JPH06238804A - ペ−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装材料 - Google Patents

ペ−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装材料

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JPH06238804A
JPH06238804A JP3197793A JP3197793A JPH06238804A JP H06238804 A JPH06238804 A JP H06238804A JP 3197793 A JP3197793 A JP 3197793A JP 3197793 A JP3197793 A JP 3197793A JP H06238804 A JPH06238804 A JP H06238804A
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修成 松田
Haruhiko Watanabe
晴彦 渡辺
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清司 伊関
Yoshiharu Morihara
芳治 森原
Toru Kotani
徹 小谷
Yozo Yamada
陽三 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 耐屈曲性、食品保存性に優れたガスバリア性
フィルムのペ−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包
装材料を提供する。 【構成】 薄膜内の酸化アルミニウムが20重量%から
99重量%含まれることを特徴とするガスバリア性フィ
ルムを構成の全部または一部とする、あるいは、該薄膜
内の酸化アルミニウムが20重量%から99重量%含ま
れ、好ましくは該薄膜の比重と薄膜内の酸化アルミニウ
ム組成比率との関係をD=0.01A+b(D:薄膜の
比重,A:薄膜中の酸化アルミニウムの重量%)という
関係式で表す時、該薄膜の比重を、1.6≦b≦2.2
の範囲内であることを特徴とするガスバリア性フィルム
を構成の全部または一部とすることによって、ガスバリ
ア性に優れ、地球環境にやさしい実用特性のすぐれたペ
−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装材料を提供
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスバリア性に優れ、
牛乳、ジュ−ス、炭酸飲料等の飲物、日本酒、焼酎、ウ
ィスキ−等のアルコ−ル類、醤油、ソ−ス等の調味料、
クッキングソ−ス、ス−プなどの保存に適したペ−パ−
カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装材料に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ガスバリア性のすぐれたペ−パ−カ−ト
ン及びペ−パ−カ−トン用包装材料としては、アルミ箔
を紙等とラミネ−トして、PE(ポリエチレン)/紙/
アルミ箔/PEの形にしたものあるいは、Al箔をアル
ミ蒸着フィルム、塩化ビニリデンやエチレンビニルアル
コール共重合体と置き変えたもの、さらに酸化珪素など
の薄膜を用いたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のペ−パ−
カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装材料は、次のよう
な課題を有していた。アルミニウム箔、アルミニウム蒸
着を用いたものは、ガスバリア性はすぐれているが、不
透明であり、包装時の内容物が見えないという欠点があ
った。又、マイクロ波が透過しないため、電子レンジに
よる加熱が不可能であり、更にアルミニウムをペ−パ−
カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装材料の構成の一部
