JP2003066331A - ズームレンズ及びそれを有する光学機器 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する光学機器

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JP2003066331A
JP2003066331A JP2001256043A JP2001256043A JP2003066331A JP 2003066331 A JP2003066331 A JP 2003066331A JP 2001256043 A JP2001256043 A JP 2001256043A JP 2001256043 A JP2001256043 A JP 2001256043A JP 2003066331 A JP2003066331 A JP 2003066331A
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lens
lens group
zoom
group
refractive power
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Takeshi Nishimura
威志 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2群より成るズームレンズにおいて、薄型化
を図りつつ高い光学性能を有し、しかも比較的簡易な構
成のズームレンズ及びそれを有する光学機器を得るこ
と。 【解決手段】 物体側から順に、正の屈折力の第1レン
ズ群L1と負の屈折力の第2レンズ群L2を有し、双方
の空気間隔を変化させて変倍を行い、第1レンズ群L1
は、第1−1レンズ群L11、絞りSP、正の屈折力の
第1−2レンズ群L12で構成され、第1−1レンズ群
L11はプラスチック材より成る非球面レンズGPを有
し、第1、第2レンズ群L1,L2の焦点距離f1,f
2、広角端における全系の焦点距離fw、前記非球面レ
ンズGPの焦点距離f13、絞りと第1−2レンズ群L
12の最も物体側のレンズ面までの軸上空気間隔Dp等
を適切に設定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子スチルカメラ、
レンズシャッターカメラ、ビデオカメラ、デジタルカメ
ラ等に好適なズームレンズ及びそれを有する光学機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、非球面レンズの加工技術の発展に
伴い、非球面レンズを使用しレンズ枚数の削減、レンズ
全長の短縮、光学性能の向上等を図ったズームレンズが
種々提案されている。
【0003】一般的に、非球面レンズは球面レンズに比
べ成形が難しいため、必要最小限に非球面レンズの枚数
を留めることが望ましく、そのためには、光学系中に効
果的に非球面レンズを配置する必要がある。
【0004】一方、ズームレンズとして最も簡素である
ズームタイプとして2つのレンズ群を有し、双方のレン
ズ群間隔を変えて変倍を行う2群ズームレンズが知られ
ている。
【0005】この内、長いバックフォーカスを必要とし
ないレンズシャッターカメラ用等のズームレンズとし
て、物体側より順に正の屈折力の第1レンズ群(第1
群)と負の屈折力の第2レンズ群(第2群)から成り、
2つのレンズ群の軸上空気間隔を変化させて変倍を行う
ズームレンズが従来より種々提案されている。
【0006】本出願人も先に特開昭56−128911
号公報、特開昭57−201213号公報、特開昭60
−170816号公報、特開昭60−191216号公
報、特開昭62−56917号公報等において、物体側
から順に正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2
レンズ群の2つのレンズ群で構成し、両レンズ群の間隔
を変えて変倍する小型のズームレンズを提案している。
【0007】これらの公報においては物体側より順に
正、負の屈折力のレンズ群配置を採用し、バックフォー
カスを比較的短くし、更にレンズ全長の短縮化を図った
高い光学性能を有したズームレンズを実現している。
【0008】この内、特開昭56−128911号公報
では第1レンズ群を正、負、正、正の屈折力のレンズの
4つのレンズで構成し、第2レンズ群を正、負の屈折力
のレンズの2つのレンズで構成してレンズ系全体の簡素
化を図った小型のズームレンズを提案している。
【0009】また、特開昭63−311224号公報で
は第1レンズ群を正、負、正、正の屈折力のレンズの4
つのレンズで構成し、第2レンズ群を正、負の屈折力の
レンズの2つのレンズで構成し、更に各レンズ群に非球
面を用いて光学性能の向上を図った小型のズームレンズ
を提案している。
【0010】また、特開平4−161914号公報では
第1レンズ群を正レンズ、負レンズ、非球面レンズ、正
レンズの4つのレンズで構成し、第2レンズ群を正、
負、負レンズの3つのレンズより構成し、各レンズ群に
非球面を用いたズームレンズを提案している。
【0011】また、特開昭62−90611号公報、特
開昭62−113120号公報、特開平3―11611
0号公報では、第1レンズ群を正、負、正、正レンズで
構成し、第2レンズ群を正、負レンズの2つのレンズ、
ないしは正、負、負レンズの3つのレンズより構成した
変倍比1.5程度の2群ズームレンズを提案している。
【0012】また、本出願人は特開平9−211325
号公報、特開平10−48523号公報において第1レ
ンズ群を正レンズ、負レンズ、非球面レンズ、正レン
ズ、第2レンズ群を正レンズ、負レンズより構成し、非
球面レンズを効果的に配置したことにより高い光学性能
を有した小型のズームレンズを実現している。
【0013】また、レンズ鏡筒が沈胴可能なコンパクト
カメラにおいては望遠端における第1面から最終面まで
の厚みがカメラの厚みに大きく寄与する。
【0014】望遠端における第1面から最終面までの距
離の小さいズームレンズが特開平10−281890号
公報で提案されている。本出願人も特開平8−3047
03号公報、特開2000−258688号公報等でこ
のようなズームレンズを提案している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述した正の屈折力の
第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群の2つのレン
ズ群よりなる2群ズームレンズにおいて、レンズ系全体
の小型化を図りつつ全変倍範囲において高い光学性能を
得るためには、各レンズ群の屈折力やレンズ構成を適切
に設定しなければならない。
【0016】一般に2群ズームレンズにおいて第1、第
2レンズ群の双方の屈折力を強めれば高変倍化が容易に
なり、また変倍における各レンズ群の移動量が少なくな
り、レンズ全長の短縮化が可能となる。しかしながら各
レンズ群の屈折力を単に強めると変倍に伴う収差変動が
大きくなり、これを良好に補正するのが難しくなってく
るという問題点が生じてくる。
【0017】例えば前述の特開昭63−311224号
公報、特開平4−161914号公報、特開昭62−9
0611号公報、特開昭62−113120号公報、特
開平3−116110号公報では、各レンズ群の屈折力
が比較的弱い為、望遠端における第1レンズ面から最終
レンズ面までの距離が長くなる傾向があった。
【0018】また、特開平9−211325号公報では
各レンズ群にプラスチック非球面レンズを用い製作容易
なズームレンズを達成しているが、望遠端における第1
レンズ面から最終レンズ面までの距離が長くなる傾向が
