JP2001186440A - デジタル衛星放送受信機 - Google Patents

デジタル衛星放送受信機

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JP2001186440A
JP2001186440A JP36649799A JP36649799A JP2001186440A JP 2001186440 A JP2001186440 A JP 2001186440A JP 36649799 A JP36649799 A JP 36649799A JP 36649799 A JP36649799 A JP 36649799A JP 2001186440 A JP2001186440 A JP 2001186440A
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Ryuichi Okazaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サイトの切り換えの際、素早く再同期ができる
デジタル衛星放送受信機を提供する。 【解決手段】サイトダイバーシティ実行指示時から予め
定めた数あとのスーパーフレームをサイトダイバーシテ
ィ制御回路5にて検出し、検出したスーパーフレーム中
のTMCC情報区間の検出直後からキャリア再生のため
に8PSK変調方式の受信とし、デジタルフィルタ9を
高速捕捉用のゲインに設定してキャリア再生を行い、前
記スーパーフレーム中のTMCC情報区間に続くフレー
ム識別用同期パターンを捕捉し、該フレーム識別用同期
パターン区間において絶対相化を行なった後、デジタル
フィルタ9を通常受信時のゲインに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル衛星放送受
信機に関し、さらに詳細にはサイトダイバーシティに基
づく放送を受信するデジタル衛星放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル衛星放送において、運用中の一
方のアップリンク放送局周辺が降雨等により回線確保が
不可能になることが予想される場合、他のアップリンク
放送局による運用に切り換えるサイトダイバーシティが
採用される。このサイトダイバーシティにおいて、アッ
プリンク放送局の切り換えによる映像、音声にとぎれが
生ずる等の影響を可能な限り最小にすることが望まし
い。
【0003】本明細書において、運用中の一方のアップ
リンク放送局から他のアップリンク放送局による運用に
切り換えることをサイトの切り換えと記す。
【0004】そこで、デジタル衛星放送において提案さ
れているサイトダイバーシティ方法は、可能な限り切り
換えによる映像、音声にとぎれが生じないようにするべ
くサイトの切り換えのときにデジタル衛星放送受信機で
生ずるフリーズおよびミュートを可能な限り目立たない
ようにするために、サイトの切り換えをスーパーフレー
ム内で行うことが提案されている。
【0005】具体的にはTMCC情報中の送受信制御情
報中における図4に示す拡張領域(1〜4ビット)を利
用して、そのビット4にサイトダイバーシティ実施スー
パーフレーム指示のビットを立て(ビット4=1)、ビ
ットが立ってから、N(N=16)スーパーフレーム後
のスーパーフレーム内でサイトダイバーシティを実施
し、サイトダイバーシティを実施後、M(M=0)スー
パーフレームでビット4のビットを下ろす(ビット4=
0)ようにされる。
【0006】さらに、上記拡張領域のビット3を利用し
てビット3にビットを立てることにより主局からアップ
リンクすることを指示し、上記拡張領域のビット2を利
用してビット2にビットを立てることにより副局からア
ップリンクすることを指示している。
【0007】上記のサイトダイバーシティに対応するべ
く、デジタル衛星放送受信機の復調部では、図5に示す
ように、検波されたベースバンド信号からキャリア再生