に含むとプラスチックフィルムや紙の回収再利用(リサ
イクリング)ができないという問題がある。塩化ビニリ
デンやエチレンビニルアルコール共重合体を、ペ−パ−
カ−トンの構成の一部に含むものは、水蒸気、酸素など
のガスバリア性が不十分であり、内容物の保存期間が短
い。又、塩化ビニリデン系については、容易に熱分解
し、リサイクリングが行いにくく、焼却時の塩素ガスの
発生など、地球環境への影響も懸念されている。また、
エチレンビニルアルコール系は乾燥時のバリア性は優れ
ているものの、高湿度下においては酸素バリア性の低下
が著しく、保存期間が短くなる。
【0004】特公昭51−48511号には、合成樹脂
体表面にSix y (例えばSiO 2 )を蒸着したガス
バリア性フィルムが提案されているが、ガスバリア性の
良好なSiOx 系(x=1.3〜1.8)は褐色を有し
ており、その被膜はもろく、これを構成の一部または全
部とするペ−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装
材料を過酷に取り扱った場合には、ガスバリア性が大き
く低下するという欠点がある。 酸化アルミニウムを蒸
着したフィルムとして(特開昭62−101428)に
見られるようなものもあるが、初期の酸素バリア性が余
り高くない。更に屈曲した場合の酸素バリア性の劣化が
大きく、ペ−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装
材料の構成の一部または全部とした場合に内容物を酸化
から守り、長期保存するには十分なものとはいえず、酸
素バリア性と水蒸気バリア性とを兼ね備え、過酷な取扱
に耐えるものにはなり得ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガスバリア性
に優れ、また耐屈曲性の高い、しかも経済性において
も、有利なガスバリア性フィルムを構成の一部または全
部とするペ−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装
材料を提供せんとするものである。すなわち、本発明は
プラスチック基材の少なくとも一方の面に、主として酸
化アルミニウムと酸化珪素とから成る組成の薄膜を設
け、該薄膜の組成のうち、酸化アルミニウムが20〜9
9重量%含まれることを特徴とするガスバリア性フィル
ムを、構成の全部または一部とするペ−パ−カ−トン及
びペ−パ−カ−トン用包装材料であり、好ましくは該薄
膜の比重が下記の式を満足することを特徴とするガスバ
リア性フィルムを、構成の全部または一部とするペ−パ
−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装材料である。 D=0.01A+b(ただし、D:薄膜の比重、A:薄
膜中の酸化アルミニウムの重量%、1.6≦b≦2.
2)
【0006】本発明でいうプラスチック基材とは、有機
高分子を溶融押出しをして、必要に応じ、長手方向、お
よび、または、幅方向に延伸、冷却、熱固定を施したフ
ィルムであり、有機高分子としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタート、ポリエチレ
ン−2、6−ナフタレート、ナイロン6、ナイロン4、
ナイロン66、ナイロン12、ポリ塩化ビニール、ポリ
塩化ビニリデン、ポリビニールアルコール、全芳香族ポ
リアミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテ
ルイミド、ポリスルフォン、ポリッフェニレンスルフィ
ド、ポリフェニレンオキサイドなどがあげられる。ま
た、これらの(有機重合体)有機高分子は他の有機重合
体を少量共重合をしたり、ブレンドしたりしてもよい。
【0007】さらにこの有機高分子には、公知の添加
剤、例えば、紫外線吸収剤、帯電防止、可塑剤、滑剤、
着色剤などが添加されていてもよく、その透明度は特に
限定するものではないが、透明ガスバリア性フィルムと
して使用する場合には、50%以上の透過率をもつもの
が好ましい。本発明のプラスチックフィルムは、本発明
の目的を損なわない限りにおいて、薄膜層を積層するに
先行して、該フィルムをコロナ放電処理、グロー放電処
理、その他の表面粗面化処理を施してもよく、また、公
知のアンカーコート処理、印刷、装飾が施されていても
よい。本発明のプラスチックフィルムは、その厚さとし
て5〜500μmの範囲が好ましく、さらに好ましくは
8〜300μmの範囲である。
【0008】酸化アルミニウム・酸化硅素薄膜は酸化ア
ルミニウムと酸化硅素の混合物、あるいは化合物等とか
ら成り立っていると考えられる。ここでいう酸化アルミ
ニウムとは、Al,AlO,Al2 3 等の各種アルミ
ニウム酸化物の混合物から成り立ち、酸化アルミニウム
内での各々の含有率等は作成条件で異なる。酸化珪素と
は、Si,SiO,SiO2 等から成り立っていると考
えられ、これらの比率も作成条件で異なる。本発明にお
ける該薄膜の酸化アルミニウムの比率としては、20重
量%以上、99重量%以下であって、好ましくは30重
量%以上、95重量%以下である。また、この成分中
に、特性が損なわれない範囲で微量(全成分に対して高
々3%まで)の他成分を含んでもよい。該薄膜の厚さと
しては、特にこれを限定するものではないが、ガスバリ
ア性及び可尭性の点からは、50〜8000Aが好まし
く、更に好ましくは、70〜5000Aである。
【0009】かかる酸化アルミニウム・酸化硅素系薄膜
の作成には、真空蒸着法、スパッタ− 法、イオンプレ
−テイングなどのPVD法(物理蒸着法)、あるいは、
CVD法(化学蒸着法)などが適宜用いられる。例え
ば、真空蒸着法においては、蒸着源材料としてAl2
3 とSiO2 やAlとSiO2 の混合物等が用いられ、
また、加熱方式としては、抵抗加熱、高周波誘導加熱、
電子ビ−ム加熱等を用いることができる。また、反応性
ガスとして、酸素、窒素、水蒸気等を導入したり、オゾ
ン添加、イオンアシスト等の手段を用いた反応性蒸着を
用いてもよい。また、基板にバイアス等を加えたり、基
板温度を上昇、あるいは、冷却したり等、本発明の目的
を損なわない限りに於て、作成条件を変更してもよい。
スパッタ−法やCVD法等のほかの作成法でも同様であ
る。本発明品は、そのままで使用されてもよいが、他の
有機高分子のフィルム、または薄層をラミネートまたは
コーティングして使用してもよい。
【0010】本発明でいう比重とは、ある温度で、ある
体積を占める物質の質量と、それと同体積の標準物質の
質量(4℃における水)との比をいう。比重の測定は、
通常物体の質量と体積を測り、同体積の4℃の水の質量
との比を求めればよいが、本発明の薄膜の測定では、体
積の測定が困難である。そこで、まず基板から薄膜をは
がす、あるいは、基板のみを溶解することにより、薄膜
のみからなる単独膜の状態としたのちに、(JIS K
7112)にあるような比重測定法を用いることが望ま
しい。例えば、浮沈法では、試料を比重既知の溶液の中
に浸せきさせ、その浮沈状態から薄膜の比重を測定する
ことができる。この溶液としては、四塩化炭素とブロモ
ホルム、または、ヨウ化メチレンなどの混合液を用いる
ことができる。また、連続的な密度勾配をもつ溶液中に
単独膜を浸積させる密度勾配管法によっても比重の値を
測定できる。
【0011】このようにして得られた該薄膜の比重の値
が、薄膜中の酸化アルミニウムの重量%との関係を、D
=0.01A+b(D:薄膜の比重、A:薄膜中の酸化
アルミニウムの重量%)という式で示すとき、bの値が
1.6よりも小さい領域のときには、酸化アルミニウム
・酸化硅素薄膜の構造が粗雑となり、充分なガスバリア
性が得られない。また、該薄膜の比重の値が、b値で、
2.2よりも大きい領域の場合、成膜後の初期ガスバリ
ア特性は優れているものの、膜が硬くなりすぎ、機械特
性、特にゲルボ特性が劣り、処理後のガスバリア性の低
下が大きくなり、ガスバリア性フィルムとしての使用に
適していない。以上の理由からペ−パ−カ−トン及びペ
−パ−カ−トン用包装材料として好ましい酸化アルミニ
ウム・酸化硅素薄膜の比重は、該薄膜の比重と薄膜内の
酸化アルミニウム組成比率との関係をD=0.01A+
b(D:薄膜の比重、A:薄膜中の酸化アルミニウムの
重量%)という関係式であらわす時、bの値で1.6か
ら2.2であり、更に好ましくは1.7から2.1であ
る。(図−1)
