JPH0623187B2 - β−ラクタム化合物の新規製造法 - Google Patents
β−ラクタム化合物の新規製造法Info
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- JPH0623187B2 JPH0623187B2 JP60005912A JP591285A JPH0623187B2 JP H0623187 B2 JPH0623187 B2 JP H0623187B2 JP 60005912 A JP60005912 A JP 60005912A JP 591285 A JP591285 A JP 591285A JP H0623187 B2 JPH0623187 B2 JP H0623187B2
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- JP
- Japan
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- azetidinone
- group
- benzyloxycarbonyloxyethyl
- methyl
- mixture
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はβ−ラクタム化合物の製造法に関する。さらに
詳しくは一般式〔I〕 〔式中、Rは水素原子または低級アルキル基を示すか、
または水酸基が保護もしくは無保護の1−ヒドロキシ低
級アルキル基を示す。R′は水素原子を示すか、または
窒素原子の保護基を示し、R″1はヒドロキシメチル
基、水酸基が保護されたヒドロキシメチル基、低級アル
コキシカルボニル基またはアラルキルオキシカルボニル
基を示すか、またはR′およびR″1が酸素原子を介し
て互いに結合せるアルキレン鎖を表わして隣接する窒素
原子と共に6員環の環状アミノアセタール基を示す。〕 で表わされるβ−ラクタム化合物を、立体選択的に、二
重結合への水素添加反応に付することにより一般式〔I
I〕 [式中、R、R′およびR″1は前述と同じ意味を示
す。
詳しくは一般式〔I〕 〔式中、Rは水素原子または低級アルキル基を示すか、
または水酸基が保護もしくは無保護の1−ヒドロキシ低
級アルキル基を示す。R′は水素原子を示すか、または
窒素原子の保護基を示し、R″1はヒドロキシメチル
基、水酸基が保護されたヒドロキシメチル基、低級アル
コキシカルボニル基またはアラルキルオキシカルボニル
基を示すか、またはR′およびR″1が酸素原子を介し
て互いに結合せるアルキレン鎖を表わして隣接する窒素
原子と共に6員環の環状アミノアセタール基を示す。〕 で表わされるβ−ラクタム化合物を、立体選択的に、二
重結合への水素添加反応に付することにより一般式〔I
I〕 [式中、R、R′およびR″1は前述と同じ意味を示
す。
で表わされるβ−ラクタム化合物の製造する方法に関す
る。
る。
抗菌剤として有用な活性を有するチエナマイシン〔米国
特許第3950357号明細書;J.Am.Chem.Soc.,100,313(197
8)〕の天然からの分離が報告されて以来、種々のカルバ
ペネム化合物を純合成的に得る方法が報告されている。
特許第3950357号明細書;J.Am.Chem.Soc.,100,313(197
8)〕の天然からの分離が報告されて以来、種々のカルバ
ペネム化合物を純合成的に得る方法が報告されている。
最近に至りカルバペネム骨格の1位メチレン基が種々の
アルキル基で置換された化合物が合成され、特に1−メ
チルカルバペネム化合物は、例えば生体内安定性等、従
来の1位無置換カルバペネム化合物に比べ、すぐれてお
り抗菌剤として極めて有用であることが報告されてい
る。その合成法は特開昭58-26887号公報、あるいはヘテ
ロサイクルズ(Heterocycles)第21巻,29頁(1984
年)に報告されているが、反応工程数が長く、煩雑であ
る。特に1−メチル基の導入を立体選択的に行う方法は
まだ報告されていない。
アルキル基で置換された化合物が合成され、特に1−メ
チルカルバペネム化合物は、例えば生体内安定性等、従
来の1位無置換カルバペネム化合物に比べ、すぐれてお
り抗菌剤として極めて有用であることが報告されてい
る。その合成法は特開昭58-26887号公報、あるいはヘテ
ロサイクルズ(Heterocycles)第21巻,29頁(1984
年)に報告されているが、反応工程数が長く、煩雑であ
る。特に1−メチル基の導入を立体選択的に行う方法は
まだ報告されていない。
本発明者らは上述の1−メチルカルバペネム化合物の製
造における1−メチル基の立体選択的導入法について鋭
意検討を重ねた結果、一般式〔I〕で表わされるβ−ラ
クタム化合物の二重結合の水酸添加反応を行うが、また
は二重結合へハイドロボーレーシヨンの後過酸化水素に
よる酸化反応を行うことにより、1−メチルカルバペネ
ム化合物の製造上すぐれた合成中間体となり得る一般式
〔II〕で表わされるβ−ラクタム化合物が立体選択的に
得らることを見い出し本発明を完成した。
造における1−メチル基の立体選択的導入法について鋭
意検討を重ねた結果、一般式〔I〕で表わされるβ−ラ
クタム化合物の二重結合の水酸添加反応を行うが、また
は二重結合へハイドロボーレーシヨンの後過酸化水素に
よる酸化反応を行うことにより、1−メチルカルバペネ
ム化合物の製造上すぐれた合成中間体となり得る一般式
〔II〕で表わされるβ−ラクタム化合物が立体選択的に
得らることを見い出し本発明を完成した。
前記一般式〔I〕におけるRが表わす低級アルキル基と
してはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、sec−ブチル等の炭素数1〜4の直鎖状も
しくは分枝状のアルキル基を挙げることができ、好適な
例としてはメチル、エチルを挙げることができる。
してはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、sec−ブチル等の炭素数1〜4の直鎖状も
しくは分枝状のアルキル基を挙げることができ、好適な
例としてはメチル、エチルを挙げることができる。
また1−ヒドロキシ低級アルキル基のアルキル基部分と
しては上述の如き炭素数1〜4の直鎖状もしくは分枝状
のアルキル基を挙げることができ、好適な1−ヒドロキ
シ低級アルキル基としてヒドロキシメチル、1−ヒドロ
キシエチルを挙げることができる。
しては上述の如き炭素数1〜4の直鎖状もしくは分枝状
のアルキル基を挙げることができ、好適な1−ヒドロキ
シ低級アルキル基としてヒドロキシメチル、1−ヒドロ
キシエチルを挙げることができる。
R′の窒素原子の保護基は一般に用いられるものであれ
ばよいが、好適にはトリメチルシリル、t−ブチルジメ
チルシリル等のトリアルキルシリル基、p−メトキシフ
エニル、2,4−ジメトキシフエニル等の置換フエニル
基、ベンジル、p−メトキシベンジル、2,4−ジメトキ
シベンジル、ジフエニルメチル、ジ−p−アニシルメチ
ル等のモノあるいはジアリールメチル基、メトキシメチ
ル、2−メトキシエトキシメチル、メチルチオメチル、
テトラヒドロピラニル等の置換メチル基等を挙げること
ができる。
ばよいが、好適にはトリメチルシリル、t−ブチルジメ
チルシリル等のトリアルキルシリル基、p−メトキシフ
エニル、2,4−ジメトキシフエニル等の置換フエニル
基、ベンジル、p−メトキシベンジル、2,4−ジメトキ
シベンジル、ジフエニルメチル、ジ−p−アニシルメチ
ル等のモノあるいはジアリールメチル基、メトキシメチ
ル、2−メトキシエトキシメチル、メチルチオメチル、
テトラヒドロピラニル等の置換メチル基等を挙げること
ができる。
R″1としては、例えばヒドロキシメチル基;一般的な
水酸基の保護基で保護されたヒドロキシメチル基;メト
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロピ
ルオキシカルボニル基、イソプロピルオキシカルボニル
基、n−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニ
ル基等の低級アルコキシカルボニル基;ベンジルオキシ
カルボニル基、p−ニトロベンジルオキシカルボニル
基、o−ニトロベンジルオキシカルボニル基、p−メト
キシベンジルオキシカルボニル基、ジフエニルメチルオ
キシカルボニル基等のアラルキルオキシカルボニル基等
を挙げることができる。
水酸基の保護基で保護されたヒドロキシメチル基;メト
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロピ
ルオキシカルボニル基、イソプロピルオキシカルボニル
基、n−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニ
ル基等の低級アルコキシカルボニル基;ベンジルオキシ
カルボニル基、p−ニトロベンジルオキシカルボニル
基、o−ニトロベンジルオキシカルボニル基、p−メト
キシベンジルオキシカルボニル基、ジフエニルメチルオ
キシカルボニル基等のアラルキルオキシカルボニル基等
を挙げることができる。
水酸基の保護基は一般的に用いられるものであればよい
が、好適には例えばt−ブチルオキシカルボニル基のよ
うな低級アルコキシカルボニル基;例えば2−ヨウ化エ
チルオキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエチルオ
キシカルボニル基のようなハロゲンアルコキシカルボニ
ル基;例えばベンジルオキシカルボニル基、o−ニトロ
ベンジルオキシカルボニル基、p−ニトロベンジルオキ
シカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニ
ル基のようなアラルキルオキシカルボニル基;例えばト
リメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、t−
ブチル−ジフエニルメチルシリル基のような三置換シリ
ル基;例えばメトキシメチル基、2−メトキシエトキシ
メチル基、メチルチオメチル基、テトラヒドロピラニル
基のような置換メチル基等を挙げることができる。
が、好適には例えばt−ブチルオキシカルボニル基のよ
うな低級アルコキシカルボニル基;例えば2−ヨウ化エ
チルオキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエチルオ
キシカルボニル基のようなハロゲンアルコキシカルボニ
ル基;例えばベンジルオキシカルボニル基、o−ニトロ
ベンジルオキシカルボニル基、p−ニトロベンジルオキ
シカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニ
ル基のようなアラルキルオキシカルボニル基;例えばト
リメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、t−
ブチル−ジフエニルメチルシリル基のような三置換シリ
ル基;例えばメトキシメチル基、2−メトキシエトキシ
メチル基、メチルチオメチル基、テトラヒドロピラニル
基のような置換メチル基等を挙げることができる。
以下に本発明製造法について詳細に述べる。
本発明に係る二重結合への水酸添加反応としては、一般
的な還元反応の態様を実施することができ、種々の還元
剤を用いることができる。しかしながら好適は方法とし
ては、触媒を用いる接触水素添加反応、液体アンモニア
中でリチウム、ナトリウム等のアルカリ金属あるいはそ
の塩を用いる還元反応、ジイミンを用いる還元反応、金
属水素化物(たとえば水素化アルミニウム、水素化硼素
など)を用いる還元反応、金属水素錯化合物(たとえば
水素化リチウムアルミニウム、水素化硼素ナトリウムな
ど)を用いる還元反応等を挙げることができ、特に好適
な方法としては、不均一系遷移金属触媒を用いる接触水
素添加反応および遷移金属塩存在下での金属水素錯化合
物(たとえば塩化コバルト存在下での水素化硼素ナトリ
ウム)による還元反応を挙げることができる。
的な還元反応の態様を実施することができ、種々の還元
剤を用いることができる。しかしながら好適は方法とし
ては、触媒を用いる接触水素添加反応、液体アンモニア
中でリチウム、ナトリウム等のアルカリ金属あるいはそ
の塩を用いる還元反応、ジイミンを用いる還元反応、金
属水素化物(たとえば水素化アルミニウム、水素化硼素
など)を用いる還元反応、金属水素錯化合物(たとえば
水素化リチウムアルミニウム、水素化硼素ナトリウムな
ど)を用いる還元反応等を挙げることができ、特に好適
な方法としては、不均一系遷移金属触媒を用いる接触水
素添加反応および遷移金属塩存在下での金属水素錯化合
物(たとえば塩化コバルト存在下での水素化硼素ナトリ
ウム)による還元反応を挙げることができる。
水素雰囲気下での接触還元反応は一般に触媒の存在下、
不活性溶媒中で行われる炭素−炭素二重結合の水素添加
反応における態様が可能である。
不活性溶媒中で行われる炭素−炭素二重結合の水素添加
反応における態様が可能である。
立体選択性の面から好適な触媒としては、例えば酸化白
金、白金−活性炭、パラジウム−活性炭、ロジウム−活
性炭等の遷移金属触媒を挙げることができる、また不活
性溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、酢酸
エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニト
リル、シクロヘキサン、ジメチルホルムアミド等を挙げ
ることができ、更にはこれら有機溶媒と水あるいはリン
酸緩衝液との混合溶媒を挙げることができる。
金、白金−活性炭、パラジウム−活性炭、ロジウム−活
性炭等の遷移金属触媒を挙げることができる、また不活
性溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、酢酸
エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニト
リル、シクロヘキサン、ジメチルホルムアミド等を挙げ
ることができ、更にはこれら有機溶媒と水あるいはリン
酸緩衝液との混合溶媒を挙げることができる。
本反応は水酸基及び窒素原子の保護基として接触水添反
応によつて脱保護されうる保護基が存在する場合にも反
応条件を選択することにより適用でき、このような場
合、炭素−炭素二重結合のみを選択的に、かつ立体選択
性良く還元し得るものとして、特に好適な触媒として
は、例えば酸化白金、白金−活性炭等を挙げることがで
き、不活性溶媒としては、例えばアセトニトリル、ジメ
チルホルムアミド、酢酸エチル等の有機溶媒、及びこれ
らの有機溶媒と水との混合溶媒を挙げることができる。
また選択性をより高めるために各種のアミン類を添加す
ることができる。好適なアミン類としては、例えばトリ
エチルアミン、トリプロピルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の三級アミン
類を挙げることができ、特に好適なものとしてトリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等を挙げること
ができる。
応によつて脱保護されうる保護基が存在する場合にも反
応条件を選択することにより適用でき、このような場
合、炭素−炭素二重結合のみを選択的に、かつ立体選択
性良く還元し得るものとして、特に好適な触媒として
は、例えば酸化白金、白金−活性炭等を挙げることがで
き、不活性溶媒としては、例えばアセトニトリル、ジメ
チルホルムアミド、酢酸エチル等の有機溶媒、及びこれ
らの有機溶媒と水との混合溶媒を挙げることができる。
また選択性をより高めるために各種のアミン類を添加す
ることができる。好適なアミン類としては、例えばトリ
エチルアミン、トリプロピルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の三級アミン
類を挙げることができ、特に好適なものとしてトリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等を挙げること
ができる。
触媒およびアミン類は反応が充分に進行するだけの量を
用いることが望ましいが、触媒については好適には原料
化合物〔I〕の0.2〜0.5倍量ということができ、アミン
類は触媒中の金属に対し1.1〜10当量を用いることが好
適である。
用いることが望ましいが、触媒については好適には原料
化合物〔I〕の0.2〜0.5倍量ということができ、アミン
類は触媒中の金属に対し1.1〜10当量を用いることが好
適である。
また反応温度は、適宜冷却または加熱することにより反
応を抑制または促進することができるが、好適には0℃
より50℃の範囲で実施することができる。さらに、反
応を促進するために圧力をかけて行うことができ、例え
ば常圧から5kg/cm2の圧力下で反応を実施してもよい。
応を抑制または促進することができるが、好適には0℃
より50℃の範囲で実施することができる。さらに、反
応を促進するために圧力をかけて行うことができ、例え
ば常圧から5kg/cm2の圧力下で反応を実施してもよい。
次に遷移金属塩存在下、金属水素錯化合物による還元反
応は一般に不活性溶媒中で行われるα,β−不飽和エス
テル基の炭素−炭素二重結合の選択的還元反応における
各種の態様が可能であるが、好適な遷移金属塩として
は、ニツケル、銅、コバルト、パラジウム等の塩を挙げ
ることができ、金属水素錯化合物としては好適には水素
化ホウ素ナトリウムを挙げることができる。さらに、好
適な不活性溶媒としてはメタノール、エタノール、イソ
プロパノール等の低級アルコール類、テトラヒドロフラ
ン、水またはこれらの混合溶媒などを挙げることができ
る。
応は一般に不活性溶媒中で行われるα,β−不飽和エス
テル基の炭素−炭素二重結合の選択的還元反応における
各種の態様が可能であるが、好適な遷移金属塩として
は、ニツケル、銅、コバルト、パラジウム等の塩を挙げ
ることができ、金属水素錯化合物としては好適には水素
化ホウ素ナトリウムを挙げることができる。さらに、好
適な不活性溶媒としてはメタノール、エタノール、イソ
プロパノール等の低級アルコール類、テトラヒドロフラ
ン、水またはこれらの混合溶媒などを挙げることができ
る。
遷移金属塩及び金属水素基錯化合物は反応が充分進行す
るだけの量を使用することが望ましいが、好適には遷移
金属塩は原料化合物〔I〕に対して0.05〜0.5当量、金
属水素錯化合物は5〜15当量を用いることが望ましい。
反応温度は、適宜冷却または加熱することにより反応を
抑制または促進することができるが、好適には0℃から
50℃の範囲で実施することができる。
るだけの量を使用することが望ましいが、好適には遷移
金属塩は原料化合物〔I〕に対して0.05〜0.5当量、金
属水素錯化合物は5〜15当量を用いることが望ましい。
反応温度は、適宜冷却または加熱することにより反応を
抑制または促進することができるが、好適には0℃から
50℃の範囲で実施することができる。
本発明の製造方法によつて得られた一般式〔II〕で表わ
されるβ−ラクタム化合物の5位の立体配位については
R′によつて立体選択性が変化し、水酸添加反応におい
て、原料化合物〔I〕のR′が水素原子であるものから
は〔5S〕配位のものが優先して得られ、R′が窒素原子
の保護基であるものからは〔5S〕配位のものが優先して
得られる。
されるβ−ラクタム化合物の5位の立体配位については
R′によつて立体選択性が変化し、水酸添加反応におい
て、原料化合物〔I〕のR′が水素原子であるものから
は〔5S〕配位のものが優先して得られ、R′が窒素原子
の保護基であるものからは〔5S〕配位のものが優先して
得られる。
本発明の原料化合物である一般式〔I〕で表わされる化
合物は種々の方法にて製造することが可能であるが、例
えば後記の参考例9に示す方法または以下に示すような
方法によつて製造することができる。
合物は種々の方法にて製造することが可能であるが、例
えば後記の参考例9に示す方法または以下に示すような
方法によつて製造することができる。
(1) (2) (3) 〔式中、R′は前述と同じ意味を有し、R1は水素原
子、低級アルキル基、あるいは水酸基が保護された1−
ヒドロキシ低級アルキル基を示す。R2は水素原子、低
級アルキル基あるいは1−ヒドロキシ低級アルキル基を
示す。R3は低級アルキル基あるいはアラルキル基を示
す。Xはハロゲン原子を、Yは水酸基の保護基を示す。
▲Ro 1▼および▲Ro 2▼は同じかまたは異なる低級アル
キル基を示すか、または▲Ro 1▼と▲Ro 2▼が互いに結
合してアルキレン鎖を表わして5〜7員環のシクロアル
キル基を形成する。〕 A工程一般式2で示される化合物は、通常、カルボン酸
よりエステルを得る各種の公知の方法によつて、例えば
塩基の存在下で、特開昭58−96060号公報に記載の方
法で得られるカルボン酸1を各種のアルキルハライドと
反応させるか、低級アルコールとの脱水反応によつて得
ることができる。
子、低級アルキル基、あるいは水酸基が保護された1−
ヒドロキシ低級アルキル基を示す。R2は水素原子、低
級アルキル基あるいは1−ヒドロキシ低級アルキル基を
示す。R3は低級アルキル基あるいはアラルキル基を示
す。Xはハロゲン原子を、Yは水酸基の保護基を示す。
▲Ro 1▼および▲Ro 2▼は同じかまたは異なる低級アル
キル基を示すか、または▲Ro 1▼と▲Ro 2▼が互いに結
合してアルキレン鎖を表わして5〜7員環のシクロアル
キル基を形成する。〕 A工程一般式2で示される化合物は、通常、カルボン酸
よりエステルを得る各種の公知の方法によつて、例えば
塩基の存在下で、特開昭58−96060号公報に記載の方
法で得られるカルボン酸1を各種のアルキルハライドと
反応させるか、低級アルコールとの脱水反応によつて得
ることができる。
B工程一般式3で示される化合物は化合物2をメチル、
マグネシウムハライド、メチルリチウム等の有機金属化
合物と不活性溶媒中で反応させ、R2が1−ヒドロキシ
低級アルキル基である場合には一般的に用いられる水酸
基の保護反応に対して得ることができる。
マグネシウムハライド、メチルリチウム等の有機金属化
合物と不活性溶媒中で反応させ、R2が1−ヒドロキシ
低級アルキル基である場合には一般的に用いられる水酸
基の保護反応に対して得ることができる。
C工程一般式4で示される化合物は、化合物3を塩基の
存在下あるいは非存在下に塩化チオニル、塩化トシル等
の脱水試剤によつて行われる脱水反応に対することによ
り得ることができる。
存在下あるいは非存在下に塩化チオニル、塩化トシル等
の脱水試剤によつて行われる脱水反応に対することによ
り得ることができる。
D工程一般式5で示される化合物は、化合物4を不活性
溶媒中、アリルメチル基をハロゲン化する際に用いられ
る各種のハロゲン化剤、例えば分子状ハロゲン、N−ハ
ロゲノサクシイミド等と反応させることにより得ること
ができる。
溶媒中、アリルメチル基をハロゲン化する際に用いられ
る各種のハロゲン化剤、例えば分子状ハロゲン、N−ハ
ロゲノサクシイミド等と反応させることにより得ること
ができる。
E工程一般式(I-1)で示される化合物は化合物5を銅、
銀等の重金属の低原子価イオン塩の存在下に加水分解す
ることにより得ることができる。
銀等の重金属の低原子価イオン塩の存在下に加水分解す
ることにより得ることができる。
F工程一般式(I-2)で示される化合物は化合物(I-1)を一
般的な水酸基の保護反応に付すことにより得ることがで
きる。
般的な水酸基の保護反応に付すことにより得ることがで
きる。
G工程一般式6で示される化合物は化合物(I-1)を一般
にアルコールをカルボン酸に変換する際に使用される酸
化剤、例えば酸化クロム(VI)−硫酸等で処理することに
より得られる。本反応では化合物(I-1)からカルボン酸
6へ単一の酸化剤によつて直接得ることができるが一度
アルデヒドを得た後、別の酸化剤で処理することにより
得ることができる。
にアルコールをカルボン酸に変換する際に使用される酸
化剤、例えば酸化クロム(VI)−硫酸等で処理することに
より得られる。本反応では化合物(I-1)からカルボン酸
6へ単一の酸化剤によつて直接得ることができるが一度
アルデヒドを得た後、別の酸化剤で処理することにより
得ることができる。
H工程一般式(I-4)で表わされる化合物は化合物(I-1)を
酸の存在下、一般式▲Ro 1▼−CO−▲Ro 2▼〔式中▲R
o 1▼および▲Ro 2▼は前述と同じ意味を有する。〕で表
わされるカルボニル化合物との脱水反応またはそのジ−
低級アルキルアセタール誘導体とのアミノアセタール化
反応に付すことにより得られる。
酸の存在下、一般式▲Ro 1▼−CO−▲Ro 2▼〔式中▲R
o 1▼および▲Ro 2▼は前述と同じ意味を有する。〕で表
わされるカルボニル化合物との脱水反応またはそのジ−
低級アルキルアセタール誘導体とのアミノアセタール化
反応に付すことにより得られる。
以上のようにして製造された本発明の前記一般式〔II〕
で示される化合物はすぐれた抗菌活性を有する1−メチ
ルカルバペネム誘導体の合成中間体〔III〕へ、例えば
以下に示す方法に従つて誘導することができる(特開昭
58−26887号公報)。
で示される化合物はすぐれた抗菌活性を有する1−メチ
ルカルバペネム誘導体の合成中間体〔III〕へ、例えば
以下に示す方法に従つて誘導することができる(特開昭
58−26887号公報)。
〔式中、R1,R′およびYは前述と同じ意味を有す
る。〕 化合物〔II-1〕の水酸基の保護基Y、そして必要に応じ
てアミノ基の保護基の除去反応を同時あるいは順次実施
して化合物〔II-2〕に導き、前述のG工程と同様の酸化
反応により中間体〔III〕を得ることができる。
る。〕 化合物〔II-1〕の水酸基の保護基Y、そして必要に応じ
てアミノ基の保護基の除去反応を同時あるいは順次実施
して化合物〔II-2〕に導き、前述のG工程と同様の酸化
反応により中間体〔III〕を得ることができる。
次に実施例、参考例をあげて、本発明を更に詳細に説明
するが本発明はこれらによつて何ら限定されるものでは
ない。
するが本発明はこれらによつて何ら限定されるものでは
ない。
なお以下の実施例、参考例で用いた略号の意味は次のと
おりである。
おりである。
Z :ベンジルオキシカルボニル基 DAM :ジ−(p−アニシル)−メチル基 Me :メチル基 Et :エチル基 Ph :フエニル基 THP :テトラヒドロピラニル基 MOM :メトキシメチル基 t−Bu:t−ブチル基 実施例1 4−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルエテ
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン20gをアセトニトリル200mにとかし、窒素気
流下5%白金−炭素触媒4.0g及び水4mを加え、室
温で水素置換後、10℃で水素添加を行つた。触媒を濾
去し、濾過物を酢酸エチルで洗浄後、濾洗液を濃縮し
て、4−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
エチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼジ
ノンを得た。本品は液体クロマトグラフイー〔Lichroso
rb(登録商標)RP−18,アセトニトリル−水(85:1
5)、流速1m/分〕及びNMR測定から、4−(1−(R)−
t−ブチルジメチルシリルオキシメチルエチル)体と、
対応する(S)体の混合物であり、その比はR/S=7.7であ
つた。
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン20gをアセトニトリル200mにとかし、窒素気
流下5%白金−炭素触媒4.0g及び水4mを加え、室
温で水素置換後、10℃で水素添加を行つた。触媒を濾
去し、濾過物を酢酸エチルで洗浄後、濾洗液を濃縮し
て、4−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
エチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼジ
ノンを得た。本品は液体クロマトグラフイー〔Lichroso
rb(登録商標)RP−18,アセトニトリル−水(85:1
5)、流速1m/分〕及びNMR測定から、4−(1−(R)−
t−ブチルジメチルシリルオキシメチルエチル)体と、
対応する(S)体の混合物であり、その比はR/S=7.7であ
つた。
この混合物については酢酸エチル−n−ヘキサン(1:10)
の混合溶媒から結晶化して4−(1−(R)−t−ブチル
ジメチルシリルオキシメチルエチル)−3−(1−ベン
ジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ(p−ア
ニシル)メチル−2−アゼチジノンのみを得ることがで
きる。
の混合溶媒から結晶化して4−(1−(R)−t−ブチル
ジメチルシリルオキシメチルエチル)−3−(1−ベン
ジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ(p−ア
ニシル)メチル−2−アゼチジノンのみを得ることがで
きる。
mp.78〜81°。
NMRδ(CDCl3):0.01(6H,s)、0.87(9H,s)、1.40(3H,d,J=6
Hz)、3.31(1H,dd,J=2.2および7.0Hz)、3.44(2H,d,J=5.3
Hz)、3.73(3H,s)、3.76(3H,s)、5.07(1H,m)、5.17(2H,s)、7.
38(5H,s)。
Hz)、3.31(1H,dd,J=2.2および7.0Hz)、3.44(2H,d,J=5.3
Hz)、3.73(3H,s)、3.76(3H,s)、5.07(1H,m)、5.17(2H,s)、7.
38(5H,s)。
実施例1で述べた反応は以下の表に示す触媒および溶媒
を用いても進行し、目的物の(R)体を優先して得ること
ができる。
を用いても進行し、目的物の(R)体を優先して得ること
ができる。
実施例2−1 8−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチリデン−7−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−3−
オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン18gを
エタノール180mにとかし、10%パラジウム−炭素触
媒3.6gを加え、氷冷下水素雰囲気で1時間攪拌した
後、触媒を濾去、エタノールで洗浄し、濾洗液を濃縮し
油状の8−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチル−7−
(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクタンを得た。
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−3−
オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン18gを
エタノール180mにとかし、10%パラジウム−炭素触
媒3.6gを加え、氷冷下水素雰囲気で1時間攪拌した
後、触媒を濾去、エタノールで洗浄し、濾洗液を濃縮し
油状の8−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチル−7−
(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクタンを得た。
5(R)体と5(S)体の比は、NMR測定の結果、5(R)/5
(S)=2.2/1であつた。
(S)=2.2/1であつた。
NMRδ(CDCl3): 5(R)メチル体:1.11(3H,d,J=7.0Hz)、1.30(3H,d,J=6.
5Hz)、1.41(3H,s)、1.72(3H,s)、3.04(1H,dd,J=2.0および
6.0Hz)。
5Hz)、1.41(3H,s)、1.72(3H,s)、3.04(1H,dd,J=2.0および
6.0Hz)。
5(S)メチル体:0.91(3H,d,J=6.5Hz)、1.30(3H,d,J=6.
5Hz)、1.41(3H,s)、1.72(3H,s)、2.81(1H,dd,J=1.5および
5.5Hz)。
5Hz)、1.41(3H,s)、1.72(3H,s)、2.81(1H,dd,J=1.5および
5.5Hz)。
実施例2−2 スピロ〔シクロヘキサン−2,2−(8−オキソ−5−メ
チリデン−7−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クタン〕から実施例2−1と同様の方法によりスピロ
〔シクロヘキサン−2,2−(8−オキソ−5−メチル−
7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクタン〕を得た。本品はNMR測定の
結果、5(R)メチル体と5(S)メチル体の混合物であり、
その比は5(R)/5(S)=1.7/1であつた。
チリデン−7−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クタン〕から実施例2−1と同様の方法によりスピロ
〔シクロヘキサン−2,2−(8−オキソ−5−メチル−
7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクタン〕を得た。本品はNMR測定の
結果、5(R)メチル体と5(S)メチル体の混合物であり、
その比は5(R)/5(S)=1.7/1であつた。
NMRδ(CDCl3): 5(R)メチル体:1.11(3H,d,J=7.2Hz)、1.28(3H,d,J=6.
5Hz)、3.01(1H,dd,J=2.0および5.7Hz)。
5Hz)、3.01(1H,dd,J=2.0および5.7Hz)。
5(S)メチル体:0.90(3H,d,J=6.5Hz)、1.28(3H,d,J=6.
5Hz)、2.77(1H,dd,J=1.5および5.5Hz)。
5Hz)、2.77(1H,dd,J=1.5および5.5Hz)。
実施例2−3 8−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチリデン−7−
(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクタン7.5mgのエタノール1m溶液
に、10%パラジウム−炭素7mgを加え、常圧水素下に
3.5時間攪拌した後、触媒を濾去、エタノールで洗浄
し、濾洗液を濃縮し、油状の8−オキソ−2,2−ジメチ
ル−5−メチル−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−
オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタンを得た。
本品は5(R)−メチル体と5(S)−メチル体の混合物とし
て得られ、その比はNMR測定の結果、5(R)/5(S)=1.5
/1であつた。
(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクタン7.5mgのエタノール1m溶液
に、10%パラジウム−炭素7mgを加え、常圧水素下に
3.5時間攪拌した後、触媒を濾去、エタノールで洗浄
し、濾洗液を濃縮し、油状の8−オキソ−2,2−ジメチ
ル−5−メチル−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−
オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタンを得た。
本品は5(R)−メチル体と5(S)−メチル体の混合物とし
て得られ、その比はNMR測定の結果、5(R)/5(S)=1.5
/1であつた。
上記と同様に、酸化白金触媒上で水素化して得らた8−
オキソ−2,2−ジメチル−5−メチル−7−(1−ヒド
ロキシエチル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクタンはNMR測定の結果、5(R)/5(S)=2.82であ
つた。
オキソ−2,2−ジメチル−5−メチル−7−(1−ヒド
ロキシエチル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクタンはNMR測定の結果、5(R)/5(S)=2.82であ
つた。
実施例2−4 スピロ〔シクロヘキサン−2,2−(8−オキソ−5−メ
チリデン−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン〕10mgとエタ
ノール1.5mの溶液に酸化白金2mgを加え、常圧水素
下1.5時間攪拌し、濾過後、溶媒を減圧下に留去し、ス
ピロ〔シクロヘキサン−2,2−(8−オキソ−5−メチ
ル−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン〕4mgを得た。本品はN
MR測定の結果、5(R)−メチル体と5(S)−メチル体の混
合物であり、その比は5(R)/5(S)=3.0/1であつ
た。
チリデン−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン〕10mgとエタ
ノール1.5mの溶液に酸化白金2mgを加え、常圧水素
下1.5時間攪拌し、濾過後、溶媒を減圧下に留去し、ス
ピロ〔シクロヘキサン−2,2−(8−オキソ−5−メチ
ル−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン〕4mgを得た。本品はN
MR測定の結果、5(R)−メチル体と5(S)−メチル体の混
合物であり、その比は5(R)/5(S)=3.0/1であつ
た。
実施例3 (1)4−(1−エトキシカルボニルエテニル)−3−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
t−ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノン14.6gの
エタノールとリン酸緩衝液(0.01M,pH5.7)の混合液(1
9:1)146mにとかし、10%パラジウム−炭素触媒2.9
2gを加え、水素雰囲気下室温で2時間攪拌した。触媒を
濾去し、酢酸エチル100mで洗浄し、濾洗液を酢酸エ
チル500mで希釈した後、10%食塩水で洗浄し芒硝
乾燥、溶媒留去した。
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
t−ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノン14.6gの
エタノールとリン酸緩衝液(0.01M,pH5.7)の混合液(1
9:1)146mにとかし、10%パラジウム−炭素触媒2.9
2gを加え、水素雰囲気下室温で2時間攪拌した。触媒を
濾去し、酢酸エチル100mで洗浄し、濾洗液を酢酸エ
チル500mで希釈した後、10%食塩水で洗浄し芒硝
乾燥、溶媒留去した。
(2)得らた残渣を乾燥ベンゼン100mにとかし、減圧下
留去し、充分乾燥した後、乾燥ジメチルホルムアミド19
5mにとかし、これにイミダゾール4.3g、t−ブチル
ジメチルクロルシラン7.0gを加え室温で15時間攪拌
した。酢酸エチル600m、エチルエーテル600mで希
釈し、10%食塩水で洗浄後芒硝乾燥、減圧下溶媒留去
し、残渣をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製し、
4−(1−エトキシカルボニルエチル)−3−(1−t
−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−1−t−ブチ
ルジメチルシリル−2−アゼチジノンを得た。
留去し、充分乾燥した後、乾燥ジメチルホルムアミド19
5mにとかし、これにイミダゾール4.3g、t−ブチル
ジメチルクロルシラン7.0gを加え室温で15時間攪拌
した。酢酸エチル600m、エチルエーテル600mで希
釈し、10%食塩水で洗浄後芒硝乾燥、減圧下溶媒留去
し、残渣をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製し、
4−(1−エトキシカルボニルエチル)−3−(1−t
−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−1−t−ブチ
ルジメチルシリル−2−アゼチジノンを得た。
1745、1460、1365、1320、1250、1185、835、772。
(3)4−(1−エトキシカルボニルエチル)−3−(1
−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−1−t−
ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノン4.63gを乾燥
テトラヒドロフラン60mにとかし、20℃でテトラ
−n−ブチルアンモニウムフルオライドのテトラヒドロ
フラン(1M)溶液を96m滴下し、室温で45分攪拌
後、酢酸エチル250mおよび10%食塩水60mで
希釈し分液した。水層を酢酸エチル50mで再抽出し
油層を合わせ、10%食塩水で洗浄後芒硝乾燥、溶媒留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイーに
付し、4−(1−エトキシカルボニルエチル)−3−
(1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−2−
アゼチジノンを得た。本品は液体クロマトグラフイー
〔Lichrosorb(登録商標)SI−60,n−ヘキサン−イソプ
ロピルアルコール(19:1),流速1m/分〕にて、4−
(1−(R)−エトキシカルボニルエチル)体と4−(1
−(S)−エトキシカルボニルエチル)体の比がR/S=
3.7の混合物であつた。この混合物をn−ヘキサンより
2回再結晶をくり返すことによりR/S=10.3までR/
S比を高めることができた。
−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−1−t−
ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノン4.63gを乾燥
テトラヒドロフラン60mにとかし、20℃でテトラ
−n−ブチルアンモニウムフルオライドのテトラヒドロ
フラン(1M)溶液を96m滴下し、室温で45分攪拌
後、酢酸エチル250mおよび10%食塩水60mで
希釈し分液した。水層を酢酸エチル50mで再抽出し
油層を合わせ、10%食塩水で洗浄後芒硝乾燥、溶媒留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイーに
付し、4−(1−エトキシカルボニルエチル)−3−
(1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−2−
アゼチジノンを得た。本品は液体クロマトグラフイー
〔Lichrosorb(登録商標)SI−60,n−ヘキサン−イソプ
ロピルアルコール(19:1),流速1m/分〕にて、4−
(1−(R)−エトキシカルボニルエチル)体と4−(1
−(S)−エトキシカルボニルエチル)体の比がR/S=
3.7の混合物であつた。この混合物をn−ヘキサンより
2回再結晶をくり返すことによりR/S=10.3までR/
S比を高めることができた。
3250、1750、1465、1378、1100、835、775。
NMRδ(CDCl3): (R)体:0.08(6H,s)、0.88(9H,s)、1.17(3H,d,3=6Hz)、1.2
3(3H,d,J=7Hz)、1.28(3H,t,J=7Hz)、2.97(1H,dd,J=2.2
および4Hz)、3.88(1H,dd,J=2.2および6Hz)、4.17(2H,q,J
=7Hz)。
3(3H,d,J=7Hz)、1.28(3H,t,J=7Hz)、2.97(1H,dd,J=2.2
および4Hz)、3.88(1H,dd,J=2.2および6Hz)、4.17(2H,q,J
=7Hz)。
(S)体:0.08(6H,s)、0.88(9H,s)、1.23(3H,d,J=6Hz)、1.2
4(3H,d,J=7Hz)、1.28(3H,t,J=7Hz)、2.76(1H,m)、3.69(1
H,dd,J=2.2および10Hz)、4.16(2H,q,J=7Hz)。
4(3H,d,J=7Hz)、1.28(3H,t,J=7Hz)、2.76(1H,m)、3.69(1
H,dd,J=2.2および10Hz)、4.16(2H,q,J=7Hz)。
実施例4−1 (1)4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエテ
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチ
ジノン25mとアセトニトリル2.5mの溶液を0−
5℃に冷却し、酸化白金2.5mgを加え、常圧水素下、4
時間攪拌した。酢酸エチル70mで希釈し2N塩酸3
m、食塩水3m(2回)で順次水洗し、硫酸マグネ
シウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、
白色シロツプ状の4−(1−テトラヒドロピラニルオキ
シメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニ
ルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−
2−アゼチジノン11mgを得た。
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチ
ジノン25mとアセトニトリル2.5mの溶液を0−
5℃に冷却し、酸化白金2.5mgを加え、常圧水素下、4
時間攪拌した。酢酸エチル70mで希釈し2N塩酸3
m、食塩水3m(2回)で順次水洗し、硫酸マグネ
シウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、
白色シロツプ状の4−(1−テトラヒドロピラニルオキ
シメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニ
ルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−
2−アゼチジノン11mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.37(s,5H)、7.29(m,4H)、7.15(m,4H)、5.59(s,1H)、5.16
(s,2H)、5.11(m,1H)、4.48(m,0.5H)、4.67(m,0.5H)、3.75
(m,1H)、3.75(s,3H)、3.72(s,3H)、3.55(d,1H)、3.54(d,1
H)、3.15(m,1H)、1.86(m,1H)、1.40(d,3H,J=6.16)、0.92
(d,3/2H,J=7.04)、0.89(d,3/2H,J=6.59)。
(s,2H)、5.11(m,1H)、4.48(m,0.5H)、4.67(m,0.5H)、3.75
(m,1H)、3.75(s,3H)、3.72(s,3H)、3.55(d,1H)、3.54(d,1
H)、3.15(m,1H)、1.86(m,1H)、1.40(d,3H,J=6.16)、0.92
(d,3/2H,J=7.04)、0.89(d,3/2H,J=6.59)。
(2)4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン11mgとメタノール0.2mの溶液を室温で攪拌
し、6N塩酸0.2mを加え1時間攪拌した。重曹水で
中和した後、酢酸エチル60mで希釈し、抽出、分液
し、食塩水2mで水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥
した。濾過後、溶媒を減圧下に留去して無色シロツプを
得た。これを薄層クロマトグラフイ(シリカゲル;ベン
ゼン:酢酸エチル=1:1)で分離精製し、4−(1−
ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)
メチル−2−アゼチジノン7mgを得た。本品は5(R)−
メチル体と5(S)−メチル体の混合物として得られ、そ
の比はNMR測定の結果、5(R)/5(S)=3.0/1であつ
た。
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン11mgとメタノール0.2mの溶液を室温で攪拌
し、6N塩酸0.2mを加え1時間攪拌した。重曹水で
中和した後、酢酸エチル60mで希釈し、抽出、分液
し、食塩水2mで水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥
した。濾過後、溶媒を減圧下に留去して無色シロツプを
得た。これを薄層クロマトグラフイ(シリカゲル;ベン
ゼン:酢酸エチル=1:1)で分離精製し、4−(1−
ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)
メチル−2−アゼチジノン7mgを得た。本品は5(R)−
メチル体と5(S)−メチル体の混合物として得られ、そ
の比はNMR測定の結果、5(R)/5(S)=3.0/1であつ
た。
3450、1745、1615、1515、1460、1385、1260、1180、10
35。
35。
NMRδ(CDCl3): 5(S)体:0.73(3H,d,J=6.8Hz)、1.41(3H,d,J=6.4Hz)、
2.93(1H,dd,J=2.2および6Hz)、3.73(3H,s)、3.75(3H,s)、
5.11(2H,s)、5.55(1H,s)、7.37(5H,s)。
2.93(1H,dd,J=2.2および6Hz)、3.73(3H,s)、3.75(3H,s)、
5.11(2H,s)、5.55(1H,s)、7.37(5H,s)。
5(R)体:0.89(3H,d,J=6.8Hz)、1.41(3H,d,J=6.4Hz)、
3.17(1H,dd,J=2.2および7.5Hz)、3.73(3H,s)、3.75(3H,
s)、5.16(2H,s)、5.60(1H,s)、7.37(5H,s)。
3.17(1H,dd,J=2.2および7.5Hz)、3.73(3H,s)、3.75(3H,
s)、5.16(2H,s)、5.60(1H,s)、7.37(5H,s)。
実施例4−2 (1)4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエテ
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチ
ジノン20mとエタノール2.0mとリン酸緩衝液(pH
6.86)0.2mの溶液に、酸化白金5mgを加え、常圧水素
下、室温で2.5時間攪拌した。触媒を濾去し、溶媒を減
圧下に留去し、酢酸エチル80mで希釈し、食塩水3
mおよび1mで水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥
した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、無色シロツプ状
の4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエチ
ル)−3−(1−ヒドロキシエチル)−1−ジ−(p−
アニシル)メチル−2−アゼチジノン13mgを得た。
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチ
ジノン20mとエタノール2.0mとリン酸緩衝液(pH
6.86)0.2mの溶液に、酸化白金5mgを加え、常圧水素
下、室温で2.5時間攪拌した。触媒を濾去し、溶媒を減
圧下に留去し、酢酸エチル80mで希釈し、食塩水3
mおよび1mで水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥
した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、無色シロツプ状
の4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエチ
ル)−3−(1−ヒドロキシエチル)−1−ジ−(p−
アニシル)メチル−2−アゼチジノン13mgを得た。
(2)4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエチ
ル)−3−(1−ヒドロキシエチル)−1−ジ−(p−
アニシル)メチル−2−アゼチジノン13mgとメタノー
ル1.0mの溶液を0−5℃で攪拌し、6N塩酸0.1m
を加え室温で30分攪拌した。冷却後、重曹水で中和し
た後メタノールを減圧下に留去し、酢酸エチル50m
に希釈し、抽出分液し、食塩水で水洗し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。濾過後溶媒を減圧下に留去し、無色
シロツプ16mgを得た。これを薄層クロマトグラフイ
(シリカゲル;酢酸エチル)で分離精製し、4−(1−
ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ヒドロキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン12mgを得た。本品は5(R)−メチル体と5(S)−メ
チル体の混合物として得られ、その比はNMR測定の結
果、5(R)/5(S)=2.5/1であつた。
ル)−3−(1−ヒドロキシエチル)−1−ジ−(p−
アニシル)メチル−2−アゼチジノン13mgとメタノー
ル1.0mの溶液を0−5℃で攪拌し、6N塩酸0.1m
を加え室温で30分攪拌した。冷却後、重曹水で中和し
た後メタノールを減圧下に留去し、酢酸エチル50m
に希釈し、抽出分液し、食塩水で水洗し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。濾過後溶媒を減圧下に留去し、無色
シロツプ16mgを得た。これを薄層クロマトグラフイ
(シリカゲル;酢酸エチル)で分離精製し、4−(1−
ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ヒドロキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン12mgを得た。本品は5(R)−メチル体と5(S)−メ
チル体の混合物として得られ、その比はNMR測定の結
果、5(R)/5(S)=2.5/1であつた。
NMRδ(CDCl3): 7.71〜7.16、6.90、6.81(m,8H)、5.65(S)、5.55(S)、(δ5.
55,5.55合計1H)、4.02(m,1H)、3.86(m,1H)、3.80(s,6H)、3.
49(m,2H)、3.09(d-d,1H)、1.84(m,1H)、1.38(d,J=7.84)、
0.78(d,J=6.15Hz)、1.31(d,J=6.15)(δ1.38と1.31合
計3H)、0.93(d,J=7.84)、0.78(d,J=6.81)(δ0.93と0.78
合計3H)。
55,5.55合計1H)、4.02(m,1H)、3.86(m,1H)、3.80(s,6H)、3.
49(m,2H)、3.09(d-d,1H)、1.84(m,1H)、1.38(d,J=7.84)、
0.78(d,J=6.15Hz)、1.31(d,J=6.15)(δ1.38と1.31合
計3H)、0.93(d,J=7.84)、0.78(d,J=6.81)(δ0.93と0.78
合計3H)。
上述の方法において、酸化白金のかわりに10%パラジ
ウム−炭素を用いて、水素化した場合には、5(R)体と
5(S)体の比はR/S)=1.6/1であつた。
ウム−炭素を用いて、水素化した場合には、5(R)体と
5(S)体の比はR/S)=1.6/1であつた。
実施例5 (1)4−(1−ジフエニルメチルシリルオキシエチルエ
テニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼ
チジノン49mgとアセトニトリル4.9mの溶液を0−
5℃に冷却し、酸化白金4.9mgを加え、常圧水素下1.5時
間攪拌した。触媒を濾去し、溶媒を減圧下に留去し、無
色シロツプ状の4−(1−ジフエニルメチルシリルオキ
シメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニ
ルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−
2−アゼチジノン44mgを得た。
テニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼ
チジノン49mgとアセトニトリル4.9mの溶液を0−
5℃に冷却し、酸化白金4.9mgを加え、常圧水素下1.5時
間攪拌した。触媒を濾去し、溶媒を減圧下に留去し、無
色シロツプ状の4−(1−ジフエニルメチルシリルオキ
シメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニ
ルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−
2−アゼチジノン44mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.59〜7.41(m,10H)、7.35(s,5H)、7.11(d-d,4H,J=2.42,
8.79Hz)、6.73(d-d,4H,J=2.63,8.79Hz)、5.44(s,1H)、5.1
2(d,2H,J=1.32Hz)、5.10(m,1H)、4.16〜3.90(m,1H)、3.73
(S)、3.71(S)、3.69(S)(δ3.73,3.71,3.69合計6H)、3.52
(d,2H,J=5.50Hz)、3.26〜3.18(m,1H)、1.60(m,1H)、1.34
(d,3H,J=6.38Hz)、0.86(d,J=6.82)、0.71(d,J=6.82)
(δ0.86,0.71合計3H)、0.66(S)、0.58(S)(δ0.66,0.58
合計3H) (2)4−(1−ジフエニルメチルシリルオキシメチルエ
チル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン31mgとメタノール3.1を0−5℃で攪拌し、6
N塩酸0.31を加え、室温で5時間攪拌した。重曹水で
中和した後メタノールを減圧下に留去し、酢酸エチル8
0mで希釈し、抽出分液し、食塩水2mで水洗し、
硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下
に留去し、無色シロツプを得た。これを薄層クロマトグ
ラフイ(シリカゲル;ベンゼン:酢酸エチル=1:1)
で分離精製し、4−(1−(R)−ヒドロキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン10mgと4−(1−(S)−ヒドロキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン2mgと4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3
−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1
−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン3mg
を得た。
8.79Hz)、6.73(d-d,4H,J=2.63,8.79Hz)、5.44(s,1H)、5.1
2(d,2H,J=1.32Hz)、5.10(m,1H)、4.16〜3.90(m,1H)、3.73
(S)、3.71(S)、3.69(S)(δ3.73,3.71,3.69合計6H)、3.52
(d,2H,J=5.50Hz)、3.26〜3.18(m,1H)、1.60(m,1H)、1.34
(d,3H,J=6.38Hz)、0.86(d,J=6.82)、0.71(d,J=6.82)
(δ0.86,0.71合計3H)、0.66(S)、0.58(S)(δ0.66,0.58
合計3H) (2)4−(1−ジフエニルメチルシリルオキシメチルエ
チル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン31mgとメタノール3.1を0−5℃で攪拌し、6
N塩酸0.31を加え、室温で5時間攪拌した。重曹水で
中和した後メタノールを減圧下に留去し、酢酸エチル8
0mで希釈し、抽出分液し、食塩水2mで水洗し、
硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下
に留去し、無色シロツプを得た。これを薄層クロマトグ
ラフイ(シリカゲル;ベンゼン:酢酸エチル=1:1)
で分離精製し、4−(1−(R)−ヒドロキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン10mgと4−(1−(S)−ヒドロキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン2mgと4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3
−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1
−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン3mg
を得た。
上で得た2種の4−(1−ヒドロキシメチルエチル)体
は、各々実施例4−1で得られたものとIRおいてNMRス
ペクトルが一致した。またエテニル体は、後記の参考例
1−6で得られたものと同一であることが混融試験で確
認された。
は、各々実施例4−1で得られたものとIRおいてNMRス
ペクトルが一致した。またエテニル体は、後記の参考例
1−6で得られたものと同一であることが混融試験で確
認された。
実施例6 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ(p−
アニシル)メチル−2−アゼチジノン50mgとアセトニ
トリル5.0の溶液を0−5℃に冷却し酸化白金5mgを
加え、常圧水素下3時間攪拌し、触媒を濾去し、溶媒を
減圧下に留去し、無色シロツプ48mgを得た。これを薄
層クロマト(シリカゲル;ベンゼン:酢酸エチル=1:
1)で分離精製し、無色シロツプ状の4−(1−ヒドロ
キシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルオキシエチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−
2−アゼチジノン43mgを得た。本品は、5(R)−メチ
ル体と5(S)−メチル体の混合物として得られ、その比
はNMR測定の結果、5(R)/5(S)=1.4/1であつた。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ(p−
アニシル)メチル−2−アゼチジノン50mgとアセトニ
トリル5.0の溶液を0−5℃に冷却し酸化白金5mgを
加え、常圧水素下3時間攪拌し、触媒を濾去し、溶媒を
減圧下に留去し、無色シロツプ48mgを得た。これを薄
層クロマト(シリカゲル;ベンゼン:酢酸エチル=1:
1)で分離精製し、無色シロツプ状の4−(1−ヒドロ
キシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルオキシエチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−
2−アゼチジノン43mgを得た。本品は、5(R)−メチ
ル体と5(S)−メチル体の混合物として得られ、その比
はNMR測定の結果、5(R)/5(S)=1.4/1であつた。
実施例7 (1)4−(1−エトキシカルボニルエテニル)−3−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−
アゼチジノン40.0gをエタノール600にとかし、10
%パラジウム−炭素20.0gを加え、水素雰囲気下、室温
で3時間攪拌した。触媒を濾去し、溶媒を減圧下に濾去
し、黄色液体状の4−(1−エトキシカルボニルエチ
ル)−3−(1−ヒドロキシエチル)−2−アゼチジノ
ン24.2gを得た(収率97%)。
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−
アゼチジノン40.0gをエタノール600にとかし、10
%パラジウム−炭素20.0gを加え、水素雰囲気下、室温
で3時間攪拌した。触媒を濾去し、溶媒を減圧下に濾去
し、黄色液体状の4−(1−エトキシカルボニルエチ
ル)−3−(1−ヒドロキシエチル)−2−アゼチジノ
ン24.2gを得た(収率97%)。
NMRδ(CDCl3); 6.71(br,1H)、4.17(q,2H,J=7.04Hz)、4.14(m,1H)、3.78(d
-d,1H,J=2.19,8.58Hz)、2.98(d-d,J=1.98,6.38Hz)、2.8
8(d-d,J=1.98,5.71Hz)(δ2.98と2.88合計1H)、2.60(m,
1H)、1.29(t,3H,J=7.04Hz)、1.28(d,3H,J=6.81Hz)、1.20
(d,3H,J=7.04Hz)。
-d,1H,J=2.19,8.58Hz)、2.98(d-d,J=1.98,6.38Hz)、2.8
8(d-d,J=1.98,5.71Hz)(δ2.98と2.88合計1H)、2.60(m,
1H)、1.29(t,3H,J=7.04Hz)、1.28(d,3H,J=6.81Hz)、1.20
(d,3H,J=7.04Hz)。
(2)4−(1−エトキシカルボニルエチル)−3−(1
−ヒドロキシエチル)−2−アゼチジノン24.2gと無水
DMF484の溶液を窒素雰囲気下0−5℃で攪拌し、イミ
ダゾール23.0gとt−ブチルジメチルクロルシラン37.2
gを加え、室温で14時間攪拌した。酢酸エチル1.5
で希釈し、食塩水200で5回水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、白黄
色結晶46.7gを得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(ベンゼン−酢酸エチル)で分離精製し、白
色結晶として4−(1−エトキシカルボニルエチル)−
3−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−
2−アゼチジノン33.2g(収率90%)を得た。本品は5
(R)−メチル体と5(S)−メチル体の混合物であり、その
比はNMR測定の結果、5(R)/5(S)=1/4.3であつた。
−ヒドロキシエチル)−2−アゼチジノン24.2gと無水
DMF484の溶液を窒素雰囲気下0−5℃で攪拌し、イミ
ダゾール23.0gとt−ブチルジメチルクロルシラン37.2
gを加え、室温で14時間攪拌した。酢酸エチル1.5
で希釈し、食塩水200で5回水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、白黄
色結晶46.7gを得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(ベンゼン−酢酸エチル)で分離精製し、白
色結晶として4−(1−エトキシカルボニルエチル)−
3−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−
2−アゼチジノン33.2g(収率90%)を得た。本品は5
(R)−メチル体と5(S)−メチル体の混合物であり、その
比はNMR測定の結果、5(R)/5(S)=1/4.3であつた。
実施例8 (1)4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエテ
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−テトラヒドロピラニル−2−アゼチジノン
35mgとアセトニトリル3.5の溶液を0−5℃に冷却
し、これに酸化白金3.5mgを加え、常圧水素下3時間攪
拌した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、無色のシロツ
プとして4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチル
エチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−1−テトラヒドロピラニル−2−アゼチジノ
ン37mgを得た。
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−テトラヒドロピラニル−2−アゼチジノン
35mgとアセトニトリル3.5の溶液を0−5℃に冷却
し、これに酸化白金3.5mgを加え、常圧水素下3時間攪
拌した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、無色のシロツ
プとして4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチル
エチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−1−テトラヒドロピラニル−2−アゼチジノ
ン37mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.36(s,5H)、5.14(s,2H)、5.05(m,1H)、4.94(m,1H)、4.53(b
r,1H)、4.05〜3.44(m,9H)、1.66〜1.26(m,15H)、1.09〜0.8
3(m,3H)。
r,1H)、4.05〜3.44(m,9H)、1.66〜1.26(m,15H)、1.09〜0.8
3(m,3H)。
(2)4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−テトラヒドロピラニル−2−アゼチジノン3
7mgへ、0−5℃でトリフルオロ酢酸3.7とアニソー
ル48mgを加え、同条件下で6時間攪拌した。重曹水で
中和後、減圧下に溶媒量を1/2まで濃縮し、残渣を酢
酸エチル250を希釈し、抽出分液し、食塩水5mで
水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒
を減圧下に留去し、白色結晶を得た。これを薄層クロマ
トグラフイ(シリカゲル;ベンゼン:酢酸エチル=1:
2)で分離精製し、4−(1−ヒドロキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)1−テトラヒドロピラニル−2−アゼチジノン 5
mgと4−(1−ヒドロキシメチルエチル))−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼ
チジノン 1mgを得た。
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−テトラヒドロピラニル−2−アゼチジノン3
7mgへ、0−5℃でトリフルオロ酢酸3.7とアニソー
ル48mgを加え、同条件下で6時間攪拌した。重曹水で
中和後、減圧下に溶媒量を1/2まで濃縮し、残渣を酢
酸エチル250を希釈し、抽出分液し、食塩水5mで
水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒
を減圧下に留去し、白色結晶を得た。これを薄層クロマ
トグラフイ(シリカゲル;ベンゼン:酢酸エチル=1:
2)で分離精製し、4−(1−ヒドロキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)1−テトラヒドロピラニル−2−アゼチジノン 5
mgと4−(1−ヒドロキシメチルエチル))−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼ
チジノン 1mgを得た。
及びはNMRより5(R)体と5(S)体の混合物であり、
はR/S=2.0、はR/S=2.3であつた。
はR/S=2.0、はR/S=2.3であつた。
3350、1750、1740、1455、1382、1260、1030。
NMRδ(CDCl3): 5(R)体:0.95(3H,d,J=7.0Hz)、1.48(3H,d,J=6.5Hz)、
3.14(1H,dd,J=2および9Hz)、3.55(1H,d,J=2Hz)、5.15
(2H,s)、6.05(1H,br,s)、7.37(5H,s)。
3.14(1H,dd,J=2および9Hz)、3.55(1H,d,J=2Hz)、5.15
(2H,s)、6.05(1H,br,s)、7.37(5H,s)。
実施例9 (1)4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエテ
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−2−アゼチジノン25mgとアセトニトリル2.5
の溶液を0−5℃に冷却し、酸化白金2.5mgを加え、
常圧水素下3時間攪拌し、濾過後、溶媒を減圧下に留去
し、無色シロツプ状の4−(1−テトラヒドロピラニル
オキシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカル
ボニルエチル)−2−アゼチジノン23mgを得た。
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−2−アゼチジノン25mgとアセトニトリル2.5
の溶液を0−5℃に冷却し、酸化白金2.5mgを加え、
常圧水素下3時間攪拌し、濾過後、溶媒を減圧下に留去
し、無色シロツプ状の4−(1−テトラヒドロピラニル
オキシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカル
ボニルエチル)−2−アゼチジノン23mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.36(s,5H)、6.37(br)、6.30(br)、6.20(br)、6.14(br)合計
1H)、5.14(s,2H)、5.09(q-d,1H,J=6.37Hz)、4.50(br,1H)、
3.92〜2.91(m,7H)、2.05〜1.38(m,9H)、1.01(d,J=6.37)、
0.97(d,J=6.37)、0.85(d,J=6.37)、0.83(d,J=6.37)
〔合計3H,1.01と0.97が5(R)体、0.85と0.83が5(S)
体〕。
1H)、5.14(s,2H)、5.09(q-d,1H,J=6.37Hz)、4.50(br,1H)、
3.92〜2.91(m,7H)、2.05〜1.38(m,9H)、1.01(d,J=6.37)、
0.97(d,J=6.37)、0.85(d,J=6.37)、0.83(d,J=6.37)
〔合計3H,1.01と0.97が5(R)体、0.85と0.83が5(S)
体〕。
(2)4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノン23mgとメタノール2.3の溶
液を0−5℃で攪拌し、6N塩素0.23を加え、20℃
で6時間攪拌した。0−5℃に冷却後、重曹水で中和
し、減圧下にメタノールを留去した後、酢酸エチル80
mで希釈し、抽出、分液し、食塩水5mで水洗し、
硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下
に留去し無色シロツプを得た。これを薄層クロマトグラ
フイ(シリカゲル;:酢酸エチル)で分離精製し、4−
(1−ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ベンジル
オキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノン1
1mgを得た。本品は5(R)−メチル体と5(S)−メチル体
の混合物として得られ、その比はNMR測定の結果、5(R)
/5(S)=1/1.3であつた。
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノン23mgとメタノール2.3の溶
液を0−5℃で攪拌し、6N塩素0.23を加え、20℃
で6時間攪拌した。0−5℃に冷却後、重曹水で中和
し、減圧下にメタノールを留去した後、酢酸エチル80
mで希釈し、抽出、分液し、食塩水5mで水洗し、
硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下
に留去し無色シロツプを得た。これを薄層クロマトグラ
フイ(シリカゲル;:酢酸エチル)で分離精製し、4−
(1−ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ベンジル
オキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノン1
1mgを得た。本品は5(R)−メチル体と5(S)−メチル体
の混合物として得られ、その比はNMR測定の結果、5(R)
/5(S)=1/1.3であつた。
実施例10 (1)4−(1−メトキシメトキシメチルエテニル)−3
−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1
−メトキシメチル−2−アゼチジノン20mgとアセトニ
トリル2.0の溶液を0−5℃に冷却し、酸化白金2mg
を加え、常圧水素下3時間攪拌した。濾過後、濾液を酢
酸エチル70mで希釈し、2N塩酸3m、食塩水3
m(2回)、水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、無色シロツプ状の
4−(1−メトキシメトキシメチルエチル)−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−メト
キシメチル−2−アゼチジノン22mgを得た。
−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1
−メトキシメチル−2−アゼチジノン20mgとアセトニ
トリル2.0の溶液を0−5℃に冷却し、酸化白金2mg
を加え、常圧水素下3時間攪拌した。濾過後、濾液を酢
酸エチル70mで希釈し、2N塩酸3m、食塩水3
m(2回)、水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、無色シロツプ状の
4−(1−メトキシメトキシメチルエチル)−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−メト
キシメチル−2−アゼチジノン22mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.35(s,5H)、5.15(s,2H)、5.10(q-d,1H,J=7.03)、4.56(s,
2H)、4.55(s,2H)、5.75(m,1H)、3.39(m,2H)、3.33(s,6H)、3.
32(d-d,J=7.70,2.42)、3.15(d-d,J=7.70,2.42)(δ3.3
2とδ3.15合わせて1H)、2.0〜1.7(m,1H)、1.44(d,3H,J=
6.37)、1.03(d,J=6.82)、0.95(d,J=7.03)(δ1.03とδ
0.95合わせて3H)。
2H)、4.55(s,2H)、5.75(m,1H)、3.39(m,2H)、3.33(s,6H)、3.
32(d-d,J=7.70,2.42)、3.15(d-d,J=7.70,2.42)(δ3.3
2とδ3.15合わせて1H)、2.0〜1.7(m,1H)、1.44(d,3H,J=
6.37)、1.03(d,J=6.82)、0.95(d,J=7.03)(δ1.03とδ
0.95合わせて3H)。
(2)4−(1−メトキシメトキシメチルエチル)−3−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
メトキシメチル−2−アゼチジノン22mgとメタノール
2.2の溶液を室温で攪拌し、6N塩素0.22mを加え、
3日間攪拌した。重曹水で中和後、酢酸エチル60m
で抽出し、食塩水で水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥
した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、残渣を薄層クロ
マトグラフイ(シリカゲル、ベンゼン:酢酸エチル=
1:1)で分離精製し、4−(1−ヒドロキシメチルエ
チル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−メトキシメチル−2−アゼチジノン7mgを
得た。本品は5(R)−メチル体と5(S)−メチル体の混合
物として得られ、その比はNMR測定の結果、5(R)/5
(S)=1.1/1であつた。
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
メトキシメチル−2−アゼチジノン22mgとメタノール
2.2の溶液を室温で攪拌し、6N塩素0.22mを加え、
3日間攪拌した。重曹水で中和後、酢酸エチル60m
で抽出し、食塩水で水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥
した。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、残渣を薄層クロ
マトグラフイ(シリカゲル、ベンゼン:酢酸エチル=
1:1)で分離精製し、4−(1−ヒドロキシメチルエ
チル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−メトキシメチル−2−アゼチジノン7mgを
得た。本品は5(R)−メチル体と5(S)−メチル体の混合
物として得られ、その比はNMR測定の結果、5(R)/5
(S)=1.1/1であつた。
NMRδ(CDCl3): 7.36(s,5H)、5.15(s,2H)、5.08(m,1H)、4.56(s,5H)、3.78(d
-d,J=6.16,2.64)、3.65(d-d,J=5.94,2.64)、(δ3.78
とδ3.65合わせて1H)、3.57(d,2H,J=5.49)、3.33(S)、3.3
3(S))δ3.33とδ3.33合わせて3H)、3.22(m,1H)、1.82(b
r,1H)、1.46(d,3H,J=6.37)、1.01(d,J=6.82)、0.91(d,J
=7.04)(δ1.01とδ0.91合わせて3H)。5位メチル基の
シグナルな、5(R)体δ1.01と5(S)体δ0.91に分離され
た。
-d,J=6.16,2.64)、3.65(d-d,J=5.94,2.64)、(δ3.78
とδ3.65合わせて1H)、3.57(d,2H,J=5.49)、3.33(S)、3.3
3(S))δ3.33とδ3.33合わせて3H)、3.22(m,1H)、1.82(b
r,1H)、1.46(d,3H,J=6.37)、1.01(d,J=6.82)、0.91(d,J
=7.04)(δ1.01とδ0.91合わせて3H)。5位メチル基の
シグナルな、5(R)体δ1.01と5(S)体δ0.91に分離され
た。
4−(1−メトキシメトキシメチルエテニル)−3−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
メトキシメチル−2−アゼチジノン20mgと酢酸エチル
2.0とトリエチルアミン0.98mgの溶液を0−5℃に冷
却し、酸化白金2mgを加え、常圧水素下3時間攪拌し、
上記と同様に処理し、4−(1−メトキシメトキシメチ
ルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキ
シエチル)−1−メトキシメチル−2−アゼチジノン1
5mgを得た。これを上記と同様に処理し、 4−(1−
ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−1−メトキシメチル−2−
アゼチジノン4mgを得た。本品は、5(R)−メチル体と
5(S)−メチル体の混合物として得られその比は、上記
と同様NMR測定の結果、5(R)/5(S)=1.1/1であつ
た。
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
メトキシメチル−2−アゼチジノン20mgと酢酸エチル
2.0とトリエチルアミン0.98mgの溶液を0−5℃に冷
却し、酸化白金2mgを加え、常圧水素下3時間攪拌し、
上記と同様に処理し、4−(1−メトキシメトキシメチ
ルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキ
シエチル)−1−メトキシメチル−2−アゼチジノン1
5mgを得た。これを上記と同様に処理し、 4−(1−
ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−1−メトキシメチル−2−
アゼチジノン4mgを得た。本品は、5(R)−メチル体と
5(S)−メチル体の混合物として得られその比は、上記
と同様NMR測定の結果、5(R)/5(S)=1.1/1であつ
た。
実施例11 実施例1と同様の操作により、以下の表Iに示す化合物
を得た。
を得た。
実施例12 4−(1−ベンジルオキシカルボニルエテニル)−3−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン63mgを
メタノール1.5にとかし、氷冷下に塩化ニツケル1.3mg
を加え、5分間攪拌後水素化ホウ素ナトリウム7.7mgを
加えて15分攪拌し、更に室温で1時間攪拌した。反応
液に酢酸エチル30mを加え、水洗した後、芒硝乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲル薄層クロマトグ
ラフイーにて精製し、4−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオ
キシエチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−ア
ゼチジノンを得た。本品はNMRスペクトルより5(R)体と
5(S)体との混合物でありその比は5(R)/5(S)=4で
あつた。
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン63mgを
メタノール1.5にとかし、氷冷下に塩化ニツケル1.3mg
を加え、5分間攪拌後水素化ホウ素ナトリウム7.7mgを
加えて15分攪拌し、更に室温で1時間攪拌した。反応
液に酢酸エチル30mを加え、水洗した後、芒硝乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲル薄層クロマトグ
ラフイーにて精製し、4−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオ
キシエチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−ア
ゼチジノンを得た。本品はNMRスペクトルより5(R)体と
5(S)体との混合物でありその比は5(R)/5(S)=4で
あつた。
1745、1610、1585、1510、1455、1382、1245、1175、10
25。
25。
NMRδ(CDCl3): (R)体;1.06(3H,d,J=7.0Hz)、1.38(3H,d,J=6.4Hz)、3.3
5(1H,dd,J=2.3および6.7Hz)、3.70(3H,s)、3.73(3H,s)、
5.15(2H,s)、5.49(1H,s)、7.36(5H,s)。
5(1H,dd,J=2.3および6.7Hz)、3.70(3H,s)、3.73(3H,s)、
5.15(2H,s)、5.49(1H,s)、7.36(5H,s)。
(S)体;1.06(3H,d,J=7.0Hz)、1.34(3H,d,J=6.2Hz)、3.0
4(1H,dd,J=2.2および7.0Hz)、3.71(3H,s)、3.73(3H,s)、
5.15(2H,s)、5.49(1H,s)、7.32(5H,s)。
4(1H,dd,J=2.2および7.0Hz)、3.71(3H,s)、3.73(3H,s)、
5.15(2H,s)、5.49(1H,s)、7.32(5H,s)。
上述の方法において塩化ニツケルのかわりに、塩化コバ
ルトで行つた場合には5(R)体と5(S)体の比はR/S=
2.0、塩化第二銅を用いた場合にはR/S=2.0であつ
た。
ルトで行つた場合には5(R)体と5(S)体の比はR/S=
2.0、塩化第二銅を用いた場合にはR/S=2.0であつ
た。
実施例13 4−(1−エトキシカルボニルエテニル)−3−(1−
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル−2−アゼチジ
ノン1.04gをイソプロピルアルコール20mにとか
し、これに水10mを加え、氷冷後、塩化ニツケル4
0mgを加え、5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム23
0mgを一気に加え、15分間そのまま攪拌し、次いで室
温で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチル300mを加
え水洗をくり返した後、芒硝乾燥した。濃縮残渣をシリ
カゲルクロマトグラフイーにて精製し、4−(1−エト
キシカルボニルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカ
ルボニルオキシエチル−2−アゼチジノンを得た。本品
はNMR及び液体クロマトグラフイー〔実施例3と同一条
件〕にて5(R)体と5(S)体の混合物であり、その比はR
/S=0.25であつた。
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル−2−アゼチジ
ノン1.04gをイソプロピルアルコール20mにとか
し、これに水10mを加え、氷冷後、塩化ニツケル4
0mgを加え、5分間攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム23
0mgを一気に加え、15分間そのまま攪拌し、次いで室
温で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチル300mを加
え水洗をくり返した後、芒硝乾燥した。濃縮残渣をシリ
カゲルクロマトグラフイーにて精製し、4−(1−エト
キシカルボニルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカ
ルボニルオキシエチル−2−アゼチジノンを得た。本品
はNMR及び液体クロマトグラフイー〔実施例3と同一条
件〕にて5(R)体と5(S)体の混合物であり、その比はR
/S=0.25であつた。
上述の方法と同様の処理により以下の表IIに示す結果を
得た。
得た。
実施例14 (1)4−(1−エトキシカルボニルエテニル)−3−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
t−ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノン(67mg)を
メタノール2mにとかし、氷冷下、塩化ニツケル2mg
を加え、15分攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム54mg
を加えた。室温で2時間攪拌後、酢酸エチル45mで
希釈し、飽和食塩水で洗浄をくり返し、芒硝乾燥、溶媒
留去した。
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
t−ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノン(67mg)を
メタノール2mにとかし、氷冷下、塩化ニツケル2mg
を加え、15分攪拌後、水素化ホウ素ナトリウム54mg
を加えた。室温で2時間攪拌後、酢酸エチル45mで
希釈し、飽和食塩水で洗浄をくり返し、芒硝乾燥、溶媒
留去した。
(2)得られた残渣をテトラヒドロフラン1mにとかし
1M−テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド−
テトラヒドロフラン溶液0.14mを室温で加え、10分
攪拌後、酢酸エチル10m、エチルエーテル5mで
希釈し水洗の後、硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒留去
した。得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフイ
ーにて精製し、4−(1−エトキシカルボニルエチル)
−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)
−2−アゼチジノンを得た。
1M−テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド−
テトラヒドロフラン溶液0.14mを室温で加え、10分
攪拌後、酢酸エチル10m、エチルエーテル5mで
希釈し水洗の後、硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒留去
した。得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフイ
ーにて精製し、4−(1−エトキシカルボニルエチル)
−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)
−2−アゼチジノンを得た。
本品も実施例11の場合と同様5(R)体と5(S)体の混合
物でありその比はR/S=3.6であつた。
物でありその比はR/S=3.6であつた。
参考例1−1 4−カルボキシ−3−(1−ヒドロキシエチル)−1−
ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン34g
をメタノール310mにとかし、次に濃硫酸2.9gを加
え、65℃で3時間攪拌した後、40℃まで冷却して8
%水酸化ナトリウム水溶液15mで中和した。反応液
を減圧下濃縮し、残渣を1,2−ジクロロエンタン105m
にとかし、水洗した。水層を再び1,2−ジクロロエタン1
05mで抽出し、有機層を合わせ、水洗、芒硝乾燥後溶
媒留去し4−メトキシカルボニル)−3−(1−ヒドロ
キシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−
アゼチジノンを得た。
ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン34g
をメタノール310mにとかし、次に濃硫酸2.9gを加
え、65℃で3時間攪拌した後、40℃まで冷却して8
%水酸化ナトリウム水溶液15mで中和した。反応液
を減圧下濃縮し、残渣を1,2−ジクロロエンタン105m
にとかし、水洗した。水層を再び1,2−ジクロロエタン1
05mで抽出し、有機層を合わせ、水洗、芒硝乾燥後溶
媒留去し4−メトキシカルボニル)−3−(1−ヒドロ
キシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−
アゼチジノンを得た。
m.p.102〜104℃。
参考例1−2 4−メトキシカルボニル−3−(1−ヒドロキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン32.5gを乾燥テトラヒドロフラン310mにとか
し、氷冷した。窒素気流下1M−メチルマグネシウムブ
ロミドーテトラヒドロフラン溶液370gを5℃以下で滴
下し、1時間攪拌後、20%塩酸水350mを20〜25℃
で滴下し、そのまま1時間攪拌した。次に酢酸エチル11
0mを加えて抽出した。水層を酢酸エチル110mで再
抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩水、飽和重曹水、水
の順で洗浄し、芒硝乾燥した。溶媒を留去し4−(1−
ヒドロキシ−1−メチルエチル)−3−(1−ヒドロキ
シエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−ア
ゼチジノンを得た。
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノン32.5gを乾燥テトラヒドロフラン310mにとか
し、氷冷した。窒素気流下1M−メチルマグネシウムブ
ロミドーテトラヒドロフラン溶液370gを5℃以下で滴
下し、1時間攪拌後、20%塩酸水350mを20〜25℃
で滴下し、そのまま1時間攪拌した。次に酢酸エチル11
0mを加えて抽出した。水層を酢酸エチル110mで再
抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩水、飽和重曹水、水
の順で洗浄し、芒硝乾燥した。溶媒を留去し4−(1−
ヒドロキシ−1−メチルエチル)−3−(1−ヒドロキ
シエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−ア
ゼチジノンを得た。
m.p.154〜156℃。
参考例1−3 4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−3−(1
−ヒドロキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチ
ル−2−アゼチジノン26gを乾燥塩化メチレン200m
にとかし、次にN−ジメチルアミノピリジン16gを
加え、氷冷した。窒素気流下にベンジルクロロホーメー
ト20gを1時間で滴下し、そのまま2時間攪拌し、続
いて室温で10時間攪拌した後、氷冷し、5%塩酸水10
0mを加え、30分攪拌し分液した。有機層を水、飽
和重曹水、飽和食塩水の順で洗浄し、芒硝乾燥した。溶
媒を留去し、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノンを得た。
−ヒドロキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メチ
ル−2−アゼチジノン26gを乾燥塩化メチレン200m
にとかし、次にN−ジメチルアミノピリジン16gを
加え、氷冷した。窒素気流下にベンジルクロロホーメー
ト20gを1時間で滴下し、そのまま2時間攪拌し、続
いて室温で10時間攪拌した後、氷冷し、5%塩酸水10
0mを加え、30分攪拌し分液した。有機層を水、飽
和重曹水、飽和食塩水の順で洗浄し、芒硝乾燥した。溶
媒を留去し、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジ
ノンを得た。
3450、1750、1615、1515、1250、1180、1030。
NMRδ(CDCl3):1.13(6H,s)、1.38(3H,d,J=6Hz)、3.70(3
H,s)、3.75(3H,s)、5.10(2H,s)、5.55(1H,bs)、7.29(5H,
s)。
H,s)、3.75(3H,s)、5.10(2H,s)、5.55(1H,bs)、7.29(5H,
s)。
参考例1−4 4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−
(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン30gをト
ルエン350mにとかし、ピリジン10mを加え、次
に塩化チオニル9.0gを20〜30℃で滴下後、そのまま5
時間攪拌した。水100mを加えて分液、有機層を水洗
し、芒硝乾燥、溶媒留去し、残渣をシクロヘキサン−酢
酸エチルから結晶化して4−(1−メチルエテニル)−
3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−
1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノンを
得た。
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−
(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン30gをト
ルエン350mにとかし、ピリジン10mを加え、次
に塩化チオニル9.0gを20〜30℃で滴下後、そのまま5
時間攪拌した。水100mを加えて分液、有機層を水洗
し、芒硝乾燥、溶媒留去し、残渣をシクロヘキサン−酢
酸エチルから結晶化して4−(1−メチルエテニル)−
3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−
1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノンを
得た。
m.p.117〜118℃。
参考例1−5 4−(1−メチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−1−ジ(p−アニシル)
メチル−2−アゼチジノン(200g,0.388M)を酢酸エチル
3にとかし室温で塩素−四塩化炭素溶液(3.85%,87
0g)を15分で滴下し、その後1時間攪拌した。次に
水1、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液50mを加
えて攪拌後、有機層を分取した。飽和重曹水、飽和食塩
水で順次洗浄後、芒硝乾燥し溶媒留去により4−(1−
クロルメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカ
ルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メ
チル−2−アゼチジノンを得た。m.p.84〜85℃。
シカルボニルオキシエチル)−1−ジ(p−アニシル)
メチル−2−アゼチジノン(200g,0.388M)を酢酸エチル
3にとかし室温で塩素−四塩化炭素溶液(3.85%,87
0g)を15分で滴下し、その後1時間攪拌した。次に
水1、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液50mを加
えて攪拌後、有機層を分取した。飽和重曹水、飽和食塩
水で順次洗浄後、芒硝乾燥し溶媒留去により4−(1−
クロルメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカ
ルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシル)メ
チル−2−アゼチジノンを得た。m.p.84〜85℃。
参考例1−6 4−(1−クロルメチルエテニル)−3−(1−ベンジ
ルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−ア
ニシル)メチル−2−アゼチジノン20gをジメチルス
ルホキシド160mにとかし、攪拌しながら水40m
を加え、次いで酸化第一銅6.76g、p−トルエンスルホ
ン酸1水塩7.6gを加え、50〜55℃で2時間攪拌し
た。室温まで冷却して1%リン酸溶液90mを加え、
酢酸エチル200mで希釈し、不溶物をセライト上で濾
去した。不溶物を酢酸エチル20mで3回洗浄し、濾
洗液を分液した。水層を酢酸エチル200mで抽出し先
の有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した後芒硝乾燥し
た。減圧下濃縮し、残渣をトルエン−n−ヘキサン(1:
1)より再結晶し4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)
−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)
−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチシノン
を得た。
ルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−ア
ニシル)メチル−2−アゼチジノン20gをジメチルス
ルホキシド160mにとかし、攪拌しながら水40m
を加え、次いで酸化第一銅6.76g、p−トルエンスルホ
ン酸1水塩7.6gを加え、50〜55℃で2時間攪拌し
た。室温まで冷却して1%リン酸溶液90mを加え、
酢酸エチル200mで希釈し、不溶物をセライト上で濾
去した。不溶物を酢酸エチル20mで3回洗浄し、濾
洗液を分液した。水層を酢酸エチル200mで抽出し先
の有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した後芒硝乾燥し
た。減圧下濃縮し、残渣をトルエン−n−ヘキサン(1:
1)より再結晶し4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)
−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)
−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチシノン
を得た。
m.p.118〜120℃。
参考例2−1 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p
−アニシル)メチル−2−アゼチジノン20gをジメチ
ルホルムアミド45mにとかし、イミダゾール5.6
g、次にt−ブチルジメチルクロルシラン6.77gを室温
で加えた後そのまま2時間攪拌した。冷水200m、次
に酢酸エチル150mを加えて分液した。水層を酢酸エ
チル150mで2回、次に5%食塩水80mで3回そ
れぞれ洗浄した後芒硝乾燥した。溶媒留去し残渣をイソ
プロピルアルコールより再結晶して4−(1−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチルエテニル)−3−(1−
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−
(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノンを得た。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p
−アニシル)メチル−2−アゼチジノン20gをジメチ
ルホルムアミド45mにとかし、イミダゾール5.6
g、次にt−ブチルジメチルクロルシラン6.77gを室温
で加えた後そのまま2時間攪拌した。冷水200m、次
に酢酸エチル150mを加えて分液した。水層を酢酸エ
チル150mで2回、次に5%食塩水80mで3回そ
れぞれ洗浄した後芒硝乾燥した。溶媒留去し残渣をイソ
プロピルアルコールより再結晶して4−(1−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチルエテニル)−3−(1−
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−
(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノンを得た。
m.p.90〜92℃。
参考例2−2 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p
−アニシル)メチル−2−アゼチジノン106mgとジクロ
ルメタン1.0mの溶液を室温で攪拌し、ジヒドロピラ
ン25mgとp−トルエンスルホン酸1mgを加え、50分
攪拌した。酢酸エチル100mに希釈し、食塩水2m
で5回水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過
後、溶媒を減圧下に留去し、黄色シロツプ133mgを得
た。これを薄層クロマトグラフイ(シリカゲル;ベンゼ
ン:酢酸エチル=4:1)で分離精製し、無色シロツプ
状の4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエテ
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチ
ジノン90mg(収率73%)を得た。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p
−アニシル)メチル−2−アゼチジノン106mgとジクロ
ルメタン1.0mの溶液を室温で攪拌し、ジヒドロピラ
ン25mgとp−トルエンスルホン酸1mgを加え、50分
攪拌した。酢酸エチル100mに希釈し、食塩水2m
で5回水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過
後、溶媒を減圧下に留去し、黄色シロツプ133mgを得
た。これを薄層クロマトグラフイ(シリカゲル;ベンゼ
ン:酢酸エチル=4:1)で分離精製し、無色シロツプ
状の4−(1−テトラヒドロピラニルオキシメチルエテ
ニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエ
チル)−1−ジ−(p−アニシル)メチル−2−アゼチ
ジノン90mg(収率73%)を得た。
NMRδ(CDCl3): 7.39(s,5H)、7.13(m,4H)、6.77(m,4H)、5.53(s,1H)、5.18
(s,2H)、5.03(m,1H)、4.47(br,0.5H)、4.25(t,0.5H)、4.11
(d,0.5H),3.99(d,0.5H)、3.79(br,2H)、3.72(s,3H)、3.72
(s,3H)、3.49(d-d,0.5H)、3.45(d-d,0.5H)、1.58(br,8H)、
1.39(d,3H,J=6.16)。
(s,2H)、5.03(m,1H)、4.47(br,0.5H)、4.25(t,0.5H)、4.11
(d,0.5H),3.99(d,0.5H)、3.79(br,2H)、3.72(s,3H)、3.72
(s,3H)、3.49(d-d,0.5H)、3.45(d-d,0.5H)、1.58(br,8H)、
1.39(d,3H,J=6.16)。
参考例2−3 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p
−アニシル)メチル−2−アゼチジノン106mgと無水DMF
1.0mの溶液を0−5℃に攪拌し、イミダゾール27m
gとジフエニルメチルクロルシラン70mgを加え、室温
で10時間攪拌した。酢酸エチル250mに希釈し、水
洗した後、硫酸マグネシウム上に乾燥した。濾過後、溶
媒を減圧下に留去し、黄色シロツプを得た。これを薄層
クロマトグラフイ(シリカゲル;ベンゼン:酢酸エチル
=4:1)で分離精製し、無色液体状の4−(1−ジフ
エニルメチルシリルオキシメチルエテニル)−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ
(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン98mgと原
料のアゼチジノン32mgを得た。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p
−アニシル)メチル−2−アゼチジノン106mgと無水DMF
1.0mの溶液を0−5℃に攪拌し、イミダゾール27m
gとジフエニルメチルクロルシラン70mgを加え、室温
で10時間攪拌した。酢酸エチル250mに希釈し、水
洗した後、硫酸マグネシウム上に乾燥した。濾過後、溶
媒を減圧下に留去し、黄色シロツプを得た。これを薄層
クロマトグラフイ(シリカゲル;ベンゼン:酢酸エチル
=4:1)で分離精製し、無色液体状の4−(1−ジフ
エニルメチルシリルオキシメチルエテニル)−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ
(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノン98mgと原
料のアゼチジノン32mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.59〜7.3(m,10H)、7.35(s,5H)、7.12(d-d,4H,J=1.65,8.
36Hz)、6.71(d-d,4H,J=1.97,8.79Hz)、5.39(s,1H)、5.24
(br,1H)、5.12(d,2H,J=1.09) 、5.10(m,1H)、5.08(br,1
H)、4.15(d,1H,J=2.19)、4.00(br,2H)、3.70(s,3H)、3.67
(s,H)3.16(d-d,1H,J=2.41,5.49)、1.29(d,3H,J=6.38)、
0.66(S)、0.57(S)、(δ0.66とδ0.57合計3H)。
36Hz)、6.71(d-d,4H,J=1.97,8.79Hz)、5.39(s,1H)、5.24
(br,1H)、5.12(d,2H,J=1.09) 、5.10(m,1H)、5.08(br,1
H)、4.15(d,1H,J=2.19)、4.00(br,2H)、3.70(s,3H)、3.67
(s,H)3.16(d-d,1H,J=2.41,5.49)、1.29(d,3H,J=6.38)、
0.66(S)、0.57(S)、(δ0.66とδ0.57合計3H)。
参考例3−1 オキザリルクロリド8.5mを乾燥塩化メチレン212m
とかし−50℃以下に冷却した。次に乾燥ジメチルスル
ホキシド14.5mの乾燥塩化メチレン42.5m溶液を−
50℃以下で滴下し、そのまま10分攪拌後、4−(1−
ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシ
ル)メチル−2−アゼチジノン45g、乾燥塩化メチレ
ン400m溶液を15分以上で滴下し、さらに15分攪
拌した。トリエチレンアミン64mを−50℃以下で
滴下し、室温まで徐々に昇温した。冷却480mで希釈
し、6N−塩素65mを加えて酸性とし、有機層を飽
和食塩水200mで3回、2%重曹水200mで洗浄、再
び飽和食塩水200mで洗浄し、芒硝乾燥し留去後、4
−(1−ホルミルエテニル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシ
ル)メチル−2−アゼチジノンを得た。
とかし−50℃以下に冷却した。次に乾燥ジメチルスル
ホキシド14.5mの乾燥塩化メチレン42.5m溶液を−
50℃以下で滴下し、そのまま10分攪拌後、4−(1−
ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシ
ル)メチル−2−アゼチジノン45g、乾燥塩化メチレ
ン400m溶液を15分以上で滴下し、さらに15分攪
拌した。トリエチレンアミン64mを−50℃以下で
滴下し、室温まで徐々に昇温した。冷却480mで希釈
し、6N−塩素65mを加えて酸性とし、有機層を飽
和食塩水200mで3回、2%重曹水200mで洗浄、再
び飽和食塩水200mで洗浄し、芒硝乾燥し留去後、4
−(1−ホルミルエテニル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシ
ル)メチル−2−アゼチジノンを得た。
1760、1695、1620、1520、1255、1185、1030。
NMRδ(CDCl3):1.29(3H,d,J=6.5Hz)、3.09(1H,dd,J=2.
4および5.5Hz)、3.61(6H,s)、4.55(1H,bs)、5.11(2H,s)、5.
57(1H,s)、5.76(1H,s)、6.03(1H,s)、7.29(5H,s)、9.22(1H,
s)。
4および5.5Hz)、3.61(6H,s)、4.55(1H,bs)、5.11(2H,s)、5.
57(1H,s)、5.76(1H,s)、6.03(1H,s)、7.29(5H,s)、9.22(1H,
s)。
参考例3−2 4−(1−ホルミルエテニル)−3−(1−ベンジルオ
キシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシ
ル)メチル−2−アゼチジノン4.5gをt−ブタノール3
80mにとかし2−メチル−2−ブテン42.5mを加え
た後、亜塩素酸ナトリウム7.15gとリン酸−ナトリウム
7.15gを水72.3mにとかし室温で滴下した。1時間攪
拌後、反応液を40℃以下で減圧濃縮した。濃縮液に酢
酸エチル150m、水75mを加えて分液し、水層を酢
酸エチル80mで再抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩
水150mで洗浄した。次に飽和重曹水150mで抽出
し、氷冷後濃塩酸で酸性とし、次に酢酸エチルで抽出し
た。飽和食塩水で洗浄、芒硝乾燥後留去し4−(1−カ
ルボキシエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルオキシエチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−
2−アゼチジノンを得た。
キシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−アニシ
ル)メチル−2−アゼチジノン4.5gをt−ブタノール3
80mにとかし2−メチル−2−ブテン42.5mを加え
た後、亜塩素酸ナトリウム7.15gとリン酸−ナトリウム
7.15gを水72.3mにとかし室温で滴下した。1時間攪
拌後、反応液を40℃以下で減圧濃縮した。濃縮液に酢
酸エチル150m、水75mを加えて分液し、水層を酢
酸エチル80mで再抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩
水150mで洗浄した。次に飽和重曹水150mで抽出
し、氷冷後濃塩酸で酸性とし、次に酢酸エチルで抽出し
た。飽和食塩水で洗浄、芒硝乾燥後留去し4−(1−カ
ルボキシエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルオキシエチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−
2−アゼチジノンを得た。
1755、1620、1520、1255、1185、1035。
NMRδ(CDCl3):1.39(3H,d,J=6.5Hz)、3.29(1H,dd,J=2
および5.5Hz)、3.70(6H,s)、4.56(3H,d,J=2Hz)、5.18(2H,
s)、5.61(1H,s)、5.68(1H,s)、6.22(1H,s)、7.38(5H,s)。
および5.5Hz)、3.70(6H,s)、4.56(3H,d,J=2Hz)、5.18(2H,
s)、5.61(1H,s)、5.68(1H,s)、6.22(1H,s)、7.38(5H,s)。
実施例3−3 4−(1−カルボキシエテニル)−3−(1−ベンジル
オキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ(p−アニシ
ル)メチル−2−アゼチジノン3.7gをアセトン60m
にとかし、無水炭酸カリウム1.88g、ベンジルブロミド
1.4gを加え、2時間還流した。室温まで冷却し、不溶
物をセライト上で濾去して濾液を濃縮した。濃縮液を酢
酸エチルで希釈し、水洗した。芒硝乾燥後留去して4−
(1−ベンジルオキシカルボニルエテニル)−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ
(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノンを得た。
オキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ(p−アニシ
ル)メチル−2−アゼチジノン3.7gをアセトン60m
にとかし、無水炭酸カリウム1.88g、ベンジルブロミド
1.4gを加え、2時間還流した。室温まで冷却し、不溶
物をセライト上で濾去して濾液を濃縮した。濃縮液を酢
酸エチルで希釈し、水洗した。芒硝乾燥後留去して4−
(1−ベンジルオキシカルボニルエテニル)−3−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ
(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノンを得た。
1755、1720、1610、1510、1380、1250、1175、1150、11
30。
30。
NMRδ(CDCl3):1.37(3H,d,J=6.5Hz)、3.31(1H,dd,J=2
および5.5Hz)、3.67(3H,s)、3.70(3H,s)、4.56(1H,d,J=2H
z)、5.08(2H,s)、5.17(2H,s)、5.58(2H,s)、6.11(1H,s)、7.3
3(5H,s)、7.37(5H,s)。
および5.5Hz)、3.67(3H,s)、3.70(3H,s)、4.56(1H,d,J=2H
z)、5.08(2H,s)、5.17(2H,s)、5.58(2H,s)、6.11(1H,s)、7.3
3(5H,s)、7.37(5H,s)。
参考例4−1 4−(1−クロルメチルエテニル)−3−(1−ベンジ
ルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−ア
ニシル)メチル−2−アゼチジノン320gをアセトニト
リル−水(9:1)混合液3.8にとかし、5℃以下で硝酸第
2セリウムアンモニウム(CAN)702gのアセトニトリル−
水(9:1)混合液2.0、の溶液を滴下した。反応液に酢酸
エチル3.4m、水5.2を加え、抽出分液を行い、水層
を酢酸エチル1.7、エチルエーテル1.7、ベンゼン1.
7の混合液でで再抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩
水、5%重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、芒硝乾燥し
留去した。残渣にメタノール1.5を加え、加熱し、冷
却後生じた結晶を濾別して濾液を減圧濃縮した。濃縮液
をシリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、4
−(1−クロルメチルエテニル)−3−(1−ベンジル
オキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを
得た。
ルオキシカルボニルオキシエチル)−1−ジ−(p−ア
ニシル)メチル−2−アゼチジノン320gをアセトニト
リル−水(9:1)混合液3.8にとかし、5℃以下で硝酸第
2セリウムアンモニウム(CAN)702gのアセトニトリル−
水(9:1)混合液2.0、の溶液を滴下した。反応液に酢酸
エチル3.4m、水5.2を加え、抽出分液を行い、水層
を酢酸エチル1.7、エチルエーテル1.7、ベンゼン1.
7の混合液でで再抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩
水、5%重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、芒硝乾燥し
留去した。残渣にメタノール1.5を加え、加熱し、冷
却後生じた結晶を濾別して濾液を減圧濃縮した。濃縮液
をシリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、4
−(1−クロルメチルエテニル)−3−(1−ベンジル
オキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを
得た。
1750、1450、1380、1260、1135。
NMRδ(CDCl3):1.46(3H,d,J=6.0Hz)、3.12(1H,dd,J=2.
5および8.5Hz)、4.06(2H,s)、4.31(1H,d,J=2.5Hz)、5.16
(2H,s)、5.30(2H,bs)、6.37(1H,bs)、7.36(5H,s)。
5および8.5Hz)、4.06(2H,s)、4.31(1H,d,J=2.5Hz)、5.16
(2H,s)、5.30(2H,bs)、6.37(1H,bs)、7.36(5H,s)。
参考例4−2 4−(1−クロルメチルエテニル)−3−(1−ベンジ
ルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノン
100gをジメチルスルホキシド−水(4:1)液1とかし、
酸化第一銅57.6g、p−トルエンスルホン酸107gを加
え、50℃で1.5時間攪拌した。反応液を氷冷し、飽和
食塩水3、2N−塩酸1、酢酸エチル2、エチル
エーテル2を加えて攪拌した。分液後水層を酢酸エチ
ル1、エチルエーテル1で再抽出し、有機層を合わ
せ飽和食塩水2、5%重曹水2及び飽和食塩水2
で順次洗浄後、芒硝乾燥し溶媒留去により4−(1−ヒ
ドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得た。
ルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノン
100gをジメチルスルホキシド−水(4:1)液1とかし、
酸化第一銅57.6g、p−トルエンスルホン酸107gを加
え、50℃で1.5時間攪拌した。反応液を氷冷し、飽和
食塩水3、2N−塩酸1、酢酸エチル2、エチル
エーテル2を加えて攪拌した。分液後水層を酢酸エチ
ル1、エチルエーテル1で再抽出し、有機層を合わ
せ飽和食塩水2、5%重曹水2及び飽和食塩水2
で順次洗浄後、芒硝乾燥し溶媒留去により4−(1−ヒ
ドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得た。
3300、1745、1450、1378、1285、1135、905。
NMRδ(CDCl3):1.43(3H,d,J=6.5Hz)、3.14(1H,dd,J=2
および8Hz)、4.09(2H,bs)、4.18(1H,bd,J=2Hz)、5.12(1H,
m)、5.15(2H,s)、6.57(1H,bs)、7.36(5H,s) 参考例5−1 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン3.7gを乾燥塩化メチレン26mにとかし、2,2−
ジメトキシプロパン1.45g、次に三フツ化ホウ素エーテ
レート0.14mを加え室温で1.5時間攪拌した後、冷却
した飽和重曹水15mを加えて洗浄、冷水20mで
2回洗浄した後、芒硝乾燥した。溶媒留去し、残渣をシ
リカゲルクロマトグラフイーにて精製し、原料回収とと
もに8−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチリデン−7
−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−3
−オキサ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタンを得
た。
および8Hz)、4.09(2H,bs)、4.18(1H,bd,J=2Hz)、5.12(1H,
m)、5.15(2H,s)、6.57(1H,bs)、7.36(5H,s) 参考例5−1 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン3.7gを乾燥塩化メチレン26mにとかし、2,2−
ジメトキシプロパン1.45g、次に三フツ化ホウ素エーテ
レート0.14mを加え室温で1.5時間攪拌した後、冷却
した飽和重曹水15mを加えて洗浄、冷水20mで
2回洗浄した後、芒硝乾燥した。溶媒留去し、残渣をシ
リカゲルクロマトグラフイーにて精製し、原料回収とと
もに8−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチリデン−7
−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−3
−オキサ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタンを得
た。
1755、1455、1380、1355、1260、1140、1040、910 NMRδ(CDCl3):1.43(3H,s)、1.47(3H,d,J=6.5Hz)、1.70
(3H,s)、3.22(1H,dd,J=2および8Hz)、5.17(2H,s)、7.37
(5H,s)。
(3H,s)、3.22(1H,dd,J=2および8Hz)、5.17(2H,s)、7.37
(5H,s)。
参考例5−2 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン6.1gと1,1−ジメトキシシクロヘキサン3.4gとか
ら参考例5−1と同様の方法によりスピロ〔シクロヘキ
サン−2,2−(8−オキソ−5−メチリデン−7−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−3−オキ
サ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン〕を得た。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン6.1gと1,1−ジメトキシシクロヘキサン3.4gとか
ら参考例5−1と同様の方法によりスピロ〔シクロヘキ
サン−2,2−(8−オキソ−5−メチリデン−7−(1
−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−3−オキ
サ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン〕を得た。
1750、1425、1250、1140、1040、900。
NMRδ(CDCl3):1.47(3H,d,J=6.0Hz)、1.74(10H,bs)、3.2
1(1H,dd,J=2および8Hz)、5.16(2H,s)、7.36(5H,s)。
1(1H,dd,J=2および8Hz)、5.16(2H,s)、7.36(5H,s)。
参考例6−1 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン63gから参考例3−1と同様の方法により4−
(1−ホルミルエテニル)−3−(1−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得た。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン63gから参考例3−1と同様の方法により4−
(1−ホルミルエテニル)−3−(1−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得た。
3300、1745、1690、1450、1380、1255、1140、745、69
2。
2。
NMRδ(CDCl3):1.46(3H,d,J=6.5Hz)、3.10(1H,dd,J=
2および7Hz)、4.57(1H,d,J=2Hz)、5.17(2H,ABq,J=9H
z),6.17(1H,s)、6.48(1H,s)、7.36(5H,s)、9.60(1H,
s)。
2および7Hz)、4.57(1H,d,J=2Hz)、5.17(2H,ABq,J=9H
z),6.17(1H,s)、6.48(1H,s)、7.36(5H,s)、9.60(1H,
s)。
参考例6−2 (1)4−(1−ホルミルエテニル)−3−(1−ベンジ
ルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノン
55gより参考例3−2と同様の方法により4−(1−
カルボキシエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカル
ボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得た。
ルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノン
55gより参考例3−2と同様の方法により4−(1−
カルボキシエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカル
ボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得た。
(2)上記(1)で得たカルボン酸37gをメタノールでとか
した後、ジエチルエーテルで希釈し、氷冷下ジアゾメタ
ンのジエチルエーテル溶液を滴下し、過剰ジアゾメタン
を除去後濃縮して4−(1−メトキシカルボニルエテニ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジンを得た。
した後、ジエチルエーテルで希釈し、氷冷下ジアゾメタ
ンのジエチルエーテル溶液を滴下し、過剰ジアゾメタン
を除去後濃縮して4−(1−メトキシカルボニルエテニ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジンを得た。
3300、1750、1630、1440、1380、1332、1260、1145、75
0、695。
0、695。
NMRδ(CDCl3):1.45(3H,d,J=6.5Hz)、3.15(1H,dd,J=2
および7Hz)、3.74(3H,s)、4.52(1H,dd,J=2Hz),5.17(2H,
s)、5.87(1H,s)、6.32(1H,s)、6.58(1H,bs)、7.36(5H,s)。
および7Hz)、3.74(3H,s)、4.52(1H,dd,J=2Hz),5.17(2H,
s)、5.87(1H,s)、6.32(1H,s)、6.58(1H,bs)、7.36(5H,s)。
参考例6−3 4−(1−エトキシカルボニルエテニル)−3−(1−
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチ
ジノンは参考例3−3と同様の方法により4−(1−カ
ルボキシエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルオキシエチル)−2−アゼチジノンとヨウ化エチル
から得ることができる。
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチ
ジノンは参考例3−3と同様の方法により4−(1−カ
ルボキシエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルオキシエチル)−2−アゼチジノンとヨウ化エチル
から得ることができる。
NMRδ(CDCl3):1.27(3H,t,J=7Hz)、1.45(3H,d,J=6Hz)、
3.18(1H,dd,J=2.5および7Hz)、4.20(2H,q,J=7Hz)、4.53
(1H,br,s)、5.17(2H,s)、5.22(1H,m)、5.86(1H,s)、6.31(1
H,s)、6.53(1H,br,s)、7.39(1H,s)。
3.18(1H,dd,J=2.5および7Hz)、4.20(2H,q,J=7Hz)、4.53
(1H,br,s)、5.17(2H,s)、5.22(1H,m)、5.86(1H,s)、6.31(1
H,s)、6.53(1H,br,s)、7.39(1H,s)。
参考例6−4 4−(1−エトキシカルボニルエテニル)−3−(1−
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチ
ジノン1.00gを乾燥ジメチルホルムアミド12mにと
かし、トリエチルアミン0.88g、次にt−ブチルジメチ
ルクロルシラン0.96gを加え、室温で15時間攪拌し
た。酢酸エチル50mを加え、10%食塩水で水洗し、
芒硝乾燥、溶媒留去して残渣をシリカゲルクロマトグラ
フイーに付し、4−(1−エトキシカルボニルエテニ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−t−ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノ
ンを得た。
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチ
ジノン1.00gを乾燥ジメチルホルムアミド12mにと
かし、トリエチルアミン0.88g、次にt−ブチルジメチ
ルクロルシラン0.96gを加え、室温で15時間攪拌し
た。酢酸エチル50mを加え、10%食塩水で水洗し、
芒硝乾燥、溶媒留去して残渣をシリカゲルクロマトグラ
フイーに付し、4−(1−エトキシカルボニルエテニ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−1−t−ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノ
ンを得た。
NMRδ(CDCl3):0.04(3H,s)、0.26(3H,s)、0.95(9H,s)、1.3
0(3H,t,J=7.25Hz)、1.41(3H,d,J=6.5Hz)、3.23(1H,dd,J
=2.5および6.5Hz)、4.23(2H,q,J=7.25Hz)、5.16(2H,s)、
5.16(1H,m)、5.86(1H,s)、6.30(1H,s)、7.35(5H,s)。
0(3H,t,J=7.25Hz)、1.41(3H,d,J=6.5Hz)、3.23(1H,dd,J
=2.5および6.5Hz)、4.23(2H,q,J=7.25Hz)、5.16(2H,s)、
5.16(1H,m)、5.86(1H,s)、6.30(1H,s)、7.35(5H,s)。
参考例7−1 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン12.12gをジメチルホルムアミド120mにとかしト
リエチルアミン22.26m、t−ブチルジメチルクロル
シラン18.1gを順次加え、参考例2−1と同様の処理に
より4−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシエテニ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル−1−t−ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノン
を得た。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン12.12gをジメチルホルムアミド120mにとかしト
リエチルアミン22.26m、t−ブチルジメチルクロル
シラン18.1gを順次加え、参考例2−1と同様の処理に
より4−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシエテニ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル−1−t−ブチルジメチルシリル−2−アゼチジノン
を得た。
1750、1462、1380、、1260、1135、835。
NMRδ(CDCl3):0.05(6H,s)、0.07(3H,s)、0.28(3H,s)、0.9
0(9H,s)、0.90(9H,s)、1.39(3H,d,J=6.4Hz)、3.19(1H,dd,
J=2.6、6.6Hz)、4.08(1H,d,J=2.6Hz)、4.14(2H,s)、5.14
(2H,s)、7.35(5H,s)。
0(9H,s)、0.90(9H,s)、1.39(3H,d,J=6.4Hz)、3.19(1H,dd,
J=2.6、6.6Hz)、4.08(1H,d,J=2.6Hz)、4.14(2H,s)、5.14
(2H,s)、7.35(5H,s)。
参考例7−2 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン92mgの塩化メチレン1m溶液を室温で攪拌し、
ジヒドロピラン50mgとp−トルエンスルホン酸1mgを
加え、同条件下に1時間攪拌した。酢酸エチル80mで
希釈し、食塩水3m、2mおよび1mで順次水洗
し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減
圧下に留去し、黄色シロツプを得た。これを薄層クロマ
トグラフイ(シリカゲル,ベンゼン:酢酸エチル=1:
1)で分離精製して4−(1−テトラヒドロピラニルオ
キシメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカル
ボニルオキシエチル)−1−テトラヒドロピラニル−2
−アゼチジノン 70mgと4−(1−テトラヒドロピラ
ニルオキシメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノン 38
mgを得た。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン92mgの塩化メチレン1m溶液を室温で攪拌し、
ジヒドロピラン50mgとp−トルエンスルホン酸1mgを
加え、同条件下に1時間攪拌した。酢酸エチル80mで
希釈し、食塩水3m、2mおよび1mで順次水洗
し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減
圧下に留去し、黄色シロツプを得た。これを薄層クロマ
トグラフイ(シリカゲル,ベンゼン:酢酸エチル=1:
1)で分離精製して4−(1−テトラヒドロピラニルオ
キシメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキシカル
ボニルオキシエチル)−1−テトラヒドロピラニル−2
−アゼチジノン 70mgと4−(1−テトラヒドロピラ
ニルオキシメチルエテニル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノン 38
mgを得た。
のNMRδ(CDCl3): 7.36(s,5H)、5.26(m,1H)、5.15(s,2H)、5.06(m,1H)、4.97
(m,2H)、4.61(m,1H)、4.34〜3.22(m,9H)、1.84〜1.38(m,15
H)。
(m,2H)、4.61(m,1H)、4.34〜3.22(m,9H)、1.84〜1.38(m,15
H)。
のNMRδ(CDCl3): 7.36(s,5H)、6.18(br,0.5H)、6.11(br,0.5H)、5.21(br,2
H)、5.15(s,2H)、5.08(q,d,1H,J=6.15Hz)、4.57(br,1H)、
4.33〜4.22(m,2H)、4.02(s,1H)、3.89(m,1H)、3.25(m,1H)、
3.16(m,1H)、1.58(m,6H)、1.44(d,3H,J=6.37)。
H)、5.15(s,2H)、5.08(q,d,1H,J=6.15Hz)、4.57(br,1H)、
4.33〜4.22(m,2H)、4.02(s,1H)、3.89(m,1H)、3.25(m,1H)、
3.16(m,1H)、1.58(m,6H)、1.44(d,3H,J=6.37)。
参考例7−3 4−(1−ヒドロキシメチルエテニル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン305mgとクロロホルム5.2mの溶液にジメトキシメ
タン5.2mと五酸化リン2.68gを加え、室温で3時間
攪拌し、ジクロルメタン80mで希釈し、重曹水で中
和した。抽出分液し、水槽をジクロロメタン50mで
抽出し、有機層を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、黄色シロツプ427m
gを得た。これを薄層クロマトグラフイ(シリカゲル、
ベンゼン:酢酸エチル=4:1)で分離精製し、4−
(1−メトキシメトキシメチルエチル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−メトキシ
メチル−2−アゼチジノン159mg(収率41%)と原料
53mgを得た。
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノン305mgとクロロホルム5.2mの溶液にジメトキシメ
タン5.2mと五酸化リン2.68gを加え、室温で3時間
攪拌し、ジクロルメタン80mで希釈し、重曹水で中
和した。抽出分液し、水槽をジクロロメタン50mで
抽出し、有機層を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。濾過後、溶媒を減圧下に留去し、黄色シロツプ427m
gを得た。これを薄層クロマトグラフイ(シリカゲル、
ベンゼン:酢酸エチル=4:1)で分離精製し、4−
(1−メトキシメトキシメチルエチル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−メトキシ
メチル−2−アゼチジノン159mg(収率41%)と原料
53mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.34(s,5H)、5.29(s,1H)、5.23(s,1H)、5.15(s,2H)、5.10
(q,d,1H,J=6.37)、4.62(d,1H,J=2.2)、4.58(d,2H,J=1.
10)、4.32(d,2H,J=5.5)、4.04(s,2H)、3.5(m,1H)、3.33(s,
3H)、3.32(s,3H)、1.43(d,3H,J=6.37)。
(q,d,1H,J=6.37)、4.62(d,1H,J=2.2)、4.58(d,2H,J=1.
10)、4.32(d,2H,J=5.5)、4.04(s,2H)、3.5(m,1H)、3.33(s,
3H)、3.32(s,3H)、1.43(d,3H,J=6.37)。
参考例8−1 4−(1−(R)−t−ブチルジメチルシリルオキシメチ
ルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキ
シエチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼ
チジノン20gを塩化メチレン200mにとかし、1,3−
ジメトキシベンゼン7.8gを加え、次いで10〜20℃
で三フツ化ホウ素エーテレート23gを滴下し、室温で
3時間攪拌後、45℃まで加熱し、3〜5時間還流し
た。10〜15℃まで冷却後、5%食塩水200mで2回洗
浄し、次に2.5%重曹水200m、再び5%食塩水200m
で洗浄し、芒硝乾燥、溶媒留去し、残渣をシリカゲル
クロマトグラフイーにて精製し、4−(1−(R)−ヒド
ロキシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカル
ボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得た。
ルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキ
シエチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼ
チジノン20gを塩化メチレン200mにとかし、1,3−
ジメトキシベンゼン7.8gを加え、次いで10〜20℃
で三フツ化ホウ素エーテレート23gを滴下し、室温で
3時間攪拌後、45℃まで加熱し、3〜5時間還流し
た。10〜15℃まで冷却後、5%食塩水200mで2回洗
浄し、次に2.5%重曹水200m、再び5%食塩水200m
で洗浄し、芒硝乾燥、溶媒留去し、残渣をシリカゲル
クロマトグラフイーにて精製し、4−(1−(R)−ヒド
ロキシメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカル
ボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得た。
3350、1750、1740、1455、1382、1260、1030。
NMRδ(CDCl3):0.95(3H,d,J=7.0Hz)、1.48(3H,d,J=6.5
Hz)、3.14(1H,dd,J=2および9Hz)、3.55(1H,d,J=2Hz)、
5.15(s,2H)、6.05(1H,br,s)、7.37(5H,s)。
Hz)、3.14(1H,dd,J=2および9Hz)、3.55(1H,d,J=2Hz)、
5.15(s,2H)、6.05(1H,br,s)、7.37(5H,s)。
参考例8−2 三酸化クロ2.78g、98%硫酸4.4gおよび水8.1mか
ら調製したジヨーンズ試薬を4−(1−(R)−ヒドロキ
シメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニ
ルオキシエチル)−2−アゼチジノン6.1gのアセトン
(60m)溶液に10〜20℃で滴下し、そのまま1時
間攪拌した。次にイソプロピルアルコール0.5mを加
え、15分攪拌後、水135m、酢酸エチル122mを加
えて分液した。水層を酢酸エチル61mで再抽出し、
油層を合わせ5%食塩水100mで2回洗浄した。次
に、5%重曹水61mを加えて分液し、油層を再び5
%重曹水30mで再抽出した。水層を塩化メチレン6
0m洗浄し、氷冷下10%塩酸水20mを加えて酸
性とし、塩化メチレン60mで2回抽出し、10%食
塩水で洗浄後、芒硝乾燥した後溶媒を留去して4−(1
−(R)−カルボキシエチル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得
た。
ら調製したジヨーンズ試薬を4−(1−(R)−ヒドロキ
シメチルエチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニ
ルオキシエチル)−2−アゼチジノン6.1gのアセトン
(60m)溶液に10〜20℃で滴下し、そのまま1時
間攪拌した。次にイソプロピルアルコール0.5mを加
え、15分攪拌後、水135m、酢酸エチル122mを加
えて分液した。水層を酢酸エチル61mで再抽出し、
油層を合わせ5%食塩水100mで2回洗浄した。次
に、5%重曹水61mを加えて分液し、油層を再び5
%重曹水30mで再抽出した。水層を塩化メチレン6
0m洗浄し、氷冷下10%塩酸水20mを加えて酸
性とし、塩化メチレン60mで2回抽出し、10%食
塩水で洗浄後、芒硝乾燥した後溶媒を留去して4−(1
−(R)−カルボキシエチル)−3−(1−ベンジルオキ
シカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジノンを得
た。
3270、1740、1460、1385、1270、750。
NMRδ(CDCl3):1.19(3H,d,J=7.0Hz)、1.40(3H,d,J=6.2
Hz)、2.67(1H,m)、3.22(1H,br,d,J=7.5Hz)、3.84(1H,br,
d,J=5.5Hz)、5.14(2H,s)、6.57(1H,br,s)、7.35(5H,s)、7.
63(1H,br,s)。
Hz)、2.67(1H,m)、3.22(1H,br,d,J=7.5Hz)、3.84(1H,br,
d,J=5.5Hz)、5.14(2H,s)、6.57(1H,br,s)、7.35(5H,s)、7.
63(1H,br,s)。
参考例8−3 4−(1−(R)−t−ブチルメチルシリルオキシメチル
エチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチ
ジノン0.40gをメタノール40mにとかし、氷冷下6
N−塩酸10mを滴下し、そのまま20分攪拌した。酢
酸エチル200m、10%食塩水200mを加え、分液し
た。油層を、10%食塩水で洗浄し、芒硝乾燥後、溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフイーに付
し、4−(1−(R)−ヒドロキシメチルエチル)−3−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノンを得た。
エチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル)−1−ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチ
ジノン0.40gをメタノール40mにとかし、氷冷下6
N−塩酸10mを滴下し、そのまま20分攪拌した。酢
酸エチル200m、10%食塩水200mを加え、分液し
た。油層を、10%食塩水で洗浄し、芒硝乾燥後、溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフイーに付
し、4−(1−(R)−ヒドロキシメチルエチル)−3−
(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−1−
ジ(p−アニシル)メチル−2−アゼチジノンを得た。
本品は後記の参考例10で得た(1−(R)−ヒドロキシ
メチルエチル)体とNMRおよびIRデータが一致した。
メチルエチル)体とNMRおよびIRデータが一致した。
参考例9−1 4−アセトキシ−3−(1−ベンジルオキシカルボニル
オキシエチル−2−アゼチジノン1.535g(5mM)を窒素気
流下乾燥塩化メチレン30mにとかし、α−フエニル
チオプロピオン酸エチル−トリメチルシリルケテンアセ
タール5.64gを加え、次いで室温でヨウ化亜鉛1.6gを
加え、35℃で2時間攪拌した後、塩化メチレン200m
で希釈し、飽和重曹水100mを加え不溶物を濾去し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、芒硝乾燥し、溶媒を
留去して残渣をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製
し、4−(1−フエニルチオ−1−エトキシカルボニル
エチル)−3−(1−ベンジルカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノンを得た。
オキシエチル−2−アゼチジノン1.535g(5mM)を窒素気
流下乾燥塩化メチレン30mにとかし、α−フエニル
チオプロピオン酸エチル−トリメチルシリルケテンアセ
タール5.64gを加え、次いで室温でヨウ化亜鉛1.6gを
加え、35℃で2時間攪拌した後、塩化メチレン200m
で希釈し、飽和重曹水100mを加え不溶物を濾去し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、芒硝乾燥し、溶媒を
留去して残渣をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製
し、4−(1−フエニルチオ−1−エトキシカルボニル
エチル)−3−(1−ベンジルカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノンを得た。
1750、1380、1255、1140、1015、750。
NMRδ(CDCl3):3.31(1/2H,dd,J=2.2and7.5Hz)、3.45(1/
2H,br.d,J=8.4Hz)、5.12(2H,s)、6.07(1/2H,br,s)、6.21
(1/2H,br,s)、7.31(5/2H,s)、7.33(5/2H,s)。
2H,br.d,J=8.4Hz)、5.12(2H,s)、6.07(1/2H,br,s)、6.21
(1/2H,br,s)、7.31(5/2H,s)、7.33(5/2H,s)。
参考例9−2 塩化カルシウム242mg(2.18mmol)と水素化ホウ素ナトリ
ウム82mg(2.18mmol)を無水THF10m中窒素下3.5時
間還流攪拌し、水素化ホウ素カルシウムを調製した。こ
れに4−(1−フエニルチオ−1−エトキシカルボニル
エチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル−2−アゼチジノン250mg(0.54mmol)の無水THF5
m溶液を加え、1.5時間還流攪拌した。冷却後、1N
−塩酸を加え、未反応の水素化ホウ素カリウムを分解
し、酢酸エチル50mで3回抽出し、有機層を重曹水
で中和し、食塩水で水洗した後、硫酸マグネシウム上で
乾燥した。濾過後、溶媒を留去して粗生成物0.20gを得
た。薄層クロマトグラフイ(シリカゲル、クロロホルム
メタノール=5:1)で分離精製して4−(1−フエニ
ルチオ−1−ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノンのエピマー各々85mmg、57mgを得た。収率
合計93.5%。
ウム82mg(2.18mmol)を無水THF10m中窒素下3.5時
間還流攪拌し、水素化ホウ素カルシウムを調製した。こ
れに4−(1−フエニルチオ−1−エトキシカルボニル
エチル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシ
エチル−2−アゼチジノン250mg(0.54mmol)の無水THF5
m溶液を加え、1.5時間還流攪拌した。冷却後、1N
−塩酸を加え、未反応の水素化ホウ素カリウムを分解
し、酢酸エチル50mで3回抽出し、有機層を重曹水
で中和し、食塩水で水洗した後、硫酸マグネシウム上で
乾燥した。濾過後、溶媒を留去して粗生成物0.20gを得
た。薄層クロマトグラフイ(シリカゲル、クロロホルム
メタノール=5:1)で分離精製して4−(1−フエニ
ルチオ−1−ヒドロキシメチルエチル)−3−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−2−アゼチジ
ノンのエピマー各々85mmg、57mgを得た。収率
合計93.5%。
H−NMR(CDCl3,δ):7.49、7.37(ph,5H)、6.56(NH,1
H)、4.15(H5,1H,t-d,J=6.37)、3.83(H4,1H,d,J=2.20)、
3.55(H8,2H,ABd,J=2.85)、3.37(H3,1H,d-d,J=7.69、1.7
6)、1.39(H6,3H,d,J=6.16)、1.14(C7−メチル,3H,s)。
H)、4.15(H5,1H,t-d,J=6.37)、3.83(H4,1H,d,J=2.20)、
3.55(H8,2H,ABd,J=2.85)、3.37(H3,1H,d-d,J=7.69、1.7
6)、1.39(H6,3H,d,J=6.16)、1.14(C7−メチル,3H,s)。
H−NMR(CDCl3,δ):7.37(ph,5H)、6.61(NH,1H)、4.07
(H5,1H,t-d,J=7.04,7.25)、3.65(H4,1H,d,J=1.98)、3.6
0(H8,2H,s)、3.12(H3,1H,d-d,J=1.76、7.48)、1.28(H7,3
H,d,J=7.03)、1.16(C7−メチル,3H,s)。
(H5,1H,t-d,J=7.04,7.25)、3.65(H4,1H,d,J=1.98)、3.6
0(H8,2H,s)、3.12(H3,1H,d-d,J=1.76、7.48)、1.28(H7,3
H,d,J=7.03)、1.16(C7−メチル,3H,s)。
参考例9−3 4−(1−フエニルチオ−1−ヒドロキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノンのエピマー85mgの無水塩化
メチレン(0.8m)溶液を室温で攪拌し、これにアセト
ンジメチルアセタール37mgを加え、次に三弗化ホウ素−
エーテル錯体4mgを加え、1.5時間攪拌した。塩化メチ
レン30mで希釈した後、飽和重曹水0.4m、食塩
水0.4m(2回)で順次水洗し、硫酸マグネシウム上
で乾燥した。ろ過後溶媒を減圧下に留去し、粗生成物0.
09gを得た。薄層クロマトグラフイ(シリカゲル;クロ
ロホルム:メタノール=9:1)で分離精製し、8−オ
キソ−2,2−ジメチル−5−メチル−5−フエニルチオ
−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクタンの5位エピマー5mg
(収率5%)及び原料のエピマー7mgを得た。
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノンのエピマー85mgの無水塩化
メチレン(0.8m)溶液を室温で攪拌し、これにアセト
ンジメチルアセタール37mgを加え、次に三弗化ホウ素−
エーテル錯体4mgを加え、1.5時間攪拌した。塩化メチ
レン30mで希釈した後、飽和重曹水0.4m、食塩
水0.4m(2回)で順次水洗し、硫酸マグネシウム上
で乾燥した。ろ過後溶媒を減圧下に留去し、粗生成物0.
09gを得た。薄層クロマトグラフイ(シリカゲル;クロ
ロホルム:メタノール=9:1)で分離精製し、8−オ
キソ−2,2−ジメチル−5−メチル−5−フエニルチオ
−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクタンの5位エピマー5mg
(収率5%)及び原料のエピマー7mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.5(m,5H,ph)、7.35(m,3H,ph)、4.21(q-d,1H,J=5.8Hz)、
3.57(d,1H,J=2.19Hz)、3.54(d-d,1H,J=2.19,5.8Hz)、3.
41(s,1H)、3.39(s,1H)、2.03(br,1H)、1.84(s,3H)、1.41(s,
3H)、1.30(d,3H,J=6.37)、1.20(s,3H)。
3.57(d,1H,J=2.19Hz)、3.54(d-d,1H,J=2.19,5.8Hz)、3.
41(s,1H)、3.39(s,1H)、2.03(br,1H)、1.84(s,3H)、1.41(s,
3H)、1.30(d,3H,J=6.37)、1.20(s,3H)。
4−(1−フエニルエチル−1−ヒドロキシメチルエチ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノンのエピマー57mgの無水塩化
メチレン(0.5m)溶液を室温で攪拌し、これにアセ
トンジメチルアセタール25mgを加え、次に三弗化ホウ
素−エーテル錯体3mgを加え、1.5時間攪拌した。塩化
メチレン25mで希釈した後、飽和重曹水0.25m、
食塩水0.3m(2回)で順次水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した。ろ過後溶媒を減圧下に留去して粗生成
物0.07gを得た。薄層クロマトグラフイ(シリカゲル;
クロロホルム:メタノール=9:1)で分離精製し、8
−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチル−5−フエニル
チオ−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン5位エピマー20m
g(収率31%)及び原料のエピマー9mgを得た。
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノンのエピマー57mgの無水塩化
メチレン(0.5m)溶液を室温で攪拌し、これにアセ
トンジメチルアセタール25mgを加え、次に三弗化ホウ
素−エーテル錯体3mgを加え、1.5時間攪拌した。塩化
メチレン25mで希釈した後、飽和重曹水0.25m、
食塩水0.3m(2回)で順次水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した。ろ過後溶媒を減圧下に留去して粗生成
物0.07gを得た。薄層クロマトグラフイ(シリカゲル;
クロロホルム:メタノール=9:1)で分離精製し、8
−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチル−5−フエニル
チオ−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタン5位エピマー20m
g(収率31%)及び原料のエピマー9mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 7.4(m.2H,ph)、7.32(m.3H,ph)、4.06(q-d,1H,J=6.16Hz)、
3.73(d,1H,J=12.09)、3.56(d,1H,J=1.54Hz)、3.43(d,1
H,J=11.87)、3.04(d,d,1H,J=5.83,1.87Hz)、2.02(br,1
H)、1.62(s,3H)、1.31(d,3H,J=6.37)、1.23(s,6H)。
3.73(d,1H,J=12.09)、3.56(d,1H,J=1.54Hz)、3.43(d,1
H,J=11.87)、3.04(d,d,1H,J=5.83,1.87Hz)、2.02(br,1
H)、1.62(s,3H)、1.31(d,3H,J=6.37)、1.23(s,6H)。
参考例9−4 8−オキソ−2,2−ジメチル−5−メチル−5−フエニ
ルチオ−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタンの5位エピマー
20mgの無水塩化メチレン4m溶液を0−5℃で攪拌
し、これにメタクロロ過安息香酸11mgの無水塩化メチ
レン2m溶液を加え、同条件下に1時間攪拌した。塩
化メチレン40mで希釈し、重曹水0.2m、食塩水
0.2mで水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。ロ
過後、溶媒を減圧下に留去して白黄色のシロツプ26mg
を得た。これを減圧下(0.02〜0.05mmHg)150〜155℃4
0分加熱し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフイ
(シリカゲル、酢酸エチル)で分離精製し、8−オキソ
−2,2−ジメチル−5−メチリデン−7−(1−ヒドロ
キシエチル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクタン15mgと原料のエピマー15mgと原料の
エピマーのスルホキシド体10mgを得た。
ルチオ−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタンの5位エピマー
20mgの無水塩化メチレン4m溶液を0−5℃で攪拌
し、これにメタクロロ過安息香酸11mgの無水塩化メチ
レン2m溶液を加え、同条件下に1時間攪拌した。塩
化メチレン40mで希釈し、重曹水0.2m、食塩水
0.2mで水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。ロ
過後、溶媒を減圧下に留去して白黄色のシロツプ26mg
を得た。これを減圧下(0.02〜0.05mmHg)150〜155℃4
0分加熱し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフイ
(シリカゲル、酢酸エチル)で分離精製し、8−オキソ
−2,2−ジメチル−5−メチリデン−7−(1−ヒドロ
キシエチル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクタン15mgと原料のエピマー15mgと原料の
エピマーのスルホキシド体10mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 5.10(d,1H,J=1.98)、4.98(d,1H,J=1.54)、4.23(m,4H)、
3.10(d-d,1H,J=5.38,1.87)、2.04(br,1H)、1.73(s,3H)、
1.46(s,3H)、1.34(d,3H,J=6.38)。
3.10(d-d,1H,J=5.38,1.87)、2.04(br,1H)、1.73(s,3H)、
1.46(s,3H)、1.34(d,3H,J=6.38)。
参考例9−5 4−(1−ヒドロキシ−2−フエニルチオ−2−プロピ
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノンのエピマー56mgと無水塩化
メチレン1mの溶液に1,1−ジメトキシシクロヘキサ
ン35mg、次に三弗化ホウ素−エーテル錯体3mgを加
え、室温2時間攪拌した。塩化メチレン30mで希釈
した後、飽和重曹水で中和し、抽出後水洗し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下に留去
し、粗生成物65mgを得た。薄層クロマトグラフイ(シ
リカゲル、クロロホルム:酢酸エチル=1:1)で分離
精製し、スピロ〔シクロヘキサン−2,2−(8−オキソ
−5−メチル−5−フエニルチオ−7−(1−ヒドロキ
シエチル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクタン〕45mg(収率63%)を得た。
ル)−3−(1−ベンジルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−2−アゼチジノンのエピマー56mgと無水塩化
メチレン1mの溶液に1,1−ジメトキシシクロヘキサ
ン35mg、次に三弗化ホウ素−エーテル錯体3mgを加
え、室温2時間攪拌した。塩化メチレン30mで希釈
した後、飽和重曹水で中和し、抽出後水洗し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下に留去
し、粗生成物65mgを得た。薄層クロマトグラフイ(シ
リカゲル、クロロホルム:酢酸エチル=1:1)で分離
精製し、スピロ〔シクロヘキサン−2,2−(8−オキソ
−5−メチル−5−フエニルチオ−7−(1−ヒドロキ
シエチル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクタン〕45mg(収率63%)を得た。
3450、1755、1208、1170、1060、750。
参考例9−6 スピロ〔シクロヘキサン−2,2−(δ−オキソ−5−メ
チル−5−フエニルチオ−7−(1−ヒドロキシエチ
ル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタ
ン21.7mgと無水塩化メチレン3mの溶液に氷冷下、メ
タクロロ過安息香酸10.3mgを加え、1時間攪拌した。酢
酸エチル50mで希釈し、飽和重曹水次いで食塩水で
水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、溶媒を
減圧下に留去し、シロツプ20mgを得た。これを無溶媒
で減圧下(0.02〜0.05mmHg)、130〜150℃で50分加熱反
応し、得られた組生成物を薄層クロマトグラフイ(シリ
カゲル、酢酸エチル)で分離精製し、スピロ〔シクロヘ
キサン−2,2−(8−オキソ−5−メチリデン−7−
(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクタン10mgを得た。
チル−5−フエニルチオ−7−(1−ヒドロキシエチ
ル)−3−オキソ−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクタ
ン21.7mgと無水塩化メチレン3mの溶液に氷冷下、メ
タクロロ過安息香酸10.3mgを加え、1時間攪拌した。酢
酸エチル50mで希釈し、飽和重曹水次いで食塩水で
水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、溶媒を
減圧下に留去し、シロツプ20mgを得た。これを無溶媒
で減圧下(0.02〜0.05mmHg)、130〜150℃で50分加熱反
応し、得られた組生成物を薄層クロマトグラフイ(シリ
カゲル、酢酸エチル)で分離精製し、スピロ〔シクロヘ
キサン−2,2−(8−オキソ−5−メチリデン−7−
(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクタン10mgを得た。
NMRδ(CDCl3): 5.11(d,1H,J=1.32Hz)、4.97(d,1H,J=1.32Hz)、4.30〜4.
21(m,4H)、3.10(d-d,1H,J=5.49,1.98Hz)、1.76〜1.48(m,
10H)、1.35(d,3H,J=6.38)。
21(m,4H)、3.10(d-d,1H,J=5.49,1.98Hz)、1.76〜1.48(m,
10H)、1.35(d,3H,J=6.38)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8415−4C C07D 498/04 112 (72)発明者 佐々木 章 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友製薬株式会社内 (72)発明者 高田 真治 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友製薬株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 [式中、Rは水素原子または低級アルキル基を示すか、
または水酸基が保護もしくは無保護の1−ヒドロキシ低
級アルキル基を示す。R′は水素原子を示すか、または
窒素原子の保護基を示し、R″1はヒドロキシメチル
基、水酸基が保護されたヒドロキシメチル基、低級アル
コキシカルボニル基またはアラルキルオキシカルボニル
基を示すか、またはR′およびR″1は酸素原子を介し
て互いに結合せるアルキレン鎖を表わして隣接する窒素
原子と共に6員環の環状アミノアセタール基を示す。] で表わされるβ−ラクタム化合物を、立体選択的に、二
重結合への水素添加反応に付することを特徴とする一般
式 [式中、R、R′およびR″1は前述と同じ意味を示
す。]で表わされるβ−ラクタム化合物の製造法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60005912A JPH0623187B2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | β−ラクタム化合物の新規製造法 |
AT85113725T ATE60321T1 (de) | 1984-10-31 | 1985-10-29 | Beta-lactame und ihre herstellung. |
EP85113725A EP0180189B1 (en) | 1984-10-31 | 1985-10-29 | Novel beta-lactams and their production |
DE8585113725T DE3581481D1 (de) | 1984-10-31 | 1985-10-29 | Beta-lactame und ihre herstellung. |
ES548385A ES8705386A1 (es) | 1984-10-31 | 1985-10-30 | Un procedimiento para la produccion estereoespecifia de un compuesto de b-lactama. |
KR1019850008119A KR860003214A (ko) | 1984-10-31 | 1985-10-31 | 베타-락탐화합물의 제조방법 |
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