JPH0623545A - レール間の溶接連結構造及び該構造の製造方法 - Google Patents

レール間の溶接連結構造及び該構造の製造方法

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JPH0623545A
JPH0623545A JP4323949A JP32394992A JPH0623545A JP H0623545 A JPH0623545 A JP H0623545A JP 4323949 A JP4323949 A JP 4323949A JP 32394992 A JP32394992 A JP 32394992A JP H0623545 A JPH0623545 A JP H0623545A
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JP
Japan
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rail
welding
beads
area
weld
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Application number
JP4323949A
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English (en)
Inventor
Robert Lahnsteiner
ラーンシュタイナー ロベルト
Julius Ehrlich
エーリッヒ ユリウス
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Fronius Schweissmaschinen KG Austria
Original Assignee
Fronius Schweissmaschinen KG Austria
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01BPERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
    • E01B11/00Rail joints
    • E01B11/44Non-dismountable rail joints; Welded joints
    • E01B11/50Joints made by electric welding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 レール軌道4の長さ方向に次々に配置される
2つのレール1,2間の溶接部5、及びこの溶接部5の
製造方法に関する。 【構成】 対面するレール1,2の前端部6,7は、レ
ール足部32からレール頭部30に延びる、充填材8に
よって相互連結される。溶接部5は、レール足部32、
レールステム31、及びレール頭部30を連結する溶接
領域22,23,24,25から成る。溶接領域22〜
25は、直面する接触領域33〜36に固定形式で連結
されている。また、レール頭部30の溶接領域22は、
好ましくは相互に略平行に延び且つ上下に配置される1
5より少ない接近する融解ビード26を有する。レール
足部32の溶接領域24,25は、相互に略平行に延び
る10より少ない接近する融解ビード28,29を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の一般的部分
に記載の溶接連結構造並びにそのような溶接連結構造の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄道や電車線路のレールのような
走行通路の全線路の直接接続するレールの前端部の連結
のため、様々の方法が知られている。もし、そのような
連結溶接が敷設された線路の範囲で起きるならば、しば
しばアルミノテルミー溶接プロセスが用いられる。アル
ミノテルミー溶接中において、金属粉末が融解され、レ
ール端部を囲むモールド内に液体状態で注入され、これ
により、一種の鋳造プロセスのように、対面するレール
の前端部の反対面間でギャップが充填され、それらの間
の良好な連結が保証される。
【0003】用いられる別の溶接方法は、敷設線路のレ
ールを溶接するために用いられるが、特にレール倉庫内
での溶接連結に役立つフラッシュバット溶接プロセスで
ある。この方法は、そのような僅かな接触における電流
通過の間に当接面を未加工状態に維持し、これにより、
材料は、高電流密度のために小さな局部的な接触点で連
続的に粗悪になる。液体金属は、当接点から排出され
る。消費領域が充分に深いとき、回路の同時的な中断及
び突然の混乱により溶接が為される。レールのギャップ
から絞り出される液体金属は、溶接部にでこぼこを生ぜ
しめる。このでこぼこは、せん断及び後続の研磨によっ
て除去される。
【0004】更に、特に湾曲した経路における高いレベ
ルの負荷及び疲労を有する線路システムにおいて、新た
な表面の溶接によりレール頭部部分を再形成することが
慣例である。この目的のため、レール、特にレール頭部
側面の部位に充填材を実装するために、オープンの、又
はサブマージアーク溶接あるいはシールド式アーク溶接
がしばしば用いられる。突出する材料は、研磨により除
去され、これによりレール頭部の所望の形状が得られ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、幾つ
かの個々の溶接シームから成り、且つ高価な機械装置を
用いずに短期間の自動溶接プロセスにより並びに手動の
アーク溶接により形成され得る、レール軌道に沿って一
方が他方の陰になるように配置される2つのレールの間
の溶接連結構造を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、請
求項1の特徴的な文節に記載の溶接連結構造によって達
成される。この解決策の利点は、材料の厚みが略同一に
維持される幾つかの溶接領域の構造のため、基材が充分
に融解され、基材と溶接金属との間に確実な結合が実現
される、ということである。特に、このことは、相互に
隣接するか相互に上に重ねられて配置される幾つかの溶
接シームによって断面の厚い部位を充填及び連結するこ
とを可能ならしめる。これにより、レール線路、特に溶
接部位に影響を及ぼす温度が、最小に維持され得ると共
に、溶接領域の破砕化が回避され得る。本解決策の別の
利点は、レールの可塑化部位又は加熱部位に酸素が入り
込むのを阻止するイナートガス雰囲気において溶接が行
われ得る、ということである。
【0007】溶接連結構造の別の利点は、請求項2に記
載されている。この溶接連結構造によれば、より大きな
消耗にさらされる領域に抵抗力のある高強度の材料を付
加することが可能であり、これにより、それらの材料が
用いられるような部位及び付加された層の厚みが、自由
に選択され得ると共に、溶接連結構造が単一工程で形成
され得る。
【0008】請求項3に係る構造は、溶接連結構造の形
成中にレールの様々な部位の異なる負荷が考慮され得る
ということに関して、有益的である。請求項4に係る全
構造の変更は、全溶接部にわたる均一な連結構造を生ぜ
しめると共に高抵抗力の溶接連結構造をもたらす、多数
の構造的に同様な層を用いる極めて好ましい溶接連結構
造の形成を可能ならしめる。また、個々の溶接領域内に
異なる溶接金属を有する様々の層の使用又は適用によ
り、例えば補強部及びビード又は高い弾性変形特性を有
する延性層を用いることができる。
【0009】請求項5に係る別の改善は、個々の抵抗値
に突然の変化がないので、異なる弾性、又は圧力若しく
は曲げ特性を有する材料の間の移行領域内に内部圧力領
域を逃避させる。更に、本発明は、請求項6の一般的部
分に記載の溶接連結構造の製造方法を包含する。
【0010】この方法は、請求項6の特徴的な文節に記
載の特徴によって特徴づけられる。そのような溶接連結
構造の製造プロセスの利点は、特別のシールドガスがプ
ラズル形成のために用いられ、6600〜22200度
という極めて高い温度まで付加ガス微分子が加熱される
プロセスの間においてシールドガス又は自由電子及びイ
オンのガス状原子が分離される、ということに由来す
る。これらの高く加熱されるガス微分子がアークを横断
するとき、付加されるプロセス微分子は、その熱を放出
し、同時に消耗電極を融解させ、基材を加熱又は予備加
熱する。これにより、基材の優れた短時間の可塑化が得
られ、それは、公知プロセスによって基材の破砕をもた
らす、充填材と基材との間の移行領域で外部領域が非常
に又は長く加熱されるのを阻止する。
【0011】請求項7に係る手段は有益であり、それ
は、基材の特別な局部的な過加熱を阻止する。請求項8
に係る別の手段は、個々の溶接ビードの間における拡張
クラックが避けられるように、溶接領域の構造が破砕化
しないようにするのを促進する。請求項9に従う処理時
において、レールの熱損失を伴わない単一工程の溶接領
域の製造が先の溶接領域の溶接ビードの製造に基づくの
で、このプロセスのために付加的に要求される熱エネル
ギは低レベルに維持され得る、ということが有益であ
る。
【0012】請求項10に従う処理の場合、個々の溶接
領域のビードの端部における構造変更又は拡張クラック
が回避され得るために、相互に隣接する又は相互に上に
配置されるビードは、非中断の単一片で製造され得る。
請求項11に係る処理時において、溶接領域の個々のビ
ードの間に層が配置されるような複合構造が製造され、
これにより個々の切断されたレールの間の力のより良い
再促進が可能となる、ということが有益である。
【0013】本発明は、添付図面に関連して、例によ
り、以下に詳細に記載されよう。
【0014】
【実施例】図1は、列車、電車線路、ケーブルカー、ク
レーン等のような気動車の軌道(線路)4を構成する、
一方が他方の陰に隠れる、矢印3の長手方向に配設され
た2つのレール1,2を示している。レール1,2は、
溶接部5によって接合され、摩擦形式又は固定形式で相
互に連結されている。融解消耗電極9からの充填材8
は、2つのレール1,2の対向する前端部6,7の間に
挿入される。充填材8の融解は、消耗電極9とレール
1,2との間に形成される溶接アーク10の全面に起
き、これにより、数種のイナートガス12,13,14
から成るシールドガス包囲11は、酸素及び二酸化炭素
の溶接領域への侵入を阻止する。
【0015】例えば適当な直径を有する充填材ワイヤか
ら成る消耗電極9は、ワイヤ供給コイル15から引き出
され且つ溶接ガン16に引き渡され、そこには、経路1
7を介して電流が供給されると共に、シールドガス12
〜14、すなわち導管18を介してシールドガス混合物
がそれぞれ導入される。溶接ガン16は、伝統的に構成
され、それぞれのシールドガス混合物、シールドガス1
2〜14の供給、それぞれの電流供給、あるいは消耗電
極9のワイヤ動作を導入及び中断するために必要なスイ
ッチを有し、また、シールドガス12〜14又はそれぞ
れのシールドガス混合物のためのガスシリンダ21のよ
うな容器並びに電源装置20及び制御装置19に連結さ
れている。
【0016】所望の溶接領域の形成のため、消耗電極9
は、0.8mm〜4.0mmの範囲の直径を有し、これによ
り、電極装置20は、消耗電極9に100〜1100ア
ンペアの範囲の電流を供給する。シールドガス12〜1
4、それぞれの保護ガス混合物は、アルゴン40%〜7
0%、ヘリウム25%〜60%、二酸化炭素3%〜10
%、及び酸素0.1%〜1%という範囲の混合物から成
る。
【0017】各々の融解出力又は電源装置20の各電流
供給は、制御ユニットによって制御及び変更され、消耗
電極9が400粒/秒〜12000粒/秒の範囲に融解
され、それは好ましくは消費電極9の直径寸法に少なく
とも対応する直径を示す。上記基準は、通常環境下では
粒移行プロセスに属する、滴寸法に関するスプレーアー
ク金属移行プロセスの利点から恩恵を受けることを可能
ならしめる。新奇な溶接ガス混合物及び生じるプラズマ
場により、溶接部においてメタルフローの量を増大・維
持することが可能であり、また、基材の予加熱によるよ
り良い穿孔並びに溶接接合のより良い品質を達成するこ
とが可能である。
【0018】図2及び3は、幾つかの溶接領域22,2
3,24,及び25から成る2つのレール1及び2の間
の溶接部を示している。溶接領域24及び25は、両者
のための1つの単一溶接領域によって形成され得る。溶
接領域22〜25の図解図は、それらの各々がビード2
6,27,28,及び29から成ることを示している。
図3に示すように、それらのビード26〜29は、順次
上に配置されると共に対面するレール1,2の2つの前
端部6,7の間で相互に実質的に平行に配置される。実
質的に相互に平行に延び且つ順次上に配置される通常6
〜8で最大でも10であるビード26は、レール頭部3
0の部位の溶接領域22を形成し、他方、ビード28,
29及びレールステム31の部位の溶接領域23を形成
するビード27は、レール足部32の部位の溶接領域2
4,25を形成する。レール足部32の部位を図解的に
示したように、順次上に配置されたビード28,29の
適用は、短線で示されたビード28,29の最上層の融
解に帰着する。これは、相互に上に配置されたビード2
6〜29の間における材料の確実な接合を生じさせる。
【0019】溶接領域22〜25は対面する接触領域3
3,34,35,及び26で相互に融解され、このため
レール1,2の様々な空間方向に均一な構造配置が得ら
れる、ということが理解され得る。これにより、レール
足部の部位におけるビード28及び29の間には接触領
域36が、ビード27及び28の間には接触領域35
が、そしてビード27及び29の間には接触領域34が
形成される。接触領域34〜36は、異なる様々の陰影
及び破線で示されている。しかしながら、以下の図面の
1つに更に詳細に示されているように、単一溶接領域と
してレール足部32の部位に溶接領域24及び25を溶
接することが可能である。
【0020】均一な構造配置の利点は、曲げ強度又は引
張り強度の実質的増加を導く溶接部の標準的な機械的強
度性能を達成させることである。同時に、より優れた衝
撃抵抗が得られ、これにより、特にレール接合部位にお
いて走行車輪の衝突によって生ずる振動は、たとえレー
ル頭部30の走行面37部位にノッチが形成されても、
そのような溶接部5の寿命期間を短くさせない。
【0021】本発明によって一般的に達成自在のタイプ
の溶接部5は、個々の溶接領域22〜25の形成中の溶
接部の部位の冷却装置のためのレール1,2の基材の良
好な融解及び多量の材料除去のための熱供給の増大にも
かかわらず、レール1及び2の基材の破砕化を遅延させ
ることができる。図4〜9は、様々の溶接領域22〜2
5の形成中に要求される適切な位置にある冷却装置3
8,39,及び40を示している。同時に、図4〜9に
示されるシーケンスは、本発明に係る溶接部5の処理シ
ーケンスに帰着する。
【0022】図4及び5に示されるように、前端部6,
7の間の溶接ギャップ41は、溶接ギャップ41のそれ
に等しい厚み43を有する適当な突出部44を有する溶
接ギャップ41から突出する、レール頭部30の部位の
走行面37上にスペーサーブロック42を置くことによ
り、レール1及び2の前端部6及び7の間の溶接部5の
形成前に形成される。
【0023】冷却装置38は、レール1,2のトレッド
45に配設され、また、幾分大きい図5に示されるよう
に、溶接ギャップ41の厚み43に少なくとも等しい幅
47を有する埋設部46を有する。これにより、所定の
余分の充填材がトレッドを越えて延びることが達成され
る。レール足部32の部位においては、唯一の溶接領域
24がある。これは、レール31のステムの領域の溶接
部23とそのビード27との間、及び溶接領域24とそ
のビード28との間の接触領域34の展開に帰着する。
【0024】冷却媒体を冷却する熱交換器51及びポン
プ50を有する図解的に示された冷却サイクル49の図
解的に示された導管48を、冷却液が貫流するとき、冷
却装置38によって適切な冷却が到達される。これによ
り、基礎的なビードの近傍のビード28,29及びレー
ル1,2の基材の適切な温度が得られる。レール頭部3
0の部位に位置決めされるスペーサーブロック42は、
レール足部32の部位のレール1,2の熱応力のために
レール頭部30の部位の溶接ギャップ41がより小さく
なるのを阻止する。同時にこれは、相互溶接されるレー
ル1及び2の走行面37の真の整列された層を確実にす
る。
【0025】溶接領域24,25が相対的に少ない数の
最大でも10であるビード28,29を生ずることがで
きるので、一方においては、個々のビード28及び29
の間の確実な接合を達成することができ、他方において
は、レール1,2の基材との接合を達成することができ
る。特に、これにより、電極によるそのうよな溶接部の
形成と比較して極めて少ない数のビード26〜29を生
じさせることができるレール1,2間のビーム結合のそ
れと類似の連結が得られる。
【0026】レール1,2のレール足部32の溶接後に
おいては、図6及び7から理解され得るように、冷却装
置39は、レールステム31の一方側に取着され、前端
部6及び7の間の溶接ギャップ41は、幾つかの水平ビ
ード27によって閉塞される。しかしながら、垂直ビー
ド27を有する溶接ギャップ41を溶接する可能性がな
り、冷却装置は、レール31のステムの完全な溶け込み
を達成するようにレール31のステムの一方側壁から他
方側に置かれ得る。
【0027】この動作の後においては、スペーサーブロ
ック42がレール1,2の前端部6,7の間に位置する
が、該スペーサーブロック42は、冷却装置39と共に
除去され、別の冷却装置40が、冷却装置39の反対側
のレール頭部30の反対側に配設される。その後、溶接
ギャップ41は、10〜12、最大でも15を越えない
数のビード26でレール頭部30の部位に充填される。
正に冷却装置38のような冷却装置39及び40は、対
応する埋設部46を溶接ギャップの部位に示し、これに
より各ビード26〜29は、レール1,2の表面を越え
て延びている。該突出部がレール1,2の近傍面と干渉
するような部位においては、それらは、せん断機又は研
磨機によって除去され得る。
【0028】冷却装置39及び40は、冷却装置38と
同じ冷却サイクル49を有し得るが、各冷却装置38,
39,及び40がそれ自体の冷却サイクル49を持つよ
うにさせることもできる。本発明の別の利点は、個々の
断面における圧力が適当な充填材の選択により、特に異
なった充填材により多数のビード26〜29を用いるこ
とによって容易に取り扱われ得る、ということである。
従って、レール頭部30の部位、特に走行面37又は各
レール頭部側面の疲労や引っ掻きに対する優れた抵抗力
を実現するために、例えば異なる又はより強い充填材を
有する他のビードと比較して、例えば最上部の又は幾つ
かの走行面37の近傍のレール頭部30の部位のビード
26を形成することができる。
【0029】導入部において記載したシールドガスと共
に形成される溶接部5の前記プロセスの特別な利点は、
プラズマが生じる間において、ガス状の原子及び自由電
子が無関係であり、帯電されたガス微分子が極めて高温
に、すなわち6600〜22200度に加熱される、と
いうことである。もし、そのような加熱されたガス微分
子がアークを横切るならば、プラズマ微分子は、消耗電
極9の融解及び基材の加熱又は予備加熱のためにそれら
の熱を発散させる。そして、冷却されたガス状微分子
は、元のガスの分子構造を再生するために再度結合す
る。
【0030】更に、もし、各接触領域33,34,3
5,36の溶接領域22,23,24,25の直続のビ
ード26,27,28,29の充填材8の異なる性能が
それ程異なっていないならば、様々の溶接領域22〜2
5の形成中において極めて有益である。例えば弾性係数
の強度的な大きな差、屈曲係数、弾性膨張、他の材料的
な重要な性能が要求される場合、最終値に到達するよう
に幾つかの層を越えて線形的に又は指数関数的にそれら
の値を連続的に増大させることが良い。これにより、従
来的な動作圧力の間においても溶接シームの内部引張力
及びクラックが阻止される。
【0031】更に、個々のビード26〜29の形成中に
おいて、様々の隣接する溶接領域22〜25の独立した
ビード26〜29が直続の他のものに付与されるときに
主として高強度下で均一構造が実現されるということを
考慮することが重要である。従って、破砕化のような総
ての否定的効果を有する溶接領域の多数の加熱及び冷却
が除去される。これは、各溶接領域22〜25の隣接す
るビード26〜29の形成ばかりでなく、それらの接触
領域33〜36の22〜25の近傍の溶接領域の直続的
形成に向いている。これは、溶接領域22〜25の間の
内部引張力を阻止し、且つ、個々の溶接領域22〜25
の接触領域33〜36内の付加的な構造変化を回避せし
める。
【0032】相互隣接する各溶接領域22〜25又は溶
接領域22,23,24,25の直近の連続発生するビ
ード26〜29が各反対の溶接方向に離設されるとき、
この溶接プロセスは有益である、ということが証明され
た。これは、このビード26〜29が連続的に理論的に
ジグザグのビード26〜29として発生され、個々のビ
ード26〜29の間の溶接領域22〜25の境界域の新
奇な溶接プロセスによって発生される移行損失を回避さ
せるので、各溶接プロセスの当初における構造変更が回
避され得る、という有益的効果を有する。
【0033】もし、各ビート26〜29又は溶接領域2
2〜25の連続発生するビード26〜29が隣接の溶接
部5のレール方向の縦にオフセットされて、レール方向
に垂直に延びる境界領域とオーバーラップするならば、
それは大きな利点であり得る。れんが壁のような一種の
複合構造を製造するために例えば半分だけビード26〜
29の層をオフセットさせることは、溶接部5の特性を
著しく改善する充填材8の個々の層の又は緻密な小歯状
の個々のビード26〜29を提供する。
【0034】本発明の範囲内において、図示設計例のよ
うな個々の要素の構造を変更することや様々の異なる形
式のそれらの要素を結合することが勿論可能である。更
に、上記例の単一の特性は、それ自体の進歩的な解決を
提供し得る。最後に、上記図示例の図面において個々の
部品が釣り合わないように拡大され、又は図解的に簡略
化されている、ということに留意されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、適当な溶接システムによる溶接部の製
造中のレール連結部の簡略化した図解的側面図である。
【図2】図2は、図3のII−II線に沿う、整列されて対
面するレールの2つの端部の間の溶接部の前方断面図で
ある。
【図3】図3は、図2のIII −III 線に沿う、図2に示
されたような溶接部の断面図である。
【図4】図4は、図5のIV−IV線に沿う、溶接先端部位
内の溶接域を有する溶接部及び冷却装置の前方断面図で
ある。
【図5】図5は、図4の溶接部の側面図である。
【図6】図6は、図7のVI−VI線に沿う、レールのステ
ム用の適当な冷却装置を有するレールのステム及び溶接
先端部位の溶接終了域を有する溶接部の前方断面図であ
る。
【図7】図7は、図6の溶接部の側面図である。
【図8】図8は、溶接完了域を有する溶接部の前方断面
図であって,レールのステム及びレール頭部用の冷却装
置の断面図である。
【図9】図9は、図8の溶接部の側面図である。
【符号の説明】
4…レール軌道 5…溶接部 8…充填材 22,23,24,25…溶接領域 26,27,28,29…ビード 30…レール頭部 31…レールステム 32…レール足部 33,34,35,36…接触領域 37…走行面 38,39…冷却装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール軌道に沿って順次配置される2つ
    のレール間の溶接連結構造であって、対面するレールの
    前端部がレール足部からレール頭部に延びる充填材によ
    って連結される、溶接連結構造において、溶接部(5)
    は、レール足部(32)、レールステム(31)、及び
    レールステム頭部(30)を連結する溶接領域(22,
    23,24,25)から成り、溶接領域(22〜25)
    は、直面する接触領域(33〜36)に固定形式で連結
    され、レール頭部(30)の溶接領域(22)は、相互
    に隣接して配置され且つ好ましくは相互に略平行に上下
    に配置される15より少ない融解ビード(26)を有
    し、レール足部(32)の溶接領域(24,25)は、
    相互に隣接して配置され且つ相互に略平行に延びる10
    より少ない融解ビード(28,29)を有することを特
    徴とする溶接連結構造。
  2. 【請求項2】 上記充填材(8)は、他の溶接領域(2
    3〜25)よりも、レール軌道(4)の少なくとも1つ
    の走行面(37)に直面する表面領域の硬度ないし抵抗
    力が優れることを特徴とする請求項1に記載の溶接連結
    構造。
  3. 【請求項3】 上記溶接領域(22〜25)は、異なる
    充填材(8)で形成されることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の溶接連結構造。
  4. 【請求項4】 上記溶接領域(22〜25)は、幾つか
    の層で形成され、且つ好ましくは異なる充填材(8)で
    形成される少なくとも個々の層で形成されることを特徴
    とする請求項1から3の1項以上に記載の溶接連結構
    造。
  5. 【請求項5】 レール足部(32)の方向の、又は走行
    面(37)の方向の層の、又は溶接領域の充填材の引張
    強度、弾性係数、及び硬度は、線形的に及び/又は指数
    関数的に変化されることを特徴とする請求項1から4の
    1項以上に記載の溶接連結構造。
  6. 【請求項6】 特に請求項1から5の1項以上に係る、
    溶接ギャップの厚みによるレールの2つの前端部が相互
    に離設される、レール軌道のレールの相互対面する前端
    部間の溶接連結構造の製造方法において、40%〜70
    %のアルゴン、25%〜60%のヘリウム、3%〜10
    %の二酸化炭素、0.1%〜1%の酸素を有して成るシ
    ールドガス(12〜14)と、0.8mm〜4.0mmの直
    径を有する消耗電極(9)と、100〜1100の範囲
    の電流、とを使用し、 ビードは、レール足部(32)の領域の溶接領域(2
    4,25)に順次上に付加され、そして、レール頭部
    (30)及びレールステム(31)の領域に位置する溶
    接領域に形成され、レール足部(32)の溶接領域(2
    4,25)は、重ねられる10以下のビード(26)に
    よって形成され、レール頭部(30)の溶接領域(2
    2)は、重ねられる15以上のビード(26)によって
    形成されることを特徴とする、レール軌道のレールの相
    互対面する前端部間の溶接連結構造の製造方法。
  7. 【請求項7】 先ず、レール頭部(30)から対向・離
    設されるレールの支持面の溶接ギャップに対して冷却装
    置が割り当てられ、溶接領域(24,25)は、充填材
    (8)で充填され、冷却装置(38)は、除去され、そ
    の後、冷却装置(39)がレール(31)のステムの領
    域の溶接領域(23)に対して割り当てられることを特
    徴とする請求項6に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 所定の溶接領域(23〜25)の個々の
    ビード(26〜29)は、相互に直接続くように適時付
    加されることを特徴とする請求項6又は7のいずれか1
    項に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 完了した溶接領域(23,24)に隣接
    する別の溶接領域(22,25,23,24)は、既に
    完了した溶接領域(23,24)のビード(26〜2
    9)の冷却の前に形成されることを特徴とする請求項6
    〜8の1項以上に記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 溶接領域(22〜25)の直近の連続
    形成されるビード(26〜29)は、反対方向のそれぞ
    れの従属溶接方向に付加されることを特徴とする請求項
    6〜9の1項以上に記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 相互に隣接する溶接領域の又は対応す
    る溶接領域(22〜25)のビード(26〜29)は、
    レール軌道に沿ってオフセットされ、且つレールの長さ
    方向に垂直な境界領域にオーバーラップすることを特徴
    とする請求項6〜10の1項以上に記載の製造方法。
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