【0012】本発明におけるペ−パ−カ−トンとは、複
合紙容器のことをいい、ペ−パ−カ−トン用包装材料と
しては、紙、プラスチックフィルム等とガスバリア性の
あるフィルムとのラミネ−ト品を用いる。形状、種類と
しては屋根形(ゲ−ベルトップ)、レンガ形(ブリック
形)、直方体、カップ形など特に制限はない。又、内
袋、注出口等と組合わせてもよい。本発明におけるペ−
パ−カ−トンが適用できる内容物としては、牛乳、ヨ−
グルトジュ−ス、炭酸飲料等の飲物、日本酒、焼酎、ウ
ィスキ−等のアルコ−ル類、醤油、ソ−ス等の調味料な
どであり、特に、これらに制限されるものではない。
【0013】次に実施例をあげて本発明を説明する。
【実施例1】蒸着源として、3〜5mm程度の大きさの
フレ−ク状のAl2 3 (純度99.5%)とSiO2
(純度99.9%)を用い、電子ビ−ム蒸着法で、12
μm厚のPETフィルム(東洋紡績(株):E510
0)上に酸化アルミニウム・酸化硅素系薄膜の形成を行
った。蒸着条件としては、電子銃(EB銃)のエミッシ
ョン電流を1.2A、加熱比を、30:10とし、組成
比がAl23 :SiO 2 =60:40となるようにし
た。蒸着膜の厚みは600A(オングストローム)と
し、PE(ポリエステル)40μm、紙とラミネートし
て、実施例1−〜を作製した。この包装用フィルム
の酸素透過量を測定した。比較例として、1−PE
T、−K−PET(塩化ビニリデンコ−トPETフィ
ルム)−Al箔のフィルムを実施例と同様の方法によ
り、PE、紙とラミネートした。この包装用フィルムも
実施例と同様に酸素バリア性を測定した。
【0014】次に酸素透過率の測定方法を示す。 ・酸素透過率の測定方法 作成したガスバリアフィルムの酸素透過率を酸素透過率
測定装置(モダンコントロールズ社製 OX−TRAN
100)を用いて測定した。本実施例は、0.5cc程
度と優れたバリア性を示しているのに対し、比較例1−
,は劣っている。
【0015】次に、実施例1−〜を液体充填機にか
け、ゲ−ベルトップ形のペ−パ−カートンに成形しなが
ら、牛乳を加熱殺菌充填した。この時のラミネート構成
は、PE/紙/ガスバリア性フィルム/PEとした。こ
のサンプルを40℃、90%RHの部屋に1カ月間放置
した後に開封し、試食したが、牛乳の味、風味に変化は
なかった。比較例1−〜も同様に液体充填機により
ペ−パ−カートンを成形し、牛乳を注入し、同条件で放
置後に、開封、試飲した。比較例1−,は、保存し
た牛乳には酸化臭があり、食味が劣ると判断された。比
較例1−は牛乳の味、風味に変化はなかったが、ラミ
ネートしたペーパーカートンからの紙のリサイクルは困
難であった。一方、実施例のペーパーカートンからは、
容易にリサイクルできた。又、これらを焼却すると、比
較例1−,では、塩素ガス発生、比較例1−で
は、Al金属が燃え残るという問題があったのに対し本
実施例では、特に問題は発生し無かった。
【0016】
【実施例2】蒸着源として、3〜5mm程度の大きさの
フレ−ク状のAl2 3 (純度99.5%)とSiO2
(純度99.9%)を用い、電子ビ−ム蒸着法で、12
μm厚のPETフィルム(東洋紡績(株):E510
0)上に酸化アルミニウム・酸化硅素系薄膜の形成を行
った。蒸着条件としては、電子銃(EB銃)のエミッシ
ョン電流を1.5Aとし、加熱比を変えることで組成を
変えた。蒸着膜の厚みは600,2000A(オングス
トローム)とし、PE(ポリエステル)40μm、紙と
ラミネートして実施例1〜6を作製した。この包装用フ
ィルムの酸素透過量とペ−パ−カ−トン製型機で成形し
たのちの酸素透過量を測定した。比較例として、、
Al2 3 +SiO2 組成比(10:90)、Al2
3 、SiOの組成の薄膜を実施例と同様の方法によ
り、PETフィルムに蒸着し、更にPE、紙とラミネー
トし、比較例1−〜を作製した。この包装用フィル
ムの酸素透過量とペ−パ−カ−トン製形機で成形したの
ちの特性を測定した。又、薄膜の比重はPETフィルム
を溶解したのち浮沈法で測定している。
【0017】比較例2−〜では、酸素バリア性が、
5cc以上であるのに対し、本実施例は、2.0cc以
下で、良好な特性を示している。又、製形後の特性で
は、比較例2−も劣下が大きいのに対し本実施例で
は、製形後も2.5cc以下と優れている。また比重が
規定範囲内にある実施例2−,,,,10,11の
場合は、特に優れている。比較例2−〜では、成形
後の特性が、5cc以上となっているのに対し、本実施
例は、2.5cc以下で、優れている。又、比重が規定
範囲内にある場合は、特に優れている。次に、実施例2
−,のフィルムを液体充填機にかけ、ペーパーカー
トンに成形しながら、日本酒を充填した。このときのラ
ミネート構成はPE/紙/ガスバリア性フィルム/ポリ
エステルシーラントとし、シーラントとして、PEの代
わりに、ポリエステルシーラントを用いた。ここで、ポ
リエステルシーラントは、テレフタル酸/イソフタル酸
//エチレングリコール=80/20//100のもの
である。このサンプルを40℃、90%RHの部屋に6
カ月間放置した。放置後に試食したが、味、香り共に包
装直後と変わらなかった。比較例2−〜のフィルム
を用い、実施例と同様に日本酒を充填した。この日本酒
を、40℃、90%RHの部屋に6カ月間放置した後に
試飲したが、味、香り共に変化しており、食味が劣ると
判断された。
【0018】
【発明の効果】プラスチック基材上に、酸化アルミニウ
ム・酸化硅素系薄膜が形成されたガスバリア性フィルム
を用いたペ−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包装
材料において、該薄膜内の酸化アルミニウムが20重量
%から99重量%含まれることを特徴とするガスバリア
性フィルムを構成の全部または一部とする、あるいは、
該薄膜内の酸化アルミニウムが20重量%から99重量
%含まれ、かつ該薄膜の比重と薄膜内の酸化アルミニウ
ム組成比率との関係をD=0.01A+b(D:薄膜の
比重,A:薄膜中の酸化アルミニウムの重量%)という
関係式で表す時、該薄膜の比重を、1.6≦b≦2.2
であらわされる範囲内としたことを特徴とするガスバリ
ア性フィルムを構成の全部または一部とすることによっ
て、ガスバリア性に優れ、地球環境にやさしい実用特性
のすぐれたペ−パ−カ−トン及びペ−パ−カ−トン用包
装材料を提供できる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森原 芳治 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 小谷 徹 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 山田 陽三 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック基材の少なくとも一方の面
    に、主として酸化アルミニウムと酸化珪素からなる組成
    の薄膜を設け、該薄膜の組成のうち、酸化アルミニウム
    が20〜99重量%含まれることを特徴とするガスバリ
    ア性フィルムを構成の全部または一部とするペ−パ−カ
    −トン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薄膜の比重が下記式を満
    足することを特徴とする請求項1記載のペ−パ−カ−ト
    ン。 D=0.01A+b ただし、D:薄膜の比重、A:薄膜中の酸化アルミニウ
    ムの重量% 1.6≦b≦2.2
  3. 【請求項3】 プラスチック基材の少なくとも一方の面
    に、主として酸化アルミニウムと酸化珪素からなる組成
    の薄膜を設け、該薄膜の組成のうち、酸化アルミニウム
    が20〜99重量%含まれることを特徴とするガスバリ
    ア性フィルムを構成の全部または一部とするペ−パ−カ
    −トン用包装材料。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の薄膜の比重が下記式を満
    足することを特徴とする請求項3記載のペ−パ−カ−ト
    ン用包装材料。 D=0.01A+b ただし、D:薄膜の比重、A:薄膜中の酸化アルミニウ
    ムの重量% 1.6≦b≦2.2
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