用位相誤差テーブル8によって受信位相誤差に基づく位
相誤差電圧を求め、位相誤差電圧をデジタルフィルタか
らなるキャリアフィルタ9Aに供給し、キャリアフィル
タ9Aからの出力をAFC回路10に供給して累積加算
し、累積加算値により数値制御発振器11の発振周波数
を制御し、数値制御発振器11からの出力を再生キャリ
アとして演算回路1に供給して再生キャリアと演算回路
1に入力されるベースバンド信号I、Qとを乗算するこ
とにより検波する。
【0008】演算回路1から出力される検波出力をロー
ルオフフィルタ2で帯域制限し、帯域制限された検波出
力からフレーム同期回路31においてフレーム同期パタ
ーンW1を検出してTMCC情報を抽出し、抽出したT
MCC情報をTMCCデコーダ32に供給してデコード
し、抽出されたTMCC情報をサイトダイバーシティ制
御回路33に供給して、サイトダイバーシティ制御回路
33において前記拡張領域におけるビット4に基づいて
サイトダイバーシティの実行指示がなされているか否か
を検出する。
【0009】サイトダイバーシティの実行指示がなされ
ていると検出したらサイトダイバーシティ制御回路33
において、スーパーフレームを検出する毎にN値のカウ
ントダウンを行い、N値が0、すなわちN=0になるス
ーパーフレームに達したとき実行指示信号をフレーム同
期回路31に供給し、この実行指示信号を受けたフレー
ム同期回路31では、実行指示信号にしたがいTMCC
情報中のフレーム同期パターンW1が検出されるまで検
出を行い、検出されたらフレーム同期パターンW1によ
り再同期を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、提案さ
れている上記したサイトダイバーシティ方法によるとき
は、スーパーフレーム内のどこかでサイトの切り換えが
行われることになって、スーパーフレーム内のどこでサ
イトの切り換えが行われるかが不明であるという問題点
がある。
【0011】また、サイトが切り替わる時点で主局と副
局との間における互いのキャリア周波数のずれやクロッ
ク位相のずれなどが想定され、さらにフレーム周期のず
れ、例えば切り換え前後において5msec程度のずれ
などが想定され、このずれにより映像が乱れたり、音声
が途絶えたりするという問題点が生ずる。
【0012】またこの方法によるときは、サイトの切り
換えはスーパーフレーム内の何処かで切り替わり、この
切り替わりの瞬間に、キャリア周波数、クロック位相、
フレーム周期等がずれることにより、デジタル衛星放送
受信機では一旦システムロックが外れ、再同期を行わな
ければならない。スーパーフレーム中の何処で切り替わ
るかは1スーパーフレーム内では不定のため、再同期は
少なくとも次のスーパーフレームでシステムロックを行
うことになり、これが最短の期間となる。
【0013】したがって、サイトが切り替わる瞬間のス
ーパーフレーム内のデータは再生をすることはできなく
なり、デジタル衛星放送受信機において例えば映像デー
タにエラーが発生し、映像が乱れ、音声が途絶えたりす
るという問題点が生ずる。
【0014】本発明は、サイトの切り換えの際、素早く
再同期ができるデジタル衛星放送受信機を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
るデジタル衛星放送受信機は、サイトダイバーシティ実
行指示時から予め定めた数あとのスーパーフレームにお
ける予め定めたフレーム中のTMCC情報区間でサイト
の切り換えを行うデジタル衛星放送を受信するデジタル
衛星放送受信機であって、サイトダイバーシティ実行指
示時から予め定めた数あとのスーパーフレームを検出
し、検出したスーパーフレーム中のTMCC情報区間の
検出直後からキャリア再生のために8PSK変調方式の
受信とし、キャリア再生ループのループゲインを高速捕
捉用のゲインに設定してキャリア再生を行い、前記スー
パーフレーム中のTMCC情報区間に続くフレーム識別
