JP3565403B2 - 加熱蒸散器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬液ボトルより突出した吸液芯を発熱体により加熱し、前記吸液芯に吸い上げられた薬液を蒸散させる加熱蒸散器に関するものであり、特に発熱体の移動によって薬剤の蒸散量を調整できるようにした蒸散器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
加熱蒸散器は、蚊取りや害虫駆除、更に芳香の拡散等に使用されているものであり、基本的には薬液ボトルより突出した吸液芯を発熱体により加熱し、前記吸液芯に吸い上げられた薬液を蒸散させる構成になっている。そして、蒸散量を調整する構成として、例えば実開昭62−45986号公報に開示されているものがある。
即ち、調節リングを用いて固定された発熱体に対し吸液芯の位置を変えたり、薬液ボトルの外側面と外容器との螺合を調整する構成、更にタンク保持台により吸液芯の位置を変える構成、また発熱体を支持する支持体を外容器の側壁に設けたカム溝に係合して位置を変え蒸散量を調整する構成等が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の技術にあっては調節リングやタンク保持台を用いる構成であり、ユーザーが着脱しなければならず、調節リングやタンク保持台の管理も必要であるから、使い勝手がよくない。更に、製造する観点から見れば、部品点数が多くなるのでコスト高になってしまう。また、薬液ボトルと外容器との螺合を調整する構成においては、薬液ボトルの着脱操作が面倒になる不都合があった。また、発熱体を支持体にて保持しこの支持体をカム溝に沿わせて移動調整する構成においては、この支持体自身が調整手段となること並びにカム溝と支持体との係合部分は複数であることにより、その嵌合関係の精度が出しにくくなり、支持体とカム溝との係合状態により発熱体のガタ付きが発生し易く、カム溝やこの溝に係合する部分の摩耗等により特に吸液芯と発熱体との横方向の位置ずれが大きくなり易いだけでなく、またカム溝による段階的な調整はさほど細かな調整がしにくいために実用的ではなかった。
本発明の目的は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、構成が簡単である上に、発熱体の位置調整と薬剤の蒸散とを容易に行うように構成した加熱蒸散器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る前記目的は、その構成を次のとおりにすることにより達成できる。
請求項1:薬剤容器を収容する大径部と、小径部と、下部に前記薬剤容器を出し入れするために開口部と、を形成された外容器と、前記小径部に収納される発熱体と、を備え、前記薬剤容器より突出した吸液芯を前記発熱体により加熱し、前記吸液芯に吸い上げられた薬液を蒸散させる加熱蒸散器において、
前記発熱体に固着され、中央部に形成された孔を備えた回動操作可能の操作つまみと、前記小径部の内面に形成された螺旋状のガイド溝と、前記発熱体の外側面に、前記ガイド溝に螺合する螺旋状の凸部を形成し、
前記操作つまみの回転操作により前記吸液芯に対する前記発熱体の位置を変化させることにより薬剤の蒸散を調整し得るように構成したこと、を特徴とする加熱蒸散器。
請求項:薬剤容器を収容する大径部と、先端にフランジ部が形成された小径部と、下部に前記薬剤容器を出し入れするために開口部と、を形成された外容器と、前記小径部に収納される発熱体と、を備え、前記薬剤容器より突出した吸液芯を前記発熱体により加熱し、前記吸液芯に吸い上げられた薬液を蒸散させる加熱蒸散器において、
前記発熱体の外側面に縦方向に形成されたガイド用突起と嵌合するためのガイド溝が縦方向に形成された前記小径部と、ネジ穴を形成された前記フランジ部と、下端を前記発熱体の上端に回転自在に遊嵌され、前記ネジ穴に螺合する調整ネジを形成された操作つまみと、を備え、
前記操作つまみの回転操作により前記吸液芯に対する前記発熱体の位置を変化させることにより薬剤の蒸散を調整し得るように構成したこと、を特徴とする加熱蒸散器。
請求項:薬剤容器を収容する大径部と、先端にフランジ部が形成された小径部と、下部に前記薬剤容器を出し入れするために開口部と、を形成された外容器と、前記小径部に収納される発熱体と、を備え、前記薬剤容器より突出した吸液芯を前記発熱体により加熱し、前記吸液芯に吸い上げられた薬液を蒸散させる加熱蒸散器において、
前記小径部の内側に弾性を有する突部を形成した板材が適宜間隔に固定され、前記発熱体の外側面に、前記突部に嵌合する環状の複数の溝が形成され、前記フランジ部に挿通孔が形成され、この挿通孔を挿通した操作つまみの下端が前記発熱体の上端に固定され、前記操作つまみの上下操作により前記吸液芯に対する前記発熱体の位置を変化させることにより薬剤の蒸散を調整し得るように構成したこと、を特徴とする加熱蒸散器。
本発明において、発熱体は特に限定するものではなく種々のものを使用することができ、後述する実施例においては、リング状ヒーターを使用しているが、このリング状ヒーターにはニクロム線などの電熱源やシート状ヒーターを耐熱性樹脂で挟んで構成した通常のものを使用し得るが、とりわけ温度の安定性に優れた半導体を利用した正極性サーミスターが有利である。
また、薬液の吸液芯としては、使用する蒸散用薬剤によって変形や膨張しない材質で、かつ、150℃前後の耐熱性を有するものがよく、このような吸液芯の具体例としては、例えばフェルト芯、素焼芯、石綿芯、磁器多孔質芯、グラスファイバー、石綿などの無機繊維を石膏やベントナイトなどの結合剤で固めたものや、ガラス粉末、カオリン、活性白土、タルク、ケイソウ土、クレー、石膏、パーライト、ベントナイト、アルミナ、シリカ、アルミナシリカ、チタニゥム、ガラス質火山岩の焼成粉末やガラス質火山灰の鉱物質粉末の1種または2種以上またはこれら粉末と木粉、炭粉、活性炭などとの混合物を例えばデキストリン、デンプン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロース、合成糊などのバインダーで固めたものなどが挙げられる。
特に好ましい吸液芯としては、前記鉱物質粉末100重量部と木粉に等重量までの炭粉及び/又は活性炭を混合した混合物10〜300重量部とを混合し、これに全吸液芯重量の5〜25重量%の前記バインダーを配合し、更にこれらに水を加えて混練後、押出成型し、乾燥することにより製造されたものが挙げられる。該吸液芯は吸液速度が1〜40時間、好ましくは8〜21時間であるのが望ましい。かかる吸液速度とは、液温25℃のn−パラフィン液中に直径7mm×長さ70mmの吸液芯をその下部より15mmまで浸漬し、吸液芯の芯頂にn−パラフィンが達するまでの時間を測定することにより求められた値を意味する。
また、前記吸液芯には、更に必要に応じてマラカイトグリーンなどの色素、ソルビン酸及びその塩類、デヒドロ酢酸などのカビ止め剤などを配合することもできる。
本発明において液体容器に容れられる薬液としては、加熱により気化、蒸散する物質であれば殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、忌避剤、医薬品、化粧品など任意である。
【0005】
前記加熱蒸散器によれば、発熱体を水平方向に位置規制しつつ上下動自在にガイドする凹凸嵌合のガイド手段を設けたことにより、発熱体が位置ずれなく正確に移動できる。また、発熱体に係合した一つの操作手段は特に水平方向に位置決めの機能はなく単に移動させる機能のみであるので、その係合状態が比較的ラフな係合であっても発熱体の移動には何ら問題が生じない。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図1及び図2を参照して本発明の第1実施例を説明する。なお、図1は加熱蒸散器の構成を示す断面図、図2は外観形状を示す斜視図である。
先ず、加熱蒸散器1(以下、蒸散器と略称する)の全体構成について説明すると、外容器2はほぼ円筒状に形成され、内部空間、言い換えれば中空部は薬剤容器3を収容する大径部4とヒーター5を上下動自在に支持する小径部6に形成されている。以下、外容器2の構造について説明すると、下部は薬剤容器3を出し入れできるように大径の開口部7に形成され、該開口部7は蓋材8の螺合により開閉できるようになっている。更に、小径部6の内側には、ヒーター5を上下にガイドする螺旋状のガイド溝9が形成され、小径部6の先端にはヒーター5のストッパーとして作用するフランジ部10が形成されている。
【0007】
薬剤容器3は合成樹脂やガラスを用いて瓶状に形成したものであり、その内部に充填される薬剤は、本実施例に先立って説明した薬剤の中から使用目的に合わせて選択される。薬剤容器3の注入口11から吸液芯12が棒状に引き出されているが、その引き出し長さはヒーター5の厚さdや上下のストロークによって決定される。なお、本実施例においては、ヒーター5が最上端にあるとき、厚さdのほぼ1/2に掛かり、ヒーター5が最下端に位置決めされたとき吸液芯12の全体が囲まれる長さに設定されている。
吸液芯12の下端は、薬剤容器3の底部に接する程度の長さに設定され、薬剤が極く微量に残っていても確実に吸液し得るように配慮されている。
【0008】
ヒーター5は、本実施例に先立って説明した正極性サーミスタ等を耐熱性樹脂により覆い、環状に形成したものであり、ヒーター5の外側面にはガイド溝9に螺合する螺旋状の凸部21が形成されている。
そして、ヒーター5の頂部には操作つまみ22が一体に取り付けられ、操作つまみ22の先端はフランジ部10から外容器2の上部に突出している。従って、ユーザーが操作つまみ22を回動操作することにより、ヒーター5がガイド溝9に沿って回動しながら小径部6内を上下動することになる。なお、ヒーター5は環状であり、中央部に形成された孔23は操作つまみ22の中央孔に連通している。従って、吸液芯12を加熱することにより発生した蒸散成分は、孔23から外容器2の外部、言い換えれば大気中に拡散することになる。
また、外容器2には、薬液量を目視できるような窓15、蒸散気流を良好にするための空気取り入れ口16や空気の流路17が適宜形成されている。
【0009】
なお、ヒーター5への電源供給は配線24により行われるが、ヒーター5が回動するので下記のような工夫がなされている。即ち、配線24は図1に点線で示すように外容器2の内側に形成した溝25内に埋設するようにして行われる。また、配線24とヒーター5とはリード線26により接続するのであるが、ヒーター5の回動数が多いとリード線26がねじ切れたり、吸液芯12にからみついたりする。
そこで、本実施例では、ヒーター5の回動数が例えば1ターン程度で必要なストロークを上下動できるように、ガイド溝9の間隔を開け、且つ勾配を急に形成した。この構成によれば、図1に実線で示した最上位置から薬剤容器3の注入口12の縁部に当接しないように、例えば操作つまみや外容器に設けた突起により停止するまでヒーター5の回動数は1ターン程度で済み、リード線26のねじれによる切断やからみを防止することができる。この場合、ヒーター5のリード線26がヒーター下側に位置しているので、ヒーター外周面に回転摺動面を設けることができ、所定の回転が可能となる。なお、図示においてはリード線26は一方側に並んで配置されているが、リード線同士は互いに離れた位置となるように配置された構成でもよい。
【0010】
次に、使用方法を説明すると、薬剤の蒸散量を減少させる場合は、操作つまみ22を操作、換言すれば回動してヒーター5を図1に実線で示すように小径部6の最上位置に位置決めする。
この結果、吸液芯12の加熱量が減少し、蒸散量も減少する。操作つまみ22を回動してヒーター5を回動させながら位置を下げることにより、加熱量が次第に増加し、蒸散量も増加する。そして、ヒーター5が注入口11の縁部に接触して回動不可になったとき、加熱量と蒸散量が最大になる。
このように、本実施例の構成によれば、操作つまみ22を回動させることにより、ヒーター5の位置を調整し、蒸散量を自在に調整することができる。
【0011】
本実施例の構成によれば、ヒーター5の最上位置の位置決めはフランジ部10により行われ、最下位位置の位置決めは図示しないが外容器側或は操作つまみ22に突起等の適宜手段により行い、ヒーター5が注入口11から所定の距離以上離れるように構成されている。そして、ヒーター5の位置やその回動できる範囲の設定は、何等特別の部材を着脱することなく行われ、蒸散器1の構造を大幅に簡略化し得るうえに、ヒーター5の位置及び蒸散量を段階的ではなく連続的に微調整することができる。
