JP2749293B2 - サーマルヘッドの配線接続方法および配線接続構造 - Google Patents

サーマルヘッドの配線接続方法および配線接続構造

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JP2749293B2 JP29820295A JP29820295A JP2749293B2 JP 2749293 B2 JP2749293 B2 JP 2749293B2 JP 29820295 A JP29820295 A JP 29820295A JP 29820295 A JP29820295 A JP 29820295A JP 2749293 B2 JP2749293 B2 JP 2749293B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば熱転写プリ
ンタに使用されるサーマルヘッドを駆動するためのサー
マルヘッドの配線接続方法および配線接続構造に係り、
特に、サーマルヘッドに設けられた複数の発熱要素から
導出された複数の導線と、これらの導線に対応するよう
にケーブルに設けられた複数の導線とをそれぞれ正確に
接続するようにしたサーマルヘッドの配線接続方法およ
び配線接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述した熱転写プリンタは、一般に、プ
ラテンの前方に配設されプラテンの長手方向に沿って往
復動されるキャリッジに、複数の発熱要素を整列配置し
てなるサーマルヘッドを搭載し、このサーマルヘッドを
前記プラテンに対し接離可能となるように可動に支持す
るとともに、前記キャリッジにリボンカセットを搭載し
て構成されており、プラテンの前方に供給された用紙
に、リボンカセットから引出されたインクリボンを介し
てサーマルヘッドを圧接し、キャリッジを移動しつつサ
ーマルヘッドの特定の発熱要素を選択的に発熱すること
により、インクリボンのインクを部分的に溶融して用紙
に転写し、印字を行なうようになっている。ところで、
このような熱転写プリンタにおいて印字品質を向上する
ためには、単位長さ当りの発熱要素の数を増すことが考
えられるが、発熱要素の数を増すとそれにつれてサーマ
ルヘッドを駆動するための導線の数が増加することにな
る。
【0003】このような導線を含むサーマルヘッドの配
線接続構造は、一般に、サーマルヘッドの各発熱要素か
ら導出される複数の導線の端部にそれぞれ端子を形成
し、この端子およびケーブルの複数の端部にそれぞれ形
成した端子を介して前記各サーマルヘッド側導線にケー
ブル側導線を接続して構成されており、印字信号に基づ
く電流をケーブルを介してサーマルヘッドの各発熱要素
に選択的に入力して各発熱要素を発熱するようになって
いる。
【0004】まず、このようなサーマルヘッドの配線接
続構造の従来のものの一例を図4により説明する。
【0005】図4において、サーマルヘッド1には、複
数の発熱要素(図示せず)からそれぞれ導出された複数
の導線(図示せず)が配設されており、各導線の端部に
は、それぞれ溶着性の金属からなる端子3が形成され、
全体として端子部2が構成されている。そして、各端子
3の整列方向における隣位の1対の端子3の間隔は一端
から他端まで均一に形成されている。
【0006】一方、サーマルヘッド1への給電を行なう
ための可撓プリント回路(FPC)のようなケーブル4
には、前記各サーマルヘッド1側の導線に対応するよう
に複数の導線(図示せず)が配設されており、各導線の
端部には、それぞれ溶着性の金属からなる端子6が形成
され、全体として端子部5が構成されている。そして、
各端子6の整列方向における隣位の1対の端子6の間隔
は一端から他端まで均一に形成され、しかも前記端子3
の間隔と等しくされている。なお、両端子3および6
は、図4に示すものにおいては、1〜160番まで設け
られているサーマルヘッド1の各発熱要素(図示せず)
にそれぞれ対応する複数の個別導線用の端子3aおよび
6aと、端子部2および5の両端部に設けられた共通導
線用の各1対の端子3b,3bおよび6b,6bとに分
けられている。また、隣位の1対の端子3および6の間
隔は0.2とされており、個別導線用の端子3aおよび
6aの各幅は0.1とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のサーマルヘッドの配線接続構造においては、サーマ
ルヘッド1の端子部2およびケーブル4側の端子部5に
おける隣位の1対の端子3および端子6の間隔が、端子
3および端子6の整列方向のいずれの位置においても均
一に形成されているため、サーマルヘッド1側の各端子
3にケーブル4側の各端子6を接続するに際し、端子部
2,5のいずれかの端部に形成されている共通導線用の
端子3bと端子6bとを基準として両端子部2および5
の一端部から他端部へと順次端子6を端子3へ接続する
ことになる。このため接続の基準位置から離間するにつ
