JPH06231284A - 複峰メンバーシップ関数発生回路 - Google Patents

複峰メンバーシップ関数発生回路

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JPH06231284A
JPH06231284A JP5015621A JP1562193A JPH06231284A JP H06231284 A JPH06231284 A JP H06231284A JP 5015621 A JP5015621 A JP 5015621A JP 1562193 A JP1562193 A JP 1562193A JP H06231284 A JPH06231284 A JP H06231284A
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JP
Japan
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membership function
circuit
generation circuit
membership
generating
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JP5015621A
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English (en)
Inventor
Akio Yoshitake
昭雄 吉竹
Masanari O
征成 王
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 メンバーシップ値がアナログ電圧で表現され
るメンバーシップ関数(MF)発生回路において、外部
より与えられたMFの傾きを正方向にシフトし、MFの
一方の辺の基準を発生させる一辺基準発生回路(3)
と、外部より与えられたMFの傾きを負方向にシフト
し、MFの他方の辺の基準を発生させる他辺基準発生回
路(4)と、前記二つの辺基準発生回路(3),(4)
で発生したMFの一方の辺の基準と他方の辺の基準の間
を、任意に分圧する分圧回路(25)と、前記分圧回路
で発生した複数のMFの辺の基準からMFを発生させる
回路(15〜19)とを備えた。 【効果】 一つのユニットで複数の合同な三角形型メン
バーシップ関数を発生させることができる。また、メン
バーシップ関数の設定手順が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファジィ理論の応用を
アナログタイプのハードウエアで実現する際のメンバー
シップ関数発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】あいまいな知識や情報を定量化して取り
扱えるファジィ理論は、近年、家電製品やプラント制御
などの分野でその応用が多数実現されている。ファジィ
理論の実用化にはソフトウエアによるものとハードウエ
アによるものとがあるが、最近では高速性への要求など
からファジィ専用のハードウエアが登場している。専用
ハードウエアにはデジタルタイプとアナログタイプがあ
るが、本発明はアナログタイプのファジィハードウエア
に関連している。
【0003】ファジィ理論では、あいまいさを含む情報
はメンバーシップ関数で記述されるため、ハードウエア
にはメンバーシップ関数を発生させる手段が要求され
る。アナログタイプのハードウエアでは、メンバーシッ
プ関数の値は、例えばアナログ電圧で表現され、具体的
なメンバーシップ関数発生回路は差動増幅回路、オペア
ンプ(演算増幅器)などで構成されていた。
【0004】図4に差動増幅回路によるメンバーシップ
関数発生回路の例を示す。この回路では、RL,RE
1,RE2,VL1,VL2といったパラメータを調整
することによって三角形型、台形型、S型(ローレベル
からハイレベルに一定傾斜で変化する型)、Z型(ハイ
レベルからローレベルに一定傾斜で変化する型)などの
メンバーシップ関数を一つだけ発生させることができ
る。なお、図4中、Q1,Q2は定電流源である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ファジィ推論では、複
数のメンバーシップ関数が必要である。また、それらの
メンバーシップ関数としては図5のような合同な三角形
型メンバーシップ関数が使われることが多い。図5
(a)は傾斜が緩やかな場合、(b)は傾斜が急な場合
を示している。
【0006】従来技術では、一つのユニットで、一つの
メンバーシップ関数しか発生させることができなかっ
た。このため、複数のメンバーシップ関数を得るために
は複数のユニットが必要であった。また、それぞれのユ
ニットに対して独立にメンバーシップ関数を調整する必
要があったので、合同な三角形型メンバーシップ関数を
得る手間は必要以上に煩雑であった。
【0007】本発明が解決すべき課題は、一つのユニッ
トで複数の合同な三角形型メンバーシップ関数を簡単な
手順で発生させることが可能なアナログ電圧タイプのメ
ンバーシップ関数発生回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の複峰型メンバーシップ関数発生回路は、メ
ンバーシップ値がアナログ電圧で表現されるメンバーシ
ップ関数発生回路において、(1)外部より与えられた
メンバーシップ関数の傾きを正方向にシフトし、メンバ
ーシップ関数の一方の辺の基準を発生させる一辺基準発
生回路と、(2)外部より与えられたメンバーシップ関
数の傾きを負方向にシフトし、メンバーシップ関数の他
方の辺の基準を発生させる他辺基準発生回路と、(3)
前記二つの辺基準発生回路で発生したメンバーシップ関
数の一方の辺の基準と他方の辺の基準の間を、任意に分
圧する分圧回路と、(4)前記分圧回路で発生した複数
のメンバーシップ関数の辺の基準からメンバーシップ関
数を発生させる回路とを備えた構成としている。
【0009】
【作用】本発明によるメンバーシップ関数発生回路は、
外部から入力されたメンバーシップ関数の斜辺の傾きを
基準に、メンバーシップ関数の一方の辺の基準と他方の
辺の基準を発生させる。また、発生した一方の辺の基準
と他方の辺の基準の間を任意のラベル位置に分圧し、分
圧されたメンバーシップ関数の辺の基準から、任意のラ
ベルの三角形型メンバーシップ関数を発生させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例を参照しながら具体的
に説明する。図1に本発明の実施例を示す。同図は回路
をオペアンプで構成し、五つの合同な三角形型メンバー
シップ関数を発生させることができる回路である。図中
1はメンバーシップ関数の辺の基準を発生させる基準辺
発生回路、3は基準辺発生回路1の出力からメンバーシ
ップ関数の右辺の基準を発生させる右辺基準発生回路、
4は基準辺発生回路1の出力から左辺の基準を発生させ
る左辺基準発生回路、5はJ関数(ある点でローレベル
から正の傾斜で変化する関数)を発生させる回路(7,
9,11,13も同様)、6はΓ関数(ある点まで正の
傾斜で変化し、前記点でハイレベルになる関数)を発生
させる回路(8,10,12,14も同様)、15はJ
関数発生回路5とΓ関数発生回路6の出力の差(17は
9と10の差、18は11と12の差、19は13と1
4の差、16は7と8の差)を演算すると同時に高さを
設定する回路、2は入力バッファ、20,21,22,
23,24は出力バッファである。
【0011】図1において、入力VINはメンバーシッ
プ関数の中心位置電圧VXにより横軸(入力軸)方向に
シフトされると同時に抵抗R0 と可変抵抗VRとの比に
よって傾きが決定され、反転された形でA点に出力され
る(図2(a)参照)。これがメンバーシップ関数の辺
の基準を形成することになる。A点の出力は次式で表さ
れる。
【0012】 A=−(VR/R0 )・(VIN+VX) (1)
【0013】基準辺発生回路1の出力は、一方で右辺基
準発生回路3の入力となり、他方で左辺基準発生回路4
の入力となる。右辺基準発生回路3に入力された基準辺
発生回路1の出力A点は、外部入力VWによって横軸方
向にVW・R0 /VRだけシフトし、反転され、メンバ
ーシップ関数の一方の辺の基準が設定される。左辺基準
発生回路4に入力された基準辺発生回路1の出力A点
は、外部入力VWによって横軸方向に−VW・R0 /V
Rだけシフトし、反転されメンバーシップ関数の他方の
辺の基準が設定される。更に一方の辺の基準と他方の辺
の基準の間が分圧回路(図中25)により分圧される
(図2(b)参照)。B点,C点,D点,E点,F点の
出力はそれぞれ次式で表される。
【0014】 B=(VR/R0 )・(VIN+VX)+VW・R0 /VR (2) C=(VR/R0 )・(VIN+VX)−VW・R0 /VR (3) D=(VR/R0 )・(VIN+VX)+VW・R0 /2VR (4) E=(VR/R0 )・(VIN+VX) (5) F=(VR/R0 )・(VIN+VX)−VW・R0 /2VR (6)
【0015】B点の出力は次段の理想ダイオード回路
5,6(C点〜F点も同様、それぞれ理想ダイオード回
路7と8,9と10,11と12,13と14)に入力
され0vでクリップされる(図2(c)参照)。この出
力G点、H点が差動増幅回路15(I点〜P点もそれぞ
れ差動増幅回路16〜19)に入力され、一方ではメン
バーシップ関数の高さ設定値VHが入力される。入力さ
れたG点〜P点が差動増幅回路15〜19により比較演
算され、VHだけ縦軸方向にシフトされた形でQ点〜U
点に出力される(図2(d)参照)。これらの出力が出
力バッファ20〜24に入力されると同時に理想ダイオ
ードにより0vでクリップされ、合同な五つの三角形型
メンバーシップ関数がV0 (NB〜PB)として出力さ
れる(図2(e)参照)。
【0016】また、VWを変化させることによりメンバ
ーシップ関数の間隔を変えることができる。これによっ
て、メンバーシップ関数の重なり具合を調整することが
できる(図3(a)参照)。
【0017】可変抵抗器VRを変化させると五つのメン
バーシップ関数を同時に横軸方向に伸縮させることがで
きる。この場合、VWによって調整したメンバーシップ
関数の重なり具合は変化しない(図3(b)参照)。さ
らにVXによって五つのメンバーシップ関数を同時に横
軸方向に動かすことができる(図3(c)参照)。
【0018】このように、VW,VR,VXといった三
つのパラメータによって「合同で等間隔な五つのメンバ
ーシップ関数」を自由に調整することができる。
【0019】なお、分圧回路25を構成する4つの抵抗
RRの値を個々に調整すれば、メンバーシップ関数の位
置を個々に調整することもできる。これにより、抵抗の
バラツキなどによるメンバーシップ関数の位置ずれを補
正することができる。その必要がなければ抵抗RRは固
定抵抗にしておいてもよい。
【0020】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、一つ
のユニットで複数の合同な三角形型メンバーシップ関数
を発生させることができる。また、メンバーシップ関数
の設定手順が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】 本発明によるメンバーシップ関数の生成過程
の説明図である。
【図3】 本発明によるメンバーシップ関数の調整の説
明図である。
【図4】 従来のメンバーシップ関数発生回路の例を示
す回路図である。
【図5】 複数のメンバーシップ関数の例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 基準辺発生回路、2 入力バッファ、3 右辺基準
発生回路、4 左辺基準発生回路、5,7,9,11,
13 J関数発生回路、6,8,10,12,14 Γ
関数発生回路、15,16,17,18,19 高さ設
定回路、20,21,22,23,24 出力バッフ
ァ、25 分圧回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メンバーシップ値がアナログ電圧で表現
    されるメンバーシップ関数発生回路において、(1)外
    部より与えられたメンバーシップ関数の傾きを正方向に
    シフトし、メンバーシップ関数の一方の辺の基準を発生
    させる一辺基準発生回路と、(2)外部より与えられた
    メンバーシップ関数の傾きを負方向にシフトし、メンバ
    ーシップ関数の他方の辺の基準を発生させる他辺基準発
    生回路と、(3)前記二つの辺基準発生回路で発生した
    メンバーシップ関数の一方の辺の基準と他方の辺の基準
    の間を、任意に分圧する分圧回路と、(4)前記分圧回
    路で発生した複数のメンバーシップ関数の辺の基準から
    メンバーシップ関数を発生させる回路とを備えたことを
    特徴とする複峰メンバーシップ関数発生回路。
JP5015621A 1993-02-02 1993-02-02 複峰メンバーシップ関数発生回路 Pending JPH06231284A (ja)

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