用同期パターンを捕捉し、該フレーム識別用同期パター
ン区間において絶対相化を行なった後、キャリア再生ル
ープのループゲインを通常受信時のゲインに設定するこ
とを特徴とする。
【0016】本発明の請求項1にかかるデジタル衛星放
送受信機によれば、サイトの切り換えが行われるTMC
C情報区間の検出直後の時点からキャリア再生のために
8PSK変調方式の受信とされ、キャリア再生ループの
ループゲインが高速捕捉用のゲインに設定されるため
に、キャリア再生が素早く行われ、サイトの切り換えが
行われるスーパーフレーム中の予め定めたフレームにお
けるTMCC情報区間に続くフレーム識別用同期パター
ンによって同期が取られて、再同期が最短の時期に行え
て、映像データにエラーが発生することはなく映像が乱
れることもなく、音切れなども生じない。
【0017】本発明の請求項2にかかるデジタル衛星放
送受信機は、サイトダイバーシティ実行指示時から予め
定めた数あとのスーパーフレームにおける予め定めたフ
レーム中のTMCC情報区間でサイトの切り換えを行う
デジタル衛星放送を受信するデジタル衛星放送受信機で
あって、サイトダイバーシティ実行指示時から予め定め
た数あとのスーパーフレームを検出し、検出したスーパ
ーフレーム中のTMCC情報区間の検出直後からキャリ
ア再生のために8PSK変調方式の受信とし、クロック
再生ループのループゲインおよびキャリア再生ループの
ループゲインを高速捕捉用のゲインに設定してクロック
再生およびキャリア再生を行い、前記スーパーフレーム
中のTMCC情報区間に続くフレーム識別用同期パター
ンを捕捉し、該フレーム識別用同期パターン区間におい
て絶対相化を行なった後、クロック再生ループおよびキ
ャリア再生ループのループゲインを通常受信時のゲイン
に設定することを特徴とする。
【0018】本発明の請求項2にかかるデジタル衛星放
送受信機によれば、サイトの切り換えが行われるTMC
C情報区間の検出直後の時点からキャリア再生のために
8PSK変調方式の受信とされ、クロック再生ループの
ループゲインおよびキャリア再生ループのループゲイン
が高速捕捉用のゲインに設定されるために、クロック再
生およびキャリア再生が素早く行われ、サイトの切り換
えが行われるスーパーフレーム中の予め定めたフレーム
におけるTMCC情報区間に続くフレーム識別用同期パ
ターンによって同期が取られて、再同期が最短の時期に
行えて、映像データにエラーが発生することはなく映像
が乱れることもなく、音切れなども生じない。
【0019】本発明の請求項3にかかるデジタル衛星放
送受信機は、請求項1または2記載のデジタル衛星放送
受信機において、サイトダイバーシティ実行指示を検出
したときにおけるTMCC情報を保持し、TMCC情報
を保持したときからサイト切り換えが行われるTMCC
情報区間に続くフレーム識別用同期パターンによる再同
期終了まで、前記保持したTMCC情報を用いて主信号
を復号することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項3にかかるデジタル衛星放
送受信機によれば、サイトの切り換えが行われるTMC
C情報のみが正常に受信することができないが、TMC
C情報はそう頻繁に変わるものではなく、TMCC情報
が前置保持されているため、前置保持されているTMC
C情報を用いて主信号を復号することができ、これによ
りサイトダイバーシティ切り換えが行われても正常に受
信を継続することができて、画像の乱れや音声の途切れ
などは実質的には生じない。
【0021】本発明の請求項4にかかるデジタル衛星放
送受信機は、請求項1または2記載のデジタル衛星放送
受信機において、キャリア再生ループのゲインが通常受
信時のゲインに設定されたときからTMCC情報に基づ
く変調方式別の受信をすることを特徴とする。
【0022】本発明の請求項4にかかるデジタル衛星放
送受信機によれば、キャリア再生ループのゲインが通常
受信時のゲインに設定されたときからTMCC情報に基