れてサーマルヘッド1側の端子部2における端子3の間
隔の誤差が累積されることになり、このため他端部にお
いては、かなり大きな誤差となってしまう。したがっ
て、各サーマルヘッド1の各端子3とケーブル4側の各
端子6とのそれぞれ対応するもの同士を正確に接続でき
なくなるおそれがあり、最悪の場合両端子部2,5にお
いて短絡の生じることがあった。
【0008】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を解決し、サーマルヘッドとケーブルを接続するに
際し各導線のそれぞれ対応するもの同士を正確にかつ容
易に接続することができるサーマルヘッドの配線接続方
法および配線接続構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明のサーマルヘッドの配線接
続方法の特徴は、サーマルヘッドおよびケーブルの各端
子の整列方向における端子の隣位の1対の間隔を少なく
とも整列方向のほぼ中央位置において他の位置における
間隔と変化させ、サーマルヘッドおよびケーブルの各端
子を間隔を変化させたほぼ中央位置の端子を基準として
接続した点にある。そして、このような構成を採用した
ことにより、端子の整列方向における端部までの端子の
間隔の誤差の累積を従来のものの約半分とすることがで
き、正確に各端子同士を接続することができる。
【0010】また、請求項2に記載の本発明のサーマル
ヘッドの配線接続構造の特徴は、サーマルヘッドおよび
ケーブルの各端子の整列方向における端子の隣位の1対
の間隔を少なくとも整列方向のほぼ中央位置において他
の位置における間隔と変化させた点にある。そして、こ
のような構成を採用したことにより、サーマルヘッドお
よびケーブルの各端子をその整列方向のほぼ中央位置の
端子を基準として接続することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。
【0012】図1および図2はサーマルヘッドおよびケ
ーブルを接続した状態を示す背面図および側面図で、図
面において符号11はサーマルヘッドを示しており、こ
のサーマルヘッド11は図示しないプラテンに対向する
ようにして前述した従来のものと同様に配設されてい
る。このサーマルヘッド11のプラテンに対向する面に
は、上方から数えて1番から160番まで合計160個
の発熱要素12が上下方向に一列に並設されている。各
発熱要素12からはそれぞれ個別導線(図示せず)が導
出されるとともに、各発熱要素12において共通とされ
ている共通導線(図示せず)が導出されている。これら
の個別導線および共通導線をサーマルヘッド側導線と総
称する。前記サーマルヘッド11の下端部には、このサ
ーマルヘッド側導線の端部が臨み、この端部には、それ
ぞれ溶着性の金属からなる端子14が形成され、全体と
して端子部13が構成されている。
【0013】一方、このサーマルヘッド11に給電する
可撓プリント回路(FPC)のようなケーブル15に
は、サーマルヘッド側導線に対応する複数の導線(図示
せず)が配設されており、ケーブル15の上端部には、
このケーブル側導線の端部が臨み、この端部には、それ
ぞれ溶着性の金属からなる端子17が形成され、全体と
して端子部16が構成されている。そして、前記ケーブ
ル15の各導線の端子17を前記サーマルヘッド11の
各導線の端子14に溶着することによりサーマルヘッド
11にケーブル15が接続されることになる。
【0014】前記サーマルヘッド11およびケーブル1
5の各導線の端部に形成された前記端子14および端子
17は、具体的には、サーマルヘッド11の1対の共通
導線用の端子14b,14bおよびケーブル15側の1
対の共通導線用の端子17b,17bがそれぞれ端子部
13および端子部16の左右両端部に設けられており、
これらのサーマルヘッド11およびケーブル15におけ
る各1対の共通導線用の端子14b,14bおよび17
b,17bの間には、1番〜160番までの複数のサー
マルヘッド11側の個別導線用の端子14a,14a…
およびケーブル15側の個別導線用の端子17a,17
a…がそれぞれ間隔を隔てて設けられている。これらの
サーマルヘッド11およびケーブル15における個別導
線用の端子14aおよび17aはそれぞれ幅が0.1と
され、隣位の1対の端子14a,14aおよび17a,
17a間の通常の間隔が0.2とされている。そして、
本発明においては、特に、端子14aおよび17aの整
列方向における中央位置の80番の両端子14aおよび
17aと両側の隣位の両端子14aおよび17aとの間
隔はそれぞれ0.3とされ、通常の間隔より広くされて
いる。
【0015】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態のサーマルヘッドの配線接続構造によるサーマルヘッ
ドの配線接続方法について説明する。
【0016】前記サーマルヘッド11とケーブル15と
