JPH0623115B2 - 芳香族トリアルコ−ルの製造法 - Google Patents

芳香族トリアルコ−ルの製造法

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JPH0623115B2
JPH0623115B2 JP59101713A JP10171384A JPH0623115B2 JP H0623115 B2 JPH0623115 B2 JP H0623115B2 JP 59101713 A JP59101713 A JP 59101713A JP 10171384 A JP10171384 A JP 10171384A JP H0623115 B2 JPH0623115 B2 JP H0623115B2
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広秋 中川
健一 水野
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はトリス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼン
を収率良く製造する方法に関する。
〔産業上の利用分野〕
トリス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼンは、ポリ
カーボネート樹脂、エポキシ樹脂等の改質材として有用
なα,α′,α″−トリス(ヒドロキシフエニル)トリ
イソプロピルベンゼンを製造する際の合成原料となる。
〔従来技術〕
従来、トリス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼンの
製造法としては、トリイソプロピルベンゼンの酸化反応
生成物からトリヒドロペルオキシドを単離し、これを亜
硫酸ソーダを用いて還元する方法(Journal praktische Chemie,4 Reihe,Band 3,1956)が知られて
いる。しかしこの方法ではトリイソプロピルベンゼンの
酸化反応生成物から、トリヒドロペルオキシドを単離す
る際の収率が低いなど種々の欠点を有するので、工業的
製造法としては実際的な方法とは言えない。
〔発明の目的〕
そこで、本発明者等はこれら従来法とは異なる工業的に
有利なトリス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼンの
製造法について検討した。
〔発明の構成〕
その結果、下記方法を採用すればトリス(2-ヒドロキシ
-2-プロピル)ベンゼンを高収率でしかも簡単なプロセ
スによつて製造できることを見出し、本発明を完成する
に到つた。
すなわち、本発明によれば、トリヒドロペルオキシド、
モノカルビノールジヒドロペルオキシド及びジカルビノ
ールモノヒドロペルオキシドからなる群より選ばれる少
なくとも一種の三官能性ヒドロペルオキシド類を含む水
不溶性溶媒溶液を水素還元触媒の存在下に水素と接触さ
することからなり、該水素還元反応によつて生成する水
を反応系外に除去しながら、該水素還元反応を行うこと
を特徴とするトリス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベン
ゼンの製造法、が提供される。
本発明の方法における少なくとも一種の三官能性ヒドロ
ペルオキシド類を含む水不溶性溶媒溶液とはトリス(2-
ヒドロペルオキシ-2-プロピル)ベンゼン〔以下これを
トリヒドロペルオキシドと略記する〕、ビス(2-ヒドロ
ペルオキシ-2-プロピル)-2-ヒドロキシ-2-プロピルベ
ンゼン〔以下これをモノカルビノールジヒドロペルオキ
シドと略記する〕およびビス(2-ヒドロキシ-2-プロピ
ル)-2-ヒドロペルオキシ-2-プロピルベンゼン〔以下こ
れをジカルビノールモノヒドロペルオキシドと略記す
る〕のヒドロペルオキシドをそれぞれ単独に水不溶性溶
媒に溶解した溶液、あるいは該ヒドロペルオキシドを2
種類以上の混合物の形で水不溶性溶媒に溶解した溶液を
意味する。更に本発明の方法においては、前記三官能性
ヒドロペルオキシド類を含む該水不溶性溶媒溶液とし
て、トリイソプロピルベンゼンを分子状酸素で酸化した
場合に得られるトリヒドロペルオキシド、モノカルビノ
ールジヒドロペルオキシドおよびジカルビノールモノヒ
ドロペルオキシドの三官能性ヒドロペルオキシドおよび
少量のトリス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼンか
らなるトリイソプロピルベンゼンの三官能性酸化生成物
を主成分とする酸化反応生成混合物を水不溶性溶媒に溶
解した溶液を用いることができる。このトリイソプロピ
ルベンゼンの酸化反応生成混合物は、例えば特開昭58-1
