JPH06230326A - コンタクトレンズを消毒及び清浄化する多電極装置及びその方法 - Google Patents

コンタクトレンズを消毒及び清浄化する多電極装置及びその方法

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JPH06230326A
JPH06230326A JP5167601A JP16760193A JPH06230326A JP H06230326 A JPH06230326 A JP H06230326A JP 5167601 A JP5167601 A JP 5167601A JP 16760193 A JP16760193 A JP 16760193A JP H06230326 A JPH06230326 A JP H06230326A
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contact lens
electrodes
lens
reservoir
bath
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JP5167601A
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Fu-Pao Tsao
ツァオ フー−パオ
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Ciba Geigy AG
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンタクトレンズを清浄化及び消毒の両方を
行なうことができ、その後レンズの洗浄を全く必要とせ
ずに、レンズを直ちに眼内に装着し得るコンタクトレン
ズケア装置システムを提供する。 【構成】 ハウジング;ハロゲン化物含有電解緩衝液を
保持するためのキャビティを画定する該ハウジング内に
配置された第一の液槽(該第一の液槽はその内部に配置
された2個の相対する電極を有し、該2個の相対する電
極はその間にコンタクトレンズを受容するように間隔を
おいて離れて配置されている)および貯液槽(該貯液槽
はその内部に配置された1個の電極を有する);該第一
の液槽と該貯液槽を連絡するイオン透過性の橋;及び該
電極に印加された電圧を制御し、かつ該電極間に電場を
発生させるために、該第一の液槽の該2個の相対する電
極及び該貯液槽の電極に機能的に接続された制御手段;
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンタクトレンズを清
浄化かつ消毒するためのコンタクトレンズケア装置シス
テム及びその方法に関する。より詳しくは、このコンタ
クトレンズケア装置システムは、コンタクトレンズの清
浄化及び消毒の双方に電気分解及び電気泳動の原理を利
用する多電極装置である。
【0002】
【従来の技術】いわゆるソフトコンタクトレンズは、定
期的に消毒されない場合には目に感染を引き起こす傾向
があることから、無菌的に保管されることが特に重要で
ある。
【0003】そのようなレンズを消毒する従来の方法
は、あらかじめ決められた時間の間それらを煮沸した
り、消毒液、特に過酸化水素溶液にそれらを浸漬したり
するような煩雑な工程を含んでいる。後者の方法は、レ
ンズを中和液または洗浄液に浸漬して、レンズから消毒
液を除去することも必要となるが、それは、この溶液が
目に対して非常に刺激的であり得るからである。
【0004】これらの方法には種々の欠点があり、例え
ばレンズの消毒ユニットは、操作中にレンズホルダの数
回の挿入及び脱着を必要とすることがあるために、使用
が煩雑となる可能性がある。加えて、使用者は消毒後に
レンズを中和するのを忘れるかもしれず、あるいは消毒
液と洗浄液とを、通常、両者は透明な溶液であるから、
相互に混同するかもしれない。言うまでもなく、消毒液
が完全に除去されていないコンタクトレンズを人の目の
中に挿入することは極めて危険である。
【0005】また、コンタクトレンズは、蛋白様物質な
どの汚染物をレンズから除去するために清浄化しなけれ
ばならず、レンズを清浄化してこれらの物質を除去する
方法は、界面活性剤(すなわち洗剤類)、酵素などへの
レンズの浸漬を含む。典型的には、これらの方法は清浄
化液をレンズからすすぎ落とすことを必要とし、典型的
には、これらの方法はレンズの満足な消毒を達成しな
い。
【0006】電気泳動の装置システムを用いてコンタク
トレンズを清浄化する方法は、例えば米国特許第4,921,
544 号明細書及び第4,732,185 号明細書に記載された方
法が公知であるが、これらの方法は、完全に充分である
とは立証されていない。これらの方法は、緩衝液中への
コンタクトレンズの浸漬及び間隔をおいて配置された1
対の電極による溶液中での電場の形成を含む。レンズ上
の汚染物、例えば蛋白質は帯電し、逆の電荷を有する電
極に誘引され、それによってレンズを清浄化する。
【0007】これらの方法に対するいくつかの欠点は、
レンズを消毒するには、典型的には、消毒剤を緩衝液に
加える必要があるということである。上記の方法のよう
に、消毒剤はレンズを眼内に挿入する前に中和され、ま
たは洗浄されなければならない。別の欠点は、例えば電
気分解の際に蛋白質が電極に蓄積されることがあり、長
い消毒時間が必要となることである。
【0008】電気分解の装置システムを用いてコンタク
トレンズを消毒する方法は、例えば特開昭60−2055号公
報に提案された方法が公知であるが、これらの方法は、
完全に充分であるとは立証されていない。これらの方法
は食塩水を電気分解して塩素(Cl2 )を生成すること
による消毒液の形成を含む。このような方法は、コンタ
クトレンズから蛋白様物質を完全に除去するには効果が
なく、結果的に、典型的には界面活性剤、酵素などがレ
ンズを清浄化するために必要となる。また、装着者の眼
内に挿入する前に、この形式の消毒工程の完了した時点
でレンズを洗浄して、塩素を除去しなければならない。
【0009】電気分解の原理を用いてコンタクトレンズ
を清浄化する公知の別の方法としては、特開昭和63−25
4416号公報に提案された方法がある。この方法は、生理
食塩液を電気分解して、コンタクトレンズを含む液槽内
に高いpHの溶液を生成させることによりコンタクトレン
ズを清浄化する多電極装置を用いる。著しくアルカリ性
である溶液はレンズ上の蛋白様物質を溶解し、更に、レ
ンズ表面からのこれらの物質の除去を助けるために、超
音波による清浄化装置が用いられる。次いで、レンズの
清浄化後に、電極の極性を逆転させることによって、こ
のアルカリ性溶液を中和し、それにより眼内への挿入前
にレンズ上のアルカリ性溶液を洗浄または中和する必要
性を回避する。この方法はコンタクトレンズを消毒しな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】コンタクトレンズを清
浄化及び消毒するための改良されたコンタクトレンズケ
ア装置システム及び方法であって、使用するのに簡単か
つ容易であり、コンタクトレンズを清浄化及び消毒する
ための公知の方法及び装置においての上記の欠点を克服
する方法を提供することが本発明の目的である。
【0011】より詳しくは、コンタクトレンズを清浄化
及び消毒の両方を行なうことができ、次いで、用いた清
浄化液及び消毒液を中和することができ、その結果清浄
化及び消毒後に、レンズの洗浄を全く必要とせず、レン
ズを直ちに眼内に装着し得るコンタクトレンズケア装置
システムを提供することが本発明の目的である。
【0012】指を用いて(すなわち手で)レンズを清浄
化する必要なしに、溶液を変える必要なしに、いかなる
追加的な化学物質を溶液に加える必要なしに、そして操
作の間にレンズを何度も装置に挿入したり取り出したり
する必要なしに、コンタクトレンズの清浄化及び消毒を
達成し得るコンタクトレンズケア装置システムを提供す
ることも、本発明のもう一つの目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の目的を念頭に置い
て、本発明のコンタクトレンズケア装置システムを簡単
に説明し、その後に、本発明の好適な実施態様を参照し
てこのコンタクトレンズケア装置システムを下記に詳細
に説明する。
【0014】本発明のコンタクトレンズケア装置システ
ムは、コンタクトレンズを保持し、かつ清浄化液及び消
毒液にコンタクトレンズを浸漬するためのキャビティと
して役立つ1または2個の液槽を有するハウジングを含
む多電極装置である。備えられた液槽が1個であると2
個であるとを問わず、それぞれのレンズ液槽は、1また
は2枚のコンタクトレンズをそれらの間に挿入するため
に相互に間隔をおいて離れて配置された2個の相対する
電極を備えている。1個のレンズ液槽が備えられている
ときは、同時に2枚のレンズを清浄化できるように、相
対する電極は、好ましくは2枚のコンタクトレンズを受
容するように間隔をおいて離れて配置されている。その
ような単一の液槽内の相対する電極は、ただ1枚のコン
タクトレンズを受容し、清浄化するように間隔をおいて
離れて配置されていてもよいが、そのような装置システ
ムは、1度にただ1枚のコンタクトレンズしか清浄化で
きないとの欠点を有する。一方、2個のレンズ液槽が備
えられているときは、相対する電極は、ただ1枚のコン
タクトレンズをそれらの間に受容するように間隔をおい
て離れて配置されていてもよく、それにより、この設計
を用いて、同時に2枚のコンタクトレンズを清浄化して
もよい。
【0015】コンタクトレンズは、レンズ液槽内で相対
する電極間に置かれる。好ましくは、液槽内で、相対す
る電極間にコンタクトレンズを保持するために、レンズ
保持手段が備えられる。電極の相対する面の、コンタク
トレンズに面する表面は、例えば電極の相対する面の形
状を、湾曲したコンタクトレンズの形状に適合させた相
補的な凸面及び凹面の外形に形成することにより、レン
ズ保持手段として役立つように適合させてもよい。この
場合、相対する電極は、ただ1枚のコンタクトレンズを
受容するよう間隔をおいて離れて配置されていることが
好ましい。これに代えて、レンズ保持手段は、1枚また
は2枚のコンタクトレンズを間隔をおいて離れた配置で
保持するためのレンズバスケットであってもよい。この
場合は、相対する電極はそれらの間にレンズバスケット
を受容するように間隔をおいて離れて配置される。
【0016】レンズ液槽に加え、装置のハウジングは消
毒及び清浄化液を保持するためのもう一つのキャビティ
を備えている。このキャビティ、すなわち貯液槽は少な
くとも1個の電極を有する。
【0017】レンズ液槽は、イオン透過性の橋、例えば
狭い導管、不活性な多孔性の仕切り、イオン透過膜又は
塩橋として機能する他の何らかの慣用的な構造を用いて
貯液槽に連絡されている。2個のレンズ液槽が備えられ
ている場合は、この2個のレンズ液槽は、それらの中の
清浄化及び消毒液が移動し得るように、相互に連絡され
ていてもよい。これに代えて、清浄化及び消毒液が、貯
液槽を経由する以外は液槽間で移動しないように、レン
ズ液槽を相互に隔離していてもよい。
【0018】イオン透過性の仕切りとして狭い導管を用
いる場合は、レンズ液槽と貯液槽との間の導管に消毒液
及び清浄化液を完全に満たし、その結果、導管内の気泡
を最少化することができ、そしてレンズ液槽と貯液槽と
の間に最も効果的な塩橋が設定できることが望ましい。
この目的を達成するために、本発明はレンズ液槽及び導
管を消毒及び清浄化液で満たす新規な方法を利用する。
【0019】すなわち、初め、貯液槽を所定の準位にま
で消毒及び清浄化液で満たす。次いで、貯液槽の上部に
嵌合するよう適合させた溶液とりかえブロックを貯液槽
に挿入する。溶液とりかえブロックは所定量の清浄化及
び消毒液を、導管を介して貯液槽からレンズ液槽へと移
送する。レンズ液槽に移送された溶液の所定量は、電極
の相対する表面及びそれらの間に挿入されたコンタクト
レンズを全体的に浸漬するのに充分である。しかも、導
管の開口部及び貯液槽内の電極の位置のために、溶液と
りかえブロックの挿入後に貯液槽内に残留する消毒及び
清浄化液の量は、導管の開口部及び貯液槽電極を浸漬す
るのに充分であり、それにより電極で電解反応が生起す
ることを可能にし、それによって導管を経由しての貯液
槽とレンズ液槽との間のイオンの移動を可能にする。
【0020】本発明の装置は、レンズ液槽及び貯液槽に
機能的に接続された制御手段も含む。制御手段は、各電
極の極性及び各電極に印加される電圧の大きさを制御で
きる。好ましくは、制御手段は自動的であり、電極の極
性及び電圧を所定のプログラムに従って制御する。好ま
しくは、制御手段は極性の範囲又は持続時間及び各電極
に印加される電位を自動的に制御するタイミング手段を
も含む。
【0021】このようにして、本発明のレンズケア装置
システムは、電気分解及び電気泳動の原理を用いたコン
タクトレンズの清浄化及び消毒の双方に効果的である。
下記は、清浄化及び消毒方法の要約である。
【0022】本発明のレンズケア装置システムに用いら
れる消毒及び清浄化液は、いかなるハロゲン化物含有電
解緩衝液であってもよい。好ましい電解緩衝液の例は、
ホウ酸若しくはリン酸緩衝食塩液又は他の生理的に適合
し得る食塩水緩衝液である。好ましいハロゲン化物化合
物の例は、NaCl、KCl、NaBr及びKBrであ
る。
【0023】コンタクトレンズを、装置のレンズ液槽の
レンズ保持手段内に配置する。レンズ液槽および貯液槽
に上記の方法による消毒及び清浄化液を満たす。次い
で、使用者が装置のスイッチを入れる。
【0024】第一工程において、制御手段の作用により
液槽内の相対する電極に逆の電位が印加されてこの相対
する2個の電極は逆の極性を示す。この最初の工程の間
に、貯液槽電極に電圧を印加する必要はない。
【0025】液槽の電解緩衝液中の逆に帯電した電極の
間に、電場が設定される。発生した電場はコンタクトレ
ンズ上の汚染物を帯電させ、逆に帯電した電場へと誘引
し、それによってレンズを電気泳動的に清浄化する。
【0026】同時に、相対する電極に印加された逆の電
位は、ハロゲン化物含有電解緩衝液中の正電極及び負電
極で起る電解反応を生起させる。
【0027】正電極では、緩衝液中のハロゲン化物、例
えば、NaClのような塩形態をなすであろうCl-
は、Cl2 のハロゲン形態へと転換される。この電極の
表面で生起する反応は、 NaCl → 1/2Cl2 + Na+ + e- である。正電極及び負電極で生起する他の反応は、電解
緩衝液を用いているために、溶液のpHに対して実質的に
は全く影響しない。
【0028】第一段階はレンズを消毒し、汚染物に関し
て浄化するのに充分な時間の間、電極に印加された特定
の電位で継続される。
【0029】次いで、第二段階は電極の極性を変化させ
る。貯液槽電極には正電荷が印加され、レンズ液槽の相
対する電極の両方に負電荷が印加される。
【0030】第二段階はハロゲン化物からCl2 のハロ
ゲンを形成する電解反応を逆転させる効果を有する。こ
の工程の間に、ハロゲンはそのハロゲン化物の塩の形態
へと逆に転換される。レンズ液槽の電極の表面も、この
極性変化の過程の間に汚染物に関し清浄化される。
【0031】第二工程はレンズ液槽内のハロゲン濃度を
消去又は少なくとも装着者の眼内にレンズを挿入する前
にレンズを洗浄する必要がなくなるような量にまで低下
させるのに充分な時間の間継続される。
【0032】以上が本発明のレンズのケア装置システム
の要約である。
【0033】
【実施例】実施例を用い、添付の図面を参照して本発明
の好適な実施態様を説明する。図面で示される寸法はイ
ンチである。
【0034】図1及び図2には、慣用のいかなる非導電
性材料で作成されていてもよく、ハウジング(9)及び
頭部(8)を含む本発明の好適な装置が示されている。
【0035】ハウジング(9)は、コンタクトレンズを
浸漬するための1個のレンズ液槽(4)及び貯液槽
(7)を有する。レンズ液槽(4)と貯液槽(7)と
は、慣用の材料で作成された狭い導管(5)により連結
される。貯液槽の上部には、溶液とりかえブロック
(6)が嵌め込まれる。
【0036】レンズ液槽(4)は、それらの間に電場を
発生させるための2個の相対する電極(1、2)を有す
る。2個のレンズ液槽電極(1、2)は、それらの間に
コンタクトレンズを配置するために間隔をおいて離れて
配置されている。この実施態様では、コンタクトレンズ
はコンタクトレンズバスケット内に保持されている。
【0037】電極(1、2)は、何ら特定の距離の間隔
をおいて離れて配置されている必要がないが、相対する
電極の表面が相互に間隔をおく距離が近ければそれだ
け、一般的に貯液槽内にハロゲンの消毒濃度を生じさせ
るのに要する時間が短くなり、そしてハロゲンを中和す
るのに要する時間も短くなる。好ましくは、電極は約
4.8mm(約16分の3インチ)程度の距離の間隔をお
いて離れて配置されているが、この距離は、ハロゲン濃
度の発生及び中和に要する時間を非常に短くすることが
できる。
【0038】レンズバスケットを用いる本実施態様で
は、電極間の距離は、より大きくなければならず、レン
ズバスケットの寸法に規定される。
【0039】本実施態様では、貯液槽(7)は1個の電
極(3)を有する。貯液槽は1個の電極に限定されるこ
とはなく、2個またはそれ以上の電極を有してもよい。
【0040】電極は慣用の不活性な導電性材料、例えば
白金、黒鉛、パラジウムなど、又は導電性重合体で構成
される。
【0041】上部の電極は、装置の頭部(8)と一体と
なるように結合されてもよい。好ましくは、頭部(8)
は上部電極と装置の残余部分との間の電気的接続が保護
されるようにハウジングに蝶番式に取り付けられる。
【0042】本実施態様では、2個の相対する液槽電極
の相対する表面は、レンズバスケット(10)に合わせ
るために平面である。レンズは、レンズバスケット(1
0)内ではいかなる方位で保持されてもよいが、一枚ず
つ重ねて水平方向に向けられるのが好ましい。レンズバ
スケットは、側方の区画によって2枚のレンズを別個に
保持し、それぞれの区画内に配置されたレンズの(左右
の)の標識が表示される別個の開口部を有する、慣用の
形式のものであってもよい。
【0043】上記の特徴に加えて、この装置は電極を電
源、例えば直流電源に機能的に接続する手段を保有しな
ければならない。これは、図面には特に指定して示され
ていない。
【0044】やはり図示されていないのが装置の制御手
段であるが、これは、制御またはプログラミングユニッ
トであることが好ましく、電極の極性及び電極の電位並
びに工程のタイミング及び持続時間をも自動的に制御し
て、最適の消毒及び清浄化の効率が達成される。
【0045】図3には、電解緩衝液が相互に混合できる
ように連結された2個のレンズ液槽を有する本発明の第
二の好適な実施態様が示されている。
【0046】レンズ液槽電極の相対する表面は、それら
の間にレンズを配置するために相補的な凹面及び凸面の
形態である。好ましくは、レンズ液槽電極の表面は、消
毒及び清浄化工程を完了するのに要する時間を最少化す
るために、約4.8mm( 約16分の3インチ)の間隔を
おいて離れて配置されている。
【0047】図4には、第二の好適な実施態様の変法が
示されており、ここでは、レンズ液槽電極は、図3に示
したものの鏡像である外形を有する。
【0048】図5には、レンズ液槽内の電解緩衝液が相
互に混合しないように相互に隔離された2個のレンズ液
槽(4)を有する第三の好適な実施態様が示されてい
る。
【0049】図6には、第三の好適実施態様の変法が示
され、ここでは、液槽電極は図5に示したものと逆の外
形を有する。
【0050】図7を参照すると、制御ユニットはハウジ
ングユニットとは別個のユニットであってもよく、ケー
ブルまたは連動するソケット配置によって相互に接続さ
れていてもよい。これに代えて、制御ユニットはハウジ
ングユニット内に恒久的に組み込まれていてもよい。
【0051】図8は別個のユニットとしての制御ユニッ
ト及びハウジングユニットの別の実施態様を示し、この
場合、ハウジングユニットは、例えば図8に図解したよ
うに、制御ユニットに挿入でき、かつそれから脱着でき
る。これに代えて、制御ユニットがハウジングユニット
に挿入でき、かつそれから脱着できてもよい。
【0052】上記の制御ユニット及びハウジングユニッ
トに関して、「制御ユニット」という用語は、電源に機
能的に接続し、かつ電極の極性を制御するための電気回
路を有するユニットを意味する。制御ユニットは、所望
ならば電源パック(交流または直流電池)、自動開閉機
構、表示手段などを含んでもよい。「ハウジングユニッ
ト」という用語は、レンズ液槽、貯液槽、電極、レンズ
バスケットなどを含むユニットを意味する。
【0053】手動の開閉装置を用いて、使用者がスイッ
チを入れられるように装置を設計してもよい。これに代
えて、例えばハウジングユニットを制御ユニットに挿入
(図8の実施態様)又はハウジングユニットを制御ユニ
ットと接続(図7の実施態様)する際に、あるいは装置
の頭部(8)を閉じる(図1及び図2の実施態様のよう
に)際に、装置を自動的に起動させてもよい。
【0054】ここで、コンタクトレンズを清浄化及び消
毒するための本発明の方法を詳細に説明する。
【0055】本発明の方法は、間隔をおいて離れて配置
された2個の電極を有する液槽に含まれたハロゲン化物
含有電解緩衝液にコンタクトレンズを浸漬することを含
む。電極及びレンズ保持手段は、それらの間に挿入され
たコンタクトレンズの表面を消毒及び清浄化液に露出さ
せるように適合させる。
【0056】レンズは、装置の使用者により2個のレン
ズ液槽電極の相対する表面の間のレンズ保持手段内に配
置される。
【0057】貯液槽にハロゲン化物含有電解緩衝液を満
たし、溶液とりかえブロックを貯液槽に挿入する。溶液
とりかえブロックは狭い導管を介してハロゲン化物含有
電解緩衝液をレンズ貯液槽へと移送し、その結果、導管
を完全に満たし、レンズ液槽に収容されたコンタクトレ
ンズを浸漬する。
【0058】ハロゲン化物含有電解緩衝液は、いかなる
アルカリまたはアルカリ土類のハロゲン化化合物、例え
ばNaCl、KCl、KBr、NaBrなどを含有して
もよい。好ましくは、電解緩衝液はホウ酸若しくはリン
酸緩衝食塩液又は生理的に適合し得る緩衝食塩液であ
る。溶液は、所望による成分として防腐剤を含有しても
よい。また、蛋白質除去剤を加えて、清浄化効力を向上
させてもよい。
【0059】第一工程では、2個の電極への電圧の印加
によって、単向性電場がハロゲン化物含有電解緩衝液中
に形成され、その結果、2個の電極は逆の極性を有す
る。好ましくは、制御手段の所定のプログラムに従っ
て、電極に印加する極性及び電位を設定する。
【0060】電場はレンズ液槽内のハロゲン化物からハ
ロゲンを生成させる。消毒濃度のハロゲンが生成され、
かつレンズが消毒されるまでの持続時間の間、電場が維
持される。所定のプログラムを用いる場合は、この工程
の持続時間をあらかじめ決定し、かつ設定してもよい。
【0061】次いで、液槽の2個の電極が負の電荷を有
し、貯液槽の電極が正の電荷を有するように、電極の極
性を変化させる。これによって、ハロゲン化物へのハロ
ゲンの逆の再転換が生起する。この工程はハロゲンの濃
度が実質的に低下し、または消去されるまで維持され、
その結果コンタクトレンズが使用者の眼内に挿入される
前に、それらを洗浄することが不要となる。所定のプロ
グラムを用いる場合は、この工程の開始、その持続時間
及び電極に印加する電位をあらかじめ決定し、設定して
もよい。
【0062】消毒工程と中和工程との間に、2個のレン
ズ電極の極性が逆転され、相互に逆になるもう一つの工
程が存在してもよい。この工程はさらなる量のハロゲン
を発生させ、レンズ液槽電極の表面をより充分に清浄化
する。
【0063】当業者であれば、タイミング序列などに応
じて異なる極性の序列並びに異なる電圧及び持続時間を
種々の電極に与えることにより、本発明のそれと実質的
に同一の結果を得ることができることを認識するであろ
う。これらの設定条件は、本発明により、完全に網羅さ
れるものである。
【0064】下記のリストは、本発明のレンズケア装置
システムの代表的な操作条件及び該操作条件の設定し得
る範囲を要約したものである。
【0065】 代表的な操作条件 工程1(消毒)の時間: 2秒 工程2(中和)の時間: 10分 工程1及び2の電圧: 6V 工程1の終了時に生成されるCl2 の濃度: 80ppm 工程2の終了時のCl2 の最終濃度: 3ppm 未満
【0066】 操作条件の設定し得る範囲 工程1(消毒)の時間: 1秒〜10分 工程1と工程2との間の選択的な消毒工程の時間: 0〜20分 工程2(中和)の時間: 2〜40分 工程1及び2の電圧: 1.0〜9V 選択的な工程の電圧: 0〜6V 工程1の終了時に生成されるCl2 の濃度: 10ppm 以上 工程2の終了時のCl2 の最終濃度: 3ppm 未満
【0067】実施例1〜6 図6による本発明の装置を用い、2枚のソフトコンタク
トレンズをそれぞれのレンズ液槽(4)に配置した。レ
ンズ液槽(4)及び貯液槽(7)にホウ酸緩衝食塩液を
満たした。頭部をハウジング上に置き、電極を制御器に
接続した。
【0068】用いた制御器は、0.0〜9.0Vの異な
る電圧及び異なる極性(+又は−)を維持する性能を有
していた。また、すべての事象の必要条件に応えるため
に、少なくとも3種類の出力電圧及び可変タイミングも
有していた。
【0069】用いた装置は、再充電できる電池を備える
ことができ、電池の電圧条件下で作動するようにプログ
ラムすることができた。
【0070】実施例1〜6のそれぞれに対する電圧、電
極の極性及び各工程の持続時間についての制御器の具体
的な設定を第1表に要約した。
【0071】全工程の終了時に、分光光度法によりレン
ズ受容槽(4)内の残留塩素を評価した。各実施例の結
果を第1表に示した。
【0072】事象プログラムの時間を延長し、ホウ酸緩
衝食塩水中に過酸化水素50〜60ppm を含有する緩衝
液、SOFTWEAR(登録商標)を用いた以外は実施
例1の手順をくり返した。残留塩素を第1表に示した。
【0073】
【表1】
【0074】上記の結果から、本発明の方法及び装置に
よって発生させることのできるハロゲン濃度は、非常に
短時間のうちに非常に高い準位に達することが示され
た。したがって、消毒時間は非常に短い。また、ハロゲ
ン濃度は、時間及び電圧によって容易に制御できる。
【0075】更に、工程全体に要するすべての時間は、
慣用の消毒の方法及び装置において必要とされる時間と
比較して、極めて短い。
【0076】さらに、本装置の構成及び操作によって、
消毒剤の濃度は実質的に消去される。しかも、ハロゲン
化物含有電解緩衝液の使用によって、溶液は中性のpH
(7.0±0.5)を維持する。したがって、清浄化し
た後のコンタクトレンズの洗浄は不要である。
【0077】当業者は、当業者がここに記載されたもの
以外の、本発明の範囲及び思想の範囲内にある種々の配
置を想起することを理解するであろう。したがって、本
発明は、ここに開示された特定の実施態様に限定される
ことは意図しておらず、それに対する明白な変法及び等
価であるものにまで拡張されることが理解されなければ
ならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンタクトレンズの第一の実施態様の
図である。
【図2】本発明のコンタクトレンズの第一の実施態様の
図である。
【図3】本発明のコンタクトレンズの第二の実施態様の
図である。
【図4】第二の実施態様の、異なる液槽の電極構造を有
する変法の図である。
【図5】本発明のコンタクトレンズの第三の実施態様の
図である。
【図6】第三の実施態様の、異なる液槽電極の構造を有
する変法の図である。
【図7】相互に接続された、別個のユニットの制御ユニ
ット及びハウジングユニットの図解図である。
【図8】別個のユニットの制御ユニット及びハウジング
ユニットの別の図解図である。
【符号の説明】
1、2、1a、2a 液槽の電極 3 貯液槽の電極 4 コンタクトレンズ液槽 5 導管 6 溶液とりかえブロック 7 貯液槽 8 装置の頭部 9 ハウジング 10 レンズバスケット

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトレンズを清浄化及び消毒する
    ためのコンタクトレンズケア装置であって、 ハウジング;ハロゲン化物含有電解緩衝液を保持するた
    めのキャビティを画定する該ハウジング内に配置された
    第一の液槽(該第一の液槽はその内部に配置された2個
    の相対する電極を有し、該2個の相対する電極はその間
    にコンタクトレンズを受容するように間隔をおいて離れ
    て配置されている);ハロゲン化物含有電解緩衝液を保
    持するためのキャビティを画定する該ハウジング内に配
    置された貯液槽(該貯液槽はその内部に配置された1個
    の電極を有する);該第一の液槽と該貯液槽を連絡する
    イオン透過性の橋;及び該電極に印加される電圧を制御
    し、かつ該電極間に電場を発生させるために、該第一の
    液槽の該2個の相対する電極及び該貯液槽の電極に機能
    的に接続された制御手段;からなることを特徴とするコ
    ンタクトレンズケア装置。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化物含有電解緩衝液を保持する
    ためのキャビティを画定するハウジング内に配置された
    第二の液槽を更に含み、該第二の液槽がその内部に配置
    された2個の相対する電極を有し、該2個の相対する電
    極がその間にコンタクトレンズを受容するために間隔を
    おいて離れて配置され、該第二の液槽と貯液槽はイオン
    透過性の橋により連絡されており、そして該第二の液槽
    の該2個の相対する電極が制御手段に機能的に接続され
    た請求項1記載のコンタクトレンズケア装置。
  3. 【請求項3】 該液槽の内部に含まれた溶液が相互に混
    合できるように第一の液槽と第二の液槽が連結されてい
    る請求項2記載のコンタクトレンズケア装置。
  4. 【請求項4】 該液槽の内部に含まれた溶液が相互に混
    合できないように第一の液槽と第二液槽が隔離されてい
    る請求項2記載のコンタクトレンズケア装置。
  5. 【請求項5】 該第一の液槽がレンズ保持手段を含む請
    求項1記載のコンタクトレンズケア装置。
  6. 【請求項6】 該レンズ保持手段がレンズバスケットで
    ある請求項5記載のコンタクトレンズケア装置。
  7. 【請求項7】 該レンズ保持手段が、相補的な凸面及び
    凹面の形態に形成されている、該第一の液槽の該2個の
    相対する電極の逆の表面である請求項5記載のコンタク
    トレンズケア装置。
  8. 【請求項8】 該第二の液槽がレンズ保持手段を含み、
    該レンズ保持手段が、相補的な凸面及び凹面の形態に形
    成されている、該第二の液槽の該2個の相対する電極の
    逆の表面である請求項2記載のコンタクトレンズケア装
    置。
  9. 【請求項9】 該イオン透過性の橋が狭い導管であり、
    貯液槽の上部に脱着し得る挿入可能な、溶液とりかえブ
    ロックを更に含む請求項1記載のコンタクトレンズケア
    装置。
  10. 【請求項10】 該第一の液槽の該2個の相対する電極
    が、約4.8mm(16分の3インチ)の間隔で離れて配
    置されている請求項1記載のコンタクトレンズケア装
    置。
  11. 【請求項11】 該第二液槽の該2個の相対する電極
    が、約4.8mm(16分の3インチ)の間隔で離れて配
    置されている請求項2記載のコンタクトレンズケア装
    置。
  12. 【請求項12】 該制御手段が、該第一の液槽及び該貯
    液槽の該電極の印加電圧及び極性を自動的に制御するよ
    うにあらかじめプログラムされている制御装置である請
    求項1記載のコンタクトレンズケア装置。
  13. 【請求項13】 該制御手段が、該第一及び第二の液槽
    並びに該貯液槽の該電極の印加電圧及び極性を自動的に
    制御するようにあらかじめプログラムされている制御装
    置である請求項2記載のコンタクトレンズケア装置。
  14. 【請求項14】 ハウジング、コンタクトレンズを浸漬
    及び清浄化するための少なくとも1個の液槽(該液相は
    その内部に配置された少なくとも1個の電極を有する)
    及び該電極に機能的に接続された制御手段を含むコンタ
    クトレンズケア装置において、ケーブル又は分離し得る
    配置により相互に機能的に接続されている分離したユニ
    ットである該制御手段及び該ハウジングを含むことを特
    徴とする改良装置。
  15. 【請求項15】 該制御手段及び該ハウジングの該分離
    し得る配置が、該制御手段及び該ハウジングの連動する
    配置を含む請求項14記載のコンタクトレンズケア装
    置。
  16. 【請求項16】 該制御手段及び該ハウジングの該分離
    し得る配置が、該ハウジングからの脱着及びそれへの挿
    入ができる該制御手段を含む請求項14記載のコンタク
    トレンズケア装置。
  17. 【請求項17】 該制御手段及び該ハウジングの該分離
    し得る配置が、該制御手段からの脱着及びそれへの挿入
    ができる該ハウジングを含む請求項14記載のコンタク
    トレンズケア装置。
  18. 【請求項18】 コンタクトレンズを清浄化及び消毒す
    る方法であって、 コンタクトレンズをハロゲン化物含有電解緩衝液に浸漬
    する工程;ハロゲン化物含有電解緩衝液中に電場を設定
    して、ハロゲン化物からハロゲンを形成させる工程;コ
    ンタクトレンズが消毒及び清浄化されるまで電場を維持
    する工程;電場を変化させて、ハロゲンをハロゲン化物
    へ転換する工程;及びすべてのハロゲンが実質的にハロ
    ゲン化物へ変換されるまで電場を維持する工程;を含む
    ことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 ハロゲン化物含有電解緩衝液を保持す
    るためのキャビティを画定するハウジング内に配置され
    たレンズ液槽(該レンズ液槽はその内部に配置された2
    個の相対する電極を有し、該2個の相対する電極はその
    間にコンタクトレンズを受容するために間隔をおいて配
    置され;該ハウジングはハロゲン化物含有電解緩衝液を
    保持するためのキャビティを画定するハウジング内に配
    置された貯液槽を有し、該貯液槽はその内部に配置され
    た1個の電極を有し;該ハウジングはレンズ液槽と貯液
    槽を連絡するイオン透過性の橋を有し;そして該ハウジ
    ングは電極の印加電圧の制御及び電極間に電場を発生さ
    せるための、レンズ液槽の2個の相対する電極と貯液槽
    の電極に機能的に接続された制御手段を有する)内にコ
    ンタクトレンズを浸漬する請求項18記載のコンタクト
    レンズを清浄化及び消毒する方法。
  20. 【請求項20】 イオン透過性の橋が狭い導管であり、
    そして貯液槽にハロゲン化物含有電解緩衝液を満たし、
    次いで、貯液槽の上部に溶液とりかえブロックを挿入
    し、それにより、ハロゲン化物含有電解緩衝液を狭い導
    管を経由してレンズ液槽へ移送することにより、コンタ
    クトレンズが浸漬される請求項18記載のコンタクトレ
    ンズを清浄化及び消毒する方法。
  21. 【請求項21】 ハロゲン化物含有電解緩衝液中に電場
    を設定して、レンズ液槽の2個の相対する電極にそれら
    が逆の極性を有するように電圧を印加することにより、
    ハロゲン化物からのハロゲンを形成させる請求項18記
    載のコンタクトレンズを清浄化及び消毒する方法。
  22. 【請求項22】 ハロゲンが形成される工程の間に、レ
    ンズ液槽の相対する電極の極性を逆転させることによ
    り、設定された電場を逆転させ、その結果追加的なハロ
    ゲンが液槽内に形成され、そして電極表面が汚染物に関
    して清浄化される請求項18記載のコンタクトレンズを
    清浄化及び消毒する方法。
  23. 【請求項23】 レンズ液槽の相対する電極に両方の電
    極が負の極性を有するように電圧を印加し、かつ貯液槽
    の電極に電極が正の極性を有するように電圧を印加する
    ことにより、ハロゲン化物含有電解緩衝液中の電場を変
    化させて、ハロゲン化物をハロゲンへに変換する請求項
    18記載のコンタクトレンズを消毒及び清浄化する方
    法。
  24. 【請求項24】 各工程の間において、液槽及び貯液槽
    の電極の、持続時間、印加電圧及び極性を自動的に制御
    するように、制御手段があらかじめプログラムされてい
    る請求項18記載のコンタクトレンズを清浄化及び消毒
    する方法。
  25. 【請求項25】 コンタクトレンズの清浄化及び消毒溶
    液であって、ハロゲン化物含有電解緩衝液を含むことを
    特徴とする溶液。
  26. 【請求項26】 該ハロゲン化物が塩化物、臭化物又は
    ヨウ化物である請求項25記載のコンタクトレンズの清
    浄化及び消毒溶液。
  27. 【請求項27】 該電解緩衝液がホウ酸塩、リン酸塩又
    は生理学上許容し得る食塩緩衝溶液である請求項25記
    載のコンタクトレンズの清浄化及び消毒溶液。
  28. 【請求項28】 ハウジング、コンタクトレンズを浸漬
    及び清浄化するための少なくとも1個の液槽(該液槽は
    その内部に配置された少なくとも1個の電極を有す
    る)、少なくとも1個の電極を有し、そして狭い導管の
    イオン透過性の橋により該液槽に連絡された貯液槽及び
    該電極に機能的に接続された制御手段を含むコンタクト
    レンズケア装置において、該貯液槽の上部に脱着し得る
    挿入可能な、溶液とりかえブロックを含み、貯液槽に溶
    液を満たし、該貯液槽の上部に溶液とりかえブロックを
    挿入し、それにより導管を経由して該液槽に溶液を移送
    することにより、該液槽は清浄化溶液で満たされる改良
    コンタクトレンズケア装置。
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