JPH0623753U - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH0623753U
JPH0623753U JP6125692U JP6125692U JPH0623753U JP H0623753 U JPH0623753 U JP H0623753U JP 6125692 U JP6125692 U JP 6125692U JP 6125692 U JP6125692 U JP 6125692U JP H0623753 U JPH0623753 U JP H0623753U
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thermal head
flexible
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実貴 津島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストを増加させることなく、製品の組
立時などに取扱いが容易で、破れが発生しない可撓性配
線基板を備えたサーマルヘッドを提供する。 【構成】 ヘッド基板21の表面には、グレーズ22お
よび発熱体23が形成されている。ヘッド基板21の配
線パターンと可撓性配線基板24の配線パターン25と
は、接続部26で接続される。スリット27を挟む対向
する配線基板の間に架橋部分28を設ける。可撓性配線
基板24を折曲げ線L2を境にして折曲げ、2枚重なっ
た形状にして製品に組込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリンタなどに組込まれる可撓性の配線基板を備えたサーマルヘッ ドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の可撓性の配線基板を備えたサーマルヘッドの平面図である。こ のサーマルヘッドは、プリンタなどに用いられる。ヘッド基板1の表面には、グ レーズ2および複数の発熱素子からなる発熱体3などが形成されている。ヘッド 基板1の発熱素子用の配線パターンと可撓性配線基板4の配線パターン5とは、 接続部6で接続され、発熱素子へ駆動信号や電力が与えられる。駆動された発熱 素子は、ジュール熱によって発熱し、熱転写インクリボンなどを介して記録媒体 に感熱記録を行う。可撓性配線基板4の幅は、配線パターン5の幅、ピッチおよ び本数などで決定される。配線パターン5の幅は、配線抵抗をできるだけ小さく し、許容電流を大きくしかつ電力の損失を少なくするために広くしておく必要が ある。また、可撓性配線基板4の屈曲特性向上のためにも、パターン幅を広くす ることが必要である。配線パターン5の本数は、基本的には発熱体数必要である けれども、ヘッド基板1上に発熱素子用のドライバー用ICを設けることができ ない場合、発熱素子数以上のパターンが必要になる。また、サーマルヘッドの高 密度が進み、発熱素子数も多くなってきている。以上のことから、可撓性配線基 板の幅が広くなる傾向であるけれども、プリンタの小型化を図るために、配線基 板の幅方向の長さを制限する必要がある。したがって、図7のようにスリット8 を形成することによって、二股形状にするとともに可撓性配線基板4を製品に組 込む場合は、折曲げ線L1を境にして、スリットを挟んだ配線基板が相互に近接 するように折曲げる。これによって、可撓性配線基板4が2枚重なった形状とな るため、幅方向の長さが短くなり限られた空間で使用することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 図7図示の可撓性配線基板4は、その二股構造のためにプリンタ組立作業時な どに、スリット8を挟む配線基板は柔軟性があるので、分岐部分7を支点にして 大きく振動するいわゆる暴れが生じやすいため、取扱いが容易でない。そのため 、可撓性配線基板4の取扱い時に二股の分岐部分7に負荷がかかりやすく、破れ を生じる場合がある。これによって、生産上の歩留まりが悪化して、生産性が低 下し、また製品の信頼性も低下する。この問題の対策としては、配線パターン5 の高密度化によって、可撓性配線基板の幅方向の長さを抑えるなどして二股形状 を廃止することができる。しかし、配線パターン5の高密度化は、可撓性配線基 板のコストを上昇させ、製造コストの面で問題がある。
【0004】 本考案の目的は、製造コストを増加させることなく、製品の組立時などに取扱 いが容易で破れが発生しない、可撓性配線基板を備えたサーマルヘッドを提供す ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、スリットが形成された可撓性の配線基板を備えたサーマルヘッドに おいて、 前記スリットを挟んで対向する配線基板同志が架橋されていることを特徴とす るサーマルヘッドである。
【0006】
【作用】
本考案に従えば、スリットが形成された可撓性の配線基板を備えたサーマルヘ ッドにおいて、スリットを挟んで対向する配線基板同志を架橋することによって 、製品の組立時などにおける可撓性配線基板の暴れを防止し、配線基板の取扱い を容易にすることができる。したがって、可撓性の配線基板取扱い時の破れを防 止することができる。
【0007】
【実施例】
図1(A)は、本考案の一実施例の可撓性の配線基板を備えたサーマルヘッド の平面図である。このサーマルヘッドは、プリンタなどに用いられ、たとえばワ ードプロセッサなどからの出力を用紙に印字を行う。ヘッド基板21の表面には 、グレーズ22および複数の発熱素子からなる発熱体23などが形成されている 。ヘッド基板21の発熱素子上の配線パターンと可撓性配線基板24の配線パタ ーン25は、接続部26で接続され、発熱素子へ駆動信号や電力が与えられる。 駆動された発熱素子は、ジュール熱によって発熱し、熱転写インクリボンを介し て記録媒体に感熱記録を行う。この実施例において注目すべき点は、可撓性配線 基板24のスリット27に架橋部分28を設けている。この架橋部分28を設け ることによって、製品組立時などにおけるスリット27を挟む配線基板の部分の 暴れを防止し、取扱いを容易にしている。またこのことによって、配線基板の取 扱い時に分岐部分29に負荷がかからなくなるため、この部分の破れを防止する ことができる。可撓性配線基板24は、製品に組込む場合は、折曲げ線L2を境 にして、スリット27に対向する配線基板が相互に近接するように折曲げる。こ れによって、可撓性配線基板が2枚重なった形状となるため、限られた空間で効 率的に使用することができる。
