JPH06236517A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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Publication number
JPH06236517A
JPH06236517A JP2384493A JP2384493A JPH06236517A JP H06236517 A JPH06236517 A JP H06236517A JP 2384493 A JP2384493 A JP 2384493A JP 2384493 A JP2384493 A JP 2384493A JP H06236517 A JPH06236517 A JP H06236517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
lead wire
coil lead
layer coil
magnetic head
Prior art date
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Pending
Application number
JP2384493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Oyoshi
和也 大吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Ibaraki Ltd filed Critical NEC Ibaraki Ltd
Priority to JP2384493A priority Critical patent/JPH06236517A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下部磁極と下層コイル引出線とを同一材料で
同時に形成し、その上にAl2 3 ギャップ膜を形成し、
下層コイル引出線の一部の上部に、上層コイル引出線を
上層コイル巻線部と同じ材料で同時に形成する。 【効果】 下層コイル引出線を銅等の酸化し易い材料を
用いても、酸化膜が形成されるのを防止でしるため、導
通不良を惹起して信頼性を低下させるのを防止できる。
また、上層コイルの金属下地膜をウエットエッチングに
よって除去するとき、エッチング液が下層コイル引出線
に滴下して接触するのを防止できる。更に、下層コイル
引出線の幅を段差解消用の絶縁膜の幅の範囲内とするこ
とにより、スライダ上におけるコイル引出線および端子
パッドの占有面積を小さくでき、従って薄膜磁気ヘッド
の小型化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に使
用する薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の薄膜磁気ヘッドの一例を示
す平面図、図5は図4のC部の拡大平面図、図6は図5
のD−D線断面を製造工程順に示す断面図である。
【0003】磁気ディスク装置に使用する従来の薄膜磁
気ヘッドは、図4および図5に示すように、下層コイル
巻線部26に接続している下層コイル引出線25と、上
層コイル巻線部28に接続している下層コイル引出線2
9とを、同じ平面上に互いに独立に配置している。
【0004】このため、図6に示すように、スライダ3
4を形成するためのセラミック基板21の上にAl2 3
下地膜22を形成し、その上にめっき導通用の金属下地
膜をスパッタリング法によって成膜し、その上にフォト
グラフィ法および電気めっき法によって磁性膜の形成し
た後、フォトグラフィ法およびエッチング法によって下
部磁性膜(図示省略)の形成する。続いて図6(a)に
示すように、その上にスパッタリング法によってAl2
3 ギャップ膜23を形成し、上部磁性膜と接続するため
の接合穴をフォトグラフィ法およびエッチング法によっ
て形成した後、段差解消用の絶縁膜24を形成する。
【0005】次に、図6(b)に示すように、金属下地
膜をスパッタした後、フォトグラフィ法および電気めっ
き法によって下層コイル巻線部26および下層コイル引
出線25を同時に形成する。
【0006】以後同様にして、図6(c)に示すよう
に、コイル間を絶縁するための絶縁膜27を形成した
後、上層コイル巻線部28および上層コイル引出線29
を同時に形成する。このとき、上層コイル引出線29
は、先に形成した下層コイル引出線25と同じ平面上
に、下層コイル引出線25とは独立に配置する。
【0007】次に、図6(d)に示すように、絶縁膜3
0を形成した後、上部磁性膜(図示省略)と同時に保護
膜31を形成し、下層コイル引出線25および上層コイ
ル引出線29の上にそれぞれ下層コイル端子パッド32
bおよび上層コイル端子パッド32aを形成することに
より、薄膜磁気ヘッド素子を形成している。
【0008】スライダ上に2個の薄膜磁気ヘッド素子を
設ける場合は、図4に示すように、それぞれの下層コイ
ル端子パッド32bおよび上層コイル端子パッド32a
を、互いに独立にスライダ34の中心部分に配置してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
薄膜磁気ヘッドは、上層コイル引出線および下層コイル
引出線を、それぞれ上層コイル巻線部および下層コイル
巻線部と同時に同じ材料で形成するため、銅等の酸化し
易い材料を用いた場合、先に形成する下層コイル引出線
に酸化膜が形成されるため、導通不良を惹起して信頼性
を低下させるという欠点を有している。また、上層コイ
ルの金属下地膜をウエットエッチングによって除去する
とき、エッチング液が下層コイル引出線に滴下して接触
する懸念があるという問題点も有している。更に、上層
コイル引出線および下層コイル引出線を同一面上に互い
に独立に配置しているため、スライダ上におけるコイル
引出線および端子パッドの占有面積が大きく、薄膜磁気
ヘッドの小型化が困難であるという問題点も有してい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
は、セラミック基板で形成したスライダの上に下部磁極
と下層コイル引出線とを同一材料で同時に形成し、その
上にAl2 3 ギャップ膜を形成し、前記下層コイル引出
線の一部の上部に上層コイル引出線を上層コイル巻線部
と同じ材料で同時に形成したものであり、更に、下層コ
イル引出線の幅を、Al2 3 ギャップ膜の一部の上に前
記下層コイル引出線の厚さと同じ厚さで形成した段差解
消用の絶縁膜の幅の範囲内としたものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は図2のA部の拡大平面図、図2は本
発明の一実施例を示す平面図、図3は図1のB−B線断
面を製造工程順に示す断面図である。
【0013】図1〜図3に示すように、本実施例は、ス
ライダ14を形成するためのセラミック基板1の上にAl
2 3 下地膜2を形成し(図3(a)参照)、その上に
めっき電気導通用の金属下地膜をスパッタリング法によ
って形成し、その上にフォトグラフィ法および電気めっ
き法によって磁性膜の形成した後、フォトグラフィ法お
よびエッチング法によって不要なめっき膜を除去して下
部磁極(図示省略)および下層コイル引出線5を同一材
料で同時に形成し、その上にスパッタリング法によって
Al2 3 ギャップ膜3を形成する。
【0014】次に、図3(b)に示すように、下部磁極
および下層コイル引出線5上に形成したAl2 3 ギャッ
プ膜3の一部に、後の工程で形成する上部磁極および下
層コイル巻線部6および下層コイル端子パッド12bと
接続するための接合穴13aおおび13bをフォトグラ
フィ法およびウエットまたはドライエッチング法によっ
て形成した後、フォトレジストを焼成して段差解消用の
絶縁膜4を形成する。
【0015】次に、図3(c)に示すように、電気導通
用の金属下地膜をスパッタリング法によって形成し、フ
ォトグラフィ法および電気めっき法によって下層コイル
巻線部6を形成する。このとき下層コイル巻線部6の最
外周端は、接合穴13aを介して下層コイル引出線5と
接続される。不要となった金属下地膜は、ウエットまた
はドライエッチング法によって除去する。
【0016】次に、図3(d)に示すように、コイル間
を絶縁するための絶縁膜7をフォトグラフィ法によって
形成して高温の焼成を行う。このとき、絶縁膜7は、上
層コイル巻線部8との接続部を除き、下層コイル巻線部
6および接合穴13aを完全に覆う形状とする。これに
より、下層コイル巻線部を銅等の酸化し易い材料を用い
て形成した場合でも、高温の加熱によって接続部を除い
て完全に酸化を防止できる。続いて上層コイル巻線部8
を下層コイル巻線部6と同様に形成する。このとき、上
層コイル引出線9は、下層コイル引出線5の上の一部
に、上層コイル巻線部8と同じ材料で同時に形成する。
この状態においては、上層コイル引出線9と下層コイル
引出線5とは、Al2 3 ギャップ膜3によって絶縁され
ている。また、上層コイル巻線部8を形成した後の金属
下地膜をウエットエッチング法によって除去するすると
きに、エッチング液が下層コイル引出線5に滴下して接
触すのが防止される。
【0017】次に、図3(e)に示すように、上層コイ
ル巻線部8の上に絶縁膜10を形成した後、下部磁極と
同様に、上部磁極(図示省略)と上層コイル引出線9お
よび上層コイル引出線5を保護するための保護膜11と
を同時に形成する。
【0018】次に、図3(f)に示すように、金属下地
膜をスパッタリング法によって形成した後、フォトグラ
フィ法および電気めっき法によって上層コイル端子パッ
ド12aおよび下層コイル端子パッド12bとを形成し
て磁気ヘッドコアを得る。
【0019】上述の工程において、図1に示すように、
下層コイル引出線5の幅Ht を段差解消用の絶縁膜4の
幅Hc の範囲内とすることにより、図2に示すスライダ
14の幅Hs を小さくすることが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜磁気
ヘッドは、下部磁極と下層コイル引出線とを同一材料で
同時に形成し、その上にAl2 3 ギャップ膜を形成し、
下層コイル引出線の一部の上部に、上層コイル引出線を
上層コイル巻線部と同じ材料で同時に形成することによ
り、下層コイル引出線を銅等の酸化し易い材料を用いて
も、酸化膜が形成されるのを防止でしるため、導通不良
を惹起して信頼性を低下させるのを防止できるという効
果がある。また、上層コイルの金属下地膜をウエットエ
ッチングによって除去するとき、エッチング液が下層コ
イル引出線に滴下して接触するのを防止できるという効
果もある。更に、下層コイル引出線の幅を段差解消用の
絶縁膜の幅の範囲内とすることにより、スライダ上にお
けるコイル引出線および端子パッドの占有面積を小さく
でき、従って薄膜磁気ヘッドの小型化が可能になるとい
う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA部の拡大平面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図3】図1のB−B線断面を製造工程順に示す断面図
である。
【図4】従来の薄膜磁気ヘッドの一例を示す平面図であ
る。
【図5】図4のC部の拡大平面図である。
【図6】図5のD−D線断面を製造工程順に示す断面図
である。
【符号の説明】
1・21 セラミック基板 2・22 Al2 3 下地膜 3・23 Al2 3 ギャップ膜 4・7・10・24・27・30 絶縁膜 5・25 下層コイル引出線 6・26 下層コイル巻線部 8・28 上層コイル巻線部 9・29 上層コイル引出線 11・31 保護膜 12a・32a 上層コイル端子パッド 12b・32b 下層コイル端子パッド 13a・13b 接合穴 14・34 スライダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板で形成したスライダの上
    に下部磁極と下層コイル引出線とを同一材料で同時に形
    成し、その上にAl2 3 ギャップ膜を形成し、前記下層
    コイル引出線の一部の上部に上層コイル引出線を上層コ
    イル巻線部と同じ材料で同時に形成したことを特徴とす
    る薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 下層コイル引出線の幅を、Al2 3 ギャ
    ップ膜の一部の上に前記下層コイル引出線の厚さと同じ
    厚さで形成した段差解消用の絶縁膜の幅の範囲内とした
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。
JP2384493A 1993-02-12 1993-02-12 薄膜磁気ヘッド Pending JPH06236517A (ja)

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JP2384493A JPH06236517A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 薄膜磁気ヘッド

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990202