JPH06233062A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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Publication number
JPH06233062A
JPH06233062A JP5016668A JP1666893A JPH06233062A JP H06233062 A JPH06233062 A JP H06233062A JP 5016668 A JP5016668 A JP 5016668A JP 1666893 A JP1666893 A JP 1666893A JP H06233062 A JPH06233062 A JP H06233062A
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JP
Japan
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reading
black
scanner
contact glass
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Application number
JP5016668A
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English (en)
Inventor
Megumi Furusawa
恵 古沢
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06233062A publication Critical patent/JPH06233062A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクトガラスの汚れ等が原因となって受
信側の用紙上やコピーした時の用紙上に現われる筋状の
黒線やドット状の黒点を防止する。 【構成】 コンタクトガラス上の原稿を読取るスキャナ
と受信したデータを印写する印写部とを備えたファクシ
ミリ装置において、原稿を読取る前に原稿が無い状態で
空読取を行なわせることによりコンタクトガラスやスキ
ャナの汚れや傷が原因となって発生する黒色画素を検出
する黒色画素検出手段と、この黒色画素検出手段により
検出された黒色画素の数が設定値を越えたか否かを判断
する判断手段と、設定値を越えた場合に読取異常を報知
する報知手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンタクトガラスやス
キャナの汚れや傷が原因となって発生する送信画像の劣
化を防止するようにしたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、透
明なコンタクトガラス上を搬送され又はコンタクトガラ
ス上に載置された原稿を、このコンタクトガラスを透か
してスキャナで読取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、コンタクトガ
ラスやスキャナにおけるミラー等に汚れや傷が付いてい
ると、送信する原稿の読取時において、その汚れや傷を
画像の一部であるとして読取ってしまい、受信側の用紙
上に筋状の黒線や、ドット状の黒点が現われ、送信画像
が劣化するという欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンタクトガラス上の原稿を読取るスキャナと受信した
データを印写する印写部とを備えたファクシミリ装置に
おいて、原稿を読取る前に原稿が無い状態で空読取を行
なわせることにより前記コンタクトガラスや前記スキャ
ナの汚れや傷が原因となって発生する黒色画素を検出す
る黒色画素検出手段と、この黒色画素検出手段により検
出された黒色画素の数が設定値を越えたか否かを判断す
る判断手段と、設定値を越えた場合に読取異常を報知す
る報知手段とを設けた。
【0005】請求項2記載の発明は、コンタクトガラス
上の原稿を読取るスキャナと受信したデータを印写する
印写部とを備えたファクシミリ装置において、原稿を読
取る前に原稿が無い状態で空読取を行なわせることによ
り前記コンタクトガラスや前記スキャナの汚れや傷が原
因となって発生する黒色画素を検出する黒色画素検出手
段と、この黒色画素検出手段が検出した黒色画素の位置
を記憶する黒色画素位置記憶手段と、原稿の読取時にお
