JPH06230280A - 2群ズームレンズ - Google Patents

2群ズームレンズ

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JPH06230280A
JPH06230280A JP3940593A JP3940593A JPH06230280A JP H06230280 A JPH06230280 A JP H06230280A JP 3940593 A JP3940593 A JP 3940593A JP 3940593 A JP3940593 A JP 3940593A JP H06230280 A JPH06230280 A JP H06230280A
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JP
Japan
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lens
group
positive
negative
reduction side
Prior art date
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Pending
Application number
JP3940593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ishibe
芳浩 石部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH06230280A publication Critical patent/JPH06230280A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変倍比2.5倍、投影倍率20〜50倍程度
のマイクロフィルム、プリンター等に好適な小型の2群
ズームレンズを得ること。 【構成】 拡大側より順に負の屈折力の第1群、絞り、
そして正の屈折力の第2群の2つのレンズ群を有し、広
角端から望遠端への変倍を該第1群が縮小側へ凸状の軌
跡を有しつつ移動し、該第2群が縮小側から拡大側へ単
調移動して行い、該第1群は両レンズ面が凹面の負の第
1レンズ、拡大側に凸面を向けたメニスカス状の正の第
2レンズの2つのレンズを有し、該第2群は正の第3レ
ンズ、正の第4レンズと負の第5レンズとを接合した全
体として負の貼合せレンズ、両レンズ面が凸面の正の第
6レンズそして縮小側に凸面を向けたメニスカス状の負
の第7レンズの5つのレンズを有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2群ズームレンズに関
し、特にマイクロフィルムリーダー、マイクロリーダー
プリンター、マイクロ撮影等に好適な物像間距離を一定
に有限距離に維持した状態において変倍を行った高変倍
比の投影用の2群ズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりマイクロフィルムリーダー、マ
イクロリーダープリンター、複写機等の投影光学系にお
いて、物像間距離を一定の有限距離に維持しつつ、変倍
を行い投影倍率を連続的に得るようにした投影用のズー
ムレンズが種々と提案されている。
【0003】このズームレンズは複数個の固定焦点レン
ズを回転させるターレット方式に比べ、投影倍率が連続
的に迅速にしかも容易に得られるという特徴がある。
【0004】例えば特開昭62−280814号公報や
特開平2−105211号公報等ではスクリーン側(拡
大側)より順に負の屈折力の第1群と正の屈折力の第2
群の2つのレンズ群を有し、物像間距離を一定の有限距
離に保ち、両レンズ群の間隔を変えて変倍を行った所謂
2群タイプの投影用の2群ズームレンズを開示してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近のマイクロリーダ
ーやマイクロリーダープリンター等では装置全体の小型
軽量化に伴い投影レンズも小型軽量のものが要望されて
いる。
【0006】従来よりこのような装置における小型の投
影用のズームレンズとしては変倍比が2倍程度までのも
のが多かった。投影倍率が40倍から50倍程度まで拡
大投影することのできるズームレンズは収差補正が難し
く、この結果レンズ枚数が多くなり、例えば10枚程度
で構成されているものが多い。又レンズ系全体も大型の
ものが多い。
【0007】本発明はレンズ構成を適切に設定すること
により、全体として7枚程度の少ないレンズ枚数で画面
全体に渡り良好なる光学性能の得られるマイクロフィル
ムリーダーやマイクロリーダープリンター等に好適な小
型軽量の2群ズームレンズの提供を目的とする。
【0008】特に本発明は物像間距離を一定の有限距離
に維持したまま連続的に投影倍率、例えば50倍から2
0倍程度へと変化させたFナンバー2.9〜7.8,変
倍比2.5程度を有した高解像力のしかも小型の2群ズ
ームレンズの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の2群ズームレン
ズは、拡大側より順に負の屈折力の第1群、絞り、そし
て正の屈折力の第2群の2つのレンズ群を有し、広角端
から望遠端への変倍を該第1群が縮小側へ凸状の軌跡を
有しつつ移動し、該第2群が縮小側から拡大側へ単調移
動して行い、該第1群は両レンズ面が凹面の負の第1レ
ンズ、拡大側に凸面を向けたメニスカス状の正の第2レ
ンズの2つのレンズを有し、該第2群は正の第3レン
ズ、正の第4レンズと負の第5レンズとを接合した全体
として負の貼合せレンズ、両レンズ面が凸面の正の第6
レンズそして縮小側に凸面を向けたメニスカス状の負の
第7レンズの5つのレンズを有していることを特徴とし
ている。
【0010】特に本発明では、前記2群ズームレンズは
物像間距離を一定に維持した状態で使用されていること
を特徴としている。
【0011】
【実施例】図1〜図5は本発明の数値実施例1〜5のレ
ンズ断面図である。図6〜図10は本発明の数値実施例
1〜5の収差図である。収差図において(A)は広角
端、(B)は望遠端を示す。
【0012】図1〜図5においてLは負の屈折力の第
1群、Lは正の屈折力の第2群、矢印は短焦点端(広
角端)より長焦点端(望遠端)への変倍を行う際の各レ
ンズ群の移動方向を示す。
【0013】第1群L側が拡大側であり、第2群L
側が縮小側である。Gは本発明の2群ズームレンズを投
影系として用いたときのマイクロフィルム等の押え用の
板ガラスである。Fはマイクロフィルム等の被投影物体
面、SPは絞りであり、第2群Lの拡大側に配置され
ており、変倍に伴い第2群Lと一体的又は独立に移動
している。
【0014】本実施例では図1〜図5に示すように拡大
側の第1群を前述した所定形状の2つのレンズより構成
し、縮小側の第2群を前述した所定形状の5つのレンズ
より構成し、物像間距離を一定の有限距離に維持しつ
つ、広角端から望遠端への変倍を第1群を縮小側へ凸状
の軌跡を有しつつ移動させ、第2群を縮小側から拡大側
へ単調移動させて行っている。
【0015】これにより変倍比2.5程度、投影倍率が
45倍以上を有しているにもかかわらず、レンズ枚数が
7枚程度と少ないレンズ構成で画面全体に渡り変倍の際
の収差変動の少ない高い解像力を有した2群ズームレン
ズを得ている。
【0016】又本発明では絞りを第2群の拡大側直前に
配置し、変倍に伴い第2群と一体的に移動させている。
これにより変倍に伴う拡大側の瞳位置移動を極力少なく
し、良好なる光学性能が容易に得られるようにしてい
る。
【0017】尚、本実施例で拡大側とは任意のズーム位
置で物点と像点の2つの共役点をとったときズームレン
ズの主点より遠方の共役点が存在する側をいう。縮小側
とはこの逆の側をいう。
【0018】本発明の目的とする2群ズームレンズは以
上の諸条件を満足することにより達成されるが、本発明
において更に投影像全体の光学性能を良好に維持しつ
つ、レンズ系全体の小型軽量化を図るには次の諸条件を
満足するのが良い。
【0019】前記第1群と第2群の焦点距離を各々F
1,F2、広角端における全系の焦点距離をFW、第i
レンズの焦点距離をfi、第iレンズの材質のアッベ数
をνdi、第i番目のレンズ面の曲率半径をRiとした
とき −2.0<F1/F2<−1.5 ‥‥‥(1) 0.5<f6/FW< 0.75 ‥‥‥(2) 0.5<R13/f7<0.8 ‥‥‥(3) νd5−νd4<−35 ‥‥‥(4) なる条件を満足することである。
【0020】条件式(1)は負の屈折力の第1群と正の
屈折力の第2群との屈折力の比に関し、主にレンズ系全
体の小型化を図りつつ、諸収差をバランス良く補正する
為のものである。
【0021】上限値を越えると望遠側においてレンズ系
全体が大型化し、又コマ収差を良好に補正するのが難し
くなってくる。又下限値を越えると広角側において軸上
色収差の発生が大となり、又望遠端、広角端共に倍率色
収差が発生し、それらを良好に補正するのが難しくなっ
てくる。
【0022】条件式(2)は第6レンズの正の屈折力を
適切に設定し、主に広角端における諸収差を良好に補正
する為のものである。上限値を越えて正の屈折力が弱く
なり過ぎると倍率色収差を良好に補正するのが難しくな
ってくる。又下限値を越えて第6レンズの正の屈折力が
強くなり過ぎるとコマ収差が急激に増大し、その補正が
困難となってしまう。
【0023】条件式(3)は負の第7レンズの拡大側の
凹面の曲率半径を適切に設定し、主に球面収差と非点収
差をバランス良く補正する為のものである。上限値を越
えて凹面の曲率が弱くなり過ぎると球面収差が補正過剰
となり、又非点収差の補正が難しくなってくる。逆に下
限値を越えて凹面の曲率が強くなり過ぎると球面収差が
補正不足となると共に倍率色収差が増大してくるので良
くない。
【0024】条件式(4)は貼合せレンズである第4レ
ンズと第5レンズの材質のアッベ数を適切に設定し、主
に軸上色収差を良好に補正する為のものである。条件式
(4)の上限値を外れると軸上色収差の補正が難しくな
ってくる。
【0025】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてRiは拡大側より順に第i番目のレンズ面の
曲率半径、Diは拡大側より第i番目のレンズ厚及び空
気間隔、Niとνiは各々拡大側より順に第i番目のレ
ンズのガラスの屈折率とアッベ数である。但し、R1
5,R16は押え板ガラスである。
【0026】又前述の各条件式と数値実施例における諸
数値との関係を表−1に示す。
【0027】
【外1】
【0028】
【表1】
【0029】
【外2】
【0030】
【表2】
【0031】
【外3】
【0032】
【表3】
【0033】
【外4】
【0034】
【表4】
【0035】
【外5】
【0036】
【表5】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く各レンズを構
成することにより変倍比2.5倍を越え、又投影倍率が
45倍以上まで含むマイクロフィルムリーダーやマイク
ロリーダープリンター等に好適な良好なる光学性能を有
した小型の投影用の2群ズームレンズを達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の数値実施例1のレンズ断面図
【図2】 本発明の数値実施例2のレンズ断面図
【図3】 本発明の数値実施例3のレンズ断面図
【図4】 本発明の数値実施例4のレンズ断面図
【図5】 本発明の数値実施例5のレンズ断面図
【図6】 本発明の数値実施例1の収差図
【図7】 本発明の数値実施例2の収差図
【図8】 本発明の数値実施例3の収差図
【図9】 本発明の数値実施例4の収差図
【図10】 本発明の数値実施例5の収差図
【符号の説明】
第1群 L 第2群 SP 絞り G 板ガラス F 被投影物体面 d d線 g g線 ΔS サジタル像面 ΔM メリディオナル像面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大側より順に負の屈折力の第1群、絞
    り、そして正の屈折力の第2群の2つのレンズ群を有
    し、広角端から望遠端への変倍を該第1群が縮小側へ凸
    状の軌跡を有しつつ移動し、該第2群が縮小側から拡大
    側へ単調移動して行い、該第1群は両レンズ面が凹面の
    負の第1レンズ、拡大側に凸面を向けたメニスカス状の
    正の第2レンズの2つのレンズを有し、該第2群は正の
    第3レンズ、正の第4レンズと負の第5レンズとを接合
    した全体として負の貼合せレンズ、両レンズ面が凸面の
    正の第6レンズそして縮小側に凸面を向けたメニスカス
    状の負の第7レンズの5つのレンズを有していることを
    特徴とする2群ズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1群と第2群の焦点距離を各々F
    1,F2、広角端における全系の焦点距離をFW、第i
    レンズの焦点距離をfi、第iレンズの材質のアッベ数
    をνdi、第i番目のレンズ面の曲率半径をRiとした
    とき −2.0<F1/F2<−1.5 0.5<f6/FW< 0.75 0.5<R13/f7<0.8 νd5−νd4<−35 なる条件を満足することを特徴とする請求項1の2群ズ
    ームレンズ。
JP3940593A 1993-02-02 1993-02-02 2群ズームレンズ Pending JPH06230280A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5764426A (en) * 1995-10-23 1998-06-09 Nikon Corporation Variable focal length optical system
JP2001051195A (ja) * 1999-07-28 2001-02-23 Nitto Kogaku Kk 投写用ズームレンズおよびプロジェクタ装置
JP2005227569A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Nagano Kogaku Kenkyusho:Kk 2群ズームレンズ
US8449127B2 (en) 2009-12-24 2013-05-28 Olympus Medical Systems Corp. Endoscope objective lens and endoscope using the same
CN105988194A (zh) * 2015-01-30 2016-10-05 信泰光学(深圳)有限公司 投影镜头
CN114859530A (zh) * 2022-07-06 2022-08-05 江西晶超光学有限公司 光学系统、取像模组及终端设备

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