JPH06238721A - 射出圧縮成形装置と冷蔵庫の内箱 - Google Patents

射出圧縮成形装置と冷蔵庫の内箱

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JPH06238721A
JPH06238721A JP2558893A JP2558893A JPH06238721A JP H06238721 A JPH06238721 A JP H06238721A JP 2558893 A JP2558893 A JP 2558893A JP 2558893 A JP2558893 A JP 2558893A JP H06238721 A JPH06238721 A JP H06238721A
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JP
Japan
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inner box
injection
mold
compression molding
molten resin
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JP2558893A
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Inventor
Hiroshi Inoue
洋 井上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形空間である凹部を有する雌形の固定金型
と、前記凹部に挿入される凸部を有する雄形の可動金型
からなり、両金型内に射出された溶融樹脂Wを圧縮する
インジェクションプレス方式の射出圧縮成形装置におい
て、深物でも成形できるものを提供する。 【構成】 可動金型20の凸部22の側部にスライド部
材24を設け、可動金型20が固定金型12の凹部14
の底面方向へ型閉する動作に伴って凹部14の側面方向
へスライド部材24をスライドさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出圧縮成形装置と、
この装置により成型される冷蔵庫の内箱に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、固定金型と可動金型とを用
い、可動金型の型閉動作によるプレスによって溶融樹脂
を完全充填させるインジェクションプレス法が知られて
いる。インジェクションプレス法は、大型の成形品の成
形に好適であり、特に平らなものを成形するのに有効で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法は、大型であって底が深い成形品(以下、深物とい
う)については、完全に成形できないという問題点があ
る。
【0004】すなわち、この方法では、図18に示す射
出圧縮成形装置300におけるように、可動金型320
に、雌形の固定金型314の凹部316に対応する凸部
322を設け、この凸部322を凹部316の底面に向
って型閉動作してインジェクションプレスを行なう。こ
のとき、凹部316の底面にある溶融樹脂Wは凸部32
2の底面によって圧縮される。しかし、凹部316の側
面と凸部322の側面との間に押し出された溶融樹脂W
は、この側面同士の間隔が狭まらないため、圧縮されな
い。このように、深物は成形し難い。
【0005】特に、底が深い冷蔵庫の内箱については、
上記の理由によりインジェクションプレスによっては一
体成形ができないため、従来は、主にABSシートを真
空成形して製造している。しかし、真空成形には下記の
問題点がある。
【0006】 内箱が局部的に肉薄となり、内箱を外
箱と組合わせてウレタン発泡した際に内箱が変形するこ
とがある。
【0007】 成形できる形状が限定されるため、別
工程で内箱に別部品を取付けたり、内箱を加工する必要
がある。例えば、内箱に穴を開けたり、ウレタンフォ―
ムのシール用の部材の取付けが必要である。そのため、
内箱を最終的に組立てる場合に、組立て工程や取付ける
部品点数が多くなる。
【0008】 ペレットからシートを押出成形する工
程と、その後真空成形によって真空成形品を形成する工
程と、トリミングプレスをして内箱を形成する工程とが
必要であり、工程数が多い。
【0009】 ABSシートは、冷蔵庫の断熱材の発
泡剤として使用されるフロンに対して耐性が高くない。
【0010】 断熱材であるウレタンフォームが内箱
に密着し易いため、ウレタンフォームが変形すると内箱
の庫内面も変形することがある。
【0011】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、深
物でも成形できる射出圧縮成形装置と、この装置により
成形される冷蔵庫の内箱を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の射出
圧縮成形装置は、成形空間である凹部を有する雌形の固
定金型と、前記凹部に挿入される凸部を有する雄形の可
動金型からなり、両金型内に射出された溶融樹脂を圧縮
するインジェクションプレス方式の射出圧縮成形装置で
あって、前記可動金型の凸部の側部にスライド部材を設
け、前記可動金型が前記凹部の底面方向へ型閉する動作
に伴って前記凹部の側面方向へ前記スライド部材をスラ
イドさせるものである。
【0013】請求項2の射出圧縮成形装置は、溶融樹脂
を、型閉動作に伴って固定金型の底面から射出し、その
側面部へ押出すようにしたものである。
【0014】請求項3の冷蔵庫の内箱は、請求項1記載
の射出圧縮成形装置によってインジェクションプレスさ
れたものである。
【0015】
【作 用】請求項1の射出圧縮成形装置において、イン
ジェクションプレスを行なう場合には、固定金型の底面
に向って可動金型を型閉させる。この型閉動作に伴なっ
て、凸部に設けられたスライド部材が、固定金型の凹部
側面に向ってスライドする。したがって、固定金型の底
面にある溶融樹脂は凸部の底面によって圧縮され、さら
に側面にある溶融樹脂はスライド部材によって圧縮され
る。
【0016】請求項2の射出圧縮成形装置にあっては、
可動金型を型閉動作に伴なって、溶融樹脂を固定金型の
底面から射出し、その側面へ押し出すようにし、成形空
間にまんべんなく溶融樹脂が充填される。
【0017】請求項3の冷蔵庫の内箱であると、請求項
1の射出圧縮成形装置は側面も圧縮成形されるため、冷
蔵庫の内箱のような深物であっても成形できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例の射出成形装置
10について、図1及び図2に基づいて説明する。
【0019】図1は、射出圧縮成形装置10のプレス前
の縦断面図であり、図2は、プレス中の縦断面図であ
る。
【0020】符号12は、雌形の固定金型である。これ
には、成形空間である台形状の凹部14が設けられ、金
型周壁の頂面にはインロー16が嵌入する溝18が設け
られている。ここで、凹部14を台形状に形成したの
は、深物を成形するためである。
【0021】符号20は、雄形の可動金型である。可動
金型20の底面には、凹部14に挿入される台形状のス
ライドプッシャ22が設けられ、スライドプッシャ22
の両側面には、スライド部材24,24がそれぞれ設け
られている。図3に示すように、スライドプッシャ22
の両側面には縦方向に係合突条23,23が設けられ、
スライド部材24の一側面には、係合突条23が機密状
態で係合する溝25が設けられている。可動金型20
は、凹部14の底面14aの方向に移動する。スライド
プッシャ22も、可動金型12にともなって移動する
が、同時に油圧シリンダ26が作動し、これによって、
スライドプッシャ22は金型12から離れて金型12の
底面14aの方向へ移動する。スライドプッシャ22の
移動により、これに押されたスライド部材24,24
が、凹部14の両側面14bの方向へ移動する。この場
合に、係合突条23が溝25内部をスライドする。
【0022】符号28は樹脂流路であって、凹部14の
底面14aのほぼ中央に設けられ、溶融樹脂Wを射出す
る。
【0023】なお、図示の実施例では、固定金具が下方
に可動金型が上方にあるが、両者の姿勢はどのようなも
のでもよい。いずれにしても、固定金型の凹部の底面1
4aとは、移動するスライドプッシャ22の先端面と対
応する面をいう。
【0024】上記構成の射出圧縮成形装置10を用い
て、インジェクションプレスを行なう場合について説明
する。
【0025】図1に示すように、溶融樹脂Wを射出し
て、可動金型20を下方に移動させると、それと共に油
圧シリンダ26が作動して、スライドプッシャ22が可
動金型20に関して下方へ移動する。これにともない両
スライド部材24,24が側方へ移動する。これによっ
て、溶融樹脂Wは、スライドプッシャ22の底面部と凹
部14の底面14aとの間でプレスされると共に、スラ
イド部材24の側面部と凹部14の側面部14bとの間
でもプレスされる。そのため、凹部14の底面14a及
び側面14bにある溶融樹脂Wが均一にプレスされて、
深物の薄肉成形が可能となる。
【0026】図5及び図6に基づいて、第二の実施例の
