JPH06238172A - メタル担体用ハニカム体のろう付け方法 - Google Patents
メタル担体用ハニカム体のろう付け方法Info
- Publication number
- JPH06238172A JPH06238172A JP5020889A JP2088993A JPH06238172A JP H06238172 A JPH06238172 A JP H06238172A JP 5020889 A JP5020889 A JP 5020889A JP 2088993 A JP2088993 A JP 2088993A JP H06238172 A JPH06238172 A JP H06238172A
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- JP
- Japan
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- honeycomb body
- brazing
- plate
- particle size
- flat plate
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- Withdrawn
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Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた接合強度を有するメタル担体用ハニカ
ム体のろう付け方法を提供すること。 【構成】 先ず最初に金属製の平板と波板とを交互に積
層し、または巻回する前に波板の山部に対して粒径の小
さなろう剤をバインダーとともに付着する。次に平板と
波板とを交互に積層し、または巻回してハニカム体を形
成する。次いで前記バインダー部に前記のろう剤よりも
粒径の大きなろう剤を付着する。最後に加熱処理を施し
て平板と波板のろう付けを行う。
ム体のろう付け方法を提供すること。 【構成】 先ず最初に金属製の平板と波板とを交互に積
層し、または巻回する前に波板の山部に対して粒径の小
さなろう剤をバインダーとともに付着する。次に平板と
波板とを交互に積層し、または巻回してハニカム体を形
成する。次いで前記バインダー部に前記のろう剤よりも
粒径の大きなろう剤を付着する。最後に加熱処理を施し
て平板と波板のろう付けを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた接合強度を有す
るメタル担体用ハニカム体のろう付け方法に関するもの
である。
るメタル担体用ハニカム体のろう付け方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車などの排ガスを浄化処理
するためのメタル担体用ハニカム体として金属製の平板
と波板とを交互に積層し、または巻回したメタル担体用
ハニカム体が一般に使用されている。そして、前記メタ
ル担体用ハニカム体のろう付け方法として、特開昭56
−4373号公報に示されるように平板と波板とを巻き
回してハニカム体とする前にバインダーとろう剤を付着
させ、その後ハニカム体を成形し加熱してろう付けを行
うもの、あるいは特公昭63−44466号公報に示さ
れるように前記方法とは逆にハニカム体成形後にバイン
ダーとろう剤を付着させるもの、更には特表平3−50
1363号公報に示されるようにハニカム体成形前にバ
インダーのみ付着させ、ハニカム体成形後にろう剤を付
着させるもの等種々の方法が提案されている。
するためのメタル担体用ハニカム体として金属製の平板
と波板とを交互に積層し、または巻回したメタル担体用
ハニカム体が一般に使用されている。そして、前記メタ
ル担体用ハニカム体のろう付け方法として、特開昭56
−4373号公報に示されるように平板と波板とを巻き
回してハニカム体とする前にバインダーとろう剤を付着
させ、その後ハニカム体を成形し加熱してろう付けを行
うもの、あるいは特公昭63−44466号公報に示さ
れるように前記方法とは逆にハニカム体成形後にバイン
ダーとろう剤を付着させるもの、更には特表平3−50
1363号公報に示されるようにハニカム体成形前にバ
インダーのみ付着させ、ハニカム体成形後にろう剤を付
着させるもの等種々の方法が提案されている。
【0003】ところが、ハニカム体成形前にろう剤を付
着させる場合には平板と波板間に厚いろう剤を付けると
接合部に隙間を生ずる場合があり、一方、薄いろう剤を
付けるとろう剤量の不足を生じていずれも十分な接合強
度を得ることができないという問題点があり、またハニ
カム体成形後にろう剤を付着させる場合には所望箇所に
ろう剤を十分に付着させることができないという問題点
があった。更には、ハニカム体成形前にバインダーのみ
付着させハニカム体成形後にろう剤を付着させる場合に
は、大きな粒径のろう剤だと接合すべき波板の山部から
離れた位置にしか付着しないため隙間が生ずる等して十
分な接合強度が得られず、一方、小さな粒径のろう剤だ
と供給機の目詰まり等を生じて安定供給ができないとい
う問題点があった。
着させる場合には平板と波板間に厚いろう剤を付けると
接合部に隙間を生ずる場合があり、一方、薄いろう剤を
付けるとろう剤量の不足を生じていずれも十分な接合強
度を得ることができないという問題点があり、またハニ
カム体成形後にろう剤を付着させる場合には所望箇所に
ろう剤を十分に付着させることができないという問題点
があった。更には、ハニカム体成形前にバインダーのみ
付着させハニカム体成形後にろう剤を付着させる場合に
は、大きな粒径のろう剤だと接合すべき波板の山部から
離れた位置にしか付着しないため隙間が生ずる等して十
分な接合強度が得られず、一方、小さな粒径のろう剤だ
と供給機の目詰まり等を生じて安定供給ができないとい
