JPH06237273A - 位相復調装置 - Google Patents

位相復調装置

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JPH06237273A
JPH06237273A JP5021011A JP2101193A JPH06237273A JP H06237273 A JPH06237273 A JP H06237273A JP 5021011 A JP5021011 A JP 5021011A JP 2101193 A JP2101193 A JP 2101193A JP H06237273 A JPH06237273 A JP H06237273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
pulse
phase demodulating
demodulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5021011A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Umeda
圭祐 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5021011A priority Critical patent/JPH06237273A/ja
Publication of JPH06237273A publication Critical patent/JPH06237273A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、音声伝送の複数の伝送方式に自動
的に対応することのできる位相復調装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明は複数の伝送方式のうち任意の伝送方
式が適宜適用されるデジタル位相変調通信における位相
復調装置であって、設定される伝送方式に対応して位相
復調を行う位相復調手段と、この位相復調手段により復
調されたデータ列が、当該設定されている被変調信号と
一致するか否かを検出する検出手段と、この検出手段に
より得られた信号をある所定時間監視する監視手段と、
この監視手段によってデータの非一致状態が所定時間継
続するときには前記位相復調手段における伝送方式を変
更する変更手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の異なる伝送方式
が使用されるデジタル音声伝送における位相復調装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、提供される地上波でのデジタル音
声伝送には英国方式(以下、単にI方式という)、北欧
方式(以下、単にB/G方式という)或いは香港方式等
各種の方式が使用されている。まず、従来の位相復調装
置の概略について、図3及び図4を参照して説明する。
尚、ここでは簡単のため前記I方式と、B/G方式のテ
レビジョン(以下、単にTVと略記する)音声多重放送
に対応するシステムを例に挙げて説明を行う。
【0003】I方式の音声多重方式はキャリア周波数
6.552MHz、送信フィルタ100%コサインロー
ルオフである。またB/G方式の音声多重方式はキャリ
ア周波数5.85MHz、送信フィルタ40%コサイン
ロールオフである。両者ともにビットレートは728k
bpsである。
【0004】この様に、伝送方式が比較的似通ったシス
テムでは、回路を共通化し、どちらの方式に対しても自
動的に対応できる構成が望まれる。
【0005】この両方式を切り替えて対応する復調回路
を構成するには図3に示すような、マイコンを接続した
システムを考えることができる。
【0006】すなわち、QPSK復調器110のローパ
スフィルタ部103やキャリア周波数を設定する電圧制
御発振器107等構成上のパラメータの初期設定がI方
式に対応しているシステムに、B/G方式の変調信号を
入力すると、まずキャリアPLLがB/G方式のキャリ
ア周波数に対応しきれずに非ロック状態になる。
【0007】このキャリアPLLの非ロック状態は、キ
ャリアPLLの同期状態を監視するロックはずれ検出部
117で検出され、所定の非ロック状態検出パルスが出
力される。
【0008】QPSK復調器110を監視しているマイ
コン119は、ロックはずれ検出部117からのパルス
出力を一定時間モニタし、このモニタの結果、一定時
間、非ロック状態が継続したときにロック状態に回復す
る見込みがないことを判別する。これにより現在、入力
されているキャリア周波数が完全に現在の設定値とは異
なることが確認される。
【0009】その上で、マイコン119がQPSK復調
器110のフィルタ定数や発振周波数等の各種パラメー
タを変更するように制御信号S109をそれぞれ係数切
換制御部115及び発振周波数切換制御部109へ送り
出すと共に制御信号S111を発振器113に送り出
す。
【0010】これにより、QPSK復調器110は自ら
の設定値を次候補であるB/G方式用のものに切り替
え、伝送信号の受信を行い、多方式にわたる位相復調回
路の自動対応が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、従来の位相復調回路において、多方式にわたる伝送