射出圧縮成形装置100について説明する。第一の実施
例と異なる点は、油圧シリンダ26の代わりに、左右一
対のレバー32,32でスライドプッシャ22を移動さ
せる点である。
【0027】すなわち、可動金型20の内部に支点3
0,30で枢支された左右一対のレバー32,32を略
水平に設け、これらレバー32,32の両内端部32
a,32aを連結部34により回動自在に連結する。連
結部34の下方にスライドプッシャ22を連結する。固
定金型12の周縁部を上方に延設し、持上部36,36
を形成する。この持上部36,36の上端部は、一対の
レバー32,32の両端部32b,32bを上方へ傾動
させ得る位置に配してある。
【0028】上記構成の射出圧縮成形装置100は、可
動金型20が下方に移動すると、固定金型12の持上部
36,36が、一対のレバー32,32の両外端部32
b,32bを上方に傾動させる。これによりレバー32
は、支点30を中心に回動して内端部32aが下方に移
動する。これにより連結部34が下方に移動して、スラ
イドプッシャ22が下方に移動させる。この結果、スラ
イド部材24,24が側方へ移動し、樹脂Wが均一にプ
レスされる。
【0029】第一及び第二の実施例の射出圧縮成形装置
10,100は、射出圧力によって成形空間内に溶融樹
脂Wを充填するのでなく、スライドプッシャ22及びス
ライド部材24のプレス効果により充填するので、溶融
樹脂Wの内圧は通常のインジェクションプレスのように
高くならない。そのため、両金型14,20を、射出圧
力によりプレスを行なう従来の金型のように強固なもの
とする必要がない。
【0030】なお、図示はしないが、可動金型20と共
にスライドプッシャ22を移動させる方法として、ラッ
ク及びラックピニオンを使用することもできる。
【0031】図6は、本発明の第三の実施例の射出圧縮
成形装置200である。
【0032】第一と第二の実施例の射出圧縮成形装置1
0,100は、溶融樹脂Wの金型14,20への射出中
あるいは射出後に可動金型20を型閉動作させて、その
プレス効果にて溶融樹脂Wを均一充填させている。しか
し、この方法であると、プレス動作中に、溶融樹脂Wが
樹脂流路28へ逆流したり、溶融樹脂Wの充填量のばら
つきが発生して、成形品の不良が発生することがある。
この場合、溶融樹脂Wの逆流を抑えるために、樹脂流路
に一定の圧力をかける方法もあるが、この圧力の調整が
困難である。
【0033】第三の実施例の射出圧縮成形装置200
は、プレス中でも溶融樹脂Wの逆流や充填量のばらつき
が発生しない。
【0034】射出圧縮成形装置200は、第一の実施例
の射出圧縮成形装置10において、固定金型14の内部
にホットランナマニホールド38を設け、この中に樹脂
流路28を設け、樹脂流路28の途中にバルブ40を設
けたものである。
【0035】この射出圧縮成形装置200のプレス動作
を説明する。
【0036】 両金型14,20を開けた状態で、バ
ルブ40を開け溶融樹脂Wを樹脂流路28から金型内へ
射出する。射出開始時の型開き量は、インロー16が溶
融樹脂Wの漏れを防止できる程度に閉じておく。
【0037】 所定量の溶融樹脂Wを成形空間に導入
した後も、溶融樹脂Wの射出は停止することなく、プレ
スを開始する。
【0038】 プレスが終了する前に、溶融樹脂Wの
射出を終了しバルブ40を閉じる。これにより、一定の
保圧を与えつつプレスができる。また、バルブ40があ
るので樹脂流路28の逆流が発生しない。
【0039】 プレスが終了すると、保圧しつつ冷却
する。
【0040】上記構成の射出成形装置200であると、
バルブ40によりプレス工程中の溶融樹脂Wの逆流を防
止でき、従来のように、プレスに同期させて保圧を調整
する必要がない。また、充填量のばらつきを抑えること
ができる。これにより、与圧工程で計量ばらつきをキャ
ンセルでき、空気の巻込みをなくせる。そのため、深物
の薄肉成形を容易に行なうことができる。
【0041】次に、図7〜図11に基づいて、上記構成
の射出圧縮成形装置を用いて成形した第一の実施例の冷
蔵庫の内箱50について説明する。
【0042】使用する溶融樹脂Wは、例えば高流動性ポ
リプロピレンであり、内箱50の最小の肉厚を1mmと
する。但し、ウレタン発泡時の漏れを防止するために、
木ネジ80の孔82に設けるスキン84は、1mmより
薄く形成する(図7及び図8参照)。
【0043】図9,10に示すように、内箱50の内部
を冷蔵室や冷凍室に仕切る仕切り部52,54を一体成
形する。また、引出し式扉のレール56及び冷気通路を
形成するダクト部品58も一体成形する。
【0044】また、内箱50の庫内側にある冷却器より
冷媒がコンプレッサまで戻るサクションパイプ60は、
内箱50を貫通させてその背面上に取付け、機械室まで
配管する必要がある。この場合に、図10に示すように
内箱50の背面に一対の突部62,62を一体成形して
おく。これにより、図11に示すように、パイプ60は
一対の突部62,62の間に差込み、内箱50に位置決
めできる。また、パイプ60に限らず、リード線なども
同じように突部を設けておけば位置決め固定できる。
【0045】さらに、図示はしないが、ウレタン発泡時
に発泡治具で抑えない部分のための補強部品や引出し式
扉の固定用補強板も一体成形しておく。
【0046】上記内箱50には下記の効果がある。
【0047】 内箱50の材質が、ポリオレフィン系
の高流動性ポリプロピレンであるため、フロンアタック
によるヒビ,クラックの発生を防止できる。また、代替
フロンを使用しても問題はない。さらに、ポリプロピレ
ンは、従来のABSシ―トより安価であるため、コスト
ダウンを図ることができる。
【0048】 内箱50を合理的に成形できる。すな
わち、ペレットから内箱を直接成形するため、従来の真
空成形よりも工程が簡易となる。
【0049】 上記のように、各部品を一体成形でき
るため、部品点数の大幅な削減ができ、部品取付け工数
の削減もできる。また、部品取付けのための穴や、取付
け部品と内箱50と間の隙間をなくすことができるた
め、ウレタンフォームが漏れ難く、漏れ防止対策を大幅
に簡略化できる。
【0050】 内箱50の背面に配管するサクション
パイプ60やリード線などの位置決め固定のための突部
62を一体成形できるため、ビニタイやテープなどによ
る位置決めが不要となる。また、場合によっては、イン
サート成形によって完全固定も可能となる。
【0051】 ポリプロピレンはウレタンフォームか
ら剥離しやすいので、ウレタンフォームが変形しても内
箱はほとんど変形しない。また、かりに変形する箇所が
あっても、肉厚を厚くするか、リブ付などの強固な構成
とすることも可能である。
【0052】図12は、第二の実施例の内箱150を使
用した冷蔵庫152の縦断面図である。
【0053】内箱150の冷蔵室に相当する両側壁15
0a,150aの外面側にパネル状の真空断熱材154
を保持するため、上部支持片156aと下部支持片15
6bとよりなる棚部156を前記側壁150aと一体成
形している。また、冷凍室に相当する両外側面150b
と野菜室に相当する両外側面150cにも、パネル状の
断熱材154を保持するための、上部支持片156aと
下部支持片156bとよりなる棚部156を一体成形し
ている。さらに、内箱150の天井面150d及び底面
150eにも、パネル状の断熱材154を保持するた
め、左部支持片157aと右部支持片157bとよりな
る棚部157を一体成形している。
【0054】そして、各棚部156,157に断熱材1
54をそれぞれ挿入した後、外箱158と組合わせ、外
箱158と断熱材154との間にウレタンフォームを充
填してキャビネットを構成する。
【0055】断熱材154により、充填するウレタンフ
ォームWが少量であっても、キャビネットの断熱構造を
変えることなく構造体の強度を確保することができる。
【0056】図13は、内箱150と外箱158との断
熱厚さを変化させた場合の実施例であって、この場合に
は、棚部の上部支持片156aと下部支持片156bと
を二段にして、それぞれに断熱材154を挿入して2枚
重ねて配置する。
【0057】第三の実施例の内箱250について、図1
4〜17に基づいて説明する。
【0058】内箱250は、その内部を仕切る仕切り部
251に特徴があり、仕切り部251を構成する上板2
52,前板254及び下板256を連設する各折曲部に
セルフヒンジ部258を一体成形している。また、前板
254の中央部にもセルフヒンジ部260を一体成形し
ている。
【0059】図15に示すように、成形時には、セルフ
ヒンジ部260が折畳まれ、その他のセルフヒンジ部2
58が折曲されて前板254及び下板256が傾斜して
いる。そのため、成形後金型から抜脱し易い。
【0060】図16に示すように、内箱250を組立て
る場合には、セルフヒンジ部258,260を延ばして
完成させる。これにより、前板254及び下板256を
傾斜した状態から水平な状態にすることができる。この
作業工程は、例えば、仕切部内部に発泡スチロールなど
の仕切断熱材を挿入する工程の際に行なう。
【0061】また、図17に示すようにセルフヒンジ部
258,260を折曲自在にするため、仕切り部251
の上板252と下板256及び前板254と、内箱25
0の側壁262とは離して成形されている。すなわち、
