JP2000059183A - 同期逓倍クロック信号生成回路 - Google Patents

同期逓倍クロック信号生成回路

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JP2000059183A
JP2000059183A JP10221553A JP22155398A JP2000059183A JP 2000059183 A JP2000059183 A JP 2000059183A JP 10221553 A JP10221553 A JP 10221553A JP 22155398 A JP22155398 A JP 22155398A JP 2000059183 A JP2000059183 A JP 2000059183A
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delay
unit
clock signal
synchronous
signal
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Mikio Hondo
幹雄 本藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準クロック信号に同期した周波数逓倍信号
を出力する同期逓倍クロック信号生成回路の出力信号の
位相誤差を低減する。 【解決手段】 本発明の同期逓倍クロック信号生成回路
は、直列に接続された複数のディレイラインと、最終段
のディレイラインの出力と基準信号との位相比較を行な
う位相比較器110と、位相比較結果に応じて制御カウ
ント信号を生成するカウンタ120および遅延制御回路
130と、制御カウント信号に応じて各ディレイライン
の遅延時間を設定するデコード回路とを備える。制御カ
ウント信号は、各ディレイラインに対して共通に設定さ
れる共通カウントデータと、各ディレイラインの遅延時
間を独立に設定するための補助カウントデータとを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基準クロックに
同期した逓倍周波数の信号を出力する同期逓倍クロック
信号生成回路の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外部より与えられた基準クロック信号に
同期した逓倍周波数信号を得る手段として、いわゆるフ
ェーズロックドループ回路(以下PLL回路という)が
知られている。このPLL回路を、たとえば半導体集積
回路装置の内部クロック信号の供給用として使用する場
合に、集積回路へ搭載した場合のノイズ等の問題を回避
するために、上記PLL回路をデジタル素子によって構
成するデジタルPLL回路に採用される同期逓倍クロッ
ク信号生成回路の技術が知られている。
【0003】たとえば、特開平9−74339号公報
に、複数のディジタル遅延回路(以下、ディレイライン
という)を用いる同期逓倍クロック信号生成回路の構成
の一例が開示されている。
【0004】図11は、特開平9−74339号公報に
開示された従来の技術の同期逓倍クロック信号生成回路
2000の全体構成を示す図である。
【0005】図11を参照して、同期逓倍クロック信号
生成回路2000は、信号を設定された遅延時間に対応
して遅延して出力するディレイラインDL1〜4と、入
力信号の位相を比較し比較結果に応じたアップダウン信
号(U/D信号)を出力する位相比較器PDと、アップ
ダウン信号(U/D信号)を受けてディレイラインDL
1〜4の遅延時間を制御するディレイ選択信号SLを出
力するディレイライン制御回路DLCと、基準クロック
信号CLKinとディレイラインDL1〜DL3の出力
を受けて出力信号CLKoutを生成するパルス生成回
路PGとを備える。
【0006】ディレイラインDL1〜4は、互いに直接
に接続され、ディレイラインDL1は、基準クロック信
号CLKinを受けて遅延信号CLBを出力する。次に
ディレイラインDL2は信号CLBを受けて遅延信号C
LCを出力する。同様に、ディレイラインDL3,DL
4も前段のディレイラインの出力信号を受けてさらに遅
延させる。
【0007】最終段のディレイラインDL4の出力D0
と基準クロック信号CLKinとは位相比較器PDに入
力される。位相比較器PDは、基準クロック信号CLK
inの立上がりタイミングを受ける信号D0の論理レベ
ルに対応してアップダウン信号U/Dをカウントアップ
もしくはカウントダウンする。ディレイライン制御回路
DLCは、アップダウン信号U/Dに対応してディレイ
選択信号SLを設定する。ディレイラインDL1〜4の
遅延時間は、ディレイ選択信号SLに対応して共通に設
定される。
【0008】図12は、ディレイラインDL1〜4の構
成をより詳細に示す図である。図12を参照して、ディ
レイラインDL1〜4の各々は、入力端子INと、出力
端子OUTと、単位遅延素子U0〜U15を備える。単
位遅延素子U0〜U15の各々は、第1入力端子Aと第
2入力端子Bと出力端子Cとディレイ選択端子SEL0
〜SEL15と接続される制御端子Dとを含む。信号入
力端子INは、単位遅延素子U0〜U15の各々の第1
入力端子Aと共通に接続される。単位遅延素子U15の
第2入力端子Bは接地される。単位遅延素子U15の出
力端子Cは、次段の図示しない単位遅延素子の第2入力
端子Bと接続される。順次同様の接続がなされ、単位遅
延素子U4の出力端子Cは単位遅延素子U3の第2入力
端子Bと接続される。すなわち、単位遅延素子U15〜
U0は直列に接続され、単位遅延素子U0の出力端子が
ディレイラインの出力端子OUTと接続される。
【0009】また、単位遅延素子U0〜U15の各制御
端子Dは、ディレイ選択信号SLが入力されるディレイ
選択端子SEL0〜SEL15と各々接続される。ディ
レイ選択信号SLに応じて、ディレイ選択端子SEL0
〜SEL15のうちの1つが選択される。選択されたデ
ィレイ選択端子を含む単位遅延素子は、入力端子INと
接続された第1入力端子Aより入力信号を取込み、単位
遅延時間dだけ遅延された信号を出力端子Cに出力す
る。出力端子Cの出力は次段の単位遅延素子の入力とし
て与えられ、以降順次単位遅延時間dずつ遅延された信
号が伝達される。
【0010】以上の動作により、ディレイ選択信号SL
に応じたディレイ選択端子の選択によって、ディレイラ
