JPH0623190U - 金属細線配列装置 - Google Patents

金属細線配列装置

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JPH0623190U
JPH0623190U JP5732992U JP5732992U JPH0623190U JP H0623190 U JPH0623190 U JP H0623190U JP 5732992 U JP5732992 U JP 5732992U JP 5732992 U JP5732992 U JP 5732992U JP H0623190 U JPH0623190 U JP H0623190U
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JP
Japan
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rubber sheet
thin metal
metal wire
degreasing
wire
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Pending
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JP5732992U
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English (en)
Inventor
勉 本沢
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シリコーンゴムシートに金属細線を、一定間
隔で平行に完全接着し配列させる装置を提供する。 【構成】 回転ドラム8に貼り付けたゴムシート9上
に、金属細線1を回転ドラム8の回転軸と平行方向に一
定間隔ずらしながら巻き付ける装置において、ゴムシー
ト9への金属細線1の食い込み量を調整する無段階張力
調整装置15と、金属細線1の表面の油膜を洗浄する脱
脂装置4とを有してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属細線をゴムシート上に脱脂しながら一定間隔に平行に配列して 食い込ませる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
IC回路基板やPCB同士の接続等に使用されるコネクターとして、導電層と 絶縁層を交互に設けたひも状の異方導電性のコネクターが使用されているが、こ のコネクターの製造方法の一つとして、一定間隔で平行に金属細線を食い込ませ たゴムシートを、当該金属細線の配列方向に直角に裁断する方法が用いられてい る。
【0003】 このゴムシートに金属細線を配列するには、従来ボビンに巻かれた金属細線を 一定ピッチで繰り出してゴムシートを貼りつけた回転ドラムに巻き付け、ボビン を固定軸で締めてブレーキをかけながら金属細線に必要な張力を与える金属細線 配列装置が使用されている。この際、金属細線に付着している油膜の脱脂は、ガ ーゼ等で拭き取る程度であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の配列装置では、ゴムシートへ繰り出させる金属細線の張力は 、ボビンへの金属細線の巻き具合、金属細線の使用量による張力の変化などによ り、食い込み量が安定せず、配列ムラを生じたり、金属細線が断線したりした。 また脱脂も拭き取るだけのため完全でなく、ゴムシートへの接着不良が生じ品質 上問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の装置は、上記した従来の問題を解決するもので、金属細線に与える張 力を無段階に調節することにより、金属細線がゴムシートに食い込む量を一定に 保ち、送液定量ポンプで脱脂溶剤の一定量を一定時間毎に脱脂用フェルトにたら し、金属細線をこのフェルトで挟んで通過させ、回転ドラムに貼り付けたゴムシ ートに食い込ませながら巻き取るもので、これは回転ドラムに貼り付けたゴムシ ート上に、金属細線を回転ドラムの回転軸と平行方向に一定間隔ずらしながら巻 き付ける装置において、ゴムシートへの金属細線の食い込み量を調整し均一にす る無段階張力調整装置と、金属細線の表面の油膜を洗浄する脱脂装置とを有して なることを特徴とする金属細線配列装置を要旨とするものである。
【0006】
【作用】
すなわち薄い(3μm〜1mm好ましくは100μm〜300μm)シリコー ンゴムシートを回転ドラムの表面に貼り付け、ボビンに巻かれた金属細線を繰り 出して、回転ドラムの軸方向に平行に一定量づつずらしながらシリコーンゴムシ ート面に食い込ませて巻き付ける。 薄いシリコーンゴムシートは未加硫のため金属細線はこれに食い込みやすいの で、無段階張力調整装置たとえばモータの駆動電圧を無段階に調整できるモータ の逆テンションを利用またはブレーキを使用する等し、食い込み量を無段階に調 節できるようにする。
【0007】 また金属細線に付着している油膜は、脱脂装置例えば溶剤を含ませたフェルト で金属細線を挟んで脱脂するが、金属細線が例えば2.0m/秒の早さで回転ド ラムに巻き取られるので、溶剤もアルコール、トルエン等のような、短時間で脱 脂でき、乾燥するものがよい。この脱脂は、溶剤を含ませたフェルトに金属細線 を挟み、バネ圧で押し付けフェルトと金属細線が確実に密着するようにするが、 あまりバネ圧を上げると張力が増して食い込み量に影響するので無段階張力調整 装置で調整する。
【0008】 溶剤は溶剤送液定量ポンプで、一定量を一定時間毎に送りだすことにより、た れ流しによる過剰送液を避け、また溶剤の蒸発による周囲への影響を防ぎ、さら に環境を損なわないため排気を行う。
【0009】
【実施例】
図1(a),(b)に示すように、金属細線(Ni線、直径30μm)1を巻 いたボビン2を取り付けシャフト3に取り付け、金属細線1を繰り出し、これを 脱脂装置4すなわち、脱脂用フェルト5、拭き取り用フェルト6に挟んで引き出 し、送りプーリ7の下側を通す。回転ドラム8には厚さ100μmのシリコーン ゴムシートKE151ku(信越化学工業(株)製、商品名)9を貼り付け、金 属細線1の先端をシリコーンゴムシート9上の一点に固定する。
【0010】 脱脂用フェルト5には、送液定量ポンプPA−21(ヤマト科学(株)製、商 品名)10のコントローラ11で、脱脂溶剤(1・1・1トリクロロエタン)が 1〜2ml/分たまるように調整する。脱脂用フェルト5は、位置決めナット1 2を調整し、圧縮バネ13で0.03〜0.05kgfの圧力で金属細線1を挟 み、抵抗なく円滑に通過させる。拭き取り用フェルト6も同様である。 脱脂溶剤はアルコール、トルエン等でもよいが、脱脂状態がよく短時間で風乾 が可能な1・1・1トリクロロエタンを使用した。これは揮発性であるから、作 業環境を考慮して排気ダクト14、排気装置を設けた。
【0011】 回転ドラム8に繰り出す金属細線1は、シリコーンゴムシート9への食い込み を調整するため、脱脂用フェルト5、拭き取り用フェルト6の挟み圧力および無 段階張力調整装置15、例えばヒステリシスブレーキ(神鋼電機(株)製、商品 名)16を用い、可変直流定電圧電源17を調整し、ヒステリシスブレーキ16 に0.4〜0.5kgmのトルクが作用するようにした。
【0012】 このように各調整を行うことにより、回転ドラム8上のシリコーンゴムシート 9に巻かれた金属細線1は、巻き終わり後シリコーンゴムシート9と共に回転ド ラム8より取り外しても、巻きぐせのない金属細線1が一定間隔で平行に配列食 い込まされた平らな1枚のシートとなる。 この金属細線1の張力は、脱脂用フェルト5、拭き取り用フェルト6の圧縮バ ネ13、ヒステリシスブレーキ16の調整で決まるが、張力が強過ぎるとシリコ ーンゴシート9に深く食い込み過ぎ、回転ドラム8より取り外したとき金属細線 1の張力により丸くなってしまう。また弱過ぎると、シリコーンゴムシート9よ り剥離し、金属細線を配列させることができない。
【0013】 回転ドラム8は150回/分の定速で回転し、同時に移動テーブル18が回転 ドラム8と同じギアで駆動されているので、一定間隔(0.1mmピッチ)で、 シリコーンゴムシート9への食い込み量も一定である金属細線1が配列されたゴ ムシート9が得られた。
【0014】
【考案の効果】
本考案の金属細線配列装置によれば、脱脂装置により金属細線の油脂分が完全 に除去され、無段階張力調整装置によりゴムシートへの金属細線の食い込み量が 最適値に調整され、これより細断されたコネクターはきわめてすぐれた特性を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本考案の装置の説明図、(b) は(a)の
部分拡大説明図である。
【符号の説明】
1…金属細線 2…ボビン 3…シャフト 4…脱脂装置 5…脱脂用フェルト 6…拭き取り用フェルト 7…送りプーリ 8…回転ドラム 9…シリコーンゴムシート 10…送液定量ポンプ 11…コントローラ 12…位置決めナット 13…圧縮バネ 14…排気ダクト 15…無段階張力調整装置 16…ヒステリシスブレーキ 17…可変直流定電圧電源 18…移動テーブル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに貼り付けたゴムシート上
    に、金属細線を回転ドラムの回転軸と平行方向に一定間
    隔ずらしながら巻き付ける装置において、ゴムシートへ
    の金属細線の食い込み量を調整し均一にする無段階張力
    調整装置と、金属細線の表面の油膜を洗浄する脱脂装置
    とを有してなることを特徴とする金属細線配列装置。
JP5732992U 1992-07-23 1992-07-23 金属細線配列装置 Pending JPH0623190U (ja)

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JP5732992U JPH0623190U (ja) 1992-07-23 1992-07-23 金属細線配列装置

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JP5732992U JPH0623190U (ja) 1992-07-23 1992-07-23 金属細線配列装置

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Publication Number Publication Date
JPH0623190U true JPH0623190U (ja) 1994-03-25

Family

ID=13052537

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5732992U Pending JPH0623190U (ja) 1992-07-23 1992-07-23 金属細線配列装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851502A (ja) * 1981-09-22 1983-03-26 Sony Corp 多層コイル及びその巻線方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851502A (ja) * 1981-09-22 1983-03-26 Sony Corp 多層コイル及びその巻線方法

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