方式に対応するためには、復調回路の状態を監視するマ
イコン等の機器が必要となり、回路構成も複雑で高価な
ものとなった。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、位相復調回路の構成切換えに要する制御信号の発生
を位相復調回路そのものではなく、その位相復調回路に
より得られる信号を利用する後段のブロックによって行
うことにより、簡単な構成の多方式自動切換え機能を有
する位相復調装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は複数の伝送方式
のうち任意の伝送方式が適宜適用されるデジタル位相変
調通信における位相復調装置であって、設定される伝送
方式に対応して位相復調を行う位相復調手段と、この位
相復調手段により復調されたデータ列が、当該設定され
ている被変調信号と一致するか否かを検出する検出手段
と、この検出手段により得られた信号をある所定時間監
視する監視手段と、この監視手段によってデータの非一
致状態が所定時間継続するときには前記位相復調手段に
おける伝送方式を変更する変更手段とを有することを要
旨とする。
【0014】
【作用】位相復調手段により復調された信号を、検出手
段に入力する。位相復調手段に入力している信号の伝送
方式が、現在の位相復調手段の設定と合致すれば、位相
復調手段より得られる再生信号は、デコード部に正常に
与えられ、デコード部の同期は確立される。これによ
り、デコード部は正常な動作を行うこととなる。
【0015】このことより、現在の位相復調手段の設定
が入力信号と合致しているか否かの判別はデコード部の
同期検出部の動作状態を監視することにより行うことが
できる。
【0016】すなわち本発明では、伝送されてくる信号
が、現在位相復調手段で設定されているものか否かを検
出する手段として、位相復調手段自身ではなく、その再
生信号を利用する後段の同期検出部を検出手段として利
用する。
【0017】またその検出手段から得られる入力信号が
現在の位相復調手段の設定と異なることを検出する信号
を一定時間監視する監視手段としてのカウンタ回路をも
内包することによりマイコン等を外部に付加することな
くコンパクトなシステムを構成する。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る復調装置の構成を示し
たブロック図である。なお、ここでは従来例と対比する
ためI方式とB/G方式を用いた音声多重方式について
説明する。
【0019】まず、図1に示す復調装置の概略の構成を
説明する。QPSK復調部10は、乗算器1、ローパス
フィルタ3、ループフィルタ5、電圧制御発振器7及び
差動デコーダ11によって構成され、乗算器1、ローパ
スフィルタ3、ループフィルタ5及び電圧制御発振器7
はループ状に接続され、PLLループを構成する。ま
た、差動デコーダ11は発振器13及びPCMデコード
部20の同期検出部21に接続される。このPCMデコ
ード部20は同期検出部21、カウンタ部23及びエラ
ー訂正部25を有し、スピーカ27と接続される。
【0020】すなわち、差動デコーダ11から出力され
た再生信号S5は同期検出部21に入力され、この再生
信号S5から同期検出部21で同期はずれが検出された
ときには、この同期検出部21から同期はずれ信号S7
出力される。この同期はずれ信号S7はカウンタ部23
でカウントされ、所定値を上回ったときに、このカウン
タ部23からQPSK復調部10に対して設定変更パル
スS9が出力される。具体的には、この設定変更パルス
S9はカウンタ部23に接続される発振器13、発振周
波数切換制御部9及び係数切換制御部15に出力され
る。
【0021】次に、図1を参照して本実施例の作用を説
明する。まず、初期状態がI方式に対応した位相復調回
路に対して、B/G方式の変調信号S1を入力したとす
る。
【0022】このときQPSK位相復調部10は入力信
号をI方式のものとして処理を行うため、B/G方式の
変調信号を処理した結果、再生データ信号S5は本来の
データ列とは異なる、意味を持たないものとなる。この
出力信号S5は、PCMデコード部20に入力されるが
正常に復調されたものでないため、PCMデコード部2
0の同期検出部21は、同期エラーを起こし、同期エラ
ーパルスS7を出力する。
【0023】この同期エラーパルスS7を、カウンタ部
23により一定時間監視することにより、同期エラーの
状態が、C/N劣化等に起因するものでなく、前段のQ
PSK位相復調部10の設定が異なることによるもので
あることが判断される。
【0024】これは、C/N劣化による同期エラーであ
れば、一定時間内に必ず何度かは同期が確立する兆候が
あり、それと判断できることによるものである。
【0025】このことにより、QPSK位相復調部10
の設定変更パルスを出力する。
【0026】このパルスをうけ、QPSK位相復調部1
0は、自らのフィルタ定数やキャリア発振回路の発振周
波数等の各種パラメータを変更するように制御を行い、
B/G方式に対応した位相復調回路を構成する。
【0027】これにより、B/G方式の入力信号に対
し、同じ方式に対応した位相復調部10で復調動作を行
うこととなるので、本来の復号データを得ることが可能
となり、後段のPCMデコード部20は同期検出を行う
ことが出来、正常な動作を行うことが出来ることとな
る。
【0028】また、本実施例では被復調データが本来の
信号とは異なることを検出する手段として、復号器の同
期エラー信号を利用しているが、他にもエラー訂正部2
5のエラー訂正検出信号を利用するなど各種の方式が考
えられる。
【0029】なお、雨天など低C/N時に発生するデー
タエラーにより、同期エラーを起こし、位相復調器の設
定を変更する動作を行わないかという点についての検討
について述べる。
【0030】通常、雨天等、低C/N時であっても、キ
ャリアPLLのロックは簡単には外れない。このため再
生データ列は、エラーはあるが、同期確立にはさほど苦
労しない程度の品質を保つことが出来る。さらにC/N
が悪化した時でも、カウンターで積算している間、1回
でも同期が成立すれば、カウンターの計数をリセットす
るようにしておくことで、低C/N時の誤動作を防ぐこ
とが出来る。
【0031】尚、上記の実施例ではI方式とB/G方式
に適用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれ
に限定されること無く、例えば香港方式、シンガポール
方式等の適宜の伝送方式の位相復調装置に適用すること
ができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の位相復調装
置は、複雑でかつ高価な構成を用いることなく多方式に
わたる自動対応復調回路を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の概略の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示した実施例の動作タイミング図であ
る。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した従来例の動作タイミング図であ
る。
【符号の説明】
1…乗算器、3…ローパスフィルタ、5…ループフィル
タ、7…電圧制御発振器、9…発振周波数切換制御部、
10…QPSK復調部、11…差動デコーダ、13…発
振器、15…係数切換制御部、20…PCMデコード
部、21…同期検出部、23…カウンタ部、25…エラ
ー訂正部、27…スピーカ、S1…QPSK変調信号、
S5…再生信号、S7…同期はずれ信号、S9…設定変
更パルス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送方式のうち任意の伝送方式が
    適宜適用されるデジタル位相変調通信における位相復調
    装置であって、 設定される伝送方式に対応して位相復調を行う位相復調
    手段と、 この位相復調手段により復調されたデータ列が、当該設
    定されている被変調信号と一致するか否かを検出する検
    出手段と、 この検出手段により得られた信号をある所定時間監視す
    る監視手段と、 この監視手段によってデータの非一致状態が所定時間継
    続するときには前記位相復調手段における伝送方式を変
    更する変更手段とを有することを特徴とする位相復調装
    置。
JP5021011A 1993-02-09 1993-02-09 位相復調装置 Pending JPH06237273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5021011A JPH06237273A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 位相復調装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5021011A JPH06237273A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 位相復調装置

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JPH06237273A true JPH06237273A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12043126

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JP5021011A Pending JPH06237273A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 位相復調装置

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JP (1) JPH06237273A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535249A (ja) * 2002-08-02 2005-11-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 非線形補償器が後続する差動デコーダ
KR101668665B1 (ko) * 2015-05-11 2016-10-24 최석재 개폐량 조절 볼밸브

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