JPH062321Y2 - インターディジタルフィルタ - Google Patents

インターディジタルフィルタ

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JPH062321Y2
JPH062321Y2 JP1988016289U JP1628988U JPH062321Y2 JP H062321 Y2 JPH062321 Y2 JP H062321Y2 JP 1988016289 U JP1988016289 U JP 1988016289U JP 1628988 U JP1628988 U JP 1628988U JP H062321 Y2 JPH062321 Y2 JP H062321Y2
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正浩 中村
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はマイクロ波帯やミリ波帯での無線通信に利用さ
れるインターディジタルフィルタ(帯域通過濾波器)に
関する。
[従来の技術] 従来、マイクロ波帯やミリ波帯のような高周波帯に使用
するインターディジタルフィルタは、入出力結合部が、
ストレートな舌片状または円柱状に形成されていた。
第5図、第6図にその具体例を示す。
第5図(a),(b)において、1,2は内部をくり抜
いて形成した金属ケース、3はワイヤカット放電加工な
どによって成形された金属板であり、金属ケース1,2
の中間にこの金属板3を挟み込んだ状態に組み立ててあ
る。金属板3は、同図(c),(d)に示すような形状
で、インターディジタル形の共振器4,5および入出力
結合部6,7を一体的に形成するものである。なお、共
振器4,5は、共振周波数の約1/4波長の長さに設定
してある。
8は二つの共振器4,5の間に適宜挿入して共振器間の
結合量を調整するための段間結合調整ビスである。ま
た、9,10は半田等で入出力結合部6,7に接続され
た入出力同軸コネクタで、入出力用インターフェースと
しての役目をしている。
第6図(a),(b)に示したインターディジタルフィ
ルタは、金属ケース21内に設けた入出力結合部22,
23および共振器24,25を同図(c),(d)に示
すような円柱状の金属棒で形成したものである。入出力
結合部22,23はねじ26,27により金属ケース2
1に固定され、半田等により入出力同軸コネクタ28,
29と接続してある。
30は共振器24,25間の結合量を調整するための段
間結合調整ビスで、金属ケース20から内部に挿入する
ようになっている。
ところで、インターディジタルフィルタにおける外部電
磁界結合量(Qext)は、次式で求められる。
ここで、q,qはフィルタの型によりあらかじめ決
定している論理値、FRBはフィルタの帯域幅、f
中心周波数である。
上記のQextは、入出力結合部と共振器との間の隙間
,d,d,dで決まり、帯域幅(FRB)の
広いフィルタの場合、この隙間は狭小に設定されること
になる。
[解決すべき問題点] 上述したように、帯域幅(FRB)の広いフィルタの場
合、入出力結合部と共振器との間の隙間が狭小に設定さ
れるため、その隙間に入出力結合調整用のビスを挿入す
ると、入出力結合部かあるいは共振器に接触してしま
い、帯域通過フィルタとして機能しなくなるおそれがあ
った。したがって、従来、帯域幅(FRB)の広い場合
には、入出力結合部と共振器との間に入出力結合調整用
のビスを挿入できず、その結果、所望の入出力結合量の
調整ができないという問題があった。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、いかなる帯域幅であっても入出力結合部と共振器
との間に入出力結合調整部材を挿入でき、所望の入出力
結合量を得ることのできるインターディジタルフィルタ
の提供を目的とする。
[問題点の解決手段] 上記目的を達成するために本考案は、金属ケース内にイ
ンターディジタル形共振器と金属製の入出力結合部とを
備え、かつ、上記共振器と入出力結合部との間に入出力
結合調整部材を挿入することにより所望の入出力結合量
が得られるインターディジタルフィルタであって、上記
入出力結合部における入出力結合調整部材の挿入軌道と
接触する部位を溝状に形成した構成としてある。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図(a),(b)は第一の実施例に係るインターデ
ィジタルフィルタを示す図である。本実施例のインター
ディジタルフィルタは、第5図(a),(b)に示した
ものと同じく、金属板に入出力結合部と共振器を形成し
た構成となっている。なお、第1図(a),(b)にお
いて、第5図(a),(b)と同一部分又は相当する部
分には同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省略す
る。また、第1図(a)では入出力同軸コネクタを省略
したが、本実施例のフィルタにも入出力同軸コネクタが
接続されることは勿論である。
本実施例の特徴は、入出力結合部6,7における入出力
結合調整ビス103,104の挿入軌道と接触する部位
に、溝101,102を形成したことである。この溝1
01,102は、第1図(c),(d)に示す金属板3
をワイヤカット放電加工等により加工する際に、入出力
結合部6,7と同時に形成される。この溝101,10
2により、帯域幅の広いフィルタであっても、共振器
4,5と入出力結合部6,7の間隙に、入出力結合調整
部材としてのビス103,104を挿入可能となり、所
望の入出力結合量を容易に得ることができる。
なお、溝101,102の形状、大きさ、位置、形成箇
所等は、金属板の大きさ、共振器の個数、所望の帯域お
よび周波数等に応じて最適な入出力結合量が得られるよ
うに設定する。
第2図は上述した第一の実施例の変形例を示すものであ
る。すなわち、金属板3と同じ厚さの直方体状の金属片
105,106を、入出力結合部6,7に半田付け等に
より貼り付けることで、溝101,102に相当する溝
107,108を形成してある。
第3図(a),(b)は第二の実施例を示す図である。
本実施例は、先に示した第6図(a),(b)における
棒状の入出力結合部22,23に、上記溝101,10
2に相当する溝109を形成したものである。このよう
に、棒状の入出力結合部を有するインターディジタルフ
ィルタにおいても、溝109を形成することにより、入
出力結合調整部材を挿入可能となり、所望の入出力結合
量を得ることができるようになる。
第4図(a),(b)は上述した第二の実施例の変形例
を示す図である。この変形例は、径を細く形成した棒状
の入出力結合部110に、同図(c),(d)に示すよ
うな円筒状の金属スペーサ111,112を外嵌するこ
とにより、上記溝109に相当する溝113を形成した
ものである。
なお、本考案は上述した実施例、変形例に限定されるも
のではなく、入出力結合部と共振器の間隙に入出力結合
調整部材を挿入可能として、所望の入出力結合量を得る
ために最適な各種形状、大きさの溝を、種々の手段をも
って入出力結合部に形成するさまざまの応用例を含むも
のである。また、上記のインターディジタルフィルタは
二段構成のものを示したが、本考案はそれ以外の各種段
数のフィルタに適用できることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、入出力結合部に入出力結
合調整部材を挿入可能とする溝を形成したので、入出力
結合部と共振器との間の入出力結合量を容易に調整でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の第一の実施例のインターディジ
タルフィルタを示す正面断面図、第1図(b)は同図
(a)におけるA−A線断面図、第1図(c)は同フィ
ルタの金属板を示す平面図、第1図(d)は同じく正面
図、第2図は第一の実施例の変形例に係る金属板の平面
図、第3図(a)は第二の実施例に係る入出力結合部の
正面図、第3図(b)は同じく側面図、第4図(a)は
第二の実施例の変形例に係る入出力結合部の正面断面
図、第4図(b)は同じく側面図、第4図(c)は同入
出力結合部に外嵌された金属スペーサの正面図、第4図
(d)は同じく側面図である。さらに、第5図(a)は
従来のインターディジタルフィルタの正面断面図、第5
図(b)は同図(a)におけるB−B線断面図、第5図
(c)は同フィルタの金属板を示す平面図、第5図
(d)は同じく正面図、第6図(a)は他の従来例を示
す正面断面図、第6図(b)は同じく内部構造を示す平
面図、第6図(c)は入出力結合部の斜視図、第6図
(d)は共振器の斜視図である。 1,2:金属ケース、3:金属板 4,5:共振器、6,7:入出力結合部 8:段間結合調整ビス 9,10:コネクタ 22,23:入出力結合部 24,25:共振器 101,102,107,108,109,113:溝 103,104:入出力結合調整部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ケース内にインターディジタル形共振
    器と金属製の入出力結合部とを備え、かつ、上記共振器
    と入出力結合部との間に入出力結合調整部材を挿入する
    ことにより所望の入出力結合量が得られるインターディ
    ジタルフィルタであって、上記入出力結合部における入
    出力結合調整部材の挿入軌道と接触する部位を溝状に形
    成したことを特徴とするインターディジタルフィルタ。
JP1988016289U 1988-02-12 1988-02-12 インターディジタルフィルタ Expired - Lifetime JPH062321Y2 (ja)

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JP1988016289U JPH062321Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 インターディジタルフィルタ

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JP1988016289U JPH062321Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 インターディジタルフィルタ

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JPH01126601U JPH01126601U (ja) 1989-08-30
JPH062321Y2 true JPH062321Y2 (ja) 1994-01-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3506136B2 (ja) * 2001-12-21 2004-03-15 日本電気株式会社 方向性結合器
JP6079251B2 (ja) * 2013-01-17 2017-02-15 三菱電機株式会社 共振器、フィルタ、およびフィルタバンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6016083Y2 (ja) * 1980-12-08 1985-05-20 富士通株式会社 インタ−デイジタル型フイルタ
JPS59128802A (ja) * 1983-01-13 1984-07-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同軸型「ろ」波器

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