JPH06238182A - 竪型ミルのローラ回転数検出装置 - Google Patents

竪型ミルのローラ回転数検出装置

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JPH06238182A
JPH06238182A JP5289793A JP5289793A JPH06238182A JP H06238182 A JPH06238182 A JP H06238182A JP 5289793 A JP5289793 A JP 5289793A JP 5289793 A JP5289793 A JP 5289793A JP H06238182 A JPH06238182 A JP H06238182A
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roller
rotation
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proximity switch
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Kyoichi Yahagi
恭一 矢萩
Hidehisa Mishiro
秀久 三代
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラの回転状態を直接的に検出して、回転
状態の早期診断を確実に実施させ、各々の破砕要素接触
表面の摩耗や、竪型ミルの円滑な運転の阻害を有効に防
止できる竪型ミルのローラ回転数検出装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 ローラ軸の一端部には軸受箱の外周に挿入さ
れて回転するローラが設けられ、他端部にはローラ支持
材が設けられて傾動自在とされ、軸受箱の端部とローラ
支持材の取付座材との間には気密流体を封入する気密箱
が設けられ、軸受箱の軸受抑え材の端部に内円周に複数
のスリットを配列した回転検出体が挟着され、上記回転
検出体のスリット部に対向した溝部を有する近接スイッ
チを回転検出体とともに気密箱内に装着し、近接スイッ
チの出力によりローラ回転数を検出することを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竪型ミルの回転テーブ
ルに従動して回転するローラの回転数を検出する竪型ミ
ルのローラ回転数検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】竪型ミルにおいては回転テーブルの回転
に従動して供給材料層を介してローラが回転され、ロー
ラには加圧力が付与されて、回転テーブルとローラとは
材料層を噛込みながら圧縮力ならびにせん断力を与えな
がら供給材料の粉砕が行われる。
【0003】ローラはローラ軸の回りに軸受を介して回
転されさらに、ローラ軸はローラ支持材に取付けられ、
その支軸の回りに、傾動自在とされ加圧手段の作動によ
りローラが材料層を挟装して、回転テーブルを加圧する
ようにされている。そして、供給材料の粉砕時には過大
な荷重が作用している。
【0004】上記ローラの回転が軸受部の異常などによ
り不円滑となり、もしくは停止された場合、材料層を介
した回転テーブルとローラとの間で滑りを発生させてし
まい、接触表面の摩耗を急増せしめるとともに、ローラ
支持系統をはじめ竪型ミルの構造に振動などを発生さ
せ、過負荷をもたらす。
【0005】従来、竪型ミルのローラ回転数検出装置と
しては、ローラのベアリング抑えの環状体を介して環状
体側面に複数の金属片などからなる被検体を配設し、被
検体の対向部に近接検知器を装着して、検知信号を機外
の表示器に伝達するようにしたものが知られている(実
開昭64−44035号公報)。
【0006】この形式のローラ回転数検出装置として
は、竪型ミルにおける材料の粉砕雰囲気内に露出され
て、被検体と近接検知器との間における電気信号を検知
信号としてローラ回転数を検出し、機外の表示器にて表
示するようにされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成は、ローラのベアリング抑え,環状体,被検体をは
じめ、近接検知器などはいずれも竪型ミルにおける材料
の粉砕雰囲気内に露出されて装着されているので、過酷
な粉砕雰囲気のもとで上記検出装置を破損させることが
あり、また、反応性の高い材料を粉砕する場合、上記検
出装置の破片などが混入されて粉砕されると、異常発火
などの危険を伴うことがあり好ましくない。さらに、被
検体の装着数量が比較的少く制約されているのでローラ
の回転速度の変化を瞬時に検知できないなどの問題も起
こる。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、竪型ミルにおける材料の
粉砕雰囲気と隔離された気密雰囲気が形成された気密箱
内にてローラの回転状態を直接的に検出して、回転状態
の早期診断を確実に実施させ、各々の粉砕要素接触表面
の摩耗や、竪型ミルの円滑な運転の阻害を有効に防止で
きる竪型ミルのローラ回転数検出装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明によればローラ軸の一端部には軸受箱の外
周に挿入されて回転するローラが設けられ、他端部には
ローラ支持材が設けられて傾動自在とされ、軸受箱の端
部とローラ支持材の取付座材との間には気密流体を封入
する気密箱が設けられ、軸受箱の軸受抑え材の端部に内
円周に複数のスリットを配列した回転検出体が挟着さ
れ、上記回転検出体のスリット部に対向した溝部を有す
る近接スイッチを回転検出体とともに気密箱内に装着
し、近接スイッチの出力によりローラ回転数を検出する
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】このようにすれば、竪型ミルにおける材料の粉
砕雰囲気と隔離された気密雰囲気が形成された気密箱内
に装着されローラ部分に直結された回転検出体と近接ス
イッチによる磁気,電気的手段を用いた検出機構により
ローラの回転状態、すなわち回転数が直接的に検出でき
て、回転状態や竪型ミルの粉砕状態を実時間にて診断で
き、各々の粉砕要素接触表面の摩耗や、竪型ミルの円滑
な運転の阻害を有効に防止できる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例につ
いて説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示す主要部の
断面図、図2は同回転検出体と近接スイッチとの取付部
を示す断面図、図3は図2の III−III 線における断面
図、図4は同近接スイッチの回路図である。
【0013】図1〜4において、10は回転するロー
ラ,12はローラ軸,13は軸受,14は軸受箱を夫々
示し、ローラ軸12の一端部には軸受箱14の外周に挿
入、固定され回転するローラ10が設けられ軸受箱14
内には軸受13が取付けられている。
【0014】ローラ軸12の他端部にはローラ支持材1
8に取付けられ、その支軸22の回りに傾動自在とさ
れ、加圧手段20の作動により、ローラ10が材料層を
挟装して回転テーブル24を加圧するようにされるとと
もに、ローラ10は回転テーブル24の回転に従動して
回転される。このローラ10の回転にしたがい軸受箱1
4,軸受抑え材15,抑え具46を介して、回転検出体
26は一体となって回転される。19はローラ支持材1
8の側部に取付けられた取付座材である。
【0015】軸受箱14の端部には軸受抑え材15が締
結されて軸受13の軸方向力が支持されるとともに、内
周にはローラ軸12との間隙にシールリング38を挿入
して軸封されている。軸受箱14の端部、詳しく述べれ
ば軸受抑え材15の外側部とローラ支持材18の取付座
材19との間には気密箱32が設けられる。
【0016】検出機構16は回転検出体26および近接
スイッチ28などからなり、気密箱32内に装着されて
いる。軸受抑え材15の端部には抑え具46により回転
検出体26が挿着されていて、回転検出体26はアルミ
ニウム薄板の円板からなり、その内周部には半径方向を
指する凹凸状からなるスリット部27が多数、例えば6
0以上に等間隔をもって規則的に細かく配列されてい
る。回転検出板26のスリット部27は近接スイッチ2
8の溝部29に位置して対向されている。34は近接ス
イッチ28の取付台を示し、カバー36により気密箱3
2は閉鎖されている。カバー36および部材39には噴
口40が連通されており、噴口40を通じて気密流体4
2、例えば圧縮空気が気密箱32内に封入されて検出機
構16は竪型ミルにおける材料の粉砕雰囲気と隔離され
た清浄な気密雰囲気が得られるようにされている。近接
スイッチ28は磁心を設けて磁気回路を形成し、回路内
に磁束が発生されている。
【0017】ローラ10の回転に伴い回転検出体26が
同時に回転され、回転検出体26のスリット部27が近
接スイッチ28の溝部29を通過する際、溝部29に発
生されている磁束を断続的に遮断し、内蔵された検出コ
イルによりスリット27毎の感応量の変化を発振回路に
入力して動作周波数を高速化により安定化させ、この出
力信号は増幅スイッチング回路により2位置のスイッチ
ング信号を出力し、このディジタル出力信号は負荷側、
すなわちディジタル回転計48の計数回路に入力され、
引続き計数表示される。そして、上記検出コイルに誘起
される電圧の周波数は1秒間の回転数とスリット27数
の積となり、回転数と比例しており、これらの関係から
磁気,電気的手段を用いて上記ディジタル信号により、
回転検出体26すなわちローラ10の回転数を直接に測
定することができる。しかも、スリット27は多数に細
く配列されているので、検出間隔が短縮できてローラ1
0の回転数の変化を瞬時に測定することができる。
【0018】検出機構16は上述したように気密箱38
内に清浄な気密雰囲気にて装着されているので、破損な
どの発生を防止でき、しかも回転検出体26に対する磁
気感応に際し誤差を与えることが回避できて円滑な作動
のもとで回転数の測定を行わせることができるととも
に、ローラ軸12の近傍に装着された回転検出方式とさ
れているので、とくに竪型ミルのローラ部構造を著しく
変更させることなく検出機構の回転作動を円滑にさせる
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
竪型ミルにおける材料の粉砕雰囲気と隔離された気密雰
囲気が形成された気密箱内に装着されローラ部分に直結
された回転検出体と近接スイッチによる磁気,電気的手
段を用いた検出機構によりローラの回転状態、すなわち
回転数が直接的に検出できて、回転状態や竪型ミルの粉
砕状態の変化を実時間にて瞬時に診断でき、各々の粉砕
要素接触表面の摩耗や、竪型ミルの円滑な運転の阻害を
有効に防止できる。
【0020】また、竪型ミルのローラ部構造を著しく変
更することなく検出機構を装着させることができる。さ
らに、ローラをはじめとする竪型ミルの寿命を延伸でき
るなど、多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す主要部の断面図。
【図2】同回転検出体と近接スイッチとの取付部を示す
断面図。
【図3】図2の III−III 線における断面図。
【図4】同近接スイッチの回路図。
【符号の説明】
10…ローラ 12…ローラ軸 14…軸受箱 18…ローラ支持材 19…取付座材 26…回転検出体 27…スリット部 28…近接スイッチ 29…溝部 32…気密箱 48…ディジタル回転計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ軸の一端部には軸受箱の外周に挿
    入されて回転するローラが設けられ、他端部にはローラ
    支持材が設けられて傾動自在とされ、軸受箱の端部とロ
    ーラ支持材の取付座材との間には気密流体を封入する気
    密箱が設けられ、軸受箱の軸受抑え材の端部に内円周に
    複数のスリットを配列した回転検出体が挟着され、上記
    回転検出体のスリット部に対向した溝部を有する近接ス
    イッチを回転検出体とともに気密箱内に装着し、近接ス
    イッチの出力によりローラ回転数を検出することを特徴
    とする竪型ミルのローラ回転数検出装置。
  2. 【請求項2】 近接スイッチは回転検出体が溝部を通過
    する際に磁束を遮断して感応量を検出して回転計に接続
    したことを特徴とする請求項1に記載の竪型ミルのロー
    ラ回転数検出装置。
JP5289793A 1993-02-18 1993-02-18 竪型ミルのローラ回転数検出装置 Expired - Fee Related JP2588108B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107971081A (zh) * 2017-12-29 2018-05-01 中材(天津)粉体技术装备有限公司 一种基于加速度传感器的立式辊磨磨辊振动监测装置
JP2021074659A (ja) * 2019-11-06 2021-05-20 宇部興産機械株式会社 竪型粉砕機
WO2023068329A1 (ja) * 2021-10-22 2023-04-27 三菱重工業株式会社 異常検出システム及び固体燃料粉砕装置並びに異常検出方法

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CN107971081B (zh) * 2017-12-29 2024-01-26 中材(天津)粉体技术装备有限公司 一种基于加速度传感器的立式辊磨磨辊振动监测装置
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JP2588108B2 (ja) 1997-03-05

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