JP3194817B2 - メタル担体の製造方法 - Google Patents

メタル担体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車エンジン等から
排出される排気ガスを浄化するのに使用されるメタル担
体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】排気ガス浄化用のメタル担体として、耐
熱金属からなる平板と波板とを交互に積層し、あるいは
重ねた後巻回したハニカム体を外筒に収納したものが種
々開発され、既に一部実用化されている。そして、前記
ハニカム体は平板と波板の山部および谷部とで接合され
るのが普通であり、その接合手段としてハニカム体の円
弧状部分のみを接合したものや一定間隔ごとに接合した
もの等種々のものが提案されている(例えば特開平2−
102744号公報、特開平3−165842号公報、
特開平3−86244号公報参照)。
【0003】ところが、従来のものはいずれも平板と波
板の山部および谷部の全長にわたって接合しているため
ハニカム体を外筒へ収納する際、事前に塗布されたバイ
ンダーが両端面に向けて押し出され端面近傍で溢れた状
態となり、次いでろう剤を振りかけると端面部において
過剰のろう剤が付着するという現象が生じた。この結
果、加熱してろう付け処理を行うと過剰のろう成分が平
板や波板の箔内に拡散し、箔自体がろう剤とともに溶け
てしまいろう食と称される欠落部を発生させるという問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、ハニカム体の端面部において
過剰のろう剤が付着することがなく、ろう付け処理時に
ろう食が発生することを確実に防止することができ、ま
た高品質のものを高い歩留り率で生産することができる
メタル担体の製造方法を提供することを目的として完成
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のメタル担体の製造方法は、耐熱金
属からなる平板と波板とをろう剤付着用のバインダーを
介して交互に積層し、あるいは重ねた後巻回したハニカ
ム体を成形し、次いでこのハニカム体を外筒に収納した
後、ろう剤を振りかけてろう付け処理を行うメタル担体
の製造方法であって、前記平板と波板の接合部の両端部
にはバインダーの未接合部を形成しておき、該未接合部
によりハニカム体を外筒に収納する際に両端面に向け押
し出されるバインダーを吸収させるようにしたことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】このように構成されたものにおいては、ハニカ
ム体の平板と波板の接合部の両端部にバインダーの未接
合部を形成したものとしてあるので、ハニカム体を外筒
内へ収納する際にバインダーが両端面に向けて押し出さ
れたとしても前記未接合で吸収されることとなり、従
来のように端面付近にバインダーが溢れる現象が防止さ
れ、従って端面部に過剰のろう剤が付着することに起因
するろう食の発生が防止されることとなる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面とともに詳細
に説明する。図中、1は耐熱金属からなる平板1aと波板
1bとを交互に重ねた後巻回したハニカム体、2は該ハニ
カム体1を収納する耐熱金属製の外筒である。また、前
記ハニカム体1は図2に示されるように平板1aと波板1b
の山部および谷部とでろう剤3により接合されていると
ともに、該接合部の両端面には未接合部4が形成されて
いる。
【0008】この未接合部4はハニカム体1を外筒2内
へ収納する際、両端面に向けて押し出されるバインダー
を吸収するためのもので少なくとも1mm以上の長さを有
するものであり、これより短いと十分なバインダーの吸
収が困難となる。なお、5はハニカム体1に外筒2を固
定接合するための箔ろうである。
【0009】また、実施例においてはハニカム体1は厚
みが50μm の20Cr-5Al系の耐熱ステンレス鋼により成形
されたものであり、図3の模式的な断面図に示されるよ
うにハニカム体1の上下両端部を未接合部4とし、その
外周面部付近と上方部と下方部を帯状のろう付け部6と
したものである。なお、このろう付け部6の態様として
はこれに限定されるものではなく、図4に示したような
外周面部付近と上方部のみを帯状のろう付け部6とした
ものや、図5に示したような上方部と下方部を帯状のろ
う付け部6とするとともに更に中間部にも斜め帯状のろ
う付け部6を形成したもの等種々のパターンを選択する
ことができる。また、外筒2への収納も圧入によるもの
の他、図6に示されるような絞り込みによるもの等種々
の手段を用いることができることは勿論である。
【0010】以上のようなメタル担体は、耐熱金属から
なる平板1aと波板1bとをろう剤付着用のバインダーを介
して交互に積層し、あるいは重ねた後巻回したハニカム
体1を成形し、次いでこのハニカム体1を外筒2に収納
した後、ろう剤を振りかけてろう付け処理を行うことに
より製造されるものである。そして本発明では、前記平
板1aと波板1bの接合部の両端部にはバインダーの未接合
部4を形成しておき、該未接合部4によりハニカム体1
を外筒2に収納する際に両端面に向け押し出さ れるバイ
ンダーを吸収させるようにした点に特徴を有する。 この
ように本発明では、外筒2内に収納されるハニカム体1
が平板1aと波板1bの接合部の両端部にバインダーの未接
合部4を形成したものとなっているので、ハニカム体1
を外筒2内へ収納する際に両端面に向けて押し出された
バインダーが前記未接合部4で吸収されることとなり、
従来のように端面付近にバインダーが溢れる現象が防止
されることとなる。この結果、端面部に過剰のろう剤が
付着する現象もなくなり、次のろう付け処理の際にろう
食が発生することが確実に防止され、高品質のメタル担
体を高い歩留り率で効率よく生産できることとなる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はハニカム体の端面部において過剰のろう剤が付着す
ることがなく、ろう付け処理時にろう食が発生すること
を確実に防止することができ、また高品質のものを高い
歩留り率で生産することができるものである。よって本
発明は従来の問題点を一掃したメタル担体の製造方法
して、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で得られるメタル担体を示す切欠斜視図
である。
【図2】図1の要部を示す拡大斜視図である。
【図3】メタル担体の接合状況を模式的に示す断面図で
ある。
【図4】その他のメタル担体の接合状況を模式的に示す
断面図である。
【図5】その他のメタル担体の接合状況を模式的に示す
断面図である。
【図6】その他のメタル担体の接合状況を模式的に示す
断面図である。
【符号の説明】 1 ハニカム体 1a 平板 1b 波板 2 外筒 4 未接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F01N 3/28 301 F01N 3/28 311S 311 B01D 53/36 C (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 B01D 53/86 B01D 53/94 F01N 3/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱金属からなる平板と波板とをろう剤
    付着用のバインダーを介して交互に積層し、あるいは重
    ねた後巻回したハニカム体を成形し、次いでこのハニカ
    ム体を外筒に収納した後、ろう剤を振りかけてろう付け
    処理を行うメタル担体の製造方法であって、前記平板と
    波板の接合部の両端部にはバインダーの未接合部を形成
    しておき、該未接合部によりハニカム体を外筒に収納す
    る際に両端面に向け押し出されるバインダーを吸収させ
    るようにしたことを特徴とするメタル担体の製造方法
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