インの遅延時間を単位遅延時間dずつ段階的に変化させ
ることができる。
【0011】再び図11を参照して、位相比較器PD
は、基準クロック信号CLKinとディレイ選択信号S
Lの変化に応じてディレイラインDL4の出力として得
られるD0をフィードバック信号として受ける。位相比
較器PDは、基準クロック信号CLKinの立上がりタ
イミングにおける信号D0の論理レベルに対応したアッ
プダウン信号U/Dをディレイライン制御回路DLCに
出力する。
【0012】図13は、ディレイライン制御回路DLC
の構成を詳細に示す図である。図13を参照して、ディ
レイライン制御回路DLCは、アップダウンカウンタU
DCとデコーダ回路DACとを備える。アップダウンカ
ウンタUDCは、位相比較器PDよりアップダウン信号
U/Dを受けるUDI端子と、クロック信号CLKin
を受けるCK端子と、リセット信号RSTを受けるRS
端子とを含む。アップダウンカウンタUDCは、アップ
ダウン信号U/Dに応じて4ビットの信号であるカウン
トデータUD(0〜3)を生成する。アップダウンカウ
ントUDCは、リセット信号RSTの活性化に応じて、
カウントデータUDを初期化する。以降は、クロック信
号CLKinに同期してアップダウン信号U/Dの状態
をカウントデータUD(0〜3)に反映する。
【0013】デコーダ回路DECは、カウントデータU
D(0〜3)に応じてディレイ選択端子SEL0〜SE
L15を択一的に選択して活性化する。
【0014】すなわち、位相比較器PDにおける位相比
較結果に応じたディレイ選択信号SLによってディレイ
ラインDL1〜4に対して共通の遅延時間Tdが設定さ
れ、これに応じて得られる信号D0がさらにフィードバ
ックされる。このフィードバックループの形成により、
D0と基準クロック信号CLKinとは位相が同期した
状態でロックする。ロック状態においては、各ディレイ
ラインの共通遅延時間Tdは基準クロック信号の半周期
を等分する状態となるため、基準クロック信号CLKi
nとディレイラインDL1〜3の出力であるCLA〜C
LCとを、EX−ORゲートEO1〜EO3を備えるパ
ルス生成回路PGに与えることによって、EX−ORゲ
ートEO3の出力として基準クロック信号CLKinと
同期した4逓倍信号である出力信号CLKoutが得ら
れる。
【0015】図14は、基準クロック信号CLKinを
2分周回路FAによって分周した後に、周波数逓倍を行
なう同期逓倍クロック信号生成回路2100の構成を示
すものである。2分周回路FAを設けることにより、同
期逓倍クロック信号生成回路2100は、基準クロック
信号CLKinのデューティ比に関係なくデューティ比
が50%のクロックCLAを基準としてPLL回路を動
作させることができる。外部から与えられる基準クロッ
クのデューティ比が50%でない場合に発生する問題に
対処するために、一般的にこの2分周回路FAを前段に
有する同期逓倍クロック信号生成回路2100の構成が
とられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同期逓
倍クロック信号生成回路においては、ディレイラインD
L1〜4の遅延時間を単位遅延時間dずつ段階的にしか
設定することができない。このため、ロック時に得られ
る出力信号と理想的な逓倍信号との間には、A/D変換
時の量子化誤差に相当する単位遅延時間d以下の位相誤
差が、同期逓倍クロック信号生成回路の本質的な問題と
して存在する。
【0017】特に、従来の技術の同期逓倍クロック信号
生成回路の構成においては、位相比較器PDにおけるフ
ィードバック信号D0と基準信号との比較結果に応じて
設定されるディレイ選択信号SLを各ディレイラインD
L1〜4に共通の制御信号として用いるため、ディレイ
ライン全体での位相調整は4dずつ段階的にしか行なう
ことができないため、出力逓倍信号と理想的な逓倍周波
数信号との位相誤差は大きい値となる。
【0018】この発明の目的は、上記のような課題を解
決するためになされたものであって、その目的は、より
位相誤差の小さい周波数逓倍信号を得ることができる同
期逓倍クロック信号生成回路の構成を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の同期逓倍
クロック信号生成回路は、基準クロック信号に同期した
逓倍周波数信号を出力する同期逓倍クロック信号生成回
路であって、基準クロック信号に同期した信号を出力す
るための同期遅延手段を備え、同期遅延手段は、互いに
直列に接続され、設定された遅延時間に応じて入力信号
を遅延して出力する第1複数個の遅延手段を含み、基準
クロック信号と同期遅延手段の出力である帰還信号との
位相差を比較する位相比較手段と、位相比較手段により
検出された位相誤差に基づいて、位相誤差を補償するた
めの補償制御量を第1複数個の遅延手段の各々に分散し
て分配し、同期遅延手段の遅延量を制御する遅延制御手
段と、第1複数個の遅延手段の出力を受けて、逓倍周波
数の信号を生成する逓倍手段とをさらに備える。
【0020】請求項2記載の同期逓倍クロック信号生成
回路は、請求項1記載の同期逓倍クロック信号生成回路
であって、逓倍手段の出力信号を受けて、基準クロック
信号と逓倍手段の出力信号との位相差を検出し、基準ク
ロック信号に同期した逓倍周波数信号を生成する位相差
補正手段をさらに備える。
【0021】請求項3記載の同期逓倍クロック信号生成
回路は、請求項1または2記載の同期逓倍クロック信号
生成回路であって、第1複数個の遅延手段の各々は、入
力信号を単位遅延時間分遅延して出力する、互いに直列
に接続された第2複数個の単位遅延手段を含み、第1複
数個の遅延手段の各々に対応して設けられ、遅延制御手
段の指示に応じて第2複数個の単位遅延手段を選択して
活性化する第1複数個のデコード手段をさらに備える。
【0022】請求項4記載の同期逓倍クロック信号生成
回路は、請求項3記載の同期逓倍クロック信号生成回路
であって、遅延制御手段は、補償制御量の遅延手段の各
々に対する分配量のうち、第1複数個の遅延手段に対し
て共通に割り当てられる共通分配値に対応する共通カウ
ントデータと、第1複数個の遅延手段の一部に対して分
散して割り当てられ、遅延時間を共通カウントデータに
よって設定される遅延時間から単位遅延時間分増加させ
る補助カウント信号とを生成する。
【0023】請求項5記載の同期逓倍クロック信号生成
回路は、請求項3記載の同期逓倍クロック信号生成回路
であって、遅延制御手段は、補償制御量の遅延手段の各
々に対する分配量のうち、第1複数個の遅延手段に対し
て共通に割り当てられる共通分配値に対応する個数の単
位遅延手段を、遅延手段の各々において活性化し、か
つ、遅延手段のうち予め定められた優先順位にしたがっ
て順次選択される遅延手段ごとに、1つの単位遅延手段
をさらに活性化することで同期遅延手段の遅延量を制御
し、優先順位は、順次選択される遅延手段が分散して分
布するように定められる。
【0024】請求項6記載の同期逓倍クロック信号生成
回路は、請求項3記載の同期逓倍クロック信号生成回路
であって、遅延制御手段において、第1複数個は、2m
個であり、単位遅延時間に相当する遅延手段の単位制御
量により、補償制御量を[(単位制御量)×2m ]に対
する剰余Qで表現する場合、補償制御量が、[(単位制
御量)×2m ]×P+Q,(P,Q:0以上の整数)で
あるときに、 i)1番目のステップにおいて、補償制御量のうち、
[(単位制御量)×P]で表される共通補償量を各遅延
手段に割り当て、 ii)各j番目のステップにおいて、剰余Qに応じて、
遅延手段の一部に共通補償量に追加して単位制御量を割
り当てる処理を、第1番〜第2m 番の遅延手段を2m-j
個ずつの遅延手段を含む2j 個のグループに分け、2j
個のグループの先頭の遅延手段のうち、(j−1)番目
のステップまでに追加した単位制御量を未だ割り当てら
れていない遅延手段に、剰余Q分の割り当てが完了する
までステップを繰り返すことに相当する割り当て処理方
法により行う。
【0025】請求項7記載の同期逓倍クロック信号生成
回路は、請求項1または2記載の同期逓倍クロック信号
生成回路であって、第1複数個の遅延手段の各々は、入
力信号を単位遅延時間分遅延して出力する、互いに直列
に接続された第2複数個の単位遅延手段を含み、第1複
数個の遅延手段の各々に対応して設けられ、遅延手段の
出力をさらに単位遅延時間分遅延させる第1複数個の補
助遅延手段をさらに備える。
【0026】請求項8記載の同期逓倍クロック信号生成
回路は、請求項7記載の同期逓倍クロック信号生成回路
であって、遅延制御手段は、補償制御量の遅延手段の各
々に対する分配量のうち、第1複数個の遅延手段に対し
て共通に割り当てられる共通分配値に対応する共通カウ
ントデータを生成する共通カウントデータ生成回路と、
第1複数個の補助遅延手段の一部を分散して活性化させ
る補助カウント信号生成回路とを含む。
【0027】請求項9記載の同期逓倍クロック信号生成
回路は、請求項7記載の同期逓倍クロック信号生成回路
であって、遅延制御手段は、補償制御量の遅延手段の各
々に対する分配量のうち、第1複数個の遅延手段に対し
て共通に割り当てられる共通分配値に対応する個数の単
位遅延手段を、遅延手段の各々において活性化し、か
つ、遅延手段のうち予め定められた優先順位にしたがっ
て順次選択される遅延手段ごとに、補助遅延手段をさら
に活性化することで同期遅延手段の遅延量を制御し、優
先順位は、順次選択される遅延手段が分散して分布する
ように定められる。
【0028】請求項10記載の同期逓倍クロック信号生
成回路は、請求項7記載の同期逓倍クロック信号生成回
路であって、遅延制御手段は、第1複数個は、2m 個で
あり、単位遅延時間に相当する遅延手段の単位制御量に
より、補償制御量を[(単位制御量)×2m ]に対する
剰余Qで表現する場合、補償制御量が、[(単位制御
量)×2m ]×P+Q,(P,Q:0以上の整数)であ
るときに、 i)1番目のステップにおいて、補償制御量のうち、
[(単位制御量)×P]で表される共通補償量を各遅延
手段に割り当て、 ii)各j番目のステップにおいて、剰余Qに応じて、
補助遅延手段の一部を選択的に活性化する処理を、第1
番〜第2m 番の遅延手段を2m-J 個ずつの遅延手段を
含む2j 個のグループに分け、2j 個のグループの先頭
の遅延手段に対応する補助遅延手段のうち(j−1)番
目のステップまでに未だ活性化されていない補助遅延手
段に、剰余Q分の割り当てが完了するまでステップを繰
り返すことに相当する処理方法により行う。
【0029】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
の実施の形態1の同期逓倍クロック信号生成回路100
0の全体構成を示す図である。
【0030】図1を参照して、同期逓倍クロック信号生
成回路1000は基準クロック信号(以下、基準CLK
という)を受けて基準クロック信号を2分周して得られ
る参照クロック信号(以下、REF信号という)を出力
する分周部10と、REF信号を受けてこれに同期した
周波数逓倍信号を出力する周波数逓倍部100と、周波
数逓倍部100の出力である逓倍信号とREF信号とを
受けて両者の位相を調整する位相調整部200とを備え
る。同期逓倍クロック信号生成回路1000は、基準ク
ロック信号を受けてこれに同期した周波数逓倍信号を出
力CLK信号として得る回路である。
【0031】図2は、本発明の実施の形態1の同期逓倍
クロック信号生成回路1000の構成および動作を説明
するために、図1の具体的な構成例の一つとして示され
る同期逓倍クロック信号生成回路1500の詳細な構成
を説明するためのブロック図である。
【0032】図2には、1つの2分周回路と4つのディ
レイラインとを備えた、与えられた基準CLKに対して
2逓倍された出力CLK信号を得るための同期逓倍クロ
ック信号生成回路1500の構成が示されている。
【0033】図2を参照して、同期逓倍クロック信号生
成回路1500の分周部10は1個の2分周回路11を
含む。2分周回路11の出力であるREF信号は、周波
数逓倍部100および位相調整部200に伝達される。
【0034】周波数逓倍部100は、REF信号とフィ
ードバック信号の位相を比較し比較結果に応じたアップ
カウント信号もしくはダウンカウント信号を生成する位
相比較器110と、位相比較器110よりカウントアッ
プ信号もしくはカウントダウン信号を受けてこれらをカ
ウントするカウンタ120と、カウンタ120のカウン
ト結果を受けてディレイラインDL−A1〜DL−A4
の遅延時間を設定するために、ディレイラインDL−A
1〜DL−A4に対して共通に設けられたデコード回路
140とを備える。
【0035】さらに、周波数逓倍部100は、互いに直
列に接続された4個のディレイラインDL−A1〜DL
−A4と、REF信号およびディレイラインDL−A1
〜DL−A3の出力を受けて参照クロック信号の4逓倍
信号であるCLK−out信号を生成する逓倍パルス生
成回路150と、ディレイラインDL−A4の出力を反
転して位相比較器110にフィードバック信号として伝
達するインバータ160とを備える。
【0036】位相比較器110は、図11の従来の技術
の同期逓倍クロック信号生成回路2000と同様に基準
となるREF信号とフィードバック信号として与えられ
る最終段のディレイラインDL−A4の出力の反転信号
/DL4との位相を比較するものである。位相比較器1
10は、REF信号と信号/DL4との位相を比較し、
これに応じたアップカウント信号もしくはダウンカウン
ト信号を出力する。カウンタ120は、位相比較器11
0によって生成されるアップカウント信号もしくはダウ
ンカウント信号を受けてこれらをカウントする。
【0037】ディレイラインDL−A1〜DL−A4の
それぞれは、従来の技術の同期逓倍クロック信号生成回
路2000と同様に16個の単位遅延素子を含み、デコ
ード回路140の指令に応じて、入力された信号に対し
てd〜15dの遅延時間(dは単位遅延時間)の遅延を
付与して出力する。ディレイラインDL−A1〜DL−
A4は互いに直列に接続され、初段のDL−A1の入力
としてはREF信号が与えられる。
【0038】最終段のディレイラインDL−A4の出力
はインバータ160によって反転された後、位相比較器
110にフィードバック信号として与えられる。REF
信号およびディレイラインDL−A1〜DL−A3の出
力である信号DL1〜DL3は、逓倍パルス生成回路1
50に入力される。逓倍パルス生成回路150は、例え
ば従来の技術の同期逓倍クロック信号生成回路2000
におけるパルス生成回路PGの構成と同様にEX−OR
ゲートを含み、上記の入力信号を受けてREF信号の4
逓倍信号であるCLK−out信号を生成する。
【0039】次に、各部の信号の関係を図3によって説
明する。図3は、基準CLK信号、REF信号、各ディ
レイラインの出力信号DL1〜DL4および逓倍信号C
LK−outの関係を示すための波形図である。
【0040】図3を参照して、外部より与えられた基準
クロック信号は、2分周されREF信号となる。参照ク
ロック信号に対してTdだけ遅延した信号DL1がディ
レイラインDL1の出力として生成される。同様に、D
L1からTdだけ遅延した信号DL2がディレイライン
DL−A2の出力として得られる。同様に順次信号DL
3および信号DL4が得られる。最終段のディレイライ
ンDL−A4の出力である信号DL4の反転信号/DL
4は、フィードバック信号として位相比較器110にお
いてREF信号と比較される。この位相比較結果に応じ
て各ディレイラインDL−A1〜DL−A4の遅延時間
は順次変更され、最終的にはREF信号と信号/DL4
とが同期した状態でロックされる。この状態における参
照クロック信号REF、信号DL1〜DL3を、たとえ
ば図8に示すような3つのEX−OR回路からなる逓倍
パルス生成回路150に入力することによってREF信
号と同期した4逓倍の信号であるCLK−outを得る
ことができる。
【0041】再び図2を参照して、生成された逓倍信号
CLK−outは位相調整部200に伝達される。位相
調整部200は、逓倍信号CLK−outを受けて指定
された遅延時間だけ遅延を行なうディレイラインDL−
B1と、ディレイラインDL−B1の遅延時間を設定す
るデコード回路241と、ディレイラインDL−B1の
出力信号と参照クロック信号REFとを受けて位相を比
較する位相比較器210と、位相比較器210の位相比
較結果に応じて出力されるカウントアップ信号もしくは
カウントダウン信号に応じてこれをカウントし、カウン
トデータを生成するカウンタ220とを含む。
【0042】位相調整部200においては、位相比較器
210においてREF信号と同期逓倍クロック信号生成
回路の出力CLK信号であるディレイラインDL−B1
の出力信号との位相比較を行なう。これにより、REF
信号の立上がりおよび立下がりすなわち基準クロック信
号の立上がりごとに基準クロック信号と出力信号との位
相誤差の調整が行なわれる。
【0043】図4は、同期逓倍クロック信号生成回路1
500における基準クロック信号CLKinに対する理
想逓倍信号と出力として得られるCLKout信号との
位相誤差を説明するための概念図である。
【0044】図4を参照して、基準クロック信号CLK
inの半周期は2Tであり、理想逓倍信号の半周期はT
である。
【0045】同期逓倍クロック信号生成回路1500に
おいては、基準クロックの1周期ごとに位相調整部20
0によって位相誤差を最小化することができる。図3に
おいては、理想的な場合として、基準クロック信号の立
ち上がりごとに位相誤差が解消されるケースにおける波
形図を記載している。
【0046】しかしながら、ディレイラインの遅延時間
はデジタル素子によって単位遅延時間dの整数倍として
段階的に設定される値であるため、一般的に、(n−
1)d<T<n・dの関係が成立し、(n−1)dもし
くはn・dとTとの差が、吸収することのできない位相
誤差としてe(<d)として現われる。
【0047】同期逓倍クロック信号生成回路1500に
おいても、ディレイライン全体での位相調整は、従来の
技術の同期逓倍クロック信号生成回路2000と同様に
4dを最小単位として段階的に行われる構成であるた
め、一旦発生した位相誤差eは、基準クロック信号の同
一周期内においては、図3に示すように出力信号CLK
outの立ち上がり、立下がりタイミングごとに積算さ
れて現われる。
【0048】図5は、本発明の実施の形態1の同期逓倍
クロック信号生成回路1000の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【0049】同期逓倍クロック信号生成回路1000
は、図4において説明した出力信号の立ち上がり、立下
がりタイミングごとに現れる位相誤差の積算を抑制する
ためのものである。
【0050】本発明の実施の形態1の同期逓倍クロック
信号生成回路1000は、カウンタ120のカウント結
果を受けて、各ディレイラインDL−A1〜DLA4の
遅延時間を独立に設定するための制御信号である制御カ
ウント信号CNT♯1〜CNT♯4を生成する遅延制御
回路130をさらに備える。
【0051】また、ディレイラインの遅延時間を設定す
るデコード回路は、DL−A1〜DL−A4に対応して
それぞれ設けられる。デコード回路141〜144は、
制御カウント信号CNT♯1〜CNT♯4を受けてディ
レイラインDL−A1〜DL−A4の遅延時間を設定す
る。
【0052】ディレイラインDL−A1〜DL−A4の
それぞれは、実施の形態1の同期逓倍クロック信号生成
回路1000と同様に16個の単位遅延素子を含み、デ
コード回路141〜144の指令に応じて、入力された
信号に対してd〜15dの遅延時間(dは単位遅延時
間)の遅延を付与して出力する。
【0053】位相比較器110は、上記の同期逓倍クロ
ック信号生成回路1500と同様に、REF信号と最終
段のディレイラインDL−A4の出力信号DL4をイン
バータ160で反転して得られる信号/DL4との位相
を比較し、これに応じたアップカウント信号もしくはダ
ウンカウント信号を出力する。
【0054】カウンタ120は、位相比較器110によ
って生成されるアップカウント信号もしくはダウンカウ
ント信号を受けてこれらをカウントするが、同期逓倍ク
ロック信号生成回路1500が4ビットのカウント信号
によって4個のディレイラインに対して共通の制御信号
を生成していたのに対して、本発明の実施の形態1にお
いては、遅延時間をさらに詳細に制御するために、4個
のディレイラインDL−A1〜DL−A4の遅延時間を
独立に設定するための2ビットの信号をカウントデータ
として付加する。以下では、便宜上カウントデータの上
位4ビットをカウントデータの整数部と、カウントデー
タの下位2ビットをカウントデータの小数部と呼ぶ。
【0055】同期逓倍クロック信号生成回路1000に
おいては、カウンタ120におけるカウントアップは最
下位ビットすなわち小数第2位のビットを単位として行
なわれる。遅延制御回路130は、カウンタ120から
伝達されるカウントデータの整数部(4ビット)および
小数部(2ビット)に応じて、ディレイ回路DL−A1
〜DL−A4のそれぞれの遅延時間を独立に設定するた
めの制御カウント信号CNT♯1〜CNT♯4を生成す
る。
【0056】基準CLK信号、REF信号、各ディレイ
ラインの出力信号DL1〜DL4および逓倍信号CLK
−outの関係について、図5で説明した同期逓倍クロ
ック信号生成回路1500においては、REF信号〜D
L1〜DL2〜DL3〜DL4の間の遅延時間が共通の
値(Td)であるのに対して、実施の形態1において
は、これらの遅延時間がディレイラインごとに独立に設
定されることが特徴である。
【0057】位相調整部200の構成および動作につい
ては、先に説明した同期逓倍クロック信号生成回路15
00と同様である。
【0058】次に、ディレイラインDL−A1〜DL−
A4における遅延時間の設定について、カウンタ120
におけるカウントの方法および遅延制御回路130の構
成によって説明する。
【0059】上述したように、カウンタ120において
は、4個のディレイラインの各々にに設定される16段
階(4ビット)に可変な遅延時間を制御するためのカウ
ントデータとして、小数部2ビットを拡張した合計6ビ
ットの信号によりカウントを行なう。
【0060】すなわち、カウントデータの下位2ビット
Count[0]〜Count[1]はカウントデータ
の小数部を表わし、Count[2]〜Count[m
−1]はカウントデータの整数部を表わす。ここでmは
カウントデータのビット数の合計を表わす(この例にお
いてはm=6)。
【0061】ここで、カウントデータの整数部のビット
数は、ディレイラインにおいて設定される遅延時間の段
階数(すなわちディレイラインの各々が備える単位遅延
素子の個数)に応じて決定すればよく、カウントデータ
の小数部のビット数は、ディレイラインの個数に応じて
決定すればよい。
【0062】カウントデータの整数部および小数部に応
じて各ディレイラインDL−A1〜DL−A4の遅延時
間を設定する制御カウント信号CNT♯1〜CNT♯4
が決定される。カウンタ120におけるカウントアップ
もしくはカウントダウンは、最小ビットであるCoun
t[0]を単位として行なわれる。
【0063】各ディレイラインの遅延時間は、単位遅延
時間dを最小単位として設定される。まず、カウントデ
ータの整数部に対応して共通カウント信号GCNTが各
ディレイラインに共通のデータとして設定される。一方
で、カウントデータの小数部に対応して各ディレイライ
ンに対して独立に設定される補助カウント信号INC♯
1〜INC♯4が生成される。補助カウント信号INC
♯1〜INC♯4は、、出力信号の各エッジにおける位
相誤差を均等に分散させることにより図3で指摘した位
相誤差の積算を抑制するために、カウントデータの小数
部に対応した遅延時間を各ディレイラインに割り当てて
設定するための制御信号である。
【0064】図6は、ディレイラインが4個備えられ、
カウントデータの小数部が2ビットの信号である同期逓
倍クロック信号生成回路1000におけるカウントデー
タの小数部Count[0],Count[1]と補助
カウント信号INC♯1〜INC♯4との関係を示す図
である。
【0065】図6を参照して、カウントデータの小数部
(以下、(Count[0],Count[1])と表
記する)が(0,0)の場合には、補助カウント信号は
いずれも0であり、制御カウント信号CNT♯1〜CN
T♯4は、カウントデータの整数部に対応する共通カウ
ント信号GCNTに応じて各ディレイラインは共通の遅
延時間が設定される。
【0066】カウントデータの小数部が(0,1)の場
合は、補助カウント信号INC♯1のみが1となり、デ
ィレイラインDL−A1に対する遅延時間を設定する制
御カウント信号CNT♯1には、他のディレイラインの
遅延時間を設定するCNT♯2〜CNT♯4より1大き
い値が設定される。
【0067】カウントデータの小数部が(1,0)の場
合は、(0,1)の場合に加えて、ディレイラインDL
−A3の遅延時間を単位遅延時間分だけ増加させるため
に補助カウント信号INC♯3が1となり、制御カウン
ト信号CNT♯1およびCNT♯3はCNT♯2および
CNT♯4より1だけ大きい値となる。カウントデータ
の小数部が(1,1)の場合は、対応して補助カウント
信号INC♯1、INC♯2、INC♯3が1だけ増加
される。
【0068】より一般的には、ディレイラインを2m
備えた同期逓倍クロック信号生成回路においては、単位
遅延時間dに相当する各ディレイラインの単位制御量に
より、位相比較器によって検出される補償制御量を(d
×2m )に対する剰余Qで表現する場合、補償制御量が
(d×2m )×P+Q, (P,Q:0以上の整数)で
あるときに、 i)1番目のステップにおいて、補償制御量のうち、
(d×2m )×Pで表される共通補償量を共通カウント
信号GCNTによって各ディレイラインに共通にに割り
当て、 ii)各j番目のステップにおいて、剰余Qに応じて、
m 個のディレイラインの一部に共通補償量に追加して
単位制御量(単位遅延時間d)を割り当てる処理を、第
1番〜第2m 番のディレイラインを2m-j 個ずつのディ
レイラインを含む2j 個のグループに分け、2j 個のグ
ループの先頭のディレイラインのうち、(j−1)番目
のステップまでに上記の追加した単位制御量を未だ割り
当てられていないディレイラインに、剰余Q分の割り当
てが完了するまでステップを繰り返すことに相当する割
り当て処理方法を行なうことにより、出力信号の各エッ
ジにおける位相誤差を均等に分散させることができる。
【0069】図7は、図4で説明したカウントデータの
整数部および小数部に対応した制御カウント信号CNT
♯1〜CNT♯4を得るための遅延制御回路130の具
体的な構成の一例である。
【0070】図7を参照して、遅延制御回路130は、
カウントデータの小数部を表わすCount[0]およ
びCount[1]を2入力とするORゲート131と
ANDゲート132とを含む。Count[m−1]〜
Count[2]で表わされるカウントデータの整数部
は共通カウント信号GCNTとして加算回路133〜1
35に与えられる。
【0071】加算回路133は、共通カウント信号GC
NTとORゲート131の出力であるINC#1とを加
算して制御カウント信号CNT♯1を生成する。同様
に、加算回路134は、共通カウント信号GCNTとA
NDゲート132の出力であるINC#2とを加算して
制御カウント信号CNT♯2を生成する。同様に、加算
回路135は、共通カウント信号GCNTとカウントデ
ータの小数部の上位ビットCount[1]であるIN
C#3とを加算して制御カウント信号CNT♯3を生成
する。カウントデータの小数部Count[0]および
Count[1]にかかわらずINC#4は常に0であ
るから、制御カウント信号CNT♯4は共通カウント信
号GCNTと等しい。このように、カウンタ120で小
数点以下のカウントを行ない、かつ、遅延制御回路13
0によって各ディレイラインの遅延時間を独立に設定す
ることにより、従来の技術で問題となっていたロック時
における出力信号と理想逓倍信号の位相のずれを減少す
ることができる。
【0072】図8は、たとえば、カウントデータの小数
部が(1,0)の場合における同期逓倍クロック信号生
成回路1000の出力信号と理想逓倍信号との誤差を説
明するための波形図である。
【0073】図8を参照して、外部から入力される基準
CLK信号(半周期=2T)に対して理想逓倍信号(半
周期=T)が示される。この理想逓倍信号に対する出力
信号の位相誤差を考える。同期逓倍クロック信号生成回
路1000においては、カウントデータの小数部が
(1,0)の場合、ディレイラインDL−A1およびD
L−A3の遅延時間が、同期逓倍クロック信号生成回路
1500と比較して単位遅延時間dだけ大きく設定され
る。
【0074】これにより、図8における理想逓倍信号と
出力信号との位相誤差は、第1の立下がりエッジにおい
て図4においてeであるのに対して|e−d|となり、
第2の立上がりエッジにおいては図4の誤差が2eであ
るのに対して|2e−d|となり、第3の立下がりエッ
ジにおいては図12における誤差が3eであるのに対し
|3e−2d|となる。このように、遅延制御回路13
0によって位相誤差の積み重ねを拡散するように各ディ
レイラインの遅延時間を独立して設定することにより、
出力信号の各エッジにおける位相誤差の積み重ねの問題
を解消することができる。
【0075】[実施の形態2]図9は、本発明の実施の
形態2の同期逓倍クロック信号生成回路1100の構成
を示すブロック図である。
【0076】実施の形態2においては、補助ディレイラ
インSDL1〜SDL4がディレイラインDL−A1〜
DL−A4のそれぞれに対応してさらに設けられる。補
助ディレイラインSDL1〜SDL4は、補助ディレイ
ライン制御回路(以下、SDL制御回路という)170
によって制御される。一方、ディレイラインDL−A1
〜DL−A4の遅延時間は単一のデコード回路140に
よって共通に制御される。
【0077】カウンタ120は、実施の形態1の同期逓
倍クロック信号生成回路1000と同様に、整数部4ビ
ットおよび小数部2ビットのカウントを行なう。デコー
ド回路140は、カウントデータの整数部4ビットに対
応してディレイラインDL−A1〜DL−A4の遅延時
間を設定する。
【0078】補助ディレイラインSDL1〜SDL4
は、ディレイラインDL−A1〜DL−A4の出力に対
して単位遅延時間dの遅延をさらに加算するための回路
であって、カウントデータの小数部(2ビット)に応じ
てSDL制御回路170より出力される補助カウント信
号INC♯1〜INC♯4によって制御される。カウン
トデータの小数部2ビットに対する補助カウント信号I
NC♯1〜♯4の設定方法は図6に示す方法と同様であ
る。
【0079】図10は、SDL制御回路170の具体的
な構成例を示す図である。図10を参照して、SDL制
御回路170は、カウントデータの小数部2ビットに相
当するCount[0]とCount[1]とを受けて
補助カウント信号INC♯1〜♯4を生成する。SDL
制御回路170は、カウントデータの小数部に相当する
2ビットの信号を2入力とするORゲート176とAN
Dゲート177とを含む。ORゲート176の出力は、
SDL1を制御する補助カウント信号INC♯1を生成
する。ANDゲート177の出力は、SDL2を制御す
る補助カウント信号INC♯2となる。補助信号INC
♯3は、小数部の上位ビットCount[1]に等し
く、INC♯4は常に0である。これにより、カウント
データの小数部2ビットの信号に対応して図6に示す補
助カウント信号INC♯1〜INC♯4を得ることがで
きる。
【0080】再び図9を参照して、同期逓倍クロック信
号生成回路1100は、上述した点以外においては、同
期逓倍クロック信号生成回路1000と同様の動作を行
なうものであり、同期逓倍クロック信号生成回路100
0と同様に位相誤差のより小さな同期した周波数逓倍信
号を、より簡易な制御回路の構成によって得ることがで
きる。
【0081】以上、本願発明の同期逓倍周波数クロック
発生回路の構成について述べたが、本願発明の構成は、
実施の形態1および2において図5および図9で説明し
た同期逓倍周波数クロック発生回路1000、1100
に限られるものではない。
【0082】例えば、本願発明の構成を典型的なPLL
(Phese-Locked-Loop )回路もしくはDLL(Delay-Lo
cked-Loop )回路についても適用することができる。
【0083】より具体的には、例えば図5に示す同期逓
倍周波数クロック発生回路1000をPLL回路へ適用
する場合には、ディレイラインDL−A1への入力信号
を基準クロックではなくインバータ160の出力とする
ことよって、インバータ160とディレイラインDL-
A1〜DL−A4とによって自励発振器を構成すればよ
い。
【0084】同様に、図5に示す同期逓倍周波数クロッ
ク発生回路1000をDLL回路へ適用する場合には、
ディレイラインを8個直列に接続し、そのうちの第1〜
第4番のディレイラインDL−A1〜DL−A4につい
ては、図5と同じ構成とすればよく、第8番目のディレ
イラインの出力と基準信号とが位相比較器110によっ
て比較される構成とすればよい。
【0085】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと、考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0086】
【発明の効果】請求項1、2、3、4記載の同期逓倍ク
ロック信号生成回路は、各ディレイラインの遅延時間を
独立して詳細に設定できるため、入力された基準クロッ
ク信号に対して位相誤差の小さい周波数逓倍信号を得る
ことができる。
【0087】請求項5、6記載の同期逓倍クロック信号
生成回路は、請求項3記載の同期逓倍クロック信号生成
回路が奏する効果に加えて、基準クロックの同一周期内
の位相誤差を均等に分散させることにより、出力信号の
立ち上がり、立ち下がりエッジごとの位相誤差をさらに
低減することができる。
【0088】請求項7、8記載の同期逓倍クロック信号
生成回路は、請求項1または2記載の同期逓倍クロック
信号生成回路が奏する効果を、より簡易な制御回路の構
成の下で享受することができる。
【0089】請求項9、10記載の同期逓倍クロック信
号生成回路は、請求項5または6記載の同期逓倍クロッ
ク信号生成回路が奏する効果を、より簡易な制御回路の
構成の下で享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の同期逓倍クロック信
号生成回路1000の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態1の同期周波数逓倍の具
体的な構成例の一つとして示される同期逓倍クロック信
号生成回路1500の構成を説明するためのブロック図
である。
【図3】 同期逓倍クロック信号生成回路1500の各
部の信号の関係を示すための波形図である。
【図4】 同期逓倍クロック信号生成回路1500にお
ける理想逓倍信号と出力信号との位相誤差を説明するた
めの波形図である。
【図5】 本発明の実施の形態1の同期逓倍クロック信
号生成回路1000の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 同期逓倍クロック信号生成回路1000にお
けるカウントデータの小数部と補助カウント信号との対
応を示す図である。
【図7】 遅延制御回路130の具体的な構成の一例を
示す図である。
【図8】 同期逓倍クロック信号生成回路1000にお
ける理想逓倍信号と出力信号との位相誤差を説明するた
めの波形図である。
【図9】 本発明の実施の形態2の同期逓倍クロック信
号生成回路1100の構成を示す回路図である。
【図10】 SDL制御回路170の構成の具体例を示
す図である。
【図11】 従来の技術の同期逓倍クロック信号生成回
路2000の構成を示す図である。
【図12】 同期逓倍クロック信号生成回路2000の
ディレイラインの詳細な構成を示す図である。
【図13】 同期逓倍クロック信号生成回路2000の
ディレイライン制御回路DLCの詳細な構成を示す図で
ある。
【図14】 従来の技術の同期逓倍クロック信号生成回
路2100の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 分周部、11 2分周回路、100 周波数逓倍
部、110,210位相比較器、120,220 カウ
ンタ、130 遅延制御回路、DL−A1〜DL−A
4,DL−B1 ディレイライン、141〜144,2
41 デコード回路、150 逓倍パルス生成回路、1
60 インバータ、200 位相調整部、131,17
6 ORゲート、132,177 ANDゲート、13
3〜135 加算回路、170 SDL制御回路、20
0 位相調整部、SDL1〜SDL4 補助ディレイラ
イン。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロック信号に同期した逓倍周波数
    信号を出力する同期逓倍クロック信号生成回路であっ
    て、 前記基準クロック信号に同期した信号を出力するための
    同期遅延手段を備え、 前記同期遅延手段は、 互いに直列に接続され、設定された遅延時間に応じて入
    力信号を遅延して出力する第1複数個の遅延手段を含
    み、 前記基準クロック信号と前記同期遅延手段の出力である
    帰還信号との位相差を比較する位相比較手段と、 前記位相比較手段により検出された位相誤差に基づい
    て、前記位相誤差を補償するための補償制御量を第1複
    数個の遅延手段の各々に分散して分配し、前記同期遅延
    手段の遅延量を制御する遅延制御手段と、 前記第1複数個の遅延手段の出力を受けて、逓倍周波数
    の信号を生成する逓倍手段とをさらに備える、同期逓倍
    クロック信号生成回路。
  2. 【請求項2】 前記逓倍手段の出力信号を受けて、前記
    基準クロック信号と前記逓倍手段の出力信号との位相差
    を検出し、前記基準クロック信号に同期した逓倍周波数
    信号を生成する位相差補正手段をさらに備える、請求項
    1記載の同期逓倍クロック信号生成回路。
  3. 【請求項3】 前記第1複数個の遅延手段の各々は、 入力信号を単位遅延時間分遅延して出力する、互いに直
    列に接続された第2複数個の単位遅延手段を含み、 前記第1複数個の遅延手段の各々に対応して設けられ、
    前記遅延制御手段の指示に応じて前記第2複数個の単位
    遅延手段を選択して活性化する第1複数個のデコード手
    段をさらに備える、請求項1または2記載の同期逓倍ク
    ロック信号生成回路。
  4. 【請求項4】 前記遅延制御手段は、 前記補償制御量の前記遅延手段の各々に対する分配量の
    うち、前記第1複数個の遅延手段に対して共通に割り当
    てられる共通分配値に対応する共通カウントデータと、
    前記第1複数個の遅延手段の一部に対して分散して割り
    当てられ、前記遅延時間を前記共通カウントデータによ
    って設定される前記遅延時間から前記単位遅延時間分増
    加させる補助カウント信号とを生成する、請求項3記載
    の同期逓倍クロック信号生成回路。
  5. 【請求項5】 前記遅延制御手段は、 前記補償制御量の前記遅延手段の各々に対する分配量の
    うち、前記第1複数個の遅延手段に対して共通に割り当
    てられる共通分配値に対応する個数の前記単位遅延手段
    を、前記遅延手段の各々において活性化し、かつ、前記
    遅延手段のうち予め定められた優先順位にしたがって順
    次選択される遅延手段ごとに、1つの前記単位遅延手段
    をさらに活性化することで前記同期遅延手段の遅延量を
    制御し、 前記優先順位は、前記順次選択される遅延手段が分散し
    て分布するように定められる、請求項3記載の同期逓倍
    クロック信号生成回路。
  6. 【請求項6】 前記遅延制御手段は、 前記第1複数個は、2m 個であり、前記単位遅延時間に
    相当する前記遅延手段の単位制御量により、前記補償制
    御量を[(前記単位制御量)×2m ]に対する剰余Qで
    表現する場合、前記補償制御量が [(前記単位制御量)×2m ]×P+Q (P,Q:0以上の整数)であるときに、 i)1番目のステップにおいて、前記補償制御量のう
    ち、[(前記単位制御量)×P]で表される共通補償量
    を各前記遅延手段に割り当て、 ii)各j番目のステップにおいて、前記剰余Qに応じ
    て、前記遅延手段の一部に前記共通補償量に追加して単
    位制御量を割り当てる処理を、第1番〜第2m番の前記
    遅延手段を2m-j 個ずつの遅延手段を含む2j 個のグル
    ープに分け、前記2j 個のグループの先頭の遅延手段の
    うち、(j−1)番目のステップまでに前記追加した単
    位制御量を未だ割り当てられていない遅延手段に、前記
    剰余Q分の割り当てが完了するまでステップを繰り返す
    ことに相当する割り当て処理方法により行う、請求項3
    記載の同期逓倍クロック信号生成回路。
  7. 【請求項7】 前記第1複数個の遅延手段の各々は、入
    力信号を単位遅延時間分遅延して出力する、互いに直列
    に接続された第2複数個の単位遅延手段を含み、 前記第1複数個の遅延手段の各々に対応して設けられ、
    前記遅延手段の出力をさらに単位遅延時間分遅延させる
    前記第1複数個の補助遅延手段をさらに備える、請求項
    1または2記載の同期逓倍クロック信号生成回路。
  8. 【請求項8】 前記遅延制御手段は、 前記補償制御量の前記遅延手段の各々に対する分配量の
    うち、前記第1複数個の遅延手段に対して共通に割り当
    てられる共通分配値に対応する共通カウントデータを生
    成する共通カウントデータ生成回路と、 前記第1複数個の補助遅延手段の一部を分散して活性化
    させる前記補助カウント信号生成回路とを含む、請求項
    7記載の同期逓倍クロック信号生成回路。
  9. 【請求項9】 前記遅延制御手段は、 前記補償制御量の前記遅延手段の各々に対する分配量の
    うち、前記第1複数個の遅延手段に対して共通に割り当
    てられる共通分配値に対応する個数の前記単位遅延手段
    を、前記遅延手段の各々において活性化し、かつ、前記
    遅延手段のうち予め定められた優先順位にしたがって順
    次選択される遅延手段ごとに、前記補助遅延手段をさら
    に活性化することで前記同期遅延手段の遅延量を制御
    し、 前記優先順位は、前記順次選択される遅延手段が分散し
    て分布するように定められる、請求項7記載の同期逓倍
    クロック信号生成回路。
  10. 【請求項10】 前記遅延制御手段は、 前記第1複数個は、2m 個であり、前記単位遅延時間に
    相当する前記遅延手段の単位制御量により、前記補償制
    御量を[(前記単位制御量)×2m ]に対する剰余Qで
    表現する場合、前記補償制御量が [(前記単位制御量)×2m ]×P+Q (P,Q:0以上の整数)であるときに、 i)1番目のステップにおいて、前記補償制御量のう
    ち、[(前記単位制御量)×P]で表される共通補償量
    を各前記遅延手段に割り当て、 ii)各j番目のステップにおいて、前記剰余Qに応じ
    て、前記補助遅延手段の一部を選択的に活性化する処理
    を、第1番〜第2m 番の前記遅延手段を2m-J個ずつの
    遅延手段を含む2j 個のグループに分け、前記2j 個の
    グループの先頭の遅延手段に対応する補助遅延手段のう
    ち(j−1)番目のステップまでに未だ活性化されてい
    ない補助遅延手段に、前記剰余Q分の割り当てが完了す
    るまでステップを繰り返すことに相当する処理方法によ
    り行う、請求項7記載の同期逓倍クロック信号生成回
    路。
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