JPH06230522A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

Info

Publication number
JPH06230522A
JPH06230522A JP5018998A JP1899893A JPH06230522A JP H06230522 A JPH06230522 A JP H06230522A JP 5018998 A JP5018998 A JP 5018998A JP 1899893 A JP1899893 A JP 1899893A JP H06230522 A JPH06230522 A JP H06230522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reverse rotation
operation dial
rotation preventing
main body
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5018998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamashina
泰寛 山科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP5018998A priority Critical patent/JPH06230522A/ja
Publication of JPH06230522A publication Critical patent/JPH06230522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルム巻き上げ操作時に、操作ダイヤルに
係合している逆転防止爪が弾性変形,復元を繰り返す際
に発生する衝撃音を小さくする。 【構成】 本体部3には樹脂の弾性で変形する逆転防止
爪25がある。逆転防止爪25は、操作ダイヤル13の
外周に形成した歯列23に係合している。後カバー5に
は、梁状に突出した規制板26が形成されている。規制
板26の上面は逆転防止爪25の下縁に摺接している。
操作ダイヤル13を反時計方向に回転してフイルム巻き
上げを行う。このとき、逆転防止爪25は歯列23で押
されて弾性変形し、歯列23の移動に伴って元の位置に
弾性力で復元する。この復元力は、逆転防止爪25と規
制板26との摩擦によって減殺され、衝撃音が減る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ付きフイルムユニ
ットに関し、詳しくはフイルム巻き上げ用の操作ダイヤ
ルが適正に正転操作された時に、逆転防止爪によって発
生される音が小さくなるようにしたレンズ付きフイルム
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】いつでも手軽に写真撮影ができるよう
に、簡単な撮影機構を組み込んだユニット本体にパトロ
ーネから引き出した未露光のフイルムを予め内蔵させた
レンズ付きフイルムユニット「写ルンですHi」(商品
名)が本出願人より製造販売され、広く利用されてい
る。このレンズ付きフイルムユニットは、例えば特公平
2−32615号公報で知られるように撮影毎に操作ダ
イヤルを操作して、露光済みのフイルムを前記パトロー
ネ内に巻き込んでおり、撮影後はユニット本体ごとDP
Eを依頼できるようになっている。
【0003】このレンズ付きフイルムユニットでは、フ
イルム巻き上げ用の操作ダイヤルが逆方向に回動された
とき、操作ダイヤルの外周面に形成された歯列の谷に入
り込んでその回動操作を阻止する逆転防止爪が設けられ
ている。そして操作ダイヤルが正転操作されたときに
は、逆転防止爪は自身の弾性によって歯列の谷から山を
乗り越えるように弾性変形し、操作ダイヤルの回転を許
容してフイルム巻き上げが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが逆転防止爪
は、操作ダイヤルの正転時に一旦歯列の山を乗り越えた
後、弾性力によって再び次の谷に落ち込む。このとき、
逆転防止爪の先端部は歯列に強く叩きつけられ、甲高い
音が発生する。この音はフイルムの一コマ巻き上げが完
了するまで繰り返し発生するため、パチパチ・・・とい
う連続音になって非常に耳障りなものとなっている。
【0005】本発明は上記欠点を解消するためになされ
たもので、特に別部品を組みつけたりすることなく、逆
転防止爪によって生じる音を小さくしたレンズ付きフイ
ルムユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、レンズ付きフイルムユニットを構成してい
る樹脂製部品の内、前記逆転防止爪を設けた本体部と組
み合わされる他の部品に規制片を一体形成した。この規
制片は逆転防止爪の縁に慴接し、逆転防止爪が弾性変形
してから戻るときに摩擦抵抗を与え、逆転防止爪が操作
ダイヤルの歯列に叩きつけられるときの力を小さくす
る。
【0007】
【実施例】本発明を用いたレンズ付きフイルムユニット
を分解した状態を示す図1において、ユニット本体2は
樹脂成形によりつくられた本体部3及び、これに前後か
ら爪止めされる前カバー4及び後カバー5で構成されて
いる。前カバー4には、撮影レンズ6を露出させる撮影
窓の他、ファインダ7,カウンタ窓8が設けられてい
る。本体部3には、パトローネ室9とフイルム室10と
が一体に形成され、各々パトローネ11,フイルム12
が収納される。
【0008】パトローネ室9の上にはフイルム巻き上げ
用の操作ダイヤル13が回動自在に取り付けられてい
る。図2に示したように、操作ダイヤル13の底面には
フォーク状の巻取り軸24が一体形成されており、パト
ローネ室9の上部に形成された開口9aを通して内部に
挿通され、パトローネ11のスプール11aに係合す
る。これにより、撮影後に操作ダイヤル13を反時計方
向に回動することによって、露光済みのフイルム12を
パトローネ11内に巻き込むことができる。
【0009】前記操作ダイヤル13の外周面には、山と
谷とを一定ピッチで並べた歯列23が形成されている。
この歯列23に係合されるように、樹脂製の本体部3の
背面側上部には板状の逆転防止爪25が設けられてい
る。この逆転防止爪25は、樹脂のもつ弾性を利用して
前記歯列23に弾性的に係脱する。
【0010】すなわち図3に示したように、操作ダイヤ
ル13が正転(反時計方向)されたときには、逆転防止
爪25が歯列23の山23aで押し上げられるため実線
で示した状態から破線で示した状態へと弾性変形する。
そして、山23aが逆転防止爪25の下をくぐり抜ける
と逆転防止爪25は再び次の谷23bに落ち込みむ。こ
の動作の繰り返しによって操作ダイヤル13の正転操作
が許容され、フイルム巻き上げが行われる。
【0011】また、操作ダイヤル13が逆転(時計方
向)されたときには、実線で示したように逆転防止爪2
5の先端が谷23bに落ち込むと、操作ダイヤル13か
らの押圧力が逆転防止爪25の根元に向かうため、逆転
防止爪25は弾性変形せずにそのままの位置で操作ダイ
ヤル13の回転を阻止する。
【0012】本体部3の前面にはさらに露光ユニット1
6が組み付けられる。露光ユニット16は、フイルムパ
ーフォレーション12aと係合してフイルム巻き上げ時
に回転するスプロケット(図示省略)や、図2に示す蹴
飛ばしレバー15,シャッタ駆動用のバネ19,係止レ
バー20,巻止めカム18,一歯ギヤ18aとを備えて
いる。
【0013】フイルム巻き上げを行いこれに連動してス
プロケットが回転すると、周知のレンズ付きフイルムユ
ニットと同様に、蹴飛ばしレバー15はバネ19の付勢
に抗し、図示したシャッタセット位置に移動して係止さ
れ、またフイルム1コマ巻き上げが完了した時点で係止
レバー20が時計方向に揺動する。そして、係止レバー
20の爪が操作ダイヤル13の歯列23に係合し、それ
以上の巻き上げ操作を禁止する。なお、フイルム1コマ
送りの間に一歯ギヤ18aが一回転し、カウンタ円板1
4が一歩進するようになっている。
【0014】シャッタレリーズ操作を行うと、係止レバ
ー20が反時計方向に回動して蹴飛ばしレバー15の係
止を解除する。これにより蹴飛ばしレバー15は、バネ
19の付勢により図示したセット位置から反時計方向に
回動し、この回動によりシャッタ羽根と一体の突起28
を蹴飛ばし、シャッタ羽根が開放される。そして蹴飛ば
しレバー15が突起28から外れると、復帰ばね29に
よってシャッタ羽根が閉じ位置に戻って1回の露光が行
われる。
【0015】上記露光ユニット16を組み付けた後、本
体部3の前面には前カバー4が被せられる。前カバー4
の上面には、上述したシャッタ装置をレリーズ動作させ
るシャッタボタン17が一体に設けられている。本体部
3の背面は後カバー5により光密に覆われる。後カバー
5の内側上部には、梁状に突出した規制片26が一体に
設けられている。この規制片26は平板状をしており、
後カバー5を本体部3に組みつけたときに、その上面が
逆転防止爪25の下縁に摺接する。したがって、操作ダ
イヤル13が正転し、逆転防止爪25が図3に実線で示
した状態に弾性変形した後、山23aを乗り越えて次の
谷23bに落ち込むときの勢いが規制片26との摩擦に
よって弱められるようになる。
【0016】なお、平板状の規制片26の厚みが薄いと
規制片26も撓みやすくなるため、後カバー5を本体部
3に組み付けるときの誤差を吸収する上で有利である
が、あまり薄くなり過ぎると逆転防止爪25と摺接した
ときも容易に変形してしまい、逆転防止爪25に対して
強い摩擦力を与えることができなくなる。この点を考慮
し、規制片26の厚みとしては、その突出長L(図3)
が2〜5mm程度のときに、0.8〜1.4mm程度に
するのがよい。
【0017】このように構成されたレンズ付きフイルム
ユニットの作用について説明する。フイルム巻き上げの
ために、操作ダイヤル13を図3において反時計方向に
回動すると、歯列23の山23aが逆転防止爪25を押
し上げて破線で示したように弾性変形させる。そして山
23aが逆転防止爪25の先端からから外れると、逆転
防止爪25は樹脂の弾性復元力によって実線で示した位
置に急激に戻ろうとする。
【0018】ところが、逆転防止爪25の下縁は後カバ
ー5に梁状に突設した規制片26の上面に接しており、
この間の摩擦抵抗が逆転防止爪25の復元力を減殺す
る。このため、逆転防止爪25が実線位置に戻るときの
速度が弛められる。この結果、逆転防止爪25が次の谷
23bに落ち込むときの衝撃力が弱くなり、衝突音が和
らげられるようになる。したがって、フイルム巻き上げ
開始から1コマ巻き上げが完了するまでの間に従来発生
していたパチパチ音が小さくなる。
【0019】フイルム巻き上げ操作により、撮影済みの
フイルム12はパトローネ11に巻き込まれてゆく。そ
して、フイルム12が1コマ分巻き上げられたときに係
止レバー20が操作ダイヤル13の歯列23に噛み合
う。したがって、それ以上操作ダイヤル13を正転操作
することができなくなる。この時点ではシャッタチャー
ジが完了しており、蹴飛ばしレバー15はシャッタセッ
ト位置に係止されているから、シャッタボタン17を押
すことによって撮影を行うことができる。
【0020】シャッタボタン17を押して撮影を行う
と、係止レバー20が反時計方向に揺動し、先端の係止
爪が操作ダイヤル13の歯列23から離脱する。よっ
て、以後は上記操作の繰り返しにより、フイルム巻き上
げ及びシャッタチャージを行い、さらに次の撮影を行う
ことができるようになる。
【0021】上記実施例では平板状の規制板26が用い
られているが、例えば図4に示した規制板27のよう
に、根元部分の厚みαを上記の0.8〜1.4mm程度
にした上で、先端側を厚くした形状にしてもよい。さら
に、後カバー5は本体部3の背面側から組み付けられる
が、この組み付け時に規制片27の先端が逆転防止爪2
5の下縁に入り込みやすくするために、その先端に斜面
27aを設けておくとよい。なお、逆転防止爪25や規
制板26,27の形状や位置は、適宜変更可能であり、
また規制板26,27を一体成形する部品としても、本
体部3に結合される部品であれば、後カバー5のみに限
定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、フイルム巻き上げ用の操作ダイ
ヤルの歯列に係合し操作ダイヤルが逆転されることを阻
止する逆転防止爪の縁に規制片を摺接させ、弾性変形後
に逆転防止爪が復元するときの衝撃力を規制片との摩擦
によって低減させるようにしてあるから、操作ダイヤル
を正転させたときに逆転防止爪が弾性変形及び復元する
ことによって生じていた不快な衝撃音を大幅に和らげる
ことができる。また、この規制片を本体部の背面を遮光
するために用いられている後カバーと一体に成形するこ
とにより、部品点数や組立工数の増加を伴うことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ付きフイルムユニットのユ
ニット本体を分解した斜視図である。
【図2】本体部に露光ユニットを組み付けた状態の要部
斜視図である。
【図3】操作ダイヤルと逆転防止爪の関係を示す要部説
明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
3 本体部 5 後カバー 13 操作ダイヤル 23 歯列 25 逆転防止爪 26 規制片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に歯を形成したフイルム巻き上げ用
    の操作ダイヤルが組み込まれるとともに、前記操作ダイ
    ヤルの歯に弾性的に係合し、操作ダイヤルの正転時には
    弾性変形してその回動を許容し、操作ダイヤルの逆転時
    には前記歯の谷に入り込んでその回動を阻止する逆転防
    止爪が一体に設けられた樹脂製の本体部と、この本体部
    に組み付けられる樹脂製の他部品とからなるレンズ付き
    フイルムユニットにおいて、前記他部品に、前記逆転防
    止爪の縁に慴接し、逆転防止爪が弾性変形してから戻る
    ときに摩擦抵抗を与える規制片を一体成形したことを特
    徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記他部品は、本体部の背面を光密に覆
    う後カバーであることを特徴とするレンズ付きフイルム
    ユニット。
JP5018998A 1993-02-05 1993-02-05 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH06230522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5018998A JPH06230522A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 レンズ付きフイルムユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5018998A JPH06230522A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 レンズ付きフイルムユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06230522A true JPH06230522A (ja) 1994-08-19

Family

ID=11987229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5018998A Pending JPH06230522A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 レンズ付きフイルムユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06230522A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001290172A (ja) * 1995-08-11 2001-10-19 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2001296558A (ja) * 1995-08-11 2001-10-26 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2002189232A (ja) * 1995-08-11 2002-07-05 Sharp Corp 液晶表示装置、およびアクティブマトリクス基板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001290172A (ja) * 1995-08-11 2001-10-19 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2001296558A (ja) * 1995-08-11 2001-10-26 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2002189232A (ja) * 1995-08-11 2002-07-05 Sharp Corp 液晶表示装置、およびアクティブマトリクス基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3270227B2 (ja) 電動巻き上げ装置
JPH06230522A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPS63287837A (ja) フィルム前進部材が不用意に動かないようにしたカメラ
US5617164A (en) Camera using interference between exposure actuator and metering linkage to control motor
US5550607A (en) Lens-fitted photographic film unit with electronic flash equipment
CA2236372A1 (en) Camera
JP3337513B2 (ja) レンズ付きフイルムユニットのシャッタ装置
JP3036716B2 (ja) シャッタ羽根駆動装置
JPH0682976A (ja) レンズ付きフイルムユニットの巻止め装置
JPH0682897A (ja) 防水ケースのレリーズ装置
US5933665A (en) Film advance mechanism for camera
JP3396049B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3737179B2 (ja) 巻き上げノブの構造
JPH0682894A (ja) 防水ケース用フイルム巻き上げ装置
JP3585280B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3308404B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2766598B2 (ja) シャッタ装置
JP2592205Y2 (ja) モータ駆動シャッタ
JP2977386B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2606163Y2 (ja) レンズ付フィルムユニット
JPH1144934A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3494460B2 (ja) チャージ単独動作可能なカメラ
JP2881313B2 (ja) セルフタイマ付きカメラ
JPH075549A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH0682877A (ja) レンズ付きフイルムユニットのレリーズ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040825

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20041018

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761