JPH06233454A - 電力変換装置の過電圧保護回路 - Google Patents

電力変換装置の過電圧保護回路

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JPH06233454A
JPH06233454A JP5015313A JP1531393A JPH06233454A JP H06233454 A JPH06233454 A JP H06233454A JP 5015313 A JP5015313 A JP 5015313A JP 1531393 A JP1531393 A JP 1531393A JP H06233454 A JPH06233454 A JP H06233454A
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voltage
turned
capacitor
overvoltage
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Haruki Yoshikawa
春樹 吉川
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Fuji Electric Co Ltd
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    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
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    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L3/00Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02H7/1222Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for converters; for rectifiers for static converters or rectifiers for inverters, i.e. dc/ac converters responsive to abnormalities in the input circuit, e.g. transients in the DC input
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外来サージを低減することで、比較的低耐圧
の電力用半導体素子を使用可能として低コストとし、小
型・軽量化を図る。 【構成】 電力変換器7の前段に設けられた入力フィル
タリアクトル5と直列にGTOサイリスタ9と抵抗10
との並列回路を接続し、入力フィルタコンデンサ6と並
列に抵抗11とサイリスタ12との直列回路を接続し、
過電圧状態になったらGTOサイリスタ9をオフ、サイ
リスタ12をオンとして外来サージを抵抗10,11で
分圧して低減することにより、入力フィルタコンデンサ
6の電圧上昇を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力用半導体素子か
らなる電力変換器の入力サージに対する過電圧保護回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に車両用変換装置の例を示す。同図
において、1は電車線、2はパンタグラフ(パンタとも
いう)、3はアレスタ(避雷器)、4は高速度遮断器
8,入力フィルタリアクトル5,入力フィルタコンデン
サ6および電力用半導体素子をスイッチング素子とする
電力変換器7などから構成される車両用変換装置であ
る。電力変換器7としては、例えば車両駆動装置(チョ
ッパ,VVVFインバータなど)や車両補助電源装置な
どがある。
【0003】従来、電力変換器に使用される電力用半導
体素子の耐圧は外来サージによって決められる。雷サー
ジの場合は、入力側に設置されたアレスタ(図8の符号
3参照)によって電圧が例えば図9のように制限され、
同図に実線で示すような波形のサージがフィルタを含む
車両用変換装置に入力されることになる。通常、直流1
500V給電の電車線の場合には、アレスタの制限電圧
が4500Vであり、電力用半導体素子としては450
0V耐圧のものが使用される。
【0004】図10には入力サージ電圧が印加されたと
きのコンデンサ電圧波形(ステップ応答)を示してお
り、入力フィルタの共振振動によって同図(ロ)にVc
で示すように同(イ)の入力サージ電圧ΔVよりも高く
なる(電力変換器側が完全に無負荷の場合には、ΔVの
