JPH06238114A - オイルミスト回収装置 - Google Patents

オイルミスト回収装置

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Publication number
JPH06238114A
JPH06238114A JP5292693A JP5292693A JPH06238114A JP H06238114 A JPH06238114 A JP H06238114A JP 5292693 A JP5292693 A JP 5292693A JP 5292693 A JP5292693 A JP 5292693A JP H06238114 A JPH06238114 A JP H06238114A
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JP
Japan
Prior art keywords
oil mist
casing
filter member
rotating body
filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP5292693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kani
真夫 蟹
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルタ部材の目詰まりを回避し、長時間に
わたる連続使用を可能にする。 【構成】 オイルミストを含む汚染空気が導入されるケ
ーシング1と、ケーシング1内に回転可能に設けられか
つその周面の内外が通気性をもつフイルタ部材17によ
って区画された筒状の回転体16と、回転体16内と連
通する清浄空気出口3と、ケーシング1の底部に設けら
れたオイルミスト排出口4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば機械加工時に発
生する切削油のオイルミストを回収するオイルミスト回
収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば機械加工時に発生する切削
油のオイルミストを含む汚染空気は、ろ過式のエアフイ
ルタ等に通すことによりオイルミスト及び切粉を除塵し
浄化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的なろ過式
エアフイルタでは、ろ布等のフイルタ部材に目詰まりを
起こしやすく、長時間にわたる連続使用が困難であっ
た。
【0004】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はフイルタ部材
の目詰まりを回避し、長時間にわたる連続使用を可能に
するオイルミスト回収装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のオイルミスト回収装置は、オイルミストを含む汚染
空気が導入されるケーシングと、前記ケーシング内に回
転可能に設けられかつその周面の内外が通気性をもつフ
イルタ部材によって区画された筒状の回転体と、前記回
転体内と連通する清浄空気出口と、前記ケーシングの底
部に設けられたオイルミスト排出口とを備えたものであ
る。
【0006】
【作用】前記手段によれば、オイルミストを含む汚染空
気は、ケーシングに導入された後、回転体のフイルタ部
材を通って浄化されて清浄空気出口より取り出される。
前記フイルタ部材により除塵されたオイルミスト及び切
粉は、回転体の回転による遠心力をもってそのフイルタ
部材の外周面からケーシング内壁に振り払われた後、そ
の内壁を伝って流下しオイルミスト排出口から排出され
る。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。本例のオイルミスト回収装置が図1に外観説明図で
示されている。図1中、(a)は正面図、(b)は側面
図である。図において、ケーシング1は、金属製板材に
よって左側面に開口した導入口2を有する渦巻き状に形
成された主部1aと、その背面に並設されかつその背面
上部に開口する清浄空気出口3を有する箱形の副部1b
とで構成されている。前記主部1aの底面には、その主
部1a内に連通する漏斗状のオイルミスト排出口4が設
けられている。なおケーシング1は、図示しないフレー
ムによってオイルミスト排出口4の下方に空間部を設け
た状態に支持されている。
【0008】前記ケーシング1の主部1aと副部1bの
各内部を区画する区画壁5には、円形の開口孔6が設け
られている。この開口孔6の中心を貫通する回転軸7
は、その両端が前記主部1aの前面板及び副部1bの後
面板にそれぞれ軸受8,9を介して回転可能に支持され
ている。なお回転軸7は、主部1aの渦巻きのほぼ中心
に位置している。
【0009】前記ケーシング1の主部1aの上面には、
支持枠10を介して駆動モータ12が設置されている。
駆動モータ12の駆動軸12aは、前方へ指向されてお
り、その先端部に駆動スプロケット13を備えている。
前記ケーシング1の前面板に突出する回転軸7の前端部
には従動スプロケット15が取り付けられている。この
従動スプロケット15と前記駆動スプロケット13に
は、無端状のチェーン14が介装されている。従って、
前記駆動モータ12の運転によって駆動スプロケット1
3、チェーン14及び従動スプロケット15を介して回
転軸7が回転、本例では図1(a)において左回り方向
に積極的に回転させられる。
【0010】前記回転軸7には、前記主部1a内に位置
する円筒状の回転体16が支持されている。この回転体
16を含む要部構造が図2に断面図で示されている。図
2において、回転体16は、円筒形に形成されたフイル
タ部材17と、そのフイルタ部材17の前端開口を閉塞
する端板18と、その端板の中心部に設けられかつ前記
回転軸7に固定されるボス19と、そのフイルタ部材1
7の後端開口に設けられた環状端板20と、その端板2
0内に設けられかつ前記回転軸7に固定されるスポーク
型の支持ホイール21とから構成されている。
【0011】前記フイルタ部材17は、図3に拡大した
断面図で示されるように、内外2つのパンチングメタル
製のメッシュ筒17a,17bの間にろ布状フイルタ材
17cを多重巻き、例えば6回巻きしたものを介在して
成る。また前記メッシュ筒17a,17bには、パンチ
ングメタル製の他、エキスパンドメタルあるいは金網を
使用することができる。また前記フイルタ材17cとし
ては、例えば三井石油化学工業株式会社の商品名タフネ
ルと呼ばれるフイルタ材が採用される。
【0012】また図2に示されるように、前記回転体1
6の環状端板20の内周部と、前記主部1aと副部1b
との区画壁5の開口孔6との間には、オイルシール22
が介在されている。また回転体16におけるフイルタ部
材17と各端板18,20との各接続部は、シリコン樹
脂の注入によるシールが施されている。
【0013】なお前記ケーシング1の導入口2にはオイ
ルミストを含む汚染空気を導入するダクト(図示省略)
が接続され、また清浄空気出口3には図示しないシロッ
コフアン等の吸引装置に連通するダクトが接続され、ま
たオイルミスト排出口4には図示しないミスト回収用缶
あるいは袋体が交換可能に接続されるものとする。なお
前記吸引装置には適宜の吸引能力のものが採用できる
が、試験上では空気量7〜12 m3/min で静圧1300
〜700 mmAg の吸引能力を発揮するものが効果的であ
った。
【0014】前記オイルミスト回収装置において、オイ
ルミストを含む汚染空気は、吸引装置による吸引作用に
よって導入口2からケーシング1の主部1a内に導入さ
れた後、回転体16のフイルタ部材17を通って浄化さ
れ、支持ホイール21の開口部分及び副部1b内を通り
清浄空気出口3より取り出される。
【0015】また前記回転体16は、駆動モータ12の
運転によりチェーン14を主体とする動力伝導機構を介
して積極的に回転されている。このため、回転体16の
フイルタ部材17により除塵された汚染空気中のオイル
ミスト及び切粉は、前記回転体16の回転による遠心力
をもってそのフイルタ部材17の外周面からケーシング
1の内壁に振り払われることになる。従って、フイルタ
部材17の前記オイルミスト及び切粉による目詰まりが
ほとんど起こらない。
【0016】前記回転体16の回転による遠心力をもっ
て前記ケーシング1の主部1aの内壁に振り払われたオ
イルミスト及び切粉は、その内壁を伝って流下してオイ
ルミスト排出口4から回収缶等に排出される。なお回転
体16の回転停止にあたっては、吸引装置の運転停止あ
るいは吸引側ダクトがダンパにより閉止され、所定時間
経過した後に駆動モータ12の運転が停止される。
【0017】なお前記ケーシング1の副部1b内にはシ
ロッコファン等の吸引装置を組み込むことが可能であ
る。またチェーン14による動力伝導機構は、Vベルト
による動力伝導機構あるいは歯車による動力伝導機構等
に変えてもよい。また駆動モータ12の回転速度をイン
バータで変えることで、回転体16の回転速度を増減す
ることも考えられる。また清浄空着出口3に連通するダ
クトに複数の吸引装置が直列状に並設されることも考え
られる。また導入口2、清浄空気出口3等の開口方向は
特定されない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、回転体のフイルタ部材
により除塵されたオイルミスト及び切粉がその回転体の
回転による遠心力をもってフイルタ部材の外周面からケ
ーシング内壁に振り払われるので、オイルミスト及び切
粉によるフイルタ部材の目詰まりを回避でき、よって長
時間にわたる連続使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイルミスト回収装置の外観説明図である。
【図2】要部構造を示す断面図である。
【図3】回転体のフイルタ部材を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 3 清浄空気出口 4 オイルミスト排出口 16 回転体 17 フイルタ部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルミストを含む汚染空気が導入され
    るケーシングと、前記ケーシング内に回転可能に設けら
    れかつその周面の内外が通気性をもつフイルタ部材によ
    って区画された筒状の回転体と、前記回転体内と連通す
    る清浄空気出口と、前記ケーシングの底部に設けられた
    オイルミスト排出口とを備えたオイルミスト回収装置。
JP5292693A 1993-02-17 1993-02-17 オイルミスト回収装置 Pending JPH06238114A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5292693A JPH06238114A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 オイルミスト回収装置

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JP5292693A JPH06238114A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 オイルミスト回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06238114A true JPH06238114A (ja) 1994-08-30

Family

ID=12928447

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5292693A Pending JPH06238114A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 オイルミスト回収装置

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JP (1) JPH06238114A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001149723A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Toyobo Co Ltd フィルターユニット及びフィルター
JP2002263424A (ja) * 2001-03-09 2002-09-17 Aisin Kiko Co Ltd オイルミスト除去装置
JP2004344818A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Fulta Electric Machinery Co Ltd オイルミスト除去装置
CN104093945A (zh) * 2012-04-09 2014-10-08 爱信精机株式会社 旋风式油分离装置

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JP2002263424A (ja) * 2001-03-09 2002-09-17 Aisin Kiko Co Ltd オイルミスト除去装置
JP2004344818A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Fulta Electric Machinery Co Ltd オイルミスト除去装置
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