JP2558946Y2 - 浴槽の成形装置 - Google Patents

浴槽の成形装置

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JP2558946Y2
JP2558946Y2 JP3419892U JP3419892U JP2558946Y2 JP 2558946 Y2 JP2558946 Y2 JP 2558946Y2 JP 3419892 U JP3419892 U JP 3419892U JP 3419892 U JP3419892 U JP 3419892U JP 2558946 Y2 JP2558946 Y2 JP 2558946Y2
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bathtub
valve seat
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air
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康一 川森
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴槽の成形装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図2に示す浴槽Bの成形装置
1が知られており、この成形装置1は、下型2と、この
下型2に嵌合可能な上型3からなり、下型2に成型材料
を投入した後、上型3を下降させて一定時間加熱加圧し
て成形材料を軟化させ、下型2と上型3とを型締めして
形成される浴槽Bのキャビティに流動状態の成型材料を
充満させ、冷却硬化させることによって浴槽Bを成形す
るものである。
【0003】ところで、上型3には、上型3の下面3a
と成形された浴槽Bの内面との境界面に圧縮空気を吹き
込んで上型3を浴槽Bから離脱させるエアエジェクト装
置4が設けられている。このエアエジェクト装置4は、
上型3の下面3aに開口された円錐面形状の弁座5と、
この弁座5から上方に向けて穿設されたエア通路6と、
この弁座5に合致する円錐台形状に形成された弁体7
と、この弁体7を弁座5に対して開閉作動させるエアシ
リンダ8から構成されている。そして、弁体7は、エア
通路6を通して延設されたエアシリンダ8のピストンロ
ッド8aと連結されており、エアシリンダ8の縮小時、
弁体7は弁座5に嵌合されてその下面が上型3の下面3
aと面一となり、合わせて上型3のキャビティ面を形成
している(図3参照)。
【0004】したがって、成形材料が硬化して型開きす
る際、その型開きに連動してエアシリンダ8を伸長作動
すれば、そのピストンロッド8aに連結された弁体7が
上型3に対して下降し、弁座5との間にわずかな隙間が
形成される。そして、図示しないエア源から圧縮空気を
エア通路6に供給すれば、圧縮空気は弁座5と弁体7と
の間の隙間から噴出して上型3の下面3aと硬化された
浴槽Bの内面との境界面に充満し、上型3を浴槽Bから
離脱させることができる。
【0005】この際、弁座5と、この弁座5に嵌合され
た弁体7とによる圧縮空気の吹き出し口の傷痕が浴槽B
の内面に残ることから、圧縮空気の吹き出し口となる弁
座5は上型3の任意の位置に開口することができない。
このため、弁座5は、圧縮空気の吹き出し口による傷痕
が残っても影響のない、浴槽Bの排水口部分bに臨む位
置に形成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな成形装置によって浴槽を成形した場合、後工程にお
いて、ホールソーなどによって排水口部分に下孔を形成
しなければならず、作業が煩雑となっていた。
【0007】なお、浴槽の成形時、排水孔を合わせて形
成することも考えられるが、エアエジェクト装置からの
圧縮空気が排水孔から漏出する結果、上型が浴槽から円
滑に離脱せず、上型とともに成形品が上昇する不具合が
ある。
【0008】本考案は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、浴槽の成形時、合わせて排水口部分に下孔
を薄肉を残して形成し、後工程において下孔を容易に形
成することのできる浴槽の成形装置を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、下型と、上型
と、この上型に設けられたエアエジェクト装置からな
り、このエアエジェクト装置は、浴槽の排水口部分に臨
んで上型の下面に開口された弁座と、この弁座に連通し
て形成されたエア通路と、弁座に嵌合可能な弁体と、こ
の弁体を開閉させるエアシリンダから構成され、さら
に、弁体は、弁座に合致する弁本体と、この弁本体の下
面に下方に向けて突出して形成され、排水口部分に形成
される下孔に相当する直径と、浴槽の肉厚よりもわずか
に低い高さの円柱体からなり、浴槽の成形時、浴槽の排
水口部分に薄肉部を形成することを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】上型の、浴槽の排水口部分に臨む位置には、エ
アエジェクト装置の弁座が開口されるとともに、この弁
座には弁体がエアシリンダを介して開閉自在に嵌合され
ている。そして、この弁体は、弁座に合致する弁本体
と、この弁本体の下面から下方に突出する、排水口部分
に形成される下孔に相当する直径と、浴槽の肉厚よりも
わずかに低い高さの円柱体から構成されている。
【0011】この結果、浴槽の成形時、浴槽の排水口部
分には、円柱体によって薄肉部が形成される。この薄肉
部は、上型を離型させる圧縮空気を漏出させることがな
く、また、ホールソーなどを用いることなく孔を開ける
ことができることから、簡単に排水口部分に下孔を形成
することができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】なお、図2に示した従来の成形装置1の構
成と同一の構成には同一の符号を用いる他、それらの詳
細な説明は省略する。
【0014】図1には、本考案の成形装置1Aの要部が
示されており、この成形装置1Aにおける弁体7Aは、
弁座5に合致する円錐台形状の弁本体71と、この弁本
体71の下面に下方に突出して形成された円柱体72か
らなり、この円柱体72は、その直径が排水口部分bに
形成される下孔の直径に一致し、その高さが浴槽Bの肉
厚よりもわずかに低く設定されている。したがって、下
型2と上型3とを型締めした際、浴槽Bの排水口部分b
には、円柱体72が位置することによって下型2の底面
との間に薄い間隙が形成される。
【0015】この結果、浴槽Bの成形時、成形材料は下
型2と上型3とを型締めして形成されるキャビティを充
満し、排水口部分bに薄肉部b1を形成するものであ
る。この後、エア通路6を通して圧縮空気を供給して
も、その圧縮空気は浴槽Bの内面と上型3の下面3aと
の境界面に充満し、上型2を浴槽Bから離型させること
ができる。そして、浴槽Bにおける排水口部分bに形成
された薄肉部b1はホールソーなどの機械を用いること
なく開口することができることから、簡単に排水口部分
bに下孔を形成することができる。
【0016】なお、浴槽Bに対応して排水口部分bに形
成される下孔の大きさを変える場合には、その大きさに
対応する円柱体を有する弁体に交換すればよい。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、浴槽の排
水口部分に臨んで上型の下面に開口された弁座と、この
弁座に連通して形成されたエア通路と、弁座に嵌合可能
な弁体と、この弁体を開閉させるエアシリンダからなる
エアエジェクト装置を上型に設け、この弁体を、弁座に
合致する弁本体と、この弁本体の下面に下方に向けて突
出する、浴槽の排水口部分に形成される下孔に相当する
直径と、浴槽の肉厚よりもわずかに低い高さの円柱体か
ら構成し、浴槽の成形時、浴槽の排水口部分に薄肉部を
形成することにより、圧縮空気の供給によって上型を浴
槽から離型させるとともに、合わせて排水口部分にホー
ルソーなどの機械によることなく簡単に下孔を形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の成形装置の要部を示す拡大図である。
【図2】従来の浴槽の成形装置の断面図である。
【図3】図2のX部の拡大図である。
【符号の説明】
1A 成形装置 3 上型 4 エアエジェクト装置 5 弁座 6 エア通路 7A 弁体 71 弁本体 72 円柱体 B 浴槽 b 排水口部分 b1 薄肉部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型と、上型と、この上型に設けられた
    エアエジェクト装置からなり、このエアエジェクト装置
    は、浴槽の排水口部分に臨んで上型の下面に開口された
    弁座と、この弁座に連通して形成されたエア通路と、弁
    座に嵌合可能な弁体と、この弁体を開閉させるエアシリ
    ンダから構成され、さらに、弁体は、弁座に合致する弁
    本体と、この弁本体の下面に下方に向けて突出して形成
    され、排水口部分に形成される下孔に相当する直径と、
    浴槽の肉厚よりもわずかに低い高さの円柱体からなり、
    浴槽の成形時、浴槽の排水口部分に薄肉部を形成するこ
    とを特徴とする浴槽の成形装置。
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JPH0588923U JPH0588923U (ja) 1993-12-03
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