を、それぞれの両端子部13,16において接続するに
際し、サーマルヘッド11側の端子14,14…とケー
ブル15側の端子17,17…とを、各端子14および
17の整列方向における中央位置となるそれぞれ80番
の両端子14aおよび17aを基準として最初の位置合
わせを行ない、この中央位置から両端子部13および1
6の両端部へと順次対応する端子14および17を重ね
合わせて加熱することによりそれぞれ端子14,17を
溶着して前記サーマルヘッド11とケーブル15とを接
続する。
【0017】このように本実施の形態によれば、中央位
置となる80番の両個別導線用の端子14aおよび17
aを基準としてサーマルヘッド11の各端子14とケー
ブル15側の各端子17とを溶着するので、ほぼ同一の
形状の従来のものと本発明のものとにおいて基準となる
端子3および6;端子14および17から端子部2およ
び5;端子部13および16の端部の端子3および6;
端子14および17までの距離が本発明のものは従来の
ものの約半分なので、端子14,17の間隔の誤差の端
部までの累積誤差を従来のものの約半分とすることがで
き、より正確に各端子14および17同士を溶着するこ
とができる。また、中央部の80番の両端子14aおよ
び17aの左右両隣りとの間隔が他のものと変えてある
ため、サーマルヘッド11とケーブル15を連結すると
きに、基準となる端子14および17同士を重ねる際の
目印とすることができ、このことにより対応する端子1
4および17同士を適確に溶着することができる。
【0018】なお、本発明は、前述した実施の形態に限
定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能
である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ーマルヘッドとケーブルとの接続に際し、端子部にそれ
ぞれ並設された複数のサーマルヘッド側導線用の端子お
よびケーブル側導線用の端子の各間隔の累積誤差を少な
くすることができるので、前記両導線を、短絡など生じ
ることなくそれぞれ対応するもの同士正確かつ容易に接
続することができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルヘッドの配線接続構造の
実施の形態を示すサーマルヘッドとケーブルとを接続し
た状態の背面図
【図2】図1の背面図
【図3】図1および図2におけるサーマルヘッドおよび
ケーブルの端子部を示す拡大正面図
【図4】従来のサーマルヘッドとケーブルとを示す正面
【符号の説明】
11 サーマルヘッド 12 発熱要素 13,16 端子部 14 (サーマルヘッド側導線用)端子 14a,17a 個別導線用端子 14b,17b 共通導線用端子 15 ケーブル 17(ケーブル側導線用)端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱要素を備えこの発熱要素の選
    択的な発熱により印字を行なうようにしたサーマルヘッ
    ドに、前記各発熱要素から導出される複数のサーマルヘ
    ッド側導線を配設するとともに、各サーマルヘッド側導
    線の端部を端子となし、これらの各端子と、前記サーマ
    ルヘッド側導線に対応する複数のケーブル側導線を備え
    たケーブルの前記ケーブル側導線の端部の各端子とを接
    続するようにしたサーマルヘッドの配線接続方法におい
    て、前記サーマルヘッドおよび前記ケーブルの各端子の
    整列方向における端子の隣位の1対の間隔を少なくとも
    整列方向のほぼ中央位置において他の位置における間隔
    と変化させ、前記サーマルヘッドおよび前記ケーブルの
    各端子を間隔を変化させた前記ほぼ中央位置の端子を基
    準として接続したことを特徴とするサーマルヘッドの配
    線接続方法。
  2. 【請求項2】 複数の発熱要素を備えこの発熱要素の選
    択的な発熱により印字を行なうようにしたサーマルヘッ
    ドに、前記各発熱要素から導出される複数のサーマルヘ
    ッド側導線を配設するとともに、各サーマルヘッド側導
    線の端部を端子となし、これらの各端子と、前記サーマ
    ルヘッド側導線に対応する複数のケーブル側導線を備え
    たケーブルの前記ケーブル側導線の端部の各端子とを接
    続するようにしたサーマルヘッドの配線接続構造におい
    て、前記サーマルヘッドおよび前記ケーブルの各端子を
    その整列方向のほぼ中央位置の端子を基準として接続す
    るために前記サーマルヘッドおよび前記ケーブルの各端
    子の整列方向における端子の隣位の1対の間隔を少なく
    とも整列方向のほぼ中央位置において他の位置における
    間隔と変化させたことを特徴とするサーマルヘッドの配
    線接続構造。
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