JP2654526B2 - 成形品取出装置 - Google Patents

成形品取出装置

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JP2654526B2 JP16906191A JP16906191A JP2654526B2 JP 2654526 B2 JP2654526 B2 JP 2654526B2 JP 16906191 A JP16906191 A JP 16906191A JP 16906191 A JP16906191 A JP 16906191A JP 2654526 B2 JP2654526 B2 JP 2654526B2
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡スチロール成形品
などの発泡樹脂製品を製造する成形機において、成形金
型から離型される成形品の回収や取扱いを自動簡便化す
るための成形品取出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発泡スチロール成形品の製造に
は、開閉成形金型を使用し、金型を閉めて成形金型内キ
ャビティに原料を充填し、蒸気を注入して加熱成形して
冷却し、金型を開けて離型後に乾燥して回収することが
普通である。すなわち、パーティング面を開き、成形金
型より成形品を取外すために離型の脱着作業を行って成
形品を回収するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の成形
作業においては、離型後の成形品は人手によって取扱っ
て回収調整しなければならず、煩雑で手間がかかり、し
かも、搬送後も製品がバラバラに集められるので、出荷
するのに整列作業も必要となるし、作業性も遅れるなど
満足できるものではなかった。本発明では、これら従来
の欠点を適確に排除しようとするもので、成形金型から
離脱された成形品の回収を損傷を与えることなく確実に
行なえ、その取扱いを自動化し、製品取出・収容調整時
間も大幅に短縮化でき、一括処理により出荷しやすい形
態に整理して、取扱も容易で、安全性の高い処理作業が
可能な成形品取出装置を構成簡単でコンパクトな形態で
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上述
の目的を達成するため、成形装置の成形金型から成形品
を離型するための金型開口面位置と、成形品集積位置と
の間に成形品受取保持部材を移動自在に備えたものにお
いて、成形品受取保持部材が、開方向に附勢される弾性
材からなる一対の挾持片と、挾持片を突出対設する枠体
と、枠体を支柱に沿って昇降自在に備える移動部材とか
らなり、挾持片に、挾持片の自由端を閉方向に突出させ
る突没可能の操作子を備えるようにしている。なお、枠
体が、一対の挾持片を複数対配列して複数の成形品を保
持するものであって、移動部材に回転軸を介して反転自
在に設けられ、回転軸に伝動部材を介して駆動機構が連
結されていることが好ましい。また、移動部材が、支柱
に摺動自在に嵌挿され昇降機構に連結した中継杆と、中
継杆の内部にガイドポールを介して摺動自在に嵌合され
昇降機構に連結した芯杆とからなり、芯杆に枠体を回動
自在に備えることが好ましい。また、支柱が、枠体の水
平状態下の位置に配置される運搬車を走行自在に備えた
基台に設けられ、運搬車に成形品繰り出し用ベルトコン
ベアを備えることが望ましい。さらに、芯杆の昇降機構
が、芯杆と中継杆の上部に設けられたスプロケットの間
にチェーンを掛装し、スプロケットを回転駆動する正逆
回転モータとから構成されると良い。
【0005】
【作用】本発明によれば、発泡スチロール樹脂の成形装
置において、成形金型の解放後に成形金型から成形品が
エジェクトピンで剥離して押し出されたり、或いは成形
金型に吸着保持された成形品が金型の開口面、すなわち
パーティング面に位置される。このパーティング面位置
に上昇移動して待機する成形品受取保持部材の挾持片に
成形品が挟持されると、挾持片を備えた枠体が支柱に沿
って下降し、途中で反転して水平状態にして製品整列台
となる運搬車に臨んだ位置で停止する。次いで、挾持片
を閉方向に付勢している操作子を引き込めると、挾持片
が開き、成形品を運搬車上の成形品繰出用コンベア上に
落としてから若干コンベアを移動させる。次いで、枠体
を上昇し、途中で反転させて垂直状態にし、さらに上昇
してパーティング面に戻し、次の成形品をグリップして
移送することを繰り返し、移送されてくる成形品を段積
みできるように運転され、順次成形品を所定高さまで載
せていって食い違い状態に積み上げていき集積する。そ
してその後、運搬車を基台一端に移動し、コンベアを駆
動して段積み成形品を次工程、例えばロールコンベア上
に移し替えて、成形品の整とん回収処理が、人手を要す
ることなく自動的、かつ安全に行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図8で説明
すると、本実施例における成形品取出装置は、雄型、雌
型の成形金型Bを開閉自在に対向配備して保圧状態下の
金型内にキャビティを形成し、キャビティに原料(ビー
ズ)を充填してから加熱発泡させて成形品Cを製造する
成形装置Aの成形金型Bから成形品Cを離型するための
金型開口面位置Dと、成形品集積位置Eとの間に成形品
受取保持部材1を移動自在に備えたものにおいて、成形
品受取保持部材1が開方向に附勢される弾性材例えば板
バネからなる一対の挾持片2と、挾持片2を突出対設す
る枠体3と、枠体3を支柱4に沿って昇降自在に備える
移動部材5とからなり、挾持片2に、挾持片2の自由端
を閉方向に突出させる突没可能のプランジヤ7を持った
操作子6を備えて成形品取出装置としてある。
【0007】枠体3としては、一対の挾持片2、2を組
として縦横方向に支杆12を介して複数対配列して複数
の成形品を保持するものであって、この枠体3が移動部
材5に回転軸8を介して反転自在に設けられ、回転軸8
に伝動部材、例えばピニオン9とラック10を介して駆
動機構のシリンダ11を備え、枠体3を鉛直状態と水平
状態とに変位できるようにしてあるが、シリンダ11に
代えてモータ及びギヤ伝動部材で反転できるようにする
こともできる。
【0008】移動部材5としては、支柱4に摺動自在に
嵌挿された中継杆41と、中継杆41にガイドポール4
2を介して摺動自在に嵌合された芯杆43とからなり、
中継杆41の昇降機構としては、ラック13と、このラ
ック13に歯合するピニオン14と、このピニオン14
を固定した回転軸15上のギヤ16と、このギヤ16に
歯合するギヤ17を介して連結するモータ18とからな
るものを用いて中継杆41を支柱4に対し昇降動できる
ようにしてある。また、芯杆43の昇降機構としては、
芯杆43の上部に連結されたチェーン19を中継杆41
の上部に設置された正逆回転用モータ21の回転軸に設
けられたスプロケット20に掛装し、芯杆43を中継杆
41に対して昇降動できるように装備してあるが、中継
杆の昇降動の連動して移動する形態、或いはジャッキ乃
至シリンダタイプの昇降機構を選んで用いることができ
る。
【0009】さらに、支柱4は、対向して一対基台44
上に立設したり、或いは軌道44に移動自在に設けたス
ライダ34に立設し、基台44に備えたレール22上に
走行する運搬車23に、ベルト24をモータ25で駆動
される駆動輪26と転輪27とに掛架した成形品繰出用
ベルトコンベアを備え、運搬車23は往復動しうるよう
に移動チェーン28に連結し、ホイールを介してモータ
29でレール22上に移動させて枠体3の水平状態下の
位置に配置できるようにしてある。なお、運搬車23の
移動端に臨んで、次工程に移し替えられるロールコンベ
ア30を配備し、ベルト24で繰り出されてくる成形品
Cを処理することが配慮されている。
【0010】操作子6のプランジャ7は、支杆12に形
成されたエア流路32に連通したシリンダ31に滑動自
在に備えられ、金型開口面位置D及び成形品集積位置E
に枠体3があるときに突没して挾持片2、2の先端を開
閉できるようにしてある。この場合、成形金型Bより成
形品Cをエジェクトピンで押出し剥離するときには挾持
片2、2がエアシリンダ31の操作子6で押し出されて
閉方向に突出していて、挾持片2、2間に成形品Cが押
しこまれてクランプすることになり、受取り後に枠体3
が下降し、鉛直状態から水平状態に反転し、さらに、下
降して運搬車23上に停止させてから、操作子6を戻す
と挾持片2、2の弾性で開方向に戻って挾持していた成
形品Cを離して自重で落下或いは置いて運搬車23上の
ベルト24に載置する。この際、次の成形品Cを離す位
置を順次上げて行くが、次の成形品Cが運搬されてくる
前に、運搬車23を前方或いは後方に若干ずらせて待機
させれば積み重ねる成形品Cが食い違って段積みされ、
水切りが容易で箱形の成形品など中まで良好な乾燥状態
とすることができて有効であり、集積された成形品を一
括処理でき取扱いも簡便化できる。
【0011】また、成形金型Bが背面取成形の際には、
固定側金型に吸着されている成形品Cに対面させた枠体
3を挾持片2、2を開いた状態で成形品C側に接近させ
て受取りに行き、操作子6を突き出せば挾持片2、2で
成形品Cをつかみ、すなわち、クランプ保持してから成
形金型内の真空吸着を解いて枠体3を下降させればよ
く、成形品集積位置Eでは上述と同様の操作で成形品C
の積み付けをすれば良い。いずれにしても、成形金型の
金型開口面位置から成形品Cが能率よく回収できるもの
で、入手を要することなく間隙をあけて整とんした状態
で積み重ねて行き、成形品Cを系外に搬出出荷できる状
態として成形品の自動取扱いが効率よく安全に行うこと
ができる。
【0012】また、枠体3を反転しないで下降移動させ
る形態では、運搬車が竪形の受取タイプを用いればよ
く、プッシャなどで成形品Cを順次押し込んで移動させ
れば整列した状態で出荷することもできる。なお、成形
品受取保持部材の移動、停止などの各操作は、成形金型
の型開閉に順じて制御すればよく、必要に応じセンサに
よる検出データに基づいてモータ、シリンダなどの駆動
部を制御して各操作を調整することが配慮されている。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、成形品受
取保持部材が、開方向に附勢される弾性材からなる一対
の挾持片と、挾持片を突出対設する枠体と、枠体を支柱
に沿って昇降自在に備える移動部材とからなり、挾持片
に、挾持片の自由端を閉方向に突出させる突没可能の操
作子を備えたことにより、成形金型から離型された成形
品の整理整とんや回収作業が人手を要することなく自動
的に行ない得て、成形作業に支障なく、能率的な生産が
可能になるという効果がある。また、挾持片の開閉制御
で金型成形した成形品を汚したり損傷するおそれもな
く、離型製品の安全な回収の自動化が容易で、製品取出
・収容までも一括して行うことが可能になる。さらに、
出荷作業時間も大幅に短縮化でき、空間を有効活用して
作業ができるので、成形品の回収取扱作業が簡便化さ
れ、信頼性も著しく向上させることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の使用状態の側面図である。
【図2】図1における2−2線の正面図である。
【図3】図2における3−3線の拡大横断面図である
【図4】図2における4−4線の拡大横断面図である。
【図5】図4における5−5線の切断側面図である。
【図6】実施例の移動部材の拡大側面図である。
【図7】図6における7−7線の正面図である。
【図8】実施例の成形品集積部の側面図である。
【符号の説明】
A 成形装置 B 成形金型 C 成形品 D 金型開口面位置 E 成形品集積位置 1 成形品受取保持部材 2 挾持片 3 枠体 4 支柱 5 移動部材 6 操作子 7 プランジャ 8 回転軸 9 ピニオン 10 ラック 11 シリンダ 12 支杆 13 ラック 14 ピニオン 16 ギヤ 17 ギヤ 18 モータ 21 モータ 23 運搬車 24 ベルト 30 ロールコンベア 41 中継杆 42 ガイドポール 43 芯杆 44 基台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形装置の成形金型から成形品を離型す
    るための金型開口面位置と、成形品集積位置との間に成
    形品受取保持部材を移動自在に備えた成形品取出装置に
    おいて、前記成形品受取保持部材が、開方向に附勢され
    る弾性材からなる一対の挾持片と、該挾持片を突出対設
    する枠体と、該枠体を支柱に沿って昇降自在に備える移
    動部材とからなり、前記挾持片に、該挾持片の自由端を
    閉方向に突出させる突没可能の操作子を備えたことを特
    徴とする成形品取出装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体が、一対の挾持片を複数対配列
    して複数の成形品を保持するものであって、前記移動部
    材に回転軸を介して反転自在に設けられ、該回転軸に伝
    動部材を介して駆動機構が連結されている請求項1記載
    の成形品取出装置。
  3. 【請求項3】 前記移動部材が、前記支柱に摺動自在に
    嵌挿され昇降機構に連結した中継杆と、該中継杆の内部
    ガイドポールを介して摺動自在に嵌合され昇降機構に
    連結した芯杆とからなり、該芯杆に前記枠体を回動自在
    に備えた請求項1又は2記載の成形品取出装置。
  4. 【請求項4】 前記支柱が、前記枠体の水平状態下の位
    置に配置される運搬車を走行自在に備えた基台に設けら
    れ、該運搬車に成形品繰り出し用ベルトコンベアを備え
    た請求項1、2、又は3記載の成形品取出装置。
  5. 【請求項5】 前記芯杆の昇降機構が、芯杆と中継杆の
    上部に設けられたスプロケットの間にチェーンを掛装
    し、該スプロケットを回転駆動する正逆回転モータとか
    ら構成された請求項3又は4記載の成形品取出装置。
JP16906191A 1991-06-14 1991-06-14 成形品取出装置 Expired - Lifetime JP2654526B2 (ja)

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JP5288305B2 (ja) 2008-02-05 2013-09-11 Ntn株式会社 転がり軸受密封用ゴムシールの固定装置

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