JP2605616Y2 - シリアル型サーマルプリンタ - Google Patents
シリアル型サーマルプリンタInfo
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- JP2605616Y2 JP2605616Y2 JP1992061256U JP6125692U JP2605616Y2 JP 2605616 Y2 JP2605616 Y2 JP 2605616Y2 JP 1992061256 U JP1992061256 U JP 1992061256U JP 6125692 U JP6125692 U JP 6125692U JP 2605616 Y2 JP2605616 Y2 JP 2605616Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible wiring
- wiring board
- serial type
- substrate
- thermal printer
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- Electronic Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、可撓性の配線基板を有
するサーマルヘッドを備えたシリアル型サーマルプリン
タに関する。
するサーマルヘッドを備えたシリアル型サーマルプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の可撓性の配線基板を有す
るサーマルヘッドの平面図である。このサーマルヘッド
は、プリンタなどに用いられる。ヘッド基板1の表面に
は、グレーズ2および複数の発熱素子からなる発熱体3
などが形成されている。ヘッド基板1の発熱素子用の配
線パターンと可撓性配線基板4の配線パターン5とは、
接続部6で接続され、発熱素子へ駆動信号や電力が与え
られる。駆動された発熱素子は、ジュール熱によって発
熱し、熱転写インクリボンなどを介して記録媒体に感熱
記録を行う。可撓性配線基板4の幅は、配線パターン5
の幅、ピッチおよび本数などで決定される。配線パター
ン5の幅は、配線抵抗をできるだけ小さくし、許容電流
を大きくしかつ電力の損失を少なくするために広くして
おく必要がある。また、可撓性配線基板4の屈曲特性向
上のためにも、パターン幅を広くすることが必要であ
る。配線パターン5の本数は、基本的には発熱体数必要
であるけれども、ヘッド基板1上に発熱素子用のドライ
バー用ICを設けることができない場合、発熱素子数以
上のパターンが必要になる。また、サーマルヘッドの高
密度が進み、発熱素子数も多くなってきている。以上の
ことから、可撓性配線基板の幅が広くなる傾向であるけ
れども、シリアル型サーマルプリンタの小型化を図るた
めに、配線基板の幅方向の長さを制限する必要がある。
したがって、図7のようにスリット8を形成することに
よって、二股形状にするとともに可撓性配線基板4を製
品に組込む場合は、折曲げ線L1を境にして、スリット
を挟んだ配線基板が相互に近接するように折曲げる。こ
れによって、可撓性配線基板4が2枚重なった形状とな
るため、幅方向の長さが短くなり限られた空間で使用す
ることができる。
るサーマルヘッドの平面図である。このサーマルヘッド
は、プリンタなどに用いられる。ヘッド基板1の表面に
は、グレーズ2および複数の発熱素子からなる発熱体3
などが形成されている。ヘッド基板1の発熱素子用の配
線パターンと可撓性配線基板4の配線パターン5とは、
接続部6で接続され、発熱素子へ駆動信号や電力が与え
られる。駆動された発熱素子は、ジュール熱によって発
熱し、熱転写インクリボンなどを介して記録媒体に感熱
記録を行う。可撓性配線基板4の幅は、配線パターン5
の幅、ピッチおよび本数などで決定される。配線パター
ン5の幅は、配線抵抗をできるだけ小さくし、許容電流
を大きくしかつ電力の損失を少なくするために広くして
おく必要がある。また、可撓性配線基板4の屈曲特性向
上のためにも、パターン幅を広くすることが必要であ
る。配線パターン5の本数は、基本的には発熱体数必要
であるけれども、ヘッド基板1上に発熱素子用のドライ
バー用ICを設けることができない場合、発熱素子数以
上のパターンが必要になる。また、サーマルヘッドの高
密度が進み、発熱素子数も多くなってきている。以上の
ことから、可撓性配線基板の幅が広くなる傾向であるけ
れども、シリアル型サーマルプリンタの小型化を図るた
めに、配線基板の幅方向の長さを制限する必要がある。
したがって、図7のようにスリット8を形成することに
よって、二股形状にするとともに可撓性配線基板4を製
品に組込む場合は、折曲げ線L1を境にして、スリット
を挟んだ配線基板が相互に近接するように折曲げる。こ
れによって、可撓性配線基板4が2枚重なった形状とな
るため、幅方向の長さが短くなり限られた空間で使用す
ることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図7図示の可撓性配線
基板4は、その二股構造のためにプリンタ組立作業時な
どに、スリット8を挟む配線基板は柔軟性があるので、
分岐部分7を支点にして大きく振動するいわゆる暴れが
生じやすいため、取扱いが容易でない。そのため、可撓
性配線基板4の取扱い時に二股の分岐部分7に負荷がか
かりやすく、破れを生じる場合がある。これによって、
生産上の歩留まりが悪化して、生産性が低下し、また製
品の信頼性も低下する。この問題の対策としては、配線
パターン5の高密度化によって、可撓性配線基板の幅方
向の長さを抑えるなどして二股形状を廃止することがで
きる。しかし、配線パターン5の高密度化は、可撓性配
線基板のコストを上昇させ、製造コストの面で問題があ
る。
基板4は、その二股構造のためにプリンタ組立作業時な
どに、スリット8を挟む配線基板は柔軟性があるので、
分岐部分7を支点にして大きく振動するいわゆる暴れが
生じやすいため、取扱いが容易でない。そのため、可撓
性配線基板4の取扱い時に二股の分岐部分7に負荷がか
かりやすく、破れを生じる場合がある。これによって、
生産上の歩留まりが悪化して、生産性が低下し、また製
品の信頼性も低下する。この問題の対策としては、配線
パターン5の高密度化によって、可撓性配線基板の幅方
向の長さを抑えるなどして二股形状を廃止することがで
きる。しかし、配線パターン5の高密度化は、可撓性配
線基板のコストを上昇させ、製造コストの面で問題があ
る。
【0004】本考案の目的は、製造コストを増加させる
ことなく、製品の組立時などに取扱いが容易で破れが発
生しない、可撓性配線基板を有するサーマルヘッドを備
えたシリアル型サーマルプリンタを提供することであ
る。
ことなく、製品の組立時などに取扱いが容易で破れが発
生しない、可撓性配線基板を有するサーマルヘッドを備
えたシリアル型サーマルプリンタを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、発熱素子を有
するヘッド基板と、一方側の端部で前記ヘッド基板に接
続され、他方側に一端を開放させたスリットを有する可
撓性配線基板とから成るサーマルヘッドを備え、前記可
撓性基板の他端を固定した状態で前記ヘッド基板と可撓
性配線基板の一部とを動かしながら前記発熱素子を選択
的に発熱させることによって印字を行うシリアル型サー
マルプリンタであって、前記可撓性配線基板はその他端
側に非可動部を有しており、かつ前記スリットを挟んで
対向する可撓性配線基板同志が前記非可動部において架
橋されていることを特徴とするシリアル型サーマルプリ
ンタである。
するヘッド基板と、一方側の端部で前記ヘッド基板に接
続され、他方側に一端を開放させたスリットを有する可
撓性配線基板とから成るサーマルヘッドを備え、前記可
撓性基板の他端を固定した状態で前記ヘッド基板と可撓
性配線基板の一部とを動かしながら前記発熱素子を選択
的に発熱させることによって印字を行うシリアル型サー
マルプリンタであって、前記可撓性配線基板はその他端
側に非可動部を有しており、かつ前記スリットを挟んで
対向する可撓性配線基板同志が前記非可動部において架
橋されていることを特徴とするシリアル型サーマルプリ
ンタである。
【0006】また本考案は、前記可撓性配線基板の架橋
部に該架橋部を補強すべくダミーパターンが設けられて
いることを特徴とする。
部に該架橋部を補強すべくダミーパターンが設けられて
いることを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案に従えば、シリアル型サーマルプリンタ
に用いられるサーマルヘッドの可撓性配線基板はその一
方側の端部がヘッド基板に接続され、他方側に一端が開
放したスリットを挟んで対向する非可動部を有し、かつ
対向する非可動部の一部が架橋されている。これによっ
てプリンタの組立時における可撓性配線基板の暴れを防
止し、該可撓性配線基板の一方側寄りの分岐部分の破れ
を防止できる。さらに可撓性基板は架橋部以外の部分
は、高い自由度を有しカートリッジの移動を容易にして
いる。
に用いられるサーマルヘッドの可撓性配線基板はその一
方側の端部がヘッド基板に接続され、他方側に一端が開
放したスリットを挟んで対向する非可動部を有し、かつ
対向する非可動部の一部が架橋されている。これによっ
てプリンタの組立時における可撓性配線基板の暴れを防
止し、該可撓性配線基板の一方側寄りの分岐部分の破れ
を防止できる。さらに可撓性基板は架橋部以外の部分
は、高い自由度を有しカートリッジの移動を容易にして
いる。
【0008】また本考案に従えば、前記架橋部分には、
ダミー用の配線パターンが設けられることが好ましく、
これによって架橋部分の構造が強化され、架橋部分およ
び分岐部分の破れが一層防止される。
ダミー用の配線パターンが設けられることが好ましく、
これによって架橋部分の構造が強化され、架橋部分およ
び分岐部分の破れが一層防止される。
【0009】
【実施例】図1(A)は、本考案のシリアル型サーマル
プリンタに用いられるサーマルヘッドの一例のの平面図
である。このサーマルヘッドは、たとえばワードプロセ
ッサなどからの出力を用紙に印字を行う。ヘッド基板2
1の表面には、グレーズ22および複数の発熱素子から
なる発熱体23などが形成されている。ヘッド基板21
の発熱素子上の配線パターンと可撓性配線基板24の配
線パターン25は、一端側で接続部26で接続され、発
熱素子へ駆動信号や電力が与えられる。駆動された発熱
素子は、ジュール熱によって発熱し、熱転写インクリボ
ンを介して記録媒体に感熱記録を行う。このサーマルヘ
ッドにおいて注目すべき点は、可撓性配線基板24のス
リット27に架橋部分28を設けている。この架橋部分
28を設けることによって、製品組立時などにおけるス
リット27を挟む配線基板24の部分の暴れを防止し、
取扱いを容易にしている。またこのことによって、配線
基板24の取扱い時に分岐部分29に負荷がかからなく
なるため、分岐部分29の破れを防止することができ
る。可撓性配線基板24は、製品に組込む場合は、折曲
げ線L2を境にして、スリット27を挟んで対向する配
線基板同士が相互に近接するように折曲げる。これによ
って、可撓性配線基板24が2枚重なった形状となるた
め、限られた空間で効率的に使用することができる。
プリンタに用いられるサーマルヘッドの一例のの平面図
である。このサーマルヘッドは、たとえばワードプロセ
ッサなどからの出力を用紙に印字を行う。ヘッド基板2
1の表面には、グレーズ22および複数の発熱素子から
なる発熱体23などが形成されている。ヘッド基板21
の発熱素子上の配線パターンと可撓性配線基板24の配
線パターン25は、一端側で接続部26で接続され、発
熱素子へ駆動信号や電力が与えられる。駆動された発熱
素子は、ジュール熱によって発熱し、熱転写インクリボ
ンを介して記録媒体に感熱記録を行う。このサーマルヘ
ッドにおいて注目すべき点は、可撓性配線基板24のス
リット27に架橋部分28を設けている。この架橋部分
28を設けることによって、製品組立時などにおけるス
リット27を挟む配線基板24の部分の暴れを防止し、
取扱いを容易にしている。またこのことによって、配線
基板24の取扱い時に分岐部分29に負荷がかからなく
なるため、分岐部分29の破れを防止することができ
る。可撓性配線基板24は、製品に組込む場合は、折曲
げ線L2を境にして、スリット27を挟んで対向する配
線基板同士が相互に近接するように折曲げる。これによ
って、可撓性配線基板24が2枚重なった形状となるた
め、限られた空間で効率的に使用することができる。
【0010】図1(B)は、図1(A)図示の切断面線
I−Iから見た可撓性の配線基板24の断面図である。
可撓性配線基板24は、ポリイミド、ポリエチレンテレ
フタレートなどの合成樹脂フィルム30上に銅箔による
配線パターン25が形成される配線基板フィルム31
と、その銅箔側の表面を覆う保護フィルム32によって
構成される。
I−Iから見た可撓性の配線基板24の断面図である。
可撓性配線基板24は、ポリイミド、ポリエチレンテレ
フタレートなどの合成樹脂フィルム30上に銅箔による
配線パターン25が形成される配線基板フィルム31
と、その銅箔側の表面を覆う保護フィルム32によって
構成される。
【0011】図2は、本発明の一実施例のシリアル型サ
ーマルプリンタ40の分解斜視図である。プリンタ40
は、図1図示の可撓性配線基板24を有するサーマルヘ
ッドが用いられる。プリンタ40のカートリッジ41
は、ベルト42の動作に伴い図示の矢印の方向に移動す
る。キャリッジ41にはサーマルヘッドが取付けられ、
プラテン43によって供給された用紙に、インクリボン
を介して感熱記録を行う。また、キャリッジ41には、
ヘッド基板21を取付け、2つ折りにした可撓性配線基
板24を図で示すように配線する。可撓性配線基板24
の中間部は、配線基板押え44で固定され、先端部には
コネクタ45が取付けられる。コネクタ45は、基板4
6のコネクタ47と接続され、サーマルヘッドの発熱素
子の駆動信号や電力などが与えられる。基板46は、プ
リンタを駆動するための制御回路などが内蔵されてい
る。可撓性配線基板24において、配線の接続部分の信
頼性を高くするために、接続部26はキャリッジ41に
固定し、また中間部分を配線基板押え44で固定してコ
ネクタ45の接続部分を動かさないようにしている。ま
た、可撓性配線基板24の参照符48の部分は、カート
リッジ42の移動に伴い動くので、高い自由度が必要に
なる。したがって、この部分を除いた場所に架橋部28
を設けて自由度を高くし、カートリッジ42の動作を容
易にしている。
ーマルプリンタ40の分解斜視図である。プリンタ40
は、図1図示の可撓性配線基板24を有するサーマルヘ
ッドが用いられる。プリンタ40のカートリッジ41
は、ベルト42の動作に伴い図示の矢印の方向に移動す
る。キャリッジ41にはサーマルヘッドが取付けられ、
プラテン43によって供給された用紙に、インクリボン
を介して感熱記録を行う。また、キャリッジ41には、
ヘッド基板21を取付け、2つ折りにした可撓性配線基
板24を図で示すように配線する。可撓性配線基板24
の中間部は、配線基板押え44で固定され、先端部には
コネクタ45が取付けられる。コネクタ45は、基板4
6のコネクタ47と接続され、サーマルヘッドの発熱素
子の駆動信号や電力などが与えられる。基板46は、プ
リンタを駆動するための制御回路などが内蔵されてい
る。可撓性配線基板24において、配線の接続部分の信
頼性を高くするために、接続部26はキャリッジ41に
固定し、また中間部分を配線基板押え44で固定してコ
ネクタ45の接続部分を動かさないようにしている。ま
た、可撓性配線基板24の参照符48の部分は、カート
リッジ42の移動に伴い動くので、高い自由度が必要に
なる。したがって、この部分を除いた場所に架橋部28
を設けて自由度を高くし、カートリッジ42の動作を容
易にしている。
【0012】図3は、図1図示の配線押え44の詳細図
である。配線押え44を用いて、可撓性配線基板24を
直角に折曲げて方向を90°変換し、その変換部分をプ
リンタ40に固定している。
である。配線押え44を用いて、可撓性配線基板24を
直角に折曲げて方向を90°変換し、その変換部分をプ
リンタ40に固定している。
【0013】図4は、本考案のシリアル型サーマルプリ
ンタに用いるサーマルヘッドの他の例の平面図である。
図1図示の例に類似し、対応する部分には同一の参照符
を付す。配線パターンは、この図において省略してい
る。架橋部分28に、ダミー用の配線パターン50を設
けて、架橋部分28の構造を強化し、分岐部分29およ
び架橋部分28の破れを防止している。
ンタに用いるサーマルヘッドの他の例の平面図である。
図1図示の例に類似し、対応する部分には同一の参照符
を付す。配線パターンは、この図において省略してい
る。架橋部分28に、ダミー用の配線パターン50を設
けて、架橋部分28の構造を強化し、分岐部分29およ
び架橋部分28の破れを防止している。
【0014】図5は、本考案のシリアル型サーマルプリ
ンタに用いるサーマルヘッドのさらに他の例の平面図で
ある。配線パターン25は、この図において省略してい
る。図1図示の実施例に類似し、対応する部分には同一
の参照符を付す。架橋部分28以外に架橋部分51を新
しく設けて、架橋部分を構造上強化し、架橋部分28お
よび分岐部29の破れをさらに防止することができる。
ここでモータなどのコントロール用の配線パターン52
を追加しているが、構造上問題はない。
ンタに用いるサーマルヘッドのさらに他の例の平面図で
ある。配線パターン25は、この図において省略してい
る。図1図示の実施例に類似し、対応する部分には同一
の参照符を付す。架橋部分28以外に架橋部分51を新
しく設けて、架橋部分を構造上強化し、架橋部分28お
よび分岐部29の破れをさらに防止することができる。
ここでモータなどのコントロール用の配線パターン52
を追加しているが、構造上問題はない。
【0015】図6は、本考案のシリアル型サーマルプリ
ンタに用いるサーマルヘッドのさらにまた他の例の平面
図である。配線パターンが増加した場合を考慮し、三又
形状にして可撓性配線基板24の幅を広くしている。製
品に組込む場合は、折曲げ線L3およびL4に沿って折
曲げ、3枚重なった形状にし、限られた空間で使用でき
るようにする。ここで、架橋部分55および56を設け
て、基板の暴れを防止し、可撓性配線基板24の分岐部
57および58の破れを防止するようにしている。なお
本考案は、以上のような実施例に限らず、本考案の主旨
を逸脱しない範囲内で種々の変更または改善などをして
もよいのは勿論である。
ンタに用いるサーマルヘッドのさらにまた他の例の平面
図である。配線パターンが増加した場合を考慮し、三又
形状にして可撓性配線基板24の幅を広くしている。製
品に組込む場合は、折曲げ線L3およびL4に沿って折
曲げ、3枚重なった形状にし、限られた空間で使用でき
るようにする。ここで、架橋部分55および56を設け
て、基板の暴れを防止し、可撓性配線基板24の分岐部
57および58の破れを防止するようにしている。なお
本考案は、以上のような実施例に限らず、本考案の主旨
を逸脱しない範囲内で種々の変更または改善などをして
もよいのは勿論である。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、シリアル
型サーマルプリンタに用いられるサーマルヘッドの可撓
性配線基板は、その一方側の端部がヘッド基板に接続さ
れ、他方側に一端が開放したスリットを挟んで対向する
非可動部を有し、かつ対向する非可動部の一部が架橋さ
れている。これによって製造コストを増加させることな
く、可撓性配線基板をスリット部で折曲げてプリンタを
組立てるとき、可撓性配線基板の暴れと分岐部の破れを
防止できるとともに、サーマルヘッドの移動を容易に行
うことができる。したがって、生産性を向上し、信頼性
の高いシリアル型サーマルプリンタを供給することがで
きる。
型サーマルプリンタに用いられるサーマルヘッドの可撓
性配線基板は、その一方側の端部がヘッド基板に接続さ
れ、他方側に一端が開放したスリットを挟んで対向する
非可動部を有し、かつ対向する非可動部の一部が架橋さ
れている。これによって製造コストを増加させることな
く、可撓性配線基板をスリット部で折曲げてプリンタを
組立てるとき、可撓性配線基板の暴れと分岐部の破れを
防止できるとともに、サーマルヘッドの移動を容易に行
うことができる。したがって、生産性を向上し、信頼性
の高いシリアル型サーマルプリンタを供給することがで
きる。
【図1】本考案の一実施例のシリアル型サーマルプリン
タに用いられる可撓性配線基板を備えたサーマルヘッド
の平面図である。
タに用いられる可撓性配線基板を備えたサーマルヘッド
の平面図である。
【図2】本考案の一実施例のシリアル型サーマルプリン
タの分解斜視図である。
タの分解斜視図である。
【図3】図1図示の配線基板押え44の詳細図である。
【図4】本考案のシリアル型サーマルプリンタに用いら
れるサーマルヘッドの他の例の平面図である。
れるサーマルヘッドの他の例の平面図である。
【図5】本考案のシリアル型サーマルプリンタに用いら
れるサーマルヘッドのさらに他の例の平面図である。
れるサーマルヘッドのさらに他の例の平面図である。
【図6】本考案のシリアル型サーマルプリンタに用いら
れるサーマルヘッドのさらにまた他の例の平面図であ
る。
れるサーマルヘッドのさらにまた他の例の平面図であ
る。
【図7】従来の可撓性配線基板を備えたサーマルヘッド
の平面図である。
の平面図である。
21 ヘッド基板 22 グレーズ 23 発熱体 24 可撓性配線基板 25 配線パターン 26 接続部 27 スリット 28 架橋部
Claims (2)
- 【請求項1】 発熱素子を有するヘッド基板と、一方側
の端部で前記ヘッド基板に接続され、他方側に一端を開
放させたスリットを有する可撓性配線基板とから成るサ
ーマルヘッドを備え、前記可撓性基板の他端を固定した
状態で前記ヘッド基板と可撓性配線基板の一部とを動か
しながら前記発熱素子を選択的に発熱させることによっ
て印字を行うシリアル型サーマルプリンタであって、 前記可撓性配線基板はその他端側に非可動部を有してお
り、かつ前記スリットを挟んで対向する可撓性配線基板
同志が前記非可動部において架橋されていることを特徴
とするシリアル型サーマルプリンタ。 - 【請求項2】 前記可撓性配線基板の架橋部に該架橋部
を補強すべくダミーパターンが設けられていることを特
徴とする請求項1に記載のシリアル型サーマルプリン
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061256U JP2605616Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | シリアル型サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061256U JP2605616Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | シリアル型サーマルプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623753U JPH0623753U (ja) | 1994-03-29 |
JP2605616Y2 true JP2605616Y2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=13165977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992061256U Expired - Fee Related JP2605616Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | シリアル型サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605616Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998013206A1 (fr) * | 1996-09-24 | 1998-04-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Tete thermique |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP1992061256U patent/JP2605616Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623753U (ja) | 1994-03-29 |
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