う問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、接合すべき平板と波板の山部
との間に的確かつ十分な量のろう剤を付着して優れた接
合強度を得ることができるとともに、ろう剤供給機の目
詰まり等を発生させることもなく効率的なろう付け処理
を行うことができるメタル担体用ハニカム体のろう付け
方法を提供することを目的として完成されたものであ
る。
従来の問題点を解決して、接合すべき平板と波板の山部
との間に的確かつ十分な量のろう剤を付着して優れた接
合強度を得ることができるとともに、ろう剤供給機の目
詰まり等を発生させることもなく効率的なろう付け処理
を行うことができるメタル担体用ハニカム体のろう付け
方法を提供することを目的として完成されたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のメタル担体用ハニカム体のろう付
け方法は、金属製の平板と波板とを交互に積層し、また
は巻回したメタル担体用ハニカム体のろう付け方法にお
いて、前記平板と波板とを積層し、または巻回する前に
波板の山部に対して粒径の小さなろう剤をバインダーと
ともに付着させ、次いでハニカム体を形成したうえ前記
バインダー部に前記のろう剤よりも粒径の大きなろう剤
を付着させ、その後加熱処理して平板と波板のろう付け
を行うことを特徴とするものである。
めになされた本発明のメタル担体用ハニカム体のろう付
け方法は、金属製の平板と波板とを交互に積層し、また
は巻回したメタル担体用ハニカム体のろう付け方法にお
いて、前記平板と波板とを積層し、または巻回する前に
波板の山部に対して粒径の小さなろう剤をバインダーと
ともに付着させ、次いでハニカム体を形成したうえ前記
バインダー部に前記のろう剤よりも粒径の大きなろう剤
を付着させ、その後加熱処理して平板と波板のろう付け
を行うことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面を参照しつつ詳細に説明
する。図1は、図2に示すような金属製の平板1aと波板
1bとを交互に巻回してなるメタル担体用ハニカム体1の
ろう付け工程を示す概略図であるが、本発明では前記平
板1aと波板1bとを巻回する前に該波板1bの山部に対して
粒径の小さなろう剤2をバインダーとともに供給・付着
する。この粒径の小さなろう剤2は波板1bの山頂部に確
実に、しかも平板1aとの間に隙間を作ることのないよう
均一に供給・付着されるものであり、粒径としては40
μm以下の細粒が好ましい。尚、本発明においては前記
粒径の小さなろう剤2をバインダーとともに供給するの
で、目詰まり等を発生することもなく安定して供給する
ことが可能である。
する。図1は、図2に示すような金属製の平板1aと波板
1bとを交互に巻回してなるメタル担体用ハニカム体1の
ろう付け工程を示す概略図であるが、本発明では前記平
板1aと波板1bとを巻回する前に該波板1bの山部に対して
粒径の小さなろう剤2をバインダーとともに供給・付着
する。この粒径の小さなろう剤2は波板1bの山頂部に確
実に、しかも平板1aとの間に隙間を作ることのないよう
均一に供給・付着されるものであり、粒径としては40
μm以下の細粒が好ましい。尚、本発明においては前記
粒径の小さなろう剤2をバインダーとともに供給するの
で、目詰まり等を発生することもなく安定して供給する
ことが可能である。
【0007】次いで、前記平板1aと波板1bとを巻回して
ハニカム体1を形成したうえ、前記の未乾燥状態にある
バインダー部に対して前記粒径の小さなろう剤2よりも
粒径の大きなろう剤3を例えば篩4から供給し付着す
る。この時、該粒径の大きなろう剤3は図3に示される
ように、波板1bの山頂部近傍に塗装されているバインダ
ー部にのみ十分、かつ確実に供給・付着されることとな
る。この粒径の大きなろう剤3は平板1aと波板1bとの接
合強度を維持するに十分な量のろう剤を補給する目的で
供給されるものであり、40μmよりも大きな粒径のも
のが好ましい。このように本発明においては、ハニカム
体1の成形前にバインダーとともに粒径の小さなろう剤
2を供給して波板1bの山頂部に確実に付着し、次いでハ
ニカム体1の成形後に粒径の大きなろう剤3を補給し
て、前記粒径の小さなろう剤2のみでは量的に不足する
ろう剤の絶対量を補うことにより平板1aと波板1bとを強
固にろう付け接合する点に特徴を有するものである。
ハニカム体1を形成したうえ、前記の未乾燥状態にある
バインダー部に対して前記粒径の小さなろう剤2よりも
粒径の大きなろう剤3を例えば篩4から供給し付着す
る。この時、該粒径の大きなろう剤3は図3に示される
ように、波板1bの山頂部近傍に塗装されているバインダ
ー部にのみ十分、かつ確実に供給・付着されることとな
る。この粒径の大きなろう剤3は平板1aと波板1bとの接
合強度を維持するに十分な量のろう剤を補給する目的で
供給されるものであり、40μmよりも大きな粒径のも
のが好ましい。このように本発明においては、ハニカム
体1の成形前にバインダーとともに粒径の小さなろう剤
2を供給して波板1bの山頂部に確実に付着し、次いでハ
ニカム体1の成形後に粒径の大きなろう剤3を補給し
て、前記粒径の小さなろう剤2のみでは量的に不足する
ろう剤の絶対量を補うことにより平板1aと波板1bとを強
固にろう付け接合する点に特徴を有するものである。
【0008】以上のようにして波板1bの山頂部およびそ
の近傍に粒径の小さなろう剤2と粒径の大きなろう剤3
とが確実に付着する状態としたうえで、常法に従い加熱
処理を施し平板1aと波板1bとをろう付けしてなるメタル
担体用ハニカム体1を得る。そして、このようにして得
られたメタル担体用ハニカム体1は、波板1bの山頂部に
おいて平板1aとの間に隙間ができないよう粒径の小さな
ろう剤2が十分に付着されており、また波板1bの山頂部
