JPH03176452A - 光学活性2―メチレンシクロペンタノン誘導体とその中間体及びそれらの製法 - Google Patents

光学活性2―メチレンシクロペンタノン誘導体とその中間体及びそれらの製法

Info

Publication number
JPH03176452A
JPH03176452A JP1317232A JP31723289A JPH03176452A JP H03176452 A JPH03176452 A JP H03176452A JP 1317232 A JP1317232 A JP 1317232A JP 31723289 A JP31723289 A JP 31723289A JP H03176452 A JPH03176452 A JP H03176452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optically active
formula
alkyloxyethyl
silyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1317232A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH078815B2 (ja
Inventor
Takashi Takahashi
孝志 高橋
Kiwa Takehira
竹平 喜和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiso Co Ltd filed Critical Daiso Co Ltd
Priority to JP1317232A priority Critical patent/JPH078815B2/ja
Priority to US07/727,219 priority patent/US5180844A/en
Publication of JPH03176452A publication Critical patent/JPH03176452A/ja
Priority to US07/888,703 priority patent/US5200538A/en
Publication of JPH078815B2 publication Critical patent/JPH078815B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プロスタグランジンを製造するための原料と
なる光学活性2−メチレンシクロペンタノン誘導体とそ
の中間体及びその製法に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題〉 従来プロスタグランジンの製造に関しては、コーリーラ
クトシャ4−ヒドロキシシクロベンテノンより出発する
方法が主流になっているが、この原料の光学活性体を得
るためには光学分割や微生物による不斉氷解等の工程を
経る必要がありそのため収率が低下するなどの問題があ
った。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは4−ヒドロキシシクロベンテノンに代るプ
ロスタグランジン中間体の製造方法について鋭意検討を
行った結果、後記するように1位炭素にハロゲンやアル
キルスルホニルオキシ基又はアリールスルホニルオキシ
基の置換した光学活性2,3−エポキシプロパン(Vl
)を原料とする方法によりプロスタグランジンの中間体
として知られる後記−数式(XI)で示される光学活性
シクロベンテノン誘導体を合成する方法を見出したもの
であり、本発明は、これら一連の合成反応によって得ら
れる中間体としての光学活性化合物及びその製法を提供
するものである。
本発明は、下記−数式(I>で表わされる光学活性2−
メチレンシクロペンタノン誘導体の (上記−数式(I>において、R1は水素原子又はアル
ケニル基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1
−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状ア
ルキル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な保
護基、*の符号は不斉炭素原子をそれぞれ表わす) とその中間体となる下記−数式(n)で表わされる光学
活性2−メチレンシクロペンタンシアノヒドリン誘導体 (上記−数式(n)において、 R1は水素原子又 はアルケニル基、アラルキル基、アルキルオキシメチル
基、1−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する
環状アルキル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可
能な保護基、R2は水素原子又は1−アルキルオキシエ
チル基、ヘテロ原子を有する環状アルキル基及びシリル
基から選ばれた容易に脱離可能な保護基、*の符号は不
斉炭素原子をそれぞれ表わす) 及びそれらを製造する方法に関する。
本発明において式(I>及び(If)における水素原子
以外のR1の具体例は、アルケニル基としてはアリル、
アラルキル基としてはベンジル。
p−メトキシベンジル、ジフェニルメチル、トリチル、
アルキルオキシメチル基としてはメトキシメチル、ベン
ジルオキシメチル、t−ブトキシメチル、  2,2.
2−トリクロロエトキシメチル、2−メトキシエトキシ
メチル、1−アルキルオキシエチル基としては1−エト
キシエチル、1−メチル−1−メトキシエチル、1−イ
ソプロポキシエチル、ヘテロ原子を有する環状アルキル
基としてはテトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニ
ル、シリル基としてはトリメチルシリル、トリエチルシ
リル、 t−プチルジメヂルシリル、 t−ブチルジフ
ェニルシリル、メチルジー【−ブチルシリル。
トリフェニルシリル、フエニルジメチルシリル。
トリフェニルメチルジメチルシリルなどが挙げられる。
また式(II)における水素原子以外のR2は、上記R
1のうち、1−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を
有する環状アルキル基及びシリル基の各具体例と同様な
基を挙げることができる。
本発明の一般式(I)及びその中間体である一般式(n
)で表わされる化合物のうち、R1及びR2が水素原子
以外の化合物は下記反応経路1で示されるような方法に
よって合成することができる。但し、下記式において、
R3はハロゲン置換基を有していてもよいアルキル基及
びアラルキル基から選ばれた容易に脱離可能な保護基で
あり、2個のR3は互に異なっていてもよく、またこの
2個のR3が結合して環状アセタールを形成していても
よい。Xはハロゲン原子又はR4503基、R4はアル
キル基又はアリール基、×1はハロゲン原子、*の符号
は不斉炭素原子をそれぞれ表わす。
(V−1) (IV) (III−3> (I[I−2> (II−4) :R1≠日。
R2−口 上記反応を説明すると、それ自体公知の2−ハロゲノア
クリルアルデヒドのアセタール誘導体(Vl)をテトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテル。
エチレングリコールジエチルエーテル等のエーテル類、
またはヘキサン等の炭化水素類を溶媒とし、メチルリチ
ウム、n−ブチルリチウム、  5ec−ブチルリチウ
ム、 t−ブチルリチウム等の強塩基の当量以上を作用
させて生成するごニールアニオンを式(VI)で表わさ
れる光学活性エポキシ化合物とルイス酸、例えばトリフ
ルオロボロン・エーテラートの存在下で反応させると式
(V−2>で示される4−ヒドロキシ−2−メチレンペ
ンタン誘導体が得られる。この反応は−30〜−100
℃の低温で行うことが望ましい。この反応は触媒なしで
も進行するが、上記の如きルイス酸を添加すると反応が
加速される。次に、上記反応で得られた式(V−2>化
合物の水酸基に保護基を導入して式(V−1)化合物に
変換する。保護基R1の導入は各々公知の方法により行
う。例えばアルケニル基、アラルキル基、アルキルオキ
シメチル基及びシリル基の場合は、各々相当するR’ 
Y (Yは塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子を表
わす。)当モル以上と塩基、例えばトリエチルアミン、
エヂルジイソプ口ピルアミン、ピリジン、4−ジメチル
アミノピリジン、イミダゾールなどの有機塩基や水素化
ナトリウム、ナトリウムアミドなどの無tR塩基等モル
以上の存在下で反応させることにより行うことができる
。R1が1−アルキルオキシエチル基やヘテロ原子を有
する環状アルキル基の場合の導入は、各々相当するビニ
ールエーテル等量以上と酸触媒、例えば塩化水素、p−
トルエンスルホン酸、ピリジン−o−トルエンスルホン
酸塩、酸性イオン交換樹脂(アンバーリスト−目15等
)を用いて反応すれば良い。
上記得られた式(V−1>化合物はアセタール部分を弱
いルイス酸の存在下で加水分解すると2−メチレンペン
タナール誘導体(IV)が得られる。
この反応は含水溶媒、例えば水−エタノール混合溶媒な
どの中で硫酸銅、臭化亜鉛、シリカゲルなどの弱いルイ
ス酸触媒と反応させることにより達成できる。
次に、式(IV)化合物のカルボニル基をシアノヒドリ
ン化して式(III−2)化合物に変換する。
シアノヒドリン化は常法通りシアノ化水素を用いて達成
することができる。またシアノヒドリン化の簡便な方法
としては、18−クラウンエーテル−6触媒の存在下で
トリメチルシリルシアナイドと反応させてトリメチルシ
リル化されたシアノヒドリン式(III−3)を得、こ
れを加水分解して式(I[l−2)化合物に導くことも
できる。またこのトリメチルシリル化された式(III
−3>化合物は、これをそのまま式(II−1)に導く
こともできる。
上記得られた光学活性1−シアノ−1−ペンタノール(
II−2>はこのものの水酸基に保護基R2を導入して
式(III−1>化合物に変換する。
保護基としては前記した1−アルキルオキシエチル基、
ヘテロ原子を有する環状アルキル基及びシリル基の中か
ら適宜選択することができる。この際R2はR1と同一
でも、また異なっていても良い。保護基R2の導入は式
(V−2)化合物を式(V−1)化合物に変換する際と
同様な条件を用いて行うことができる。
式(III−1>化合物はこれを強塩基と反応させて環
化した式(n−1>化合物に変換する。強塩基としては
、水素化リチウム、水素化ナトリウム。
水素化カリウム、リチウムアミド、ナトリウムアミド、
カリウムアくド、リチウムジイソプロピルアミド、ナト
リウムヘキサメチルジシラザン、リチウムへキサメチル
ジシラザン、カリウムへキサメチルジシラザンなどが用
いられ、強塩基の種類により反応温度、溶媒が適宜選ば
れる。例えばリチウムジイソプロピルアミドの場合、+
60〜−100℃でジエチルエーテル又はテトラヒドロ
フラン中で行うことが好ましく、ナトリウムへキサメチ
ルジシラザンを用いる場合はテトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ベンゼンやトルエン中室温〜110℃の温度範
囲で反応させることができる。強塩基の量は式(I[I
−1>化合物に対して1〜10倍当量、好ましくは1〜
5倍当量の範囲で用いられる。
上記式(n−1>化合物はこれの一0R2基を加水分解
し、次いで塩基で脱シアノ水素化して本発明の目的物で
ある式(I−1’)化合物を得ることができる。−0R
2の加水分解は公知の方法を用いることができる。例え
ば塩酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸などの酸、酸性
イオン交換樹脂、あるいはトリフルオロボロン・エーテ
ラート、臭化亜鉛、塩化アルミニュームなどのルイス酸
又はピリジン・ p−トルエンスルホン酸塩などの弱酸
性物質を用いて含水溶媒中で0〜100℃の温度範囲で
行うことができる。R2がシリル基の場合、テトラn−
ブチルアンモニウムフルオライドなどの四級フッ化アン
モニウム塩で脱保護することも可能である。アラルキル
基のときはパラジウムを用いる水素化分解も有効な手段
である。
脱シアノ水素化は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
重炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機塩基、
アンモニア、トリエチルアミン。
ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどの有機塩基
当量以上と反応させて遠戚することができる。
上記反応式においてR3,X、Xlの具体例は以下の通
りである。
R3、メチル、エチル、  2,2.2−トリクロロエ
チルなどのアルキル基、ベンジルなどのアラルキル基、
2個のR3が結合した例としてR3−0−C−OR3が で示される環状アセタール Xl :塩素、臭素、ヨウ素 X :塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子、メタン
スルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキ
シなどのアルキルスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホ
ニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、  m 
−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルオキシ、m−
クロロベンゼンスルホニルオキシ基などのアリールスル
ホニルオキシ基本発明の一般式(I)及び(Ir)で表
わされる化合物のうちR1及びR2が水素原子である化
合物は前記反応式で得られた式(i−1>及び式(n−
1>化合物を常法によって加水分解することによって容
易に得ることができる。例えば、R1が水素原子の式(
I−2)化合物は、R1がアルキルオキシメチル基、1
−アルキルオキシエチル基又はシリル基の式(I−1>
化合物を酸性条件下で加水分解すれば得られる。またR
1がシリル基の式(I−1)化合物の場合は四級フッ化
アンモニウムで容易に脱離できる。
一方、R1、R2が共に水素原子の式(II−2>化合
物は、R1,R2が共にシリル基の式(II−1)化合
物を四級フッ化アンモニウムで処理するか、又はR1が
アルキルオキシメチル基、1−アルキルオキシエチル基
又はシリル基、R2が1−アルキルオキシエチル基又は
シリル基である式(II−1>化合物を酸性条件下で加
水分解することにより得られる。
また、R1が水素原子でR2が1−アルキルオキシエチ
ル基又はヘテロ原子を有する環状アルキル基である式(
n−3>化合物は、R1がシリル基、R2が上記式(n
−3>化合物のR2と同一である式(II−1)化合物
を四級フッ化アンモニウムで処理することにより得られ
る。
さらに、R1が水素原子、シリル基以外の保護基、R2
が水素原子である式(n−4)化合物は、R1が式(I
I−4>化合物のR1と同一の保護基、R2がシリル基
である式(n−1>化合物を四級フッ化アンモニウムで
処理することにより得られる。
上記得られた一般式(I>で表わされる光学活性2−メ
チレンシクロペンタノン誘導体は、下記反応経路2で示
される方法によってプロスタグランジンの中間体として
公知の一般式(XI)で表わされる光学活性シクロベン
テノン誘導体に導くことができる。下記式においてR5
は酸素、イオウ又はケイ素を含んでいても良い直鎖状も
しくは分岐状アルキル基、アルケニル基、アルキニル基
、アルキル置換フェニル基を表わし、この中にはアルコ
キシ、アルキルオキジアルコキシ、環状もしくは非環状
アセタール基、シリル基、アルキルチオ塁が含まれてい
ても良い、炭素数5〜22の基を意味する。Mは有機亜
鉛化合物、例えば(0口3)2ZnLiなど又は有機銅
化合物、例えばCu (CN)L i、Cu (CN)
MQBr。
Cu (CN)MqC!l、Cu (CN)MCI I
(CuL i )V2.  (2−チエニル)Cu(C
N)L!2.Cu (PBu3 )n (n= 2〜3
.3uはブチル基)などを意味する。R6ZYIのR6
はメチル、フェニル、p−トリル、p−クロロフェニル
、2−ピリジル基を表わし、Zはセレン又は硫黄を表わ
し、Ylは塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子又は
ZR6を表わす。
反応経路2 (XI) 式(I>で表わされる2−メチレンシクロペンタノン誘
導体を別途調製した式(■)で表わされる有機金属化合
物と反応させてα鎖を導入し、生じたエルレートを一般
式(IX)で表わされる有機セレン化合物又は有機イオ
ウ化合物で置換し、式(X>化合物とし、これを過酸化
水素、有機過酸などの酸化剤を用いて酸化し、次いで0
〜150℃の温度で脱離反応を行ってシクロベンテノン
誘導体Oa〉を得ることができる。
上記用いられる式(■)で表わされる有機金属化合物R
5Mは次の様にして調製する。有機銅化合物はR5X1
  (Xlは塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子)
をメチルリチウム、  5ec−ブチルリチウム、t−
ブチルリチウムなどの有機リチウム化合物、金属リチウ
ムなどでリチオ化するか、金属マグネシウムでグリニヤ
ール試剤とした後、シアノ化第−銅、ヨウ化第−銅ある
いは別途調製した(2−チエニル)Cu (CN)Li
で処理して作ることができる。また有機亜鉛化合物は別
途塩化亜鉛のテトラメチルエチレンジアミン錯体を2当
量のメチルリチウムと反応させてジメチル亜鉛とし、こ
れに上記R5Xlをリチオ化した反応液を加えて得るこ
とができる。R5Mの調製は不活性溶媒、例えばn−ヘ
キサン、トルエンなどの炭化水素、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフフン、ジオキサンなどのエーテル又はこ
れらの混合溶媒中でO〜−100℃の温度で行うことが
できる。
上記R5の具体例としては −C口=C日(0口2〉30口(002日5)2゜0口
3 0日−0口(0口2 )40CHOC2目5゜C目=C
口(0口2)40si (Cs口5)2t−C409゜ −(0口2)80Sl(0口3〉3゜ (0口2)30口=C1−1c目(00口3)2゜−(
C)−12>2SCH2CH(OC285)2などが挙
げられる。
上記得られた一般式(XI)で表わされる光学活性シク
ロベンテノン誘導体はR5のアセタール。
シリル、アルキルオキシアルキル基を前述の公知の方向
で脱保護するとアルデヒドやアルコールに変換すること
ができる。式(XI)の化合物からのプロスタグランジ
ン誘導体の合或は公知の手段によって行うことができる
(実施例) 実施例1 く式(V−2>化合物の合成〉 一78°Cに冷却した2−ブロモ−3,3−ジェトキシ
プロペン9.35g(44,9m mol>の無水テト
ラヒドロフラン80−溶液に、アルゴン雰囲気下撹拌し
ながら、n−ブチルリチウムを20分間かけて滴下し、
更に一78℃で40分間撹拌してビニルリチウム溶液を
調製した。
一方、−78℃に冷却した光学活性(S)−エビクロロ
ヒドリン(化学純度98.5%以上、光学純度99%以
上)  3.46g(37,4m mol)の無水テト
ラヒドロフラン70−溶液に、アルゴン雰囲気下撹拌し
ながらトリフルオロボロンエーテラート5.31(1(
37,4m mol)を滴下し、更に10分間撹拌した
前に得たビニルリチウム溶液を上記エビクロロヒドリン
溶液中に一78℃で35分間かけて滴下し、更に20分
間撹拌した。この反応混合物を予め冷却した塩化アンモ
ニウム飽和水溶液中に激しく撹拌しながら注ぎ込み、水
層をエーテルで6回抽出し、エーテル抽出液を飽和塩化
アンモニウム水溶液で2回、飽和食塩水で2回洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
て下記化学式で示される光学活性4−ヒドロキシ−2−
メチレンペンタン誘導体(V−2−a>  6.97g
(収率84%)を得た。
NMR(CD(ff13) δ:1.23     (6H。
2.34〜2.52 (2H。
3.25〜4.17(9H。
0H) 4.70    (IH,s、  0CII−0)5.
14〜5.50 (2H,m、 =CH2)上記合成に
おいて、光学活性(S)−エピクロロヒドリンの代りに
光学活性(S)−エピブロモヒドリンを用いた以外は上
記同様にして上記化学式で示される光学活性4−ヒドロ
キシ−2−メチレンペンタン誘導体(V−2−b>を得
た。
NMR(CD(1’3 ) δ:1.23    (6H,t、  J=2.34〜
2.55 (2N、  m、 CH2)3.2’lJ〜
3.80 (8H,m、 CH20。
3.80〜4.14 (IH,m、 0H)4.71 
   (IH,S、  0CH−0)5.14〜5.3
2 (2H,m、 =CH2)〈式(V−1>化合物の
合成〉 ) CH) CH3 CH2Br。
7、0H2゜ t、  J= 7.0H2,CH3) m、 CH2) m、 CH20、CH2C1,CM。
上記得られた光学活性4〜ヒドロキシ−2−メチレンペ
ンタン誘導体(V−2−a>  6.96(]の]N、
N−ジメチルホルムアミド10m1溶に、撹拌下0°C
でイミダゾール6.43(+ (94,5m mol)
を滴下し、次いでt−ブチルジフェニルシリルクロリド
14.07g (51,3m mol )を滴下して水
浴上で一昼夜撹拌した後、3N塩酸で中和し、水層をエ
ーテルで3回抽出し、抽出液を飽和重曹水で2回、次い
で飽和食塩水で3回洗浄した後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下に溶媒を留去して下記化学式で示さ
れるヒドロキシル基が保護された光学活性2−メチレン
ペンタン誘導体(V−1−a)19.96g8得た。
X=咲(V−1−a) X=Br (V−1−b ) 1R(neat) 3400.1640.1050cm−1上記合或におい
て、光学活性4−ヒドロキシ−2−メチレンペンタン誘
導体(V−2−a>の代りにX=Brである光学活性(
V−2−b)化合物を用いた以外は同様にして上記化学
式で示される光学活性(V−1−b)化合物を得た。
く式(IV)化合物の合成〉 上記光学活性2−メチレンペンタン誘導体〈V−1−a
 ) 19.87(IIを80%メタノール水溶液12
0−に溶かし、硫酸銅10.09!IIを加えて1時間
加熱撹拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、
濾液にベンゼン300−を加えて共沸下にメタノールと
水を留去し、残液をエーテルで抽出し、エーテル抽出液
を飽和重曹水で洗浄した。水層はエーテルで6回抽出し
た後、抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧下溶媒を留去して下記化学式で示される
光学活性2−メチレンペンタナール誘導体(IV−a)
 18.66gを得た。
X−α(IV−a) X =Br (IV −b ) NMR(CDC13) δ: 1.07    (9H,S、 CH3)2.4
9〜2.71 (2H,m、 CH2)3.34   
 (2H,d、  J= 5.0tlZ、 Ct12 
)3.94〜4.26(1N、  m、 CH)5.9
9    (IH,s、 =Ctl)6.24    
(IH,S、=CH)7.29〜7.91 (10M、
  m、  C6H5)9.94    (IN、  
S、 CHO)IR(neat) 1685、1480.1100. 700cm−1上記
合戒において、光学活性2−メチレンペンタン誘導体(
V−1−a)の代りにX=Brである光学活性(V−1
−b)化合物を用いた以外は同様にして上記化学式で示
される光学活性(IV−b)化合物を得た。
NMR(CDCb ) δ:1.07    (9H,s、 CH3)2.43
〜2.83 (2N、  m、 CH2)3.21  
  (2N、  d、  J= 5.0H2,CH2)
3.86〜4.23(IH,m、 CH)5.99  
  (1)1. br s、 =C1l)6.26  
  (IH,br s、 =CH)7.29〜7.91
 (1011,m、  C6H5)9.94    (
1M、  S、 CIO)JR(neat) 1685、1580.1100. 700cm−1く式
(I[I−2>化合物の合成〉 上記光学活性2−メチレンペンタナール誘導体(IV 
−a > 18.66qにアルゴン雰囲気下18−クラ
ウンエーテルのシアノ化カリ錯体を触媒量加えて撹拌下
にトリメチルシリルシアナイド3.65(1(36,8
m mol >を滴下した。反応混合物を更に1時間水
浴上で撹拌した後、テトラじドロ7ラン100dで稀釈
し、1N塩酸30mf!を加えて20分間撹拌した。水
層をエーテルで6回抽出し、食塩水で抽出液を洗浄した
後、無水5Amマグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を
留去して下記化学式で示される光学活性1−シアノ−2
−メチレンペンタン誘導体(III−2−a)の粗生成
物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
を用いてn−へキサン:エーテル=8:1で処理し精製
物6、14(]を得た。式(V−2−a)からの収率は
47.4%であった。なお、この際原料の(IV−a>
化合物2.80(]を回収した。
X−α(I[[−2−a) X=Br(I[[−2−b) NMR(CDCb ) δ:1.0〜1゜17 9H,d、 CH3)2.51
〜2.86 2H,m、 CH2)3.00〜3.57
 311.  m、 Cl12. Ctl)3.91〜
4.23  ill、  m、 Cl1)4.71〜4
.96 1H,m、 0ff)5.21〜5.63 2
H,m、 =CH2)7.25〜7.91 1N、  
m、 CH)上記合成において、光学活性2−メチレン
ペンタナール誘導体(IV−a)の代りにX=Brであ
る光学活性(IV−b)化合物を用いた以外は同様にし
て上記化学式で示される光学活性(I[l−2−b)化
合物を得た。
NMR(CDC13) δ: 1.0〜1.32 (9N、  m、 CH3)
2.55〜3.67 (5H,m、 CH2、CH)3
.90〜4.21 (1M、  m、 CH)4.84
    (1N、  S、0H)5.18〜5.67 
(2H,m、 =CH2)7.28〜7.85 (10
0,m、  Ce  Is )く式(1−1>化合物の
合成〉 上記光学活性1−シアノ−2−メチレンベンクン誘導体
(1−2−a>  6.14(](14,8mmol>
の無水ベンゼン907!溶液に、アルゴン雰囲気下触媒
量のp−トルエンスルホン酸を加え、水浴上で撹拌下エ
チルビニルエーテル1.18(1(16,3m mof
 >を滴下した。更に40分間撹拌した後、予め冷却し
た飽和重曹水で中和し、水層をエーテルで4回抽出し、
抽出液を食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下で溶媒を留去して下記化学式で示される
光学活性1−シアノ−2−メチレンペンタン誘導体(I
n−1−a)  6.68(lを得た。
NMR(CDCb ) δ: 0.93〜1.43 1511.  m、 Cl
13 )2.35〜2.74 211.  m、 CH
2)3.23〜3.77 411.  m、 Ctl2
 >3.89〜4.11 1H,m、 Ctl)4.3
4〜5.03 211.  m、 CH)5.19  
   IN、 br s、 =CH)5.43〜5.6
3 1H,m、 =CH)7.29〜7.91 10H
,m、  Ca  Hs )上記合成において、光学活
性1−シアノ−2−メチレンペンタン誘導体(III−
2−a)の代りにX=Brである光学活性(III−2
−b)を用いた以外は同様にして上記化学式で示される
光学活性(1−1−b)化合物を得た。
NMR(CDC1’3) δ :0.93〜1.43  (150,m、CH3)
2.37〜2.74 (2H,m、 CH2)3.09
〜3.77 (4H,m、 CH2、CH)3.89〜
4.23(IH,m、 CH)4.80〜5.14 (
2H,m、 CH)5.14〜5.71 (2H,m、
 =CI+2 >7.31〜7.91 (1011,m
、  Cs  Hs )IR(neat) 1700(c=c)、 1110.1050. 940
. 830゜740、 700cm−1 く式(n−1’)化合物の合成〉 ナトリウムへキサメチルジシラザンのベンゼン溶液(1
度0.66N > 10.3dを無水テトラヒドロフラ
ン50dにアルゴン雰囲気下で加え、撹拌しながら上記
光学活性1−シアノ−2−メチレンペンタン誘導体(I
II−1−a)  1.23aの無水テトラヒドロ7ラ
ン20−溶液を50℃で70分間かけて滴下した。
予め冷却した飽和塩化アンモニウム水溶液中に上記反応
液を激しく撹拌しながら注ぎ、次いでエーテルで5回抽
出し、抽出液を1N塩酸、食塩水の順で洗浄した。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン
:エーテル=20:1)で精製して下記化学式で示され
る光学活性2−メチレンシクロペンタンシアノヒドリン
誘導体(■−1>  756mg(式(III−2−a
)化合物からの収率61.6%)を得た。
NMR(CDα3) δ:0.93〜1.57 15tl、  m、 CH3
)2.06〜2.71 4H,m、 CH2)3.23
〜3.86 111.  m、 CH)4.14〜4.
60 1H,m、 CM>4.69〜5.11 1N、
  m、 CM)5.11〜5.37<IH,m、 C
H)5.37〜5.66(1N、  m、 C1)7.
31〜7.90(IOH,m、  C6H5)上記合成
において、光学活性1−シアノ−2−メチレン誘導体(
III−’1−a)の代りにX=Brである光学活性(
I[l−1−b)化合物を用いた場合も上記と同様な収
率で光学活性(II−1)化合物が得られた。
〈式(T−1)化合物の合成〉 上記得られた光学活性2−メチレンシクロペンクンシア
ノヒドリンr41体(II−1>  756mg(1,
68m mol>の無水メタノール3(7溶液に、アル
ゴン雰囲気下ピリジン1)−1へルエンスルホン酸塩を
触tsm加えて、1.2時間速流した。溶媒を減圧留去
後、残漬に無水テトラヒドロフラン2!7及び飽和重曹
水10m1を室温で加えて1.5時間撹拌した。反応混
合物にエーテルを加えて抽出し、抽出液を食塩水で洗浄
した。水層を更にエーテルで5回抽出し、これら抽出液
を合せて1f[酸及び食塩水で順次洗浄した後乾燥し、
溶媒を減圧留去し、次いでシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n−ヘキサン:エーテル=40:1)で精製
して下記化学式で示される光学活性2−メチレンシクロ
ペンタノン誘導体(I−1>  307.5m(1(収
率52.2%)を得た。
IR(neat) 1730、1645.1100. 730Cm−110
NMR(CDCJ13) δ: 1.04    (9M、  S、 CH3)2
.42    (2H,d、J=5.0H2゜2.72
     (2N、quint、2.4Hz。
4.47    (IN、quint、5.0Hz。
5.29    (1H,dt、J=2.4H2゜=C
H) 6.03    (IH,dt、J=2.4Hz。
=CH) 7.31〜7.91 (10M、  m、  C6H5
)13CNMR(CDC13) δ:  19.06. 26.79. 40.02. 
48.26゜CH2) CH2) CM) 1.5H2゜ 1.5H2゜ 68.51゜ 118.03.127.70.127.76、129.
82.129.86゜133.50.133.73.1
35.64.143.22.204.40上記得られた
本発明の目的化合物(I−1)を用いて、以下において
プロスタグランジンの中間体として知られる光学活性シ
クロベンテノン読導体〈式(XI))を合成した。
く式(X)化合物の合成〉 アルゴン気流下で下記式(XI[)で表わされるヨウ化
ビニル誘導体 247.8mg(0,831m mol >のn−ヘキ
サン7d溶液を一78℃に冷却し、これに撹拌しなから
t−ブチルリチウムをシリンジを用いて5分間で滴下し
、引き続き90分間同温度で撹拌して下記化学式で示さ
れるビニルリチウム化合物を得た。
一方、三つロフラスコにアルゴン気流下塩化亜鉛のテト
ラメチルエチレンジアミン錯体230.8mg(0,9
14m mol>を入れ、無水テトラヒドロフラン7−
を加え、−20’Cに冷却撹拌し、これにメチルリチウ
ムの1.7N n−ヘキサン溶液1.07d(1,82
8m mof)をシリンジを用いて3分間で滴下し、ざ
らに10分間撹拌した後−80℃に冷却した。
この溶液に上記ビニルリチウム化合物の溶液をブリッジ
を用いて一78℃で5分間かけ撹拌下に滴下し、更に一
78℃〜−60°Cで1時間撹拌した。これに上記得ら
れた光学活性2−メチレンシクロペンタノン誘導体(I
−1)  223.5mC1(0,6376m mol
)の無水テトラヒドロフラン溶液7mlを一78℃でよ
く撹拌しながら40分間かけて滴下した。更にこの容器
を2rdlの無水テトラヒドロフランで洗い、反応液に
撹拌下10分間かけて加え、更に一78℃で30分間撹
拌した。
この反応液にジフェニルジセレニド996.0mg(3
,197m mol )の無水テトラヒドロフラン溶液
7dをシリンジを用いて一78℃で激しく撹拌しながら
加えた。引き続き一50℃で30分間撹拌した後、激し
く撹拌しながら冷却した飽和塩化アンモニウム水溶液中
に上記反応液を注ぎ、分解した後エーテルで6回水層を
抽出し、エーテル溶液を合せて飽和食塩水で2回洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濾過し
て濾液の溶媒を留去し、粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(n−ヘキサン:エーテル= 5:1
 )で精製して下記化学式で示される光学活性2−フェ
ニルセレノシクロペンタノン誘導体(X)  220.
1n+g(収率50.9%)を得た。
NMR(CDα3) δ: 1.04     (9H,S、 CH3)1.
04〜1.74 (12H,m、 Ct13 、 Ct
12 )1.82〜2.86 (6H,m、 CH2C
O,CH2C=C)3.30〜3.82 (4H,m、
 CH20)6.311〜4.78 (211,m、 
OCH)5.15〜5.50(2H,m、 =CH)7
.10〜7.70(15H,m、  C6H5)IR(
neat) 1730、1105. 740. 700cm−1く式
(XI)化合物の合成〉 上記得られた光学活性2−フェニルセレノシクロペンタ
ノン誘導体(X)  115.7mg(0,170mm
ol)をテトラヒドロフラン15mに溶かし、0℃に冷
却して撹拌下30%過酸化水素、0.14m (156
,1n+g。
1.80m mol )を−度に加えた。反応液を徐々
に室温まで戻し、更に室温で3時間撹拌した。反応液を
エーテルで稀釈し、エーテル層を分離して飽和食塩水で
洗浄した。水層は更にエーテルで5回抽出し、エーテル
層を合せて再度飽和食塩水で洗浄した後、無水Fa酸マ
グネシウムで乾燥し、iH’liAを減圧下に留去した
。残漬の油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−
ヘキサン:エーテル−5:1)で精製し、更に高速液体
クロマトグラフィー(シリカゲルIs 1−160J、
7.6φX30cm、  n−ヘキサン:酢酸エチル=
 1:4 )で精製して下記化学式で示される光学活性
シクロペンテ/ンM導体(XI  1 ) 40.61
1HJ (収率45.9%) トm造未定の副生成物2
5.8mgを得た。
NMR(CDα3〉 δ:1.07    (9H。
1.07〜1.79 (12H。
1.87〜2.26 (2H。
2.34〜2.54 (2H。
2.70〜2.94 (2+1゜ s、 CH3) m、 CH2、CH3) m、 CH2) m、 C112) m、 CH2) 3.18〜3.82 (4ff、  m、 CH2)4
.66     (IH,q、J=5.5Hz、Cl−
1>4.75〜4.98 (IH,m、 CH)5.4
4     (IH,m、 =C11>6.88〜7.
02(IH,m、 =CH)7.26〜7.78(10
H,m、  Cs  tls )IR(neat) 1715、1105. 700cm−1上記得られた光
学活性シクロベンテノン誘導体(XI−1) 31.9
mg(0,06m mol >の無水メタノール2−溶
液に触媒量のp−トルエンスルホン酸を水冷下アルゴン
気流中で加え、1時間20分水冷下撹拌した後、更に室
温で1時間撹拌した。この反応液を予め冷却した飽和重
曹水で中和し、水層をジクロロメタンで5回抽出し、抽
出液を合せて飽和食塩水で2回洗浄した後無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去した後残渣の
油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン:エーテル= 1:1 )で精製して下記化学式
で示される光学活性シクロベンテノン誘導体(XI−2
) 24.8mg(収率90.2 % ) ヲ得tC0
[α] 9=+ 31.85° (C= 0.496.
メタノール)’HNMR(CDC13) δ: 1.07    (9H,S、 CH3)1.1
5〜1.79 (5H,m、 Ct12.0H)1.8
7〜2.27 (2H,m、 CH2)2.06   
 (2H,br q、  J= 6.4Hz。
CH2) 2.87    (2H,br d、  J= 6.0
Hz。
CH2) 3.62    (2H,t、  J= 6.4H2,
CH12)4.75〜4.96(IH,m、 CM>5
.30〜5.55 (2N、  m、 =CH)6.9
3〜6.98(1N、  m、 =CH)γ、2γ〜γ
、γ5 (101,m、  Ca  Ffs )13C
NMR(CDα3) δ:  19.72. 23.24. 26.22. 
27.47. 32.89゜43.94. 46.00
. 63.34. 70.り4.125.38゜128
.41.130.58.132.64.134.26.
136.26゜146.51.157゜23.177.
87IR(neat) 3400、1710.1110.1070. 780.
 700cm−1(発明の効果) 本発明の化合物は、プロスタグランジンを製造するため
の原料として有用であり、従来の合成中間体であるコー
リーラクトンや4−ヒドロキシシクロベンテノンを用い
る方法に較べて繁雑な工程を大幅に省略でき、極めて短
工程で得られる利点がある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表わされる光学活性2−メ
    チレンシクロペンタノン誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 上記一般式( I )において、R^1は水素原子又はア
    ルケニル基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基、
    1−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状
    アルキル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な
    保護基、*の符号は不斉炭素原子をそれぞれ表わす。
  2. (2)一般式( I )において、R^1がアルケニル基
    、アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1−アルキ
    ルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状アルキル基
    及びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な保護基であ
    る請求項1記載の光学活性2−メチレンシクロペンタノ
    ン誘導体。
  3. (3)下記一般式(II)で表わされる光学活性2−メチ
    レンシクロペンタンシアノヒドリン誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 上記一般式(II)において、R^1は水素原子又はアル
    ケニル基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1
    −アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状ア
    ルキル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な保
    護基、R^2は水素原子又は1−アルキルオキシエチル
    基、ヘテロ原子を有する環状アルキル基及びシリル基か
    ら選ばれた容易に脱離可能な保護基、*の符号は不斉炭
    素原子をそれぞれ表わす。
  4. (4)一般式(II)において、R^1がアルケニル基、
    アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1−アルキル
    オキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状アルキル基及
    びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な保護基、R^
    2が1−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する
    環状アルキル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可
    能な保護基である請求項3記載の光学活性2−メチレン
    シクロペンタンシアノヒドリン誘導体。
  5. (5)請求項4記載の一般式(II)化合物を酸触媒の存
    在下で保護基R^2を除去した後塩基で脱シアノ水素化
    することを特徴とする請求項2記載の光学活性2−メチ
    レンシクロペンタノン誘導体の製法。
  6. (6)下記一般式(III)で表わされる光学活性1−シ
    アノ−2−メチレンペンタン誘導体を塩基の存在下で閉
    環させることを特徴とする請求項4記載の光学活性2−
    メチレンシクロペンタンシアノヒドリン誘導体の製法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 上記一般式(III)において、R^1はアルケニル基、
    アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1−アルキル
    オキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状アルキル基及
    びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な保護基、R^
    2は1−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する
    環状アルキル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可
    能な保護基、Xはハロゲン原子又はR^4SO_3基、
    R^4はアルキル基又はアリール基、*の符号は不斉炭
    素原子をそれぞれ表わす。
JP1317232A 1989-12-05 1989-12-05 光学活性2―メチレンシクロペンタノン誘導体とその中間体及びそれらの製法 Expired - Fee Related JPH078815B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1317232A JPH078815B2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 光学活性2―メチレンシクロペンタノン誘導体とその中間体及びそれらの製法
US07/727,219 US5180844A (en) 1989-12-05 1991-07-09 Optically active 2-methylenecyclopentanone derivative and process for preparing same
US07/888,703 US5200538A (en) 1989-12-05 1992-05-27 Optically active 2-methylenecyclopentanone derivative and process for preparing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1317232A JPH078815B2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 光学活性2―メチレンシクロペンタノン誘導体とその中間体及びそれらの製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03176452A true JPH03176452A (ja) 1991-07-31
JPH078815B2 JPH078815B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=18085953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1317232A Expired - Fee Related JPH078815B2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 光学活性2―メチレンシクロペンタノン誘導体とその中間体及びそれらの製法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5180844A (ja)
JP (1) JPH078815B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018109872A1 (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 国立大学法人東北大学 シクロペンテノン誘導体およびその製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2917552B2 (ja) * 1991-02-26 1999-07-12 史衛 佐藤 α−メチレンシクロペンタノン誘導体の製造法
US5359110A (en) * 1993-11-16 1994-10-25 Board Of Governors Of Wayne State University Process for the preparation of a R-alpha cyclopentenones and R-alpha and R-omega cyclopentanoids

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5075478A (en) * 1991-01-17 1991-12-24 G. D. Searle & Co. Process for preparing prostaglandins

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018109872A1 (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 国立大学法人東北大学 シクロペンテノン誘導体およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5180844A (en) 1993-01-19
JPH078815B2 (ja) 1995-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0503630B1 (en) Cyclohexanetriol derivatives
CA1321596C (en) Intermediates for the production of podophyllotoxin and related compounds and processes for the preparation and use thereof
JPH03176452A (ja) 光学活性2―メチレンシクロペンタノン誘導体とその中間体及びそれらの製法
US5136066A (en) Process for preparing optically active cyclopentenone derivative
US20100228038A1 (en) Processes for the production of polycyclic fused ring compounds
US3896150A (en) 2,6,10-trimethyldodeca-2,6,11-trien-10-ol-1-al-2,6-dimethyl-2,6-undecadien-10-on-1-al and their acetals and processes for their production
EP0177933B1 (en) Intermediates for making 16-phenoxy and 16-substituted phenoxy-prostatrienoic acid derivatives
JPH03176448A (ja) 光学活性2―メチレンペンタン誘導体及びその製法
US5216187A (en) Optically active 2-methylenepentane derivative and process for preparing same
JPH0623187B2 (ja) β−ラクタム化合物の新規製造法
US5250715A (en) Optically active 2-methylenepentane derivative and process for preparing same
JPH03176449A (ja) 光学活性2―メチレンペンタナール誘導体
US5616732A (en) Intermediates for difluoroprostacyclins and methods for their production
JPH03176461A (ja) 光学活性1―シアノ―2―メチレンペンタン誘導体
US5200538A (en) Optically active 2-methylenecyclopentanone derivative and process for preparing same
JP3719524B2 (ja) ジハロゲン化プロスタサイクリン類の製造方法
US4778904A (en) Intermediates for making 16-phenoxy- and 16-(substituted phenoxy)-prostatrienoic acid derivatives
JPH03176453A (ja) 光学活性シクロペンテノン誘導体の製法
JP2002105045A (ja) ボンクレキン酸前駆化合物及びその製造方法
JPS60152461A (ja) ピロリジン誘導体
JPH0381274A (ja) ナフタレン誘導体の製法及びその合成中間体
CA2092091A1 (en) Epoxycarbacyclin precursors, their preparation and their use
JPH07330656A (ja) タキソール合成中間体及びその製造法
JPH0822830B2 (ja) 2(z)−ペンテニル置換シクロペンタン類およびその新規中間体
JPS6191150A (ja) プロスタトリエン酸誘導体の製造用中間体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees