前順位に設けて
も良い。このようにして増感を受けた感光体は再び次の
潜像形成の為に帯電装置3に提供される。
[発明の効果] 以上の構成により、本発明は、ネガ原画像からポジ複写
画像を形成する種類の電子写真装置において、感光体は
逆極性の前転写放電装置及び前露光装置の作用を受ける
ことにより明部領域及び暗部領域間の電位差を最小とし
てこれに基づく前歴を解消し、次いで特定極性の転写放
電装置及びイレース露光装置の作用を順次に受けること
により感光体中のトラップを特定極性の電荷受容能力を
高めた状態で次の潜像形成の為の帯電に提供される。こ
れにより前歴、かぶり或いはインダクション効果の少な
い光感度の良い繰返し特性を提供する。又更に、本発明
によれば現像剤は例えば一成分系現像剤のように、その
粉体自体の比電荷が弱い場合においても前転写コロナ放
電装置により強制的に充分な電荷が付与される為に良好
な転写を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明方法を具現化した電子写真装置の要部の概略
側面図である。 2……感光体、3……コロナ帯電装置、 5……現像装置、6……前転写コロナ放電装置、 9……転写コロナ放電装置 10……前露光装置、14……クリーニング装置、 15……イレース露光装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−31359(JP,A) 特開 昭60−24555(JP,A) 特開 昭54−97428(JP,A) 特開 昭56−156849(JP,A) 特開 昭56−161564(JP,A) 特開 昭62−201484(JP,A) 特開 昭62−264070(JP,A) 特公 昭63−65934(JP,B2) 特公 平2−48115(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機感光体表面を特定極性に帯電したのち
    該表面をネガ像露光して該像に応じた静電潜像を形成
    し、該潜像を前記特定極性と同極性の電荷を有する現像
    粉体により反転現像してポジ粉体像を形成し、次いで該
    粉体像を転写材上に静電転写する種類の電子写真装置に
    おいて、前記現像後に前記粉体像を担持した感光体に粉
    体像の帯電電荷とは逆極性の電荷を付与して前記粉体像
    の極性を強制的に反転させ、これと同時または後に感光
    体表面を第1の露光装置により露光して該感光体表面を
    除電し、次いで前記特定極性と同極性の電荷の付与によ
    り前記転写を行ない且つ感光体表面を特定極性に帯電さ
    せて前記静電潜像の暗部領域および明部領域における電
    位差を小さくし、その後に第2の露光装置により露光す
    ることによって感光体表面の徐電し、感光体の前歴を消
    去することを特徴とする反転像形成における感光体の繰
    返し特性向上方法。
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