JPH08126101A - 車両用電力変換装置の過電圧保護装置 - Google Patents

車両用電力変換装置の過電圧保護装置

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JPH08126101A
JPH08126101A JP6254044A JP25404494A JPH08126101A JP H08126101 A JPH08126101 A JP H08126101A JP 6254044 A JP6254044 A JP 6254044A JP 25404494 A JP25404494 A JP 25404494A JP H08126101 A JPH08126101 A JP H08126101A
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filter capacitor
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self
power
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春樹 吉川
Hideyoshi Dobashi
栄喜 土橋
Kazuhiro Yano
和博 矢野
Fumio Senzaki
文雄 千崎
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の電源電圧上昇の際はフィルタコンデンサ
を短絡して電力変換装置の運転を中断するが、電源電圧
が復帰したときの運転再開までの時間を短縮すると共
に、フィルタコンデンサ短絡時のエネルギー損失を低減
することにある。 【構成】制限抵抗器11と短絡用自己消弧形半導体スイ
ッチ素子21との直列回路を、電力変換装置の入力側に
設けたフィルタコンデンサ7に並列に接続し、電源電圧
が過電圧レベルまで上昇すれば、この短絡用自己消弧形
半導体スイッチ素子21をオンにしてインバータ10を
停止させ且つフィルタコンデンサ7を放電させ、その電
圧が規定値まで低下すれば前記短絡用自己消弧形半導体
スイッチ素子21をオフにする。これにより制限抵抗器
11での消費電力が大幅に減少するし、インバータ10
が運転を中断している時間も短縮できる。更に、インバ
ータが複数で、各電圧の検出に差異があっても、最初に
動作する電圧検出信号を指令信号にして全ての装置を動
作させることで、無用の共振振動を抑制することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に搭載している
電力変換装置を直流過電流圧から保護する車両用電力変
換装置の過電圧保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は車両用電力変換装置の従来の主回
路を示した主回路接続図である。この図6の従来例回路
において、電車や電気機関車の走行用電動機へ電力を供
給し、或いは車内の照明・通信・空気調和装置等に電力
を供給するために、これらの車両に電力変換装置として
のインバータ10を搭載する。地上の変電所から架線1
とパンタグラフ2とを介して車両へ送りこまれる電力
は、高速度遮断器3と電磁接触器4、及びフィルタリア
クトル6とフィルタコンデンサ7とで構成しているLC
フィルタとを介してインバータ10へ与えられ、その後
車輪8とレール9とを経て大地へ放流される。
【0003】ところで架線1は他の車両にも電力を供給
しているから、他車の遮断器や電磁接触器の動作の際に
発生する開閉サージ電圧や、長大な架線1に誘導される
雷サージ電圧などの過大なサージ電圧が当該車両に印加
される。又インバータ10が例えば可変電圧可変周波数
の交流電力を出力するVVVFインバータであって、こ
のVVVFインバータが走行用電動機を駆動している場
合は、回生ブレーキを使って車両を減速させる際に発生
する回生エネルギーを受け取る負荷(例えば力行運転中
の電気車)が無いと、この回生エネルギーが架線1の電
圧を上昇させるので、フィルタコンデンサ7には過電圧
が印加されることになる。
【0004】車両に搭載しているインバータ10には前
述した理由で頻繁に過電圧が印加されるが、過電圧が印
加されるたびに当該インバータ10の運転を中断すると
同時にフィルタコンデンサ7の電荷を放電して過電圧状
態を解消させることにより、装置を構成する各機器や各
素子を過電圧から保護する。ところで走行用電動機へ電
力を供給するインバータ10の場合は、車両を減速させ
る際に発生する回生エネルギーが非常に大きいので、回
生エネルギーを消費する抵抗器を車両に設置して、架線
1に回生エネルギーを受け止める負荷が接続されていな
いために架線1の電圧が上昇してしまうのを回避しよう
とすると、この抵抗器の寸法と重量を極めて大きする必
要がある。或いは抵抗器を冷却する適切な装置を付加し
なければならなくなって、車両に搭載するのが困難にな
る。そこで回生エネルギーを吸収する装置は設けずに、
回生エネルギーにより電源が過電圧になれば、インバー
タ10やLCフィルタを回路から切り離して、各機器や
各素子が損傷するのを予防するようにしている。
【0005】即ち図6の従来例回路では、フィルタコン
デンサ7の電圧を電圧検出器13で監視して、その値が
過電圧レベルを越えたことを過電圧検出器14が検出す
れば、短絡用サイリスタ12へ点弧信号を送ってこれを
ターンオンさせると共に、図示はしていないがインバー
タ10へ動作停止を指令する。このとき高速度遮断器3
と電磁接触器4もオフにする。その結果フィルタコンデ
ンサ7は制限抵抗器11を介して短絡されるので、フィ
ルタコンデンサ7の静電容量と制限抵抗器11の抵抗値
とで定まる時定数に従ってフィルタコンデンサ7の電荷
は放電され、その電圧は低下する。
【0006】図7は図6の従来例回路の各部の動作を示
したタイムチャートであって、図7はフィルタコンデ
ンサ7の電圧の変化、図7はインバータ10の動作状
態の変化、図7は高速度遮断器3の動作、図7は電
磁接触器4の動作、図7は短絡用サイリスタ12の動
作をそれぞれが表している。この図7において、フィル
タコンデンサ7の電圧がt0 の時点で過電圧レベルVH
に達するとインバータ10は停止となり、高速度遮断器
3と電磁接触器4はオフとなり、且つ短絡用サイリスタ
12はオンになるから、フィルタコンデンサ7は制限抵
抗器11を介して短絡されてその電圧は低下し、遂には
零となる。ここで短絡用サイリスタ12はオフとなリ、
フィルタコンデンサ7の短絡状態は解除になる。
【0007】次いでt1 時点で電磁接触器4がオフ状態
のままで高速度遮断器3をオンにするので、架線1から
の電力は充電抵抗器5を経てフィルタコンデンサ7へ与
えられる。よってフィルタコンデンサ7の電圧は、当該
フィルタコンデンサ7の静電容量と充電抵抗器5の抵抗
値とで決まる時定数に従って上昇する。この電圧が所定
値まで上昇したt2 時点で電磁接触器4をオンにして充
電抵抗器5を短絡すると共にインバータ10の運転を再
開する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで図6に図示の
従来例回路では、フィルタコンデンサ7の電圧が過電圧
レベルVH に達したときに当該フィルタコンデンサ7に
蓄えられているエネルギーをE1 とすると、このエネル
ギーE1 は下記の数式1で表される。但しCはフィルタ
コンデンサ7の静電容量である。
【0009】
【数1】E1 =(C・VH 2 )/2 制限抵抗器11はこのエネルギーE1 を消費するが、そ
の際の発熱で高温になるのを防ぐために、当該制限抵抗
器11の寸法・重量を大きくしなければならない欠点が
ある。
【0010】更に、短絡用サイリスタ12はその通流電
流が保持電流値以下に低下しないと消弧しない。よって
当該短絡用サイリスタ12にまだ保持電流程度の小電流
が流れているにもかかわらず、インバータ10の運転を
再開しようとして高速度遮断器3と電磁接触器4とをオ
ンにすると、架線1→パンタグラフ2→高速度遮断器3
→電磁接触器4→フィルタリアクトル6→制限抵抗器1
1→短絡用サイリスタ12→車輪8→レール9の経路で
電源を短絡することになるので、このときの短絡電流で
制限抵抗器11を焼損してしまう。それ故短絡用サイリ
スタ12が点弧した後は、サイリスタ電流が保持電流以
下に低下するのに十分な時間を経過した後に電源側開閉
器をオンにして再起動状態にしなければならない。即
ち、フィルタコンデンサ7の電圧が過電圧レベルを越え
てインバータ10の運転を中断してから再起動状態まで
に時間が必要である。この再起動状態になってからフィ
ルタコンデンサ7の充電が完了するまでに更に時間が必
要になる。即ち過電圧でインバータ10が停止してから
運転を再開するまでに長い時間が必要になる欠点を有す
る。
【0011】そこでこの発明の目的は、車両の電源電圧
上昇の際はフィルタコンデンサを短絡して電力変換装置
の運転を中断するが、電源電圧が復帰したときの運転再
開までの時間を短縮すると共に、フィルタコンデンサ短
絡時のエネルギー損失を低減することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明の車両用電力変換装置の過電圧保護装置
は、開閉器と、フィルタコンデンサとフィルタリアクト
ルとで構成したLCフィルタ及び電力変換装置とを車両
に搭載し、給電線から供給される直流電力を前記開閉器
とLCフィルタとを介して前記電力変換装置へ供給する
構成の車両用電力変換装置において、抵抗器と自己消弧
形半導体スイッチ素子との直列回路を前記フィルタコン
デンサに並列に接続し、当該フィルタコンデンサの電圧
が予め定めた過電圧設定値を越えれば前記自己消弧形半
導体スイッチ素子をオンにすると共に前記電力変換装置
の動作を停止させ、前記フィルタコンデンサの電圧が予
め定めた復帰電圧設定値を下回れば、前記自己消弧形半
導体スイッチ素子をオフにするものとする。
【0013】
【作用】車両搭載用電力変換装置の入力側に設けたLC
フィルタを構成するフィルタコンデンサの電圧が過電圧
レベルを越えれば、当該フィルタコンデンサを制限抵抗
器を介して短絡させるが、この短絡用として自己消弧形
半導体スイッチ素子を使用し、フィルタコンデンサ電圧
が過電圧レベルよりも下側に設けた復帰電圧設定値まで
低下すれば前記自己消弧形半導体スイッチ素子をオフに
する。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表した主回路接
続図であるが、この図1の第1実施例回路に図示してい
る架線1,パンタグラフ2,高速度遮断器3,電磁接触
器4,充電抵抗器5,フィルタリアクトル6,フィルタ
コンデンサ7,車輪8,レール9,インバータ10,制
限抵抗器11,及び電圧検出器13の名称・用途・機能
は、図6で既述の従来例回路の場合と同じであるから、
これらの説明は省略する。
【0015】この第1実施例回路では、過電圧状態時に
は自己消弧形半導体スイッチ素子としての短絡用IGB
T(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)21を使っ
て、フィルタコンデンサ7を短絡する。短絡用IGBT
21などの自己消弧形半導体スイッチ素子は、制御回路
22からの指令に基づいて、任意の時点でのターンオン
・ターンオフが可能であるから、電圧検出器13で検出
する電圧が過電圧レベルVH まで上昇すれば、制御回路
22が短絡用IGBT21へオン信号を出力し、フィル
タコンデンサ7の電圧がこの過電圧レベルVH より下側
に設定した適切な復帰電圧VL まで低下すれば、短絡用
IGBT21へオフ信号を与える。このとき制限抵抗器
11で消費されるエネルギーをE2 とすると、このE2
は下記の数式2で表される。
【0016】
【数2】E2 ={C・(VH −VL 2 }/2 この数式2で表されるエネルギーE2 は、前述した従来
例回路で制限抵抗器11が消費するエネルギーE1 (数
式1で表示)よりも遙かに少ない。図2は図1の第1実
施例回路の各部の動作を示したタイムチャートであっ
て、図2はフィルタコンデンサ7の電圧の変化、図2
はインバータ10の動作状態の変化、図2は高速度
遮断器3の動作、図2は電磁接触器4の動作、図2
は短絡用IGBT21の動作をそれぞれが表している。
【0017】この図2において、フィルタコンデンサ7
の電圧がt0 の時点で過電圧レベルVH に達すると、イ
ンバータ10は停止となり高速度遮断器3と電磁接触器
4はオフとなり、且つ短絡用IGBT21はオンにな
る。よってフィルタコンデンサ7の電圧は急激に減少
し、t3 時点には復帰電圧値VL まで低下し、このt3
時点で短絡用IGBT21はオフとなる。
【0018】短絡用IGBT21がオフしたことを確認
する時間が経過した後のt4 時点で、高速度遮断器3と
電磁接触器4とを同時にオンにし、且つインバータ10
の運転も同時に再開させる。フィルタコンデンサ7の電
圧値がVL まで低下したときに短絡用IGBT21をオ
フにするが、このVL なる値は正常電圧付近の値である
から、充電抵抗器5を介してフィルタコンデンサ7を所
定電圧まで充電する時間は不必要であり、インバータ1
0も直ちに運転を再開できる。
【0019】図3は本発明の第2実施例を表した制御回
路の構成図であって、図1の第1実施例回路に図示の制
御回路22の構成を表している。図3の第2実施例回路
に図示の制御回路22はオフ電圧検知回路23と過電圧
検知回路24とで構成し、電圧検出器13が検出したフ
ィルタコンデンサ7の電圧が過電圧レベルVH に達すれ
ば、過電圧検知回路24がインバータ10へゲートオフ
信号を与えると共に、短絡用IGBT21へオン信号を
与える。その結果フィルタコンデンサ7の電圧が復帰電
圧VL まで低下すれば、オフ電圧検知回路23が短絡用
IGBT21へオフ信号を与えるので、フィルタコンデ
ンサ7の短絡は解除になり、インバータ10は直ちに運
転を再開することができる。
【0020】図4は本発明の第3実施例を表した制御回
路の構成図であって、図1の第1実施例回路に図示の制
御回路22の構成を表している。図4の第3実施例回路
に図示の制御回路22は過電圧検知回路24とパルス発
生器25とで構成し、電圧検出器13が検出したフィル
タコンデンサ7の電圧が過電圧レベルVH に達すれば、
過電圧検知回路24がインバータ10へゲートオフ信号
を与えると共に、パルス発生器25へ信号を出力する。
この信号を受けて、パルス発生器25は予め定めていた
時間幅のパルス信号を短絡用IGBT21へ出力してこ
れをオンにする。一方、フィルタコンデンサ7の静電容
量と制限抵抗器11の抵抗値とで定まる時定数に基づい
て、フィルタコンデンサ7の電圧が復帰値VL に低下す
るまでの時間を計算することができるから、パルス発生
器25が出力するパルスの時間幅をこの計算値に定め、
高レベルだったパルスがこの時間経過後に低レベルに切
り換われば、短絡用IGBT21はオフとなる。
【0021】図5は本発明の第4実施例を表した主回路
接続図であって、複数(この図5では2組)のインバー
タを共通の電源に接続する場合を表しているが、図5の
第4実施例回路に図示の架線1,パンタグラフ2,高速
度遮断器3,電磁接触器4,充電抵抗器5,フィルタリ
アクトル6,フィルタコンデンサ7,車輪8,レール
9,インバータ10,制限抵抗器11,短絡用IGBT
21,及び制御回路22の名称・用途・機能は、図1で
既述の第1実施例回路の場合と同じであるから、これら
の説明は省略する。更に、本発明ではフィルタリアクト
ル36,フィルタコンデンサ37,インバータ40,制
限抵抗器41,電圧検出器43,及び制御回路52が2
組目の装置として新たに付加されているが、これらは既
に説明済みの各装置と同じ機能を有するから、その説明
は省略する。
【0022】本発明では、一方の装置の構成要素である
短絡用IGBT21へオン・オフ信号を与える制御回路
22の出力信号と、他方の装置を構成している短絡用I
GBT51へオン・オフ信号を与える制御回路52の出
力信号とを、論理和素子53へ入力させ、当該論理和素
子53の出力信号を、短絡用IGBT21と短絡用IG
BT51とへ与える回路構成にしている。これにより、
検出電圧にばらつきがあっても、両短絡用IGBT21
と51とを同時にオン・オフさせることができる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、走行中の車両が減速
する際に生じる回生エネルギーや、長大な架線に誘導さ
れる雷サージなどが原因で、車両用電力変換装置に規定
値以上の高電圧が印加されると、当該電力変換装置の運
転を中断させると共に、自己消弧形半導体スイッチ素子
をターンオンさせて電力変換装置の入力側に設けたフィ
ルタコンデンサを制限抵抗器を介して短絡状態にする。
次いで電圧が規定値まで低下すればこの自己消弧形半導
体スイッチ素子をターンオフさせる。この動作のときの
制限抵抗器で消費するエネルギーを、従来よりも大幅に
低減できるので、当該制限抵抗器の寸法と重量を抑制で
きる効果が得られる。又フィルタコンデンサ電圧が規定
値まで低下したときに電力変換装置の運転が再開できる
状態になるので、運転中断期間が従来よりも大幅に短縮
できる効果も得られる。更に、複数の電力変換装置を共
通の電源に接続して運転中に、各フィルタコンデンサの
短絡開始電圧或いは短絡解除電圧にばらつきがあって
も、全装置を同時にオン・オフ動作させることができる
ので、各LCフィルタ間に横流が流れて無用の共振振動
が発生するのを回避できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した主回路接続図
【図2】図1の第1実施例回路の各部の動作を示したタ
イムチャート
【図3】本発明の第2実施例を表した制御回路の構成図
【図4】本発明の第3実施例を表した制御回路の構成図
【図5】本発明の第4実施例を表した主回路接続図
【図6】車両用電力変換装置の従来の主回路を示した主
回路接続図
【図7】図6の従来例回路の各部の動作を示したタイム
チャート
【符号の説明】
1 架線 3 高速度遮断器 4 電磁接触器 5 充電抵抗器 6,36 フィルタリアクトル 7,37 フィルタコンデンサ 10,40 電力変換装置としてのインバータ 11,41 制限抵抗器 12 短絡用サイリスタ 13,43 電圧検出器 14 過電圧検出器 21,51 自己消弧形半導体スイッチ素子としての短
絡用IGBT 22,52 制御回路 23 オフ電圧検知回路 24 過電圧検知回路 25 パルス発生器 53 論理和素子
フロントページの続き (72)発明者 千崎 文雄 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器と、フィルタコンデンサとフィルタ
    リアクトルとで構成したLCフィルタ及び電力変換装置
    とを車両に搭載し、給電線から供給される直流電力を前
    記開閉器とLCフィルタとを介して前記電力変換装置へ
    供給する構成の車両用電力変換装置において、 抵抗器と自己消弧形半導体スイッチ素子との直列回路を
    前記フィルタコンデンサに並列に接続し、当該フィルタ
    コンデンサの電圧が予め定めた過電圧設定値を越えれば
    前記自己消弧形半導体スイッチ素子をオンにすると共に
    前記電力変換装置の動作を停止させ、前記フィルタコン
    デンサの電圧が予め定めた復帰電圧設定値を下回れば、
    前記自己消弧形半導体スイッチ素子をオフにすることを
    特徴とする車両用電力変換装置の過電圧保護装置。
  2. 【請求項2】開閉器と、フィルタコンデンサとフィルタ
    リアクトルとで構成したLCフィルタ及び電力変換装置
    とを車両に搭載し、給電線から供給される直流電力を前
    記開閉器とLCフィルタとを介して前記電力変換装置へ
    供給する構成の車両用電力変換装置において、 抵抗器と自己消弧形半導体スイッチ素子との直列回路を
    前記フィルタコンデンサに並列に接続し、前記自己消弧
    形半導体スイッチ素子の制御回路には過電圧検出回路と
    復帰電圧検出回路とを備え、前記フィルタコンデンサの
    電圧が前記過電圧検出値を越えれば前記自己消弧形半導
    体スイッチ素子へオン信号を出力し、且つフィルタコン
    デンサの電圧が前記復帰電圧検出値を下回れば、前記自
    己消弧形半導体スイッチ素子へオフ信号を出力すること
    を特徴とする車両用電力変換装置の過電圧保護装置。
  3. 【請求項3】開閉器と、フィルタコンデンサとフィルタ
    リアクトルとで構成したLCフィルタ及び電力変換装置
    とを車両に搭載し、給電線から供給される直流電力を前
    記開閉器とLCフィルタとを介して前記電力変換装置へ
    供給する構成の車両用電力変換装置において、 抵抗器と自己消弧形半導体スイッチ素子との直列回路を
    前記フィルタコンデンサに並列に接続し、前記自己消弧
    形半導体スイッチ素子の制御回路には過電圧検出回路と
    オンパルス発生回路とを備え、前記フィルタコンデンサ
    の電圧が前記過電圧検出値を越えれば、前記オンパルス
    発生回路は前記自己消弧形半導体スイッチ素子をオンに
    する所定の幅のパルス信号を出力することを特徴とする
    車両用電力変換装置の過電圧保護装置。
  4. 【請求項4】開閉器と、フィルタコンデンサとフィルタ
    リアクトルとで構成した複数のLCフィルタ及び複数の
    電力変換装置を車両に搭載し、給電線から前記開閉器を
    介して供給される直流電力を、それぞれが入力側にLC
    フィルタを備えている複数の電力変換装置へ供給する構
    成の車両用電力変換装置において、 抵抗器と自己消弧形半導体スイッチ素子との直列回路を
    前記の各フィルタコンデンサに別個に並列接続し、いず
    れかのフィルタコンデンサ電圧が予め定めた過電圧設定
    値を越えれば全ての前記自己消弧形半導体スイッチ素子
    を同時にオンにすると共に全ての前記電力変換装置の動
    作を停止させることを特徴とする車両用電力変換装置の
    過電圧保護装置。
  5. 【請求項5】開閉器と、フィルタコンデンサとフィルタ
    リアクトルとで構成した複数のLCフィルタ及び複数の
    電力変換装置を車両に搭載し、給電線から前記開閉器を
    介して供給される直流電力を、それぞれが入力側にLC
    フィルタを備えている複数の電力変換装置へ供給する構
    成の車両用電力変換装置において、 抵抗器と自己消弧形半導体スイッチ素子との直列回路を
    前記の各フィルタコンデンサに別個に並列接続し、各フ
    ィルタコンデンサにはその電圧が予め定めた過電圧設定
    値を越たことを別個に検出する過電圧検出回路と、各過
    電圧検出回路が出力する過電圧検出信号を共通して入力
    する論理和回路とを備え、この論理和回路の論理演算結
    果に従って全ての前記自己消弧形半導体スイッチ素子を
    同時にオンさせることを特徴とする車両用電力変換装置
    の過電圧保護装置。
JP25404494A 1994-10-20 1994-10-20 車両用電力変換装置の過電圧保護装置 Expired - Lifetime JP3540843B2 (ja)

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