JPH06238201A - 無重力空間用洗浄ノズル - Google Patents
無重力空間用洗浄ノズルInfo
- Publication number
- JPH06238201A JPH06238201A JP2552693A JP2552693A JPH06238201A JP H06238201 A JPH06238201 A JP H06238201A JP 2552693 A JP2552693 A JP 2552693A JP 2552693 A JP2552693 A JP 2552693A JP H06238201 A JPH06238201 A JP H06238201A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- air
- nozzle
- hand
- washing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、無重力空間において、手,体等を
洗浄するために使用される無重力空間用洗浄ノズルに関
し、手等の被洗浄体の位置が変化した時にも、被洗浄体
を確実に洗浄することを目的とする。 【構成】 洗浄用の液体を噴出する液体噴出口の周囲
に、気体を噴出する気体噴出口を形成して構成する。
洗浄するために使用される無重力空間用洗浄ノズルに関
し、手等の被洗浄体の位置が変化した時にも、被洗浄体
を確実に洗浄することを目的とする。 【構成】 洗浄用の液体を噴出する液体噴出口の周囲
に、気体を噴出する気体噴出口を形成して構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無重力空間において、
手,体等を洗浄するために使用される無重力空間用洗浄
ノズルに関する。
手,体等を洗浄するために使用される無重力空間用洗浄
ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、宇宙工学の発達により、人間が無
重力状態の宇宙空間に、長期間滞在することが可能にな
っており、人間が長期にわたり宇宙空間で生活する必要
に伴って、体の衛生を保つために、無重力状態で使用可
能なシャワー装置あるいは手洗い装置が要求されること
が予測される。
重力状態の宇宙空間に、長期間滞在することが可能にな
っており、人間が長期にわたり宇宙空間で生活する必要
に伴って、体の衛生を保つために、無重力状態で使用可
能なシャワー装置あるいは手洗い装置が要求されること
が予測される。
【0003】図3は、このようなシャワー装置あるいは
手洗い装置に使用される洗浄ノズル装置を示すもので、
符号1は洗浄用の水Wを噴出するための水噴出ノズル
を、符号2は空気Aを噴出するための空気噴出ノズルを
示している。
手洗い装置に使用される洗浄ノズル装置を示すもので、
符号1は洗浄用の水Wを噴出するための水噴出ノズル
を、符号2は空気Aを噴出するための空気噴出ノズルを
示している。
【0004】水噴出ノズル1と空気噴出ノズル2とは、
水噴出口1aから噴出される水Wと、空気噴出口2aか
ら噴出される空気Aとが、例えば、洗浄すべき手Hの位
置において交差するように配置されている。
水噴出口1aから噴出される水Wと、空気噴出口2aか
ら噴出される空気Aとが、例えば、洗浄すべき手Hの位
置において交差するように配置されている。
【0005】このような洗浄ノズル装置では、手Hに付
着した水Wを、空気Aにより手Hから除去することがで
きる。すなわち、宇宙空間では、無重力であるため、手
Hに付着した水滴は、手Hに水膜状に付着し、この水膜
を手Hから剥離することが非常に困難になるが、上述し
た洗浄ノズル装置では、空気噴出口1aから噴出される
空気により、手Hに張りついた水Wを吹き飛ばすことが
可能になり、手Hを確実に洗浄することができる。
着した水Wを、空気Aにより手Hから除去することがで
きる。すなわち、宇宙空間では、無重力であるため、手
Hに付着した水滴は、手Hに水膜状に付着し、この水膜
を手Hから剥離することが非常に困難になるが、上述し
た洗浄ノズル装置では、空気噴出口1aから噴出される
空気により、手Hに張りついた水Wを吹き飛ばすことが
可能になり、手Hを確実に洗浄することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の洗浄ノズル装置では、図4に示すように、水
噴出口1aから噴出する水Wと、空気噴出口2aから噴
出する空気Aとの交差する部分から手Hの位置が外れる
と、水Wが手Hに達する前に、空気Aにより水Wが吹き
飛ばされてしまい、手Hを確実に洗浄することが困難に
なるという問題があった。
うな従来の洗浄ノズル装置では、図4に示すように、水
噴出口1aから噴出する水Wと、空気噴出口2aから噴
出する空気Aとの交差する部分から手Hの位置が外れる
と、水Wが手Hに達する前に、空気Aにより水Wが吹き
飛ばされてしまい、手Hを確実に洗浄することが困難に
なるという問題があった。
【0007】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、手等の被洗浄体の位置が変化した
時にも、被洗浄体を確実に洗浄することができる無重力
空間用洗浄ノズルを提供することを目的とする。
めになされたもので、手等の被洗浄体の位置が変化した
時にも、被洗浄体を確実に洗浄することができる無重力
空間用洗浄ノズルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の無重力空間用洗
浄ノズルは、洗浄用の液体を噴出する液体噴出口の周囲
に、気体を噴出する気体噴出口を形成してなるものであ
る。
浄ノズルは、洗浄用の液体を噴出する液体噴出口の周囲
に、気体を噴出する気体噴出口を形成してなるものであ
る。
【0009】
【作用】本発明の無重力空間用洗浄ノズルでは、洗浄用
の液体を噴出する液体噴出口の周囲に、気体を噴出する
気体噴出口を形成したので、液体噴出口から噴出された
洗浄用の液体の周囲に、常に、気体噴出口から噴出した
気体が存在しており、手等に付着した液体が、気体によ
り確実に吹き飛ばされる。
の液体を噴出する液体噴出口の周囲に、気体を噴出する
気体噴出口を形成したので、液体噴出口から噴出された
洗浄用の液体の周囲に、常に、気体噴出口から噴出した
気体が存在しており、手等に付着した液体が、気体によ
り確実に吹き飛ばされる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の無重力空間用洗浄ノズ
ルの一実施例を示すもので、図において符号11は、洗
浄用の水Wを噴出するための水噴出ノズルを示してい
る。
いて説明する。図1は、本発明の無重力空間用洗浄ノズ
ルの一実施例を示すもので、図において符号11は、洗
浄用の水Wを噴出するための水噴出ノズルを示してい
る。
【0011】この水噴出ノズル11の先端には、水噴出
口11aが形成され、後端には、水供給口11bが形成
されている。水噴出ノズル11を囲繞して、空気Aを噴
出するための空気噴出ノズル13が配置されている。
口11aが形成され、後端には、水供給口11bが形成
されている。水噴出ノズル11を囲繞して、空気Aを噴
出するための空気噴出ノズル13が配置されている。
【0012】そして、空気噴出ノズル13の先端には、
空気噴出口13aが形成され、後端の側面には、空気供
給口13bが形成されている。上述した無重力空間用洗
浄ノズルでは、水供給口11bから水噴出ノズル11内
に流入した水Wは、水噴出口11aから噴出され、一
方、空気供給口13bから空気噴出ノズル13内に流入
した空気Aは、空気噴出口13aから噴出される。
空気噴出口13aが形成され、後端の側面には、空気供
給口13bが形成されている。上述した無重力空間用洗
浄ノズルでは、水供給口11bから水噴出ノズル11内
に流入した水Wは、水噴出口11aから噴出され、一
方、空気供給口13bから空気噴出ノズル13内に流入
した空気Aは、空気噴出口13aから噴出される。
【0013】しかして、この無重力空間用洗浄ノズルで
は、洗浄用の水Wを噴出する水噴出口11aの周囲に、
空気Aを噴出する空気噴出口13aを形成したので、水
噴出口11aから噴出された水Wの周囲に、常に、空気
噴出口13aから噴出した空気Aが存在しており、手に
付着した水Wが、空気により確実に吹き飛ばされるた
め、手の位置が変化した時にも、手を確実に洗浄するこ
とができる。
は、洗浄用の水Wを噴出する水噴出口11aの周囲に、
空気Aを噴出する空気噴出口13aを形成したので、水
噴出口11aから噴出された水Wの周囲に、常に、空気
噴出口13aから噴出した空気Aが存在しており、手に
付着した水Wが、空気により確実に吹き飛ばされるた
め、手の位置が変化した時にも、手を確実に洗浄するこ
とができる。
【0014】すなわち、この実施例では、水噴出ノズル
11の前方に手が存在していれば、手を確実に洗浄する
ことができ、従来のように、水Wと空気Aとの交差する
部分から手の位置が外れると、手の洗浄ができなくなる
ことがなくなり、常に手を確実に洗浄することが可能に
なる。
11の前方に手が存在していれば、手を確実に洗浄する
ことができ、従来のように、水Wと空気Aとの交差する
部分から手の位置が外れると、手の洗浄ができなくなる
ことがなくなり、常に手を確実に洗浄することが可能に
なる。
【0015】図2は、本発明の他の実施例を示すもの
で、この実施例では、水噴出ノズル11Aが直角に折曲
され、空気噴出ノズル13の側面に貫通されている。こ
の実施例においても、図1に示した実施例と同様の効果
を得ることができる。
で、この実施例では、水噴出ノズル11Aが直角に折曲
され、空気噴出ノズル13の側面に貫通されている。こ
の実施例においても、図1に示した実施例と同様の効果
を得ることができる。
【0016】なお、以上述べた実施例では、水Wと空気
Aとを使用して手を洗浄するようにした例について述べ
たが、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、水の代わりに適当な液体を使用しても良
く、空気の代わりに適当な気体を使用しても良いことは
勿論である。
Aとを使用して手を洗浄するようにした例について述べ
たが、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、水の代わりに適当な液体を使用しても良
く、空気の代わりに適当な気体を使用しても良いことは
勿論である。
【0017】また、以上述べた実施例では、水Wを水噴
出口11aから単に噴出するようにした例について述べ
たが、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、水噴出口11aに多数の小孔の形成される
板材を配置し、水をシャワー状に噴出するようにしても
良いことは勿論である。
出口11aから単に噴出するようにした例について述べ
たが、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、水噴出口11aに多数の小孔の形成される
板材を配置し、水をシャワー状に噴出するようにしても
良いことは勿論である。
【0018】さらに、以上述べた実施例では、無重力空
間用洗浄ノズルにより手を洗浄した例について述べた
が、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、体の各部の洗浄、さらには、製品等の洗浄
に広く使用できることは勿論である。
間用洗浄ノズルにより手を洗浄した例について述べた
が、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、体の各部の洗浄、さらには、製品等の洗浄
に広く使用できることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の無重力空間
用洗浄ノズルでは、洗浄用の液体を噴出する液体噴出口
の周囲に、気体を噴出する気体噴出口を形成したので、
液体噴出口から噴出された洗浄用の液体の周囲に、常
に、気体噴出口から噴出した気体が存在しており、手等
に付着した液体が、気体により確実に吹き飛ばされるた
め、手等の被洗浄体の位置が変化した時にも、被洗浄体
を確実に洗浄することができるという利点がある。
用洗浄ノズルでは、洗浄用の液体を噴出する液体噴出口
の周囲に、気体を噴出する気体噴出口を形成したので、
液体噴出口から噴出された洗浄用の液体の周囲に、常
に、気体噴出口から噴出した気体が存在しており、手等
に付着した液体が、気体により確実に吹き飛ばされるた
め、手等の被洗浄体の位置が変化した時にも、被洗浄体
を確実に洗浄することができるという利点がある。
【図1】本発明の無重力空間用洗浄ノズルの一実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明の無重力空間用洗浄ノズルの他の実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】従来の無重力空間用洗浄ノズルを示す断面図で
ある。
ある。
【図4】図3の無重力空間用洗浄ノズルにおいて手の位
置が水と空気との交差部から外れた状態を示す断面図で
ある。
置が水と空気との交差部から外れた状態を示す断面図で
ある。
11 水噴出ノズル 11a 水噴出口 13 空気噴出ノズル 13a 空気噴出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大辻 馨 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内
Claims (1)
- 【請求項1】 洗浄用の液体を噴出する液体噴出口の周
囲に、気体を噴出する気体噴出口を形成してなることを
特徴とする無重力空間用洗浄ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2552693A JPH06238201A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 無重力空間用洗浄ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2552693A JPH06238201A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 無重力空間用洗浄ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238201A true JPH06238201A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12168494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2552693A Withdrawn JPH06238201A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 無重力空間用洗浄ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06238201A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105172134A (zh) * | 2015-07-15 | 2015-12-23 | 东莞中国科学院云计算产业技术创新与育成中心 | 太空环境下的3d打印实现方法、打印系统及喷丝流量控制方法 |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP2552693A patent/JPH06238201A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105172134A (zh) * | 2015-07-15 | 2015-12-23 | 东莞中国科学院云计算产业技术创新与育成中心 | 太空环境下的3d打印实现方法、打印系统及喷丝流量控制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |