JPH0623638Y2 - 羽目板の接合構造 - Google Patents
羽目板の接合構造Info
- Publication number
- JPH0623638Y2 JPH0623638Y2 JP1984197445U JP19744584U JPH0623638Y2 JP H0623638 Y2 JPH0623638 Y2 JP H0623638Y2 JP 1984197445 U JP1984197445 U JP 1984197445U JP 19744584 U JP19744584 U JP 19744584U JP H0623638 Y2 JPH0623638 Y2 JP H0623638Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- becomes
- siding
- joining
- male
- convex portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、壁面の保護と装飾を兼ねた羽目板の接合構
造に関するものである。
造に関するものである。
最近の住宅の特徴であるが、室内は構造的に気密性が高
く、乾湿の変化が大きいため、建材等の寸法収縮が著し
い。そのため、壁面の保護と装飾を兼ねた羽目板におい
ても、第2図に示すように、隣り合う羽目板1′a,
1′bの相じやくり部の接合面の接合が甘くなり、浮
き、外れ等のトラブルが発生しやすいという問題があ
り、解決が望まれる。また、羽目板接合面の固定に、第
3図にみられるように、接着剤5を併用した場合、接着
剤が表面にあふれ出て見苦しくなるという問題、さら
に、場合によつては、第4図に示すように、釘6の釘頭
肉厚分の逃げがないため、釘打部に相合わさる接合面が
釘頭6aに乗りあげて隙間ができ、しやくり部の変形,
折れなどのトラブルが発生するという問題等がある。
く、乾湿の変化が大きいため、建材等の寸法収縮が著し
い。そのため、壁面の保護と装飾を兼ねた羽目板におい
ても、第2図に示すように、隣り合う羽目板1′a,
1′bの相じやくり部の接合面の接合が甘くなり、浮
き、外れ等のトラブルが発生しやすいという問題があ
り、解決が望まれる。また、羽目板接合面の固定に、第
3図にみられるように、接着剤5を併用した場合、接着
剤が表面にあふれ出て見苦しくなるという問題、さら
に、場合によつては、第4図に示すように、釘6の釘頭
肉厚分の逃げがないため、釘打部に相合わさる接合面が
釘頭6aに乗りあげて隙間ができ、しやくり部の変形,
折れなどのトラブルが発生するという問題等がある。
この考案は、このような事情に鑑みてなされたものであ
つて、寸法収縮による接合不良、施工後の経時変化によ
る浮き,外れ等のトラブルがない高品質の施工,見栄え
が確保でき、しかも、釘打ち作業性のよい羽目板の接合
構造を提供するものである。
つて、寸法収縮による接合不良、施工後の経時変化によ
る浮き,外れ等のトラブルがない高品質の施工,見栄え
が確保でき、しかも、釘打ち作業性のよい羽目板の接合
構造を提供するものである。
この目的を達成するために、この考案者は、先に、相じ
やくり構造の両接合面において、それぞれに相交る方向
に雄実部となる凸部と、これを嵌合させるための雌実部
となる凹部を有する羽目板の接合構造を開発している。
これは、寸法収縮による接合面の浮き,外れ等のトラブ
ルを解消できるすぐれたものである。
やくり構造の両接合面において、それぞれに相交る方向
に雄実部となる凸部と、これを嵌合させるための雌実部
となる凹部を有する羽目板の接合構造を開発している。
これは、寸法収縮による接合面の浮き,外れ等のトラブ
ルを解消できるすぐれたものである。
この考案は、この新しい羽目板の接合構造において、さ
らに釘打ち作業性のよいものを提供するものである。
らに釘打ち作業性のよいものを提供するものである。
したがって、この考案は、相じやくり構造による羽目板
の接合構造において、前記相じやくり構造の両接合面に
は、それぞれ相交る方向に雄実部となる凸部と、これを
嵌合させるための雌実部となる凹部が設けられ、かつ、
釘打部の位置表示として、接合時表面から見えない位置
の釘打側接合面に段状の凸部が設けられているととも
に、前記雌実部となる凹部が、雄実部となる凸部を余裕
をもって包含できる大きさを有していて、雄実部となる
凸部と雌実部となる凹部の間は羽目板厚み方向での対向
域に隙間が釘打部の位置では釘頭肉厚分の逃げとなる寸
法で設けられていることを特徴とする羽目板の接合構造
をその要旨とするものである。
の接合構造において、前記相じやくり構造の両接合面に
は、それぞれ相交る方向に雄実部となる凸部と、これを
嵌合させるための雌実部となる凹部が設けられ、かつ、
釘打部の位置表示として、接合時表面から見えない位置
の釘打側接合面に段状の凸部が設けられているととも
に、前記雌実部となる凹部が、雄実部となる凸部を余裕
をもって包含できる大きさを有していて、雄実部となる
凸部と雌実部となる凹部の間は羽目板厚み方向での対向
域に隙間が釘打部の位置では釘頭肉厚分の逃げとなる寸
法で設けられていることを特徴とする羽目板の接合構造
をその要旨とするものである。
以下、これを、実施例をあらわす図に基づいて詳しく説
明する。
明する。
第1図に示すように、この考案の接合構造も、基本的に
は、相じやくり構造をもつが、ただ、隣り合う二つの羽
目板1a,1bの両接合面2a,2bには、それぞれに
相交わる方向に雄実部となる凸部12と雌実部となる凹
部11とが設けられている。釘打側接合面2aに釘打位
置表示となる段状の凸部14を設けた羽目板1aを、胴
縁3に釘6と接着剤4により取付ける。羽目板1aの釘
打側接合面端部に設けられた雄実部となる凸部12に羽
目板1bの雌実部となる凹部11を嵌合させ、羽目板1
bの胴縁3に接合する背面をも接着剤4で固定する。こ
の接合によつて、羽目板1bの外れ等を防止している。
凹部11は、余裕をもつて凸部12を包合できるよう凸
部12より少し大きくなつており、両者により出来た隙
間、すなわち、雄実部となる凸部と雌実部となる凹部の
間は羽目板厚み方向での対向域に隙間が寸法収縮による
ひずみを緩和する作用がある。釘打位置表示となる凸部
14と羽目板1bとの間には釘頭6aの肉厚み分の逃げ
となる隙間16が設けてある。隙間は釘打部の位置では
釘頭肉厚分の逃げとなる寸法となっているのである。ま
た、羽目板1bには、前記隙間16および凸部14を外
部から見えないように隠ぺいするべく、凸部15がその
端部から相対する接合面に接するようにして設けてあ
る。
は、相じやくり構造をもつが、ただ、隣り合う二つの羽
目板1a,1bの両接合面2a,2bには、それぞれに
相交わる方向に雄実部となる凸部12と雌実部となる凹
部11とが設けられている。釘打側接合面2aに釘打位
置表示となる段状の凸部14を設けた羽目板1aを、胴
縁3に釘6と接着剤4により取付ける。羽目板1aの釘
打側接合面端部に設けられた雄実部となる凸部12に羽
目板1bの雌実部となる凹部11を嵌合させ、羽目板1
bの胴縁3に接合する背面をも接着剤4で固定する。こ
の接合によつて、羽目板1bの外れ等を防止している。
凹部11は、余裕をもつて凸部12を包合できるよう凸
部12より少し大きくなつており、両者により出来た隙
間、すなわち、雄実部となる凸部と雌実部となる凹部の
間は羽目板厚み方向での対向域に隙間が寸法収縮による
ひずみを緩和する作用がある。釘打位置表示となる凸部
14と羽目板1bとの間には釘頭6aの肉厚み分の逃げ
となる隙間16が設けてある。隙間は釘打部の位置では
釘頭肉厚分の逃げとなる寸法となっているのである。ま
た、羽目板1bには、前記隙間16および凸部14を外
部から見えないように隠ぺいするべく、凸部15がその
端部から相対する接合面に接するようにして設けてあ
る。
この考案によると、空調,暖房された居室などの施工に
際し、相じやくり構造の両接合面における雌実部となる
凹部は雄実部となる凸部を余裕をもって包含できる大き
さを有していて、雄実部となる凸部と雌実部となる凹部
の間は羽目板厚み方向での対向域に隙間があるため、経
時的な寸法収縮による羽目板の浮き,外れもなく、その
上、雄実部となる凸部と雌実部となる凹部の間の隙間は
釘打部の位置では釘頭肉厚分の逃げとなる寸法であるた
め、釘打部に相合わさる接合面が釘頭6aに乗りあげる
こともなくて、見栄えのよい高品質な仕上がりの施工が
確保でき、しかも、釘打ちは、凸部14を位置表示にし
て行えばよいから、作業性がよい。
際し、相じやくり構造の両接合面における雌実部となる
凹部は雄実部となる凸部を余裕をもって包含できる大き
さを有していて、雄実部となる凸部と雌実部となる凹部
の間は羽目板厚み方向での対向域に隙間があるため、経
時的な寸法収縮による羽目板の浮き,外れもなく、その
上、雄実部となる凸部と雌実部となる凹部の間の隙間は
釘打部の位置では釘頭肉厚分の逃げとなる寸法であるた
め、釘打部に相合わさる接合面が釘頭6aに乗りあげる
こともなくて、見栄えのよい高品質な仕上がりの施工が
確保でき、しかも、釘打ちは、凸部14を位置表示にし
て行えばよいから、作業性がよい。
第1図は、この考案にかかる羽目板の接合構造の一実施
例を示す部分断面図、第2図は、従来例において浮き,
外れの状態を示す部分断面図、第3図は、従来例におい
て、接着剤のはみ出しの状態を示す部分断面図、第4図
は、従来例において、相対する接合面が釘頭に乗り上
げ、しやくり部に亀裂の生じた状態を示す部分断面図で
ある。 1a,1b……羽目板、11……雌実部となる凹部、1
2……雄実部となる凸部、14……釘打位置表示凸部、
15……凸部、16……隙間
例を示す部分断面図、第2図は、従来例において浮き,
外れの状態を示す部分断面図、第3図は、従来例におい
て、接着剤のはみ出しの状態を示す部分断面図、第4図
は、従来例において、相対する接合面が釘頭に乗り上
げ、しやくり部に亀裂の生じた状態を示す部分断面図で
ある。 1a,1b……羽目板、11……雌実部となる凹部、1
2……雄実部となる凸部、14……釘打位置表示凸部、
15……凸部、16……隙間
Claims (3)
- 【請求項1】相じやくり構造による羽目板の接合構造に
おいて、前記相じやくり構造の両接合面には、それぞれ
に相交る方向に雄実部となる凸部と、これを嵌合させる
ための雌実部となる凹部が設けられ、かつ、釘打部の位
置表示として、接合時表面から見えない位置の釘打側接
合面に段状の凸部が設けられているとともに、前記雌実
部となる凹部が、雄実部となる凸部を余裕をもつて包含
できる大きさを有していて、雄実部となる凸部と雌実部
となる凹部の間は羽目板厚み方向での対向域に隙間が釘
打部の位置では釘頭肉厚分の逃げとなる寸法で設けられ
ていることを特徴とする羽目板の接合構造。 - 【請求項2】雄実部となる凸部が、釘打側接合面端部に
設けられている実用新案登録請求の範囲第1項記載の羽
目板の接合構造。 - 【請求項3】雌実部となる凹部を有する側のしやくり部
の端部より相対する接合面に接するように凸部が突出し
ている実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
の羽目板の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984197445U JPH0623638Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 羽目板の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984197445U JPH0623638Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 羽目板の接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61110731U JPS61110731U (ja) | 1986-07-14 |
JPH0623638Y2 true JPH0623638Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=30755749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984197445U Expired - Lifetime JPH0623638Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 羽目板の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623638Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5622530Y2 (ja) * | 1976-11-16 | 1981-05-27 |
-
1984
- 1984-12-25 JP JP1984197445U patent/JPH0623638Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61110731U (ja) | 1986-07-14 |
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