あった。
【0019】本発明は、2群より成るズームレンズにお
いて、各レンズ群の屈折力を適切に設定することにより
レンズ系の小型化、特に薄型化を図りつつ高い光学性能
を有し、しかも比較的簡易な構成のズームレンズ及びそ
れを有する光学機器の提供を目的とする。
【0020】特に、各レンズ群の屈折力を適切に設定す
るとともに特に第1レンズ群の構成、特に絞りを第1レ
ンズ群中に配置し、かつ第1レンズ群の非球面レンズを
最適な位置に設定することによりレンズ系の小型化、薄
型化を図りつつ高い光学性能を有し、しかも比較的ロー
コストで変倍比2.0〜3.5に適したズームレンズ及
びそれを有する光学機器の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のズーム
レンズは、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群
と負の屈折力の第2レンズ群を有し、第1、第2レンズ
群の空気間隔を変化させて変倍を行うズームレンズにお
いて、前記第1レンズ群は物体側から順に、第1−1レ
ンズ群、絞り、正の屈折力の第1−2レンズ群で構成さ
れ、該第1−1レンズ群はプラスチック材より成る非球
面レンズを有しており、前記第1レンズ群、第2レンズ
群の焦点距離を各々f1,f2、広角端における全系の
焦点距離をfw、前記第1−1レンズ群中のプラスチッ
ク材より成る非球面レンズの焦点距離をf13、絞りと
第1−2レンズ群の最も物体側のレンズ面までの軸上空
気間隔をDpとするとき、 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 |fw/f13|< 0.8 0.01 < Dp/fw < 0.1 なる条件を満足することを特徴としている。
【0022】請求項2の発明のズームレンズは、物体側
から順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第
2レンズ群を有し、第1、第2レンズ群の空気間隔を変
化させて変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レ
ンズ群L1は物体側から順に、第1−1レンズ群、絞
り、正の屈折力の第1−2レンズ群で構成され、該第1
−1レンズ群は非球面レンズを有しており、前記第1レ
ンズ群、第2レンズ群の焦点距離を各々f1,f2、広
角端における全系の焦点距離をfw、前記第1−1レン
ズ群中の非球面レンズの材料の屈折率、焦点距離を各々
N13,f13、絞りと第1−2レンズ群の最も物体側
のレンズ面までの軸上空気間隔をDpとするとき、 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 |fw/f13| < 0.8 0.01 < Dp/fw < 0.1 1.48 < N13 < 1.62 なる条件を満足することを特徴としている。
【0023】請求項3の発明のズームレンズは、物体側
から順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第
2レンズ群を有し、第1、第2レンズ群の空気間隔を変
化させて変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レ
ンズ群は物体側から順に、第1−1レンズ群、絞り、正
の屈折力の第1−2レンズ群で構成され、該第1−1レ
ンズ群は最も像面側に負レンズを配置した2枚以上の負
レンズを有し、最も像面側の負レンズは非球面レンズで
あり、該非球面レンズと絞りまでの距離をDash、前
記第1レンズ群、第2レンズ群の焦点距離を各々f1,
f2、広角端における全系の焦点距離をfwとすると
き、 0.01 < Dash/fw < 0.10 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 なる条件を満足することを特徴としている。
【0024】請求項4の発明のズームレンズは、物体側
から順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第
2レンズ群を有し、第1、第2レンズ群の空気間隔を変
化させて変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レ
ンズ群は物体側から順に、第1−1レンズ群、絞り、正
の屈折力の第1−2レンズ群で構成され、該第1−1レ
ンズ群は物体側から順に、正レンズ、負レンズ、負レン
ズを有し、該1−2レンズ群は正レンズを有し、前記第
1レンズ群、第2レンズ群の焦点距離を各々f1,f
2、広角端における全系の焦点距離をfw、絞りと第1
−2レンズ群の最も物体側のレンズ面までの軸上空気間
隔をDpとするとき、 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 0.01 < Dp/fw < 0.1 なる条件を満足することを特徴としている。
【0025】請求項5の発明は請求項1、2、3又は4
の発明において、前記広角端および望遠端における全系
の焦点距離を各々fw、ftとするとき、 2.0 < ft/fw < 3.2 なる条件を満足することを特徴としている。
【0026】請求項6のズームレンズは、物体側から順
に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レン
ズ群を有し、第1、第2レンズ群の空気間隔を変化させ
て変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レンズ群
は物体側から順に、第1−1レンズ群、絞り、正の屈折
力の第1−2レンズ群で構成され、前記第1レンズ群、
第2レンズ群の焦点距離を各々f1,f2、広角端及び
望遠端における全系の焦点距離を各々fw,ftとする
とき、 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 2.0 < ft/fw < 3.2 なる条件を満足することを特徴としている。
【0027】請求項7の発明は請求項1から6のいずれ
か1項の発明において、前記第1−1レンズ群と第1−
2レンズ群の軸上空気間隔をD34、第1レンズ群の第
1レンズ面から最終レンズ面までの長さをD1とすると
き、 0.1 < D34/D1 < 0.5 なる条件を満足することを特徴としている。
【0028】請求項8の発明は請求項1から7のいずれ
か1項の発明において、前記第1−1レンズ群は、最も
像側に物体側に凹面を向けたプラスチック材より成る負
レンズを有し、該負レンズはレンズ中心からレンズ周辺
にかけて負の屈折力が強くなる形状の非球面を有してい
ることを特徴としている。
【0029】請求項9の発明は請求項1から8のいずれ
か1項の発明において、前記第1−2レンズ群は単一の
正レンズユニットよりなり、該正レンズの焦点距離をf
14、全系の広角端の焦点距離をfwとするとき、 0.4 < f14/fw < 0.7 なる条件を満足することを特徴としている。
【0030】請求項10の発明は請求項1から9のいず
れか1項の発明において、前記各レンズ群はプラスチッ
ク材より成る非球面レンズを有することを特徴としてい
る。
【0031】請求項11の発明は請求項1から10のい
ずれか1項の発明において、前記第2レンズ群は物体側
から順に、プラスチック材より成る非球面レンズと負メ
ニスカスレンズより成り、該プラスチック材より成る非
球面レンズの焦点距離をf21、望遠端における全系の
焦点距離をftとしたとき、 |ft/f21|< 1.0 なる条件を満足することを特徴としている。