づく変調方式別の受信、すなわち通常の受信状態に戻さ
れることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるデジタル衛
星放送受信機を実施の形態によって説明する。
【0024】図1は、本発明の実施に一形態にかかるデ
ジタル衛星放送受信機の復調部の構成を示すブロック図
である。
【0025】本発明の実施に一形態にかかるデジタル衛
星放送受信機の説明に先だって出願人が提案しているサ
イトの切り換えについて説明する。
【0026】図3(a)は、デジタル衛星放送における
1スーパーフレームの構成を示す模式図である。
【0027】公知のように階層化放送方式では、1スー
パーフレームは図3(a)に示すように8フレームから
構成され、各フレームは図3(b)に例示するようにフ
レーム同期パターンW1、TMCC(伝送多重構成制
御)情報、スーパーフレーム中の先頭フレームか否かを
識別するためのフレーム識別用同期パターンW2または
W3、主信号、基準バースト信号、主信号、バースト信
号、…、主信号、バースト信号から構成されている。ス
ーパーフレーム中の先頭フレームにはフレーム識別用同
期パターンW2が、2〜8フレームにはフレーム識別用
同期パターンW3が使用されている。なお、図3(b)
では第2番目のフレームを示している。
【0028】主信号は変調方式トレリスコード8PS
K、QPSKまたはBPSKであり、フレーム同期パタ
ーンW1、フレーム識別用同期パターンW2、W3、T
MCC情報および基準バースト信号はBPSKであり、
フレーム同期パターンW1、フレーム識別用同期パター
ンW2、W3は各32シンボル(固定ビットの20シン
ボルを含む)、TMCC情報は128シンボル、主信号
は203シンボル、バーストは4シンボルである。ま
た、1フレームは39936シンボルで構成されてい
る。
【0029】TMCC情報中の送受信制御情報中におけ
る拡張領域のビット4にビットが立ったときから、すな
わちサイト切り換え実行指示信号を受けたときからスー
パーフレームを16回計数したときのスーパーフレーム
中においてサイトの切り換えが行われるのであるが、サ
イトの切り換えが行われスーパーフレーム中におけるサ
イトの切り換えは、予め定めたフレーム中のTMCC情
報区間内、例えば最後のフレーム中におけるTMCC情
報区間内において行う。
【0030】例えば、図3(a)が、サイトダイバーシ
ティの実行指示信号に基づいて切り換えが行われるスー
パーフレームであるとすれば、図3(b)に示す如く該
スーパーフレームの最後のフレーム中におけるTMCC
情報期間内においてサイトの切り換えを行う。
【0031】図1に示すデジタル衛星放送受信機の復調
部に戻って説明する。
【0032】図1に示すデジタル衛星放送受信機の復調
部において、ベースバンド信号I、Qに数値制御発振器
11から出力される直交する再生キャリアが演算回路1
において乗算されて、ベースバンド信号I、Qが直交検
波される。直交検波されたベースバンド信号I、Qはロ
ールオフフィルタ2に供給されて帯域制限される。
【0033】ロールオフフィルタ2にて帯域制限された
ベースバンド信号I、Qは絶対位相計算回路6およびリ
マッパ回路7に供給される。絶対位相計算回路6におい
てTMCC情報中のフレーム同期パターンW1の受信位
相に基づくベースバンド信号I、Qの信号点配置と送信
側のそれとの差に基づく位相差信号が求められ、リマッ
パ回路7は絶対位相計算回路6によって求めた位相差信
号を受けてリマッパ回路7によってベースバンド信号
I、Qの信号点配置が位相差信号に応じて位相回転させ
ることにより、受信ベースバンド信号I、Qの信号点配
置が送信側のそれと同一にさせられる。リマッパ回路7
を介したベースバンド信号I、Qは、キャリア再生用位
相誤差テーブル8に供給される。
【0034】一方、ロールオフフィルタ2にて帯域制限
されたベースバンド信号I、Qはフレーム同期検出回路