【0008】 図1(B)は、図1(A)図示の切断面線I−Iから見た可撓性の配線基板の 断面図である。可撓性配線基板24は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレー トなどの合成樹脂フィルム30上に銅箔による配線パターン25が形成される配 線基板フィルム31と、その銅箔側の表面を覆う保護フィルム32によって構成 される。
【0009】 図2は、図1図示の可撓性配線基板を備えたサーマルヘッドを用いたプリンタ の分解斜視図である。プリンタ40のカートリッジ41は、ベルト42の動作に 伴い図示の矢印の方向に移動する。キャリッジ41にはサーマルヘッドが取付け られ、プラテン43によって供給された用紙に、インクリボンを介して感熱記録 を行う。また、キャリッジ41には、ヘッド基板21を取付け、2つ折りにした 可撓性配線基板24を図で示すように配線する。可撓性配線基板24の中間部は 、配線基板押え44で固定され、先端部にはコネクタ45が取付けられる。コネ クタ45は、基板46のコネクタ47と接続され、サーマルヘッドの発熱素子の 駆動信号や電力などが与えられる。基板46は、プリンタを駆動するための制御 回路などが内蔵されている。可撓性配線基板24において、配線の接続部分の信 頼性を高くするために、接続部26はキャリッジ41に固定し、また中間部分を 配線基板押え44で固定してコネクタ45の接続部分を動かさないようにしてい る。また、可撓性配線基板24の参照符48の部分は、カートリッジ42の移動 に伴い動くので、高い自由度が必要になる。したがって、この部分を除いた場所 に架橋部28を設けて自由度を高くし、カートリッジ42の動作を容易にしてい る。
【0010】 図3は、図1図示の配線押え44の詳細図である。配線押え44を用いて、可 撓性配線基板24を直角に折曲げて方向を90°変換し、その変換部分をプリン タ40に固定している。
【0011】 図4は、本考案の他の実施例における可撓性の配線基板の平面図である。図1 図示の実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。配線パターンは 、この図において省略している。架橋部分28に、ダミー用の配線パターン50 を設けて、架橋部分28の構造を強化し、分岐部分29および架橋部分28の破 れを防止している。
【0012】 図5は、本考案のさらに他の実施例における可撓性の配線基板の平面図である 。配線パターン25は、この図において省略している。図1図示の実施例に類似 し、対応する部分には同一の参照符を付す。架橋部分28以外に架橋部分51を 新しく設けて、架橋部分を構造上強化し、架橋部分28および分岐部29の破れ をさらに防止することができる。ここでモータなどのコントロール用の配線パタ ーン52を追加しているが、構造上問題はない。
【0013】 図6は、本考案のさらにまた他の実施例の可撓性配線基板の平面図である。配 線パターンが増加した場合を考慮し、三又形状にして可撓性配線基板24の幅を 広くしている。製品に組込む場合は、折曲げ線L3およびL4に沿って折曲げ、 3枚重なった形状にし、限られた空間で使用できるようにする。ここで、架橋部 分55および56を設けて、基板の暴れを防止し、可撓性配線基板24の分岐部 57および58の破れを防止するようにしている。なお本考案は、以上のような 実施例に限らず、本考案の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変更または改善など をしてもよいのは勿論である。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、スリットが形成された可撓性の配線基板サーマ ルヘッドにおいて、スリットを挟んで対向する配線基板同志を架橋することによ って、製造コストを増加させることなく、製品組立時などにおける可撓性配線基 板の暴れを防止し、配線基板の取扱いを容易にすることができる。また、この可 撓性配線基板を製品に組込んだ場合でも、サーマルヘッドの動作を容易に行うこ とができる。したがって、可撓性の配線基板の分岐部分の破れを防止することが でき、生産上の歩留まりを向上させ、信頼性の高い製品を供給することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の可撓性配線基板を備えたサ
ーマルヘッドの平面図である。
【図2】図1図示の可撓性配線基板を備えたサーマルヘ
ッドを用いたプリンタの分解斜視図である。
【図3】図1図示の配線基板押え44の詳細図である。
【図4】本考案の他の実施例における可撓性配線基板の
平面図である。
【図5】本考案のさらに他の実施例における可撓性配線
基板の平面図である。
【図6】本考案のさらにまた他の実施例における可撓性
配線基板の平面図である。
【図7】従来の可撓性配線基板を備えたサーマルヘッド
の平面図である。
【符号の説明】
21 ヘッド基板 22 グレーズ 23 発熱体 24 可撓性配線基板 25 配線パターン 26 接続部 27 スリット 28 架橋部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリットが形成された可撓性の配線基板
    を備えたサーマルヘッドにおいて、 前記スリットを挟んで対向する配線基板同志が架橋され
    ていることを特徴とするサーマルヘッド。
JP1992061256U 1992-08-31 1992-08-31 シリアル型サーマルプリンタ Expired - Fee Related JP2605616Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998013206A1 (fr) * 1996-09-24 1998-04-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Tete thermique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998013206A1 (fr) * 1996-09-24 1998-04-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Tete thermique

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