JP2623924B2 - Agc回路 - Google Patents
Agc回路Info
- Publication number
- JP2623924B2 JP2623924B2 JP16590890A JP16590890A JP2623924B2 JP 2623924 B2 JP2623924 B2 JP 2623924B2 JP 16590890 A JP16590890 A JP 16590890A JP 16590890 A JP16590890 A JP 16590890A JP 2623924 B2 JP2623924 B2 JP 2623924B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- digital
- agc
- signal
- gain
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子回路に関し、特にAGC回路に関する。
従来のAGC回路は第5図に示すようになっている。主
信号とゲイン制御信号を乗算して出力信号を得るための
アナログ乗算器からなるメインパスと、規格化用信号と
ゲイン制御信号を乗算するアナログ乗算器とアナログ乗
算器の出力信号とリファレンス信号とを比較演算しゲイ
ン制御信号を出力する差動増幅器とからなるAGCループ
から構成されている。ところが、このAGC回路中のアナ
ログ乗算器はDCオフセットの温度ドリフトが大きいとい
う特性をもっている。そのため、AGCループの中のアナ
ログ乗算器の温度ドリフトによりAGCゲインが温度によ
り変化してしまうという欠点を持っている。そこで上記
にさらに改良を加えた従来の技術として第6図に示され
るようなものがある。これは第5図のAGC回路のアナロ
グ乗算器をディジタル乗算器におきかえ、AGCループの
差動増幅器の役割をコンパレータと逐次比較論理回路に
おきかえたものである。ディジタル乗算器を第3図で示
される乗算型のD/Aコンバータで構成することにより、
温度ドリフトはアナログ乗算器に比較すると無視できる
ほどに減少し、第6図のAGC回路は温度変化によりAGCゲ
インが変化することはなくなる。
信号とゲイン制御信号を乗算して出力信号を得るための
アナログ乗算器からなるメインパスと、規格化用信号と
ゲイン制御信号を乗算するアナログ乗算器とアナログ乗
算器の出力信号とリファレンス信号とを比較演算しゲイ
ン制御信号を出力する差動増幅器とからなるAGCループ
から構成されている。ところが、このAGC回路中のアナ
ログ乗算器はDCオフセットの温度ドリフトが大きいとい
う特性をもっている。そのため、AGCループの中のアナ
ログ乗算器の温度ドリフトによりAGCゲインが温度によ
り変化してしまうという欠点を持っている。そこで上記
にさらに改良を加えた従来の技術として第6図に示され
るようなものがある。これは第5図のAGC回路のアナロ
グ乗算器をディジタル乗算器におきかえ、AGCループの
差動増幅器の役割をコンパレータと逐次比較論理回路に
おきかえたものである。ディジタル乗算器を第3図で示
される乗算型のD/Aコンバータで構成することにより、
温度ドリフトはアナログ乗算器に比較すると無視できる
ほどに減少し、第6図のAGC回路は温度変化によりAGCゲ
インが変化することはなくなる。
前述した第3図の乗算型D/Aコンバータの乗算特性
は、入力ディジタルコードの入力アナログ信号の積に比
例したものとなっている。そのためAGCゲインが最少の
付近と最大の付近とを比較してみると、同じ最少単位の
ディジタルコードの変化でも、そのときのAGCゲインに
対する重みが大きく異なってしまい、すべてのレンジで
なめらかなゲインの変化をするAGC動作が不可能である
という問題点がある。これを定量的に説明する。たとえ
ばNbitの乗算型D/Aコンバータの場合アナログ入力を
VIN、ディジタルコードの値をm、アナログ出力をVOUT
とすると VOUT=VIN・(m/2N) であるから (k,nは自然数) (1)式よりVOUTが2倍に変化するためにはk=2N-1
のときはn=2N-1であるのに対しk=1のときにはn=
1となりディジタルコードの値mの大きさによりAGCゲ
インに対するmの重みがまったく異なってしまうことが
わかる。つまり、mの値が小さいほど、AGCの分解能が
低下し、ゲイン変化はとびとびになりまたmの値が大き
くなるにつれその逆の特性になるというアンバランスを
生じていることがわかる。この様子を第4図−Bに示し
た。入力ディジタルコードが小さいところほどゲインの
変化が急峻になっていることがわかる。
は、入力ディジタルコードの入力アナログ信号の積に比
例したものとなっている。そのためAGCゲインが最少の
付近と最大の付近とを比較してみると、同じ最少単位の
ディジタルコードの変化でも、そのときのAGCゲインに
対する重みが大きく異なってしまい、すべてのレンジで
なめらかなゲインの変化をするAGC動作が不可能である
という問題点がある。これを定量的に説明する。たとえ
ばNbitの乗算型D/Aコンバータの場合アナログ入力を
VIN、ディジタルコードの値をm、アナログ出力をVOUT
とすると VOUT=VIN・(m/2N) であるから (k,nは自然数) (1)式よりVOUTが2倍に変化するためにはk=2N-1
のときはn=2N-1であるのに対しk=1のときにはn=
1となりディジタルコードの値mの大きさによりAGCゲ
インに対するmの重みがまったく異なってしまうことが
わかる。つまり、mの値が小さいほど、AGCの分解能が
低下し、ゲイン変化はとびとびになりまたmの値が大き
くなるにつれその逆の特性になるというアンバランスを
生じていることがわかる。この様子を第4図−Bに示し
た。入力ディジタルコードが小さいところほどゲインの
変化が急峻になっていることがわかる。
本発明のAGC回路は、A(主信号とゲイン制御用ディ
ジタルコードを入力とし、出力信号を発生する第1のデ
ィジタル乗算器によって形成されるメインパス)とB
(規格化用信号とゲイン制御用ディジタルコードを入力
とする第2のディジタル乗算器と、第2のディジタル乗
算器の出力とリファレンス信号を比較するコンパレータ
と、コンパレータの出力を入力としゲイン制御用ディジ
タルコードを出力する逐次比較論理回路によって形成さ
れるディジタルAGCループ)とによって形成されるAGC回
路において、第1と第2のディジタル乗算器の特性を、
ゲインの最少ステップの大きさの対数値が一定の値にな
るようにしたことを特徴としている。
ジタルコードを入力とし、出力信号を発生する第1のデ
ィジタル乗算器によって形成されるメインパス)とB
(規格化用信号とゲイン制御用ディジタルコードを入力
とする第2のディジタル乗算器と、第2のディジタル乗
算器の出力とリファレンス信号を比較するコンパレータ
と、コンパレータの出力を入力としゲイン制御用ディジ
タルコードを出力する逐次比較論理回路によって形成さ
れるディジタルAGCループ)とによって形成されるAGC回
路において、第1と第2のディジタル乗算器の特性を、
ゲインの最少ステップの大きさの対数値が一定の値にな
るようにしたことを特徴としている。
次に本発明について図面を参照して説明する。第1図
は本発明のAGC回路に使用されるディジタル乗算器のブ
ロック図であり、第2図は第1図のブロックを構成する
単位ブロック6の回路図である。第2図において、入力
信号1はRAとRBによる分圧回路に入力され、スイッチ4
は入力信号1または分圧電圧7をボルテージフォロア5
に入力し、ボルテージフォロア5の出力は出力信号2と
なる。スイッチ4はスイッチ制御信号3によって切り換
わる。
は本発明のAGC回路に使用されるディジタル乗算器のブ
ロック図であり、第2図は第1図のブロックを構成する
単位ブロック6の回路図である。第2図において、入力
信号1はRAとRBによる分圧回路に入力され、スイッチ4
は入力信号1または分圧電圧7をボルテージフォロア5
に入力し、ボルテージフォロア5の出力は出力信号2と
なる。スイッチ4はスイッチ制御信号3によって切り換
わる。
第1図は第2図の単位ブロック6を直列接続したもの
で、前段の出力信号が後段の入力信号となるように接続
してある。今、N個の単位ブロック6が直列接続されて
いるとする。各単位ブロックのRA,RBの値をそれぞれ適
当に選ぶことにより、n段目の分圧器の減衰比が−2
n+M-1dBとなるよう選べば0dBから−(2N+2M)dBまで−
2MdBステップで2N通りのゲインをスイッチ制御信号3に
よって変化させることが可能である。(Mは整数)第1
図において入力信号1をVIN、出力信号2をVOUT、ゲイ
ン制御用ディジタルコードの値をmとすれば、mのバイ
ナリー表示の各bitとスイッチ制御信号3の対応を適当
にとることにより第1図の回路の入出力特性を VOUT=VIN・[{(−2M)・(m−1)}dB] とすることができる。
で、前段の出力信号が後段の入力信号となるように接続
してある。今、N個の単位ブロック6が直列接続されて
いるとする。各単位ブロックのRA,RBの値をそれぞれ適
当に選ぶことにより、n段目の分圧器の減衰比が−2
n+M-1dBとなるよう選べば0dBから−(2N+2M)dBまで−
2MdBステップで2N通りのゲインをスイッチ制御信号3に
よって変化させることが可能である。(Mは整数)第1
図において入力信号1をVIN、出力信号2をVOUT、ゲイ
ン制御用ディジタルコードの値をmとすれば、mのバイ
ナリー表示の各bitとスイッチ制御信号3の対応を適当
にとることにより第1図の回路の入出力特性を VOUT=VIN・[{(−2M)・(m−1)}dB] とすることができる。
であり、乗算型D/Aコンバータについて求めた(1)式
と異なり(2)式は右辺にkを含まないのでこの回路は
ゲイン制御用ディジタルコードの値mがいくつであろう
ともAGCゲインに対するmの重みは一定であることがわ
かる。この様子を第4図−Aに示した。入力出力コード
の大きさに関係なく、ゲイン変化は一定である。
と異なり(2)式は右辺にkを含まないのでこの回路は
ゲイン制御用ディジタルコードの値mがいくつであろう
ともAGCゲインに対するmの重みは一定であることがわ
かる。この様子を第4図−Aに示した。入力出力コード
の大きさに関係なく、ゲイン変化は一定である。
以上説明したように本発明は、AGC回路に使用するデ
ィジタル乗算器の特性をゲインの最少ステップの大きさ
の対数値が一定の値になるようにすることによりすべて
のAGCレンジにおいて等しいなめらかさでゲイン変化を
する。つまりすべてのAGCレンジにおいて等しい分解能
をもったAGC回路を実現することができる。
ィジタル乗算器の特性をゲインの最少ステップの大きさ
の対数値が一定の値になるようにすることによりすべて
のAGCレンジにおいて等しいなめらかさでゲイン変化を
する。つまりすべてのAGCレンジにおいて等しい分解能
をもったAGC回路を実現することができる。
第1図は本発明のAGC回路に使用するディジタル乗算器
のブロック図、第2図は第1図のブロックを構成する単
位ブロックの回路図、第3図は従来の乗算型D/Aコンバ
ータの回路図、第4図は第1図と第3図の回路の乗算特
性を比較したグラフ、第5図と第6図はAGC回路のブロ
ック図である。 1……入力信号、2……出力信号、3……スイッチ制御
信号、4……スイッチ、5……ボルテージフォロア、6
……単位ブロック、7……分圧電圧。
のブロック図、第2図は第1図のブロックを構成する単
位ブロックの回路図、第3図は従来の乗算型D/Aコンバ
ータの回路図、第4図は第1図と第3図の回路の乗算特
性を比較したグラフ、第5図と第6図はAGC回路のブロ
ック図である。 1……入力信号、2……出力信号、3……スイッチ制御
信号、4……スイッチ、5……ボルテージフォロア、6
……単位ブロック、7……分圧電圧。
Claims (1)
- 【請求項1】主信号とゲイン制御用ディジタルコードを
入力とし、出力信号を発生する第1のディジタル乗算器
によって形成されるメインパスと、規格化用信号とゲイ
ン制御用ディジタルコードを入力とする第2のディジタ
ル乗算器、この第2のディジタル乗算器の出力とリファ
レンス信号を比較するコンパレータ、およびコンパレー
タの出力を入力としゲイン制御用ディジタルコードを出
力する逐次比較論理回路によって形成されるディジタル
AGCループとによって形成されるAGC回路において、前記
第1と第2のディジタル乗算器の特性を、ゲインの最小
ステップの大きさの対数値が一定の値になるようにした
ことを特徴とするAGC回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16590890A JP2623924B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | Agc回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16590890A JP2623924B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | Agc回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0454715A JPH0454715A (ja) | 1992-02-21 |
JP2623924B2 true JP2623924B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=15821294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16590890A Expired - Lifetime JP2623924B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | Agc回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623924B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP16590890A patent/JP2623924B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0454715A (ja) | 1992-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7944382B2 (en) | Exponential digital to analog converter | |
SE438223B (sv) | Krets for automatisk reglering av forsterkning som appliceras pa en insignal | |
US5028926A (en) | Successive type analog-to-digital converter with a variable reference voltage for the digital to analog converter | |
US4628276A (en) | Logarithmically linearly controlled variable gain amplifier | |
US4584558A (en) | Analog/digital converter | |
JPH05196661A (ja) | プログラム可能なヒステリシスを有する比較器およびプログラム可能なヒステリシスを導出するための方法 | |
EP1202460B1 (en) | Logarithmic a/d converter, method of logarithmic a/d conversion, logarithmic d/a converter, method of logarithmic d/a conversion, and system for measuring physical quantity | |
JP2623924B2 (ja) | Agc回路 | |
US5298868A (en) | Gain control amplifier | |
US4142185A (en) | Logarithmic analog-to-digital converter | |
JPH07202608A (ja) | 非線形回路 | |
US10797715B2 (en) | Filtering method and filter | |
US4851844A (en) | D/A converter with switched capacitor control | |
US3999181A (en) | Non-linear digital-to-analog convertor | |
JPS58146114A (ja) | レベルコントロ−ル回路 | |
JPS5919438B2 (ja) | ダイナミック制御レンジの大きな制御装置 | |
US4866443A (en) | A/D converter having multiplication function | |
US4464727A (en) | Parabolic function generator | |
JPH0644697B2 (ja) | 利得制御回路 | |
US4034304A (en) | Method and apparatus for generating a non-linear signal | |
JPH0883128A (ja) | 自動調整回路 | |
US4864304A (en) | Analog voltage signal comparator circuit | |
JP2611242B2 (ja) | 振幅圧縮伸長回路 | |
JP2771704B2 (ja) | 自動利得制御回路 | |
KR0149323B1 (ko) | 디지탈 방식의 오디오 음량 조절장치 |