近傍において前記粒径の小さなろう剤2のみでは量的に
不足するろう剤量を補給するように粒径の大きなろう剤
3が十分に付着されているので、平板1aと波板1bの山頂
部間には隙間がなく、接合強度にも優れたろう付け処理
が行われることとなる。尚、以上の実施例では平板と波
板とを交互に巻回してなるハニカム体の例について説明
したが、平板と波板とを交互に積層したものであっても
同様にろう付け処理できることは勿論である。
の近傍に粒径の小さなろう剤2と粒径の大きなろう剤3
とが確実に付着する状態としたうえで、常法に従い加熱
処理を施し平板1aと波板1bとをろう付けしてなるメタル
担体用ハニカム体1を得る。そして、このようにして得
られたメタル担体用ハニカム体1は、波板1bの山頂部に
おいて平板1aとの間に隙間ができないよう粒径の小さな
ろう剤2が十分に付着されており、また波板1bの山頂部
近傍において前記粒径の小さなろう剤2のみでは量的に
不足するろう剤量を補給するように粒径の大きなろう剤
3が十分に付着されているので、平板1aと波板1bの山頂
部間には隙間がなく、接合強度にも優れたろう付け処理
が行われることとなる。尚、以上の実施例では平板と波
板とを交互に巻回してなるハニカム体の例について説明
したが、平板と波板とを交互に積層したものであっても
同様にろう付け処理できることは勿論である。
【0009】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は接合すべき平板と波板の山部との間に的確かつ十分
な量のろう剤を付着して優れた接合強度を得ることがで
きるとともに、ろう剤供給機の目詰まり等を発生させる
こともなく効率的なろう付け処理を行うことができるも
のである。よって本発明は従来の問題点を一掃したメタ
ル担体用ハニカム体のろう付け方法として、産業の発展
に寄与するところは極めて大である。
明は接合すべき平板と波板の山部との間に的確かつ十分
な量のろう剤を付着して優れた接合強度を得ることがで
きるとともに、ろう剤供給機の目詰まり等を発生させる
こともなく効率的なろう付け処理を行うことができるも
のである。よって本発明は従来の問題点を一掃したメタ
ル担体用ハニカム体のろう付け方法として、産業の発展
に寄与するところは極めて大である。
【図1】本発明のろう付け工程を説明する概略図であ
る。
る。
【図2】巻回したハニカム体を示す斜視図である。
【図3】ろう剤を供給した接合部を示す拡大断面図であ
る。
る。
1 ハニカム体 2 粒径の小さなろう剤 3 粒径の大きなろう剤
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製の平板と波板とを交互に積層し、
または巻回したメタル担体用ハニカム体のろう付け方法
において、前記平板と波板とを積層し、または巻回する
前に波板の山部に対して粒径の小さなろう剤をバインダ
ーとともに付着させ、次いでハニカム体を形成したうえ
前記バインダー部に前記のろう剤よりも粒径の大きなろ
う剤を付着させ、その後加熱処理して平板と波板のろう
付けを行うことを特徴とするメタル担体用ハニカム体の
ろう付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020889A JPH06238172A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | メタル担体用ハニカム体のろう付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020889A JPH06238172A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | メタル担体用ハニカム体のろう付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238172A true JPH06238172A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12039789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5020889A Withdrawn JPH06238172A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | メタル担体用ハニカム体のろう付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06238172A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002535150A (ja) * | 1999-01-27 | 2002-10-22 | エミテク・ゲゼルシャフト・フュール・エミシオーンテクノロギー・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 金属箔接合および金属箔のための金属箔ろう付け媒体粒子片 |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP5020889A patent/JPH06238172A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002535150A (ja) * | 1999-01-27 | 2002-10-22 | エミテク・ゲゼルシャフト・フュール・エミシオーンテクノロギー・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 金属箔接合および金属箔のための金属箔ろう付け媒体粒子片 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |