JPH0623718U - 発泡成形型 - Google Patents

発泡成形型

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Publication number
JPH0623718U
JPH0623718U JP5573492U JP5573492U JPH0623718U JP H0623718 U JPH0623718 U JP H0623718U JP 5573492 U JP5573492 U JP 5573492U JP 5573492 U JP5573492 U JP 5573492U JP H0623718 U JPH0623718 U JP H0623718U
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JP
Japan
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compressed air
opening
mold
air outlet
air supply
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Withdrawn
Application number
JP5573492U
Other languages
English (en)
Inventor
耕作 田村
Original Assignee
西川化成株式会社
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Publication date
Application filed by 西川化成株式会社 filed Critical 西川化成株式会社
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Publication of JPH0623718U publication Critical patent/JPH0623718U/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障の発生が少なく且つ安全にバリを除去す
ることができる発泡成形型を提供する。 【構成】 成形型本体22の上型26の上面には口金部
材36が取り付けられている。上型26の上壁及び口金
部材36には円錐台状の連通孔44とすり鉢状の開口部
46とが設けられており、連通孔44と開口部46とに
よってベントホール48が構成されている。開口部46
の壁面には圧縮エアを開口部46に吹き出すためのエア
吹出口52が形成されている。口金部材36の内部に
は、一端がエア吹出口52に接続されていると共に他端
が図示しない圧縮エア供給手段に接続された圧縮エア供
給路50が設けられており、圧縮エアを圧縮エア供給路
50からエア吹出口52に供給すると、発泡性樹脂より
なるバリ60はエア吹出口52から吹き出された圧縮エ
アによって上方に吹き飛ばされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は発泡性樹脂を成形するための発泡成形型の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
発泡性樹脂を成形するための発泡成形型には、成形型本体のキャビティに充填 された発泡性樹脂から発生するガスを成形型本体の外部に抜くために、成形型本 体のキャビティと本体とを連通させるベントホールが設けられている。
【0003】 ところが、発泡性樹脂から発生するガスがベントホールを通って外部に抜け出 る際に、発泡性樹脂がガスと共にベントホールに漏れ出て、バリとしてベントホ ールの開口部に溜まることがある。
【0004】 そこで、特開昭60−257211号公報に示されるように、ベントホールの 開口部に沿って移動自在に設けられたアーム部材9,10に支持杆15,16を 介してかきとり部材17,18を設け、該かきとり部材17,18によってベン トホールの開口部に溜まったバリを除去する除去装置を備えた成形型が提案され ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の成形型によると、アーム部材の移動がスムーズでないと共に かきとり部材と成形型との摺接がスムーズではない上に、アーム部材或いはかき とり部材等の移動部材にバリを噛んで故障が発生し易いという問題、また機械的 な移動をする部材が多いために作業員が負傷する恐れがあるという問題等がある 。
【0006】 上記に鑑みて、本考案は、機械的な移動をする移動部材を無くすことにより、 故障の発生が少なく且つ安全にバリを除去することができる発泡成形型を提供す ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、ベントホールの外部側にすり鉢状の開 口部を設け、ベントホールを通って上記開口部に漏れ出たバリを該開口部に供給 される圧縮エアによって吹き飛ばすものである。
【0008】 具体的に本考案が講じた解決手段は、発泡性樹脂を成形するための発泡成形型 を対象とし、成形型本体に設けられており該成形型本体のキャビティと外部とを 連通させるベントホールと、該ベントホールにおける外部側に形成されており外 部に向かってすり鉢状に拡開する開口部と、該開口部の壁面に形成されており圧 縮エアを上記開口部に吹き出すためのエア吹出口と、一端が上記エア吹出口に接 続されていると共に他端が圧縮エア供給手段に接続されており該圧縮エア供給手 段から導入した圧縮エアを上記エア吹出口に供給する圧縮エア供給路とを備えて いる構成である。
【0009】
【作用】
上記の構成により、圧縮エア供給手段から導入した圧縮エアを、圧縮エア供給 路を通ってエア吹出口に供給し、該エア吹出口からすり鉢状の開口部に吹き出さ せると、開口部に漏れ出たバリは圧縮エアによって開口部の外部つまり成形型の 外部に吹き飛ばされる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例に係る発泡成形型の断面構造を示し、同図において、 10は前後方向へ延びる走行路12の上を走行自在な車輪14を有するキャリア であって、該キャリア10は走行路12に沿って延びるコンベア16と連結部材 18を介して連結されており、コンベア16の走行に伴って走行路12の上を前 後方向に走行する。キャリア10の上にはボックス状のベース20が固定されて いる。
【0012】 ベース20の上には発泡成形型の成形型本体22が設置されており、該成形型 本体22は下型24と該下型24の上に設けられた上型26とから構成されてい る。下型24は脚部28によってベース20に固定されており、上型26はヒン ジ30によって下型24に開閉自在に連結されている。上型26におけるヒンジ 30の反対側には上型26を開閉するハンドル32が設けられており、ハンドル 32は上型26が下型24を閉塞した状態のときに回動しないようにロック部材 34によってロックされている。
【0013】 上型26の上面には、図2及び図3に詳細を示す口金部材36,36,36が 設けられており、該口金部材36は、金属製のリング部材38と、該リング部材 38の内側に該リング部材38と一体的に設けられた樹脂製の円形部材40と、 該円形部材40の下面に該円形部材40と一体的に設けられた螺子部材42とか らなり、該螺子部材42が上型26の上面に螺合することによりに口金部材36 は上型26に固定されている。口金部材36の内部には、螺子部材42及び円形 部材40の下部にかけて形成され上側に向かって径小となる円錐台状の連通孔4 4と、円形部材40の上部に形成され上記連通孔44と連通すると共に上側に向 かってすり鉢状に拡開する円錐台状の開口部46とが設けられており、これら連 通孔44と開口部46とによって成形型本体22のキャビティ22aと外部とを 連通させるベントホール48が構成されている。
【0014】 口金部材36の円形部材40の内部には内外方向へ放射状に延びる4本のエア 供給路50,50が設けられており、該エア供給路50の内側の端部は開口部4 6の壁面で開口し圧縮エアを開口部56に吹き出すためのエア吹出口52を構成 している。またエア供給路50の外側の端部は円形部材40の外周面で開口し、 リング部材38の内側に形成された環状のエア通路54と連通している。
【0015】 口金部材36のリング部材38の一側部には、一端が上記一側部においてエア 通路54に連通し且つ他端が図示しない圧縮エア供給手段に連通する圧縮エア供 給管56,56,56(図1を参照)が接続されており、該圧縮エア供給管56 からエア通路54を介してエア供給路50に圧縮エアが供給され、該エア供給路 50に供給された圧縮エアはエア吹出口52から開口部46に吹き出される。
【0016】 以下、図4及び図5に基づいて開口部46に漏れ出たバリを吹き飛ばす方法に ついて説明する。
【0017】 まず、成形型本体22のキャビティ22aの内部に発泡性樹脂58を供給した 後、成形型本体22を加熱すると、キャビティ22a内の発泡性樹脂58は発泡 してキャビティ22a内に充填される。この際、発泡性樹脂58から発生したガ スは連通孔44から開口部46を通って外部に流出するが、このガスの流出に伴 って発泡性樹脂58も連通孔44から開口部46に漏れ出る。そこで、エア吹出 口52から少量の圧縮エアを開口部46に供給すると、図4に示すように、開口 部46に漏れ出た発泡性樹脂58からなるバリ60はエア吹出口52よりも上側 においては開口部46の壁面に付着することなく上方へ送り出される。この場合 、エア吹出口52から吹き出す圧縮エアの圧力については、バリ60が開口部4 6から連通孔44の方へ逆流しないように調節しておく。
【0018】 次に、成形型本体22のキャビティ22aの内部において発泡性樹脂58が硬 化し成形が完了すると、エア吹出口52から多量の圧縮エアを開口部46に供給 する。このようにすると、図5に示すように、バリ60は開口部46から上方へ 吹き飛ばされる。この場合、発泡性樹脂58は硬化しているので、バリ60が開 口部46から連通孔44へ逆流する恐れはない。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る発泡成形型によると、成形型本体のキャビ ティと外部とを連通させるベントホールにおける成形型外部側に外部に向かって すり鉢状に拡開する開口部と、該開口部の壁面に圧縮エアを吹き出すためのエア 吹出口と、圧縮エア供給手段から導入した圧縮エアをエア吹出口に供給する圧縮 エア供給路とを備えているため、圧縮エアを圧縮エア供給路を通ってエア吹出口 に導き、該エア吹出口から開口部に吹き出させることにより、開口部に漏れ出た バリを圧縮エアによって成形型の外部に吹き飛ばすことができ、バリを除去する ための機械的な移動をする部材が不要になるので、故障が発生し難いと共に安全 にバリを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る発泡成形型の断面図で
ある。
【図2】上記発泡成形型の口金部材の平面図である。
【図3】上記発泡成形型の要部の拡大断面図である。
【図4】上記発泡成形型を用いて成形する状態を示す断
面図である。
【図5】上記発泡成形型を用いて成形する状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
22 成形型本体 22a キャビティ 24 下型 26 上型 36 口金部材 44 連通孔 46 開口部 48 ベントホール 50 エア供給路 52 エア吹出口 54 エア通路 58 発泡性樹脂 60 バリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性樹脂を成形するための発泡成形型
    であって、成形型本体に設けられており該成形型本体の
    キャビティと外部とを連通させるベントホールと、該ベ
    ントホールにおける外部側に形成されており外部に向か
    ってすり鉢状に拡開する開口部と、該開口部の壁面に形
    成されており圧縮エアを上記開口部に吹き出すためのエ
    ア吹出口と、一端が上記エア吹出口に接続されていると
    共に他端が圧縮エア供給手段に接続されており該圧縮エ
    ア供給手段から導入した圧縮エアを上記エア吹出口に供
    給する圧縮エア供給路とを備えていることを特徴とする
    発泡成形型。
JP5573492U 1992-08-07 1992-08-07 発泡成形型 Withdrawn JPH0623718U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5573492U JPH0623718U (ja) 1992-08-07 1992-08-07 発泡成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5573492U JPH0623718U (ja) 1992-08-07 1992-08-07 発泡成形型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0623718U true JPH0623718U (ja) 1994-03-29

Family

ID=13007090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5573492U Withdrawn JPH0623718U (ja) 1992-08-07 1992-08-07 発泡成形型

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JP (1) JPH0623718U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120649A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 中国化成工業株式会社 発泡成形装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016120649A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 中国化成工業株式会社 発泡成形装置

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Legal Events

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Effective date: 19961107