いて前記黒色画素位置記憶手段に記憶されている黒色画
素の位置に関しては白色画素として出力させる画素変換
手段とを設けた。
【0006】請求項3記載の発明は、コンタクトガラス
上を搬送される原稿を読取る固定式のスキャナを有する
ファクシミリ装置において、原稿の読取を行なう前に前
記スキャナを前記原稿の搬送方向にそって前記コンタク
トガラスの幅分だけ移動させる第一移動手段と、この第
一移動手段による移動時に空読取を行なわせることによ
り前記コンタクトガラスの汚れや傷が原因となって発生
する黒色画素を検出する黒色画素検出手段と、この黒色
画素検出手段による検出結果に基づいて前記コンタクト
ガラスの汚れや傷が最も少ないクリーン位置を検出する
クリーン位置検出手段と、前記スキャナをクリーン位置
に対向する位置に移動させる第二移動手段とを設けた。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、原稿の読取りを行な
う前に黒色画素検出手段の制御により空読取が行なわれ
ると共にコンタクトガラスやスキャナの汚れや傷が原因
となって発生する黒色画素が検出される。そして、検出
された黒色画素の数が設定値を越えたか否かが判断手段
により判断され、設定値を越えた場合には報知手段によ
って読取異常であることが報知される。
【0008】請求項2記載の発明では、原稿の読取りを
行なう前に黒色画素検出手段の制御により空読取が行な
われると共にコンタクトガラスやスキャナの汚れや傷が
原因となって発生する黒色画素が検出される。そして、
検出された黒色画素の位置が黒色画素位置記憶手段に記
憶され、原稿の読取時において黒色画素位置記憶手段に
記憶されている黒色画素の位置に関しては画素変換手段
により白色画素に変換して出力される。
【0009】請求項3記載の発明では、原稿の読取を行
なう前にスキャナが第一移動手段により原稿の搬送方向
にそってコンタクトガラスの幅分だけ移動され、この移
動時に黒色画素検出手段の制御により空読取が行なわれ
ると共にコンタクトガラスの汚れや傷が原因となって発
生する黒色画素が検出される。そして、この検出結果に
基づいてコンタクトガラスの汚れや傷が最も少ないクリ
ーン位置がクリーン位置検出手段により検出され、スキ
ャナはクリーン位置に対向する位置へ第二移動手段によ
って移動され、スキャナはそのクリーン位置に対向した
状態で原稿の読取を行なう。
【0010】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1乃至図
6に基づいて説明する。まず、図2は本発明に係るファ
クシミリ装置の概略構造を示したブロック図であり、送
信する原稿の読取や原稿が無い状態での空読取を行なう
スキャナ1と、読取る原稿を搬送するための原稿搬送ロ
ーラ(図示せず)を駆動させるステッピングモータ2
と、受信したデータや原稿コピー時に印写を行なう印写
部であるプロッタ3とがCPU4に接続されている。さ
らに、前記スキャナ1が読取った画像を画情報として一
旦収納するRAM5と、RAM5に収納されたデータを
圧縮再生する圧縮再生装置(DCR)6と、圧縮したデ
ータを収納する蓄積装置(SAF)7と、種々のプログ
ラムが書き込まれているROM8とが前記CPU4に接
続されている。なお、前記原稿搬送ローラにより搬送さ
れる原稿は透明なコンタクトガラス(図示せず)上を搬
送され、この原稿はコンタクトガラスを透かして前記ス
キャナ1により読取られる。
【0011】つぎに、原稿を読取る前に前記スキャナ1
による空読取を行なわせるプログラムが前記ROM8に
書き込まれており、このプログラムと前記CPU4とに
よって、前記スキャナ1に空読取を行なわせることによ
り前記コンタクトガラスやスキャナ1の汚れや傷が原因
となって発生する黒色画素を検出する黒色画素検出手段
が形成されている。さらに、黒色画素検出手段により検
出された黒色画素の数が設定値を越えたか否かを判断す
る判断手段が前記ROM8内に書き込まれたプログラム
と前記CPU4とによって形成され、設定値以上である
と判断された場合に読取異常であることを報知する報知
手段であるLCD9が前記CPU4に接続されている。
【0012】このような構成において、ファクシミリ装
置による送信又はコピーを行なう場合には、原稿をセッ
トした後にスタートボタンを押すことにより送信又はコ
ピーをスタートさせる。すると、ステッピングモータ2
が駆動される前に黒色画素検出手段による制御が開始さ
れ、この制御においては、スキャナ1による空読取が行
なわれると共にコンタクトガラスやスキャナ1の汚れや
傷が原因となって発生する黒色画素が検出される。そし
て、検出された黒色画素の数が設定値を越えたか否かが
判断手段により判断され、黒色画素の数が設定値を越え
ていないと判断された場合にはステッピングモータ2の
駆動により原稿が搬送されて実際の読取り(原稿の読取
り)が開始される。
【0013】一方、黒色画素の数が設定値を越えている
と判断された場合には、LCD9によりユーザーに対し
て読取異常であることが報知される。LCD9に読取異
常の報知がされた場合には、ユーザーはコンタクトガラ
スを清掃する等の対策をとった後、再度スタートボタン
を押す。従って、コンタクトガラスの汚れ等が著しく、
その汚れ等に基づく黒色画素の数が設定値を越えている
場合において、その汚れ等が画像の一部であるとして読
取られ、受信側の用紙上に筋状の黒線となって現われる
ということが防止される。
【0014】ここで、黒色画素検出手段による黒色画素
の検出について図3に基づいて詳細に説明する。スキャ
ナ1の分解能を100dpiとすると、原稿1mm当り
3.85本の走査線が入る。原稿がA4サイズ縦長の場
合、その横幅は210mmであるから主走査は、210
×3.85=808.5≒809となり、1ラインが8
09に分割される。従って、空読取時においては、80
9個の画素(白色画素又は黒色画素)の配列として検出
される。そして、コンタクトガラスやスキャナ1に汚れ
や傷が無ければ809個の画素が全て白色画素となり、
汚れや傷があるとその部分がハッチングで示したように
黒色画素となる。
【0015】つぎに、読取異常をLCD9に表示するか
否かの判断手段による判断基準例を図3乃至図6に基づ
いて説明する。図3は読取異常の表示の判断基準を黒色
画素の総数においた場合を説明するためのもので、図3
に示した空読取データにおいては黒色画素の総数が7個
である。このため、読取異常の表示を行なう黒色画素の
総数の基準(x)を10個に設定しておけば基準クリア
により読取異常の表示は行なわれず、一方、この基準
(x)を5個に設定しておけば基準オーバーにより読取
異常であることがLCD9に表示される。
【0016】図4は読取異常の表示の判断基準を黒色画
素の最大連続個数においた場合を説明するためのもの
で、図4に示した空読取データにおいては黒色画素の最
大連続個数が4個である。このため、読取異常の表示を
行なう黒色画素の最大連続個数の基準(y)を5個に設
定しておけば基準クリアにより読取異常の表示は行なわ
れず、一方、この基準(y)を3個に設定しておけば基
準オーバーにより読取異常であることがLCD9に表示
される。
【0017】図5は読取異常の表示の判断基準を、黒色
画素の総数と黒色画素の最大連続個数との二つにおいた
場合を説明するためのもので、図5に示した空読取デー
タにおいては黒色画素の総数が10個で、黒色画素の最
大連続個数が5個である。このため、読取異常の表示を
行なう黒色画素の総数の基準(x)を15個,読取異常
の表示を行なう黒色画素の最大連続個数の基準(y)を
10個に設定しておけば双方の基準クリアにより読取異
常の表示は行なわれない。一方、(x)を10個,
(y)を10個に設定しておけば(x)の基準オーバー
により、また、(x)を15個,(y)を5個に設定し
ておけば(y)の基準オーバーにより、また、(x)を
10個,(y)を5個に設定しておけば(x),(y)
双方の基準オーバーにより読取異常であることがLCD
9に表示される。
【0018】図6は読取異常の表示の判断基準を、黒色
画素が(y)個以上連続している部分が(z)箇所以上
あるとした場合を説明するためのもので、図6に示した
空読取データにおいては黒色画素の総数が13個で、黒
色画素が4個連続している部分が1箇所、黒色画素が3
個連続している部分が2箇所、黒色画素が2個連続して
いる部分が1箇所、黒色画素が1個の部分が1箇所であ
る。このため、読取異常の表示を行なうための基準を、
黒色画素が4個以上連続している場所が3箇所以上(y
=4,z=3)であるとすると、基準クリアにより読取
異常の表示は行なわれない。一方、黒色画素が3個以上
連続している部分が3箇所以上(y=3,z=3)であ
るとすると、基準オーバーにより読取異常であることが
LCD9に表示される。
【0019】なお、本実施例においては、読取異常をユ
ーザーに報知する報知手段としてLCD9を例に挙げて
説明したが、報知手段として読取異常時に点灯するLE
Dやレポートを出力するレポート出力部を設けてもよ
い。
【0020】また、本実施例においては、スキャナ1を
固定した状態で読取りを行なうスキャナ静止式のファク
シミリ装置について説明したが、スキャナを移動させて
読取りを行なうファクシミリ装置においても同様であ
る。但し、空読取は、ファクシミリ装置の電源投入時
や、1枚の原稿の読取りが終了した直後に行なうように
する。
【0021】ついで、請求項2記載の発明の第一の実施
例を図7に基づいて説明する。なお、図1乃至図6にお
いて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も
省略する(以下、同様)。本実施例のファクシミリ装置
の概略構造は図2に示したファクシミリ装置と略同一で
あるが、黒色画素検出手段が検出した黒色画素の位置を
記憶する黒色画素位置記憶手段がRAM5内に形成され
ている。また、原稿の読取時において前記黒色画素位置
記憶手段に記憶されている黒色画素の位置に関しては白
色画素に変換して出力させる画素変換手段がROM8に
書き込まれたプログラムとCPU4とによって形成され
ている。
【0022】このような構成において、ファクシミリ装
置による送信又はコピーを行なう場合には、原稿をセッ
トした後にスタートボタンを押すことにより送信又はコ
ピーをスタートさせる。すると、ステッピングモータ2
が駆動される前に黒色画素検出手段による制御が開始さ
れ、スキャナ1による空読取が行なわれると共にコンタ
クトガラスやスキャナ1の汚れや傷が原因となって発生
する黒色画素が検出される。検出された黒色画素の位置
は黒色画素位置記憶手段に記憶され、ついで、ステッピ
ングモータ2の駆動により原稿が搬送されて実際の読取
りが開始される。そして、実際の読取り後に出力される
データに関しては画素変換手段による画素変換が行なわ
れ、黒色画素時において黒色画素位置記憶手段に記憶さ
れている黒色画素の位置に関しては画素変換手段により
白色画素に変換して出力される。従って、コンタクトガ
ラスの汚れが原因となって受信側の用紙上に筋状の黒線
が現われるということが確実に防止される。
【0023】ついで、請求項2記載の発明の第二の実施
例を図8に基づいて説明する。本実施例は、黒色画素位
置記憶手段に記憶されている黒色画素の位置の全てを一
律に白色画素として出力したのでは、送信する原稿のイ
ラスト部分等に白い縦縞が入ってしまう場合があり、こ
のような白い縦縞の発生を防止するようにしたものであ
る。具体的には、黒色画素検出手段による空読取データ
図8(a)と原稿読取時データ図8(b)とを比較し、
原稿読取時データにおいて、空読取データにおける黒色
画素に対応する部分の両側が黒色データであれば画素変
換手段による変換を中止してそのまま黒色画素として出
力し、そうでない場合には画素変換手段による変換を行
なわせて白色画素として出力させる補正を行なう補正手
段を設けたものある。尚、この補正手段による補正を行
なう場合、空読取データにおける連続した複数個の黒色
画素は圧縮されて1個の黒色画素として判断される。そ
して、空読取データが図8(a)、原稿読取時データが
図8(b)の場合、補正手段により補正された補正後の
出力データは図8(c)に示したようになる。
【0024】尚、本実施例では、空読取データにおける
黒色画素に対応する部分の両側が黒色画素であるか否か
を基準として補正手段による補正を行なうようにした
が、空読取データにおける黒色画素に対応する部分のい
ずれか片側が黒色画素であるか否かを基準として補正手
段による補正を行なうようにしてもよい。
【0025】また、本実施例では、空読取データにおけ
る黒色画素に対応する部分の両側に黒色画素が1個以上
有るか否かを基準して補正手段による補正を行なうよう
にしているが、黒色画素が2個以上、又は、3個以上有
るか否かを基準として補正手段による補正を行なうよう
にしていもよい。
【0026】ついで、請求項2記載の発明の第三の実施
例を図9に基づいて説明する。本実施例は、スキャナ移
動式のファクシミリ装置において、画素変換手段及び補
正手段を設けたものである。尚、補正手段による補正
は、空読取データにおける黒色画素に対応する部分の上
下左右4方向のうち3方向以上が黒色画素であるか否か
を基準としたものである。従って、空読取データが図9
(a)、原稿読取時データが図9(b)とすると、補正
後の出力データは図9(c)に示したようになる。
【0027】ついで、請求項3記載の発明の一実施例を
図10及び図11に基づいて説明する。本実施例のファ
クシミリ装置の概略構造は図2に示したファクシミリ装
置と略同一であるが、原稿の読取りを行なう前にスキャ
ナ1を原稿の搬送方向にそってコンタクトガラスの幅分
だけ移動させる第一移動手段と、この第一移動手段によ
る移動時に空読取を行なわせることによりコンタクトガ
ラスの汚れや傷が原因となって発生する黒色画素を数ラ
イン分検出する黒色画素検出手段と、黒色画素検出手段
による検出結果に基づいてコンタクトガラスの汚れや傷
が最も少ないクリーン位置を検出するクリーン位置検出
手段と、スキャナ1をクリーン位置に対向する位置へ移
動させる第二移動手段とが、ROM8に書き込まれたプ
ログラムとCPU4とによって形成されている。
【0028】このような構成において、ファクシミリ装
置による送信又はコピーを行なう場合には、原稿をセッ
トした後にスタートボタンを押すことにより送信又はコ
ピーをスタートさせる。すると、ステッピングモータ2
の駆動による原稿搬送が開始される前に、ステッピング
モータ2の駆動力を利用した第一移動手段によるスキャ
ナ1の移動と、この移動時における空読取によって黒色
画素検出手段による黒色画素の検出が行なわれる。な
お、この空読取は図11に示したように数ライン分行な
われる。
【0029】そして、図11に示した黒色画素検出手段
による検出結果に基づき、コンタクトガラス(図11に
おいて破線で示した部分)の汚れや傷が最も少ないクリ
ーン位置、即ち、黒色画素の数が最も少ないラインがク
リーン位置検出手段により検出される。具体的は、図1
1における“ポイントe”のラインがクリーン位置とし
て検出される。クリーン位置が検出されると、スキャナ
1が第二移動手段によりそのクリーン位置に対向する位
置に移動され、スキャナ1が位置固定される。ついで、
ステッピングモータ2の駆動による原稿の搬送が行なわ
れて実際の読取りが開始される。従って、スキャナ1は
コンタクトガラスにおける汚れや傷が最も少ないクリー
ン位置で原稿の読取りを行なうため、最も良好な状態で
の送信やコピーを行なえる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は上述のように、コ
ンタクトガラス上の原稿を読取るスキャナと受信したデ
ータを印写する印写部とを備えたファクシミリ装置にお
いて、原稿を読取る前に原稿が無い状態で空読取を行な
わせることにより前記コンタクトガラスや前記スキャナ
の汚れや傷が原因となって発生する黒色画素を検出する
黒色画素検出手段と、この黒色画素検出手段により検出
された黒色画素の数が設定値を越えたか否かを判断する
判断手段と、設定値を越えた場合に読取異常を報知する
報知手段とを設けたので、黒色画素検出手段により検出
された黒色画素の数が設定値を越えた場合には報知手段
によって読取異常であることが報知されるため、報知手
段による報知が行なわれた場合にはユーザーがコンタク
トガラス等を清掃することにより、受信側の用紙上やコ
ピーした用紙上にコンタクトガラスの汚れ等が原因とな
る筋状の黒線やドット状の黒点が現われることを防止す
ることができ、送信画像やコピー画像を良好なものとす
ることができる等の効果を有する。
【0031】請求項2記載の発明は上述のように、コン
タクトガラス上の原稿を読取るスキャナと受信したデー
タを印写する印写部とを備えたファクシミリ装置におい
て、原稿を読取る前に原稿が無い状態で空読取を行なわ
せることにより前記コンタクトガラスや前記スキャナの
汚れや傷が原因となって発生する黒色画素を検出する黒
色画素検出手段と、この黒色画素検出手段が検出した黒
色画素の位置を記憶する黒色画素位置記憶手段と、原稿
の読取時において前記黒色画素位置記憶手段に記憶され
ている黒色画素の位置に関しては白色画素として出力さ
せる画素変換手段とを設けたので、コンタクトガラスや
スキャナの汚れや傷が原因となって発生する黒色画素が
画素変換手段により白色画素に変換して出力されるた
め、受信側の用紙上やコピーした用紙上にコンタクトガ
ラスやスキャナの汚れや傷が原因となる筋状の黒線やド
ット状の黒点が現われることを確実に防止することがで
き、送信画像やコピー画像を良好なものとすることがで
きる等の効果を有する。
【0032】請求項3記載の発明は上述のように、コン
タクトガラス上を搬送される原稿を読取る固定式のスキ
ャナを有するファクシミリ装置において、原稿の読取を
行なう前に前記スキャナを前記原稿の搬送方向にそって
前記コンタクトガラスの幅分だけ移動させる第一移動手
段と、この第一移動手段による移動時に空読取を行なわ
せることにより前記コンタクトガラスの汚れや傷が原因
となって発生する黒色画素を検出する黒色画素検出手段
と、この黒色画素検出手段による検出結果に基づいて前
記コンタクトガラスの汚れや傷が最も少ないクリーン位
置を検出するクリーン位置検出手段と、前記スキャナを
クリーン位置に対向する位置に移動させる第二移動手段
とを設けたので、スキャナがコンタクトガラスの汚れや
傷が最も少ないクリーン位置に移動した後に原稿の読取
りが行なわれるため、受信側の用紙上やコピーした用紙
上にコンタクトガラスの汚れ等が原因となって発生する
筋状の黒線を最も少なくすることができ、送信画像やコ
ピー画像を良好なものとすることができる等の効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例における動作状
態を説明したフローチャートである。
【図2】ファクシミリ装置の概略構造を示したブロック
図である。
【図3】黒色画素検出手段による黒色画素の検出状態及
び読取異常の表示の第1の判断基準を示した説明図であ
る。
【図4】読取異常の表示の第2の判断基準を示した説明
図である。
【図5】読取異常の表示の第3の判断基準を示した説明
図である。
【図6】読取異常の表示の第4の判断基準を示した説明
図である。
【図7】請求項2記載の発明の第一の実施例における動
作状態を説明したフローチャートである。
【図8】請求項2記載の発明の第二の実施例における空
読取データと原稿読取時データと補正後の出力データと
を示した説明図である。
【図9】請求項2記載の発明の第三の実施例における空
読取データと原稿読取時データと補正後の出力データと
を示した説明図である。
【図10】請求項3記載の発明の一実施例における動作
状態を説明したフローチャートである。
【図11】黒色画素検出手段による数ライン分の黒色画
素の検出状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 3 印写部 9 報知手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトガラス上の原稿を読取るスキ
    ャナと受信したデータを印写する印写部とを備えたファ
    クシミリ装置において、原稿を読取る前に原稿が無い状
    態で空読取を行なわせることにより前記コンタクトガラ
    スや前記スキャナの汚れや傷が原因となって発生する黒
    色画素を検出する黒色画素検出手段と、この黒色画素検
    出手段により検出された黒色画素の数が設定値を越えた
    か否かを判断する判断手段と、設定値を越えた場合に読
    取異常を報知する報知手段とを設けたことを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 コンタクトガラス上の原稿を読取るスキ
    ャナと受信したデータを印写する印写部とを備えたファ
    クシミリ装置において、原稿を読取る前に原稿が無い状
    態で空読取を行なわせることにより前記コンタクトガラ
    スや前記スキャナの汚れや傷が原因となって発生する黒
    色画素を検出する黒色画素検出手段と、この黒色画素検
    出手段が検出した黒色画素の位置を記憶する黒色画素位
    置記憶手段と、原稿の読取時において前記黒色画素位置
    記憶手段に記憶されている黒色画素の位置に関しては白
    色画素として出力させる画素変換手段とを設けたことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 コンタクトガラス上を搬送される原稿を
    読取る固定式のスキャナを有するファクシミリ装置にお
    いて、原稿の読取を行なう前に前記スキャナを前記原稿
    の搬送方向にそって前記コンタクトガラスの幅分だけ移
    動させる第一移動手段と、この第一移動手段による移動
    時に空読取を行なわせることにより前記コンタクトガラ
    スの汚れや傷が原因となって発生する黒色画素を検出す
    る黒色画素検出手段と、この黒色画素検出手段による検
    出結果に基づいて前記コンタクトガラスの汚れや傷が最
    も少ないクリーン位置を検出するクリーン位置検出手段
    と、前記スキャナをクリーン位置に対向する位置に移動
    させる第二移動手段とを設けたことを特徴とするファク
    シミリ装置。
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