3に供給され、フレーム同期検出回路3においてフレー
ム同期パターンW1が検出され、送信側のフレーム同期
パターンW1と一致して同期がとれたと判別されたと
き、TMCC情報中から生成された図3(c)および図
3(d)に示す信号A1、A0が絶対位相計算回路6お
よびキャリア再生用位相誤差テーブル8へ送出される。
【0035】ここで、信号A1、A0が共に低電位のと
きは主信号の変調方式が8PSK変調方式であり、信号
A1が低電位で、かつ信号A0が高電位のときは主信号
の変調方式がQPSK変調方式であり、信号A1が高電
位で、かつ信号A0が低電位のときは主信号の変調方式
がBPSK変調方式であり、信号A1、A0が共に高電
位のときはバースト信号であると識別する変調方式識別
信号として作用し、絶対位相計算回路6および後記のキ
ャリア再生用位相誤差テーブル8に主信号の変調方式識
別信号として供給される。
【0036】信号A1およびA0受けた絶対位相計算回
路6ではTMCC情報中のフレーム同期パターンW1の
受信位相に基づき位相差信号が求められてリマッパ回路
7に出力されて、リマッパ回路7においてベースバンド
信号I、Qは位相差信号に基づく角度回転させられて送
信側の位相と同一にされる。
【0037】リマッパ回路7において送信側の位相と一
致させられたベースバンド信号I、Qはキャリア再生用
位相誤差テーブル8に供給される。キャリア再生用位相
誤差テーブル8では信号A1、A0に基づいて識別され
た変調方式に対応する位相誤差テーブルが参照されて、
主信号の変調方式に基づき参照された位相誤差テーブル
からベースバンド信号I、Qの位相誤差に基づく位相誤
差電圧がキャリア再生用位相誤差テーブル8から出力さ
れる。
【0038】キャリア再生用位相誤差テーブル8から読
み出された位相誤差電圧はキャリア再生用のループフィ
ルタを形成するデジタルフィルタ9を介してAFC回路
10に供給されてその低域成分が取り出され、AFC回
路10においてデジタルフィルタ9を介した位相誤差電
圧が順次累積加算される。AFC回路10からの各加算
時点の累積加算出力は数値制御発振器11に供給され
て、累積加算値に基づく周波数の正負の正弦波データお
よび正負の余弦波データが出力される。ここで、累積加
算時点の出力により数値制御発振器11の発振周波数が
変更されて、キャリア再生が行われる。ここで数値制御
発振器11の発振周波数が変更されていく意味において
AFCと類似であり、AFC回路10と記している。
【0039】演算回路1において、数値制御発振器11
から出力される正の正弦波データはベースバンド信号I
と乗算され、負の余弦波データはベースバンド信号Qと
乗算され、この乗算結果が加算されてベースバンド信号
Qとして出力される。また、同様に、正の余弦波データ
はベースバンド信号Iと乗算され、負の正弦波データは
ベースバンド信号Qと乗算され、この乗算結果が加算さ
れてベースバンド信号Iとして出力される。このように
演算回路1において直交検波される。
【0040】ロールオフフィルタ2から出力されたベー
スバンド信号I、Qは、変化点検出回路12および位相
誤差検出回路13に供給され、変化点検出回路12にお
いてベースバンド信号I、Qに基づくアイパターンとI
軸、Q軸それぞれのゼロクロス点の位置情報を求め、求
めたゼロクロス点の位置情報が位相誤差検出回路13に
送出される。ゼロクロス点の位置情報を受けた位相誤差
検出回路13において、ゼロクロス点の位置情報とアイ
の開口点間の中央位置、すなわち本来のゼロクロス点の
位置との差に基づく位相誤差を求められる。
【0041】位相誤差検出回路13にて求めた位相誤差
信号はクロック再生用のループフィルタを形成するデジ
タルフィルタに14に供給し、デジタルフィルタ14に
て低域成分を抽出し、デジタルフィルタ14の出力信号
をD/A変換器15に供給してアナログ信号に変換し、
D/A変換器15からの出力信号は電圧制御信号として
自走周波数が57.72MHz(シンボルレート28.