【0012】
次に、図3を参照して本発明の第2実施例を説明する。なお、本実施例と前記実施例との主な相違点は、ヒーター5を回動させることなく上下動し得るように構成したことにある。依って、前記実施例と同様の作用をなす部材には同一の符号を付して説明を省略する。
即ち、ヒーター5の外側面には、縦方向に3条、或いは4条のガイド用突起31が形成され、これらの突起31は小径部6の内側に縦方向に形成した3条、或いは4条のガイド溝32に嵌合している。従って、ヒーター5はガイド溝32に沿って、回動することなく上下動し得るようになる。
一方、フランジ部10にはネジ穴33が形成され、一部に調整ネジを形成した操作つまみ34が螺合し、その下端はヒーター5の上端に回転自在に遊嵌している。従って、操作つまみ34を回動させることにより、ヒーター5がフランジ部10に当接する位置と下方の図示しない突起等の位置決め手段に当接するまでの間で自在に上下動することになる。
【0013】
本実施例においても、特別の部材を用いることなくヒーター5の位置調整と蒸散量の調整とを連続的に行うことができる。しかも、ヒーター5が回動しないので、リード線のよじれ等が全く無く、蒸散器1の安全性が向上する。
【0014】
次に、図4を参照して本発明の第3実施例を説明する。なお、本実施例と前記実施例との相違点は、操作つまみを回動させることなくヒーター5を上下動し得るように構成したことにある。依って、前記同様の作用をなす部材には同一の符号を付して説明を省略する。
小径部6の内側には、弾性を有する突部41を形成した板材42が適宜間隔で固定され、ヒーター5の外側面には突部41に嵌合する環状の溝43が複数条、例えば所定間隔を以て3条形成されている。なお、ここで板材42を設けた構造を図示したが、実際には外容器2はある程度の弾性を備えた樹脂により形成されているので、この板材42を設けずに突部41に代わる突部を容器内面に形成した構成が製造上都合良い。
一方、フランジ部10には挿通孔44が形成され、この挿通孔44を挿通した操作つまみ45の下端はヒーター5の上端に固定されている。
【0015】
本実施例の構成によれば、操作つまみ45を引き上げたり押し下げることにより、3条の溝43のいずれか一本が突部41に嵌合し、ヒーター5を3段階に位置決めすることができる。従って、ヒーター5を最上位置に位置決めした場合、図4に実線で示す中間位置に位置決めした場合、更に最下位位置に位置決めした場合とで、吸液芯12の加熱量が異なり、蒸散量が段階的に調整される。
このように本実施例においては操作つまみ45を容器上面側において上下動させるので、ヒーター5の移動量(加熱状態)が外部から容易に判別できる。また、本実施例の構造であると、ヒーター5を回転させないのでリード線の捩れがないことは云うまでもない。
【0016】
上に本発明の各実施例を説明したが、いずれもヒーター5をがたつかせることなく上下方向の位置を調整することができ、ひいては薬剤の蒸散量を所望量に正確に調整することができる。
【0017】
なお、前記実施例で示したヒーター5は、いずれも環状、言い換えればドーナッツ型に示されているが、その一具体例を図及び図を参照して説明する。
はヒーター5の平面図であり、図はA−A線断面図である。図示のヒーター5は正極性サーミスタ61を発熱源としたものであり、電極62にリード線26が接続される。なお、電極62は対であるが、図示の便宜のため一方のみを示した。
サーミスタ61はケース64内にシリコン系の充填材63により包みこまれるように保持されている。そして、ケース64の内側面に形成された開口部65を閉塞するようにして環状の放熱体66が固定されている。なお、ケース64は、例えばPPS樹脂により構成され、放熱体66には例えばアルミニュウム、ステンレス、銅を使用することができる。
この構成によれば、サーミスタ61から発生した熱により放熱体66が加熱され、放熱体66の中空部23を挿通する吸液芯12を周囲から効率よく加熱することができる。
【0018】
この構成は、前記第2、第3実施例のようにヒーター5を回動させることなく上下動させる構成に好適であり、操作つまみ34、45は図6に示すフランジ状の固定部67や挿通孔68を利用して上下操作可能に取り付けられる
【0019】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る加熱蒸散器は、前記加熱蒸散器によれば、発熱体を水平方向に位置規制しつつ上下動自在にガイドするガイド手段を設けたことにより、発熱体が位置ずれなく正確に移動できる。また、発熱体に係合した一つの操作手段は特に水平方向に位置決めの機能はなく単に移動させる機能のみであるので、その係合状態が比較的ラフな係合であっても発熱体の移動には何ら問題が生じない。したがって、例えば前記操作手段は片手により容易に操作でき蒸散量の調整操作は簡単になりその使い勝手が向上する。
また、本発明において操作手段が外容器の上側にて上下動する構成においては、その操作手段の突出量によりヒーターによる吸液芯の加熱状態を確認することができる。また、この操作手段が回転式のものにおいては、外容器から露出した部分がその回転により色彩が変化するようにすることにより、ヒーターによる吸液芯の加熱状態を確認することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す加熱蒸散器の断面図である。
【図2】加熱蒸散器の斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す加熱蒸散器の断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す加熱蒸散器の断面図である。
【図5】ヒーターの一例を示す平面図である
【図6】ヒーターの一例を示す断面図である。

Claims (3)

  1. 薬剤容器を収容する大径部と、小径部と、下部に前記薬剤容器を出し入れするために開口部と、を形成された外容器と、前記小径部に収納される発熱体と、を備え、前記薬剤容器より突出した吸液芯を前記発熱体により加熱し、前記吸液芯に吸い上げられた薬液を蒸散させる加熱蒸散器において、
    前記発熱体に固着され、中央部に形成された孔を備えた回動操作可能の操作つまみと、前記小径部の内面に形成された螺旋状のガイド溝と、前記発熱体の外側面に、前記ガイド溝に螺合する螺旋状の凸部を形成し、
    前記操作つまみの回転操作により前記吸液芯に対する前記発熱体の位置を変化させることにより薬剤の蒸散を調整し得るように構成したこと、を特徴とする加熱蒸散器。
  2. 薬剤容器を収容する大径部と、先端にフランジ部が形成された小径部と、下部に前記薬剤容器を出し入れするために開口部と、を形成された外容器と、前記小径部に収納される発熱体と、を備え、前記薬剤容器より突出した吸液芯を前記発熱体により加熱し、前記吸液芯に吸い上げられた薬液を蒸散させる加熱蒸散器において、
    前記発熱体の外側面に縦方向に形成されたガイド用突起と嵌合するためのガイド溝が縦方向に形成された前記小径部と、ネジ穴を形成された前記フランジ部と、下端を前記発熱体の上端に回転自在に遊嵌され、前記ネジ穴に螺合する調整ネジを形成された操作つまみと、を備え、
    前記操作つまみの回転操作により前記吸液芯に対する前記発熱体の位置を変化させることにより薬剤の蒸散を調整し得るように構成したこと、を特徴とする加熱蒸散器。
  3. 薬剤容器を収容する大径部と、先端にフランジ部が形成された小径部と、下部に前記薬剤容器を出し入れするために開口部と、を形成された外容器と、前記小径部に収納される発熱体と、を備え、前記薬剤容器より突出した吸液芯を前記発熱体により加熱し、前記吸液芯に吸い上げられた薬液を蒸散させる加熱蒸散器において、
    前記小径部の内側に弾性を有する突部を形成した板材が適宜間隔に固定され、前記発熱体の外側面に、前記突部に嵌合する環状の複数の溝が形成され、前記フランジ部に挿通孔が形成され、この挿通孔を挿通した操作つまみの下端が前記発熱体の上端に固定され、前記操作つまみの上下操作により前記吸液芯に対する前記発熱体の位置を変化させることにより薬剤の蒸散を調整し得るように構成したこと、を特徴とする加熱蒸散器。
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