仕切り部251がある両側壁262には、凹部264が
形成され、この凹部264に、上板252,前板254
及び下板256の両端部が嵌り込む。
【0062】通常、仕切り部251を構成する場合、仕
切り部251の上板及び下板は、固定金型から抜脱が可
能なように大きな抜け勾配が必要であり、冷蔵室の底面
等において水平度が要求されるものにおいては、設計上
その制約が大きかった。しかしながら、上記のようにセ
ルフヒンジ部258,260を設けることにより、上板
252及び下板256を水平に保つ必要がない。また、
上板252及び下板256に孔を開け時もアンダーカッ
ト成形を必要とせず、比較的容易に作業が行なえる。
【0063】
【発明の効果】以上により本発明の請求項1の冷蔵庫で
あると、固定金型において、底面のみならず側面におい
ても溶融樹脂が圧縮されるため、深物の厚肉成形ができ
る。
【0064】請求項2の射出圧縮成形装置であると、型
閉動作に伴なって固定金型の底面から溶融樹脂を射出
し、その側面へ押し出すようにしたため、側面において
も溶融樹脂の量にばらつきがなく充填でき、均一な成形
が可能となる。
【0065】請求項3の冷蔵庫の内箱であると、インジ
ェクションプレスにより成形するため、深物の内箱が形
成可能となり、また、ダクトや扉を取付けるレール等の
一体成形できる。そのため、冷蔵庫の内箱の形成のため
の作業工程を非常に簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例の射出圧縮成形装置のプレス前の
縦断面図である。
【図2】同じくプレス中の縦断面図である。
【図3】スライドプッシャとスライド部材の横断面図で
ある。
【図4】第二の実施例の射出圧縮成形装置のプレス前の
縦断面図である。
【図5】同じくプレス中の縦断面図である。
【図6】第三の実施例の射出圧縮成形装置のプレス中の
縦断面図である。
【図7】内箱における、木ネジを取付ける位置の拡大縦
断面図である。
【図8】同じく木ネジを取付けた状態の縦断面図であ
る。
【図9】第一の実施例の内箱を平面から見た斜視図であ
る。
【図10】同じく背面から見た斜視図である。
【図11】パイプを取付ける位置の拡大縦断面図であ
る。
【図12】第二の実施例の内箱を使用した冷蔵庫の縦断
面図である。
【図13】前記実施例の変更例の内箱を使用した前図同
様の図である。
【図14】第三の実施例の冷蔵庫の内箱の平面から見た
斜視図である。
【図15】前図の内箱の成形時の端面図である。
【図16】前図の内箱を組立てた状態の端面図である。
【図17】仕切り部の拡大斜視図である。
【図18】従来の射出圧縮成形装置のプレス前の縦断面
図である。
【符号の説明】
10……射出圧縮成形装置 12……固定金型 20……可動金型 22……スライドプッシャ 24……スライド部材 28……樹脂流路 40……バルブ 50……内箱 52,54……仕切り部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形空間である凹部を有する雌形の固定金
    型と、前記凹部に挿入される凸部を有する雄形の可動金
    型からなり、両金型内に射出された溶融樹脂を圧縮する
    インジェクションプレス方式の射出圧縮成形装置におい
    て、 前記可動金型の凸部の側部にスライド部材を設け、前記
    可動金型が前記凹部の底面方向へ型閉する動作に伴って
    前記凹部の側面方向へ前記スライド部材をスライドさせ
    ることを特徴とする射出圧縮成形装置。
  2. 【請求項2】溶融樹脂を、型閉動作に伴って固定金型の
    底面部から射出し、その側面部へ押出すようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の射出圧縮成形装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の射出圧縮成形装置によって
    インジェクションプレスされたことを特徴とする冷蔵庫
    の内箱。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI513569B (zh) * 2013-12-05 2015-12-21 Univ Nat Taiwan Science Tech 級進式射出壓縮成形模具
CN106738594A (zh) * 2016-12-01 2017-05-31 滁州市德科精密制造有限公司 一种适用于有假中梁结构的冰箱箱体发泡模具

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