【0032】請求項12の発明は請求項1から11のい
ずれか1項の発明において、前記第1−1レンズ群と第
1−2レンズ群を相対的に偏心させることで光学的な調
整をすることを特徴としている。
【0033】請求項13の発明は請求項1から12のい
ずれか1項の発明において、前記第1レンズ群と前記第
2レンズ群を共に相対間隔を変化させながら物体側へ繰
出すことにより無限遠物体から至近物体にかけてフォー
カシングを行うことを特徴としている。
【0034】請求項14の発明の光学機器は、請求項1
から13のいずれか1項のズームレンズを有しているこ
とを特徴としている。
【0035】請求項15の発明は請求項14の発明にお
いて、望遠端における最も物体側のレンズ面から最も像
側のレンズ面までの距離をTDt、最大像高をYとする
とき、 0.7 < TDt/Y < 1.05 なる条件を満足することを特徴としている。
【0036】請求項16の発明は請求項14又は15の
発明において、前記広角端における全系の焦点距離をf
w、最大像高をYとするとき、 1.2 < fw/Y < 1.5 なる条件を満足することを特徴としている。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1のズー
ムレンズのレンズ断面図、図2、図3は本発明の実施形
態1の広角端、望遠端における収差図である。
【0038】図4は本発明の実施形態2のズームレンズ
のレンズ断面図、図5、図6は本発明の実施形態2の広
角端、望遠端における収差図である。
【0039】図7は本発明の実施形態3のズームレンズ
のレンズ断面図、図8、図9は本発明の実施形態3の広
角端、望遠端における収差図である。
【0040】図10は本発明の実施形態4のズームレン
ズのレンズ断面図、図11、図12は本発明の実施形態
4の広角端、望遠端における収差図である。
【0041】図13は本発明の実施形態5のズームレン
ズのレンズ断面図、図14、図15は本発明の実施形態
5の広角端、望遠端における収差図である。
【0042】図16は本発明の実施形態6のズームレン
ズのレンズ断面図、図17、図18は本発明の実施形態
6の広角端、望遠端における収差図である。
【0043】レンズ断面図において、L1は正の屈折力
の第1レンズ群(第1群)、L2は負の屈折力の第2レ
ンズ群(第2群)である。各実施形態では、両レンズ群
の間隔を減少させつつ、双方のレンズ群を矢印の如く物
体側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行ってい
る。
【0044】SPは絞りであり、第1群L1中に設けて
いる。IPは像面である。
【0045】第1レンズ群L1は物体側から順に第1−
1レンズ群L11,絞りSP,正の屈折力の第1−2レ
ンズ群L12で構成している。絞りSPは第1群L1と
一体的に移動している。
【0046】収差図の球面収差において実線はd線、二
点鎖線はg線、鎖線は正弦条件であり、非点収差におい
て実線はサジタル光線、点線はメリディオナル光線を表
し、倍率色収差において二点鎖線はg線を表す。
【0047】次に各実施形態のズームレンズの特徴につ
いて説明する。
【0048】第1−1レンズ群L11は物体側より順
に、物体側に凸面を向けたメニスカス状の正レンズG1
1、物体側に凹面を向けた負レンズG12、物体側に凹
面を向けたメニスカス状の負レンズG13を有してい
る。
【0049】最も像面側の負レンズG13はプラスチッ
ク材より成り、非球面を有している。負レンズG13の
非球面はレンズ中心からレンズ周辺にかけて負の屈折力
が強くなる形状より成っている。
【0050】第1−2レンズ群L12は両レンズ面が凸
面の単一の正レンズユニットG14より成っている。
【0051】第2レンズ群L2は物体側より順に、プラ
スチック材より成り、かつ非球面を有する正レンズG2
1,像面側に凸面を向けたメニスカス状の負レンズG2
2を有している。
【0052】第1レンズ群と第2レンズ群の焦点距離を
各々f1,f2、広角端と望遠端における全系の焦点距
離を各々fw,ft、負レンズG13の焦点距離をf1
3、絞りと第1−2レンズ群L12の最も物体側のレン
ズ面までの軸上空気間隔をDp、負レンズG13の材料
の屈折率をN13、負レンズG13の像面側のレンズ面
と絞りまでの距離をDash、第1−1レンズ群L11
と第1−2レンズ群L12の軸上空気間隔をD34、第
1レンズ群L1の第1レンズ面(物体側のレンズ面)か
ら最終レンズ面(正レンズG14の像面側のレンズ面)
までの長さをD1,正レンズG14の焦点距離をf1
4、正レンズG21の焦点距離をf21とするとき、 0.40 < f1/fw < 0.80 ・・・(1) 0.40 <|f2/fw|< 0.80 ・・・(2) |fw/f13|< 0.8 ・・・(3) 0.01 < Dp/fw < 0.1 ・・・(4) 1.48 < N13 < 1.62 ・・・(5) 0.01 < Dash/fw < 0.10 ・・・(6) 2.0 < ft/fw < 3.2 ・・・(7) 0.1 < D34/D1 < 0.5 ・・・(8) 0.4 < f14/fw < 0.7 ・・・(9) |ft/f21|< 1.0 ・・・(10) なる条件を満足するように構成している。
【0053】尚、請求項1の発明では、条件式(1)、
(2)、(3)、(4)を同時に満足するようにし、請
求項2の発明では、条件式(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)を同時に満足するようにし、請求項3の
発明では、(1)、(2)、(6)を同時に満足するよ
うにし、請求項4の発明では、(1)、(2)、(4)
を同時に満足するようにし、請求項6の発明では、
(1)、(2)、(7)を同時に満足するようにしてい
る。
【0054】そして、請求項1〜4、6の発明におい
て、前述した条件式のうちの任意の条件式を満足させれ
ば、該当する条件式に対応する更なる光学性能の向上を
図ったズームレンズを得ることができる。
【0055】又、本発明のズームレンズをデジタルカメ
ラやビデオカメラそしてフィルム用カメラ等の光学機器
に適用したときには、ズームレンズの広角端における全
系の焦点距離をfw、望遠端における最も物体側のレン
ズ面から最も像側のレンズ面までの距離をTDt、最大
像高(撮像手段やフィルムの対角線長の半分に相当)を
Yとするとき、 0.7 < TDt/Y < 1.05 ・・・(11) 1.2 < fw/Y < 1.5 ・・・(12) なる条件を満足するように構成している。
【0056】各実施形態では以上のように2群ズームレ
ンズにおいて、各レンズ群の屈折力を適切に設定すると
ともに特に第1レンズ群の構成、特に絞りを第1レンズ
群中に配置し、かつ第1レンズ群の非球面レンズを最適
な位置に設定することによりレンズ系の小型化、特に薄
型化を図りつつ高い光学性能を有し、しかも比較的ロー
コストで変倍比2〜3程度に適した小型のズームレンズ
を達成している。
【0057】次に前述した各条件式の技術的意味につい
説明する。
【0058】条件式(1)は第1レンズ群と広角端にお
ける全系の焦点距離との比に関し、主にレンズ系の小型
化と高性能化のバランスを図るためのものである。
【0059】下限値を超えて第1レンズ群の屈折力が強
くなり過ると特に第1レンズ群で発生する球面収差が増
大し、補正不足傾向になり、変倍による球面収差変動が
補正困難になるため良くない。また、上限値を超えて第
1レンズ群の屈折力が弱くなり過るとテレフォトが弱ま
り、レンズ系が大型化するため良くない。
【0060】更に小型化と高性能化のバランスを図るた
めには条件式(1)の下限値を0.55、上限値を0.
75とすることが好ましい。
【0061】条件式(2)は第2レンズ群と広角端にお
ける全系の焦点距離との比に関し、主に小型化と高性能
化のバランスを図るためのものである。
【0062】下限値を超えて第2レンズ群の屈折力が強
くなり過ぎると特に広角端における歪曲収差が悪化し、
また、ぺッツバール和が負の方向に増大し、像面特性が
悪化するため良くない。また、上限値を超えて第2レン
ズ群の屈折力が弱くなり過ぎると第2レンズ群の有効レ
ンズ径が大型化し、また、変倍に伴う第2レンズ群の移
動量が増大し、望遠端における光学全長が増大するため
良くない。
【0063】更に小型化と高性能化のバランスを図るた
めには条件式(2)の下限値を0.55、上限値を0.
70とすることが好ましい。
【0064】条件式(3)は広角端における全系の焦点
距離と、第1−2レンズ群が有する非球面レンズG13
の焦点距離の比に関し、主に諸収差をバランス良く補正
するためのものである。また、非球面レンズの材料は硝
子とプラスチックの両方に対応である。
【0065】第1レンズ群は正の強い屈折力を有してお
り、特に第1−2レンズ群が大きく分担している。第1
−2レンズ群で大きく分担することで第1レンズ群の像
側主点をより第2レンズ群側に近づけることにより変倍
を容易にしている。ただ、第1−2レンズ群で正の屈折
力を大きく分担している為に、球面収差が大きく発生し
ている。第1レンズ群全体である程度、球面収差を良く
する為に第1−1レンズ群の非球面レンズで第1−2レ
ンズ群の球面収差を補正している。
【0066】条件式(3)の上限値を超えて非球面レン
ズの屈折力が強くなり過ぎると、球面収差が補正過剰と
なるため非球面効果が小さくなり、特に広角端における
像面湾曲が悪化し、強いては広角化が困難となるので良
くない。また、硝子材より成る非球面レンズに対し比較
的コストの安いプラスチック材より成る非球面レンズを
用いた時、温度や湿度による特に屈折率変化に伴う非球
面レンズの焦点距離の変化が増大し、特に望遠端におけ
る全系のピント変化が増大するため良くない。
【0067】更に高性能化と温度、湿度変化に伴う全系
のピント変化を抑制するためには、条件式(3)の上限
値を0.70とすることが好ましい。
【0068】条件式(4)は絞りと第1−2レンズ群の
最も物体側のレンズ面との光軸上の距離と広角端におけ
る全系の焦点距離の比に関し、主に瞳位置を適切な位置
に設定し小型化と広角化を可能とするためのものであ
る。
【0069】カメラの薄型化を図る上で望遠端の光学全
長を短縮することが望まれている。望遠端の光学全長を
短縮するためにはある程度、焦点距離範囲を広角化した
方が有利である。ただ広角化するときの問題点の一つと
して周辺光量を十分確保することがあり、絞りの配置が
重要となる。
【0070】条件式(4)の下限値をこえると絞りとレ
ンズが干渉する危険があるので良くない。また、入射瞳
が比較的像面側に位置し、前玉径が増大するため広角化
したとき周辺光量を確保しようとするとレンズ径が増大
するだけでなく、特に広角端におけるコマ収差の補正が
困難となるため良くない。また、上限値を超えると第2
レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れるため、特
に変倍による倍率色収差の変動が増大するため良くな
い。
【0071】更に小型化と高性能を両立するためには条
件式(4)の上限値を0.08、下限値を0.02とす
ることが好ましい。
【0072】条件式(5)は前記第1−2レンズ群の非
球面レンズG13の材料の屈折率を規定したものであ
り、主に像面特性を良好に補正し、更にコスト低減を図
るためのものである。
【0073】下限値を超えると非球面レンズの非球面量
が増大し、成形が困難となるため好ましくない。また、
上限値を超えるとぺッツバール和が正の方向に増大し、
特に広角端における像面特性が悪化するため良くない。
また、一般的に硝子は屈折率が高くなるほど加工が難し
くなる為、良くない。
【0074】更に好ましくは条件式(5)の上限値を
1.60、下限値を1.50とすることが望ましい。
【0075】条件式(6)は前記第1−1レンズ群の非
球面レンズG13と絞りまでの光軸上の距離と広角端に
おける全系の焦点距離との比に関し、諸収差をバランス
良く補正するためのものである。第1−1レンズ群に少
なくとも2枚の負レンズを有し、最も像側の負レンズG
13に非球面を施している。広角端における歪曲収差を
補正する為には負レンズをより物体側に位置した方が良
いが、特に球面収差を良好に補正する為にはある程度絞
り付近に非球面を配置した方が良い。
【0076】そこで第1−1レンズ群に少なくとも2枚
の負レンズを用いて、最も像面側の負レンズに非球面を
施して、比較的絞り付近に配置している。これにより、
軸上光束が光軸より離れた所を通過するようにし、特に
球面収差の補正を良好に行っている。また、非球面レン
ズを負レンズとしているので正の屈折力の第1レンズ群
で発生している軸上色収差を補正できるので良い。非球
面レンズより物体側の負レンズでは主に歪曲収差と軸上
色収差を補正することが出来る。
【0077】条件式(6)の下限値を超えると非球面と
絞りが近くなり過ぎて球面収差の補正は容易になるもの
のコマ収差を同時に補正することが困難となるため良く
ない。また、上限値を超えると非球面と絞りが離れ過ぎ
るため球面収差の補正効果が弱くなるため良くない。
【0078】更に諸収差をバランス良く補正するために
は条件式(6)の下限値を0.02、上限値を0.06
とすることが望ましい。
【0079】条件式(7)は各々望遠端と広角端におけ
る全系の焦点距離の比であり、変倍比を規定したもので
ある。
【0080】条件式(7)の下限値を超えると変倍比が
小さくなり過ぎて高い変倍比が得られないので良くな
い。また、上限値を超えて変倍比が大きくなり過ぎると
色収差の補正が困難となり、また、小型化が達成できな
くなるので良くない。
【0081】更に好ましくは、条件式(7)の下限値を
2.20、上限値を3.0とすることが望ましい。
【0082】条件式(8)は前記第1−1レンズ群の最
も像面側のレンズ面と第1−2レンズ群の最も物体側の
レンズ面との軸上空気間隔を規定したものである。
【0083】条件式(8)の下限値を超えると、第1−
1レンズ群と第1−2レンズの間に絞りを配置するのが
困難となるため好ましくない。また、上限値を超えると
第1レンズ群の厚みが増大し、強いては前玉径が増大す
るため好ましくない。
【0084】更に好ましくは、条件式(8)の下限値を
0.12とすることが望ましい。また、上限値を0.3
とすることが望ましい。
【0085】条件式(9)は第1−2レンズ群の正レン
ズG14の焦点距離に関する。第1−2レンズ群を正の
屈折力の単一レンズで構成し、条件式(9)を満足する
ようにしている。
【0086】望遠端において第1レンズ群と第2レンズ
群の軸上空気間隔が小さくなるので、変倍を楽にするた
めには第1レンズ群の像側主点をより像面側に位置させ
たい。第1−2レンズ群は第1レンズ群の正の屈折力を
大きく分担しているので出来るだけ第1−2レンズ群を
薄くしたいため第1−2レンズ群を単レンズで構成して
いる。また、第1−2レンズ群で発生した色収差、球面
収差は第1−1レンズ群である程度補正可能であるので
第1−2レンズ群は単レンズが好ましい。
【0087】条件式(9)下限値を超えると正の屈折力
が強くなり過ぎて球面収差が増大し、また、これを補正
する為に第1−1レンズ群を負の屈折力にして強めると
第1−2レンズ群に入射する軸上光束が広がり第1−2
レンズ群の正レンズのレンズ径が増大するため好ましく
ない。また、上限値を超えると第1−2レンズ群の正の
屈折力が弱くなり、第1レンズ群の像側主点位置が比較
的物体側に位置し、高変倍化の妨げになるため好ましく
ない。
【0088】更に好ましくは条件式(9)の上限値を
0.60、下限値を0.45とすることが望ましい。
【0089】条件式(10)は第2レンズ群の正レンズ
G21の屈折力に関するものである。
【0090】第2レンズ群を物体側から順に非球面レン
ズG21と負メニスカスレンズG22で構成している。
【0091】特に望遠端において球面収差を良好に補正
するためには軸上光束が光軸から離れた点を通過すると
ころに非球面を用いることが効果的である。また、より
物体側に非球面レンズを配置することでレンズ径を小さ
くすることが可能であるため好ましい。また、負メニス
カスレンズとすることで特に広角端における歪曲収差が
補正可能な形状であるため好ましい。
【0092】条件式(10)は第2レンズ群のプラスチ
ック材より成る非球面レンズG21の屈折力を規定して
おり、温度や吸湿に対する温度ピント変化を低減するた
めのものである。
【0093】条件式(10)の上限値を超えるとプラス
チック材より成る非球面レンズの屈折力が強くなり過ぎ
て、温度や吸湿変化におけるピント変動が大きくなるた
め好ましくない。温度や吸湿変化に伴う屈折率変化がプ
ラスチック材より成る非球面レンズの焦点距離の変動に
大きく寄与している。元々の屈折力がある程度弱ければ
屈折率の変動が起きても焦点距離変動は少なく、全系で
のピント変動を低減することができる。
【0094】更に好ましくは条件式(10)の上限値を
0.9とするのが良い。
【0095】条件式(11)は望遠端における第1面
(最も物体側のレンズ面)から最終レンズ面までの軸上
の距離と最大像高との比であり、小型化と性能のバラン
スを図るためのものである。全系の焦点距離をf、最大
像高をY、半画角をωとした時、 Y=f・tanω としても与えられる。
【0096】条件式(11)の下限値を超えると軸外光
束が光軸から比較的近い位置を通るため、軸外収差の補
正が困難となるため好ましくない。また、上限値を超え
ると、厚くなるため携帯時のカメラの薄型化に対して不
利になるので好ましくない。
【0097】更に好ましくは、条件式(11)の下限値
を0.8とすることが望ましい。また、上限値を1.0
とすることが望ましい。
【0098】条件式(12)は、広角端における全系の
焦点距離fwと最大像高Yの比を規定したものである。
【0099】条件式(12)は小型化と高性能とをバラ
ンスさせるためのものである。
【0100】条件式(12)の下限値を超えると広角端
において全系の焦点距離が小さくなり過ぎて射出角が大
きくなり、広角端における周辺光量の確保が困難とな
る。広角端におけるバックフォーカス(レンズ最終面か
ら像面までの距離)を長くすると第2レンズ群のレンズ
径が増大する。また、上限値を超えると変倍比を確保す
るためには望遠端における全系の焦点距離を長くする必
要がある。焦点距離を長くすると光学全長が長くなるた
めカメラの小型化において好ましくない。
【0101】好ましくは条件式(12)の下限値を1.
25、上限値を1.45とするのが良い。
【0102】各実施形態では、第1−1レンズ群は、最
も像側に物体側に凹面を向けたプラスチック材より成る
負レンズを有し、該負レンズはレンズ中心からレンズ周
辺にかけて負の屈折力が強くなる形状の非球面を有して
いる。
【0103】正の屈折力の第1−2レンズ群で発生する
球面収差を良好に補正する為に負レンズG13の1つの
面を光軸(レンズ中心)からレンズ周辺にかけて負の屈
折力が強くなる形状の非球面とすることが好ましい。第
1−1レンズ群の最も像面側に負レンズG13を配置す
ることで絞りに比較的近くなり、特に球面収差の補正に
効果的である。また、非球面レンズを負レンズとするこ
とで正の屈折力の第1−2レンズ群で発生する色収差を
補正することが容易となる。また、負レンズG13の物
体側のレンズ面を物体側へ凹面を向けた形状とすること
で更に球面収差を良好に補正するとともに広角端の歪曲
収差を良好に補正することが出来る。また、コストを低
減するためにはプラスチック材より成る非球面レンズと
することが好ましい。
【0104】各実施形態では、各レンズ群にプラスチッ
ク材より成る非球面レンズを使用するようにしている。
【0105】レンズ全長を短縮するためには各レンズ群
の屈折力を強めなければならない。一方、全変倍範囲に
おいて高性能化を図る場合、ある程度は各レンズ群単独
で収差を補正することが好ましい。そこで、各レンズ群
に比較的安価なプラスチック材より成る非球面レンズを
用いることで少レンズ枚数化を図り、小型化を図ってい
る。
【0106】更に好ましくは、第1レンズ群に負の屈折
力のプラスチック材より成る非球面レンズ、第2レンズ
群には正の屈折力のプラスチック材より成る非球面レン
ズとすることで、温度及び吸湿などの環境変化による温
度ピント変化を低減することが可能なため望ましい。
【0107】各実施形態では製造工程において第1−1
レンズ群と第1−2レンズ群を偏心させることで製造工
程における光学性能の劣化を低減している。
【0108】各実施形態においては第1レンズ群を物体
側から順に第1−1レンズ群、絞り、第1−2レンズ群
で構成し、第1−1レンズ群と第1−2レンズ群で特に
球面収差を補正して第1レンズ群全体としてある程度収
差を補正する構成にしている。その為、第1−1レンズ
群と第1−2レンズ群が相対的に偏心すると光学性能が
劣化する。特に第1−1レンズ群と第1−2レンズ群の
間に絞りを配置しているため第1−1レンズ群と第1−
2レンズ群の相対偏心をメカ的に精度良く製造すること
は困難である。そこで、第1−1レンズ群と第1−2レ
ンズ群の相対偏心を光学的に調整可能なメカ構成とし製
造工程において調整することが好ましい。例えば、第1
−2レンズ群を第1−1レンズ群に対して光軸と略垂直
平面で偏心(平行偏心)移動可能なメカ構成にすれば良
い。また、ある回転基準で第(1−2)群を傾かせて
(傾き偏心)も良い。
【0109】各実施形態では、第1レンズ群と第2レン
ズ群を共に相対間隔を変化させながら物体側へ繰出すこ
とにより無限遠物体から至近物体にかけてフォーカシン
グを行っている。
【0110】各実施形態のズームタイプにおいては一般
的に第1レンズ群のみを光軸上に移動させてフォーカシ
ングを行う。あるいは、光学的には第2レンズ群を光軸
上に移動させてフォーカシングを行うことが可能であ
る。ただし、第2レンズ群のみでフォーカシングを行う
と、無限遠物体から至近物体にかけて第2レンズ群を像
面側に移動させることになり、特に広角端において至近
物体の撮影での周辺光量が低下するため好ましくない。
【0111】各実施形態では、第1レンズ群と第2レン
ズ群を共に光軸上移動させてフォーカシングを行ってい
る。各実施形態のズームレンズは小型化のために各レン
ズ群の屈折力を強くしている。特に望遠端において第1
レンズ群でフォーカスすると、そのフォーカス敏感度が
高くなっている。フォーカス敏感度が高いと至近物体距
離に対して繰出量が少なくて済むが、製作精度が厳しく
なりフォーカシング時のメカ制御が困難となるため好ま
しくない。
【0112】そこで各実施形態では無限遠物体から至近
物体にかけて第1レンズ群と第2レンズ群を共に物体側
へ繰出すことでフォーカス敏感度を低減し、メカ制御性
を容易にしている。
【0113】正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の
第2レンズ群で構成される2群ズームレンズの小型化に
おいては、特に各レンズ群の屈折力の設定が重要にな
る。
【0114】特に望遠端で第1レンズ群が物体側へ大き
く移動する2群ズームレンズは光学全長の短縮化が強く
望まれる。一般にレンズ群の屈折力を強めると光学全長
の短縮化が図れるが、各レンズ群で発生する収差量が増
大するため全変倍範囲において高い光学性能を得ること
が困難となる。
【0115】特に望遠端において第1レンズ群によって
形成される物体像は第2レンズ群によって拡大されるた
め第1レンズ群単独である程度良好な収差補正がなされ
ている必要がある。
【0116】一般的に2群ズームレンズでは第1レンズ
群の最も像面側に絞りを配置しているが、各実施形態に
おいては第1レンズ群中(第1−1レンズ群と第1−2
レンズ群の間)に絞りを配置している。このため望遠端
において第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔を小
さくできるので変倍比を比較的確保し易くなる。
【0117】また、広画角化において前玉径が大きくな
りやすく、特に望遠端のコマフレアの補正が困難となる
と共に、広角端における射出瞳位置が像面側に位置する
ため周辺光量の確保が困難となる。そこで絞りを第1レ
ンズ群中に設けることで射出瞳が比較的物体側に位置す
るようにして、前玉径が小さくし、望遠端のコマフレア
の補正を容易とし、広角端における周辺光量を確保しや
すくしている。
【0118】各実施形態ではこのようなズーム方式、屈
折力配置、各レンズ群のレンズ構成等を適切に設定する
ことにより、レンズ系の光学全長の短縮化を図りつつ、
高い光学性能を得ている。
【0119】次に各請求項の発明の一部について説明す
る。
【0120】各請求項の発明の2群ズームレンズは、物
体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力
の第2レンズ群を有し、第1、第2レンズ群の間隔を変
化させて変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レ
ンズ群は物体側から順に、第1−1レンズ群、絞り、正
の屈折力の第1−2レンズ群を有し、前述の条件式
(1)、(2)の如く、各レンズ群の屈折力を適切に設
定することを基本構成としている。
【0121】(請求項1の発明)基本構成に加え、第1
−1レンズ群中にプラスチック材より成る非球面レンズ
を配置することにより強い正の屈折力の第1−2レンズ
群で発生する球面収差を良好に補正している。特に望遠
端における球面収差が良好に補正出来るため、第1レン
ズ群の屈折力を強めることが出来、これにより望遠端に
おける光学全長を短縮している。
【0122】製作が難しい硝子材より成る非球面レンズ
よりもプラスチック材より成る非球面レンズの方が製作
し易いため良いが、プラスチックはガラスに比べ温度や
吸湿による形状変化、光学特性の変化を起こし易く、特
に材料の屈折率変化に伴うピント変動が問題となる。そ
れを抑制するためにはレンズの屈折力を出来るだけ弱く
することが望ましい。そして条件式(3)によりプラス
チック材より成る非球面レンズG13の屈折力を規定し
ている。
【0123】また、絞りに関する条件式(4)を満足す
るようにして高い光学性能を維持している。
【0124】(請求項2の発明)基本構成に加え、前記
第1−1群中に非球面レンズを配置することにより強い
正の屈折力の第1−2レンズ群で発生する球面収差を良
好に補正している。特に望遠端における球面収差が良好
に補正出来るため、第1レンズ群の屈折力を強めること
が出来、これにより望遠端における光学全長を短縮して
いる。
【0125】また、非球面レンズに関する条件式
(3)、(5)や絞りに関する条件式(4)を満足させ
ることで高い光学性能を得ている。
【0126】(請求項3の発明)基本構成に加え、前記
第1−1レンズ群中に少なくとも負レンズを2枚用い、
最も像面側の負レンズに非球面を用いている。広画角化
を図ると広角端における像面湾曲が悪化し、また、広角
端における歪曲収差が悪化してくる。そこで第1−1レ
ンズ群に負レンズを少なくとも2枚用いることで補正
し、又、最も像面側の負レンズに非球面を用いること
で、より絞りに近い構成とし、望遠端における球面収差
を良好に補正している。又、望遠端における光学全長を
短縮している。そして条件式(6)を満足するようにし
て高い光学性能を維持している。
【0127】(請求項4の発明)基本構成に加え、第1
レンズ群を正レンズG11、負レンズG12、負レンズ
G13、絞り、正レンズG14より構成している。基本
的には短焦点レンズで一般的なトリプレットタイプとし
ており、第1レンズ群で発生する諸収差を良好に補正し
ている。負レンズを2枚にすることで更に広画角化に伴
い悪化する像面湾曲、また、広角端における歪曲収差を
良好に補正している。絞りを負レンズG13と正レンズ
G14の間に配置することで射出瞳位置を適切な距離に
なるようにし、高変倍化による倍率色収差の変動を良好
に抑制している。
【0128】また、条件式(4)を満足するようにして
高い光学性能を得ている。
【0129】(請求項6の発明)基本構成に加え、条件
式(7)を満足するようにして小型化と高性能化のバラ
ンスを図っている。
【0130】次に、本発明のズームレンズの数値実施例
を示す。各数値実施例においてiは物体側からの光学面
の順序を示し、Riは第i番目の光学面(第i面)の曲
率半径、Diは第i面と第i+1面との間の間隔、Ni
とνiはそれぞれD線に対する第i番目の光学部材の材
質の屈折率、アッベ数を示す。またA,B,C,D,
E,Fを非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸
方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面
形状は、 x=(h2/R)/[1+{1−(h/R)21/2]Ah2
Bh4+Ch6+Dh8+Eh10+Fh12+・・・・ で表示される。但しRは曲率半径である。又、各数値実
施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
【0131】
【外1】
【0132】
【外2】
【0133】
【外3】
【0134】
【外4】
【0135】
【外5】
【0136】
【外6】
【0137】
【表1】
【0138】以上説明した本実施形態の2群ズームレン
ズにおいて、各レンズ群の屈折力を適切に設定するとと
もに特に第1レンズ群の構成、特に絞りを第1レンズ群
中に配置し、かつ第1レンズ群の非球面レンズを最適な
位置に設定することにより、レンズ系の小型化、特に薄
型化を図りつつ高い光学性能を有し、しかも比較的ロー
コストで変倍比2.0〜3.5に適したズームレンズを
実現することができる。
【0139】次に本発明のズームレンズを撮影光学系と
して用いたレンズシャッターカメラ(光学機器)の実施
形態を図19を用いて説明する。
【0140】図19において、10はカメラ本体、11
は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学
系、12は被写体像を観察するためのファインダーであ
る。
【0141】13はストロボ装置、14は測定窓、15
はカメラの動作を知らせる液晶表示窓、16はレリーズ
ボタン、17は各種のモードを切り替える操作スイッチ
である。
【0142】このように本発明のズームレンズを光学機
器に適用することにより、小型で高い光学性能を有する
光学機器を実現している。
【0143】
【発明の効果】本発明によれば、2群より成るズームレ
ンズにおいて、各レンズ群の屈折力を適切に設定するこ
とによりレンズ系の小型化、特に薄型化を図りつつ高い
光学性能を有し、しかも比較的簡易な構成のズームレン
ズ及びそれを有する光学機器を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 数値実施例1のレンズ断面図
【図2】 数値実施例1の広角端の収差図
【図3】 数値実施例1の望遠端の収差図
【図4】 数値実施例2のレンズ断面図
【図5】 数値実施例2の広角端の収差図
【図6】 数値実施例2の望遠端の収差図
【図7】 数値実施例3のレンズ断面図
【図8】 数値実施例3の広角端の収差図
【図9】 数値実施例3の望遠端の収差図
【図10】 数値実施例4のレンズ断面図
【図11】 数値実施例4の広角端の収差図
【図12】 数値実施例4の望遠端の収差図
【図13】 数値実施例5のレンズ断面図
【図14】 数値実施例5の広角端の収差図
【図15】 数値実施例5の望遠端の収差図
【図16】 数値実施例6のレンズ断面図
【図17】 数値実施例6の広角端の収差図
【図18】 数値実施例6の望遠端の収差図
【図19】 本発明の光学機器の要部断面図
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L11 第1−1レンズ群 L12 第1−2レンズ群 SP 絞り IP 像面 d d線 g g線 S サジタル像面 M メリディオナル像面

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、正の屈折力の第1レン
    ズ群と負の屈折力の第2レンズ群を有し、第1、第2レ
    ンズ群の間隔を変化させて変倍を行うズームレンズにお
    いて、前記第1レンズ群は物体側から順に、第1−1レ
    ンズ群、絞り、正の屈折力の第1−2レンズ群で構成さ
    れ、該第1−1レンズ群はプラスチック材より成る非球
    面レンズを有しており、前記第1レンズ群、第2レンズ
    群の焦点距離を各々f1,f2、広角端における全系の
    焦点距離をfw、前記第1−1レンズ群中のプラスチッ
    ク材より成る非球面レンズの焦点距離をf13、絞りと
    第1−2レンズ群の最も物体側のレンズ面までの軸上空
    気間隔をDpとするとき、 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 |fw/f13|< 0.8 0.01 < Dp/fw < 0.1 なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 物体側から順に、正の屈折力の第1レン
    ズ群と負の屈折力の第2レンズ群を有し、第1、第2レ
    ンズ群の空気間隔を変化させて変倍を行うズームレンズ
    において、前記第1レンズ群L1は物体側から順に、第
    1−1レンズ群、絞り、正の屈折力の第1−2レンズ群
    で構成され、該第1−1レンズ群は非球面レンズを有し
    ており、前記第1レンズ群、第2レンズ群の焦点距離を
    各々f1,f2、広角端における全系の焦点距離をf
    w、前記第1−1レンズ群中の非球面レンズの材料の屈
    折率、焦点距離を各々N13,f13、絞りと第1−2
    レンズ群の最も物体側のレンズ面までの軸上空気間隔を
    Dpとするとき、 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 |fw/f13| < 0.8 0.01 < Dp/fw < 0.1 1.48 < N13 < 1.62 なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  3. 【請求項3】 物体側から順に、正の屈折力の第1レン
    ズ群と負の屈折力の第2レンズ群を有し、第1、第2レ
    ンズ群の空気間隔を変化させて変倍を行うズームレンズ
    において、前記第1レンズ群は物体側から順に、第1−
    1レンズ群、絞り、正の屈折力の第1−2レンズ群で構
    成され、該第1−1レンズ群は最も像面側に負レンズを
    配置した2枚以上の負レンズを有し、最も像面側の負レ
    ンズは非球面レンズであり、該非球面レンズと絞りまで
    の距離をDash、前記第1レンズ群、第2レンズ群の
    焦点距離を各々f1,f2、広角端における全系の焦点
    距離をfwとするとき、 0.01 < Dash/fw < 0.10 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  4. 【請求項4】 物体側から順に、正の屈折力の第1レン
    ズ群と負の屈折力の第2レンズ群を有し、第1、第2レ
    ンズ群の空気間隔を変化させて変倍を行うズームレンズ
    において、前記第1レンズ群は物体側から順に、第1−
    1レンズ群、絞り、正の屈折力の第1−2レンズ群で構
    成され、該第1−1レンズ群は物体側から順に、正レン
    ズ、負レンズ、負レンズを有し、該1−2レンズ群は正
    レンズを有し、前記第1レンズ群、第2レンズ群の焦点
    距離を各々f1,f2、広角端における全系の焦点距離
    をfw、絞りと第1−2レンズ群の最も物体側のレンズ
    面までの軸上空気間隔をDpとするとき、 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 0.01 < Dp/fw < 0.1 なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  5. 【請求項5】 前記広角端および望遠端における全系の
    焦点距離を各々fw、ftとするとき、 2.0 < ft/fw < 3.2 なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2、3
    又は4のズームレンズ。
  6. 【請求項6】 物体側から順に、正の屈折力の第1レン
    ズ群と負の屈折力の第2レンズ群を有し、第1、第2レ
    ンズ群の空気間隔を変化させて変倍を行うズームレンズ
    において、前記第1レンズ群は物体側から順に、第1−
    1レンズ群、絞り、正の屈折力の第1−2レンズ群で構
    成され、前記第1レンズ群、第2レンズ群の焦点距離を
    各々f1,f2、広角端及び望遠端における全系の焦点
    距離を各々fw,ftとするとき、 0.40 < f1/fw < 0.80 0.40 <|f2/fw|< 0.80 2.0 < ft/fw < 3.2 なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  7. 【請求項7】 前記第1−1レンズ群と第1−2レンズ
    群の軸上空気間隔をD34、第1レンズ群の第1レンズ
    面から最終レンズ面までの長さをD1とするとき、 0.1 < D34/D1 < 0.5 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から6の
    いずれか1項のズームレンズ。
  8. 【請求項8】 前記第1−1レンズ群は、最も像側に物
    体側に凹面を向けたプラスチック材より成る負レンズを
    有し、該負レンズはレンズ中心からレンズ周辺にかけて
    負の屈折力が強くなる形状の非球面を有していることを
    特徴とする請求項1から7のいずれか1項のズームレン
    ズ。
  9. 【請求項9】 前記第1−2レンズ群は単一の正レンズ
    ユニットよりなり、該正レンズの焦点距離をf14、全
    系の広角端の焦点距離をfwとするとき、 0.4 < f14/fw < 0.7 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から8の
    いずれか1項のズームレンズ。
  10. 【請求項10】 前記各レンズ群はプラスチック材より
    成る非球面レンズを有することを特徴とする請求項1か
    ら9のいずれか1項のズームレンズ。
  11. 【請求項11】 前記第2レンズ群は物体側から順に、
    プラスチック材より成る非球面レンズと負メニスカスレ
    ンズより成り、該プラスチック材より成る非球面レンズ
    の焦点距離をf21、望遠端における全系の焦点距離を
    ftとしたとき、 |ft/f21|< 1.0 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から10
    のいずれか1項のズームレンズ。
  12. 【請求項12】 前記第1−1レンズ群と第1−2レン
    ズ群を相対的に偏心させることで光学的な調整をするこ
    とを特徴とする請求項1から11のいずれか1項のズー
    ムレンズ。
  13. 【請求項13】 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群
    を共に相対間隔を変化させながら物体側へ繰出すことに
    より無限遠物体から至近物体にかけてフォーカシングを
    行うことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項
    のズームレンズ。
  14. 【請求項14】 請求項1から13のいずれか1項のズ
    ームレンズを有していることを特徴とする光学機器。
  15. 【請求項15】 望遠端における最も物体側のレンズ面
    から最も像側のレンズ面までの距離をTDt、最大像高
    をYとするとき、 0.7 < TDt/Y < 1.05 なる条件を満足することを特徴とする請求項14の光学
    機器。
  16. 【請求項16】 前記広角端における全系の焦点距離を
    fw、最大像高をYとするとき、 1.2 < fw/Y < 1.5 なる条件を満足することを特徴とする請求項14又は1
    5の光学機器。
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