JPH0623858A - 発泡樹脂成形品の自動取り出し積載方法及び装置 - Google Patents

発泡樹脂成形品の自動取り出し積載方法及び装置

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JPH0623858A
JPH0623858A JP4151552A JP15155292A JPH0623858A JP H0623858 A JPH0623858 A JP H0623858A JP 4151552 A JP4151552 A JP 4151552A JP 15155292 A JP15155292 A JP 15155292A JP H0623858 A JPH0623858 A JP H0623858A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡樹脂成形品の自動取り出し積載装置の据
付高さの節減を可能とし建物コストの軽減、金型交換の
容易化、機構の簡素化など工業的設備としての効用を高
める。 【構成】 先端に成形品保持部13を備えたスイングフ
レーム14を回動可能に併設した揺動フレーム6を横移
動可能に配設し、揺動フレーム6を回動して離間開放さ
れた成形金型間に前記スイングフレーム14を垂直状態
に保持させたまま挿入させ、成形金型より離脱される成
形品Mを該スイングフレーム14の成形品保持部13で
保持したのち、再び揺動フレーム6を回動させ、その回
動位置において先端のスイングフレーム14を90度回
動させて成形品Mを下方へ向け、その状態で揺動フレー
ムを横移動して前記保持する成形品を積載位置上部に移
行させ、次いで、成形品の保持を解放して積載面19上
に順次段積み積載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡スチロール成形品
などの発泡樹脂製品を製造する成形機において、成形金
型から離型される成形品の取り出し積載工程を自動化す
るための発泡樹脂成形品の自動取り出し積載方法および
装置に関するのもである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発泡スチロール成形品の製造は
移動型と固定型とからなる一対の成形金型を用い、発泡
性熱可塑性樹脂粒子(以下ビーズ)を予備発泡し、また
は予備発泡させずにそのまま閉じた成形金型内キャビテ
ィに充填してから蒸気を注入して加熱成形したのち冷却
し、金型を開けて離型後に成形品を取り出す、いわゆる
型内発泡成形が全自動により行われている。
【0003】ところで、上記の如き型内発泡成形におい
て、金型から取り出した成形品は従来、人手によって集
められ、整列されているのが実情であり、作業能率の面
で問題があった。そこで、かかる従来の成形品取り出し
及び整列作業を自動化するための方策が講ぜられ、型開
直後に上下又は左右に移動可能に構成された真空吸着装
置を用いて成形品を金型から離型し、のち移行させてマ
ガジンラック内に収容する方式(特開昭62−2703
23号公報参照)や、水平方向に移動可能で、吸着装置
を有するエンドレスコンベヤに上下移動して成形品を積
層整列させる装置を組み合わせた方式(特開昭63−2
09823号公報参照)、更に順次搬送させる製品の1
つを反転させて他の整列製品と向かい合わせに突き合わ
せる反転機構と、反転させた製品を規制受板に当接して
仕切り端部として配列した製品をストックする製品整列
台と、製品整列台に対向して配備され、製品を押出すた
めの押出機構を含む自動搬送装置とを成形品を金型より
取外し、保持する製品保持部材の移動位置に配備して成
形金型から離型された製品の回収を自動化する方式(特
開平2−57512号公報参照)などが提案されて来
た。
【0004】しかし、これら提案された各手段は例えば
特開昭62−270323号公報あるいは特開平2−5
7512号公報記載の方法では成形品は横向きに整列さ
れるため、転倒の恐れに備えてテープあるいはフィルム
で止めなければならず、テープ跡が残ることはもとより
開放したときに成形品に含有する水分より放出された水
滴が残ることもあり、更には規則的に取り出す場合はよ
いが不規則な取り出しには適合しないなどの問題があ
り、また特開昭63−209823号公報記載のもので
は取出機と整列機に別々の装置を要し、設備費に難があ
るなどの問題を有していた。そのため、更に改良が検討
され、図7(a)〜(h)に示す如き取り出し処理方法
が提案されるに至った。この方法は同図に示すように吸
盤(31)を備えた真空吸着取出器(32)を走行台
(33)上のフレームに昇降自在に整備した製品取出し
機構(34)と、受取吸盤(35)を備えた真空吸着受
取器(36)を走行台車(37)上に反転可能に設けた
製品受取機構(38)とを対向配備した装置を用い、真
空吸着取出器(32)を上昇させ(a−b)取出吸盤
(31)により成形金型からエジェクトピン(図示せ
ず)の前進で取り出される成形品(M)を吸着保持
(C)したのち、取出吸盤(31)を下降させ(d)、
この降下位置で対向した受取吸盤(35)に吸着保持さ
せ(e)、ついで該受取吸盤(35)を後退させて反転
(f)変位させたのち、成形品(M)を下向きに方向変
換させてストック集積台(39)上におろし(g−
h),成形品(M)を外して集積する方法である。
【0005】ところが、この方式は従来の自動化取り出
し整列手段に比べて成形金型より取り出された成形品の
取扱いを自動化し、成形品取り出し及び収容時間を短縮
化する点において好適であるとは云え、その後、実施を
重ねると共に成形品の取出しと、整列集積のための各機
構を夫々別個に必要としてており、機構簡素化の面で未
だ充分、改善の余地があることが知見された。
【0006】そこで本発明者は更に引続き検討を続け、
その結果、一対の成形金型を開閉自在に対向配備した成
形装置で成形される発泡樹脂成形品の取り出し積載にあ
たり、図6(a)〜(d)に示すように上部に連杆(2
2)を介して成形品保持部(23)を備えたスイングフ
レーム(24)を回動可能に併設した昇降フレーム(2
1)を走行台車上に載置し、離間開放された成形金型間
に上記昇降フレーム(21)を、該フレーム(21)に
上記スイングフレームを平行に保持させたまま上昇さ
せ、成形金型より離脱される成形品(M)を該スイング
フレームの保持部(23)で保持したのち、昇降フレー
ム(21)を下降させ、その降下位置において上部のス
イングフレームを90度回動させて成形品(M)を下方
へ向け、その状態で走行台車を移動して前記保持する成
形品(M)を積載位置上部に移行させ、次いで、成形品
の保持を解放して昇降可能な積載面(25)上に順次段
積み積載する自動取り出し積載方法ならびにそのための
装置をさきに提案した。(特願平3−163479号)
【0007】
【発明を解決しようとする課題】本発明は更に上記提案
に係る自動取り出し積載方法ならびに装置を発展させる
もので据付高さの節減を可能とし建物コストの軽減、金
型交換の容易化、機構の簡素化など工業的設備としての
効用を高めることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の特徴は、さきの昇降フレームに代えて揺動フ
レーム構造となし、かつ成形品積載の簡易化をはかるも
ので、その基本とする点は、一対の成形金型を開閉自在
に対向配備した成形装置で成形される発泡樹脂成形品の
取り出しにおいて、先端に成形品保持部を備えたスイン
グフレームを回動可能に併設した揺動フレームを移動可
能に配設し、揺動フレームを回動して離間開放された成
形金型間に前記スイングフレームを垂直状態に保持させ
たまま移動させ、成形金型より離脱される成形品を該ス
イングフレームの成形品保持部で保持したのち、揺動フ
レームを回動させ、その回動位置において先端のスイン
グフレームを90度回動させて成形品を下方へ向け、そ
の状態で揺動フレームを移動して前記保持する成形品を
積載位置上部に移行させ、次いで、成形品の保持を解放
して積載面上に順次段積み積載する方法である。また、
本発明はそのための装置構成として一対の成形金型を開
閉自在に対向配備した成形装置で成形される発泡樹脂成
形品の取り出し積載装置であって、成形装置の上部に配
設され、開閉自在に対向配備した成形装置の一対の成形
金型間に延びる成形品取り出し機構と、該取り出し機構
の側方にあって取り出された成形品を段積み積載する積
載機構よりなり、前記成形品取り出し機構は、移動可能
な走行台車上に載置され、下部の一対の成形金型間近傍
と、上部の積載機構側方との間にわたり回動する揺動フ
レームと、成形品保持部を備え前記揺動フレーム先端部
で該揺動フレームに対し90゜回動可能に枢着支持され
たスイングフレームと、スイングフレームで保持された
成形品を押出すプッシュ手段を備えたプッシャーフレー
ムを含んで構成されていること、及び成形装置の下部に
配設され、開閉自在に対向配備した成形装置の一対の成
形金型間に延びる成形品取り出し機構と、該取り出し機
構の側方にあって取り出された成形品を段積み積載する
積載機構よりなり、前記成形品取り出し機構は、移動可
能な走行台車に吊下保持され、上部の一対の成形金型近
傍と、下部の積載機構側方との間にわたり回動する揺動
フレームと、成形品保持部を備え前記揺動フレーム先端
部で該揺動フレームに対し90゜回動可能に枢着支持さ
れたスイングフレームと、スイングフレームで保持され
た成形品を押出すプッシュ手段を備えたプッシャーフレ
ームを含んで構成されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記本発明方法ならびに装置を用いて発泡樹脂
成形品の取出し積載を行うにあたっては、揺動フレーム
をレールに沿って移動させて一対の成形金型の離間開放
される成型金型間の上方又は下方に位置させ、次いで先
端部のスイングフレームを水平面に対し垂直に保持させ
た状態で揺動フレームを下方又は上方に回動させ、スイ
ングフレームを成形金型間に挿入して、該フレームに設
けられた成形品保持部により成形金型より離脱される成
形品を保持する。スイングフレームの保持部が成形品を
保持すると、揺動フレームを上方又は下方へ回動させ、
所要の積載位置側方に至らしめる。所要の積載位置に至
ると揺動フレームの回動を止め、スイングフレームの回
動が始まり、スイングフレームは成形品を保持したまま
90度回動し、保持した成形品を下向きとする。この状
態で揺動フレームがスイングフレームと共に成形品積載
場所側へ向けて水平に移動し、積載面上方、適切な位置
にスイングフレームが到達したとき、停止し、同時にス
イングフレームは下面に成形品を保持したままの位置と
なる。そして、上方側に固定されたプッシュ手段により
つき出すと、成形品は容易に下方の積載面上に落下し、
成形品の保持、解放が行われ、積載が完了する。
【0010】かくして一連の作動が完了すると揺動フレ
ームが元の位置に戻り、スイングフレームも揺動フレー
ムに対し元の位置に戻って1サイクルが終了するが、上
記操作の繰り返しを揺動フレームの回動停止位置、スイ
ングフレームの回動位置を順次、変え、夫々の積載位置
側方に止めて各々水平方向移動により積載面を昇降させ
ることなく成形品は順次、積載面上に重ねられ、成形品
は次第に段積状態となって積載されてゆく。このように
して成形装置で型内成形された発泡樹脂成形品は人手を
要することなく、1つの取り出し機構を用いスイングフ
レームの回動を利用するだけで容易に成形品を系外に搬
出できる状態として取り出すことができる。
【0011】
【実施例】以下、更に本発明の実施例を図面にもとづい
て説明すると、図1及び図2は本発明に係る装置の1例
を示し、図において、(A)は移動型と固定型よりなる
一対の成形金型を開閉自在に対向配備した成形装置
(C)で成形された成形品(M)を成形装置(C)より
取り出す成形品取り出す機構、一方、(B)は上記取り
出した成形品(M)を成形装置(C)の上方で、かつ前
記成形品取り出し機構(A)の側方において段積み積載
する積載機構であり、本発明装置はこれら成形品取り出
し機構(A)と成形品段積み積載機構(B)の両部分に
よって要部が構成されている。
【0012】成形取り出し機構(A)は走行駆動装置
(3)によって両側に装設された一対のレール(4)上
を、該レール(4)に沿って横方向に走行駆動する走行
台車(2)に互いに対向する一対の機枠(1)を有して
構成され、機枠(1)の高さ方向略中央下部に支点
(5)を有して互いに平行する一対のリンク状杆体(6
a),(6b)からなる揺動フレーム(6)が平行する
両杆体(6a),(6b)を連結する連結杆(7)を中
間に回動可能に支着して取り付けられている。この揺動
フレーム(6)は、機枠(1)に併設された捲揚用ウオ
ーム減速機を含む作動部(8)にチエン、ホイルを介し
て連結された捲揚ドラム(9)に巻き着けられているワ
イヤ(10)が機枠(1)上のシーブ(11)を介して
引き出されてその引き出し端が一対の平行杆体のうち、
下方側の杆体(6b)に固定されることによってワイヤ
(10)の捲揚げ、引き出しと共に揺動フレーム(6)
は支点(5)を中心として上下方向に回動し得るように
なっている。この場合、回動は後述する成形品(M)の
積載に対応して順次、積載分だけ位相を異ならせること
が必要であり、従ってワイヤ捲揚げ、引き出しの長さは
積載と共に変動する。この変動は通常、予め設定される
ことによって決められる。そして、上記揺動フレーム
(6)の先端には例えば特願平3−163479号に述
べた如き複数に区画され、各区画部分で夫々独立的に保
持するチャック及びガイド(図示せず)をもつ成形品保
持部(13)を備えたスイングフレーム(14)の一
端、図では上端側が軸着され、隣接設置された低液圧シ
リンダの如き流体シリンダ(15)のロッド(16)に
一端が連結された連杆(17)の他端側が該スイングフ
レーム(14)の軸着部に連結されてシリンダロッド
(16)の伸縮よりスイングフレーム(14)が連杆
(17)の他端側に連結された軸着部の回動と共に該軸
着部を支点として90゜回動するようになっている。
【0013】なお、図中(12)は揺動フレーム(6)
に設けられた補助ウエイトであり、また(18)はスイ
ングフレーム(14)で保持された成形品(M)を必要
時、押し出すプッシュ手段、例えばプッシュプレートを
備えたプッシャーフレームで、通常、スイングフレーム
(14)において前記成形品保持部(13)に隣接して
設けられている。しかしてこのプッシャーフレーム(1
8)はスイングフレーム(14)と別個に設けても差し
支えない。
【0014】一方、上記取り出し機構によって取り出さ
れた成形品(M)を段積み積載する前記積載機構(B)
は前記取り出し機構(A)を載置する走行台車(2)の
横移動経路に位置していて、その積載面はベルトコンベ
ヤ(19)によって形成されており、このベルトコンベ
ヤ(19)はレール(4)に沿って適宜、水平(横)方
向に移動可能となっている。そして、高さを変えて移動
してくる成形品取り出し機構(A)の揺動フレーム
(6)によってスイングフレーム(14)の回動とプッ
シュ手段による押し下げによりベルトコンベヤ(19)
の面上に成形品(M)が順次段積みされる。なお、保持
部(13)によって保持される成形品(M)は1個に限
らず、複数個同時であり、従って段積み積載に際しても
同時に複数の段積み成形品を得ることができる。
【0015】次に上記装置を用いた成形品の取り出し及
び段積み積載の具体的態様について説明すると、先ず、
成形が完了し、成形装置(C)の移動型(1)を移動さ
せ、型開の状態にすると、作動部(8)の作動によって
ワイヤ(10)が捲揚ドラム(9)から引き出され、揺
動フレーム(6)は支点(5)を中心として下方へ回動
し、垂直状態に保持されたスイングフレーム(14)は
両型間に挿入され、スイングフレーム(14)に設けら
れた成形品保持部(13)が金型における成形品に対向
し、型内の成形品(M)をチャック,ガイドを利用し、
その保持部(13)に保持させる。そして、この状態で
揺動フレーム(6)はスイングフレーム(14)を垂直
状態としたまま、捲揚ドラム(9)によるワイヤ(1
0)の捲揚げによって支点(5)を中心として上方へ回
動し、所要の位置に至ると停止する。揺動フレーム
(6)が所定の高さで停止すると、垂直状態にあるスイ
ングフレーム(14)は流体シリンダ(15)の作動に
よって90゜回動し、成形品(M)を下向きとする。そ
して走行台車(2)の走行でスイングフレーム(14)
を含む取り出し機構(A)は積載機構(B)であるベル
トコンベヤ(19)方向に向かって横(水平方向)に移
