JPH0883128A - 自動調整回路 - Google Patents

自動調整回路

Info

Publication number
JPH0883128A
JPH0883128A JP6219336A JP21933694A JPH0883128A JP H0883128 A JPH0883128 A JP H0883128A JP 6219336 A JP6219336 A JP 6219336A JP 21933694 A JP21933694 A JP 21933694A JP H0883128 A JPH0883128 A JP H0883128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output value
output
value
vout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6219336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2723052B2 (ja
Inventor
Masami Tsugita
雅美 次田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6219336A priority Critical patent/JP2723052B2/ja
Priority to US08/526,209 priority patent/US5610504A/en
Publication of JPH0883128A publication Critical patent/JPH0883128A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2723052B2 publication Critical patent/JP2723052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/575Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices characterised by the feedback circuit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1〜第n(nは正の整数)の各クロックタ
イミング(以下、CT)毎に基準値に対する出力値の誤
差に応じてその出力値を変化制御する自動調整回路にお
いて、調整を一定時間で終了できるようにする。 【構成】 第i(iは1〜nの整数)のCTにおける誤
差と第(i−1)のCTにおける誤差との符号の一致性
を判断する。判断結果が一致を示したとき最後に符号が
変化した変化直前の出力値と第iのCTにおける出力値
との略中間値を第iのCTにおける出力値とする。判断
結果が不一致を示したとき第(i−1)のCTにおける
出力値と第iのCTにおける出力値との略中間値を第
(i+1)のCTにおける出力値とする。出力電圧Vou
t が一定時間で基準電圧Vref と同一になって調整が終
了するので、次の信号処理等のタイミングの設計を容易
にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動調整回路に関し、特
に電圧値や繰返周波数値を自動調整する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回路としては、公知文献
“A SINGLE―CHIP VIDEO―PROC
ESSING IC MADE BY AN IMPR
OVED BI―CMOS PROCESS”(199
2 IEEE WPN15.7,T.Tamura,)
に記載されているものがある。これは、図9に示されて
いるように、基準電圧2と出力電圧5とを比較する比較
器(COMP)1と、この比較結果に応じてカウントア
ップ又はカウントダウン動作を行うアップダウンカウン
タ(UP/DOWN COUNTER)30と、このカ
ウンタの出力であるディジタル値をアナログ値に変換す
るD/Aコンバータ4と、このD/A変換後のアナログ
値に応じて入力電圧のレベルシフトを行うレベルシフト
回路(LEVEL SHIFT)71とを含んで構成さ
れている。なお、入力端子6への入力信号はRGBであ
り、レベルシフト回路71を含む出力回路7における負
荷はCRT70である。
【0003】かかる構成において、この従来の自動調整
回路は、出力電圧5を基準電圧2と比較して、基準電圧
2と同じになるように出力電圧を変化制御するものであ
る。すなわち、出力電圧5と基準電圧2とを比較器1に
て比較し、この比較器1の出力に応じて8ビットのアッ
プダウンカウンタ30のカウント値を出力電圧値が基準
電圧値に接近する方向に変化させるのである。そして、
そのカウント値をD/A変換してレベルシフト回路71
を制御し、この出力電圧を再び基準電圧2と比較し、互
いに電圧値が等しくなるまで以上の動作を繰返すことに
よって出力電圧の電圧調整を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自動調
整回路では、アップダウンカウンタ30を用いている。
このアップダウンカウンタ30は、“1”ずつ値を変え
ていくので、初期の電圧から目的の電圧まで移行するの
に1クロック毎にカウンタ30の変化分“1”に対応す
る電圧値しか変化しないために電圧は徐々に変化してい
く。このため、目的の基準電圧をVref 、出力電圧をV
out とすると、Vref とVout との差が大きい場合ほ
ど、目的の電圧(Vref )に至るまでの時間がかかる。
したがって、目的の電圧(Vref )と出力電圧(Vout
)との差が小さい場合には数クロックで電圧の調整が
終了となる。
【0005】ここで、8ビットのアップダウンカウンタ
を考えると、制御できる最低電圧から最高電圧まで25
6段階の出力が可能になる。初期値を中央にセットし、
目的の電圧が制御できる電圧範囲のうちの最低電圧にあ
る場合は、128段階の電圧制御を経て目的電圧に到達
する。この間、128クロック分の時間が必要になる。
【0006】しかし、目的の電圧がアップダウンカウン
タの初期値付近にある場合(カウンタの10段階程度の
電圧差を想定)、10クロックで電圧調整が終了するこ
とになる。
【0007】もし、電圧調整の後に他の信号処理等が続
く場合を考慮すると、上記の設定の場合には次の処理の
前に電圧調整の時間として128クロック分の時間を必
ず空けておかなくてはならない。このことは、目的の電
圧値が初期値に近い場合は非常に早く電圧調整が終了す
るが、目的の電圧値が初期値から離れている場合は調整
に長時間かかるということを意味している。さらに、次
の処理まで最大時間を空けて置かなければならないとい
う欠点がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は一定時間で調
整が終了し、次の信号処理等のタイミングの設計を容易
にすることのできる自動調整回路を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による自動調整回
路は、第1〜第n(nは正の整数、以下同じ)の各クロ
ックタイミング毎に基準値に対する出力値の誤差に応じ
て該出力値を変化制御する自動調整回路であって、第i
(iは1〜nの整数、以下同じ)のクロックタイミング
における誤差と第(i−1)のクロックタイミングにお
ける誤差との符号の一致性を判断する判断手段と、この
判断結果が一致を示したとき最後に符号が変化した変化
直前の出力値と第iのクロックタイミングにおける出力
値との略中間値を第iのクロックタイミングにおける出
力値とし前記判断結果が不一致を示したとき第(i−
1)のクロックタイミングにおける出力値と第iのクロ
ックタイミングにおける出力値との略中間値を第(i+
1)のクロックタイミングにおける出力値とする出力値
決定手段とを含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】出力電圧と基準電圧とを比較する。以前の状態
と比較して比較器の出力が変化するときはクロック1つ
前の出力電圧と2つ前の出力電圧との中間値を次の出力
電圧として設定し、符号が変わらないときは符号が変わ
る直前の値との中間値を次の出力電圧として設定する。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0012】図1は本発明による自動調整回路の第1の
実施例の構成を示すブロック図であり、図9と同一部分
は同一符号により示されている。図9の構成と異なる点
は、アップダウンカウンタの代りに、出力電圧と基準電
圧との比較結果に応じて後述する電圧調整を行う電圧調
整ロジック3が設けられている点である。なお、このロ
ジック3は比較器1の出力に応じて動作するスイッチ回
路(SW)31と、この動作に応じて値を保持するレジ
スタ(REGISTER)32とを含んで構成されてい
る。
【0013】本実施例の回路は、バイナリサーチ形式に
よって電圧調整を行うものであり、電圧の調整をする過
程での次の出力電圧Vout は次の方法により決定する。
【0014】すなわち、出力電圧Vout と基準電圧Vre
f とを比較したとき、以前の状態と比較して比較器の出
力が変化するときはクロック1つ前の出力電圧と2つ前
の出力電圧との中間値を次の出力電圧Vout として設定
し、符号が変わらないときは符号が変わる直前の値との
中間値を次の出力電圧Vout として設定する。
【0015】初期値を最大電圧Vmax と最小電圧Vmin
との中心値に設定したと仮定して、出力電圧Vout の初
期値が出力電圧Vout(0)>基準電圧Vref の場合は電圧
Vout(0)と電圧Vmax との中間値を次の電圧Vout(1)と
する。
【0016】ここで、電圧Vout(1)>電圧Vref の場
合、次の出力電圧Vout(2)はVout(2)<Vout(1)にしな
ければならないので、電圧Vout(2)はVout(1)とVout
(0)との中間に設定する。一方、Vout(1)<Vref の場
合は電圧Vout(2)は電圧Vout(1)と電圧Vmax との中間
値に設定する。
【0017】以上のように、電圧Vout と電圧Vref と
を比較しながら次の電圧Vout を決定して電圧を調整す
ることで、8クロック目にはVout =Vref となる。要
するに、出力電圧Vout と基準電圧Vref とを比較し、
現在のクロック以前の値と比較して符号が変わるときは
クロック1つ前の出力電圧と2つ前の出力電圧との中間
値を電圧Vout として出力し、符号が変わらないときは
符号が変わる直前の出力電圧とクロック1つ前の出力電
圧との中間値を電圧Vout として出力するのである。な
お、最初のクロックでの電圧調整は、Vout >Vref の
場合は電圧Vout と電圧Vmax との中間値を、Vout <
Vref の場合は電圧Vout と電圧Vminとの中間値を、
次の出力電圧Vout とする。
【0018】ここで、図1中のレベルシフト回路71に
ついては、例えば図2に示されている構成が考えられ
る。すなわち、D/A変換回路の出力40を制御入力と
し、この制御入力電圧により制御された電流Iにより、
VCC−R1 ×Iなる電圧を作り、その直流電圧にコンデ
ンサCを介して入力端子6の入力信号を乗せて出力する
のである。図中のVCCは電源電圧、R1 及びR2 は抵
抗、Trはトランジスタである。
【0019】次に、電圧調整ロジック3における電圧調
整方法について説明する。まず、8ビットの場合を例に
とって考え、ロジック3内のレジスタ32の初期値を8
0h[10000000]とする。
【0020】最初0クロック目の出力は[100000
00]に対応する電圧(電圧調整可能範囲の中央)にな
る。1クロック目の出力は、MSB(Most Sig
nificant Bit)から2ビット目の値に、電
圧を下げたいとき(−1)を加え[0100000
0]、電圧を上げたいとき(+1)を加える[1100
0000]。
【0021】2クロック目の出力はMSBから3ビット
目の値に比較器の出力に応じて同様に操作し、nクロッ
ク目にはMSBからn+1ビット目に対して同様の操作
を行う。そして、7クロック目にはLSB(Least
SignificantBit)まで調整が全て終了
する。
【0022】実際の回路では、比較器の出力に応じて
“11”及び“01”を択一的に送出する。スイッチ回
路31を切替え、連続した2ビットをレジスタ32へ上
位ビットから順に入力する。そのレジスタ32の値をD
/A変換し、得た出力電圧を再びコンパレータで比較
し、この比較結果を再びレジスタの前回より1ビット下
位のビットにずらして入力する。この作業を繰返すこと
により、LSBに入力した時点におけるレジスタ32の
値は、出力電圧を最も基準電圧Vref (目的の電圧)に
近い値とする値になる。これらスイッチ回路31及びレ
ジスタ32を含む電圧調整ロジック3の具体的構成につ
いては後述する。
【0023】以下、出力電圧の調整過程を具体的に説明
する。
【0024】ここでは、基準電圧Vref =0.5〜3
[V]、初期出力電圧Vout(0)=1.5[V]、最大電
圧Vmax =3[V]、最小電圧Vmin =0[V]である
ものとする。
【0025】以下、基準電圧Vref =2.5[V]の場
合について説明する。
【0026】初期出力電圧Vout(0)=1.5[V]であ
り、 Vout(0)<Vref なので、Vout(1)={Vout(0)+V
max }/2=2.25[V] Vout(1)<Vref なので、Vout(2)={Vout(1)+V
max }/2=2.63[V] Vout(2)>Vref なので、Vout(3)={Vout(2)+V
out(1)}/2=2.44[V] Vout(3)<Vref なので、Vout(4)={Vout(3)+V
out(2)}/2=2.53[V] Vout(4)>Vref なので、Vout(5)={Vout(4)+V
out(3)}/2=2.49[V] Vout(5)<Vref なので、Vout(6)={Vout(5)+V
out(4)}/2=2.51[V] Vout(6)>Vref なので、Vout(7)={Vout(6)+V
out(5)}/2=2.50[V] となり、電圧調整が終了となる。
【0027】以上の〜の各状態における電圧Vout
(0)〜Vout(7)を図示したものが図3である。すなわ
ち、図3には各クロック毎の出力電圧Vout が表されて
いる。
【0028】同図に示されているように初期出力電圧V
out(0)=1.5[V]であり、これが第1クロック目
(上記のの状態)ではVout(0)<Vref なので、Vou
t(1)=2.25[V]となる。
【0029】第2クロック目(上記のの状態)ではV
out(1)<Vref なので、Vout(2)=2.63[V]とな
る。
【0030】第3クロック目(上記のの状態)ではV
out(2)>Vref なので、Vout(3)=2.44[V]とな
る。
【0031】第4クロック目(上記のの状態)ではV
out(3)<Vref なので、Vout(4)=2.53[V]とな
る。
【0032】第5クロック目(上記のの状態)ではV
out(4)>Vref なので、Vout(5)=2.49[V]とな
る。
【0033】第6クロック目(上記のの状態)ではV
out(5)<Vref なので、Vout(6)=2.51[V]とな
る。
【0034】第7クロック目(上記のの状態)ではV
out(6)>Vref なので、Vout(7)=2.50[V]とな
る。
【0035】以上により、出力電圧Vout が基準電圧V
ref と等しくなる。
【0036】次に、以上の処理を実現する電圧調整ロジ
ック3の内部構成について説明する。図4は図1中の電
圧調整ロジック3の内部構成例を示すブロック図であ
る。
【0037】図において、電圧調整ロジック3は、D/
A変換回路4への8ビットの出力に対応して設けられた
8個のD型FF(フリップフロップ)D20〜D27か
らなるレジスタと、この8個の各D型FFに対応して設
けられ比較器1の比較結果に応じて動作し対応するFF
の保持値を確定させるスイッチ回路(SW)S10〜S
17と、これらのスイッチ回路を上位ビットから下位ビ
ットまで順に2つずつ動作させるべくシフト動作するD
10〜D18のD型FFによるシフトレジスタとを含ん
で構成されている。なお、図中のINは比較器1の比較
結果が印加される入力端子、T7〜T0は出力端子、R
ESETはリセット端子、CLKはクロック端子であ
る。
【0038】ここで、図4中の各スイッチ回路の内部構
成について説明する。図5は各スイッチ回路の内部構成
例を示す回路図であり、図4と同等部分は同一符号によ
り示されている。
【0039】図示されているように、端子S2及び端子
Cの信号を入力とするナンド回路51、このナンド回路
51の出力及び端子S1の信号を入力とするアンド回路
52、端子I及び端子S1の信号の反転値を入力とする
アンド回路53と、アンド回路52及び53の出力を入
力とするオア回路54とから構成されている。なお、図
5において図4と同等部分は同一符号により示されてい
る。
【0040】かかる構成からなるスイッチ回路は、端子
S1が論理“0”で端子Iが論理“1”のとき、又は端
子S1が論理“1”で端子S2及び端子Cの少なくとも
一方が論理“0”のとき、端子OUTが論理“1”とな
るように動作する。
【0041】後述するように各スイッチ回路は2つずつ
有効になり、有効になった2つのスイッチ回路のうちの
上位ビット側のスイッチ回路の端子S1が論理“1”、
下位ビット側のスイッチ回路の端子S2が論理“1”と
なる。
【0042】そして、端子S1が論理“1”で端子Cが
論理“0”であれば端子OUTが論理“1”となるの
で、有効になった2つのスイッチ回路のうちの上位ビッ
ト側のスイッチ回路に対応するFFに論理“1”が保持
されることになる。
【0043】また、端子S2が論理“1”で端子Cが論
理“0”であれば端子OUTが論理“1”となるので、
有効になった2つのスイッチ回路のうちの下位ビット側
のスイッチ回路に対応するFFに論理“1”が保持され
ることになる。
【0044】図4に戻り、出力端子T7〜T0は、端子
T7がMSB、端子T0がLSBであるものとし、本例
では出力端子T7〜T0の初期値は上位ビット(端子T
7)から順に[11000000]であるものとする。
【0045】かかる構成において、リセット端子RES
ETが論理“1”から“0”に切替ったときに本ロジッ
ク3は動作を開始する。リセット端子RESETが
“0”になったことにより全てのFFD10〜D18及
びD20〜D27が動作を開始する。
【0046】第1のクロックタイミングにおいては、F
FD18及びD17のQ出力によってスイッチ回路S1
7及びS16が有効になり、符号の比較結果に応じてF
FD27、D26に“01”及び“11”のいずれか一
方が入力され保持される。
【0047】第2のクロックタイミングにおいては、F
FD17及びD16のQ出力によってスイッチ回路S1
6及びS15が有効になり、符号の比較結果に応じてF
FD26、D25に“11”及び“01”のいずれか一
方が入力され保持される。
【0048】以下同様に、第7のクロックタイミングま
で順に2ビットずつ定めていくのである。
【0049】つまり、出力電圧値のMSBである2n
ット目から該出力値のLSBである21 ビット目まで順
に2j (jはn〜2の整数、以下同じ)ビット目及び2
j-1ビット目の2ビットを符号の比較結果に応じて“1
1”及び“01”のいずれか一方に定めているのであ
る。この2ビットずつ確定していく動作を、上述した
〜の各状態における電圧Vout(1)〜Vout(7)と対応づ
けると以下のようになる。
【0050】Vout(1)=[11000000] Vout(2)=[11100000] Vout(3)=[11010000] Vout(4)=[11011000] Vout(5)=[11010100] Vout(6)=[11010110] Vout(7)=[11010101] なお、上記の下線は、その部分のビットに対応するFF
が有効になり“11”及び“01”のいずれか一方に定
められている様子を示す。
【0051】ところで、上述した動作を一般的に示せ
ば、以下のようになる。
【0052】すなわち、本例の自動調整回路は、第1〜
第nの各クロックタイミング毎に基準値に対する出力値
の誤差に応じて該出力値を変化制御する回路であること
を前提としている。そして、第iのクロックタイミング
における誤差と第(i−1)のクロックタイミングにお
ける誤差との符号の一致性を判断し、この判断結果が一
致を示したとき最後に符号が変化した変化直前の出力値
と第iのクロックタイミングにおける出力値との略中間
値を第iのクロックタイミングにおける出力値としてい
るのである。また、判断結果が不一致を示したとき第
(i−1)のクロックタイミングにおける出力値と第i
のクロックタイミングにおける出力値との略中間値を第
(i+1)のクロックタイミングにおける出力値として
いるのである。
【0053】以上のように、自動調整回路の第iのクロ
ックタイミングにおける出力値及び第i−1のクロック
タイミングにおける出力値により第i+1のクロックタ
イミングにおける出力値が決定されるのである。
【0054】ここで、上記第1の実施例によれば、8ク
ロックで(8ビットの場合、レジスタに7回入力)調整
が終了となる。8ビットでは256段階の出力が得られ
るので、従来のようにアップダウンカウンタを用いる構
成では、基準電圧と出力電圧との差がない場合は一瞬で
調整が終わるが、差が大きい場合は最大128クロック
(基準電圧と出力電圧との差が、最大電圧と最小電圧と
の1/2を想定した場合)かかってしまう。これに対
し、本実施例においては常に8クロックの一定時間で調
整が終わるため、次の信号処理等のタイミング設計が容
易になるのである。
【0055】なお、本例ではD/A変換回路が8ビット
の場合について説明したが、それ以外の数のビットの場
合についても本発明が適用できることは明らかである。
調整する対象の最小可能調整幅に応じて適切なビット数
を選択することが望ましい。つまり、出力可能電圧の最
大幅に対して微小な調整を行う場合にはビット数を大き
くする必要がある。もっとも、ビット数をあまり大きく
すると微小な調整が可能になる反面、調整時間が長くな
る。
【0056】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図6は本発明による自動調整回路の第2の実施例
の構成を示すブロック図であり、図1と同等部分は同一
符号により示されている。図には繰返周波数を変化制御
する構成が示されている。
【0057】すなわち、本例の回路は、入力信号の位相
を90度ずらす位相シフト回路(Phase Shif
t)8と、バンドパスフィルタ(BPF)9と、入力信
号とその位相を90度ずらした後の信号とを掛算する掛
算回路(Multiplier)10と、この掛算回路
10の出力を平滑化するコンデンサ12と、この平滑し
た電圧を基準電圧2と比較する比較器1とを含んで構成
されている。そして、比較器1の比較結果は自動調整ロ
ジック11に入力され、自動調整ロジック11はアナロ
グ信号に変換した後の制御信号90をバンドパスフィル
タ9の制御端子に帰還されている。
【0058】かかる構成において、入力端子6から入力
された信号は位相シフト回路8において、そのままの信
号(位相0度とする)とその信号に対して位相を90度
ずらした信号との2つを出力する。位相0度の信号はバ
ンドパスフィルタ9を通過した後、位相90度の信号と
共に掛算回路10に入力される。この掛算回路10の出
力はコンデンサ12で平滑化される。そして、この平滑
した電圧と基準電圧2との位相差がバンドパスフィルタ
9における中心周波数f0のズレ量になる。この2つの
信号は比較器1で比較され、その比較結果が自動調整ロ
ジック11に入力される。
【0059】この自動調整ロジック11の出力をバンド
パスフィルタ9へ帰還することで、入力信号の周波数を
フィルタ9の中心周波数f0に短時間で自動調整するこ
とができる。すなわち、入力信号の周波数がバンドパス
フィルタ9の中心周波数f0と等しいときにはバンドパ
スフィルタの出力の位相が0度になるが、周波数f0か
らズレると、そのズレの大きさに応じてその出力の位相
が変化するのである。
【0060】このバンドパスフィルタ9は自動調整ロジ
ック11から帰還される制御信号90により中心周波数
f0が調整できるように構成されている。例えば、図8
に示されているように、2つのオペアンプOP1及びO
P2並びに3つのコンデンサでアクティブフィルタを構
成し、オペアンプOP1及びOP2の相互コンダクタン
スgmを制御信号90で変化制御すれば良い。なお、図
において各コンデンサの伝達係数をS1、S2、S3と
し、入力を“1”、出力をxとすれば、このフィルタの
伝達関数はx=S1/{S2(S1+S3)+S1+
1}となる。
【0061】次に、掛算回路10の動作について図7を
参照して説明する。位相0度の信号を基準にし、位相シ
フト回路8の出力が正しく位相90度であれば、両者を
掛算回路10で掛合わせることにより、図示されている
斜線部分の幅に相当する幅の波形が出力される。
【0062】これに対し、位相シフト回路8の出力が位
相90度からズレて、90度−αになると掛算回路10
からは幅の大なる波形が出力される。また、位相シフト
回路8の出力が位相90度からズレて、90度+αにな
ると掛算回路10からは幅の小なる波形が出力される。
したがって、掛算回路10の出力をコンデンサ12で積
分すれば波形幅に応じた値の電圧となり、この電圧が比
較器1において基準電圧と比較されるのである。よっ
て、その比較結果に応じた制御信号をバンドパスフィル
タ9へ帰還すれば、掛算回路10の出力電圧と基準電圧
とが等しくなるようにバンドパスフィルタ9が調整され
るのである。
【0063】なお、基準電圧2の値については、入力信
号の繰返周波数とバンドパスフィルタの中心周波数f0
とが同一である時における掛算回路10の出力をコンデ
ンサ12の容量値で積分した電圧値とすれば良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、符号の変
化に応じて2つのクロックタイミングにおける出力値同
士の略中間値を次のクロックタイミングにおける出力値
とすることにより、調整が一定時間で終了するので、次
の信号処理等のタイミングの設計を容易にすることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による自動調整回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1中のレベルシフト回路の内部構成例を示す
回路図である。
【図3】図1の自動調整回路の動作例を示す波形図であ
る。
【図4】図1中の電圧調整ロジックの内部構成例を示す
回路図である。
【図5】図4中の各スイッチ回路の内部構成例を示す回
路図である。
【図6】本発明の第2の実施例による自動調整回路の構
成を示すブロック図である。
【図7】図6の回路の動作を示す波形図である。
【図8】図6中のバンドパスフィルタの内部構成例を示
す回路図である。
【図9】従来の自動調整回路の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 比較器 2 基準電圧 3、11 電圧調整ロジック 4 D/A変換回路 8 位相シフト回路 9 バンドパスフィルタ 10 掛算回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1〜第n(nは正の整数、以下同じ)
    の各クロックタイミング毎に基準値に対する出力値の誤
    差に応じて該出力値を変化制御する自動調整回路であっ
    て、第i(iは1〜nの整数、以下同じ)のクロックタ
    イミングにおける誤差と第(i−1)のクロックタイミ
    ングにおける誤差との符号の一致性を判断する判断手段
    と、この判断結果が一致を示したとき最後に符号が変化
    した変化直前の出力値と第iのクロックタイミングにお
    ける出力値との略中間値を第iのクロックタイミングに
    おける出力値とし前記判断結果が不一致を示したとき第
    (i−1)のクロックタイミングにおける出力値と第i
    のクロックタイミングにおける出力値との略中間値を第
    (i+1)のクロックタイミングにおける出力値とする
    出力値決定手段とを含むことを特徴とする自動調整回
    路。
  2. 【請求項2】 前記基準値及び出力値はnビットのディ
    ジタル値であり、前記出力値決定手段は前記出力値のM
    SBである2n ビット目から該出力値のLSBである2
    1 ビット目まで順に2j (jはn〜2の整数、以下同
    じ)ビット目及び2j-1 ビット目の2ビットを前記判断
    結果に応じて“11”及び“01”のいずれか一方に定
    めることを特徴とする請求項1記載の自動調整回路。
  3. 【請求項3】 前記出力値決定手段は、前記誤差に応じ
    て前記出力値の電圧レベルを変化制御することを特徴と
    する請求項1又は2記載の自動調整回路。
  4. 【請求項4】 前記出力値決定手段は、前記誤差に応じ
    て前記出力値の繰返周波数を変化制御することを特徴と
    する請求項1又は2記載の自動調整回路。
JP6219336A 1994-09-14 1994-09-14 自動調整回路 Expired - Fee Related JP2723052B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219336A JP2723052B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 自動調整回路
US08/526,209 US5610504A (en) 1994-09-14 1995-09-11 Automatic regulating circuit for regulating target signal through binary search

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219336A JP2723052B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 自動調整回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0883128A true JPH0883128A (ja) 1996-03-26
JP2723052B2 JP2723052B2 (ja) 1998-03-09

Family

ID=16733868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6219336A Expired - Fee Related JP2723052B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 自動調整回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5610504A (ja)
JP (1) JP2723052B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5959442A (en) * 1997-09-30 1999-09-28 Intel Corporation Buck converter
JP4105314B2 (ja) * 1998-12-24 2008-06-25 富士通株式会社 Dc−dcコンバータ回路および電池駆動型装置
DE10346965A1 (de) * 2003-10-09 2005-06-02 Siemens Ag Spannungsregelung für räumlich entfernte Verbraucher
US7038437B2 (en) * 2003-12-31 2006-05-02 Agilent Technologies, Inc. Programmable power supply having digitally implemented slew rate controller
US7554306B2 (en) * 2007-04-27 2009-06-30 Skyworks Solutions, Inc. Low drop out voltage regulator circuit assembly
TWI503644B (zh) * 2012-10-05 2015-10-11 Faraday Tech Corp 電壓調節器校正電路

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE791943A (fr) * 1972-02-18 1973-03-16 Telecomunicazioni Soc It Regulateur de tension et/ou de courant
US4438498A (en) * 1981-07-13 1984-03-20 Tektronix, Inc. Power supply output monitoring method and apparatus
US5432693A (en) * 1993-04-01 1995-07-11 Ford Motor Company Digital pulse width modulator circuit with proportional dither

Also Published As

Publication number Publication date
US5610504A (en) 1997-03-11
JP2723052B2 (ja) 1998-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4967140A (en) Current-source arrangement
US5028926A (en) Successive type analog-to-digital converter with a variable reference voltage for the digital to analog converter
US4517549A (en) Weighted capacitor analogue-digital converters
JP2000059220A (ja) アナログ/ディジタル変換器制御方法
US4595910A (en) Digital-to-analog converter useful in a television receiver
US20040174286A1 (en) Digital to analog convertor
JPH10242861A (ja) アナログ/ディジタル変換器制御方法
US5157400A (en) Automatic reference voltage controller of integral analog/digital converter
JP2723052B2 (ja) 自動調整回路
US4459580A (en) DA Converter
US5355134A (en) Digital to analog converter circuit
US5455583A (en) Combined conventional/neural network analog to digital converter
US4631694A (en) Sine wave synthesizer
JPH05152960A (ja) Ad変換器
JP2000059183A (ja) 同期逓倍クロック信号生成回路
US5144310A (en) A/D converter utilizing successive approximation
US4864304A (en) Analog voltage signal comparator circuit
JPH0758912B2 (ja) 高速セトリングd/a変換器
JPH05276036A (ja) A/dコンバータのオフセット補償回路
JPH04192914A (ja) 半導体集積回路
JPS61144930A (ja) 信号形成回路
KR0174491B1 (ko) 중심 주파수의 자동 조정이 가능한 필터
JPH07231256A (ja) アナログ/ディジタル変換器
JPS60134628A (ja) A/d変換器
JPH06224764A (ja) A/d変換器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees