JPH0623483A - テ−ブル型回転鋳造機におけるアノ−ド曲り矯正方法及び装置 - Google Patents

テ−ブル型回転鋳造機におけるアノ−ド曲り矯正方法及び装置

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JPH0623483A
JPH0623483A JP20628792A JP20628792A JPH0623483A JP H0623483 A JPH0623483 A JP H0623483A JP 20628792 A JP20628792 A JP 20628792A JP 20628792 A JP20628792 A JP 20628792A JP H0623483 A JPH0623483 A JP H0623483A
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JP
Japan
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anode
mold
anodic
kicker
bending
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Application number
JP20628792A
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Inventor
Hiromi Kondo
裕臣 近藤
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の整形工程Bにあった曲り矯正装置を鋳造
機側に設置することにより、比較的安価なプレス装置を
提供し、不良アノ−ドの発生率を低減し、歩留りの向
上、省力化等を可能にすることを目的とする。 【構成】 回転テ−ブル3の下方に敷設したカムレ−ル
1を途中で一部除去若しくはアノ−ドキッカ−2がアノ
−ド6に突出し力を作用させないように下降させて設け
ると共に、カムレ−ル1を除去若しくは下降させた位置
に対応させて前記回転テ−ブル3の上方に昇降可能なプ
レス金物2を有する曲り矯正装置を設け、かつ、該曲り
矯正装置の回転テ−ブル3の回転方向後段に剥離装置を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、銅,鉛,亜鉛やニッ
ケル等を鋳造するテ−ブル型回転鋳造機(図2)のアノ
−ド(陽極板)の曲り矯正方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】銅,鉛,亜鉛やニッケル等、非鉄金属を
鋳造するテ−ブル型回転鋳造機(図2)において、鋳造過
程で生じるアノ−ドの曲り量(懸垂精度)は、例えば図
1の様に規制されており、この範囲を超えると次工程の
整列工程に支障を来し、電解精製工程の歩留りを悪化さ
せることになる。鋳造過程において、冷却不均一、鋳型
への焼付等による離型時の歪み等によりアノ−ドが極端
に曲がりを生じると、剥取り工程で剥取ることができな
いため、不良アノ−ドとして処分せざるを得ない。ま
た、不良品とはならなくても曲りが生じたり、鋳張りが
発生すると所定の間隔にカソ−ドとアノ−ドを整列する
電解精製工程において、ショ−トパスにより電流密度が
不均一となり、電力ロスが大きくなる等の問題が発生す
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記問題点を解決する
ため、曲りが発生したアノ−ドを鋳造工程中に矯正する
必要がある。ところが、従来、このアノ−ド曲り矯正装
置は図2の鋳造工程Aとは別工程の整形工程Bに設置さ
れていたために設備費が嵩み、スペ−ス効率も悪く、作
業工数もかかる等の問題があった。本発明は図3(a)の
ごとき従来の整形工程Bにあった曲り矯正装置を図3
(b)に示すごとく鋳造機側に組込むことにより、比較的
安価なプレス装置によって、不良アノ−ドの発生率を低
減し、歩留りの向上、省力化等を可能にすることを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】テ−ブル型回転鋳造機に
おける曲り矯正方法として、モ−ルド5に鋳込んだアノ
−ド6をアノ−ドキッカ−2によって突上げた後、アノ
−ドキッカ−2を後退させると共に、モ−ルド5から突
上げられたアノ−ド6を再びモ−ルド5内に加圧して押
込みアノ−ド6の前記突上げ時の曲りを矯正し、再度前
記アノ−ドキッカ−2を作動してモ−ルド5内のアノ−
ド6を突出すようにした。そしてこの方法を実施する装
置として、回転テ−ブル3の下方に敷設したカムレ−ル
1を途中で一部除去若しくはアノ−ドキッカ−2がアノ
−ド6に突出し力を作用させないように下降させて設け
ると共に、カムレ−ル1を除去若しくは下降させた位置
に対応させて前記回転テ−ブル3の上方に昇降可能なプ
レス金物2を有する曲り矯正装置を設け、かつ、該曲り
矯正装置の回転テ−ブル3の回転方向後段に剥離装置を
設けた。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基いて説明する。
図4は従来のアノ−ド突上げ用カムレ−ル配置とアノ−
ド剥離状況の説明図、図5はアノ−ドが鋳型に焼付き、
曲りが発生した状態の説明図である。図6は本発明に係
るカムレ−ル配置図、図7は曲り矯正装置の詳細図であ
る。さて、1は回転テ−ブル3の下方に敷設されたカム
レ−ル、2は鋳造機の前記テ−ブル3に取りつけられた
アノ−ドキッカ−である。4はモ−ルド5に挿入されて
いる突上げロッド、6はアノ−ド(陽極板)である。カ
ムレ−ル1はアノ−ド6の強制水冷が完了し、剥取りを
開始する位置より連続に設置され、テ−ブル3の回転方
向に沿って上向きに勾配が付けられている。アノ−ドキ
ッカ−2を作動して突上げロッド4を介しアノ−ド6が
上方に持ち上げられモ−ルド5から剥離される。鋳造工
程中に発生する主な曲りの原因は、モ−ルド5への注湯
後にアノ−ド6がスプレイ水によって強制冷却し、固化
され、モ−ルド5より剥離される時点で冷却不均一によ
る冷却歪み、離型剤散布不良、モ−ルドの劣化等により
アノ−ド6が焼付き、モ−ルド5から離型(突出し)す
る際の離型歪み等に起因する。
【0006】さて、本発明はカムレ−ル1を図6のよう
に、従来回転テ−ブル3の回転方向に沿って連続した上
向き勾配としていたカムレ−ルを途中で除去(図6の矢
印cの位置)若しくは、図示しないが、アノ−ドキッカ
−2がアノ−ド6に突出し力を作用させない位置まで下
降させ、この位置ではアノ−ドキッカ−2を非作動状態
にして、この位置に対応させて回転テ−ブル3の上方に
後述する曲り矯正装置を設け、該矯正機により矯正し、
再びカムレ−ル1bによりアノ−ドキッカ−2を突出し、
アノ−ド6をモ−ルド5から剥離させるようにしたもの
である。図7を参照して、前記曲り矯正装置は、台車架
台7上を走行する台車8に矯正用のシリンダ−9を搭載
している。このシリンダ−9の下端にはプレス金物12
及びテ−ブル回転速度と台車走行速度を同調させるため
のガイドロ−ル11が取付けられている。10は前記台
車8に取付けられたバランスウエ−トで、台車走行抵抗
力より少し重めとし、ガイドロ−ル11がモ−ルド5の
側面にガイドされていない時は、ウエ−ト差分台車8が
逆走するようになっている。
【0007】以上の様に構成されている本発明装置の動
作について説明する。先ずモ−ルド5へ注湯が完了し、
冷却ゾ−ンを通過した位置からカムレ−ル1がテ−ブル
回転方向に沿って上向き勾配で敷設されているので、テ
−ブルが回転するにつれて、アノ−ドキッカ−2を介し
て突上げロッド4が持ち上げ、アノ−ド6はモ−ルド5
から上昇し、剥離を開始する。一方矯正装置は、冷却ゾ
−ンを出た位置と剥取装置設置位置の中間に設置されて
おり、この部分には前記したようにカムレ−ル1は除去
されて敷設されていないため、アノ−ド6はモ−ルド5
内へ下降復帰する。
【0008】この時点で矯正装置のシリンダ−9(図
7)は、加圧準備のためテ−ブル側に向い中間位置迄下
降しており、ガイドロ−ル11はモ−ルド5の側面に接
触して待機している(図7仮想線)ため、テ−ブル回転
速度と同調して走行スタ−トし、同時に加圧シリンダ−
9の下降によりアノ−ド6を加圧矯正する。加圧矯正後
にはシリンダ−9は上限位置迄上昇し、ガイドロ−ル1
1はモ−ルド5を離れ、バランスウエ−ト10により台
車8は原点迄逆走する。この加圧矯正時間は鋳型への注
湯工程の1サイクルタイムに一致し(図8)、加圧シリ