50529号公報に記載されている、トリイソプロピルベン
ゼンを分子状酸素で酸化する方法等によつて得ることが
でき、該酸化反応生成混合物中には主成分である前記三
官能性酸化生成物の他に、未反応のトリイソプロピルベ
ンゼン、二官能性酸化生成物としてビス(2-ヒドロペル
オキシ-2-プロピル)イソプロピルベンゼンとこれに相
応するカルビノールヒドロペルオキシドおよびジカルビ
ノールおよび一官能性酸化生成物として(2-ヒドロペル
オキシ-2-プロピル)ジイソプロピルベンゼンおよびこ
れに相応するカルビノールおよびビス(2-ヒドロペルオ
キシ-2-プロピル)アセトフエノン、(2-ヒドロペルオ
キシ-2-プロピル)ジアセチルベンゼン等の副生物が少
量含まれている場合もある。前記方法において使用でき
るトリイソプロピルベンゼンとして具体的には、1,2,3-
トリイソプロピルベンゼン、1,2,4-トリイソプロピルベ
ンゼン、1,3,5-トリイソプロピルベンゼンを例示でき
る。本発明の方法において該酸化反応生成混合物中に占
める前記した三官能性酸化反応生成物の合計の含有量と
しては、通常は50ないし85重量%の範囲にあるのが好ま
しい。また該三官能性酸化反応生成物中に占めるトリヒ
ドロペルオキシドの含有量としては、通常は10ないし60
重量%の範囲にある。
本発明の方法において使用できる前記水不溶性溶媒とし
ては、クロロホルム、ジクロルエタン、トリクロルエタ
ン、トリクロルエチレン、パークロルエチレン等のハロ
ゲン化炭化水素、メチルイソブチルケトン、ジイソブチ
ルケトン、イソホロン、アセトフエノン等のケトン、ブ
チルエーテル、ペンチルエーテル等のエーテル、および
ベンジルアルコール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘ
プタノール、n−オクタノール等のアルコールを例示す
ることができ、これらの中では特に炭素数が5以上のケ
トンあるいはアルコールを使用するのが好ましい。この
場合該水不溶性溶媒は必要に応じて単独使用あるいは混
合溶媒の形で使用しても差しつかえない。該水不溶性溶
媒の使用量は、通常、前記三官能性酸化生成物あるいは
前記酸化反応生成物(以下この二つを三官能性酸化生成
混合物と略記することがある)を溶解するに足る量で充
分であるが、この量は溶解するときの温度、該溶媒の種
類によつても異なり、本発明の方法の水素還元反応の原
料である該酸化反応生成混合物等の100重量部当たり該
水不溶性溶媒を通常は50ないし3000重量部、好ましくは
100ないし1000重量部使用するのがよい。このようにし
て該三官能性酸化生成混合物を溶解した水不溶性溶媒溶
液を得ることができる。本発明の方法においては、該水
不溶性溶媒溶液を水素還元触媒の存在下に水素と接触さ
せることによつて、前記した三官能性酸化生成混合物を
水素還元した還元反応混合物が得られる。この水素還元
処理においては、通常の水素還元触媒が使用でき、例え
ばラネーコバルト、ラネーニツケル、酸化白金、白金、
パラジウム、ロジウムなどの周期律表第VIII族の金属あ
るいは金属の化合物を水素還元反応の活性成分とする触
媒を挙げることができる。これらの活性成分は種々の担
体、例えばアルミナ、ケイソウ土、活性炭、炭酸カルシ
ウム、シリカ、シリカーアルミナ、硫酸バリウム、酸化
チタンなどの金属酸化物あるいは金属の塩に担持して使
用してもよいし、あるいは活性成分だけを単独使用する
こともできる。これらの触媒の中では、低温で活性の高
いパラジウム触媒、とくにアルミナに担持されたパラジ
ウム触媒の使用が望ましい。この場合の触媒の活性成分
の担持量は、活性成分を金属に換算して担持量を(金属
の重量/120℃乾燥担体の重量)で表示すると、通常は
0.0005ないし0.2の範囲にあり、活性成分としてパラジ
ウムを用いた場合には通常は0.001ないし0.1、好ましく
は0.005ないし0.05の範囲にある。水素還元反応は前記
した三官能性酸化生成混合物の水不溶性溶媒溶液に該水
素還元触媒を懸濁させ、水素を導入する方法によつて行
われるが、この場合の該触媒の使用量としては、前記三
官能性酸化生成混合物100重量部当たり該触媒の活性成
分を金属で換算した量で表示して、通常は0.0002ないし
8gの範囲にあり、活性成分としてパラジウムを用いた
場合には通常は0.001ないし4g、好ましくは0.005ない
し2gの範囲にある。水素還元反応を行う際の水素圧
は、通常は絶対圧で1mmHgないし50Kg/cm2、好ましく
は絶対圧で0.1ないし10Kg/cm2の範囲に維持するのがよ
い。この場合、水素だけを単独使用する方法以外に、窒
素あるいはヘリウム、あるいはアルゴン等の不活性ガス
を水素と共存使用してもよい。該水素還元反応を行うに
当たつて使用される反応温度としては、通常は0ないし
200℃、好ましくは20ないし150℃の範囲であり、このと
きの反応時間は適宜である。
本発明の水素還元反応においては、前記した水不溶性溶
媒溶液を水素還元するに当たつて、該水素還元反応で生
成した水を系外に除去しながら、水素還元反応を行う。
水を系外に除去する方法として、水を水不溶性溶媒と共
に共沸混合物を形成させて反応系外に留出させながら該
水素還元反応を行うこともできる。この方法を採用した
場合には共沸脱水を採用しない場合に比べてトリス(2-
ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼンの収率が高くなるの
で好ましい。この場合の該水素還元反応の反応温度と反
応圧力としては、前記三官能性酸化生成混合物を水素還
元できる条件と、該共沸蒸留が形成される条件を共に満
足するようにこれを選択することが必要であり、これを
考慮すると水素還元反応の温度は、通常は40ないし150
℃、好ましくは50ないし130℃の範囲にあるのがよい。
また該水素還元反応の際の反応圧力としては、前記反応
温度において水不溶性溶媒と生成水が共沸する圧力であ
ればよく、使用される水不溶性溶媒の種類および水素還
元反応の温度によつて決定されるものであるが、通常は
絶対圧で1mmHgないし5Kg/cm2、好ましくは0.1ないし
2Kg/cm2の範囲である。前記共沸混合物は反応系外にお
いて凝縮後、分液して水を系外に除去し、水不溶性溶媒
は反応系に還流する。
本発明の方法において使用される水素還元反応の装置と
しては、水素導入管および攪拌器、また前記共沸脱水の
方法を採用する場合にはこの他に更に蒸留塔を備えた反
応器が採用される。水素還元反応は連続法、半連続法、
回分法のいずれでも実施することができる。該水素還元
反応終了後の混合物から、傾斜法、別法、遠心分離法
などによつて水素還元触媒を分離することによつて液状
の還元反応混合物が得られる。該還元反応混合物中に
は、水不溶性溶媒、トリス(2-ヒドロキシ-2-プロピ
ル)ベンゼンおよびその他の副生成物が含まれる。
本発明の方法においては該還元反応混合物からトリス
(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼンが分離される。
分離法として具体的には、晶析法、蒸留法、抽出法など
が採用できる。晶析法としては、還元反応混合物をその
ままあるいは濃縮した後、トリス(2-ヒドロキシ-2-プ
ロピル)ベンゼンを結晶化させる方法などを例示でき
る。かくして得られたトリス(2-ヒドロキシ-2-プロピ
ル)ベンゼンは必要があればメタノール、エタノール等
の低級アルコール、アセトン、メチルイソブチルケトン
などのケトン類あるいは芳香族炭化水素と低級アルコー
ルまたはケトンとの混合溶媒等の溶媒から再結晶するこ
とによつて一層純度を高くすることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、三官能性ヒドロペルオキシドを含む水
不溶性溶媒溶液について水素還元触媒の存在下に水素還
元反応を行う際、生成する水を系外に除去しながら反応
を行うようにしたので、簡単なプロセスにより、高収率
でトリス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼンを製造
することができる。
〔実施例〕
次に実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 (1)攪拌機、空気吹込み用スパージヤー、アルカリ水溶
液導入口および還流冷却器を備えた反応器に純度95%の
1,3,5-トリイソプロピルベンゼン(1,3,5-TIPBと略す)
7.9Kg、4.5重量%NaOH水溶液0.8Kgを仕込み、100℃
に昇温したのち空気で5.5Kg/cm2Gまで加圧した。その
後、空気を2.6Nm3/hrの速度で吹込みながら攪拌下、100
℃で34.5hr反応を行い酸化反応終了物を得た。この間、
反応液中の水層のpHを8ないし10に保つよう4.5重量%
NaOH水溶液を適宜反応器内に送入した。得られた該
酸化反応終了物中の酸化反応生成混合物(油層)は10.5
Kg、イソプロピル基の反応率は95%であり、該酸化反応
生成混合物(油層)中のトリヒドロペルオキシド(TRH
P)、モノカルビノールジヒドロペルオキシド(HDHP)、ジ
カルビノールモノヒドロペルオキシド(DHHP)およびトリ
ス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼン(TC)の濃度
は、各々22.2重量%、38.1重量%、14.0重量%および2.
0重量%であり、TRHPを100モルとするとHDHP、DHHPおよ
びTCはそれぞれ181モル、71モルおよび11モルに相当し
た。また、1,3,5-TIPB(純品)を基準とした三官能性酸
化生成物の収率 は76.6モル%であつた。
(2)前記(1)で得られた酸化反応終了物140重量部にメチ
ルイソブチルケトン(MIBK)140重量部を加え、分離した
水相を除いて、油相からなる水不溶性溶媒溶液250重量
部(TRHP濃度8.88重量%、HDHP濃度15.24重量%、DHHP
濃度5.60重量%、TC濃度0.80重量%、H2O濃度、4.0重量
%、メチルイソブチルケトン濃度56重量%)を得た。
(3)前記(2)で得られた水溶性溶媒溶液100重量部および
2%pd/Al2O32重量部をガス吹込管、攪拌機および油水
分離装置をつけた還流冷却器を備えた反応器に仕込み、
攪拌しながら水素ガスを100Nl/hrの速度で吹込み、116
℃で水素還流反応を行つた。水素ガスと共に留出する水
およびMIBKは還流冷却器で冷却し、油水分離器で油相と
水相とに分相させたのち、水相は反応系外に除去し、油
相は系内にもどした。90分間の反応でヒドロペルオキシ
ド濃度がゼロとなつたので、触媒を過によつて分離し
て、還元反応混合物95重量部を得た。該還元反応混合物
中のTC濃度は26.9重量%であり仕込原料に含まれるTRH
P、HDHP、DHHPおよびTCを合計した量を基準としたときのT
Cの収率は94.4mol%であつた。この還元反応混合物を30
℃まで冷却して、析出した結晶を過によつて分離し
た。得られた結晶は24重量部であり、93%の純度を持つ
TCであつた。なお、水素還元で得られたTCを基準とした
TCの精製回収率は87%であつた。
比較例1 実施例1の(1)で得られた酸化反応終了物140重量部にア
セトン200重量部を加えて50℃に加熱したところ、水を
溶解した均一な溶液が340重量部(TRHP濃度6.53重量
%、HDHP濃度11.21重量%、DHHP濃度4.12重量%、TC濃
度0.59重量%、H2O濃度11.8重量%)が得られた。次
に、ガス吹込管、攪拌機、還流冷却器を付けた反応器に
前述の溶液270重量部及び2%pd/Al2O35.4重量部を仕込
み、62℃に加温したのち攪拌しながらガス吹込管より10
0Nl/hrの速度で水素ガスを吹込んだ180分間の反応後で
もヒドロペルオキシドの転化率は47%と低く、またこの
時点以降反応はほとんど進まなくなつた。
比較例2 実施例1の(2)で得られた酸化反応生成混合物を含む、
水不溶性溶媒溶液100重量部と、2%pd/Al2O32重量部
をガス吹込管、攪拌機、還流冷却器を付けた反応器に仕
込み、攪拌しながら水素ガスを100Nl/hrの速度で仕込み
100℃で反応を行つた。反応の進行と共に反応速度が遅
くなり180分後にはヒドロペルオキシドの転化率60%で
ほとんど反応しなくなつた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリヒドロペルオキシド、モノカルビノー
    ルジヒドロペルオキシド及びジカルビノールモノヒドロ
    ペルオキシドからなる群より選ばれる少なくとも一種の
    三官能性ヒドロペルオキシド類を含む水不溶性溶媒溶液
    を水素還元触媒の存在下に水素と接触させることからな
    り、該水素還元反応によって生成する水を反応系外に除
    去しながら、該水素還元反応を行うことを特徴とするト
    リス(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ベンゼンの製造法。
  2. 【請求項2】三官能性ヒドロペルオキシド類を含む水不
    溶性溶媒溶液を、トリイソプロピルベンゼンの酸化反応
    生成混合物を水不溶性溶媒に溶解して得ることを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  3. 【請求項3】該生成水を反応系外に除去するに際し、水
    不溶性溶媒との共沸を用いることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載の方法。
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