動し、スイングフレーム(14)に保持された成形品
(M)をベルトコンベヤ(19)上部に位置させ、プッ
シャ手段によって成形品(M)をベルトコンベヤ(1
9)上に降下させる。その後はプッシャ手段を元に戻
し、台車(2)を運行して取り出し機構(A)を元の位
置に戻し、スイングフレーム(14)を再び90゜回動
させて一通りの成形品取り出し及び積載作業が完了す
る。
【0016】以後は、揺動フレーム(6)の成形品保持
後の積載機構(B)側方における回動停止位置(高さ)
を順次変動させ、揺動フレームの回動、スイングフレー
ム(14)の90゜回動、取り出し機構(A)の横移動
を繰り返し、成形品(M)を順次、段積みし、以後、図
示していないが随時、乾燥装置内に供給し、所要の乾燥
を経て、包装工程に送り、成形品製品とする。
【0017】図3,図4及び図5に示す装置は本発明装
置の他の実施例であり、前記図1及び図2に示した実施
例が成形装置(C)を下部に配置し、成形品取り出し機
構(A)及び積載機構(B)を上部に配置しているのに
対し、成形装置(C)を上部に配置し、成形品取り出し
機構及び積載機構(B)を下部に配置している。この場
合はスイングフレーム(14)を備えた揺動フレーム
(6)がレール(4)に沿って横方向に走行駆動する走
行台車(2)に垂設吊下状態に保持された機枠(1)に
該機枠に亘設された軸を支点(5)として回動し得るよ
うに設けられ、スイングフレーム(14)は垂直状態を
なして上方に立設されている。従って図1及び図2の場
合に比し、スイングフレーム(14)の成形品保持部
(13)が表裏反対側となっている外は、上部積載と下
部積載の違いがあるだけで基本的に前記図1及び図2の
場合と変わりはなく、詳細は省略する。なお、図1及び
図2と同じ部分は同一符号で示している。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように一対の成形金型を
開閉自在に対向配備した成形装置で成形される発泡樹脂
成形品の取り出しにおいて、成形品保持部を備えたスイ
ングフレームを回動可能に併設した揺動フレームを走行
台車に横移動可能に設置し、離間開放された成形金型近
傍に上記揺動フレームを近接し、付設されたスイングフ
レームを垂直に保持させたまま成形金型間に挿入させ、
成形金型より離脱される成形品を該スイングフレームの
保持部で保持したのち、揺動フレームを回動させ、その
所要位置において揺動フレームを止め、スイングフレー
ムを90度回動させて成形品を下方へ向け、その状態で
走行台車を横移動して前記保持する成形品を積載位置上
部に移行させ、次いで、成形品の保持を解放して積載面
上に順次段積み積載する方法ならびに装置であり、従
来、取り出しと整列の各工程に夫々別個の装置を用いて
いたのを揺動フレームの回動と90度回動するスイング
フレームを利用することにより1つの機構で動きを小さ
くして取り出しと整列積載する2つの工程を行うことが
可能となり、機構の簡素化と共に設置スペースの低減な
らびに設備費の縮小を図ることができ、上部又は下部空
間の有効利用、建物コストの節減、金型交換の容易化を
達成し、工業的設備として実用性を向上せしめる顕著な
効果を有する。またスイングフレームの利用により、成
形品を下向きに整列するため成形品に含まれている水分
に起因する内側の水切りができ、その後の乾燥負荷を少
なくし乾燥効率を高めることができると共に、1つの成
形型より複数個の成形品を得ようとするときにも任意の
配置が選択できるため現存の金型をそのまま利用するこ
とができる効果があり、成形金型から離脱された製品の
取扱いを自動化し製品取出・収容処理時間も大幅に短縮
化でき、一括包装によって出荷しやすい形態として取扱
も容易であることと相俟って全体として成形金型から離
型された製品の受渡し整理,整とんや回収作業が人手を
要することなく自動的に行い得て成形作業に支障なく能
率的な生産が可能であり、成形した製品を汚したり損傷
するおそれもなく、安全性を高め成形サイクルの信頼性
を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の1例を示す概要正面図であ
る。
【図2】上記装置の側面概要図である。
【図3】本発明装置の他の実施例を示す概要正面図であ
る。
【図4】上記図3の装置の側面概要図である。
【図5】上記図3の取り出し機構を示す斜視概要図であ
る。
【図6】さきに提案した成形品取り出し及び積載の作用
状態を示す説明図で(a)〜(d)はそれぞれの工程を
示す。
【図7】成形品取り出し積載工程順序を示す比較例説明
図であり、(a)〜(h)はそれぞれの工程を示す。
【符号の説明】
(A) 成形品取り出し機構 (B) 積載機構 (C) 成形装置 (M) 成形品 (1) 移動型 (2) 固定型 (5) 支点 (6) 揺動フレーム (13) 成形品保持部 (14) スイングフレーム (18) プッシャフレーム (19) ベルトコンベヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の成形金型を開閉自在に対向配備し
    た成形装置で成形される発泡樹脂成形品の取り出しにお
    いて、先端に成形品保持部を備えたスイングフレームを
    回動可能に併設した揺動フレームを横移動可能に配設
    し、揺動フレームを回動して離間開放された成形金型間
    に前記スイングフレームを垂直状態に保持させたまま挿
    入させ、成形金型より離脱される成形品を該スイングフ
    レームの成形品保持部で保持したのち、再び所要位置ま
    で揺動フレームを回動させ、その回動位置において先端
    のスイングフレームを90度回動させて成形品を下方へ
    向け、その状態で揺動フレームを横移動して前記保持す
    る成形品を積載位置上部に移行させ、次いで、成形品の
    保持を解放して積載面上に順次段積み積載することを特
    徴とする発泡樹脂成形品の自動取り出し積載方法。
  2. 【請求項2】 一対の成形金型を開閉自在に対向配備し
    た成形装置で成形される発泡樹脂成形品の取り出し積載
    装置であって、成形装置の上部に配設され、開閉自在に
    対向配備した成形装置の一対の成形金型間に延びる成形
    品取り出し機構と、該取り出し機構の側方にあって取り
    出された成形品を段積み積載する積載機構よりなり、前
    記成形品取り出し機構は、横移動可能な走行台車上に載
    置され、下部の一対の成形金型間近傍と、上部の積載機
    構側方との間にわたり回動する揺動フレームと、成形品
    保持部を備え前記揺動フレーム先端部で該揺動フレーム
    に対し90゜回動可能に枢着支持されたスイングフレー
    ムと、スイングフレームで保持された成形品を押出すプ
    ッシュ手段を備えたプッシャーフレームを含んで構成さ
    れていることを特徴とする発泡樹脂成形品の自動取り出
    し積載装置。
  3. 【請求項3】 一対の成形金型を開閉自在に対向配備し
    た成形装置で成形される発泡樹脂成形品の取り出し積載
    装置であって、成形装置の下部に配設され、開閉自在に
    対向配備した成形装置の一対の成形金型間に延びる成形
    品取り出し機構と、該取り出し機構の側方にあって取り
    出された成形品を段積み積載する積載機構よりなり、前
    記成形品取り出し機構は、横移動可能な走行台車に垂下
    保持され、上部の一対の成形金型近傍と、下部の積載機
    構側方との間にわたり回動する揺動フレームと、成形品
    保持部を備え前記揺動フレーム先端部で該揺動フレーム
    に対し90゜回動可能に枢着支持されたスイングフレー
    ムと、スイングフレームで保持された成形品を押出すプ
    ッシュ手段を備えたプッシャーフレームを含んで構成さ
    れていることを特徴とする発泡樹脂成形品の自動取り出
    し積載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111361076A (zh) * 2018-12-26 2020-07-03 东莞市恒展机械设备有限公司 一种自动乳胶床垫生产线及生产工艺

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