JPH06238674A - モールド成形部品および成形装置 - Google Patents

モールド成形部品および成形装置

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JPH06238674A
JPH06238674A JP4746793A JP4746793A JPH06238674A JP H06238674 A JPH06238674 A JP H06238674A JP 4746793 A JP4746793 A JP 4746793A JP 4746793 A JP4746793 A JP 4746793A JP H06238674 A JPH06238674 A JP H06238674A
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JP
Japan
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molded
component
mold
molding
mooring
Prior art date
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Pending
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JP4746793A
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English (en)
Inventor
Yukio Tamura
行男 田村
Mitsumasa Hamazaki
充正 浜崎
Hitoshi Kinoshita
均 木ノ下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 金属板を打抜いて成るフープ材を用いること
なく、しかも部品要素あるいは部品を互いに連結した状
態で供給するようにしたモールド成形部品およびその成
形装置を提供することを目的とする。 [構成] 複数の部品要素37を連結部40によって互
いに連結された状態で成形するとともに、両端にそれぞ
れ設けられている係留部38と被係留部39とを互いに
係合させて順次連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモールド成形部品および
その成形装置に係り、とくに部品要素あるいは部品がほ
ぼ等間隔に列配列されたモールド成形部品およびその成
形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の精密部品をモールド成形する一般
的な方法においては、各成形部品をそれぞれ別々に成形
し、成形後に金型を開いて突出して自由落下させるとと
もに、人手によって回収して梱包していた。人手による
回収に代えて、取出し機で回収して梱包するようにした
ものもある。
【0003】モールド成形部品の別の成形方法は、板金
から成るフープ材によって連結した状態で成形すること
である。図8はこのような成形を示しており、モールド
成形部品1は金属板から成るフープ材2上に成形された
状態で排出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それぞれの部品要素を
別々に成形し、突出して自由落下させる方式は、人手も
しくは取出し機等で回収梱包するために、品質が低下す
る欠点がある。また人手によって取出すために、人件費
によってコストが上昇する問題がある。また図8に示す
ような金属板を打抜いて成るフープ材2を用いるように
すると、このような金属板の材料の歩留りが低下する問
題がある。
【0005】またフープ材2によって連結した状態でモ
ールド成形部品1を連結しておく方式は、後工程での切
断型が高価なものになる欠点がある。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、金属板から成るフープ材2を用いるこ
となく、しかも互いに連結された状態で成形されたモー
ルド成形部品を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、少なくと
も2つ以上の部品要素がほぼ等間隔で配列され、各部品
要素は同一材料によってモールド成形されるとともに、
各部品要素間を前記モールド材質と同一の材料から成る
部材で連結したことを特徴とするモールド成形部品に関
するものである。
【0008】第2の発明は、上記第1の発明において、
複数の部品要素を配列して成る成形体の両端の部品要素
であって隣接する部品要素がない部位に相互に係合可能
な係留部を配設したことを特徴とするモールド成形部品
に関するものである。
【0009】また第3の発明は、モールド成形されたモ
ールド部品であって、その両端に相互に係合可能な係留
部を設けたことを特徴とするモールド成形部品に関する
ものである。
【0010】第4の発明は、上記第2または第3の発明
において、前記係留部は容易に切断できるくびれ部を有
することを特徴とするモールド成形部品に関するもので
ある。
【0011】第5の発明は、モールド型を有し、該型内
において部品要素を成形するモールド成形部を具備し、
前記モールド成形部で成形された部品要素を帯状に配列
する連続フープ成形装置において、両端に相互に係合可
能な係留部を配設した形状の部品を前記モールド成形部
で成形するとともに、前記モールド成形部で成形された
部品を取出し、これを先に成形された部品の後端に係合
させる取出し係合部を具備することを特徴とする成形装
置に関するものである。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、2つ以上の部品要素がほ
ぼ等間隔に配列された状態で同一材料でモールド成形さ
れ、しかも各要素間は同一材料から成る部材で連結され
た状態で成形される。
【0013】第2の発明によれば、複数の部品要素を配
列して成る成形体の両端の部品要素であって隣接する部
品要素がない部位にはそれぞれ相互に係合可能な係留部
が配設されているために、これらの係留部を互いに係合
させることによって、複数の部品要素から成る成形体が
係留部を介して連結されるようになる。
【0014】第3の発明によれば、モールド成形された
モールド部品はその両端に相互に係合可能な係留部を備
えているために、これらの係留部を介してモールド部品
が互いに連結されることになる。
【0015】第4の発明によれば、係留部は容易に切断
できるくびれ部を有しているために、このくびれ部で係
留部を切断除去できるようになる。
【0016】第5の発明によれば、部品要素はモールド
成形部で成形されるとともに、両端に相互に係合可能な
係留部を配設しているために、取出し係合部においてモ
ールド成形された部品を取出し、これを先に成形された
部品の後端に係合させることによって、互いに連結され
たモールド成形部を供給できるようになる。
【0017】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例に係るモ
ールド成形部品の成形装置の平面を示し、A〜A´ライ
ンで分割された左側の部分と右側の部分をそれぞれ示し
ている。図3および図4は同成形装置の正面図を示して
おり、B〜B´ラインで互いに分割された左側の部分と
右側の部分とをそれぞれ示している。
【0018】これらの図面によって示される成形装置は
成形機10を有している。この成形機10は金型内に樹
脂を射出して成形するものであって、上下のモールド成
形用金型11、12を備えている。そしてモールド成形
用金型11、12に対して銅線を供給するための銅線供
給ユニット13を備えるとともに、この銅線供給ユニッ
ト13から供給される銅線を矯正する矯正ユニット14
が銅線供給ユニット13の前方に配されている。またモ
ールド成形用金型11、12の手前には送り出しユニッ
ト15が設けられている。
【0019】成形機10の図1および図3において左側
にはランナ取出しユニット18が配されている。ランナ
取出しユニット18は成形体と連結されたランナを取出
すためのものであって、ロータリアーム19を備えてい
る。このロータリアーム19は回転駆動部20によって
回転駆動されるようになっており、取出したランナ43
を側方に排出するようになっている。
【0020】また成形機10の下流側には取出しユニッ
ト23が設けられている。この取出しユニット23は単
軸ロボット24を具備するとともに、この単軸ロボット
24の先端部に取出しヘッド25が設けられている。
【0021】取出しユニット23の下流側にはその下方
にガイド28が設けられており、取出された連結体を案
内するようになっている。そしてガイド28の下流側に
は巻取り機30が設けられている。この巻取り機30は
連結体を巻取るための巻取りドラム31とモータ32と
を備えている。
【0022】次に上記成形装置による成形の動作を説明
する。銅線供給ユニット13から複数の銅線35を同時
に並行して供給する。これらの銅線35は矯正ユニット
14において巻ぐせを修正し、送り出しユニット15に
よって所定の寸法が金型11、12内に供給される。
【0023】この後に成形機10の上下の金型11、1
2を閉じ、銅線35を金型11、12内でカットすると
ともに、金型11、12内へ溶融樹脂を射出して成形を
行なう。成形後にこの成形体と連結されているランナ4
3をランナ取出しユニット18のロータリアーム19の
先端部で取出すとともに、ロータリアーム19を回転さ
せて側方に排除する。
【0024】このようにして成形を完了したならば、こ
の後に取出しヘッド25によって所定の位置まで成形品
を取出す。成形品は図5および図6に示すように、例え
ばヘッド端子から成る4個の部品要素37を備えてお
り、これらの部品要素37を連結部40で連結した構造
になっている。なお図5および図6はラインC〜C´に
よって互いに分割された左側の部分と右側の部分とを示
している。そして4個の部品要素37から成るモールド
成形部品の両端には係留部38と被係留部39とがそれ
ぞれ設けられている。これらの係留部38と被係留部3
9とは互いに連結可能になっている。
【0025】取出しユニット23の取出しヘッド25に
よってモールド成形品36を取出したならば、この成形
品36の先端側の係留部38を先に成形されているモー
ルド成形品36の後端の被係留部39に係合させる。こ
のような動作を図5および図6に示すように繰返すこと
によって、係留部38と被係留部39とによって互いに
連結された状態のフープ状の成形部品が得られることに
なる。
【0026】このようにして取出しユニット23で取出
されかつ係留部38と被係留部39とによって連結され
たモールド成形部品36はガイド28によって案内さ
れ、巻取り機30の巻取りドラム31によって巻取られ
るようになっている。なおこのときにドラム31がモー
タ32によって回転駆動されるようになっている。
【0027】このように本実施例に係る成形装置によれ
ば、1回の射出によって成形された製品は次のサイクル
の成形で係留部38と被係留部39とを利用して連結さ
れ、これを繰返すことによって連続フープ成形が行なわ
れる。従って樹脂によるフープが構成され、金属板を打
抜いて成るフープ材を廃止することが可能になり、部品
の材料歩留りが改善される。またモールド成形品36は
順次連結されるようになっているために、次工程への供
給形態が簡略化される。また次工程での分離が、樹脂部
分、すなわち連結部40のくびれ部のところで部品要素
37を互いに切断して分割すればよく、これによって切
断のための高価な金型が不要になり、分離装置を省略す
るか、そのコストを低減することが可能になる。
【0028】上記実施例は、VTR用のヘッド端子に関
するものであるが、本発明はその他の各種の変形例ある
いは応用例に適用可能である。例えばインサートあるい
はアウトサートされるワークを変更することによって様
々な製品に対応できる。例えば丸型のピン、角型のピ
ン、その他の各種のピンに適用可能である。またナット
やプレス部品、成形品等に応用できる。また予め別工程
で作られたものをパーツフィーダ等の供給機を経てロボ
ット等によって型内に供給し、インサート成形またはア
ウトサート成形を行なって成形によってフープを形成す
ることが可能になる。さらには板金等を必要とせずに成
形品単独の連結をも可能にするものである。
【0029】
【発明の効果】第1の発明は、少なくとも2つ以上の部
品要素がほぼ等間隔で配列され、各部品要素は同一材料
によってモールド成形されるとともに、各部品要素間を
モールド材質と同一の材料から成る部材で連結したもの
である。
【0030】従って成形のみによってフープが得られる
ことになり、次工程への供給形態が簡略化される。また
次工程での分離が樹脂部分なので、高価な金型等が不要
になり、分離装置が安価になる利点をもたらす。
【0031】第2の発明は、上記第1の発明において、
複数の部品要素を配列して成る成形体の両端の部品要素
であって隣接する部品要素がない部位に相互に係合可能
な係留部を配設したものである。
【0032】従って本発明によれば、両端にそれぞれ形
成されている係留部を互いに連結することによって、成
形部品を連結できるようになり、金属板を打抜いて成る
フープ材を用いることなくしかも部品を互いに連結した
状態で供給できるようになる。
【0033】第3の発明は、モールド成形されたモール
ド部品であって、その両端に相互に係合可能な係留部を
設けたものである。
【0034】従って係留部によってモールド部品を互い
に連結することが可能になり、次工程への供給形態が簡
略化される。
【0035】第4の発明は、上記第2または第3の発明
において、係留部が容易に切断できるくびれ部を有する
ようにしたものである。従ってこのようなくびれ部で係
留部を切断することにより、それぞれの部品要素または
モールド成形部品をばらばらにすることが可能になる。
【0036】第5の発明は、モールド型を有し、該型内
において部品要素を成形するモールド成形部を具備し、
モールド成形部で成形された部品要素を帯状に配列する
連続フープ成形装置において、両端に相互に係合可能な
係留部を配設した形状の部品をモールド成形部で成形す
るとともに、モールド成形部で成形された部品を取出
し、これを先に成形された部品の後端に係合させる取出
し係合部を具備するようにした成形装置に関するもので
ある。
【0037】従ってこの成形装置を用いることによっ
て、モールド成形部で成形された部品を順次連結させて
供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形装置の左半分の平面図である。
【図2】成形装置の右半分の平面図である。
【図3】成形装置の左半分の正面図である。
【図4】成形装置の右半分の正面図である。
【図5】成形された部品の左半分の平面図である。
【図6】成形された部品の右半分の平面図である。
【図7】成形された部品の要部拡大断面図である。
【図8】従来の成形部品を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 成形機 11 モールド用金型(上) 12 モールド用金型(下) 13 銅線供給ユニット 14 矯正ユニット 15 送り出しユニット 18 ランナ取出しユニット 19 ロータリアーム 20 回転駆動部 23 取出しユニット 24 単軸ロボット 25 取出しヘッド 28 ガイド 30 巻取り機 31 巻取りドラム 32 モータ 35 銅線 36 モールド成形品 37 部品要素(ヘッド端子) 38 係留部 39 被係留部 40 連結部 43 ランナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つ以上の部品要素がほぼ等
    間隔で配列され、 各部品要素は同一材料によってモールド成形されるとと
    もに、 各部品要素間を前記モールド材質と同一の材料から成る
    部材で連結したことを特徴とするモールド成形部品。
  2. 【請求項2】 複数の部品要素を配列して成る成形体の
    両端の部品要素であって隣接する部品要素がない部位に
    相互に係合可能な係留部を配設したことを特徴とする請
    求項1に記載のモールド成形部品。
  3. 【請求項3】 モールド成形されたモールド部品であっ
    て、その両端に相互に係合可能な係留部を設けたことを
    特徴とするモールド成形部品。
  4. 【請求項4】 前記係留部は容易に切断できるくびれ部
    を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載のモールド成形部品。
  5. 【請求項5】 モールド型を有し、該型内において部品
    要素を成形するモールド成形部を具備し、 前記モールド成形部で成形された部品要素を帯状に配列
    する連続フープ成形装置において、 両端に相互に係合可能な係留部を配設した形状の部品を
    前記モールド成形部で成形するとともに、 前記モールド成形部で成形された部品を取出し、これを
    先に成形された部品の後端に係合させる取出し係合部を
    具備することを特徴とする成形装置。
JP4746793A 1993-02-12 1993-02-12 モールド成形部品および成形装置 Pending JPH06238674A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029119A (ja) * 2007-07-05 2009-02-12 Kyosan Denki Co Ltd プレス・モールド複合型成形方法及びその装置並びにそれらによって成形された金属樹脂成形品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029119A (ja) * 2007-07-05 2009-02-12 Kyosan Denki Co Ltd プレス・モールド複合型成形方法及びその装置並びにそれらによって成形された金属樹脂成形品

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