JPH0623265Y2 - 加熱蒸散体 - Google Patents

加熱蒸散体

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JPH0623265Y2
JPH0623265Y2 JP1988171641U JP17164188U JPH0623265Y2 JP H0623265 Y2 JPH0623265 Y2 JP H0623265Y2 JP 1988171641 U JP1988171641 U JP 1988171641U JP 17164188 U JP17164188 U JP 17164188U JP H0623265 Y2 JPH0623265 Y2 JP H0623265Y2
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JP
Japan
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heating
vaporizer
heater
heating vaporizer
protrusion
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JP1988171641U
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JPH0290978U (ja
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隆啓 長谷川
孝信 柏原
潤一郎 目崎
昭 西村
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Earth Chemical Co Ltd
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Earth Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、吸液芯をヒータで加熱して加熱蒸散体の内
部に収容した加熱蒸散用剤を蒸散するようにした電気加
熱式ヒータに使用される加熱蒸散体の改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
電気加熱式ヒータに使用される加熱蒸散体には、角柱、
円柱、角錐台、円錐台等の各種の形状としたものが存在
しており、その幅や高さは一定化されずに個々別々であ
った。
〔考案が解決しようとする課題〕 そのため、それぞれの電気加熱式ヒータには使用可能な
加熱蒸散体が決められており、異なる加熱蒸散体を使用
すると、下部の径が電気加熱式ヒータの装着部の径と合
致しなくなり、加熱蒸散体を安定して装着できないとい
う課題を有していた。また、加熱蒸散体の吸液芯の高さ
が個々別々であるため、異なる加熱蒸散体を使用する
と、加熱蒸散体の吸液芯の高さが電気加熱式ヒータのヒ
ータの高さと合致しなくなり、蒸散効率が悪くなるとい
う課題も有していた。
そこで、この考案の加熱蒸散体は、従来の加熱蒸散体が
有する上記の課題を解決することを目的としてなされた
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
そのため、この考案の加熱蒸散体では、加熱蒸散体の底
部に突出部を設け、この突出部に幅調節体を装着し、下
部の径の異なる加熱蒸散体を電気加熱式ヒータの装着部
に合致する径に調節可能にしたものとした。
さらに、加熱蒸散体の突出部に、幅調節体と高さ調節体
を組み合わせて装着すれば、下部の径の異なる加熱蒸散
体を電気加熱式ヒータの装着部に合致する径に調節可能
にするだけでなく、吸液芯の高さとヒータの高さが合致
するように調節可能にすることもできる。
この考案において、加熱蒸散用剤としては、殺虫剤、殺
菌剤、殺ダニ剤、忌避剤、芳香剤、消臭剤、防黴剤等の
任意ものが使用できる。これら薬剤は、そのまま若しく
はシリコーン油、灯油等の溶剤に加え、さらには共力
剤、酸化防止剤、揮散率調節剤等の各種添加剤を添加し
て用いられる。
この考案において、吸液芯としては、素材が有機材、無
機材を問わず任意であるが、具体的には、次に示すもの
が挙げられる。例えば、フェルト芯、素焼芯、石綿芯、
磁器多孔質、グラスファイバー、石綿などの無機繊維を
石膏やベントナイトなどの結合剤で固めたものや、ガラ
ス粉末、カオリン、活性白土、タルク、ケイソウ土、ク
レー、パーライト、ベントナイト、アルミナ、シリカ、
アルミナシリカ、チタニウム、ガラス質火山岩の焼成粉
末やガラス質火山灰の焼成粉末などの鉱物質粉末の一種
または二種以上またはこれら粉末と木粉、炭粉、活性炭
などとの混合物を例えばデキストリン、デンプン、シリ
コーン樹脂、フッ素樹脂、アラビヤゴム、カルボキシメ
チルセルロース、合成糊などのバインダーで固めたもの
などである。特に好ましい吸液芯としては、前記鉱物質
粉末100重量部と木粉またはこの木粉に等重量までの
炭粉および/または活性炭を混合した混合物10〜30
0重量部とを混合し、これに全吸液芯重量の5〜25重
量部の前記バインダーを配合し、さらにこれらに水を加
えて混練後、押出成形し、乾燥することにより製造され
たものが挙げられる。この吸液芯は、吸液速度が1〜4
0時間、好ましくは8〜21時間であるのが望ましい。
このような吸液速度とは、液温25℃のn−パラフィン
液中に直径7mm×長さ70mmの吸液芯をその下部より1
5mmまで浸漬し、吸液芯の芯頂にn−パラフィンが達す
るまでの時間を測定することにより求められた値を意味
する。また、上記吸液芯には、さらに必要に応じてマラ
カイトグリーンなどの色素、ソルビン酸およびその塩
類、デヒドロ酢酸などの黴止め剤などを配合することも
できる。
〔作用〕
この考案は、上記手段を施したため、次にような作用を
有する。
この考案では、加熱蒸散体の底部に設けた突出部に装着
した幅調節体により、下部の径の異なる加熱蒸散体を電
気加熱式ヒータの装着部の径に合致させることができ
る。
さらに、加熱蒸散体の底部に設けた突出部に、幅調節体
と高さ調節体を組み合わせて装着すると、下部の径の異
なる加熱蒸散体を電気加熱式ヒータの装着部の径に合致
させることができるだけでなく、加熱蒸散体の吸液芯の
高さも、電気加熱式ヒータのヒータの高さに合致させる
ことができるようになる。
〔実施例〕
以下、この考案の加熱蒸散体の構成を実施例として示し
た図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、この考案の一実施例を示してい
る。
(1)は内部に加熱蒸散用剤(2)を収容した加熱蒸散
体であり、口部(1a)は閉鎖体(3)で閉じられてい
る。そして、前記加熱蒸散体(1)の底部には突出部
(1b)が設けられ、この突出部(1b)に幅調節体
(4)が装着されている。また、前記閉鎖体(3)に
は、吸液芯(5)を挿着する筒状部(6)が垂設されて
いる。このようにして、加熱蒸散体(1)の内部に収容
した加熱蒸散用剤(2)を、吸液芯(5)により吸い上
げつつ、この吸液芯(5)上部を加熱することにより前
記加熱蒸散用剤(2)を蒸散するようになっている。
前記幅調節体(4)は、電気加熱式ヒータの装着部の径
に外径を合わせたリング状になっている。
第3図及び第4図は、この考案の他の実施例を示してい
る。
(1)は内部に加熱蒸散用剤(2)を収容した加熱蒸散
体であり、口部(1a)は閉鎖体(3)で閉じられてい
る。そして、前記加熱蒸散体(1)の底部には突出部
(1b)が設けられ、幅調節体(4)と高さ調節体
(7)を組み合わせて上記突出部(1b)に装着されて
いる。また、前記閉鎖体(3)には、吸液芯(5)を挿
着する筒状部(6)が垂設されている。このようにし
て、加熱蒸散体(1)の内部に収容した加熱蒸散用剤
(2)を、吸液芯(5)により吸い上げつつ、この吸液
芯(5)上部を加熱することにより前記加熱蒸散用剤
(2)を蒸散するようになっている。
前記幅調節体(4)は、第3図に示したように適宜の幅
を有するリング状になっており、前記高さ調節体(7)
は、第3図に示したように上面に凸部(7b)を有し下
面に凹部(7c)を有した上部材と、上面に凸部(7
d)を有した下部材とから成っている。
以上のように構成されたこの考案の加熱蒸散体は、以下
に示すような電気加熱式ヒータに装着され、吸液芯
(5)が加熱されることにより、加熱蒸散体(1)内部
に収容した加熱蒸散用剤(2)が蒸散される。
電気加熱式ヒータは、第5図に示したように、底部に着
脱式の底蓋(8)を有し、この底蓋(8)を取り外すこ
とによって、加熱蒸散体を適宜取り換え得るようになっ
ている。前記底蓋(8)は、その周縁に鍔部(8a)を
形成すると共に、その中央に加熱蒸散体の下部を受け入
れるための凹部(8b)を設けている。また、電気加熱
式ヒータの加熱蒸散体(9)内には、吸液芯(5)によ
り吸い上げられた加熱蒸散用剤(2)を蒸散するための
ヒータ(10)が設けられている。前記ヒータ(10)は、吸液
芯(5)の上部を間隙(11)を有して包囲する筒状のもの
となっている。
〔考案の効果〕
この考案の加熱蒸散体は、以上に述べたように構成され
ているので、次のような効果を有する。
すなわち、請求項1記載の考案では、加熱蒸散体の底部
に設けた突出部を装着した幅調節体により、下部の径の
異なる加熱蒸散体を電気加熱式ヒータの装着部の径に合
致させることができるので、加熱蒸散体を安定して装着
でき、非常に使用し易くなった。
さらに、請求項2記載の考案では、加熱蒸散体の底部に
設けた突出部に装着した幅調節体により、下部の径の異
なる加熱蒸散体を電気加熱式ヒータの装着部に安定して
装着させることができるだけでなく、高さ調節体によ
り、吸液芯の高さを電気加熱式ヒータのヒータの高さに
合致させることができるので、異なる加熱蒸散体を使用
することにより蒸散効率が悪くなるということがなくな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の加熱蒸散体の一実施例を示す要部
分解斜視図。第2図は、同加熱蒸散体の縦断面図。第3
図は、この考案の加熱蒸散体の他実施例を示す要部分解
斜視図。第4図は、同加熱蒸散体の縦断面図。第5図
は、この考案の加熱蒸散体を電気加熱式ヒータに装着し
た状態を示す縦断面図。 (1)…加熱蒸散体、(1b)…突出部 (2)…加熱蒸散用剤、(4)…幅調節体 (5)…吸液芯、(7)…高さ調節体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱蒸散体の下部を嵌入する装着部を底蓋
    に形成し、ヒータで加熱蒸散体の吸液芯を加熱して加熱
    蒸散体の内部に収容した加熱蒸散用剤を蒸散する電気加
    熱式ヒータに使用される加熱蒸散体であって、加熱蒸散
    体の底部に突出部を設け、この突出部に幅調節体を装着
    して下部の径の異なる加熱蒸散体を電気加熱式ヒータの
    装着部に合致する径に調節可能にしたことを特徴とする
    加熱蒸散体。
  2. 【請求項2】加熱蒸散体の下部を嵌入する装着部を底蓋
    に形成し、ヒータで吸液芯を加熱して加熱蒸散体の内部
    に収容した加熱蒸散用剤を蒸散する電気加熱式ヒータに
    使用される加熱蒸散体であって、加熱蒸散体の底部に突
    出部を設け、幅調節体と高さ調節体を組み合わせて上記
    突出部に装着し、下部の径の異なる加熱蒸散体を電気加
    熱式ヒータの装着部に合致する径に調節可能にすると共
    に、吸液芯の高さとヒータの高さが合致するように調節
    可能にしたことを特徴とする加熱蒸散体。
JP1988171641U 1988-12-29 1988-12-29 加熱蒸散体 Expired - Lifetime JPH0623265Y2 (ja)

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JPS6123346U (ja) * 1984-07-13 1986-02-12 吉明 尾本 穿孔器
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JPS6348475B2 (ja) * 1981-09-04 1988-09-29 Victor Company Of Japan

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