ンダ−9の上限,中間,下限各停止位置は、図示しない
検出器により動作する。加圧矯正されたアノ−ド6は再
びカムレ−ル1により持ち上げられ、モ−ルド5から再
剥離し剥取装置によりテ−ブル上より取り上げられ次工
程へ移動する。
【0009】なお、本実施例では、台車8を走行用の駆
動源を必要としないバランスウエイト方式としたものに
ついて例示したが、台車8に走行用モ−タ、クラッチ及
びクランプ装置を設けて、加圧時にはクラッチを開放
し、モ−ルドのサイド部をクランプして回転テ−ブル3
と同調して走行させ、逆走時にはクラッチを接続し、走
行用駆動源(モ−タ)によって待期位置に逆走・復帰さ
せるようにしてもよい。
【0010】
【効果】以上説明した様に、アノ−ド曲り矯正装置は、
鋳造工程中に設置せられるので、設備費用やスペ−ス、
手数を節減することが可能となった。又鋳造工程中に焼
付等により曲りが発生したアノ−ド6の曲がり矯正や、
鋳張りを除去することができるので、不良アノ−ドの発
生率が少なく、歩留りの向上、省力化等実用上多大な成
果が得られる。アノ−ドの凝固は完了しているものの、
平均温度は未だ高温で弾性域に入る前の高温物性率を有
しているため、ヤング率は常温より小さく、小さい矯正
力でよく、装置も大がかりにならないという利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】アノ−ドの曲り規制量の説明図。
【図2】テ−ブル型回転鋳造機の説明図。
【図3】(a)は従来の工程図、(b)は本発明の工程図。
【図4】従来のアノ−ド突上げ用カムレ−ルとアノ−ド
剥離状態を示す。
【図5】アノ−ドの曲り発生状態を示す図。
【図6】本発明のカムレ−ル配置図。
【図7】曲り矯正装置の配置図。
【図8】工程中におけるモ−ルド矯正時を示すフロ−を
示す。
【符号の説明】
1 カムレ−ル 2 キッカ− 3 テ−ブル 4 突上げロッド 5 モ−ルド 6 アノ−ド 7 台車架台 8 台車 9 シリンダ− 10 バランスウエ−
ト 11 ガイドロ−ル 12 プレス金物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モ−ルド(5)に鋳込んだアノ−ド(6)を
    アノ−ドキッカ−(2)によって突上げた後、アノ−ド
    キッカ−(2)を後退させると共に、モ−ルド(5)から突
    上げられたアノ−ド(6)を再びモ−ルド(5)内に加圧し
    て押込みアノ−ド(6)の前記突上げ時の曲りを矯正し、
    再度前記アノ−ドキッカ−(2)を作動してモ−ルド(5)
    内のアノ−ド(6)を突出すようにしたことを特徴とする
    テ−ブル型回転鋳造機におけるアノ−ド曲り矯正方法。
  2. 【請求項2】 回転テ−ブル(3)の下方に敷設したカム
    レ−ル(1)を途中で一部除去若しくはアノ−ドキッカ−
    (2)がアノ−ド(6)に突出し力を作用させないように下
    降させて設けると共に、カムレ−ル(1)を除去若しくは
    下降させた位置に対応させて前記回転テ−ブル(3)の上
    方に昇降可能なプレス金物(2)を有する曲り矯正装置を
    設け、かつ、該曲り矯正装置の回転テ−ブル(3)の回転
    方向後段に剥離装置を設けたことを特徴とするテ−ブル
    型回転鋳造機におけるアノ−ド曲り矯正装置。
JP20628792A 1992-07-10 1992-07-10 テ−ブル型回転鋳造機におけるアノ−ド曲り矯正方法及び装置 Pending JPH0623483A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110376A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 鉛電解アノードの鋳造方法
JP2013154404A (ja) * 2005-08-01 2013-08-15 Meyer Thomas John 電極
JP2014524518A (ja) * 2011-08-22 2014-09-22 ズィムコ グループ (プロプライエタリー) リミテッド 整直装置

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