86MHzの2倍)の電圧制御発振回路16に供給して
発振周波数を制御することにより、マスタークロックが
再生されて各回路に送出される。
【0042】一方、ロールオフフィルタ2にて帯域制限
されたベースバンド信号I、Qを受けたフレーム同期検
出回路3では、供給されたベースバンド信号I、Qから
フレーム同期パターンW1、フレーム識別用同期パター
ンW2(W3)およびTMCC情報が検出される。検出
されたTMCC情報はTMCCデコーダ4に送出され
て、TMCCデコーダにおいてデコードされ、かつ保持
される。
【0043】TMCCデコーダ4においてTMCC情報
中の拡張領域におけるビット4によってサイトダイバー
シティ実行指示がなされていることを検出したとき、サ
イトダイバーシティ制御回路5において前記N値がスー
パフレーム検出毎にカウントダウンされてN=0になる
スーパーフレームになると、サイトダイバーシティ制御
回路5から実行指示信号がフレーム同期検出回路3、デ
ジタルフィルタ9およびクロック再生用のデジタルフィ
ルタ14に送出される。
【0044】サイトダイバーシティ制御回路5からの実
行指示信号を受けたフレーム同期検出回路3では、N=
0となったスーパーフレームの最後のフレームにおける
フレーム識別用同期パターンW3が検出されるまで、変
調識別信号を主信号が8PSK変調方式のときにおける
変調識別信号を絶対位相計算回路6およびキャリア再生
用位相誤差テーブル8に送出する。サイトダイバーシテ
ィ制御回路5からの実行指示信号を受けたデジタルフィ
ルタ9および14では、N=0となったスーパーフレー
ムの最後のフレームにおけるフレーム識別用同期パター
ンW3が検出されるまで、同期維持のための設定から例
えばループゲインを上げるなど高速捕捉用のパラメータ
に設定が変更される。
【0045】次に、本発明の実施の形態にかかるデジタ
ル衛星放送受信機における作用について、図2のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0046】受信開始されると、TMCC情報中におけ
る送受信制御情報の拡張領域のビット4にビットが立っ
たか否かを検知してサイトの切り換え指示が検出された
か否かがチェックされる(ステップS1)。サイトの切
り換え指示がなされたと判別されたときは、TMCC情
報を正常に受信しているならそのTMCC情報が保持さ
れる(ステップS2)。ステップS2においては正常に
受信している状態であり、TMCC情報は保持されるこ
とになる。
【0047】ステップS2に続いて、ステップスーパー
フレーム毎にカウントダウンされて、前記N値がN=0
に達するまでステップS2から繰り返してN=0に達す
るのを待つ(ステップS3)。ステップS3においてN
=0になったと判別されると、N=0になったときのス
ーパーフレーム中における第8番目のフレームのTMC
C情報が検出されるのを待つ(ステップS4)。
【0048】本例ではN=0になったときのスーパーフ
レーム中における最後のフレームで切り替えるように予
め設定してあるため、N=0になったときのスーパーフ
レーム中における第8番目のフレーム(最後のフレー
ム)のTMCC情報が検出されるのを待つのである。例
えば第5番目のフレームと予め設定されているときは第
5番目のフレーム中におけるTMCC情報の検出を待つ
ことになる。
【0049】ステップS4においてN=0になったとき
のスーパーフレーム中における第8番目のフレームのT
MCC情報が検出されると、ステップS4に続いて、キ
ャリア再生のみが8PSK変調方式の受信方式に設定さ
れる(ステップS5)。
【0050】ここで、8PSK変調方式の受信方式に設
定する理由は次の如くである。サイトダイバーシティを
行った場合、変調波について想定されることは周波数の
ずれと位相のずれである。周波数のずれは送信設備の性
能で決まり、約1kHz内程度であることが判ってい
る。これに対して位相のずれは不定である。しかるに、
復調部の復調動作としては、数十シンボル内でキャリア
の再生を考えると位相ずれを最小に押さえて、周波数ず
れを早く消去したい。このために、BPSK変調区間を
BPSK変調方式として受信するよりも、収束点の多い
8SK変調方式の受信としたほうが位相ずれは最小で収
まる。このためにステップS5では8PSK変調方式の
データ受信方式に設定するのである。
【0051】ステップS5に続いて、フレーム同期状態
がリセットされる(ステップS6)。フレーム同期検出
回路3においてフレーム同期状態のリセットが行われ
る。フレーム同期検出回路3では、フレーム同期中は周
期的なフレーム同期パターンの確認であるが、フレーム
同期のリセット後は同期パターンの検出が行なわれこと
になる。
【0052】ステップS6に次いで、デジタルフィルタ
9および14によるループゲインの設定によりキャリア
再生、クロック再生のループパラメータが高速捕捉用に
設定され(ステップS7)、次に、第8番目のフレーム
のフレーム識別パターンW3が検出されるのを待つ(ス
テップS8)。通常はクロック再生が先に同期して、次
いでキャリ再生がなされる。デジタル復調方式ではクロ
ックが再生していないとキャリアの再生ができないため
である。
【0053】ステップS8において、第8番目のフレー
ムのフレーム識別用同期パターンW3が検出されると、
第8番目のフレームのフレーム識別用同期パターンW3
の区間における絶対位相化が指示されて、絶対位相化が
なされ(ステップS9)、絶対位相化がなされると、デ
ジタルフィルタ9および14によるループゲインの設定
が高速捕捉用の設定から通常受信用に設定されてる(ス
テップS10)。
【0054】ステップS10に続いて、キャリア再生お
よびクロック再生が主信号の変調方式別の受信に変更さ
れ(ステップS11)、TMCC情報が正常に受信され
るのを待って(ステップS12)、通常受信状態とな
る。すなわち、キャリア再生ループのゲインが通常受信
時のゲインに設定されたときからTMCC情報に基づく
変調方式別の受信がなされる。なお、ステップS12に
おけるTMCC情報が正常に受信されたか否かは、TM
CC情報に加えられている外符号としてのリードソロモ
ン誤り訂正符号による誤り訂正が正常に終了したことに
よって判別される。
【0055】なお、上記において、サイトの切り換えは
TMCC情報区間にて行われ、実際にはサイトの切り換
えが行われるTMCC情報のみが正常に受信することが
できないが、TMCC情報はそう頻繁に変わるものでは
なく、ステップS2においてTMCC情報を前置保持し
てあるため、前置保持されているTMCC情報を用いて
主信号を復号することができる。これによりサイトダイ
バーシティ切り換えが行われても正常に受信を継続する
ことができて、画像の乱れや音声の途切れなどは実質的
には生じない。したがって実際はサイトの切り換えが行
われたTMCC情報区間のTMCC情報が正常に受信さ
れないだけになる。
【0056】上記したように、本発明の実施の一形態に
かかるデジタル衛星放送受信機によれば、実行指示信号
をサイトダイバーシティ制御回路5から受けたフレーム
同期検出回路3では、N=0となるスーパーフレームの
予め定めたフレーム、本例ではN=0となるスーパーフ
レームの最後のフレームにおけるTMCC情報に続くフ
レーム識別用同期パターンW3(予め定めたフレームが
第1番目のフレームのときはフレーム識別用同期パター
ンW2、予め定めたフレームが第2番目以降のフレーム
のときはフレーム識別用同期パターンW3)で再同期す
るように作用し、再同期がなされる。
【0057】上記のようにサイトの切り換えが行われる
スーパーフレーム中の予め定めたフレームのTMCC情
報区間においてサイトの切り換えが行われる場合に、そ
のTMCC情報区間に続くフレーム識別用同期パターン
W2(W3)によって再同期がなされるため、再同期が
最短の時期に行われる。また、上記の予め定めたフレー
ムのTMCC情報のみが遮断されることになるので、主
信号のデータ復号には支障がない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明のデジタル衛
星放送受信機によれば、サイトの切り換えが行われるス
ーパーフレーム中の予め定めたフレームにおけるTMC
C情報区間に続くフレーム識別用同期パターンによって
同期が取られ、再同期が最短の時期に行えて、映像が乱
れることもなく、音切れなども生じないという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかるデジタル衛星放
送受信機の復調部の構成を示すブロックずである。
【図2】本発明の実施の一形態にかかるデジタル衛星放
送受信機の復調部の作用の説明に供するフローチャート
である。
【図3】デジタル衛星放送におけるスーパーフレームお
よびフレームの説明図である。
【図4】サイト切り換えのためのTMCC情報区間の運
用の説明図である。
【図5】従来のデジタル衛星放送受信機の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 演算回路 2 ロールオフフィルタ 3 フレーム同期検出回路 4 TMCCデコーダ 5 サイトダイバーシティ制御回路 6 絶対位相計算回路 7 リマッパ回路 8 キャリア再生用位相誤差テーブル 9および14 デジタルフィルタ 10 AFC回路 11 数値制御発振器 12 変化点検出回路 13 位相誤差検出回路 14 電圧制御発振回路 25 キャリア再生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 昇治 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 岡崎 龍一 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 Fターム(参考) 5C025 AA13 BA21 DA04 5C064 DA07 5K004 AA05 FA06 FB01 FG00 FH08 FJ01 5K047 AA02 BB01 CC01 EE02 GG11 HH01 HH12 HH43 MM12 MM13 5K059 CC02 DD01 EE01 EE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイトダイバーシティ実行指示時から予め
    定めた数あとのスーパーフレームにおける予め定めたフ
    レーム中のTMCC情報区間でサイトの切り換えを行う
    デジタル衛星放送を受信するデジタル衛星放送受信機で
    あって、サイトダイバーシティ実行指示時から予め定め
    た数あとのスーパーフレームを検出し、検出したスーパ
    ーフレーム中のTMCC情報区間の検出直後からキャリ
    ア再生のために8PSK変調方式の受信とし、キャリア
    再生ループのループゲインを高速捕捉用のゲインに設定
    してキャリア再生を行い、前記スーパーフレーム中のT
    MCC情報区間に続くフレーム識別用同期パターンを捕
    捉し、該フレーム識別用同期パターン区間において絶対
    相化を行なった後、キャリア再生ループのループゲイン
    を通常受信時のゲインに設定することを特徴とするデジ
    タル衛星放送受信機。
  2. 【請求項2】サイトダイバーシティ実行指示時から予め
    定めた数あとのスーパーフレームにおける予め定めたフ
    レーム中のTMCC情報区間でサイトの切り換えを行う
    デジタル衛星放送を受信するデジタル衛星放送受信機で
    あって、サイトダイバーシティ実行指示時から予め定め
    た数あとのスーパーフレームを検出し、検出したスーパ
    ーフレーム中のTMCC情報区間の検出直後からキャリ
    ア再生のために8PSK変調方式の受信とし、クロック
    再生ループのループゲインおよびキャリア再生ループの
    ループゲインを高速捕捉用のゲインに設定してクロック
    再生およびキャリア再生を行い、前記スーパーフレーム
    中のTMCC情報区間に続くフレーム識別用同期パター
    ンを捕捉し、該フレーム識別用同期パターン区間におい
    て絶対相化を行なった後、クロック再生ループおよびキ
    ャリア再生ループのループゲインを通常受信時のゲイン
    に設定することを特徴とするデジタル衛星放送受信機。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のデジタル衛星放送
    受信機において、サイトダイバーシティ実行指示を検出
    したときにおけるTMCC情報を保持し、TMCC情報
    を保持したときからサイト切り換えが行われるTMCC
    情報区間に続くフレーム識別用同期パターンによる再同
    期終了まで、前記保持したTMCC情報を用いて主信号
    を復号することを特徴とするデジタル衛星放送受信機。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のデジタル衛星放送
    受信機において、キャリア再生ループのゲインが通常受
    信時のゲインに設定されたときからTMCC情報に基づ
    く変調方式別の受信をすることを特徴とするデジタル衛
    星放送受信機。
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