2倍まではね上がる)。実際には、入力フィルタの共振
周波数がサージ電圧パルス幅に対して十分低い値になっ
ていれば、図10に破線で示すようにΔVよりも小さな
はね上がり電圧に抑制されることが多いが、サージによ
っては図10の実線で示すように、アレスタ電圧よりも
コンデンサ電圧が大きくなることもある。
【0005】通常、外来サージにより入力フィルタコン
デンサが過電圧になると、変換器7の動作を停止して保
護を図るようにしているが、このコンデンサ電圧が素子
の耐圧を越えると素子破壊に至る。一方、電力用半導体
素子の性能は素子耐圧と密接な関係を持っており、一般
に素子耐圧を高くすればするほど素子のオン電圧は高く
なり、スイッチング性能も低下する。つまり、電力用半
導体素子として高耐圧のものを用いるほど損失が大きく
なり、変換器が大型化することになる。特に、車両用変
換装置に用いられる電力用半導体素子は入力サージ電圧
が大きいため、変換器動作から要求される素子耐圧(通
常のスイッチング動作で印加される最大電圧)よりも、
かなり大きな耐圧特性を持つものが使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、車両用
変換装置に使用する電力用半導体素子は過大な外来サー
ジ電圧に対処すべく、これに耐える耐圧のものを使用し
ている。高耐圧の電力用半導体素子は高価であるだけで
なく素子損失も大きいため、これを用いて変換器を構成
すると、装置が大型化するという問題がある。したがっ
て、この発明の課題は外来サージではなく、変換器動作
から要求される素子耐圧のものを使用できるようにする
ことで、装置の小型,軽量化さらには低コスト化を図る
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、第1の発明では、電力用半導体素子をスイッチ
ング素子とする電力変換器の入力側にはリアクトルとコ
ンデンサからなる入力フィルタを接続して構成される電
力変換装置の過電圧保護回路において、前記リアクトル
と直列に第1のスイッチ素子と第1の抵抗との並列回路
を接続するとともに、前記コンデンサと並列に第2のス
イッチ素子と第2の抵抗との直列回路を接続し、通常は
前記第1のスイッチ素子をオン、前記第2のスイッチ素
子をオフとしておき、外来サージ電圧によって過電圧に
なったときは、第1のスイッチ素子をオフとし、第2の
スイッチ素子をオンとすることを特徴としている。この
第1の発明では、前記過電圧を、前記電力変換装置の入
力部の電圧にもとづき検知することができ、あるいは前
記電力変換器の入力側に設けられた前記コンデンサの両
端電圧にもとづき検知することができる。
【0008】第2の発明では、電力用半導体素子をスイ
ッチング素子とする電力変換器の入力側にはリアクトル
とコンデンサからなる入力フィルタを接続して構成され
る電力変換装置の過電圧保護回路において、前記リアク
トルと直列に第1のスイッチ素子と第1の抵抗との並列
回路を接続するとともに、前記コンデンサと並列に第2
のスイッチ素子と第2の抵抗との直列回路を接続し、通
常は前記第1のスイッチ素子をオン、前記第2のスイッ
チ素子をオフとしておき、前記コンデンサの端子電圧が
第1の過電圧レベルを越えたときは第2スイッチ素子を
オンとし、さらにコンデンサの端子電圧が第2の過電圧
レベルを越えたときは第1スイッチ素子をオフとするこ
とを特徴としている。
【0009】また、第3の発明では、電力用半導体素子
をスイッチング素子とする電力変換器の入力側にはリア
クトルとコンデンサからなる入力フィルタを接続して構
成される電力変換装置の過電圧保護回路において、前記
リアクトルと直列に双方向の電流遮断能力を持つ第1の
スイッチ素子と抵抗との並列回路を接続するとともに、
電力変換装置の入力部過電圧以外の変換装置の故障時に
も前記第1のスイッチ素子をオフとして、その保護を可
能にしたことを特徴としている。さらに、第1,第2,
第3の発明では、前記第1のスイッチ素子とこれに並列
接続される抵抗を、前記コンデンサの初期充電のために
も利用することができる。
【0010】
【作用】変換装置の入力部に第1のスイッチ素子と第1
の抵抗との並列回路を接続するとともに、入力フィルタ
コンデンサに並列に第2のスイッチ素子と第2の抵抗と
の直列回路を接続し、入力が過電圧になったら第1のス
イッチ素子をオフ、第2のスイッチ素子をオンとして第
1,第2抵抗によりサージ電圧を分圧することにより、
入力コンデンサ電圧の上昇を抑制し、比較的耐圧の低い
電力用半導体素子を使用可能とする。その結果、装置の
低価格化,小型・軽量化を図ることができる。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の第1実施例を示す回路図で
ある。すなわち、この実施例は図8に示すものに対し
て、高速度遮断器8と入力フィルタリアクトル5との間
には、自己消弧能力を持つ例えばゲートターンオフ(G
TO)サイリスタ9と抵抗10とダイオード13との並
列接続回路を挿入するとともに、入力フィルタコンデン
サ6にはこれと並列に抵抗11とサイリスタ12との直
列回路を接続して構成される。
【0012】ここで、高速度遮断器8は車両用変換装置
4の異常時に動作し、装置4を電車線1から切り離す働
きをしており、GTOサイリスタ9と抵抗10,11お
よびサイリスタ12は外来サージに対する保護のために
設けられる。また、ダイオード13は車両駆動装置のよ
うに、変換器7の運転モードとして回生運転モードがあ
るときにその回生電流を流すために設けられ、補助電源
装置のように回生運転モードが無い場合はダイオード1
3は不要である。
【0013】図1の動作について説明する。通常運転時
には、高速度遮断器8とGTOサイリスタ9はオン状態
で、サイリスタ12はオフ状態にある。ここで、過大な
外来サージが入力されると、図示されない過電圧検知手
段により、その入力電圧または入力フィルタコンデンサ
の端子電圧などにもとづき過電圧状態を検知し、GTO
サイリスタ9をオフとしサイリスタ12をオンとする。
このとき、変換器7も良く知られている方法により、そ
の動作を停止させられるのはいうまでもない。
【0014】図2は図1のコンデンサ6の両端電圧から
過電圧検知する場合の例を説明するための動作波形図で
ある。なお、図2(イ)の入力サージ電圧は、実際にパ
ンタから侵入したサージをアレスタで制限電圧に制限し
た波形として示しており、図2(ロ)の点線はこの発明
を適用しない場合のコンデンサ電圧波形を示す。すなわ
ち、入力にΔVのサージ電圧が印加されると、コンデン
サ電圧は図2(ロ)のように上昇し、これが予め設定さ
れた過電圧検知レベルを越えると、GTOサイリスタ9
をオフとしサイリスタ12をオンとする。
【0015】これにより、抵抗10とリアクトル5が直
列で、抵抗11とコンデンサ6が並列になる回路が構成
され、このため、コンデンサ6の電圧は最終的には図2
(ロ)のように抵抗10と抵抗11の分圧比で決まる電
圧値に落ち着くことになる。いま、抵抗10の抵抗値を
R1、抵抗11の抵抗値をR2、サージ電圧を(Vs+
ΔV)とすると、コンデンサ6の最終的な電圧はR2/
(R1+R2)・(Vs+ΔV)となる。すなわち、変
換器に用いる電力用半導体素子の耐圧は、過電圧検知レ
ベルまたはR2/(R1+R2)・(Vs+ΔV)の値
以上あれば、過大な外来サージによって素子破壊するお
それはない、ということになる。
【0016】図3は装置の入力すなわちアレスタの両端
電圧から過電圧検知する場合の例を説明するための動作
波形図である。なお、ここでも図3(イ)の入力サージ
電圧は、実際にパンタから侵入したサージをアレスタで
制限電圧に制限した波形として示しており、図3(ロ)
の点線はこの発明を適用しない場合のコンデンサ電圧波
形を示している。
【0017】すなわち、アレスタの両端電圧が予め設定
された過電圧検知レベルを越えると図2の場合と同様
に、GTOサイリスタ9をオフとしサイリスタ12をオ
ンとする。これにより、コンデンサ電圧は図3(ロ)の
ようにVsからゆっくりと変化し、最終的にはR2/
(R1+R2)・(Vs+ΔV)の電圧に落ち着く。つ
まり、電力用半導体素子の耐圧は従来は入力サージ電圧
の最大値(アレスタの制限電圧)の耐圧が必要であった
が、図1の如く構成して図2または図3のように制御す
ることにより、それよりも充分に低い耐圧の電力用半導
体素子を使用できるようになり、装置のコストダウンが
可能となり、小型,軽量化も図ることができる。
【0018】図1ではスイッチ素子9,12としてそれ
ぞれGTOサイリスタ,サイリスタを用いたが、これと
同等の動作を行なうスイッチ素子ならばどのようなもの
を用いても良い。また、スイッチ素子12を自己消弧能
力を持たないサイリスタとしたが、自己消弧能力を持つ
ものを使用しても差し支えない。さらに、上記ではスイ
ッチ素子を同時にオン,オフするようにしたが、上述と
同様の動作が確保されコンデンサ電圧の抑制効果がほぼ
同じならば、そのタイミングは必ずしも同時でなくても
構わないものである。
【0019】図4はこの発明の第2実施例を示す回路図
である。これは、図1に示すサイリスタ12をGTOサ
イリスタ等の自己消弧能力を持つスイッチ素子22に置
き換えるとともに、過電圧検知レベルを2つ設けてコン
デンサ電圧が過電圧検知レベル1を越えたらGTOサイ
リスタ22をオンとし、コンデンサ電圧が過電圧検知レ
ベル2を越えたらGTOサイリスタ9をオフするように
したものである。
【0020】図5は入力サージのパルス幅が小さい場合
の図4の動作を説明するための説明図である。この場合
は、過電圧検知レベル1を越えたことを検知したとき、
GTOサイリスタ22をオンすれば、抵抗11によって
コンデンサ電圧の上昇が抑制されるため、コンデンサ電
圧は図5(ロ)に実線で示すように、過電圧検知レベル
2には達しない。したがって、この場合は変換器7を停
止させることなく運転を続行しても、やがてはサージ電
圧が図5(イ)のように低下するので、これが規定のレ
ベルに低下した時点で、GTOサイリスタ22をオフと
することができる。
【0021】図6は入力サージのパルス幅が長い場合の
図4の動作を説明するための説明図である。この場合
は、過電圧検知レベル1を越えたことを検知してGTO
サイリスタ22をオンしても、コンデンサ電圧は抑制さ
れずに上昇を続けるので、過電圧検知レベル2に達す
る。この場合は、変換器7の動作を停止させるととも
に、GTOサイリスタ9をオフとして、過電圧保護を図
るようにする。
【0022】つまり、図4のように構成して図5のよう
に制御することにより、外来サージが比較的小さい場合
には変換装置を停止させることなく運転を続行すること
ができ、また図4のように構成して図6のように制御す
ることにより、サージ電圧パルス幅が長い場合にも確実
な過電圧保護を図ることができる。すなわち、この実施
例の場合は図1と同様の効果が得られるだけでなく、特
に比較的数多く発生するレベルの小さな外来サージにつ
いては、装置を停止せずに運転を続けられるという顕著
な利点が得られる。
【0023】図7に第3の実施例を示す。これは基本的
な構成,作用は図1と同じであるが、高速度遮断器の代
わりに事故電流遮断能力を持たない電磁接触器14を用
いるとともに、ダイオードの代わりにGTOサイリスタ
15を用いて構成した点が特徴である。また、図7では
図1と同様のサイリスタ12で構成しているが、図4の
場合と同様、サイリスタ12の代わりにGTOサイリス
タ等の自己消弧素子を用いて構成しても良い。そして、
図1および図4ではGTOサイリスタ9を、外来サージ
等による過電圧発生時にのみオフするようにしていた
が、ここでは入力過電圧だけでなく変換装置の他の故障
時にも、GTOサイリスタ9,15をオフとしてその保
護を図ることが可能となる。
【0024】なお、他の故障時にはサイリスタ12(ま
たはGTOサイリスタ22)はオンしないようにするも
のとする。また、補助電源装置の場合のように変換器に
回生モードがない場合には、GTOサイリスタ15は不
要なのは言うまでもない。変換器7の短絡故障のような
場合には過大な電流が流れるが、GTOサイリスタ9ま
たは15によってその電流を遮断することにより、電流
は抵抗10に転流し電流値が低減されるため、事故電流
遮断能力を持たない電磁接触器14によっても保護の役
目を充分に果たすことができる。
【0025】上記では直接関係がないため、従来回路ま
た各実施例回路でも説明を省略したが、このような装置
においては一般に、コンデンサ6を初期充電するための
回路が必要となる。この初期充電回路は、初期充電時に
リアクトル5に直列に抵抗を挿入し、充電後にこの抵抗
の両端を短絡するようにしている。したがって、この直
列に挿入される抵抗として図1,4および7の抵抗10
を利用する。つまり、抵抗10を入力過電圧時のみでな
く、コンデンサ6の初期充電用抵抗として使用すること
ができる。
【0026】動作としては、図1(図4,図7でも同
様)において、装置起動時にはGTOサイリスタ9をオ
フしておき、コンデンサ6の電圧が入力電圧にほぼ等し
くなったところで、GTOサイリスタ9をオンするよう
にするものである。このように構成することにより、初
期充電装置を特別に設ける必要がなく、この点からも装
置の小型,軽量化,低価格化を図ることが可能となる。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、従来よりも低耐圧の
電力用半導体素子を使用できるので、コストが低減でき
るだけでなく、素子発生損失が小さいため装置の小型,
軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】図1における過電圧検知の1例とその動作を説
明するための波形図である。
【図3】図1における過電圧検知のための別の例とその
動作を説明するための波形図である。
【図4】この発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図5】入力サージのパルス幅が小さい場合の図4の動
作を説明するための説明図である。
【図6】入力サージのパルス幅が長い場合における図4
の動作を説明するための説明図である。
【図7】この発明の第3実施例を示す回路図である。
【図8】従来例を示す回路図である。
【図9】図8におけるアレスタ制限電圧を説明するため
の説明図である。
【図10】図8の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1…電車線、2…パンタグラフ、3…アレスタ、4…車
両用変換装置、5…リアクトル、6…コンデンサ、7…
電力変換器、8…高速度遮断器、9,15,22…GT
Oサイリスタ、10,11…抵抗器、12…サイリス
タ、13…ダイオード、14…電磁接触器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力用半導体素子をスイッチング素子と
    する電力変換器の入力側にはリアクトルとコンデンサか
    らなる入力フィルタを接続して構成される電力変換装置
    の過電圧保護回路において、 前記リアクトルと直列に第1のスイッチ素子と第1の抵
    抗との並列回路を接続するとともに、前記コンデンサと
    並列に第2のスイッチ素子と第2の抵抗との直列回路を
    接続し、通常は前記第1のスイッチ素子をオン、前記第
    2のスイッチ素子をオフとしておき、外来サージ電圧に
    よって過電圧になったときは、第1のスイッチ素子をオ
    フとし、第2のスイッチ素子をオンとすることを特徴と
    する電力変換装置の過電圧保護回路。
  2. 【請求項2】 前記過電圧を、前記電力変換装置の入力
    部の電圧にもとづき検知することを特徴とする請求項1
    に記載の電力変換装置の過電圧保護回路。
  3. 【請求項3】 前記過電圧を、前記電力変換器の入力側
    に設けられた前記コンデンサの両端電圧にもとづき検知
    することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置の
    過電圧保護回路。
  4. 【請求項4】 電力用半導体素子をスイッチング素子と
    する電力変換器の入力側にはリアクトルとコンデンサか
    らなる入力フィルタを接続して構成される電力変換装置
    の過電圧保護回路において、 前記リアクトルと直列に第1のスイッチ素子と第1の抵
    抗との並列回路を接続するとともに、前記コンデンサと
    並列に第2のスイッチ素子と第2の抵抗との直列回路を
    接続し、通常は前記第1のスイッチ素子をオン、前記第
    2のスイッチ素子をオフとしておき、前記コンデンサの
    端子電圧が第1の過電圧レベルを越えたときは第2スイ
    ッチ素子をオンとし、さらにコンデンサの端子電圧が第
    2の過電圧レベルを越えたときは第1スイッチ素子をオ
    フとすることを特徴とする電力変換装置の過電圧保護回
    路。
  5. 【請求項5】 電力用半導体素子をスイッチング素子と
    する電力変換器の入力側にはリアクトルとコンデンサか
    らなる入力フィルタを接続して構成される電力変換装置
    の過電圧保護回路において、 前記リアクトルと直列に双方向の電流遮断能力を持つ第
    1のスイッチ素子と抵抗との並列回路を接続するととも
    に、電力変換装置の入力部過電圧以外の変換装置の故障
    時にも前記第1のスイッチ素子をオフとして、その保護
    を可能にしてなることを特徴とする電力変換装置の過電
    圧保護回路。
  6. 【請求項6】 前記第1のスイッチ素子とこれに並列接
    続される抵抗を、前記コンデンサの初期充電のためにも
    利用可能にしてなることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の電力変換装置の過電圧保護回路。
JP5015313A 1993-02-02 1993-02-02 電力変換装置の過電圧保護回路 Pending JPH06233454A (ja)

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JP5015313A JPH06233454A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 電力変換装置の過電圧保護回路
DE4403008A DE4403008A1 (de) 1993-02-02 1994-02-01 Stromrichteranlage mit Überspannungsschutzschaltung

Applications Claiming Priority (1)

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